厳冬期常念岳。2泊3日（ワクチン3回目+歯科健診登山部）

2022年02月08日(火) ~ 2022年02月10日(木)

• GPS: 17:44
• 距離: 23.9km
• 登り: 2,210m
• 下り: 2,207m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:28
• 休憩: 0:01
• 合計: 4:29

距離 6.7km 登り 847m 下り 50m

9:52 須砂渡ゲート
10:51 高瀬川線No.63
11:05 11:06 高瀬川線No.63
14:21 宿泊地

2日目

• 山行: 10:21
• 休憩: 0:38
• 合計: 10:59

距離 11.1km 登り 1,364m 下り 1,364m

5:13 宿泊地
10:48 10:55 前常念岳
11:44 三股への分岐点
11:53 12:11 常念岳
12:15 三股への分岐点
12:56 13:09 前常念岳
16:12 宿泊地

3日目

• 山行: 2:04
• 休憩: 0:11
• 合計: 2:15

距離 6.0km 登り 17m 下り 816m

7:25 宿泊地
8:39 8:48 高瀬川線No.63
9:00 高瀬川線No.63
9:38 9:40 須砂渡ゲート
9:40 ゴール地点

写真

2/6 17:35

当初は、3泊4日の予定でパッキング。

2/6 18:10

厳冬期の耐寒装備＋多めの食料、燃料でザック13.5キロ。
スノーシュー1.9キロ。
計15.9キロ。

腰痛と肋間神経痛が出ないか心配ですが、ここ最近のスクワット30回＋腕立て伏せ40回＋ヒップリフト150回を朝夕の2セットの効果で痛みが出づらくなっている…ことを期待します。

2/8 7:02

高速のSAから目指す常念岳が見えます。

2/8 7:04

4日間の休みを確保。
天候とか色々考えた末に、常念岳東尾根に決定。
1泊2日の予定ですが、一応2泊の食料と燃料を持っていきます。

診療後に安曇野へ。

2/8 8:05

ほりでーゆ四季の郷。

2/8 8:16

3泊の予定を2泊に変更したので、余分な食料とガスは置いていきます。
1キロ程度軽くなったかな？

2/8 9:24

出発。

2/8 9:51

林道歩きはチェーンスパイクで。

2/8 9:51

須砂渡ゲートの駐車スペース。
私の車を合わせて4台。

常念岳東尾根は、冬の北アルプスのバリエーションルート入門とされています。
当然、大和高原地図にもルートなし。

2/8 9:52

豚コレラウイルス対策の看板。

2/8 9:52

踏み跡たくさん＋タイヤの跡。

2/8 9:54

腰痛＋肋間神経痛対策として、ゴムベルトを腰に2本、胸に3本。

2/8 9:56

美しい三角形の常念岳。

iPhoneアプリのピークファインダーで山座同定。

2/8 9:59

ソリの跡？

2/8 10:00

遠いなあ。

2/8 10:40

出発時の気温は0℃。

2/8 10:42

罪悪感を掻き立てるようなポイ捨て防止看板。

2/8 10:58

東尾根取り付きのハシゴ。
ここはスルー。

2/8 11:06

標識のところから取り付きます。

2/8 11:06

No63。

2/8 11:09

踏み跡しっかり。

2/8 11:38

下を向いたり、疲労で背中が丸くなると腰痛、肋間神経痛が出るので時々上を向きます。
歩く時も、やや顎を上げて歩きます。

2/8 11:42

鉄塔。

2/8 11:44

鉄塔の真下から。

2/8 11:47

2/8 11:53

こまめに休憩。

2/8 12:01

ピンクテープたくさん。

2/8 12:04

笹薮ゾーン。

2/8 12:13

顎を軽く上げて歩けば、腰痛と肋間神経痛が出る時間を稼げます。
（長時間歩いて疲労がたまると、結局痛くなるのですが…）

2/8 12:39

チェーンスパイクからスノーシューに換装。

2/8 12:39

よく踏まれているので潜ることはないのですが、ヒールリフターを上げると（少しだけ）楽に登れるのです。

2/8 12:51

標識の杭。

2/8 13:02

林道終点。

2/8 13:02

林道。トレースなし。

2/8 13:11

ホットレモンと菓子パンで昼食。

2/8 13:46

林道終点から、傾斜が増していきます。

2/8 14:15

14時15分。
少し早いですが、肋間神経痛が徐々に出てきたので、本日はここまで。

標高1480m。予定では2000m付近の稜線まで行くつもりでしたが、休憩をはさみながらのドライブで時間を取られて出発が遅れました。
夜行バス＋タクシーの方が早かった？

2/8 15:16

整地してテントを張ります。

2/8 15:52

水作り。

2/8 16:21

湯たんぽのお湯を沸かしたら、気化熱でガスボンベがキンキンに凍りつきました。

2/8 16:21

体温で溶かします。

2/8 16:50

安曇野ビュー。

2/8 17:16

お湯を入れたカップ麺は、ひっくり返さないように靴の中に入れておきます。

雪の中で食べる蒙古タンメン中本。美味い！

2/8 17:33

長い夜に備え、ありったけの衣服を着込みます。

2/8 17:39

安曇野の街に明かりが灯ります。

明日は風もなく、天気も良いようです。ありがたい。

2/8 17:45

上半身は二つ折りにしたマットの上に、下半身はザックと余分な荷物の上に載せます。
ハクキンカイロを背中と腰に計6個仕込んでいるので、寒くはありません。

2/8 20:58

一眠りして、肌寒さを感じて目が冷めました。
足元に置いていた湯たんぽが冷めてしまったようです。

テント内は-5℃。

2/8 21:21

湯たんぽのお湯を沸かしなおします。

2/8 21:01

テント内は霜がビッシリ。

2/8 21:02

靴下の先にはハクキンカイロ。
更にオーバーグローブをかぶせます。

2/9 2:49

3時前、テントを照らすライトと足音で目を覚まします。
寝袋から出る前に、バーナーを点火しテント内を温めます。
5分もすれば冷えてしまうのですが、踏ん切りをつけるのに必要な手順です。

2/9 2:49

酸欠防止のために、かならずベンチレーターを開けます。

2/9 2:51

ホットレモンと菓子パンで朝食。
初めてのルートなので、ある程度明るくなってから森林限界を越えたいと思い、二度寝。5時に出発することに。

※結果的にこの判断は間違いでした。
森林限界まで十分トレースがあり、岩場等の難所もなかったので、早く登頂して雪が緩む前に下山できるように、早く出発しておくべきでした。反省。

2/9 4:45

寒いので、靴もテント内で履きます。

2/9 5:13

安曇野の街明かり。

2/9 5:14

気温は−8℃。
背中と腰に合計6個のハクキンカイロを仕込んでいるので、それほど寒くありません。

2/9 5:18

出発。

2/9 6:41

明るくなりましたが、ガスガス。

2/9 7:12

夜が明けました。

2/9 7:27

雲海。
ガスがかかってたというより、高度を上げて雲を抜けたようです。

2/9 7:33

しっかりしたトレースがあり、雪は締まっています。

2/9 8:15

森林限界までスノーシューで歩きましたが、歩きやすさから言えばアイゼンのほうが良かったかも。

2/9 8:21

テント2張り。

2/9 8:21

ワカンはデポしていったようです。

2/9 8:42

森林限界に。

2/9 8:44

アイゼンに換装。

2/9 8:44

まだトレッキングポールで。
こーゆうルートなら、ダブルウイペットでもいいのかな。

2/9 8:44

空が青い！

2/9 8:49

森林限界のフチに、テント。

2/9 8:49

右手には横通岳

2/9 8:50

朝日と雲海。

2/9 8:50

北方面。

2/9 8:50

この方もワカンはデポ。

2/9 8:52

私もスノーシューとトレッキングポールをデポ。

2/9 8:53

絶景テント。

2/9 8:54

ピッケルを出します。

2/9 8:55

前常念（中央）と常念岳（右）。

2/9 8:58

テントもう一張り。

2/9 9:01

快適な稜線歩き。

2/9 9:15

−2℃。暑い！

2/9 9:20

ハードシェルは脱ぎました。

2/9 9:26

飛行機雲。
私の彼は〜パイロット〜

2/9 9:36

前常念手前の岩場。

2/9 9:40

斜面をトラバース。

2/9 10:05

アウターグローブも手首に。

2/9 10:22

岩場のアイゼン歩き。

2/9 10:22

トレースがなければ、ルートファインディングに苦労したと思います。

2/9 10:29

降りてくる方々。
日帰り単独2名。
日帰りテント泊2名。
1泊テント泊2名。
この日入山していたのは、私を含めて計7名でした。

2/9 11:04

前常念山頂のケルン。
標識は見当たりませんでした。

2/9 11:02

ここで、朝方に追い抜かれた日帰りの若者とすれ違いました。
「11時過ぎましたよ」
と、急ぐように促されます。

お礼を言って、ここから少しペースアップ。
今日はテントまで戻れば良いのですが、午後になると雪が緩み、トラバースの箇所で滑落リスクが増えます。
12時をタイムリミットにして急ぎます。

2/9 11:08

常念乗越へのトラバースルート。
去年のネット記事で、廃道になっていたのを整備しているとありました。

2/9 11:08

上級者向けと書いてます。

2/9 11:42

槍ヶ岳と、右に伸びる北鎌尾根。
厳冬期に歩きたいが…無理だな。さ

2/9 11:42

山頂へ最後のひと登り。

2/9 11:53

厳冬期常念岳登頂！タイムリミットの12時、7分前でした。

2/9 12:01

ワクチン3回目+歯科健診登山部宣伝用画像。

2/9 12:03

ミラノール（フッ素うがい）宣伝用画像。

2/9 12:06

パノラマ画像。

2/9 12:08

また槍ヶ岳。

2/9 12:09

黒部源流域。

2/9 12:09

燕岳方面。

2/9 12:10

蝶ヶ岳方面。
トレースはなし。

2019年5月に燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳〜上高地まで縦走した時は、かなりの人が入っていました。
厳冬期にこのルートを歩く人は稀のようです。

2/9 12:11

雪が緩む前に下山を急ぎます。

2/9 12:29

雪面に開いた穴。
踏み抜きではないようだし、ツリーホールみたいなもんなのか？

2/9 12:36

安曇野の街。
パラグライダーならすぐ降りれるのかな。

2/9 12:43

奥穂高岳と涸沢カール。

2/9 12:52

踏み抜き多発。

2/9 13:06

慎重にトラバース。
踏み跡を外さなければ大丈夫…のハズ。

2/9 13:25

ジャケットが破れてました。ピッケルで引っ掛けたかな。

2/9 13:45

疲労のため集中力が落ち、なんでもない箇所でトレースを踏み外し、あわや滑落した場面。
とっさにピッケルを雪面に突き刺して事なきを得ます。

一連の流れでも恐怖は感じませんでした。疲労で注意力や思考力が落ちていることを自覚。
そもそも、あと2時間早く出ていれば雪が締まっているうちに下山できたのです。反省。

2/9 13:46

滑落未遂を起こした箇所。

2/9 13:46

滑落したら二ノ俣まで落ちてました。
運が良ければ途中の灌木に引っかかったかもしれませんが。

2/9 14:23

スノーシューとトレッキングポールを回収。

2/9 14:30

樹林帯に入りました。これで一応安全圏。

2/9 14:47

1L持ってきたホットレモンが無くなったので、雪をかじりながら降りていきます。
雪を食べると余計に喉が渇くからやっちゃだめ、とされていますが、私の場合は気温が上がった午後であれば問題なく喉の乾きを癒せます。

明け方等の寒い時間帯に試したことはありませんが…

2/9 16:11

16時11分、テントに戻りました。
疲労困憊していたので、もう一泊して明日の朝下山することにします。

2/9 16:28

ホットジュース作り。
下界の妻と、義母のワクチン3回目の件で色々打ち合わせ。
疲れすぎて食欲もなく、菓子パンを少し食べて死んだように眠りました。

2/10 0:04

夜中にハクキンカイロが冷めて目を覚まします。
ベンジンを追加し、ついでに湯たんぽのお湯を沸かし直してまた寝ます。

2/10 5:42

5時半起床。
−4℃。厳冬期にしては温かい山行でした。

2/10 5:54

ホットレモンと菓子パンで朝食。

2/10 5:54

ぶら下げるように改造したジェットボイル。
針金が緩んできたので、帰宅したら修理しないと。

2/10 7:25

テント撤収。

2/10 7:26

今日は雪の予報です。
妻からの連絡によると、東京も大雪の予報。

2/10 7:27

外に出ても−4℃。

2/10 8:29

鉄塔通過。

2/10 8:39

林道へ。

2/10 8:51

チェーンスパイクに換装。

2/10 8:55

朝、2人の入山者とすれ違いました。

2/10 9:03

足指が痛い…
なるべくフカフカの部分を選んで歩きます。

2/10 9:40

下山。
通常は日帰りOR1泊のルートを、2泊のナメクジ速度で歩きました。楽しかった！

2/10 9:40

昨夜から今朝にかけて積もった雪。

2/10 10:23

ほりでーゆ四季の郷で汗を流します。

2/10 10:24

コロナ対策。
感染者発生に備え、名前と電話番号を書く紙もありました。

2/10 10:27

常念坊雪形。

2/10 10:47

黙浴。

2/10 10:48

マスク入浴…は無理なので、黙浴。

2/10 11:32

貸し切りの店内で一人焼肉。

2/10 14:40

雪の中、高速で横浜に戻ります。
大半の工程をチェーンを履いたまま走りました。

2/10 14:53

3回目のワクチン接種に備え、義母と信頼関係を築いておく為にお土産を物色します。

信玄餅を考えたが、入れ歯の義母は多分張り付いて食べられない。別なものを考えます。

2/10 20:07

義母用に芋ようかん。義父には好評だったが、義母からは評価なし。やっぱり食べてないのかな…

入れ歯なら私が診るからと、妻との結婚以来十数年言い続けているが、一度も口の中を見せてくれません。まあ、気持ちはわからなくはないですが…

2/10 15:29

信玄ソフト。

2/10 21:20

帰宅して妻のカレーを食べる。美味い！

備忘録。iPhoneの山座同定アプリ。
ピークファインダー。

撮影機器：

iPhone 12 Pro Max Apple

感想

wakodental

積雪期北アルプスのバリエーションルート入門、常念岳東尾根。

持病の腰痛、肋間神経痛が出ないように2泊3日でゆっくり登ってきました。
筋トレ（スクワット30回、腕立て伏せ40回、ヒップリフト150回を朝夕2セット）の効果で、以前よりはマシになってますが、もうちょっと良くならないものか。

前夜泊、0時出発の日帰りとかのほうが良いのかな？