記録ID: 553720
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
晩秋の鋸岳・甲斐駒ヶ岳(戸台起点−北沢峠・摩利支天・烏帽子岳経由)
2014年11月22日(土) ~
2014年11月24日(月)
- GPS
- 24:00
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 2,688m
- 下り
- 2,708m
コースタイム
1日目 8:22戸台駐車場発−10:18角兵衛沢出合10:47−11:08丹渓荘跡11:15−12:37藪沢橋12:38−13:10大平山荘13:20−13:36長衛小屋(旧北沢駒仙小屋)着
2日目 6:43長衛小屋(旧北沢駒仙小屋)発−7:17仙水小屋7:20−7:53仙水峠7:55−9:26駒津峰10:05−11:06摩利支天11:10−12:01甲斐駒ヶ岳12:36−13:57六合石室小屋着
3日目 6:42六合石室小屋発−7:34烏帽子岳7:37−8:51中ノ川乗越−9:25第二高点9:31−9:57大クビレ付近12:04−12:17鹿の窓−12:25小クビレ12:29−12:42鋸岳山頂13:12−13:20角兵衛沢ノ頭−14:48大岩下ノ岩小屋ー15:15角兵衛沢出合15:20−17:05戸台駐車場着
2日目 6:43長衛小屋(旧北沢駒仙小屋)発−7:17仙水小屋7:20−7:53仙水峠7:55−9:26駒津峰10:05−11:06摩利支天11:10−12:01甲斐駒ヶ岳12:36−13:57六合石室小屋着
3日目 6:42六合石室小屋発−7:34烏帽子岳7:37−8:51中ノ川乗越−9:25第二高点9:31−9:57大クビレ付近12:04−12:17鹿の窓−12:25小クビレ12:29−12:42鋸岳山頂13:12−13:20角兵衛沢ノ頭−14:48大岩下ノ岩小屋ー15:15角兵衛沢出合15:20−17:05戸台駐車場着
天候 | 3日間とも晴天(霞有り。) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
11月22日出発時は10台程駐車してあった。24日の下山時は自分の車だけでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇戸台−長衛小屋(北沢峠) 延々の河原歩き。ピンクテープ有り。幅の狭い浅い渡渉が数回有ったが問題無い。丹渓山荘(廃屋)から正規ルートを辿らずそのまま藪沢を詰めた。微妙な渡渉有り。岩が滑りやすく連れは滑って靴浸水していた。両岸土砂が流れ落ちていて常に細かい落石有り危険。途中からブル道が出てきて歩きやすくなり堰堤が数個出てくると南アルプス林道の藪沢橋にすんなり詰め上がる。ここから林道を歩き大平山荘から山道を少し歩き北沢峠、長衛小屋に着いた。積雪はまばら、凍結は少し。 〇長衛小屋−駒津峰−仙水峠−摩利支天−甲斐駒ヶ岳 積雪は北側など日が入りずらい場所に残る位。雪は柔らかくアイゼンは装着しなかった。 〇甲斐駒ヶ岳−六合目石室小屋 ピンクテープが適度に有る。 甲斐駒ヶ岳直下の積雪が少し深く急なので気を付けた。アイゼンは使用せず。日向は雪が無い。 六合目小屋に向かう途中にクサリ場あり。 〇六合目石小屋−三ツ頭−烏帽子岳−中ノ川乗越 ピンクテープ有り。 烏帽子岳の道もピンクテープ有り明確。 中ノ川乗越にテン場らしき跡2ヶ所確認2人テントなら張れそう。 〇中ノ川乗越−第二高点 中ノ川乗越から第二高点は九十九折の急登。落石注意。 ここから、ヘルメット、ハーネスを装備した。 〇第二高点−大ギャップ 第二高点のピークから一旦甲斐駒方面に数メートル戻り長野側から巻いて降りる。踏み跡ピンクテープ有り。自分達は大くびれからザレと岩を登って大変だったが本来は鹿の窓まで長野側を巻く道が有るようだ。(ストック落としてしまった。) 〇鹿の窓−小ギャップ−第一高点 大ギャップを直登して尾根通しに歩き山梨側をトラバースしたら鹿の窓を潜らずスルーしてしまった。写真だけ取る。 小ギャップは、大ギャップを怖い思いして越えたので上り下りのクサリ場は何とも 無いと感じられた。ただクサリに体重を掛けるので難易度はそこそこ。冬ならロー プ必衰だろう。 そこからヒーヒーと一登りすると第一高点到着☆ 〇第一高点−角兵衛沢ノ頭−戸台川 第一高点から少し下ると角兵衛沢ノ頭に着きここから地獄の角兵衛沢のガレ場下りで有る。たまに道らしきものが有るが土砂崩れで細切れ状態。序盤はガレと一緒に降りる感じで大変。三分の一ほど降りるとやっとピンクテープの安定した道が現れる。その後も地面が滑りやすいので気を付け、ピンクテープを拾いながらながら戸台川の合流まで降りる。合流したら適当な所で渡渉。 〇戸台川−戸台駐車場 ここからは来る時と一緒。夕暮れに歩いたが猿、鹿がたくさんいた。熊も出そうだ。 ◯水 長衛小屋前、仙水小屋前の水場は使用できた。雪はまだ少なく水を作る程では無かった。 ◯トイレ 長衛小屋のトイレは使用できた。仙水小屋は電気着いているが無人だった? |
その他周辺情報 | 〇今回寝た場所 前夜泊−道の駅・長谷で寝ようと思ったが人が多かったし車の出入りも多そうなので 戸台駐車場まで移動して車中泊した。静かで良く寝れた。 1日目−長衛小屋は営業終了。避難小屋(夏季自炊場所?)を借りて寝た。ぎゅうぎゅ うで6人位寝れるかも?壁、地面コンクリで冷えます。快適に寝れた。 2日目−六号目石室小屋 新しい石室。隙間が多い。板の間?と土間が有る。夏はカ マドウマとかネズミ出そうだが流石に何も現れなかった。快適に寝れた。 その他の通過した小屋はどこも締まっていた。 〇温泉 高遠さくらホテル 800円 アルカリ性単純温泉 ヌルヌル系 露天有り。昼ならダム湖が見れるらしい。連休最終日の18時だったからか空いててゆっくるできた。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
メット
ハーネス
確保器
ビナ
シュリンゲ
アイゼン(未使用)
ストック
冬靴(通常の登山靴で良かった。)
ビーニー
ネックウォーマー
上下ダウン
冬用寝袋
あとは通常ハイクと一緒。
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共同装備 |
テント
ガス
ヘッド
ロープ
夜飯
|
感想
この三連休は奥多摩・奥武蔵・丹沢でも、立山でも無い、南アルプスの鋸岳に登ってきました。
冬装備の出費で金は無く立山滑走や陸前高田に旅行を諦め、M口さんと少し難し目縦走しようとなった。で今回のルートにしたのは、こんな理由↓
鋸岳を意識し出したのは2012年12月頭の天狗岳山行の時見た「あのギザギザのかっちょいい山はなんだ?」てな事から登りたいと思っていたが核心がややこしそうで行く機会を伺っていた。
甲斐駒ヶ岳は二回目。前回はピストン大嫌いなのに真夏の黒戸尾根日帰り、2度とこのコースは歩かないと決めた。
ただ山頂はガスで甲斐駒ヶ岳自体には未練が有った。
そんな訳でそれぞれ思い入れの有る山を縦走で繋げる為にこの三連休、戸台起点、北沢峠経由で行くことになった。
戸台川の歩きは長く、初の北沢峠は閑散とし、避難小屋の恩恵を頂き快適に夜も過ごせ、晴天に恵まれ、大クビレと角兵衛沢で痺れ、靴擦れに泣いたが最高の縦走が出来ました。
鋸岳ピークだけなら戸台から角兵衛沢の日帰りピストンで簡単に行けるが醍醐味無しって感じ。
戸台川起点、角兵衛沢〜中ノ川のループコースなら美味しい所取れコース。
時間が有れば北沢峠・甲斐駒ヶ岳・鋸岳と繋げれるコースって感じですかね。
山梨側からでも入れるそうです。
思い起こせばちょうど1年前は立山であの雪崩事件を目の辺りにしていたんだなと思うと1年あっと言う間だなと思う。山に恋して彼女は出来ずこのまま歳喰っちゃうの嫌だな〜(笑)でも今週末も山に行来ます。奥多摩へ!
コースタイム、等翌日以降記載して行こうと思います。
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krkdxさん、こんばんわ
甲斐駒〜鋸岳の尾根を歩かれてきたのですね もう凍っている場所もあるかと思いますが、無事に周回できおめでとうございます。天気も良く山日和だったのできっと素敵な山行になったのでは無いでしょうか???
いつか歩きたいと尾根でしたが、なかなか難しいコースのようですね。クライミング技術が必要な所だったのでしょうか?気になってしまいました。おそらく私は釜無川の方に下る予定で考えています。
お疲れまでした^^
aottyさんこんばんわ!
ありがとうございます。なんとか登頂できました!(^^)!
大クビレ以外、若干解りづらいけど落ち着いて行けばピンクテープが所々あるので大丈夫だと思います。自分達は大クビレを尾根通しに行ってしまったのでクライミング状態になりましたが、ここのポイントは長野県側に巻けば大丈夫そうです。
小クビレや甲斐駒と六合石室の間の鎖場は結構斜度が立っているので気を付けなければいけません。
甲斐駒から鋸岳方面に降りる場所にハーネス、ヘルメット、ロープを持っていないといけません的な看板が有りました。
釜無川下山、林道長そうですが戸台川の河原歩きと時間変わらなそうですね ただ林道の方が蝶道になりやすかったり、日当たりが良いので花が咲いていたりと蝶撮影しやすいかもしれませんね☆
途中寄った烏帽子岳の道標に(大岩山→)と有り凄く気になりました。未踏の山梨百名山「日向山」と繋げる事が出来ると妄想してしまいました。恐らく気持ちバリルートだとおもいますが・・・
積雪期は難しそうですが、またいつか別ルートで行ってみたいです。
aottyさんのノコレコお待ちしています〜
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