本山小屋に泊まって今年初の飯豊山を楽しむ(川入往復)


- GPS
- 31:46
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,158m
- 下り
- 2,140m
コースタイム
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 11:29
- 山行
- 7:07
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:09
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2022年6月18日、今シーズン初の飯豊山へ。
本山は昨年7月に登って以来で、エブリ差岳へのルートを除き、
これまでで最も早い入山。
午前5時15分、川入登山口の御沢野営場(喜多方市)から出発します。
約1時間ほどで下十五里に到着。
笹平を通過すると初めて登山道に雪渓が現れ、横峰では、雪渓で覆われています。
その先には可憐な花が咲いていますが、何の花か思い出せず。
下山時に思い出しました、イワウチワです。
好きな花の名前を忘れるとは、よく考えると最近お目にかかっていませんでした。
さらに歩を進めるとカタクリの花。
花が大きく感じます。
午前8時34分、ようやく峰秀水の水場に到着しますが、約3時間20分も掛かっています。
ここで力をもらいたいところですが、終始ブヨの大群に囲まれ、休まるところがありません。
水場はこの後期待できないので、プラティ2Lボトルを一杯にしておきます。
地蔵山分岐は雪に埋まっており、
コブシ、ショウジョウバカマとカタクリのコラボ、そしてシラネアオイが姿を現します。
剣ヶ峰の岩稜に差し掛かると、一輪だけひめさゆりを見つけました。
午前10時3分、4時間48分掛かりようやく三国小屋に到着。
ブヨから逃げるために避難小屋で休憩します。
腹ごしらえをして午前10時42分、切合小屋へ向かいます。
シラネアオイやカタクリに癒されながら進むと、種蒔山に到着する前に雪渓に遭遇し、夏道からそれて進みます。
最後は急な雪渓の下りとなるので、赤旗に従って笹薮の方から夏道へ戻ります。
期待した切合小屋手前の水場には、残念ながら水は流れておらず。
午後12時29分、1時間47分で切合小屋に到着。
切合小屋の水瓶も空っぽ。
ここからは草履塚までは大雪渓を歩きます。
草履塚手前で今年は雪が多いのか、今まで遭遇したことのない急な壁が出現しています。
キックステップでパワフルに登っている方もいますが、左側の笹薮の方から回り込み上部へ。
期待した草履塚からの大日岳はお預け。
紫のオヤマノエンドウが咲き誇り、ハクサンイチゲから、何とエーデルワイスまでもう咲いています。
御秘所を通過し、御前坂へ。
登っている途中、何度もヘリコプターが往復。
ようやく本山小屋手前に来ると、最後の荷揚げのところでした。
午後3時16分、本山小屋に到着。
切合小屋から2時間半、御沢野営場から10時間でようやくたどり着きました。
小屋は荷揚げの手伝いの方などがいて結構賑わっていますが、この時期に管理人さんがいてくれるのは非常に有難く、水が容易に手に入る状況は安心感を与えてくれます。
荷物を降ろして一息つくと、大日岳や本山方面が晴れています。
本山に向けて出発しようとすると、いま山頂の標柱交換を行っていると管理人さんが教えてくれました。
山頂に到着すると、既にこれまでの標柱が抜かれ、新しい標柱が横たわっています。
それにしても飯豊の山塊のパノラマが最高。
大日岳から御西岳、烏帽子岳からクサイグラ尾根、北股岳から梶川尾根、さらに奥にはエブリ差岳。
右手にダイグラ尾根と飯豊の山塊が一望です。
30分以上まったり。
作業の邪魔になるので、夕日に期待しつつ小屋に戻ります。
しかし、時間が経つとガスで覆われ、諦めかけていましたが、しだいに夕日色に染まりだしています。
急いで小屋の外に出ると、幻想的な風景が広がっており、最高のひとときを味わうことが出来ました。
明日のご来光を期待しつつ、この日は就寝します。
夜中トイレに起きると、きれいな星空。
さそり座と天の川がきれいに見えました。
翌朝、大日岳には雲はかかっていますが、まずまず。
本山小屋で、ご来光を拝み、身支度を整え、本山へ向かいます。
ちょうど山頂標柱の仕上げをしており、ほどなく完成を向かえました。
そのため、山頂標柱完成の第一号訪問者となることができました。
朝ラーとコーヒータイムで45分ほどまったりしていましたが、
この日はガスがとれず、いっとき尾根がぼんやり見える程度。
残念ですが、午前5時51分に下山開始です。
御前坂、御秘所を通過し、草履塚に到着しますが、
大日岳には依然雲がかかったまま。
大雪渓に続くトンネルにはシラネアオイがきれいに咲いています。
登るとき余裕がなくて写真を撮れなかったので、ここでパチリ。
午前7時41分、1時間50分で切合小屋に到着。
種蒔山の雪渓もクリアし、七森あたりで雨が降り出します。
この時はパラパラだったので、三国小屋へ急ぎました。
午前9時6分、1時間25分で三国小屋に到着。
ブヨに囲まれるため小屋内で小休止。
40分休憩して、午前9時46分、剣ヶ峰を下ります。
下山していると、いつの間にかブヨはほとんどいなくなり、
峰秀水の水場でたっぷり潤い補給。
元気回復も笹平手前で雨が強く降り出し、レインウェアを装着。
ただ、上十五里に着く頃には太陽が顔を出し、結局その後は晴れ。
午後1時1分、御沢野営場に到着。
山頂から7時間10分で無事下山。
いいでのゆで疲れを癒し、喜多方ラーメンを食べて帰りました。
飯豊山を満喫することができ、山の神様に感謝です。
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