北アルプス裏銀座縦走/北アのど真ん中を行く5日間


- GPS
- 102:57
- 距離
- 53.3km
- 登り
- 4,309m
- 下り
- 4,072m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 10:30
- 山行
- 11:19
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 12:14
- 山行
- 3:39
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 4:38
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 8:18
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 7:22
0545 (七倉山荘からタクシーで高瀬ダムへ)
0600 高瀬ダム
0628 裏銀座登山口
0957 三角点
1215 烏帽子小屋 1358
1425 前烏帽子岳 1439
1507 烏帽子岳 1526
1630 烏帽子小屋
(距離8.0km、累積標高+1741m/-495m)
■7/28
0416 (起床)
0520 烏帽子小屋
0810 野口五郎小屋
0826 野口五郎岳 0850
1050 (昼食) 1120
1130 東沢乗越
1228 水晶小屋 1238
1320 水晶岳 1330
1410 水晶小屋 1420
1451 ワリモ北分岐
1600 鷲羽岳 1605
1712 三俣山荘
(距離14.6km、累積標高+1325m/-1261m)
■7/29
0430 (起床)
0639 三俣山荘
0750 三俣蓮華岳 0820
1000 双六岳 1013
1113 双六小屋
(距離4.9km、累積標高+541m/-485m)
■7/30
0330 (起床)
0419 双六小屋
0453 (御来光) 0503
0509 樅沢岳 0531
0620 硫黄乗越
0640 (朝飯) 0725
0909 千丈沢乗越 0918
1040 槍ヶ岳山荘 1100
1153 槍ヶ岳 1208
1242 槍ヶ岳山荘
(距離6.7km、累積標高+1095m/-506m)
■7/31
0430 (起床)
0530 槍ヶ岳山荘
0736 水俣分岐
0830 槍平ロッジ
1000 横尾山荘
1103 徳沢園
1200 明神
1257 上高地バスターミナル
(距離18.9km、累積標高+228m/-1712m)
天候 | 7/27 晴→雨→晴 7/28 晴→曇 7/29 晴→曇 7/30 晴→曇 7/31 晴→曇→雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
0000 七倉山荘P |
コース状況/ 危険箇所等 |
■危険箇所 ・千丈乗越手前の鎖場やざれてる箇所で滑ると結構落ちて行きかねない箇所もあるので注意。 |
その他周辺情報 | ■温泉 七倉山荘の温泉650円 ■飲食 信濃大町の昭和軒へとんかつを食べに行ったら休みだった。とんかつを求めて彷徨った(高速へ乗る道中で探すもコンビニすら無いルートをナビに指示される→藤岡SAでおやじのカツ丼を食べようとするも閉店)が、結局地元のかつ家でダブルロースカツ定食を食べるというつまらない結果となった。 |
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既に14時過ぎなので17時に辿り着けるかどうかというところ。
すれ違った方に天気も時間もあれなので・・・と心配される。
雲の感じからすると雷雨にならなそうなのだけど・・・甘いだろうか?
パノラマ用に魚眼で撮る写真を1アングル撮り忘れていて、それをごまかすために普通の写真で代用した箇所があります。良く見ると判ります・・・
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この先の梯子・鎖場・岩場で立ち往生しているようだ。
経験の無い者をいきなり槍に連れてくるのはどうなのだろうか?
写真は渋滞の後方。
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テントだと厳しいを思い今日は小屋泊まりにしました。
押し合い圧し合いしながら寝るか・・・と思いましたが何故かガラガラに空いてます。
アイゼン無しでも行けましたが転ばないよう注意しました。
転んでも多分止まると思いますが・・・1つ雪渓をトラバースする箇所では下まで落ちる斜度なので転ばないよう要注意です。
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(2)
予備電池(1)
1/25
000地形図
ガイド地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料(3L)
ティッシュ(1)
三角巾(1)
バンドエイド(5)
タオル(1)
携帯電話(1)
計画書(1)
雨具(1)
防寒着(1)
ストック(1)
水筒(1)
時計(1)
非常食(5)
カメラ(1)
虫よけ(1)
日焼け止め(1)
ガスバーナー(1)
クッカー(1)
折り畳み椅子
ナイフ(十徳)(1)
食事(15)
寝袋(1)
枕(1)
トイレットペーパー(1)
|
---|---|
共同装備 |
サバイバルシート(1)
ファーストエイドキット(1)
医薬品
車(1)
GPS(1)
テント(1)
マット(1)
テントマット(1)
ランタン(1)
|
備考 | ■反省点・持って行けばよかった ・北アルプスの2500mは真夏でも寒く0~5度程度。テントだと靴下を3重に履いても足先が寒かった。シュラフが薄いというのもあるがダウン上着、カイロなど用意していけば良かった。←カイロはゴミになるので良くない。 ■持って行ってよかった 乾燥野菜(味噌汁の具)。味噌汁はもちろんラーメンにも好きなだけ入れて良し。不足しがちな葉物を摂れるし軽い。 |
感想
■まとめ
1週間のまとまった休みを取る事が出来たので、少し日数のかかるアルプス縦走にトライした。ルートは悩んだが裏銀座~西鎌尾根~上高地というルートを5日間で行う事にした。
荷物は20kgとなり今までに無い重さできつかった(体力が無い)が無事縦走を完遂することが出来た。
天気も概ね良く、前半は残雪の美しい水晶岳、後半は徐々に近づく槍ヶ岳と穂先への登頂、など素晴らしい景色や山登りを楽しめた。
振り返ると、5日間仕事や日常のあれこれを忘れ去り山に没頭し、同様の人々と無邪気に山について話したりと、貴重な休みだったように思える。
■開始前
自分の勤めている会社は10年に1回、1週間のまとまった休みを取る事が出来る。10年前は登山はまだやっていなかったが、ニュージーランドへ行ってルートバーントラックを歩いている。ルートバーントラックは絶景だったが、今は日本の山も素晴らしいと思っている。今回は北アルプス縦走にトライした。
目的は5日間のテント泊縦走を行うこと、槍に登ること、上高地を散策、の3つである。
2泊3日までならテント泊で行ったことがあるので、今回は4泊5日くらいの行程にしたい。そこで比較的ロングな裏銀座縦走コースをえらんだ。槍はいつも遠くから見ていたあの尖った部分に登って見たかったから。上高地は20年くらい前に行っていて、その頃は山なんか登ってなかったが明神岳や穂高がとても綺麗に見えたのを今でも鮮明に憶えていて、また見たいからだ。
出発前の天気予報では行程中ずっと曇りという天気予報で、南アルプス方面の方が若干予報が良かったのでそちら方面に予定変更するか迷ったが、とりあえず北アルプスに突っ込んでみる事にして出発した。
■1日目
七倉山荘の駐車場には午前0時半頃に到着。自分と同様の車中泊の人も居るだろうが寝静まっている雰囲気なので静かに明日の準備をして就寝。星が綺麗だった。
午前5時半にタクシーが10台近く来たが全て行ってしまった。並んでいると15分ほどで戻ってきたタクシーに乗車して高瀬ダムへ向かう。料金は2100円。母親と息子の2人組と相乗りして一人700円だった。
タクシーから降りるといよいよ登山の始まりだ。トンネルを抜け釣り橋を渡ってしばらくすると登山口だ。
登山口までは特に大きな登りも無いはずだが息が上がる。荷物が20kgあるせいだ。今回はテント・シュラフ等(4kg)と食料6日分(2kg)を持参している。ついでにカメラ関係は3kg程ある。小屋泊まりにしてコンデジ1台にすれば荷物は半減するがそこは無理をしたい。
ブナ立て尾根は北アルプス3大急登に数えられる急登だ。急といっても梯子や岩場を攀じ登る箇所は無いのだけど標高差は1300mある。昭文社の地図ではコースタイムは6時間程もある。標高差から考えると時間が長いような気もする。けども足が進まない。10歩進むと息が切れて立ち止まることを繰り返す。高度計はまだ1700。本当に2550mまで登れるのか?。途中から雨が降り出しカッパを着る。黙々と上がる。次々と抜かれる。敗退するなら早いほうが楽か。高度計はようやく1900mになる。これでようやく半分。9時間くらいかければ何とか登れるだろうか。でもその先も同じようだと大変だ。天気予報もこの先曇りや雨ばかりじゃないか。やはり今回は敗退か・・・とやっていると突然三角点に出会う。
あれ?三角点は2200mでもっと先にあるはずでは?
どうやら腕時計の高度計は200m近くずれていたらしい。そうすると既に2/3は登ってしまったことになる。
気が楽になった。
雨も上がった。
昼ごはんを食べた。
相変わらず頻繁に息が上がり立ち止まりつつじわじわ登っているのだけども大体標準タイムで歩いているらしい。自分自身でもこんなに足が進まない感じがするのは初めてなんだけどもなあ。まあいいか。なんとかなりそうだ。
崩壊地の脇を登っていくと目の前が開けた。稜線に辿り着いたらしい。
足元にはチングルマとコイワカガミのお花畑が広がっていた。ようやく北アルプスに踏み込めた気がした。
少し下っていくと烏帽子小屋が現れた。手入れしているのであろうイワギキョウの大規模なお花畑が広がっていた。雨はすっかり上がっていて青空が見え始めている。
烏帽子小屋でテントの受付をしてテントを張る。テント場は小屋から少し離れたところにあった。少し谷になっていて風には強そうだ。
テントを張り終える頃にはすっかり青空になった(後で聞いたら新潟は翌日梅雨明けとなったそうだ。この場所に関してはこの瞬間が梅雨明けだったのだろう)
明日の予定としていた烏帽子岳を今日登ってしまうことにした。
小屋を越えて樹林を抜けると花崗岩の白い砂礫の砂浜のような場所が現れコマクサが咲いていた。振り返ると三つ岳がどんと居座っており、その背後には赤牛岳が見える。東には唐沢岳が見え燕岳からの表銀座の平坦な稜線がそれに続いている。
北西は雲に隠れてよくわからないが雪の残った平たいところが見える。五色ヶ原だろうか?既に北アルプスのど真ん中に居ることを実感する。
前烏帽子に登ると烏帽子岳が現れる。烏帽子岳は巨大な岩が突き立ったような山容だ。写真で見て想像していたのよりずっと迫力がある。
烏帽子岳へは岩場を攀じ登っていく。鎖もあるが無くても攀じ登る箇所がある。下りで足場を少し探すような所もありちょっと難しい。コースは岩の天辺まで続いているが天辺は狭くゆっくり出来るところではなかったのですぐに引き返した。
眼下には烏帽子田圃といわれる池の点在する森が見下ろせた。雰囲気が良さそうな所だった。
小屋でビールを買ってテント場に戻ると隣のテントの人も山を眺めながら一杯やっていたので少し話をした。
新潟から来ているそうで、今回は七倉ダムから船窪岳へ登り、そこからぐるっと烏帽子へ来たそうだ。北アルプスではもっとも人気の無いエリアと聞いている。かなりのベテランなのだろう。明日は真砂岳まで行って湯股に降りて高瀬ダムに戻る予定だけどもきついのでどうしようか(これはコースタイム10時間超え)、と古いボロボロの地図を見ながら悩んでいて、結局野口五郎岳までをピストンしてここから降りることにしたようだ。
明日は自分はどうしようか?予定では烏帽子岳を往復して野口五郎小屋までの予定だったが烏帽子岳は今日行ってしまったので明日は野口五郎へ行くだけだ。でもそれだと3時間くらいの行程になってしまう。ひとつ先の水晶小屋までとすると6時間で丁度良いが定員20名の小さな小屋なのでとても混雑するらしい。テント場も無い。さらに先へ進むとするとテント場もある三俣小屋があるがそうするとコースタイムはほぼ10時間になる。水晶岳と鷲羽岳をスルーすると8時間ちょいになるがそれでは余りにもさびしい。
ちなみにガイドブックの行程はこうなっている。
1日目:登山口→烏帽子小屋+烏帽子岳往復/7時間40分
2日目:烏帽子岳→水晶岳→鷲羽岳→三俣小屋/9時間55分
3日目:三俣小屋→双六岳→西鎌尾根→槍ヶ岳+穂先往復/9時間10分
4日目:槍ヶ岳山荘→上高地/7時間20分
う~ん・・・2日目の10時間行程や3日目の8時間歩いた後で槍の穂先にアタックなんて行程は疲れ知らずの鉄人じゃないと厳しいと思うのだけれど・・・
もともと自分の考えていた行程はこうだ。
1日目:登山口→烏帽子小屋/6時間10分
2日目:烏帽子岳往復→野口五郎小屋/5時間位
3日目:野口五郎小屋→三俣小屋/7時間位
4日目:三俣小屋→槍ヶ岳山荘/8時間位
5日目:槍ヶ岳山荘→上高地/7時間20分
(槍の穂先は天気や疲労度を見て4日目か5日目に行く)
でも結局4日目・5日目はきつそうだ。
水晶小屋を使うとこのようになる。
1日目:登山口→烏帽子小屋+烏帽子岳往復/7時間40分
2日目:烏帽子小屋→水晶小屋+水晶岳往復/7時間位
3日目:水晶小屋→双六小屋/6時間位
4日目:双六小屋→槍ヶ岳山荘/6時間位
5日目:槍ヶ岳山荘→上高地/7時間20分
(槍の穂先は天気や疲労度を見て4日目か5日目に行く。水晶岳往復も3日目に回してもよい)
これは理想的だ。でも水晶小屋は激混みで布団1つに複数人だ。しかしこの行程以外では必ずどこかが厳しくなる。
結局は次のようにした。
1日目:登山口→烏帽子小屋+烏帽子岳往復/7時間40分
2日目:烏帽子小屋→水晶岳→鷲羽岳→三俣小屋/9時間55分
3日目:三俣小屋→双六小屋/3時間位
4日目:双六小屋→槍ヶ岳山荘/6時間位
5日目:槍ヶ岳山荘→上高地/7時間20分
(槍の穂先は天気や疲労度を見て4日目か5日目に行く)
明日頑張って三俣小屋を目指すが駄目なら水晶小屋泊まりにする、というプランだ。別に小屋が混んでても死ぬわけじゃないし。
ガスが出て夕焼けと星空は駄目だった。
■2日目
寝坊した。
10時間行程なので4時半頃には遅くとも出発したいと考えていてアラームを3時半にセットしたのだが起きたら既に4時16分だった。
急いで朝食を食べテントを畳んで出発は5時20分になった。テント場には既に誰も居ない。出遅れた。
早朝ガスが出ていたが既に消えて青空が広がっていて良い天気だ。
三つ岳を少し登ると北側の展望が見えて槍が現れた。・・・遠いなー。あそこまで今日を含めて3日間かかる予定だ。
三つ岳からは南は野口五郎岳がどんと構えていてその向こうの景色は見えないが、北側は剣・立山・後立山の山々が眺められなかなかの展望だ。3つ目のピークは巻き道を通ったが雪渓の端を歩いたり大きなお花畑があったりして楽しかった。
花の写真を撮るときに、しゃがんで近付いて撮るのだけども、20kgの荷を背負っているので大変だ。昨日の疲労もあるので、しゃがんで→カメラを構えて→(ぶれないように)息を止めて→シャッターを切って→起き上がる、と軽く眩暈がする。バイアスロンという競技があって、クロスカントリースキーを行いながら途中射撃を行うのだけども、それ同じだなと思った。
野口五郎岳は花崗岩のゴーロが広がるなだらかな山頂で気分の良いところだ。少しガスが出始めていたが、槍がガスに消える前に山頂に辿り着く事が出来た。山頂からの眺めに周りの山が見えるか見えないかは重要だ。
野口五郎岳から一番目を引いたのは水晶岳だった。山肌の緑と雪渓の白のコントラストが綺麗で山の形も左右対称に稜線を広く拡げてそこから流れ落ちる沢筋や雪渓の形も綺麗だ。眼下には五郎池という丸い池も見られる。
野口五郎岳を出発すると、真砂岳を越えて水晶小屋へと進んでいくが、この区間岩がゴロゴロした尾根歩きが多く足場を選びながらの歩きとなるので相当体力を消耗した。東沢乗越から水晶小屋への登りはとても堪えた。
水晶小屋へは12時半頃に到着。周りの山々は次第にガスに覆われていったが不思議と水晶岳だけは雲が掛からない。時間的には厳しいがこれは行かなければなるまい。カメラと水だけ持って水晶岳へと向かった。最初は緩やかな稜線を進むがやがて岩場を梯子で登るようなところが出てきた。身軽だったから良かったものの実荷を背負っていたら相当苦しかっただろう。
水晶岳からは雲に隠れていたが黒部五郎岳や雲の平なども見ることが出来た。また朝通過してきた野口五郎岳も大きな山体と白い山頂部が目を引いた。槍はすっかり雲の中だ。
水晶小屋へ引き返した時点で14:10。鷲羽を越えて三俣へ行くとなると17時過ぎの到着となりそう。天気は・・・雲が多いが雷雨になるような雲ではないように見えた。体力はかなり消耗したがまだ行けそうだ。鷲羽へ向けて出発した。
途中、すれ違った方に「時間も天気も怪しいので急ぐように」と注意されてしまった。
鷲羽岳へは思ったよりも早く登れた・・・と思ったら1つ手前のワリモ岳だった。これを降りて鞍部からまた登り返す。体力も尽きてきて10歩行かないうちに息が上がり休止が必要になる。また10歩歩いたら今度は岩に腰掛けて休止。大きな段差を乗越えたら休止。こんな状態ではいつになったら山頂へ着けるのか・・・と思っていたらコースタイム通りに山頂へ到着。みんなこんなハァハァしながら登るのだろうか?いやこんな息苦しそうな登山者は見たことが無い。天気は思ったより良い方向で晴れ間も見えた。
後は三俣山荘へ怪我しないよう下るだけ・・・だがこれも意外と辛かった。ザレとガレの急降下で足元に注意しながら降りなければならなかった。ゆっくりと慎重に遅くても良いので確実に降りていく。時間にして10分ほど前には先行する2名が歩いていたのだがすぐに引き離されてしまった。こんなのではコースタイムの2倍かかるかも知れない・・・と思いつつノロノロと降りたが大体コースタイムで三俣山荘へ到着。
すぐにテントを張って横になった。缶ビールを買って飲んだが昨日ほど美味しく感じなかった。むしろ捨てたいと思うような苦味しか感じなかった。疲れすぎだろうか?水場の水は氷水のように冷えていてこれは美味しかった。
夕日は三俣蓮華岳に遮られて見れなかった。
夜中、足先が寒くて目を覚ました。靴下の予備を履いて2重にした上足先を予備のスタッフバッグに突っ込んでみた。それでも駄目ならザックを履いて寝ることになるが、なんとかこれで寝ることが出来た。北アルプスの冷え込みについては少し甘く見ていたかもしれない。
目を覚ましたついでに外を見ると、ガスは消えて綺麗な星空を見ることが出来た。
■3日目
今日は3時間程の短い行程の日。天気も上々で槍ヶ岳もクリアに見える。
のんびりと準備をする。三俣小屋の人が這い松の上に布団を並べて干していた。
6時過ぎに出発。
1日目、2日目と自分にしてはハードに行動したため足が重い。三俣蓮華岳へ向けてよろよろと登っていく。
昨日12時間日の遮るもののない稜線を歩いたため腕の日焼けが凄い事になっている。ヒリヒリしてザックを上げ下ろしする際に擦って痛い。というか日が当たるだけで痛い。日焼け止めは塗っていたのだけどもこまめに上塗りする必要があったようだ。
三俣蓮華岳から眺望は素晴らしかった。多少高層に雲が広がっていたが山々を隠すものではなかった。昨日見えなかった黒部五郎の大きなカールも見ることが出来た。
丸山を越えて双六岳へ稜線コースで進んでいく。なだらかな稜線で気持ちが良い。左には大きな雪渓が広がり右手には黒部五郎岳や笠ヶ岳が見える。遠くに白山の頭も見えた。お花畑も沢山あったが写真は余り撮らずに進んだ。花の写真を撮るためにしゃがんで立ち上がるだけで眩暈がするからだ。疲労している。
双六岳のなだらかな山頂からの眺めも素晴らしかった。三俣蓮華岳の山頂で一緒だった人が登ってきた。彼はこれから西鎌尾根を登り槍まで行くのだそうだ。自分は双六小屋で今日は終わりだというと、そうですかと言って先へ向かっていった。コースタイム通りだと槍ヶ岳山荘に着くのは結構遅い時間になるはずだ。大丈夫だろうか?昨日の自分の選択を考えると、まあ好きなようにやって事故には気をつけて、としか言えない。
双六小屋には11:00には到着。
・・・ここには生ビールがあるのですよ!1000円もするのだけど、気が付いたら買っていた。仕方ない。
昨日の缶ビールと違って旨い!。もう一杯行こうかとも思ったけども止めておいた。 少し遅い昼食を作って食べた。今回の食事はパスタ6食、もち6食、ラーメン2食を持ってきていてこれを適当に食べている。今回はラーメンに味噌汁用の乾燥野菜(キャベツなど)を入れてみたがこれが美味しかった。山中でなかなか摂れない野菜が軽量で持ち運べるのが良い。今後も取り入れよう。
昼食後テントを張って昼寝。起きたら15時になっていたので、時間があったら双六巻き道のお花畑まで散策、という予定は止めにしてテントでのんびりすることにした。
夕日は双六岳の向こうへ落ちるので見れなかった。ガスも出て風が強かった。
夕食を食べて暗くなるとともに就寝。寒さ対策に靴下は3枚重ねにした。
■4日目
3時半には起床。まだ暗く星が綺麗だった。風が強く寒い。
寒さに怯んでぐずぐずしていると出発は4時20分になった。日の出は5時である。樅沢岳の山頂で日の出を迎えたかったが厳しいかもしれない。しかし大方のテントよりは先に動き出すことが出来た。
日の出は樅沢岳手前の眺めの良い場所で表銀座の稜線から登ってくるのを迎えることが出来た。
樅沢岳へ登ると槍・穂高が目の前に現れた。双六小屋ではこの樅沢岳に遮られて見えなかったのだ。1日振りに見る槍は随分大きく見えた。これまでは大きく回りこむように徐々に槍へと近づいて来たのであるが、双六からは一直線に槍へ向かって行くのだ。
西鎌尾根は槍ヶ岳のイメージから花は少ないのかと思っていたが、花は多くお花畑もあった。クルマユリなど今まで見なかった花も多く見られた。花の写真を撮ろうとしてスクワットすると疲れるので余り写真は撮らずに進む。時間があって荷物が軽ければゆっくりしていきたいところだけども。
幾つかの雪渓も越えて行くのだが特にアイゼンが必要なほどではなかった。
左俣岳を越えると少し道が険しくなった。岩場やザレで転滑落や落石しないよう少し注意が必要だ。千丈乗越までそのような道が続く。
道中は2人組x3パーティや何人かの単独に抜かされたり抜きつ抜かれつで進んできた。その中の一人は九州から来たのだそうだ。旅費が14万にもなるのだそうだ。今日槍に登って南岳へ向かい明日は大キレットだそうだ。凄いですねと言うと簡単に行けるよとのことだった。え、そうかな?
また別の人には北鎌尾根の素晴らしさを語られた。でも行くの大変そうだなーと言うと、全然行ける行ける!とのこと。えええ、そうなのか!?
日本全国から山好きが集まる場所であることを実感した。
千丈乗越から見る槍山頂は尖ってなくて不恰好だった。そしてここからの登りは辛かった。岩ばかりのガレのジグザグ道を5歩10歩登っては息が切れて立ち止まり、また5歩10歩歩いては道脇の岩に腰を降ろして一息入れて、ちょっとした段差を乗越えてはまた立ち止まり、とこんなペースじゃ一体いつになったら槍の肩まで辿り着くのやら、というペースで歩いていたつもりだったのだがコースタイムより若干早目に槍の肩に到着してしまった。おかしいな、こんなに息切れしている登山者を自分は見たことが無いのだけれど・・・これは普通なのか?。もしかして昭文社地図のコースタイムは恐ろしく甘いのだろうか?疑問は残るが自分としては計画通りになっているのでとても助かる。
槍ヶ岳山荘に着くと、大勢の登山者が槍の穂先に取り付こうとしていた。というか学生の団体が30人程取り付こうとしていた。時間をずらしたほうが良いかとも思ったが空模様は次第にガスが出てくる状態だったがまだ良い天気だったので、多少渋滞しても今登ってしまおう。
やはり渋滞した。学生は岩登りの経験が無いらしく、梯子や鎖で立ち往生している者がいるようだ。いきなり槍に連れてきたのであれば無茶で迷惑だとも思うけども若いうちにこういう経験もした方が良いとも思う。まあ頑張れ。
自分も高いところは苦手でつい1年程前までは槍の穂先なんて登れるとも思わなかったのだけども登れてしまった。もっとも梯子の上から下を見回す余裕は無く、一歩一歩確実に進める事だけに集中した。長い梯子を登りきると山頂だった。
登りよりも下りがさらに渋滞した。登りが大変なら下りはさらに大変なのは当然だ。山頂には人が溜まって30人位になっていた。槍の山頂は5~6人がせいぜい、と聞いていたのだけど意外に広かった。
山頂から切れ落ちた崖下を見下ろしていると、その崖を登山者が登ってきて驚いた。北鎌尾根を登ってきたらしい。山頂の皆で拍手した。尾根と言っても最後は崖じゃねーですか。簡単に行けるところじゃないよな、やはり。
槍の穂先から降りると今日はテントではなく山荘へチェックインした。
昨日より標高が500m上がっているので気温が3度下がる筈で寒さに耐えられるか心配だったからだ。槍の穂先の隣でテント泊なんて是非やってみたいが眠れないほどだと厳しい。土日は外しているが夏山シーズンなので寝床は混むかな・・・と思っていたが人気の無い部屋に割り当てられた。まだ13時なのでこれから続々と入るのかと思ったけども結局7人部屋を2人で使った。他に似たような部屋が3部屋あったが誰も来なかった。割り当てられた部屋は素泊まり専用の部屋で素泊まりを希望する客はほとんど居なかった、ということらしい。食事付きで泊まった人に聞くと、それなりに混んでいるということだった。
荷物を置いたら自炊室で遅めの昼食を食べることにした。自炊室にはドアがあってそこを開けると槍の穂先の目の前だった。折角なので外に出て穂先に登る登山者を見つつ自販機(こんな山頂に自販機が!)で買ったチューハイを飲みながらのんびり昼食にした。時間があると酒が進んでしまうなあ。でもこういうのんびりは最高だ。チューハイは昼に2本、夜1本飲んでしまった。
山荘の前で西鎌尾根で一緒だった九州からの登山者と再会した。渋滞に巻き込まれてガスも出てきたため南岳は止めて槍ヶ岳山荘止まりになってしまったとの事。
夕焼けはガスで全然駄目だった。
それから夜までは、同室になった京都からの単独男性、東京から来た男女、新潟から来たおっちゃんと話をした。
単独男性は飛騨沢から登ってきて、明日は西鎌尾根を下って笠ヶ岳、明後日下山だそうだ。
東京組は自分と大体同じ行程で西鎌尾根を登ってきたそうだ。2日目に水晶小屋に泊まってやはり1枚の布団に2人との事だった。男性の方はテレビが嫌いとのこと。
新潟のおっちゃんは話好きだ。でも時々話が凄く飛ぶ。普段は新潟の低山を歩いているようだけども遠くからでも見える槍の穂先に一度登って見たかったそうだ。
単独男性は高山病になってしまったようだ。頭が痛くて食事が食べられないと言う。おにぎりを1個貰った。
20時頃にはお開きにして就寝。今日はテントを用意する手間も無いし暖かい布団で寝れる。最高だー!
翌朝まで熟睡した。
■5日目
夜明けはガスが出て御来光はイマイチ。
今日は下山するか、徳沢あたりでもう一泊するか迷う。徳沢で一泊ならもう一度穂先へ登ろうか。
結局今日の午後から明日にかけて天気は崩れるようだったので下山を選択。決定したら即下山開始だ。今日はテントを撤収する手間も無いので全部ザックに押し込んだらすぐに出発できる。小屋泊まりは楽だ。
5時半から降り始めてすぐに声を掛けられる。新潟のおっちゃんだった。昨日車の回収が大変だと愚痴っていたのを憶えていてくれたらしく送ってくれると言う。ありがたく甘えさせて貰った。槍沢には大きな雪渓が幾つかあったが、おっちゃんは雪渓を上手くずり落ちて行った。さすが新潟人は雪に強い。
一箇所急な雪渓のトラバースがあり、そこは滑り落ちると下まで行ってしまいそうで要注意だった。ルートはカットされているので不用意なことをしなければアイゼンなしでも大丈夫とは思う。
途中表銀座を縦走してきたという3人組と抜きつ抜かれつになった。3人組の方が足が速いのだけども休憩を多く入れているので追いつくのである。兎と亀だねと言いつつ徳沢まで抜きつ抜かれつだった。
おっちゃんはすれ違う人毎に声を掛けていた。どこから来たか、どこへ向かうのか、槍へ登るのか頑張れ、などなど。気さくな人だった。
明神を過ぎる頃には自分もおっちゃんも2人してヨロヨロと歩く状態になった。さすがに距離19km標高差1500mの下りは大仕事だった。自分はザックの調整が拙いのか肩が1時間おきに痛くなった。おっちゃんは足裏が痛いとの事で硬いところの下りが辛そうだ。
バスターミナルには13時ちょいに到着。山頂から8時間足らず。かなり飛ばして降りてきたつもりだったけども結果的にはほとんどコースタイム通りだった。凄いな昭文社地図。バスに乗っておっちゃんの車の停めてある沢渡へ。
おっちゃんの車(軽)に乗せてもらいナビで自分の車を置いたところを設定すると距離が80kmと出ていた。80kmも離れてるのか!?思ったより距離があり申し訳なく思っていると、どうせ新潟に帰る途中だからと言ってくれた。
七倉山荘の駐車場に戻ったのは16時。沢渡から2時間かかった。本来ならバスと電車2本とタクシーを乗り継いで来るところである。おっちゃんはお金を受け取ってくれなかったので結局言葉だけとなってしまった。おっちゃんは軽で走り去っていった。どうもありがとう。
七倉山荘には日帰りでは入れる温泉があるので立ち寄った。5日間風呂に入ってないので温泉は何をさておき行かねばならないところだ。温泉に入ったらおっちゃんと再会した(笑)。山ではよくあるパターン。お互い帰りの運転の無事を言い合って別れた。
■その後の余談
温泉でさっぱりした後はとんかつだ。昨日から下山したら温泉ととんかつだと公言してきた(槍ヶ岳山荘の夕食がチキンカツだったようで匂いに釣られた)。食べないわけには行くまい。
ナビで検索すると10km離れた所の昭和軒という店が出てきた。10km。しかも高速のICとは別方向。安曇野ICへ向かっていれば他の店もありそうだし・・・とも思ったが携帯で信濃大町の昭和軒を検索してみた(下界は便利なアイテムで溢れている)。結構有名な所のようなので少し遠いが行ってみる事にした。
着いてみると「今日は休みます」との張り紙。残念だった。お腹すいた。コンビニで済まそうとも思ったが、ここはとんかつだと固く決めてしまっている。ICへ行くまでの途中に豊科の街中でそれらしい店はあるだろう。再び車に乗った。
ところが、ナビの言うとおりに車を走らせると次第に山の中へと入っていった。10km移動したことでナビが別の道を示していたようだ。市街地を通って安曇野ICへ行くのではなく山中の細いくねくね道を通って麻績ICへ行くようだ。コンビニすら無い。物凄い夕立が来て雷が光り始めた。暫くはとんかつどころではなく運転に集中。
何とか麻績ICへ到着。本当に1件のコンビニすらなかった。下界にも山の上以上に不便な所があるものだ。高速道路に乗ってしまえばあとはサービスエリアで食べるしかない。旅気分は格段に落ちるが仕方ない。藤岡ハイウェイオアシスの「おやじのヒレカツ丼」を食べよう。あれのカツは以前はとても大きく食べきれない人が居るのでは?と心配になる程だったが近年は普通サイズにレベルダウンしていたっけ。最近はあまり行ってないがどうだろう?
1時間半程で藤岡ハイウェイオアシスに到着。お店は既に閉まっていて暗かった…。
じゃあ寿司だ!寿司が食べたい!と思い反対側のすし屋に向き直ると、こちらも丁度閉店らしく主が準備中の看板を出してるところだった…
…少し取り乱した。とんかつを食べなければ。
結局さらに1時間程の後、夜も十時をまわった頃、地元の東松山ICで高速を降りてかつ家のダブルロースカツ定食を食べた。旅気分は微塵もなくなってしまったが仕方ない。
そんなこんなで北アルプスの旅も終了した。
おしまい
山で撮影した上下左右360度パノラマ写真コンテスト - 結果発表 by ヤマレコ
コメント
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chibikoと申します。
多分、お会いしたのでは無いかと思いコメントを
書いてしまいました。
違っていたらすみません。
29日に三俣と双六に行ったのでその辺りでお会いしたのでは
ないでしょうか?
いつかは、裏銀座を縦走したいと思っているので
行く時は参考にさせていただきます。
360度パノラマすごいですね。
お疲れ様でした。
chibikoさんはじめまして。
29日の写真にお二人が写ってました。#167。
あの日は私はふらふらでしたので、あっという間に抜かれていきました。憶えてます。
それにしても良い天気でしたね(27日の午前中は大変だったようですけども)
裏銀座も楽しいルートでしたので是非行ってみて下さい!
初めましてsako59さん。
いい風景ですねー、見惚れます。
自分はキレットに行ったんですが、同じく20年前云々があり
そんなところにも引かれてしまいました。
お疲れ様でした。
BlueSky_54さん、はじめまして。
丁度良い季節でしたねー。雪が残ってて花が咲いてて。
キレットの写真拝見しました。いやー楽しそうだけどキツそうだなー。
夕日の写真綺麗です!
サコさん、こんにちは~ お疲れ様でしたね!
なんだか超大作そうなので、じっくり拝見するのはお休みの日に、
と決めていました 笑
こちらの標準コースタイムは、ちゃ~んとテント泊装備のヒトがはひはひ言いながら歩いてのタイムになっているのですね
聞き慣れない山の名前がいっぱい出て来て混乱していますが
野口五郎はゴロゴロしているのだけはインプットされましたよー!
お花畑でのスクワット、たいへんお疲れ様でした
三日目の雲がたいへん良~い感じです!
おっちゃんに送ってもらえて良かったですが、
とんかつをめぐる顛末には涙しそうになりました
最後には食べられて良かった・・・
槍に登ったひとが高いところは苦手って言うの、もうやめてくださいね 笑
にゃぎさんこんばんは。
黒部五郎とか薬師岳とか普段関東周辺からは見えない山が見えて新鮮でした。
10年後に自分で読み返して反芻するために1日毎に写真を見つつ思い返して記して行ったらこんな長い文章になってしまいました・・・って、とんかつのくだりは10年後に読み返して一体何を思うのだろうか自分
槍の穂先は高い所じゃなかったです。なぜなら・・・一切足元を覗き込みませんでしたから
真面目な話、列を為して登降しているとあまり高度感を感じません。前の人が続々登り降りしているのを見ると、自分が滑り落ちたり転がり落ちるイメージがし辛いです。左右が切れ落ちている訳でもなく、緩いルンゼ内にしっかりとした鎖・梯子が設置されているので視覚的にも余計な空間が視界に入らず登り降りに集中できて意外と大丈夫でしたよ?
うらやましいほどのいい天気でしたね~。
わたしたちは、初日だけで、あとはガスと霧、ラストは雨。暴風雨がなかっただけでも、よしとしたんですが。。。。こんないい天気のこのルートをみると、リベンジしたいです。あんな天気でなければ、体調もよかったし、あと2~3日分の食料はあったので、もっと歩きたかった・・・。ほんとうにうらやましい。ま、山は逃げないので、次はいつ行けるかわかりませんが、いつかきっとこんな景色を堪能したいです。
kinokoさん、こんばんは。1ヶ月も前のレコですがコメントありがとうございます。
今年の夏は本当にダメなようで、なかなか晴天が続きませんね。
私の登った時も前日の天気予報では曇りで埋め尽くされていてどうなる事やらと思いつつ突撃したのですが、たまたま新潟の梅雨明けと重なって、これ以上無い天気に恵まれました。
素晴らしい所ですので、レコを見てリベンジする気になったのであればうれしいです。
私も雲の平、花見平、笠ヶ岳、湯俣温泉など行ってみたい所が出来たのでチャンスがあれば再訪したいです。
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