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Yamareco

記録ID: 4005662
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

十石山・東尾根ルート(1泊2日)

2023年02月13日(月) ~ 2023年02月14日(火)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
9.0km
登り
1,066m
下り
1,055m

コースタイム

1日目
山行
7:45
休憩
0:00
合計
7:45
8:20
37
観光案内所駐車場
8:57
8:57
124
11:01
11:01
123
13:04
13:04
171
15:55
15:55
10
16:05
十石峠避難小屋
2日目
山行
3:25
休憩
0:50
合計
4:15
7:30
0
スタート地点
7:30
7:30
20
7:50
8:40
73
十石峠避難小屋
9:53
9:53
55
10:48
10:48
17
11:05
11:05
8
11:13
11:13
11
11:24
11:24
21
11:45
観光案内所駐車場
天候 02/13(月)→雨/雪  02/14(火)→雪
過去天気図(気象庁) 2023年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■白骨温泉観光案内所駐車場
■アクセス→長野道・松本IC〜約50分。
■駐車台数→15台。
■トイレ→なし。
■水場→なし。
■登山ポスト→なし。
■24時間利用→可能。

※降雪・除雪により駐車台数は異なる(スコップ持参)
コース状況/
危険箇所等
■白骨温泉観光案内所駐車場(1,365m)
上記のアクセス欄を参照して下さい。
駐車場の確保の為にスコップを持参すると便利です。


■十石山登山口(1,463m)
白骨温泉観光案内所駐車場から約40分で十石山登山口に到着です。
白船グランドホテル前を通過すると松本市消防団第31分団第6部の詰所まで除雪済みです。ここは緊急車両 or 除雪作業車の駐車場になり一般車両は駐車禁止です。
ここから林道を800m進むと十石山登山口ですが、林道は倒木・落枝・雪崩があり注意が必要です。
十石山登山口の黄色の道標を通過したらすぐに右折して水道施設の上部へ登り上げるのが正規ルートです。
右折しないでトラバース道を直進すると湯沢へ下り、傾斜45度〜60度の急斜面を200m〜300m登り返す羽目になります(写真添付)
しかもトラバース道は雪崩防止柵が7重にも設置されている場所で、当日は気温が6℃と高く通過する時に雪崩が発生しました。厄介な事にトラバース道には複数の目印があり、強引に急斜面を登った形跡があり雪崩が発生した斜面は落ち葉と泥の急斜面になり登るのはとても困難です。雪崩防止柵があるので滑落しても20m〜30mで停止しますが大怪我はします。
十石山登山口から100mしか離れていない場所なので、急登を登るより戻って正規ルートに復帰した方が早くて安全です。
正規ルートは急登を登り上げた尾根の裏側になり、下山路で通過した時にはラッセルは全くなく踏み跡が多数あります。この道迷いポイント(標高1,600m〜1,800m区間)で120分のタイムロスです。


■湯沢ノ平(1,715m)
十石山登山口から約120分で湯沢ノ平に到着です。
実際の登山道と地図には誤差があり、登山道以外の樹林帯の中にも目印があるので道標の有無は不明です。


■十石東尾根(2,047m)
湯沢ノ平から約120分で十石東尾根に到着です。
ヤマレコでは標高2,047m地点から十石東尾根の取付きを表示していますが、さくらフィルム(標高1,800m)辺りが十石東尾根の末端です。
当日の樹林帯は悪天候で展望がなく、十石東尾根の取付きや道標の有無は不明です。
標高1,600m〜2,300mまで緩斜面の樹林帯が続き、標高2,300m〜2,400mは森林限界で疎林帯になるので防寒・防風対策が必要です。
標高2,400m地点から直登して十石山を目指すルートと、トラバースして十石峠避難小屋を目指すルートの分岐点です。悪天候などで敗退する場合は、標高2,400m地点が判断ポイントです。
標高2,400m〜山頂(2,525m)までの東斜面は広く傾斜45度・長さ300m〜400m・初日の新雪30cm(2日目→50cm〜60cm)ある開けた斜面です。
当初はトラバースして十石峠避難小屋を目指していましたが、風速17mのホワイトアウトに捕まり東斜面で数回クラックが走り雪崩の危険を感じたので無理やり直登して山頂(稜線)を目指しました。トラバースして雪崩に流されるより直登した方が落ちない安心感がありました。
02/10(金)の降雪に02/13(月)の降雪が降り積もり雪の結合が悪く、更に翌日は30cmの新雪が積もり再びクラックが走りました。
晴天で視界があれば雪崩が発生しても助かる確率はありますが、東斜面の登下降は2日間共に悪天候で傾斜45度・風速20m・視界10m以下・新雪30cm〜60cmの条件下で雪崩に埋まったら独りでは助かりません。
森林限界を超えた東斜面は1m前後のシラビソが僅かしか生えておらず、悪天候では目印になりません。直登ルートで万が一雪崩が発生しても僅かなシラビソの背後で凌げればラッキーな想いで、シラビソからシラビソを伝って山頂まで直登しました。
標高差100m登るのに50分掛かり無事に十石山に登頂できましたが、更に天候が悪化した翌日には登頂が出来なかったので諦めなくて良かったです。
反省点は東斜面の上部(標高2,451m〜山頂2,525m)の雪面が硬くてスノーシューでは登れず、アイゼンに交換する時間も場所もありません。スノーシューで3回蹴り込んで片足半分の足場を刻みながら直登したので、予想以上に時間を消費しました。
翌日は更に悪条件になり、東斜面の30分の下降は生きた心地がしませんでした。


■十石山(2,525m)
十石東尾根から約170分で十石山に到着です。
標高2,400m地点から山頂まで50分掛かり、山頂はホワイトアウトの暴風雪で写真を撮ってすぐに十石峠避難小屋へ向かいます。
山頂から十石峠避難小屋まで直線距離で100mですが、空と稜線の境界線が不鮮明で全く方向が分かりません。GPSを頼りに10分で無事に辿り着けましたが、低温でスマートフォンがシャットダウンした場合はとても危険です。翌日の東斜面の下降では2台のスマートフォンが低温で使えず、地図の有難さを理解しました。
当初の計画では十石山〜金山岩〜乗鞍権現社を目指す予定でしたが、簡単に死んでしまう状況なので次回に繰り越しです。


■十石峠避難小屋(2,512m)
十石山から約10分で十石峠避難小屋に到着です。
冬期入口はビニールシートが3重で入りにくく、内側にあるつっかえ棒は役に立ちません。 冬期入口を出る時と入る時にワイヤーで扉を固定しないと風で煽られて、夜はうるさくて寝られません。
多くの冬期避難小屋の扉は鉄製で重い物が多いですが、十石峠避難小屋の扉は木材で軽いので頭や肩で支えて入れますが、30L以上のザックを担いだままでは中に入れません。また扉を潜ると急な木製はしごがあり踊り場が狭くて危険です(写真添付)
冬期入口は入るのも出るのも困難になり、悪天候の外でアイゼンやスノーシューを着脱する時間は地獄です。
十石峠避難小屋は多くの備品がありきれいでとても快適ですが、土足(土間が砂地)で板間に上がる人が多く掃除が大変でした。
屋外は-10℃、屋内は-3℃〜0℃なのでテントは張らずマットレスに毛布を敷いて寝袋で暖かく寝られます。テントを張れば機密性が高まり暖かいですが、設営が面倒な事と結露するので設営しません。また1階は広くて窓が雪で埋まり暗く、窓際の電波状況が確保できて窓から屋外が見えて明るい2階を寝床にします。
十石峠避難小屋の備品・設備は写真を添付します。
※別称→十石小屋と呼ばれます。


■十石峠避難小屋(2,512m)
2日目のスタートです。
前日から続く吹雪で日の出もなく、更に天候が悪化します。それでも前日に悪天候で東斜面を登り晴天時には2時間で十石山登山口まで下れるので軽い気持ちで予定時刻に下山開始しますが、予想以上の風速20mとホワイトアウトで20分で十石峠避難小屋へ避難します。
天候の回復が見込めないので無事に東斜面を100m下り、安全圏の標高2,400m地点を目指します。低温でスマートフォンがシャットダウンする確率が非常に高いので、地形図を必死に覚えて気持ちを落ち着けさせます。前日同様に東斜面の上部の雪面は硬いので12本爪アイゼンで下り膝〜太ももラッセル、再びクラックが走る東斜面を30分で無事に下ります。
第1関門の危険地帯を通過したので第2関門の標高2,000m地点を目指します。


■十石東尾根(2,047m)
十石避難小屋から約70分で十石東尾根に到着です。
当日は標高2,000m地点の樹林帯でも風速10m〜15mのホワイトアウトで膝ラッセルになり、前日の踏み跡は消失していました。
さくらフィルム(標高1,800m)を通過すると天候に関係なく安全圏に突入します。ここで日帰り登山者2名とすれ違い、初日とは違う夏道の正規ルートを下ります。


■湯沢ノ平(1,715m)
十石東尾根から約55分で湯沢ノ平に到着です。
さくらフィルムの道標から10分下ると、初日には通過していない標高1,800m〜1,600m区間にある杉林の斜面に直面します。
標高差200mの斜面は登山者とスキーヤーの踏み跡が複雑に交差していてどこでも自由に歩けて、正規ルートで唯一の急登区間ですがラッセルはありません。
ヤマレコやYAMAPの夏道ルートを無視して十石山方面分岐の道標まで下ります(写真添付)
杉林の斜面を上部から見ると左側に夏道ルートがあり、右側に前日にミスルート(複数の目印が見える)から登り上げた尾根ルートがあり、その中央に今回の下降路で通過したルンゼがあります。
標高1,800m地点からは標高1,400m付近の白骨温泉郷が見えるので精神的に落ち着きます。


■十石山方面分岐(1,560m)
湯沢ノ平から約20分で十石山方面分岐に到着です。
しっかり踏み固められた踏み跡があり、初日では全く見なかった道標や分岐点が現れます。


■スーパー林道方面道標(1,544m)
十石山方面分岐から約10分でスーパー林道方面道標に到着です。
道標を通過してすぐに雪崩防止柵の最上部のトラバース(長さ10m)があり、注意が必要です。
50m下部には前日にルートミスしたトラバース道や目印が確認できました。
水道施設の屋根が見えたら十石山登山口まで残り5分です。


■十石山登山口(1,463m)
スーパー林道方面分岐から約10分で十石山登山口に到着です。
夏道の正規ルートは早くてとても安全なルートです。
※別称→十石山登山口駐車場と呼ばれます。


■白骨温泉観光案内所駐車場(1,365m)
十石山登山口から約20分で白骨温泉観光案内所駐車場に到着です。
これで無事に山行が終了です。


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★その他の注意点
十石山・東尾根ルートの区間は距離→11.4km・標高差→1,160m・コースタイム→07時間10分(無雪期)になりますが、日帰りが可能です(無雪期の場合・山滑走を除く)
日帰りで登頂するには雪質・積雪量・天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。
 
 
★積雪量について
国道158号線(上高地線)は松本市渚からさわんど市営第二駐車場まで道路に全く雪はありませんが、県道300号線(白骨温泉線)は積雪・凍結路なので最新の天気予報を確認して下さい。
十石山・東尾根ルートは白船グランドホテル(標高1,395m)から十石山(標高2,525m)まで常雪です。
また大雪で立ち往生しても48時間を過ごせる食料・毛布・寝袋・着替え・携帯トイレがあると災害時は便利です。
登りでは雪が降らなくても下りで雪が降る場合もあり、少しでも安全に登山できる装備をする事で登頂確率が上がります。


★登山ポストについて
十石山・東尾根ルートには登山ポストがありません。
過去の記録を探しても登山ポストは無く、登山計画書は事前にオンラインで提出する方法しかありません。
下山後に白骨温泉観光案内所で確認しましたが、登山ポストはありません。


★十石山・東尾根ルートについて
積雪期のバリエーションルートになり、登山者とスキーヤーに人気があるルートです。
悪天候で北アルプス登山を断念した場合に十石山へ登る場合が多く、登山者の踏み跡がスキー跡で消えたり登山道以外に目印やスキー跡があるので道迷いに注意が必要です。
十石山は東尾根以外に南尾根と北尾根がありますが、登山者が利用する事はほとんどありません。
今回の山行では初日にルートミスで120分の余計なラッセルがあり、詳細の写真を時系列に添付しています。


★水場について
地図では十石山・東尾根ルートには水場がありません。
距離が短いので、日帰りの場合は水1Lもあれば十分に足ります。
避難小屋泊の場合でも十分な積雪量があるので雪から水作りが可能ですが、前回の山行で水不足に悩まされたので水2Lを担ぎ上げます。
水道水に比べて雪水は美味しくないので、雪水を料理に使用して水道水を飲料水に使用すると快適です。
今回は2L担ぎ上げて0.5L(2日目の下山時に凍結して使用不可)が残り、食事で1.5L消費しました。
吹雪で雪水を作る気力が無く、登りと下りの行動中の飲料水は雪を食べました。


★駐車場について
十石山・東尾根ルートには4つの駐車場があります(写真添付)
―柔仍嚇仍蓋駐車場(3〜4台)は除雪されておらず使用不可、白骨温泉公衆トイレ駐車場→7〜8台、G鮃温泉公衆トイレ脇の駐車場(路肩)→10台、で鮃温泉観光案内所駐車場がありますが積雪量や除雪の状況で異なります。
積雪期は人気がないので貴重品の管理と車上荒らしに特に注意が必要です。と屬涼鷦崗譴惑鮃斉藤売店と観光案内所に日中は人がいるので安心です。


★山小屋の営業について
十石山・東尾根ルートには山小屋(有人)がありません。
通年、無人の十石峠避難小屋があり無料解放されています。
日帰りでも、緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。


★マーキングについて
十石山・東尾根ルートには各所に道標やピンクテープがあり道迷いする場面が少ないですが、十石山登山口の直後のトラバース道はミスルートになり複数の目印と道迷いした登山者が残したピンクテープがあります。
森林限界を迎える標高2,200m〜2,400mの疎林帯では極端に目印が減り、標高2,400m〜山頂(2,525m)までの東斜面は目印を残せる僅かなシラビソしかなく、目印は確認できませんでした。
東斜面は広い斜面なり悪天候時には道迷いに注意が必要です。
十石山・東尾根ルートでは、個人が残した手作りの標識やピンクテープはゴミと認識されて管理者が撤去すると警告されていますが、必要以上に目印があり混乱します。


★天候や服装について
十石山・東尾根ルートの9割が樹林帯になり、降雪後は落雪・落氷が発生するのでザックカバー・ゲイター・タオル・合羽・着替えがあると快適です。
標高2,500mを超える山域になり、樹林帯は暗く寒い環境なので防寒・防風対策が必要です。
当日は気温-10℃〜6℃あり、平均気温は-1℃です。
悪天候では装備や服装のレイヤリングに気を配り、貴金属(ピアス・指輪)による凍傷に注意が必要です。 


★幕営適地について
十石山・東尾根ルートには標高1,700m〜2,300mの樹林帯に複数の幕営適地があります。
幕営する場合は携帯トイレを持参して、必ずゴミを持ち帰りましょう。


★熊の出没について
十石山は熊の生息地になり、想像以上に身近に熊がいます。
十石山は北アルプスの山域になりさすがに冬眠していると信じたいですが、十石山登山口(1,463m)〜さくらフィルム(1,800m)の区間で熊の出没が多くあります。
温泉地で地熱が温かく、水場もあるので熊がまだ冬眠していない可能性があるので熊に十分に注意が必要です。


★スノーシューについて
登山ではMRSやAtlasのスノーシューが主流になり重さが2kg未満で浮力が抜群です。しかし高価格で冬山でしか使わずアイゼンやピッケルよりは利用頻度が低い道具です。アイゼンと併用できるマジックマウンテンのわかんを持っていますが、高価格な商品なのに浮力不足であまり使いません。
わかんを自作したり海外製品を調べましたが、amazonでPEAKS & TREESのわかんじき(2,760円)を購入して初日に十石山登山口〜十石山まで使用しました。とにかく低価格・軽い(620g)・小さいけれど浮力があります。傾斜45度〜60度のラッセルや東斜面でも利用できて、8時間の使用で破損はありません(岩稜帯の使用は不安全)
装着がつま先と踵と足の甲を十字に4点留めでずれる事がなく、ベルト式(緩みが心配)やラチェット式(破損が心配)より平ゴムで着脱のストレスがありません。またアルミの爪を自作で取り付ける事も可能です。
わかんじきが利用できない急斜面は初めからアイゼンつぼ足と割り切っているので、現在はこの性能で全く問題ありません。


★ニトリルゴム手袋について
登山でもテムレスグローブが主流になり様々な種類が発売されています。以前は青テムレス(ボア有り)を使用していましたが手汗でボアが濡れるので、現在は黒テムレス(ボア無し)に交換可能なインナーグローブで使用していますが、予備のインナーグローブが複数必要になります。
そこでニトリルゴム手袋を初めて使用しました。ミスルートで120分の急登ラッセルで青テムレスは濡れましたが温かさは保てました。
ニトリルゴム手袋は十分に効果があり、サウナ効果で手は湿った状態で温かく何より通電するのでストレスなくスマートフォンが操作できます。気温-5℃〜0℃ではタッチペンのシリコンゴムが硬くなり使えません。
気温-10℃でも平気で素手でスマートフォンで写真を撮影するので、薄いニトリルゴム手袋は今後も活用できます。弱点は低温下でゴムの弾性を失い破損しやすくなりますが、低価格で嵩張らないので予備を含めて2〜3双は常備できます。


★十石山登山口駐車場まで国道158号線・県道300号線の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。
また一般道・林道・登山道の崩落・土砂災害・台風による交通規制や様々な注意報(雷・大雨・大雪・雪崩)に注意が必要です。


★十石山・東尾根ルートでは、スマートフォンの電波が8〜9割入りました(時期・天候・機種による)
標高1,800m〜1,900の区間の電波は不安定になり、山頂に近づくにつれて電波が繋がりやすくなります。
十石峠避難小屋の屋内は冬期入口の扉を閉めても電波があり、窓際の電波状況が良いので2階を寝床にします。
暑さ・寒さ・高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリー(充電ケーブル含む)が必要です。
iPhoneを常にモバイルバッテリーに通電していれば-10℃でも電源が落ちませんでしたが、2日目の東斜面の下降では久しぶりに低温でスマートフォンがシャットダウンしました(原因→充電ケーブルの接続不良)

   
★当日の十石山・東尾根ルートでは登山者のすれ違いは1日目0名(スキー0名)・2日目2名(スキー0名)です。
日照時間が短くなりましたが日帰りでは装備・服装・天候が重要です。
特に単独登山者はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。


★ヘルメット・手袋・ハードシェル(上下)・ストック・ニトリルゴム手袋を全行程で使用しました。
チェーンスパイクは十石山登山口(1,463m)〜標高1,542m地点の登りで使用しました。
12本爪アイゼンは十石峠避難小屋〜十石山登山口の下りで使用しました。
スノーシューは標高1,542m地点〜十石峠避難小屋の登りで使用しました。
ピッケルと赤旗(120cm)は携帯しましたが不使用です。


★積雪期になり多くの山小屋が冬期閉鎖して、十石山・東尾根ルートに山小屋(有人)がありません。
十石山の山バッジは確認できず販売先・生産先が不明です。
下山後に白骨斉藤売店と白骨温泉観光案内所で山バッジの販売について聞いたところ、山バッジの販売はありません。乗鞍岳や穂高連峰に比べてマイナーな十石山は登山者も少なく、山バッジの販売は今後も無いそうでとても残念です。


★緊急時の連絡先
‐硝楫抻―陟0263-25-0110(代表)


★今回の山行の危険箇所
.潺好襦璽箸離肇薀弌璽稿拶滑落・雪崩。
∋劃債床爾療貅侈蔓滑落・雪崩・ホワイトアウト。


★十石山登山口駐車場(1日目)→08時20分に気温6℃、十石山→15時55分に気温-3℃、十石峠避難小屋(2日目)→08時40分に気温-5℃、十石山登山口駐車場→11時45分に気温-1℃です。
気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。
当日の日の出→06時31分、日の入り→17時39分と活動時間は短くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドランプが必要です(ルートは樹林帯が長く日陰が多いため)


★ミスルートのトラバース道(標高1,489m〜1,597mの区間)では落石に注意が必要です。
単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・風の音・水の音しか聞こえません。
落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。


★十石山・東尾根ルートにはトイレが1つもありません。
原則トイレがないので必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。


★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。
電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。
地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。
登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。


★積雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。また登山道や踏み跡が草木で隠れて道迷いしやすい状況です。
ピンクテープ・道標・赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。


★標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。
登山ルート・距離・歩行時間は参考程度にして下さい。


★コロナ禍なので、登山の前後には店舗に原則立ち寄らず、食事もテイクアウトや車内で済ませて限りなく人との接触を避けましょう。
マスク・除菌シート・除菌スプレーを携帯して健康第一に努めましょう。


★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。
また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。
しっかり貴重品は管理して、荷物のデポなどで盗難の被害に注意が必要です。


★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など季節を問わず面倒で後回しになりがちです。
これらは早めに済ませて落石・滑落・雪崩など危険回避に神経を使いましょう。


★積雪量が多く強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。
日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラス・ゴーグル・バラクラバがあると便利です。


★今回の山行
前回の破風山避難小屋に続いて十石峠避難小屋に泊まる事が今回の山行の目的になり、十石峠〜乗鞍岳の縦走路の下見も兼ねています。
当初は無雪期に計画していましたが、十石山では蛇の記録が多くあり蛇が冬眠した冬に持ち越しです。
十石山は新穂高口や上高地に比べてアクセスが良く、距離が短く、避難小屋があり、穂高連峰の展望台になり日帰り可能なルートです。
十石山は乗鞍岳や穂高連峰が近くにあり不遇な山ですが、安房峠や乗鞍岳への縦走路としても魅力的なのでいずれ繋ぎたいと思います。
2日間共に稜線でホワイトアウトなり、的確な判断と行動で生きて下山できた事だけが収穫です。
02/10(金)の降雪により高速道路と一般道が通行止め・渋滞で週末は登山口に辿り着けない状況で、山行が週明けだったので悪天候でも無事に登頂できました。


★駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがなく、とても不便なエリアです。
場所によって車中泊の禁止・火気厳禁など禁止事項があるので注意が必要です。
長く細かい説明になりましたが『安全第一』で十石山を楽しんでください。
その他周辺情報 ■泡の湯
■営業時間→10:30〜13:30
■休館日→2月→1・2・8・9・15・16・20・21日。
■料金→大人→1,000円、子供(3才〜12才)→300円
■マスクの着用義務→あり。
02/10(金)の積雪量17cm(1,000m)
※24時間の降雪。
2023年02月12日 11:07撮影 by  iPhone 7, Apple
2/12 11:07
02/10(金)の積雪量17cm(1,000m)
※24時間の降雪。
避難小屋装備→15.55kg(1,000m)
2023年02月12日 10:29撮影 by  iPhone 7, Apple
2/12 10:29
避難小屋装備→15.55kg(1,000m)
新島々バスターミナル(694m)
※国道158号線に雪なし。
2023年02月12日 22:52撮影 by  iPhone 7, Apple
2/12 22:52
新島々バスターミナル(694m)
※国道158号線に雪なし。
さわんど足湯公園駐車場(1,009m)
※トイレ・足湯→利用可能。
2023年02月12日 23:58撮影 by  iPhone 7, Apple
2/12 23:58
さわんど足湯公園駐車場(1,009m)
※トイレ・足湯→利用可能。
雪の無い国道158号線(1,015m)
※上高地線。
2023年02月13日 07:27撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 7:27
雪の無い国道158号線(1,015m)
※上高地線。
凍結路の県道300号線(1,024m)
※白骨温泉線。
2023年02月13日 07:29撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 7:29
凍結路の県道300号線(1,024m)
※白骨温泉線。
’鮃温泉公衆トイレ(1,350m)
※電気・水道・暖房あり。
2023年02月13日 07:38撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 7:38
’鮃温泉公衆トイレ(1,350m)
※電気・水道・暖房あり。
白骨温泉公衆トイレ(1,350m)
※小便器3台。
2023年02月13日 07:39撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 7:39
白骨温泉公衆トイレ(1,350m)
※小便器3台。
G鮃温泉公衆トイレ(1,350m)
※大便器1台、紙あり。
2023年02月13日 07:40撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 7:40
G鮃温泉公衆トイレ(1,350m)
※大便器1台、紙あり。
白骨温泉公衆トイレ駐車場(1,350m)
※駐車台数→7〜8台。
2023年02月13日 07:39撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 7:39
白骨温泉公衆トイレ駐車場(1,350m)
※駐車台数→7〜8台。
白骨温泉公衆トイレ脇の駐車場(路肩・1,350m)
※駐車台数→10台。
2023年02月13日 07:42撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 7:42
白骨温泉公衆トイレ脇の駐車場(路肩・1,350m)
※駐車台数→10台。
白骨温泉観光案内所駐車場(1,365m)
※駐車台数→15台。
2023年02月13日 07:46撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 7:46
白骨温泉観光案内所駐車場(1,365m)
※駐車台数→15台。
1→十石山登山口、2→観光案内所駐車場(1,395m)
1→十石山登山口、2→観光案内所駐車場(1,395m)
松本市消防団第31分団第6部(1,400m)
※ここまで除雪済み。
2023年02月13日 08:30撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 8:30
松本市消防団第31分団第6部(1,400m)
※ここまで除雪済み。
林道(1,453m)
※倒木・落枝・雪崩あり。
2023年02月13日 08:53撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 8:53
林道(1,453m)
※倒木・落枝・雪崩あり。
十石山登山口駐車場(1,463m)
※1→観光案内所駐車場、2→十石山登山口、黄→中部電力白骨無線局。
十石山登山口駐車場(1,463m)
※1→観光案内所駐車場、2→十石山登山口、黄→中部電力白骨無線局。
十石山登山口(1,463m)
2023年02月13日 08:57撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 8:57
十石山登山口(1,463m)
1→観光案内所駐車場、2→十石山、黄→水道施設、青→ミスルート(1,463m)
1→観光案内所駐車場、2→十石山、黄→水道施設、青→ミスルート(1,463m)
チェーンスパイク装着(1,463m)
2023年02月13日 09:02撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 9:02
チェーンスパイク装着(1,463m)
トラバース道(1,489m)
※雪崩→長さ50m・幅10m。
2023年02月13日 09:09撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 9:09
トラバース道(1,489m)
※雪崩→長さ50m・幅10m。
雪崩地帯を振り返る(1,494m)
雪崩地帯を振り返る(1,494m)
雪崩地帯(1,494m)
※正規ルートは50m上部。
2023年02月13日 09:20撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 9:20
雪崩地帯(1,494m)
※正規ルートは50m上部。
スノーシュー装着(1,542m)
※PEAKS & TREES(amazon→2,760円)
2023年02月13日 09:58撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 9:58
スノーシュー装着(1,542m)
※PEAKS & TREES(amazon→2,760円)
尾根に乗っ越す(1,597m)
※左→トラバース道、右→正規ルート。
2023年02月13日 10:14撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 10:14
尾根に乗っ越す(1,597m)
※左→トラバース道、右→正規ルート。
ミスルートの概要図(1,597m)
ミスルートの概要図(1,597m)
膝ラッセル発動(1,618m)
※ルートミスで120分のラッセル。
2023年02月13日 10:21撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 10:21
膝ラッセル発動(1,618m)
※ルートミスで120分のラッセル。
踏み跡がない尾根ルート(1,721m)
※ミスルートに多数の目印あり。
2023年02月13日 11:01撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 11:01
踏み跡がない尾根ルート(1,721m)
※ミスルートに多数の目印あり。
150分掛けて正規ルートに復帰(1,785m)
2023年02月13日 11:37撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 11:37
150分掛けて正規ルートに復帰(1,785m)
さくらフィルム(1,800m)
2023年02月13日 11:45撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 11:45
さくらフィルム(1,800m)
吹雪の樹林帯(1,827m)
2023年02月13日 11:57撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 11:57
吹雪の樹林帯(1,827m)
かわいい水玉の赤布(1,910m)
※登り・下りルートにあり信頼できる赤布。
2023年02月13日 12:31撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 12:31
かわいい水玉の赤布(1,910m)
※登り・下りルートにあり信頼できる赤布。
落雪・落氷・落枝に注意(1,940m)
2023年02月13日 12:40撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 12:40
落雪・落氷・落枝に注意(1,940m)
1回目の昼食(2,013m)
2023年02月13日 13:04撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 13:04
1回目の昼食(2,013m)
森林限界(2,325m)
2023年02月13日 14:39撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 14:39
森林限界(2,325m)
森林限界のおばけ(2,395m)
2023年02月13日 15:00撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 15:00
森林限界のおばけ(2,395m)
分岐点(2,403m)
※十石山(直登)と十石峠避難小屋(トラバース)の分岐点。
分岐点(2,403m)
※十石山(直登)と十石峠避難小屋(トラバース)の分岐点。
山頂直下の東斜面(2,407m)
※クラックが走り雪崩の危険があり直登に変更。
2023年02月13日 15:10撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 15:10
山頂直下の東斜面(2,407m)
※クラックが走り雪崩の危険があり直登に変更。
ホワイトアウト前(2,451m)
2023年02月13日 15:27撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 15:27
ホワイトアウト前(2,451m)
ホワイトアウト後(2,451m)
2023年02月13日 15:28撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 15:28
ホワイトアウト後(2,451m)
十石山の山頂直下(2,489m)
2023年02月13日 15:44撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 15:44
十石山の山頂直下(2,489m)
十石山(2,525m)
※風速17m。
2023年02月13日 15:55撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 15:55
十石山(2,525m)
※風速17m。
赤→十石峠避難小屋(2,516m)
※十石山から直線距離100m。
赤→十石峠避難小屋(2,516m)
※十石山から直線距離100m。
十石峠避難小屋(2,512m)
2023年02月13日 16:03撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:03
十石峠避難小屋(2,512m)
十石峠避難小屋の冬期入口(2,512m)
※3重のビニールシートで出入り困難。
2023年02月13日 16:07撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:07
十石峠避難小屋の冬期入口(2,512m)
※3重のビニールシートで出入り困難。
冬期入口の注意事項(2,512m)
※つっかえ棒の利用方法が困難。
2023年02月13日 16:08撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:08
冬期入口の注意事項(2,512m)
※つっかえ棒の利用方法が困難。
冬期入口の踊り場(2,512m)
※階段の踊り場が狭いので転落注意。
2023年02月13日 16:22撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:22
冬期入口の踊り場(2,512m)
※階段の踊り場が狭いので転落注意。
十石峠避難小屋の見取り図(1階・2,512m)
※赤→冬期入口、黄→食器、青→日用品、緑→毛布(2階)
十石峠避難小屋の見取り図(1階・2,512m)
※赤→冬期入口、黄→食器、青→日用品、緑→毛布(2階)
板間(2,512m)
※ソロテント→7張り。
2023年02月13日 16:22撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:22
板間(2,512m)
※ソロテント→7張り。
土間(2,512m)
※炊事場。
2023年02月13日 16:23撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:23
土間(2,512m)
※炊事場。
管理人部屋(2,512m)
※ソロテント→2張り。
2023年02月13日 16:23撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:23
管理人部屋(2,512m)
※ソロテント→2張り。
小部屋(2,512m)
※ソロテント→3張り。
2023年02月13日 16:26撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:26
小部屋(2,512m)
※ソロテント→3張り。
“鯑饐屋の備品(2,512m)
※工具。
2023年02月13日 16:23撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:23
“鯑饐屋の備品(2,512m)
※工具。
避難小屋の備品(2,512m)
※工具類。
2023年02月13日 16:23撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:23
避難小屋の備品(2,512m)
※工具類。
H鯑饐屋の備品(2,512m)
※防寒着。
2023年02月13日 16:27撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:27
H鯑饐屋の備品(2,512m)
※防寒着。
と鯑饐屋の備品(2,512m)
※毛布・マットレス。
2023年02月13日 16:32撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:32
と鯑饐屋の備品(2,512m)
※毛布・マットレス。
ト鯑饐屋の備品(2,512m)
※食器・薬箱。
2023年02月13日 16:32撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:32
ト鯑饐屋の備品(2,512m)
※食器・薬箱。
薬箱(2,512m)
2023年02月13日 17:01撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 17:01
薬箱(2,512m)
θ鯑饐屋の備品(2,512m)
※日用品。
2023年02月13日 16:32撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:32
θ鯑饐屋の備品(2,512m)
※日用品。
|躇媚項(2,512m)
※一酸化炭素中毒に注意。
2023年02月13日 16:24撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:24
|躇媚項(2,512m)
※一酸化炭素中毒に注意。
注意事項(2,512m)
※飲料水→なし。
2023年02月13日 16:24撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:24
注意事項(2,512m)
※飲料水→なし。
C躇媚項(2,512m)
※十石峠の写真集。
2023年02月13日 16:25撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:25
C躇媚項(2,512m)
※十石峠の写真集。
っ躇媚項(2,512m)
※毛布・マットレス。
2023年02月13日 16:27撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:27
っ躇媚項(2,512m)
※毛布・マットレス。
ッ躇媚項(2,512m)
※整理整頓。
2023年02月13日 16:44撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:44
ッ躇媚項(2,512m)
※整理整頓。
γ躇媚項(2,512m)
※鍋の使用方法。
2023年02月13日 17:00撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 17:00
γ躇媚項(2,512m)
※鍋の使用方法。
山頂標識(夏用・2,512m)
2023年02月13日 16:22撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:22
山頂標識(夏用・2,512m)
注意事項(2,512m)
※山頂標識(夏用)の持ち出し禁止。
2023年02月13日 16:58撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:58
注意事項(2,512m)
※山頂標識(夏用)の持ち出し禁止。
十石峠避難小屋の利用者名簿(2,512m)
2023年02月13日 16:38撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:38
十石峠避難小屋の利用者名簿(2,512m)
小屋内から眺める山頂(2,512m)
2023年02月13日 16:29撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:29
小屋内から眺める山頂(2,512m)
寝床の設営前(2,512m)
※ソロテント→3張り。
2023年02月13日 16:29撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:29
寝床の設営前(2,512m)
※ソロテント→3張り。
寝床の設営後(2,512m)
※気温-3℃〜0℃でテントは不要。
2023年02月13日 16:54撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 16:54
寝床の設営後(2,512m)
※気温-3℃〜0℃でテントは不要。
土間の窓(2,512m)
※1階は雪の侵入あり、窓際はスマホの電波が良好。
2023年02月13日 17:00撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 17:00
土間の窓(2,512m)
※1階は雪の侵入あり、窓際はスマホの電波が良好。
避難小屋の掃除(2,512m)
※土足で上がる人が多く砂汚れが多い。
2023年02月13日 17:16撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 17:16
避難小屋の掃除(2,512m)
※土足で上がる人が多く砂汚れが多い。
夕食(2,512m)
※水2L担ぎあげて水作りなし。
2023年02月13日 17:26撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 17:26
夕食(2,512m)
※水2L担ぎあげて水作りなし。
食べずに温まる食材(2,512m)
※厚手パッケージはカイロとして利用。
2023年02月13日 17:45撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 17:45
食べずに温まる食材(2,512m)
※厚手パッケージはカイロとして利用。
2日目の朝食(2,512m)
※2日目スタート。
2023年02月14日 05:59撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 5:59
2日目の朝食(2,512m)
※2日目スタート。
寝床の撤収完了(2,512m)
2023年02月14日 07:21撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 7:21
寝床の撤収完了(2,512m)
1回目の下山(2,512m)
※20分で避難。
2023年02月14日 07:33撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 7:33
1回目の下山(2,512m)
※20分で避難。
装備の選択ミス(2,512m)
※東尾根の上部は硬くスノーシューは危険。
2023年02月13日 12:42撮影 by  iPhone 7, Apple
2/13 12:42
装備の選択ミス(2,512m)
※東尾根の上部は硬くスノーシューは危険。
ホワイトアウトで避難(2,512m)
※天気→雪・風速20m・新雪30cm。
2023年02月14日 07:38撮影 by  iPhone 7, Apple
1
2/14 7:38
ホワイトアウトで避難(2,512m)
※天気→雪・風速20m・新雪30cm。
避難小屋で50分→待機(2,512m)
2023年02月14日 07:51撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 7:51
避難小屋で50分→待機(2,512m)
2度目の下山(2,512m)
2023年02月14日 08:41撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 8:41
2度目の下山(2,512m)
アイゼンを装着(2,512m)
2023年02月14日 11:39撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 11:39
アイゼンを装着(2,512m)
爆風の東斜面(2,451m)
※標高差100mを30分掛けて下る。
2023年02月14日 08:53撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 8:53
爆風の東斜面(2,451m)
※標高差100mを30分掛けて下る。
安全圏の標高2,400m地点(2,373m)
2023年02月14日 09:06撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 9:06
安全圏の標高2,400m地点(2,373m)
ご来光→09時12分(日の出→06時31分・2,350m)
2023年02月14日 09:12撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 9:12
ご来光→09時12分(日の出→06時31分・2,350m)
消えた前日の踏み跡(2,291m)
2023年02月14日 09:19撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 9:19
消えた前日の踏み跡(2,291m)
02/13(月)の積雪量→30cm(2,291m)
※山頂(2,525m)〜標高2,000mまで太もも〜膝ラッセル。
2023年02月14日 09:20撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 9:20
02/13(月)の積雪量→30cm(2,291m)
※山頂(2,525m)〜標高2,000mまで太もも〜膝ラッセル。
凍結した飲料水(2,041m)
※食事以外の飲料水は雪を食べる。
2023年02月14日 09:53撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 9:53
凍結した飲料水(2,041m)
※食事以外の飲料水は雪を食べる。
唯一すれ違った日帰り登山者(1,887m)
2023年02月14日 10:08撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 10:08
唯一すれ違った日帰り登山者(1,887m)
さくらフィルムを通過(1,800m)
※標高1,800m地点から白骨温泉郷が見えて危険箇所はなし。
2023年02月14日 10:35撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 10:35
さくらフィルムを通過(1,800m)
※標高1,800m地点から白骨温泉郷が見えて危険箇所はなし。
標高1,800m〜1,600mの急登(1,684m)
※登山者・スキーヤーの踏み跡が多数。
2023年02月14日 10:48撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 10:48
標高1,800m〜1,600mの急登(1,684m)
※登山者・スキーヤーの踏み跡が多数。
十石山方面分岐(1,560m)
2023年02月14日 11:05撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 11:05
十石山方面分岐(1,560m)
道迷いポイント(1,544m)
※標高1,800m〜1,600m区間。
道迷いポイント(1,544m)
※標高1,800m〜1,600m区間。
.后璽僉捨啼司面分岐(1,544m)
2023年02月14日 11:13撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 11:13
.后璽僉捨啼司面分岐(1,544m)
▲后璽僉捨啼司面分岐(1,544m)
※青→ミスルート、黄→道標、1→十石山登山口、2→十石山。
▲后璽僉捨啼司面分岐(1,544m)
※青→ミスルート、黄→道標、1→十石山登山口、2→十石山。
正規ルート(1,544)
※赤→初日に通過したトラバース道。
正規ルート(1,544)
※赤→初日に通過したトラバース道。
1→十石山登山口、2→スーパー林道方面分岐、青→中部電力白骨無線局、黄→水道施設(1,544m)
1→十石山登山口、2→スーパー林道方面分岐、青→中部電力白骨無線局、黄→水道施設(1,544m)
道迷いポイント(1,463m)
※1→スーパー林道方面分岐、2→十石山登山口、黄→水道施設、青→ミスルート、緑→ミスルートの目印。
道迷いポイント(1,463m)
※1→スーパー林道方面分岐、2→十石山登山口、黄→水道施設、青→ミスルート、緑→ミスルートの目印。
十石山登山口を通過(1,463m)
2023年02月14日 11:25撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 11:25
十石山登山口を通過(1,463m)
安全圏の林道1km(1,433m)
2023年02月14日 11:33撮影 by  iPhone 7, Apple
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安全圏の林道1km(1,433m)
林道(1,433m)
※倒木・落枝・雪崩あり。
2023年02月14日 11:38撮影 by  iPhone 7, Apple
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林道(1,433m)
※倒木・落枝・雪崩あり。
活躍したニトリルゴム手袋(1,433m)
2023年02月14日 11:40撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 11:40
活躍したニトリルゴム手袋(1,433m)
無事に観光案内所駐車場に生還(1,365m)
2023年02月14日 11:46撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 11:46
無事に観光案内所駐車場に生還(1,365m)
白骨斎藤売店(1,365m)
※山バッジの販売なし。
2023年02月14日 11:56撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 11:56
白骨斎藤売店(1,365m)
※山バッジの販売なし。
白骨斎藤売店の自動販売機(1,365m)
2023年02月14日 11:56撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 11:56
白骨斎藤売店の自動販売機(1,365m)
白骨温泉観光案内所(1,365m)
※山バッジの販売なし。
2023年02月14日 11:59撮影 by  iPhone 7, Apple
2/14 11:59
白骨温泉観光案内所(1,365m)
※山バッジの販売なし。
十石山東尾根で回収したゴミ(1,000m)
2023年02月14日 16:19撮影 by  iPhone 7, Apple
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2/14 16:19
十石山東尾根で回収したゴミ(1,000m)
山頂から眺める裏銀座縦走路と穂高連峰(参考写真)
山頂から眺める裏銀座縦走路と穂高連峰(参考写真)
山頂直下の東斜面から眺める乗鞍岳(参考写真)
山頂直下の東斜面から眺める乗鞍岳(参考写真)
ホワイトアウトを満喫した十石山(1,463m)
2023年02月14日 11:25撮影 by  iPhone 7, Apple
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ホワイトアウトを満喫した十石山(1,463m)
撮影機器:

装備

個人装備
ヘルメット ツェルト ヘッドランプ 温度計 風速計 モバイルバッテリー10000mAh3個 ちり紙 携帯トイレ 地図 登山計画書(控) 腕時計 ザック60L スマートフォン2台 ボールペン マスク ゴミ袋 現金 腰コルセット ココヘリGPS ザックカバー タオル 三脚 ワイヤー ストック サングラス 熊鈴 プラティパス(水2L)登山靴 インナーシャツ(半袖) 靴下(冬用) 毛帽子 長ズボン ハードシェル(上下) ゲイター バラクラバ タイツ(冬用) インナーソックス ミドルシェル(上) テントシューズ 手袋 ベースレイヤー(長袖) グローブ(冬用) テムレス シューズカバー ゼリー飲料2個 パン2個 ちくわ115g 粉末アミノ酸4本 チョコバー3個 ハンバーグ(60g)2個 お汁粉(150g)2個 豚汁(200g)2個 棒ラーメン(4食分) わかんじき チェーンスパイク ピッケル2本 12本爪アイゼン ゴーグル アタックザック22L ウエストバッグ 赤旗(120cm)5本 カイロ4枚 ソロテント テントシート 寝袋 テントマット 着替え4点(靴下・下着・シャツ・長袖シャツ) マッチ ライター ガスコンロ ガス缶 メスティン 割りばし 冬用グローブ(予備) 雪かき用スコップ

感想

■2023年/十石山・東尾根ルート(1泊2日)

 
■2023年02月12日(日)  くもり
 実家 21:10 1,000m 8℃
 足湯公園駐車場 23:35 1,009m 6℃
 着替え・荷作り 23:35〜00:40
 消灯 00:40


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■2023年02月13日(月) 雨/雪
 ※十石山・東尾根ルート 登り
 起床(1回目) 05:45 1,009m 4℃  雨
 起床(2回目) 07:00 1,009m 4℃
 着替え・荷作り・朝食 07:00〜07:25
 白骨温泉へ移動 07:25〜07:50
 観光案内所駐車場 07:50 1,365m 6℃
 荷作り 07:50〜08:20
 観光案内所駐車場 08:20 1,365m 6℃
 十石山登山口 08:57 1,463m 5℃  雪
 湯沢ノ平 11:01 1,715m 4℃ 
 十石東尾根 13:04 2,047m 3℃
 十石山 15:55 2,525m -3℃
 十石峠避難小屋 16:05  2,512m -3℃


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■2023年02月13日(月)  雪
 小屋の下見 16:05〜45 外-3℃ 内0℃
 荷作り 16:45〜55 外-3℃ 内0℃
 小屋の掃除 16:55〜17:25
 夕食 17:25〜18:20 外-8℃ 内0℃
 自由時間 18:20〜22:00 外-10℃ 内-1℃
 消灯 22:00 外-10℃ 内-1℃

※外→屋外の気温、内→屋内の気温。


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■2023年02月14日(火)  雪
 ※十石山・東尾根ルート 下り
 起床 05:30 外-6℃ 内-3℃
 着替え・荷作り・朝食 05:30〜07:30
 十石峠避難小屋 07:30 2,512m -5℃  
 ホワイトアウトで待機 07:50〜08:40
 十石峠避難小屋 08:40 2,512m -5℃
 十石東尾根 09:53 2,047m -7℃
 湯沢ノ平 10:48 1,715m -3℃ 
 十石山方面分岐 11:05 1,560m -2℃
 スーパー林道道標 11:13 1,544m -4℃
 十石山登山口 11:24 1,463m 1℃
 観光案内所駐車場 11:45 1,365m -1℃
 着替え 11:45〜12:00
 実家 12:00〜15:15 1,000m 15℃

※外→屋外の気温、内→屋内の気温。


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■02/10(金)の寒波で雪山が復活したので
 気軽に十石山に登り避難小屋で1泊する。
 出発後からルートミスで雪崩とラッセル。
 ミスルートに多くの目印がありうんざり。
 膝〜太ももの2時間の急登ラッセルで燃焼。
 山頂直下で風速20mのホワイトアウトになり
 東斜面で複数のクラックが走り直登する。
 翌朝もホワイトアウトで出発してすぐ避難。
 稜線と空の境界線が分からず混乱する中で
 東斜面を安全圏の2,400m地点まで下る。
 視界が10mなく新雪が30cm積もっている。
 前日の踏み跡はなく寒さでスマホもダウン。
 落ち着いて自分を信じて確実に下る。
 10日と13日の降雪で50〜60cmが積もり
 生きた心地がしない下降が30分続いた。
 安全な夏道を辿って無事に下山できたが
 ラッセルする場面が全く無くて驚いた。
 正しい判断と行動で無事に生きて戻れた。
 

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■体重→61.0kg  荷物→15.55kg
■日の出→06:31 日の入り→17:39
■距離→11.4km
 (1日目→5.6km 2日目→5.8km)
■時間(合計)→11時間10分
 (登り→07時間45分、下り→03時間25分)
■休憩時間→00時間50分

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