早朝2時に岡山から見ノ越へ。いつも使う国道438号は一宇〜見ノ越間が大雨のために規制中(自己責任で通行はできるらしい)。瀬戸内は曇天。国道32号で大歩危から現地へ入ると6時前は本降り。観光リフトの屋根付き駐車場はガラガラだった。車中でしばし仮眠する。
9時,小雨の降る劔神社下の登山口をゆっくり出発する。道べりに雨に濡れたオトギリソウ,満開のリョウブの花。
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早朝2時に岡山から見ノ越へ。いつも使う国道438号は一宇〜見ノ越間が大雨のために規制中(自己責任で通行はできるらしい)。瀬戸内は曇天。国道32号で大歩危から現地へ入ると6時前は本降り。観光リフトの屋根付き駐車場はガラガラだった。車中でしばし仮眠する。
9時,小雨の降る劔神社下の登山口をゆっくり出発する。道べりに雨に濡れたオトギリソウ,満開のリョウブの花。
テン泊荷物を背負い西島駅へは50分。上がるにつれて雨が強くなりカッパを着る。ゲキ暑ではないが,カッパの上りは蒸れる。
リフトの横,白いシコクフウロ,少し歩くとイブキトラノオがあった。
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テン泊荷物を背負い西島駅へは50分。上がるにつれて雨が強くなりカッパを着る。ゲキ暑ではないが,カッパの上りは蒸れる。
リフトの横,白いシコクフウロ,少し歩くとイブキトラノオがあった。
刀掛けの松に来た。こんなに降ってても,山の日の百名山は結構な人出。写真を撮ってあげた団体さんが去ると静かに。山頂へは行かず,左のコースにめあてのもの♪を見に行く。
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刀掛けの松に来た。こんなに降ってても,山の日の百名山は結構な人出。写真を撮ってあげた団体さんが去ると静かに。山頂へは行かず,左のコースにめあてのもの♪を見に行く。
行場に下りるトラバースを進むと...。咲いていましたキレンゲショウマ。ガスの中に滴を纏った艶やかな花たちが待っていた。
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行場に下りるトラバースを進むと...。咲いていましたキレンゲショウマ。ガスの中に滴を纏った艶やかな花たちが待っていた。
雨の中でもミツバチやマルハナバチは大忙し。自分も大忙し♪。
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雨の中でもミツバチやマルハナバチは大忙し。自分も大忙し♪。
キレンゲショウマの間にギンバイソウも瑞々しい。つぼみも多くあった。
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キレンゲショウマの間にギンバイソウも瑞々しい。つぼみも多くあった。
落ちている花もあるが見頃。今年もキレンゲショウマまつりを楽しむ。
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落ちている花もあるが見頃。今年もキレンゲショウマまつりを楽しむ。
行場周辺の花たち。アキチョウジが見えるようになると季節の巡りを感じる。雨で花弁が丸まったコウヤボウキ,スケスケ状態のヒメフウロもまたよし。
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行場周辺の花たち。アキチョウジが見えるようになると季節の巡りを感じる。雨で花弁が丸まったコウヤボウキ,スケスケ状態のヒメフウロもまたよし。
蟻の塔渡りは岩が滑るし眺望もなく引き返す。神域であるのに,行場周辺を徘徊する。オタカラコウ,アキノタムラソウ等足下。
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蟻の塔渡りは岩が滑るし眺望もなく引き返す。神域であるのに,行場周辺を徘徊する。オタカラコウ,アキノタムラソウ等足下。
両劔神社にて。団体さんが来ると急に賑やかになるが,人がいなくなると滝の音だけが響く静かな行場。虫たちを魅了してやまないミヤマシシウド,キツリフネも見かけた。
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両劔神社にて。団体さんが来ると急に賑やかになるが,人がいなくなると滝の音だけが響く静かな行場。虫たちを魅了してやまないミヤマシシウド,キツリフネも見かけた。
おくさり直下から。登山道が出水で沢のようになった大雨の後ならでは道。
花弁の切れ込みが深いイヨフウロ,テンニンソウ,ミゾホウズキ,ナンゴククガイソウなどなど。
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おくさり直下から。登山道が出水で沢のようになった大雨の後ならでは道。
花弁の切れ込みが深いイヨフウロ,テンニンソウ,ミゾホウズキ,ナンゴククガイソウなどなど。
行場を周回して戻る。分岐にザックを放置していたら「荷物置かれてました?」とご心配をおかけしてしまった(すみません,担ぎ慣れてなく重いので。)行場は去年も滑落した方があり,県警ヘリが飛んでいた。危ない場所も多いとこです。
稜線は雨風が強そうで,穴吹川の源流碑横からを一ノ森へのトラバースを進んだ。
咲いてるところを見たかった残り花,タニソバの花,カニコウモリの大群落が続いた。
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行場を周回して戻る。分岐にザックを放置していたら「荷物置かれてました?」とご心配をおかけしてしまった(すみません,担ぎ慣れてなく重いので。)行場は去年も滑落した方があり,県警ヘリが飛んでいた。危ない場所も多いとこです。
稜線は雨風が強そうで,穴吹川の源流碑横からを一ノ森へのトラバースを進んだ。
咲いてるところを見たかった残り花,タニソバの花,カニコウモリの大群落が続いた。
一ノ森手前,殉難の碑にて。雨脚は弱まったがびしょ濡れ。ノアザミのミツバチは本当に働き者。道中出会ったすけすけヒメフウロに元気をもらった。
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一ノ森手前,殉難の碑にて。雨脚は弱まったがびしょ濡れ。ノアザミのミツバチは本当に働き者。道中出会ったすけすけヒメフウロに元気をもらった。
一ノ森ヒュッテにとうちゃこ。いつもの小屋番さんが出迎えてくださる。「部屋,キャンセル出て空いてますよ。」🤔「じゃ,素泊まりで。」テントを背負って来たのに,あっさりヒュッテ泊に変更してしまった。雨が降ると負けてしまうんですよねえ。😅
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一ノ森ヒュッテにとうちゃこ。いつもの小屋番さんが出迎えてくださる。「部屋,キャンセル出て空いてますよ。」🤔「じゃ,素泊まりで。」テントを背負って来たのに,あっさりヒュッテ泊に変更してしまった。雨が降ると負けてしまうんですよねえ。😅
後はヒュッテの食堂で昼間っから飲む。ビールが美味しい。酔っ払いのおっさん,小屋番の方,岡山から来た方としゃべくりタイムでくつろぐ。鳥の声が聞こえてくると,天気予報通り青い空が広がり始めた。
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後はヒュッテの食堂で昼間っから飲む。ビールが美味しい。酔っ払いのおっさん,小屋番の方,岡山から来た方としゃべくりタイムでくつろぐ。鳥の声が聞こえてくると,天気予報通り青い空が広がり始めた。
去年歩いた槍戸山方面も青い空,ヒュッテの周りをぐるっとさんぽ。
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去年歩いた槍戸山方面も青い空,ヒュッテの周りをぐるっとさんぽ。
「山がたっぷり水を吸ってるんで,大雲海ができる感じですよ。」日没前,小屋番さんのお言葉通り,滝雲の流れる美しい夕景が広がった。日が差したのは久しぶりらしい。
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「山がたっぷり水を吸ってるんで,大雲海ができる感じですよ。」日没前,小屋番さんのお言葉通り,滝雲の流れる美しい夕景が広がった。日が差したのは久しぶりらしい。
剣山に傾く太陽も見えた。
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剣山に傾く太陽も見えた。
西の空。剣山に沈む今日の太陽。朝の雨のことはすっかり忘れてしまう。
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西の空。剣山に沈む今日の太陽。朝の雨のことはすっかり忘れてしまう。
刻々と変わりゆく景色。滝雲が迫ってくる。太郎と次郎,その間に三嶺のピークがのぞいた。
いつものように焼酎爆弾を浴びて,暖かい布団で沈没。
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刻々と変わりゆく景色。滝雲が迫ってくる。太郎と次郎,その間に三嶺のピークがのぞいた。
いつものように焼酎爆弾を浴びて,暖かい布団で沈没。
朝は雲一つ無い空が広がった。月齢24の細い月が東の空に浮かんでいた。
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朝は雲一つ無い空が広がった。月齢24の細い月が東の空に浮かんでいた。
ヒュッテ前の原っぱはご来光展望ポイント。白骨樹の向こうに夜明け前のグラデーションが美しい。
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ヒュッテ前の原っぱはご来光展望ポイント。白骨樹の向こうに夜明け前のグラデーションが美しい。
日の出前。地平線から空に向かって光の筋が放射状に伸びる。徳島方面の町の明かりが次第に見えなくなると...。
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日の出前。地平線から空に向かって光の筋が放射状に伸びる。徳島方面の町の明かりが次第に見えなくなると...。
5時20分頃のご来光。雲海の上に突き出た山に滝雲がなびく。
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5時20分頃のご来光。雲海の上に突き出た山に滝雲がなびく。
モルゲンな塔丸,剣山,三嶺,次郎笈。全部見えた。次郎には一ノ森〜槍戸山の影が映る。
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モルゲンな塔丸,剣山,三嶺,次郎笈。全部見えた。次郎には一ノ森〜槍戸山の影が映る。
三嶺〜西熊山〜天狗塚〜牛ノ背もばっちり。
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三嶺〜西熊山〜天狗塚〜牛ノ背もばっちり。
人工物の多い剣山のてっぺんは人だらけ。次郎の山頂にも人影,遠く三嶺山頂にもうごめく人。どこの山頂も最高のご来光だっただろう。(でも一ノ森が一番!)
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人工物の多い剣山のてっぺんは人だらけ。次郎の山頂にも人影,遠く三嶺山頂にもうごめく人。どこの山頂も最高のご来光だっただろう。(でも一ノ森が一番!)
幾重にも重なる山なみ。今日もええ天気じゃ〜♪
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幾重にも重なる山なみ。今日もええ天気じゃ〜♪
青い空でテンションが上がらない訳がない。進行方向に二ノ森,奥に次郎笈。縦走路を歩いて行くと前の森から賑やかな鳴き声。
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青い空でテンションが上がらない訳がない。進行方向に二ノ森,奥に次郎笈。縦走路を歩いて行くと前の森から賑やかな鳴き声。
鳴き声の方に目を懲らす。二ノ森で青い鳥たちとの再会を期待したが叶わず。羽のお手入れに熱心なコガラだけ見えた。蜘蛛の巣の芸術的な渦巻き。
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鳴き声の方に目を懲らす。二ノ森で青い鳥たちとの再会を期待したが叶わず。羽のお手入れに熱心なコガラだけ見えた。蜘蛛の巣の芸術的な渦巻き。
二ノ森でぶらぶらしていると後発の岡山二人組に追いつかれる。せっかく来たので次郎まで行かれるそうだ。旅は道連れ,ご一緒に。
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二ノ森でぶらぶらしていると後発の岡山二人組に追いつかれる。せっかく来たので次郎まで行かれるそうだ。旅は道連れ,ご一緒に。
剣山頂はすぐ。しばし停滞。
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剣山頂はすぐ。しばし停滞。
剣山旅2023のピーク,剣山1955m。一等三角点です。
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剣山旅2023のピーク,剣山1955m。一等三角点です。
上,三嶺〜牛ノ背稜線。下,矢筈山方面。周り中,ぜ〜んぶ山。
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上,三嶺〜牛ノ背稜線。下,矢筈山方面。周り中,ぜ〜んぶ山。
一ノ森からご一緒した方。次郎をバックに撮影大会中。おっさんも撮ってもらいました。
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一ノ森からご一緒した方。次郎をバックに撮影大会中。おっさんも撮ってもらいました。
鞍部に下りて上り返し。次郎への道も美しければ,太郎からの道も絵になる。
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鞍部に下りて上り返し。次郎への道も美しければ,太郎からの道も絵になる。
もうすぐ次郎のピーク。道ばたではエゾゼミがギーギー鳴く。水をたっぷり吸い込んだ山から流れ出る沢鳴りが響く。水の流れる筋が輝く。
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もうすぐ次郎のピーク。道ばたではエゾゼミがギーギー鳴く。水をたっぷり吸い込んだ山から流れ出る沢鳴りが響く。水の流れる筋が輝く。
分岐より。三嶺への長い縦走路を見下ろす。四国ササの稜線が美しい。
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分岐より。三嶺への長い縦走路を見下ろす。四国ササの稜線が美しい。
ノコンギクとイヨフウロ。日が照ると花が生き生き♪。ここからは遠く高知市内も見通せる。特徴的な浦戸大橋,手前は牧野植物園のある五台山?
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ノコンギクとイヨフウロ。日が照ると花が生き生き♪。ここからは遠く高知市内も見通せる。特徴的な浦戸大橋,手前は牧野植物園のある五台山?
次郎笈1930mと〜ちゃこ。岡山のお二人さん,お世話になりました。よい出会いに感謝してます。またどこかでお目にかかりましょう。
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次郎笈1930mと〜ちゃこ。岡山のお二人さん,お世話になりました。よい出会いに感謝してます。またどこかでお目にかかりましょう。
一ノ森〜太郎〜次郎の稜線。美しい箱庭のよう。
どうしてもクリアしたかった最終ミッションのため次郎の先へ。
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一ノ森〜太郎〜次郎の稜線。美しい箱庭のよう。
どうしてもクリアしたかった最終ミッションのため次郎の先へ。
標高差400mほどを下る。奥槍戸山の家まで,急な場所もあるが基本トラバースと九十九折りの道。下りでもなぜか岡山パーティ4人組と前後。今回は岡山デーでした。
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標高差400mほどを下る。奥槍戸山の家まで,急な場所もあるが基本トラバースと九十九折りの道。下りでもなぜか岡山パーティ4人組と前後。今回は岡山デーでした。
次郎への登山口,奥槍戸山の家は剣山スーパー林道の側です。オフロードのライダーは林道から,ハイカーは登山道から次郎を越えてやって来る。男気カレーを注文するとカツに焼き肉,ボリューム満点で超絶美味しい。
優しく気さくなオーナーさんのおもてなしに和んだ。登山道の草刈りも楽しみながらされているとか。見習わなくては。
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次郎への登山口,奥槍戸山の家は剣山スーパー林道の側です。オフロードのライダーは林道から,ハイカーは登山道から次郎を越えてやって来る。男気カレーを注文するとカツに焼き肉,ボリューム満点で超絶美味しい。
優しく気さくなオーナーさんのおもてなしに和んだ。登山道の草刈りも楽しみながらされているとか。見習わなくては。
カレーパワーで次郎への上り返しも余裕〜♪(とはいかなかった)。それでも,標高1500mの風は涼しい。1時間ほどで次郎に復帰。ササの中に隠しておいたテント装備をリカバリーし帰路へ。
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カレーパワーで次郎への上り返しも余裕〜♪(とはいかなかった)。それでも,標高1500mの風は涼しい。1時間ほどで次郎に復帰。ササの中に隠しておいたテント装備をリカバリーし帰路へ。
午後からは雲が優勢。しかし,青空の下を歩けることに感謝。四国ササの次郎笈を振り返る。
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午後からは雲が優勢。しかし,青空の下を歩けることに感謝。四国ササの次郎笈を振り返る。
太郎笈への道。西島駅へは途中の巻き道を左に入る。
登山道でクロツヤムシ,ミヤマクワガタ♀(多分)に遭遇。踏まれないように。
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太郎笈への道。西島駅へは途中の巻き道を左に入る。
登山道でクロツヤムシ,ミヤマクワガタ♀(多分)に遭遇。踏まれないように。
帰路にて。大劔神社のご神体が聳える。ご神水はいただかず。奥槍戸山の家で汲んで帰ったので😅。
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帰路にて。大劔神社のご神体が聳える。ご神水はいただかず。奥槍戸山の家で汲んで帰ったので😅。
西島駅からは,直下りコースでなく遠回りして森の道を下りる。人慣れ鹿,おしりペンペン状態で悠然として逃げません。動物に罪は無いが,食害には困ったもんです。
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西島駅からは,直下りコースでなく遠回りして森の道を下りる。人慣れ鹿,おしりペンペン状態で悠然として逃げません。動物に罪は無いが,食害には困ったもんです。
祖谷川源流碑で水を被ってさっぱり。大量出水で大荒れの水場になっていた。トリカブトは咲き始め。ヒカゲミツバもところどころ。
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祖谷川源流碑で水を被ってさっぱり。大量出水で大荒れの水場になっていた。トリカブトは咲き始め。ヒカゲミツバもところどころ。
最後は劔神社に旅の報告。出会いのある楽しい2日間でした。参詣路の階段側にはイヌトウバナ,昨日は咲いてなかった白いゲンノショウコ,レンゲショウマとキレンゲショウマを眺めて駐車場へ。
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最後は劔神社に旅の報告。出会いのある楽しい2日間でした。参詣路の階段側にはイヌトウバナ,昨日は咲いてなかった白いゲンノショウコ,レンゲショウマとキレンゲショウマを眺めて駐車場へ。
帰路は一宇から国道438号で。途中の見通しのよい場所で太郎次郎を見ながらノンアル締め。天気に恵まれてよかった〜。
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帰路は一宇から国道438号で。途中の見通しのよい場所で太郎次郎を見ながらノンアル締め。天気に恵まれてよかった〜。
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