南アルプス南部縦走


- GPS
- --:--
- 距離
- 86.5km
- 登り
- 8,212m
- 下り
- 8,842m
コースタイム
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 14:00
- 山行
- 12:10
- 休憩
- 8:00
- 合計
- 20:10
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 12:00
- 山行
- 10:57
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 12:50
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 5:10
2日目、早朝は風が強いが快晴、遅れを取り戻す為早朝出発し、間ノ岳、三峰岳、塩見岳経て三伏峠へ。
小屋到着時はしばし動けず、行動食を取って休んでからテント作成へ。
3日目、荒川前岳を経るも悪天候により、悪沢岳登頂を断念し荒川小屋へ。テント張って暖と食事を取り
休んでいたところ、17:30頃から雨が止みそうな兆候が。案の定雨があがり雲もキレて日没後には満天
の星空となったので19:30から悪沢岳アタック開始23:10にテントに戻る。
4日目、5:00頃から晴天となりその間に赤石岳へ。登頂後から天気が急変し、稜線は暴風雨の吹きさらし
状態。百間洞山の家で暖と軽食を取り、再び暴風雨の稜線へ。兎岳、聖岳を経て聖平小屋にてテント泊
5日目、相変わらずの雨のようなので光岳は諦め5:30頃聖平を出発。茶臼小屋に8:30に着いてしまったので
テントたてて荷物を置いてヘッドライトと昼飯、行動食、アミノバイタルをポケットにいれ空身で光岳へ。
どうにか日没までにはテントに戻り、翌日は下りるだけ。
6日目、雨はあがるも、またすぐに降り出しそうな雲行き。出発が予定より30分ほど遅れたが10:00には大吊橋
到着。
天候 | 8/12雨 8/13晴れ 8/14雨一時晴れ 8/15晴れ後雨 8/16雨一時晴れ 8/17雨後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8/17畑薙第一ダム(毎日アルペン号)12:00-19:10新宿西口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三伏峠から烏帽子岳間は明るければ問題なくいけると思いますが、暗い時間ヘッドライト使用の場合道が分かりにくいかもしれません |
その他周辺情報 | 赤石温泉白樺荘日帰り入浴\510 |
写真
装備
備考 | 新聞紙(雨の山行時には必須) |
---|
感想
感想というよりは体験記
台風が去り、天気も回復傾向だろう思っていたところ、前日の天気図には日本列島に前線がかかっている。
山行6日中5日間が雨となるとは思ってもみなかった。
今回は初のテント泊、大縦走、悪天候と厳しくなるのはある程度覚悟はしていたが、実際にやってみて
自分にとって雨の日のテント泊の山行は2泊3日が限度だと痛感させられた。
何せザックが重い!ひたすら重い、雨を含んで日が経過しても軽くならない。こいつは厄介だが放り出せない。
初日、悪天候のため北岳登頂を諦め、早々と予定変更して北岳山荘で素泊。(予定としては熊ノ平小屋まで)
登山靴も雨でびしょ濡れになり小屋では靴は乾かせない状態で残り5日間そのまま履き続けたのはきつかった。
インソールを替えてからあってないのか、靴擦れが頻繁に起こる。ぐしょぐしょ+靴擦れで
私の足は既に悲鳴をあげてた。3日目あたりから足がむくんでるのか、膿んで腫れてるのか
わからない状態だった。これを書き込んだ8/24現在腫れは引いているも足の指先の感覚はあまりない。
新聞紙を持ってきている人がいて、なるほどその発想はなかった。次からは必ず持っていこう。
真夜中に風の音で目が覚め、外へ出ると強風だが満天の星空。ヘッドライトつけて北岳登頂を試みるも、
風が強すぎて、吹き飛ばされそうだったので断念して、ザック持って間ノ岳へ出発。
中白根山からは暗闇の中に北岳、富士山、間ノ岳と日本のTOP3が見渡せたが先を急ぐ為間ノ岳へ。
2日目の靴以外のコンディションは抜群だったので、遅れを取り戻す為、間ノ岳から塩見岳までほぼノンストップ
さすがに体力的にきつく、三伏峠小屋に着く頃にはヘロヘロ。ちょっと調子乗りすぎた。
3日目、悪沢岳登頂を最初諦めて、小屋に行ったのは正解だった。暴風雨の中、山頂に立つよりはある程度体の疲れをとり、暗くても快晴で月明かりに照らされた道を行った方が危険も少ない。実際悪沢岳の山頂からの帰りは
月明かりのおかげでライトが必要なかった。テントに戻ると雲や風、雨が辺りに戻ってきた。どうやらこの日運を使い果たしてしまったようだ。
4日目悪沢岳登頂で疲れ果てて眠っていたところ、雨がテントをたたく音で目が覚めた。がしばらくして止み、晴れ間と太陽がお出迎え。この日は晴れると思いながら出発し赤石岳を目指した。私が小赤石岳に着くまでは雲の動きは早いものの、晴れていて気持ちいい山行だったが、赤石岳の山頂を踏んだ途端に雲行きが急に悪化し風が強くなり雨まで降り出したので先を急いだ。しばらくして、暴風雨。稜線はもちろん、コルだろうが尾根だろうがお構いなしに暴風雨に曝されていた。百間洞山の家では聖平から来た方と状況報告。向こう(聖岳)のほうも稜線や、標高の高いところは吹きさらしだそうだ。兎岳を経てなんとか聖岳登頂も道中の景色は全く何も見えず、ただただ下って登って、ようやく聖平に到着。稜線では台風の中にいたようだった。
5日目、天候も回復傾向にあらず、相変わらずの雨模様。幸いなことに稜線ではないので風は凌げている。
光岳は天候次第と思いながら前日は寝たので、既に諦めムード。下山後のバスは翌日の予約なのでとりあえず
茶臼小屋に昼前くらいについてゆっくりしようと思い向かった。確か、聖平から小屋までは約4時間、茶臼小屋から光岳までは往復11時間くらいかかる、なんて道中考えながら歩いてたら、8:30には茶臼小屋に到着し、テントはったりして9:10。これは風強くないし、空身だったら日没までには戻れるかもしれないと思い、光岳アタックの準備を整える。と言っても、アルファ米のチラシ寿司に水入れたり、体暖めたりとそんなに時間もかからないから9:50には出発。今回の山行でネックだった荷物。肩はひたすらあの重さに耐えてはいたけれども、4日目以降は肩の痛みをとるために荷物を下ろして休憩という事が頻繁に起きていた。しばしの間彼とおさらば出来て肩が、体が妙に軽くなって足取りもやたらと早い。易老岳まであっという間!だったけど、更にこの先で自分の選択が最高だったことを強く実感した。
そう、光岳小屋手前の水場まで続くあの長いゴーロの谷筋。あそこは荷物あるのとないのとでは雲泥いや、天国と地獄の差くらいはある(大袈裟か)。すれ違う方皆重そうなザックを背負ってらっしゃるのを横目に割と長いアップダウンを彼らに比べれば遥かに楽をして光岳小屋に13:20頃到着。持ってきたチラシ寿司を食べて腹ごしらえして、写真撮れなかったのが残念だが、光岳小屋に来た痕跡を残し、そこにいた3人の山ガール達から聞いた光石目指して、いざ光岳山頂へ。光岳の山頂はさほど感動は覚えなかったが、光石のはすごく気持ちの良さそうなところ、晴れていればもっと…。ここで持っている人ならばパッと視界が晴れるなりして絶景を目の当たりにするのだろうが、その時の私は…どうやら持ち合わせてなかったようだ。案の定、私が山頂下りてしばらくしてからや、易老岳まで戻った16.00頃にはいきなり空が晴れて恐らく途中出会ったあの人達は光石からの絶景に出会えたであろう。その後、18:00前までは青空が広がっていたが、茶臼岳山頂に着く頃にはまた厚い雲に覆われ、雨が降り出した。18:20テントに戻り就寝。
6日目は下りただけ。足は上がらなかったし、何度となく転んだ。ダムを横断したあの大吊橋は印象深い。
晴れた日にリベンジしよう!一度でと欲張らずに今度は少しずつかな。
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