黒部源流(折立−黒部五郎岳−鷲羽岳−水晶岳−雲ノ平−折立)
- GPS
- 55:39
- 距離
- 45.7km
- 登り
- 3,645m
- 下り
- 3,634m
コースタイム
- 山行
- 9:24
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 9:49
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 8:49
天候 | 1日目晴れ、2日目曇り、3日目雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
有峰林道小見線で折立まで40分 通行料金1900円 ※午前6時〜午後8時通行可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
すべてわかりやすい登山道です。 雨の日、木道や雲ノ平から薬師沢に降りる道の岩や根、折立と三角点までの根が滑りやすく、慎重に行動しなければなりません。 |
その他周辺情報 | 有峰湖にある有峰ハウス(076-481-1758)で前泊しました。風呂もあり薬師岳が望めて良い宿舎でした。 下山後、有峰林道小見線ゲートすぐに国民宿舎白樺ハイツがあり、610円で入浴できます。温泉ですし、食事もできます。(076-481-1301 亀谷温泉 富山市亀谷1−10) |
写真
感想
毎年少しずつ登ってきた日本百名山。
今年は、黒部源流の黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳の三座登頂をめざした。
お盆の時期は、人は多いが、天気がよいだろうと予想して出かけた。
1.前日泊
有峰林道は午前6時〜午後8時が通行可能である。
前回薬師岳に登ったときは、深夜 車をとばし朝林道を通り、8時ぐらいから登った。その行程で行くと、睡眠不足と行動時間が短くなるため、今回3日で3座を登るためには前泊が必要と考えた。テントで折立キャンプ場(無料)出寝ることも考えたが、熊が食べ物を狙ってくると聞いていたので、有峰ハウスに宿泊する。
有峰ハウスの人に聞くと、ツキノワグマは出るが人への被害はないとのことであった。有峰ハウスは、木造のきれいな建物でトイレ、ツインのベッドつきの部屋で、共同の浴槽もある。窓からは薬師岳も望めた。残念なことに下山後の入浴はできないということである。
2.折立から黒部五郎岳へ(1日目)
朝4時20分に有峰ハウスを出発し、10分で折立へ。駐車場は満車、道路も約200mほど路肩に縦列駐車されている。(15日下山時は、新折立トンネルの中まで駐車の列が伸びていた)
路肩に駐車し、暗い中登山開始。晴天のため、三角点以降は景色も素晴らしい。
太郎平小屋へは、約3時間で到着。(85時間のコースタイムところ)
小屋からは太郎山、北ノ俣岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、祖父岳、水晶岳、薬師岳と素晴らしい展望であった。
太郎山から北ノ俣山へ向かっていくと水晶岳の隣に赤牛岳が見えてくる。
雪渓や花が多い登山道である。
北ノ俣岳からは、槍ヶ岳が見えて感動的である。岩が積み重なった赤木岳山頂に着くと黒部五郎岳が近くに見え、笠ヶ岳も顔を出してきた。
急登を登ると、黒部五郎の肩へ着く。雲ノ平も近づき、五郎カールも見下ろせる。
みんなリックを下ろして、山頂へ。山頂も360゜の大展望である。
日本百名山89座目の登頂である。
肩からカールの中へ下りると、雪渓と巨石と花の空間が広がり、雪解け水の冷たさを味わったり、ずっとのんびりと過ごしたい楽園であった。
1日目は17辧¬10時間の山行であった。
黒部五郎小舎は、1人1枚布団が当たり、夕食の天ぷらとおそばもおいしかったです。
朝食が4時30分からも良かったです。
2.三俣蓮華岳から鷲羽岳、水晶岳そして雲ノ平へ(2日目)
天気は、前夜からくずれ、ガスがかかっていて、いつ雨が降ってもおかしくない天気。雨が降る前にできるだけ進もうと、朝食をいただき、4時40分スタート。
小舎からどんどん登り、三俣蓮華岳山頂へ。ここは360度の絶景ポイントらしいが全く展望なし。山頂は、岐阜県、富山県、長野県の県境で、三角点を1周するとあっという間に3県が歩ける。
下山途中から雨が降ってきた。三俣山荘へ着いたが、ここは槍ヶ岳などの展望も良いが全く展望なし。
ガスの中の鷲羽岳山頂をめざし、急登をひたすら登る。鷲羽池も見ることができず、
山頂へ。日本百名山90座目登頂である。
下山途中からまた登りが始まり、ワリモ岳に登り返す。ワリモ岳山頂も岩が積み重なっており、登ることができなかった。展望は悪いものの、そんな日心和ませてくれるのはライチョウである。親子のライチョウを見ることができた。
ワリモ北分岐は、ザックのデポがたくさんあり、ここから軽装で水晶岳や鷲羽岳に行く人が多い。
自分も水とカメラを持って、水晶岳へ出発。水晶小屋を通過して、少し平らな部分を進むと後半は岩場を通過していく。
ここの山頂もガスの中だったが、日本百名山91座目登頂である。
ワリモ北分岐から往復2時間であった。
分岐を少し下ると岩苔乗越で、祖父岳(じいだけ)へ向かう。祖父岳はケルンがたくさんある山頂でここも展望がよいのだろう。
そして、雲ノ平へ下りていく。ガスの中ハイマツの中をどんどん進む。今年は少し遅いという花々も満開である。
池塘と花を堪能しながら、雲ノ平山荘へむかう。
2日目、14辧9時間の山行であった。
雲ノ平山荘は、5年前新築されたが、5年間で本日が最高の宿泊者ということで、布団は2人で1枚。夕食は1つの鍋を10人ぐらいで食べる。昼や夜はお酒を楽しめる食堂やバーになる。
3.雲ノ平から薬師沢そして太郎平、ゴール折立(3日目)
最終日は、小雨のち豪雨。山荘を5時過ぎに出発し、祖母岳(ばあだけ)に登り雲ノ平をどんどん進む。薬師沢に下りる道は、ぬれた木道、岩そして急登で大変苦労した。危険でもある。天気がよいと薬師沢でくつろげるが、雨で下山を急ぐ。
薬師沢小屋からしばらくは、長い長い木道が続く。橋を3つ渡ると木道は終わり、ここから太郎平まで急登が続く。
太郎平小屋の前から豪雨となる。折立までの登山道は川のようになり、ただ必死で下山するだけ。カメラを出すことすら水没するのでできない。2時間20分で下山。
3日目、14辧7時間の山行であった。
下山後、有峰林道ゲート近くの国民宿舎「白樺ハイツ」の温泉で3日間の汗を流した。しかし、大雨警報と帰省(お盆行楽)ラッシュで北陸道50辧浸規制、渋滞17劼覆匹海慮紊盒賚続き……
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