ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 575560
全員に公開
雪山ハイキング
奥秩父

大菩薩嶺&大菩薩峠、小金沢山、黒岳、ハマイバ丸、米背負峠にてエスケープ

2015年01月14日(水) ~ 2015年01月15日(木)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
20:20
距離
26.6km
登り
1,910m
下り
1,927m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:33
休憩
2:27
合計
12:00
5:30
68
大菩薩峠登山口、林道ゲート前駐車場
6:38
6:58
57
1383m
7:55
8:15
93
丸川峠
9:48
9:53
7
大菩薩嶺
10:00
10:24
41
雷石
11:05
11:25
32
大菩薩峠
11:57
12:10
79
石丸峠
13:29
13:44
46
小金沢山
14:30
14:44
41
牛奥ノ雁腹摺山
15:25
15:30
42
川湖桃沢ノ頭
16:12
16:13
10
黒岳
16:23
16:33
57
白谷丸
17:30
湯ノ沢峠
2日目
山行
4:37
休憩
0:46
合計
5:23
6:40
53
湯ノ沢峠
7:33
7:43
33
大蔵高丸
8:16
8:30
55
ハマイバ丸
9:25
9:45
48
米背負峠
10:33
10:35
88
林道出合
12:03
ゴール地点(天目山温泉)
1日目はガーミンのログ。2日目はガーミンがトンネルで2度衛星ロストしたため手入力。
昭文社標準CT:1日目 8時間25分、2日目 3時間45分
天候 14日 晴れ後曇 登山口−4度、稜線昼頃−1度。西の風0〜5m
15日 曇後雪 湯の沢峠朝で−1度、天目山温泉、昼頃0度。西の風0〜5m
過去天気図(気象庁) 2015年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
大菩薩峠登山口(ゲート手前)に駐車場有り、10数台程度。裂石BSの少し上に道路沿いに雲峰寺駐車場とトイレ有り。
天目山温泉ー甲斐大和ST タクシー代¥2530
塩山STー大菩薩峠登山口(ゲート手前)の駐車場 タクシー代¥3500位
コース状況/
危険箇所等
注意箇所:
山の南面、雪は少ないですが溶けた雪が再凍結して一部氷になってます。大蔵沢大鹿林道、ツルツルの氷の所が随所にあり、新雪が乗ると下の氷が見えません。林道に出た瞬間、思いっきりすってんコロリンしました。

1.裂石ー大菩薩嶺ー小金沢山間は裂石から日帰り周回できるため、かなりしっかりしたトレース有り。
2.小金沢山から南はこの時期、泊り装備でないと厳しいためかトレースが少し薄くなります。
3.積雪はこの時期としては例年より少なく、概ね1700m以上の北斜面で平均20〜30cm位。
4.湯ノ沢峠から南は標高も低くなり積雪は概ね北斜面のみです。トレースはあります。
5.下山時、つまり15日の降雪で20〜30cmは積もったのでは、今週末行かれる方は上記の積雪に15日の降雪量を+アルファしてください。1番スタートの(ラッセルしてトレースを付ける)方、新雪で下のアイスバーンが見えなくなってるので注意してください。ちなみに15日の降雪は河口湖で15cmでした。
その他周辺情報 湯ノ沢峠避難小屋関係:
布団ありますが春には衛生上の問題で撤去すると小屋内に書かれてました。また小屋には蛍光灯があります、ブレーカーが入って左上にあります。湯ノ沢峠のトイレは冬季使用中止。湯ノ沢峠の水場は細いがパイプから出てました、沢からも汲めます。ちなみに2L汲むのに7分かかりました。
14日は午前中は期待できます。15日、風が弱く気温も高いが降水確率100%。相当悩みました。半日晴れて絶景が見られればOKということで行きました。
3
14日は午前中は期待できます。15日、風が弱く気温も高いが降水確率100%。相当悩みました。半日晴れて絶景が見られればOKということで行きました。
オレンジが新ツエルト(ファイントラック ツエルト供法100×200(天頂部150cm)×95cm(高さ) 320gです。上がテント100×200×90cm(高さ)約 900g+フレーム400g。ツエルトはサイドの張り綱を付けて収納。かさが全然違います。
5
オレンジが新ツエルト(ファイントラック ツエルト供法100×200(天頂部150cm)×95cm(高さ) 320gです。上がテント100×200×90cm(高さ)約 900g+フレーム400g。ツエルトはサイドの張り綱を付けて収納。かさが全然違います。
新ツエルトの縫い目部分を目止めをする。
2
新ツエルトの縫い目部分を目止めをする。
爪が丸まってきたのでグラインダーで研ぎました。1組(20爪)で15分位です。ヤスリだと研ぐのキビシイですね。
5
爪が丸まってきたのでグラインダーで研ぎました。1組(20爪)で15分位です。ヤスリだと研ぐのキビシイですね。
トイレのある雲峰寺Pに1:30ころ着く。少し仮眠。5:00ころゲート手前の駐車場に移動、出発前にエネルギーチャージ。
3
トイレのある雲峰寺Pに1:30ころ着く。少し仮眠。5:00ころゲート手前の駐車場に移動、出発前にエネルギーチャージ。
登山口まで全く雪がなくノーマルタイヤでOKでした。5:30、ヘッ電をつけて出発。まだ真っ暗です。気温−4度無風。
2
登山口まで全く雪がなくノーマルタイヤでOKでした。5:30、ヘッ電をつけて出発。まだ真っ暗です。気温−4度無風。
凍結路が出てきたのでチェーンスパイクを装着。このあたりで長靴をはいたおじさんに抜かれる。
6
凍結路が出てきたのでチェーンスパイクを装着。このあたりで長靴をはいたおじさんに抜かれる。
日が登って来ました。
日が登って来ました。
丸川峠の小屋です。1400mを越すと凍結箇所が所々あるが、丸川峠手前の傾斜が緩くなるところまで積雪はほとんど無し。
3
丸川峠の小屋です。1400mを越すと凍結箇所が所々あるが、丸川峠手前の傾斜が緩くなるところまで積雪はほとんど無し。
丸川峠からの富士山。
15
丸川峠からの富士山。
これを撮るのに10分位カメラの設定をいじっていた。
17
これを撮るのに10分位カメラの設定をいじっていた。
さらに登ると、南アルプスが見えてくる。素晴らしい景色です。
14
さらに登ると、南アルプスが見えてくる。素晴らしい景色です。
年末に見ることのできなかった北岳が見れて嬉しかった。
11
年末に見ることのできなかった北岳が見れて嬉しかった。
大菩薩嶺の登り、トレースバッチリでほどよく圧雪されていて歩きやすい。
2
大菩薩嶺の登り、トレースバッチリでほどよく圧雪されていて歩きやすい。
大菩薩嶺。ここまで膝痛なし。
5
大菩薩嶺。ここまで膝痛なし。
雷岩標識。この先時々膝痛が出るが頻度も少なく程度も軽い。
1
雷岩標識。この先時々膝痛が出るが頻度も少なく程度も軽い。
あれが雷岩?
雷岩まで行くと、絶景が広がっていた。
12
雷岩まで行くと、絶景が広がっていた。
オリジナル画像ではオベリスクまで視認できます。
8
オリジナル画像ではオベリスクまで視認できます。
これから向かう小金沢山方面。
4
これから向かう小金沢山方面。
新調したゲイター。雪も付着せず脱着も楽です。欠点は小さくたためないこと。雪のある山専用にします。
6
新調したゲイター。雪も付着せず脱着も楽です。欠点は小さくたためないこと。雪のある山専用にします。
北岳。年末に南アルプスの高嶺を目指した時、吹雪のため目の前にあるはずの北岳を見ることができずとても残念でした。今回、少し離れているとは言え、しっかりと見ることができてとても嬉しかった。
11
北岳。年末に南アルプスの高嶺を目指した時、吹雪のため目の前にあるはずの北岳を見ることができずとても残念でした。今回、少し離れているとは言え、しっかりと見ることができてとても嬉しかった。
雷岩からのパノラマ。
6
雷岩からのパノラマ。
大菩薩峠を目指します。
1
大菩薩峠を目指します。
綺麗な青空です。
8
綺麗な青空です。
中央が賽の河原。
4
中央が賽の河原。
賽の河原にある休憩舎です、冬季は使用できないみたいです。
3
賽の河原にある休憩舎です、冬季は使用できないみたいです。
下に大菩薩峠の介山荘が見えます。
4
下に大菩薩峠の介山荘が見えます。
大菩薩峠、右奥が大菩薩嶺。素晴らしい景色です。嶺からここまで4名のソロとすれ違う。その後湯の沢峠の避難小屋まで誰にも会わず。
明日は天気がダメだから、歩荷訓練になってしまうが、ここで帰ろうかとも思いました。
8
大菩薩峠、右奥が大菩薩嶺。素晴らしい景色です。嶺からここまで4名のソロとすれ違う。その後湯の沢峠の避難小屋まで誰にも会わず。
明日は天気がダメだから、歩荷訓練になってしまうが、ここで帰ろうかとも思いました。
確か高1の時、山友と2人で1月中旬頃に来て、同じところで記念写真撮りました。その時は冬晴れで風が強く、−12度でした。今日は風もほとんどなく−2度位でした。その時の写真探したけど見つかりませんでした。
20
確か高1の時、山友と2人で1月中旬頃に来て、同じところで記念写真撮りました。その時は冬晴れで風が強く、−12度でした。今日は風もほとんどなく−2度位でした。その時の写真探したけど見つかりませんでした。
写真が見つかりました。
2019年4月6日追記。
2006年10月29日 11:38撮影 by  SP-2000, FUJI PHOTO FILM CO., LTD.
10/29 11:38
写真が見つかりました。
2019年4月6日追記。
大菩薩峠の休憩舎。
2
大菩薩峠の休憩舎。
熊沢山。
下が狼平。
小金沢山と富士山。
3
小金沢山と富士山。
うろこ雲っぽいのが、西から広がってきました。
11
うろこ雲っぽいのが、西から広がってきました。
中央のひょうたん島みたいな山はなんて山?気になりました。
5
中央のひょうたん島みたいな山はなんて山?気になりました。
小金沢山だと思いました。
2
小金沢山だと思いました。
振り返ると八ヶ岳。
4
振り返ると八ヶ岳。
狼平、このあたり鹿のトレースが多いです。このトレースがそうです。
1
狼平、このあたり鹿のトレースが多いです。このトレースがそうです。
こちらは人のトレース。
1
こちらは人のトレース。
八ヶ岳の横岳まで見えてきました。
1
八ヶ岳の横岳まで見えてきました。
小金沢山の登り。
小金沢山の登り。
やはり泊り装備なので上りがキツいです。
やはり泊り装備なので上りがキツいです。
小金沢山。バックは八ヶ岳。
4
小金沢山。バックは八ヶ岳。
うす曇りになってきました。予想以上に天気がいい。13:30頃。
4
うす曇りになってきました。予想以上に天気がいい。13:30頃。
小金沢山から先はトレースが少し薄くなりました。といってもそれまでが良すぎただけですね。
小金沢山から先はトレースが少し薄くなりました。といってもそれまでが良すぎただけですね。
牛奥ノ雁ケ腹摺山に着きました。ここでビバーク?翌日雨ならすずらんに下山?もう少し先まで行きます。
3
牛奥ノ雁ケ腹摺山に着きました。ここでビバーク?翌日雨ならすずらんに下山?もう少し先まで行きます。
牛奥ノ雁ケ腹摺山からすずらんへのトレース。
牛奥ノ雁ケ腹摺山からすずらんへのトレース。
牛奥ノ雁ケ腹摺山から黒岳方面。
3
牛奥ノ雁ケ腹摺山から黒岳方面。
不穏な雲に覆われだしました。
5
不穏な雲に覆われだしました。
川湖桃沢ノ頭。先に進みます。まだ体力は十分に残っている、今日の最終目的地である黒岳に行きます。
4
川湖桃沢ノ頭。先に進みます。まだ体力は十分に残っている、今日の最終目的地である黒岳に行きます。
左奥にひょうたん島が見えます、気になる山だ。雲の薄いところから日が差す、美しい。
2
左奥にひょうたん島が見えます、気になる山だ。雲の薄いところから日が差す、美しい。
黒岳に着きました。黒岳までいけたらビバークはこの少し下の森と決めてました。16:12
1
黒岳に着きました。黒岳までいけたらビバークはこの少し下の森と決めてました。16:12
黒岳下の森につきました。ウノタワっぽい感じです。ここで露営し、白谷丸に夕日と朝日を見に行く予定でした。だが現実は夕日も朝日も期待できない天気だ、なら、湯の沢峠まで行ったほうがいいと心変わりする。
1
黒岳下の森につきました。ウノタワっぽい感じです。ここで露営し、白谷丸に夕日と朝日を見に行く予定でした。だが現実は夕日も朝日も期待できない天気だ、なら、湯の沢峠まで行ったほうがいいと心変わりする。
このあたりは山梨の森100選なのか。葉が落ちる前も綺麗なんだろうな。
このあたりは山梨の森100選なのか。葉が落ちる前も綺麗なんだろうな。
白谷丸に着きました。日の入りまで30分位あります。やはり夕日はNGですね。16:23
2
白谷丸に着きました。日の入りまで30分位あります。やはり夕日はNGですね。16:23
白谷丸からの富士山。南の絶景スポット(仮称:白谷小丸)に寄り道します。
4
白谷丸からの富士山。南の絶景スポット(仮称:白谷小丸)に寄り道します。
白谷丸からのパノラマ。絶景スポット(仮称:白谷小丸)が左端に見えます。
5
白谷丸からのパノラマ。絶景スポット(仮称:白谷小丸)が左端に見えます。
絶景スポット(仮称:白谷小丸)からの白谷丸。16:40
2
絶景スポット(仮称:白谷小丸)からの白谷丸。16:40
さて湯ノ沢峠に下ります。ここに来て膝が少し痛み出しました。腐れ雪、氷、泥濘の三拍子揃った急傾斜でした。暗くなってきましたが全く焦ることなくゆっくり時折膝を休ませながら歩きました。
2
さて湯ノ沢峠に下ります。ここに来て膝が少し痛み出しました。腐れ雪、氷、泥濘の三拍子揃った急傾斜でした。暗くなってきましたが全く焦ることなくゆっくり時折膝を休ませながら歩きました。
17:30に湯ノ沢峠の避難小屋に付きました。ザックを小屋に置き、水場に行きます。もうすでに真っ暗です。小屋から2分ほど登山道を下ると沢の音。流れてました、パイプを探す、すぐに見つかる。水流が細い、2L汲むのに7〜8分かかる。

夕食後、もう1回明日の分を汲みに来たとき、パイプを軽く押し込むと2センチくらい奥に入り、水量が倍くらいになりました。
6
17:30に湯ノ沢峠の避難小屋に付きました。ザックを小屋に置き、水場に行きます。もうすでに真っ暗です。小屋から2分ほど登山道を下ると沢の音。流れてました、パイプを探す、すぐに見つかる。水流が細い、2L汲むのに7〜8分かかる。

夕食後、もう1回明日の分を汲みに来たとき、パイプを軽く押し込むと2センチくらい奥に入り、水量が倍くらいになりました。
具だくさんの味噌汁を食べながら、ご飯がふやけるまで待つ。
8
具だくさんの味噌汁を食べながら、ご飯がふやけるまで待つ。
今日は水餃子と豚肉の味噌漬けです。餃子が美味すぎる!12個もってくればよかった。
17
今日は水餃子と豚肉の味噌漬けです。餃子が美味すぎる!12個もってくればよかった。
食後のおしるこ。
7
食後のおしるこ。
そしてカフェオレ。
4
そしてカフェオレ。
ここらか15日。
朝食は餅入りかき揚げうどん。
9
ここらか15日。
朝食は餅入りかき揚げうどん。
小屋内です。ソロ青年が先着で居ました。笹子から来たそうで、今日は大菩薩方面に行くそうです。ソロ青年が水汲みに行ってる時に撮りました。
実は小屋の後ろの林道でツエルトのテストをする予定でしたが、水を汲んで戻ってきたら、気が変わってました(*´∀`*)
下に布団を敷きました。超快適。ツエルトのテストしないで(*^_^*)
11
小屋内です。ソロ青年が先着で居ました。笹子から来たそうで、今日は大菩薩方面に行くそうです。ソロ青年が水汲みに行ってる時に撮りました。
実は小屋の後ろの林道でツエルトのテストをする予定でしたが、水を汲んで戻ってきたら、気が変わってました(*´∀`*)
下に布団を敷きました。超快適。ツエルトのテストしないで(*^_^*)
小屋の電気。避難小屋に電気、初めてです。
11
小屋の電気。避難小屋に電気、初めてです。
朝おきたら曇ってましたが、まだ降ってませんでした。雨や雪が本降りだったらここから天目山温泉に降る予定でした。日の出前に出発します。どこまで行けるかな?
3
朝おきたら曇ってましたが、まだ降ってませんでした。雨や雪が本降りだったらここから天目山温泉に降る予定でした。日の出前に出発します。どこまで行けるかな?
すぐに鹿柵ゲート。下の凍った雪で扉が開きません。注意書き通りに右の紐を解いて進みました。
3
すぐに鹿柵ゲート。下の凍った雪で扉が開きません。注意書き通りに右の紐を解いて進みました。
南アルプスの山頂部はすでに雲の中。日の出は見れず。
1
南アルプスの山頂部はすでに雲の中。日の出は見れず。
大蔵高丸。富士山も6合目あたりから上は雲。
5
大蔵高丸。富士山も6合目あたりから上は雲。
ハマイバ丸。破魔射場丸、怖い名前。
1
ハマイバ丸。破魔射場丸、怖い名前。
富士山も雲隠れ、雪が降ってるようです。この辺から小雪が舞い出す。気温0度、西の風5m位。
1
富士山も雲隠れ、雪が降ってるようです。この辺から小雪が舞い出す。気温0度、西の風5m位。
天下石山頂。と言っても大岩があるだけ。
1
天下石山頂。と言っても大岩があるだけ。
米背負峠。ここで、暑いのでメリノウールの下着を脱ぐ。ザックカバーを付ける。雪が本降りになって来たので、ここでエスケープ。チェーンスパイクを外す。
6
米背負峠。ここで、暑いのでメリノウールの下着を脱ぐ。ザックカバーを付ける。雪が本降りになって来たので、ここでエスケープ。チェーンスパイクを外す。
うっすらと積雪してきた。
うっすらと積雪してきた。
雪で下の氷が見えず、チェーンスパイクを外していたのでスリップ、尻餅を着く。この先こんな感じの凍結箇所が多いのでチェーンスパイクを装着。
4
雪で下の氷が見えず、チェーンスパイクを外していたのでスリップ、尻餅を着く。この先こんな感じの凍結箇所が多いのでチェーンスパイクを装着。
すぐに沢沿いの道になる。岩の上に新雪が薄く乗っているが、チェーンスパイクがあるので安心して歩ける。
1
すぐに沢沿いの道になる。岩の上に新雪が薄く乗っているが、チェーンスパイクがあるので安心して歩ける。
1歩、2歩程度の渡渉を何度か繰り返す。
1歩、2歩程度の渡渉を何度か繰り返す。
杉林になると林道は近い。
杉林になると林道は近い。
林道に出たとたん、派手にすっ転ぶ!新雪の下はツルツルの氷。チェーンスパイクは雪と枯葉で団子になっていたが、林道を歩けば自然に取れると思い放置していた。うかつだった。
7
林道に出たとたん、派手にすっ転ぶ!新雪の下はツルツルの氷。チェーンスパイクは雪と枯葉で団子になっていたが、林道を歩けば自然に取れると思い放置していた。うかつだった。
このあともこんな感じの凍結箇所が続きチェーンスパイクを外せない。
2
このあともこんな感じの凍結箇所が続きチェーンスパイクを外せない。
長いな〜、林道。このあたりから雪が雨になる。
2
長いな〜、林道。このあたりから雪が雨になる。
トンネルだ、地図で確認するとここから天目山温泉までもうすぐだ。ヘッ電を出そうと思ってトンネル入口まで来ると、あかりがかすかに見えた。トンネルも160m程度なのでヘッ電なしで通る、途中足元が見えなくなりましたがストックで凍結してないか確認しながら通りました。
2
トンネルだ、地図で確認するとここから天目山温泉までもうすぐだ。ヘッ電を出そうと思ってトンネル入口まで来ると、あかりがかすかに見えた。トンネルも160m程度なのでヘッ電なしで通る、途中足元が見えなくなりましたがストックで凍結してないか確認しながら通りました。
天目山温泉から甲斐大和駅までタクシー。甲府行きの電車を待っている間に雨が大粒の雪に変わりました。しかし何もない所だ。
4
天目山温泉から甲斐大和駅までタクシー。甲府行きの電車を待っている間に雨が大粒の雪に変わりました。しかし何もない所だ。
塩山駅から登山口までタクシー。裂石BSを過ぎて、タクシーの運ちゃんが登山口まで上がれないかもしれないと言う。ヘアピンで車体を何度か振りながらなんとか登山口に着く。すぐにチェーンを装着、ズボンが濡れました。カッパ着れば良かった。途中で中央道の規制確認、やはりチェーン規制(上野原〜中津川)、一部雪のため通行止、チェーン外さないでよかった。
5
塩山駅から登山口までタクシー。裂石BSを過ぎて、タクシーの運ちゃんが登山口まで上がれないかもしれないと言う。ヘアピンで車体を何度か振りながらなんとか登山口に着く。すぐにチェーンを装着、ズボンが濡れました。カッパ着れば良かった。途中で中央道の規制確認、やはりチェーン規制(上野原〜中津川)、一部雪のため通行止、チェーン外さないでよかった。
勝沼ICから乗る。かなり激しい降雪。この先スリップ事故で路肩に止まっている車を4台位見ました。大きくフロントが潰れた車もありました。
3
勝沼ICから乗る。かなり激しい降雪。この先スリップ事故で路肩に止まっている車を4台位見ました。大きくフロントが潰れた車もありました。
談合坂SA。ここで食時。事故渋滞等で20〜30Km位のノロノロ運転だったためここまで通常の3倍時間がかかった。
2
談合坂SA。ここで食時。事故渋滞等で20〜30Km位のノロノロ運転だったためここまで通常の3倍時間がかかった。
天目山温泉に着くまえから腹がグーグーなっていました。塩山駅で食事する予定でしたが、降雪が強く、すぐにタクシーに乗ったので談合坂SAに着いたときは腹ペコでした。
黒豚カツカレー。黒ごまが練りこんであるのでルーが黒いそうです。カツが揚げたてでサクサクしていて美味かった!

2日目は行程が短かったので膝も下山後としてはいい感じです。米背負峠でエスケープして大正解、あの雪の中さらに2時間以上多く歩いてコンプリートしても面白くも楽しくもないですからね。
10
天目山温泉に着くまえから腹がグーグーなっていました。塩山駅で食事する予定でしたが、降雪が強く、すぐにタクシーに乗ったので談合坂SAに着いたときは腹ペコでした。
黒豚カツカレー。黒ごまが練りこんであるのでルーが黒いそうです。カツが揚げたてでサクサクしていて美味かった!

2日目は行程が短かったので膝も下山後としてはいい感じです。米背負峠でエスケープして大正解、あの雪の中さらに2時間以上多く歩いてコンプリートしても面白くも楽しくもないですからね。
パノラマ写真、間違えて縮小したのをアップしてしまいました。気がついたらすでに拍手が付いていたので、新たに縮小してないのを追加でアップしました。「元サイズ」で見るとその場にいるような錯覚を覚えます。雷岩からのパノラマ。
2015年01月14日 10:20撮影 by  DSC-WX350, SONY
6
1/14 10:20
パノラマ写真、間違えて縮小したのをアップしてしまいました。気がついたらすでに拍手が付いていたので、新たに縮小してないのを追加でアップしました。「元サイズ」で見るとその場にいるような錯覚を覚えます。雷岩からのパノラマ。

感想

素晴らしい天気で、予想以上の絶景が見られたので大満足でした。心配していた膝は大菩薩嶺から先で痛みが時々出ましたが、痛みが少し長く続いたのは白谷丸の下りだけでした。痛みは立ち止まって少し休むと引くので、立ち止まってよく休みました。予想以上に痛みが出なかったので安心しました。

泊まりもツエルトではなく避難小屋で布団も使え、気温も小屋内で+2度と暖かく、久々にポカポカで気持ちよく快眠できました。

1.膝
昨年秋ころから、膝の状態が悪く登山中に必ず痛くなりました。特に下山時がひどく、年末登山の時は最後の2時間がずっと痛いままでした。下山後2日も経てば元に戻りますが、家でも椅子に数分座ったあと立ち上がるとしばらく痛みが続きました。
いつものように30分ゆっくりジョギングしたりスクワットしても痛みがでないので山行を決行しましたが、相当不安がありました。
トレーニングの成果とゆっくり歩いたので下山後は膝痛も筋肉痛も全くありませんでした。

2.歩き方
とにかく膝が痛くならないように、ゆっくり1歩1歩歩幅を狭く、膝が伸びきらないように意識して歩く。そして腰と大腿四頭筋に負担がかかるが上体を少し前かがみにして、常時膝がある程度曲がった状態で歩く。ちょうどアシモに似た姿勢。
*姪の理学療法士によれば、膝が伸びると骨で体重を支えるので半月板や膝軟骨に負担がかかる。膝がある程度曲がった状態では大腿四頭筋に負担がかかるが半月板や膝軟骨の負担は減る。確かにその通りで、私も体験的にそう思っていた。

3.装備の軽量化
軽量化のため、テントの代わりに新しく購入したツエルトを持参することにしました。以前のツエルトより一回り大きく、今のテントと同じ空間が確保できます。魔法瓶、アイゼン、ピッケル、わかんは装備から除外、滑り止めはチェーンスパイクのみにしました。ストックも登山用ではなく軽い山スキー用のを使用。ストックはツエルト設営時には支柱としても使用できるので外せませんでした。

4.コース
雪が少ないのが分かっていたのでコースに対しての不安は無かったです。もしトレースが無くルーファイに想定外の時間が取られたとしても、1畳分の平らなスペースがあればどこでも快適にビバーク出来る装備があったので暗くなるまで安心して歩けました。

5.天気
15日の天気(降水確率100%)は日帰りだったら絶対行かないです。14日が昼ころまで晴れ予報だったので、10時ころまでに稜線に上がれば絶景が見られると思い行くことにしました。

6.エスケープルート
当初予定の滝子山は15日の悪天予報と滝子山ー初狩駅までの下り高低差1160mが膝に無理がかかりすぎるとの判断から登山数日前に却下しました。

A.膝の具合によっては最悪、登山口ー大菩薩の日帰りピストンまたは周回。
B.膝の具合によっては牛奥ノ雁ヶ腹摺山でビバーク、翌朝雨なら、ペンションすずらんに下山。
C.膝の具合によっては牛奥ノ雁ヶ腹摺山ー黒岳の間でビバーク。翌朝の天気次第で湯ノ沢峠から天目山温泉に下山。
D.膝の具合によっては牛奥ノ雁ヶ腹摺山ー黒岳の間でビバーク。翌朝の天気次第で米背負峠から天目山温泉に下山。
E.黒岳でビバーク。翌朝の天気次第で大鹿山手前から甲斐大和駅に下山。このルートがコンプリートルートです。

実際に歩いたルート
膝の具合が思ったより良かったのと14日が予想以上に好天だったので、湯ノ沢峠まで行きました。15日は米背負峠についた時には雪が本降りになっていたので、天目山温泉にエスケープしました。下山してみて良い判断だったなと思いました。降雪がさらに激しくなり、中央道も上野原から西がチェーン規制、一部通行止になってました。




お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:4074人

コメント

お疲れ様でした
山中での雪は大過なかったようで何よりでした。
我が家は連休中は強い寒気のため南アルプスは雲がかかっていましたが、mtkenさんの写真ではすっきり晴れた南アルプスが眺められたようでうらやましい限りです。
今朝自宅から見ると標高1000メートル以上あたりから雪のようで丹沢から、三ツ峠、大菩薩、奥多摩すべて稜線は真っ白です。
やはり20~30センチ程度は積もったかもしれませんね。

あすは上野原の旧秋山村の山を徘徊するつもりでしたが、うちの車では登山口までのアプローチに不安があるので雪の心配のない栃木の益子の低山歩きに変更しました。
広域の天気図を見てみると来週半ばにも南岸低気圧がきそうですが、今度は平地でも結構積もりそうな感じです。
2015/1/16 10:22
Re: お疲れ様でした
午後から曇り予報で、午前中でも暖気が入って少し霞むかなと思ってました。丸川峠で富士山が綺麗に見えたので少しびっくり。雷岩から、全く雲のない南アルプスが綺麗に見えた時は来てよかったと思いました。match1128さんを見習って少し早めに出たのが良かったです。
match1128さんのコメントを参考にして、登山口を柳沢峠ではなく裂石からに変更したのも大正解でした。柳沢峠からだとCT+20分で、私のペースだと30〜40分プラスで湯の沢峠避難小屋まで行けずに、冷たい雪上での露営になり、たぶん翌日は湯の沢峠でエスケープになったでしょう。湯の沢峠避難小屋があまりに快適だったので助かりました。

15日夕刻の中央道、上野原までは結構な積雪で、上野原から西は、しばらく登山口までのアプローチにスタッドレスかチェーンが必要ですね。

来週半ばの南岸低気圧、昨年のようなドカ雪にならないことを願います。

コメント有難うごじました。
2015/1/17 13:11
mtkenさん、いや〜素晴らしい眺め\(^o^)/
初日の眺望は素晴らしいですね。
今年は大菩薩付近やや小金沢連嶺をけっこう歩いたので、写真を見ながら「フムフム」と頷きながらでした。

20番写真、オベリスクが見えますね。分かりましたよ、拙者。
40番写真のひょうたん型の山、62番にも写っていますね。
拙者、地図を広げて考えてみたのですが・・・分かりません。
96番・97番の写真からすると、富士山への直線ラインから少し右にずれていますね。
そして、やや大げさですが、独立峰っぽい。
その辺りがヒントでしょうか?

このルートの中で米背負峠からの下りは歩いたことがありません。
林道がクネクネしており長い道なので、ちょいと回避したくなりますが、初夏か秋に歩く機会があれば・・・と思います。

湯ノ沢峠の水場、ちょろちょろでも出ていて好かったです

  隊長
2015/1/16 22:37
Re: mtkenさん、いや〜素晴らしい眺め\(^o^)/
事前にyamabeeryuさんのレコを見て露営適地などをチェックしました。確かに素晴らし天気と景色で、大菩薩峠に着く頃は、もう十分景色を堪能した、翌日はガスガスの雨でもいい、そうなったら一番近いルートでエスケープすればいいと思いました。
オベリスク分かりましたか!よほど空気がクリアーだったんでしょうね。ひょうたん型の山、yamabeeryuさんでも分からないですか。簡単に登れそうなのでもし分かったら登ってみます。

あの林道、トンネル手前に左に降りる径があり、そこを下ると天目山温泉の下にある日川渓谷レジャーセンターなるところに出るようで、バス停や蕎麦屋があるみたいです。下山後分かりました。

湯ノ沢峠の水場、出ててありがたかったです。雪を溶かした水って、料理に使う分にはいいんですが、飲用には埃ぽくてマズいんですよ。

コメント有難うございました。
2015/1/17 13:32
62番の山
隊長御指摘の62番の豚みたいな山は天子山塊の毛無山ですよ。
40と60が同じ山なら毛無山ですが、40番の写真の周りの山を見ると同じ山なのかどうか??
2015/1/19 10:02
Re: 62番の山
毛無山でしたか!名前はよく聞きます。
今、毛無山のレコ見ましたが、竜ガ岳から毛無山のルート図、まさにあのシルエットでした。展望がすこぶるいい山ですね。ますます行きたくなりました。
さすがマッチさんです!

有難うございました。
2015/1/19 20:53
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥秩父 [日帰り]
大菩薩嶺満喫コース 丸川峠〜狼平
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
トレイルラン 奥秩父 [日帰り]
上日川峠ー大菩薩嶺ー黒岳ー笹子駅
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [日帰り]
牛奥ノ雁ヶ腹摺山(小屋平〜天目山温泉)
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら