白峰三山縦走(北岳、間ノ岳、農鳥岳)

2023年09月13日(水) ~ 2023年09月14日(木)

• GPS: 13:41
• 距離: 24.1km
• 登り: 2,637m
• 下り: 3,312m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:01
• 休憩: 0:48
• 合計: 3:49

距離 5.0km 登り 1,554m 下り 52m

9:27 広河原インフォメーションセンター
9:32 旧広河原山荘
9:45 9:48 白根御池分岐
10:07 第一ベンチ(1880ｍ)
10:20 10:32 第二ベンチ(2059ｍ)
11:04 11:25 白根御池小屋
12:32 12:38 草すべり分岐
12:42 12:48 小太郎尾根分岐
13:16 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 8:03
• 休憩: 1:49
• 合計: 9:52

距離 19.1km 登り 1,090m 下り 3,262m

5:17 北岳肩ノ小屋
5:25 両俣分岐
5:38 6:05 北岳
6:14 吊尾根分岐
6:22 6:25 トラバースルート分岐
6:39 6:40 北岳山荘
7:12 中白根山
8:02 8:05 間ノ岳
8:56 9:27 農鳥小屋
10:08 西農鳥岳
10:33 10:51 農鳥岳
11:13 11:18 大門沢下降点
12:44 12:59 大門沢小屋
13:51 13:55 大古森沢出合
14:16 早川水系発電所取水口
14:39 14:41 森山橋
15:06 大門沢ゲート
15:09 ゴール地点

天候

9/13日　早朝は快晴だが朝9時以降上部はガス、昼過ぎにわか雨、夕方上空は晴れ間が広がる
9/14日　早朝〜昼過ぎまで好天、午後は雲が広がる

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奈良田第一駐車場(無料)は平日のため1/5程度の台数。
奈良田〜広河原のバスは協力金込みで1400円。バス停で車掌が前払いでチケットを売っていました。
夏ダイヤが終わり、始発は8：40発と遅い。遅すぎる。早川町さんもっと頑張って
相乗りが可能ならタクシーを予約した方が良さそう。（タクシーは片道7500円）
大門沢からの下山時はタイミングよく奈良田第一発電所前15：09の広河原からのバス(210円)に乗れました。

コース状況／危険箇所等

広河原〜小太郎山分岐までは容赦ない急登。白根御池小屋手前だけ水平移動区間有り。
北岳前後は岩稜帯の急登だが、鎖場等の危険個所は無し。
白峰三山縦走区間を通じて、よく整備されているが、間ノ岳前後区間はペンキマークが薄れて分かりにくい箇所が多い。ただし踏み跡は明瞭かつ、多少外れてもそれほど危険な箇所は無い。
大門沢は標高2200m付近まで激下り。以降は緩急があるもののとにかく長い。渡渉箇所、手作り感あふれる橋があるが危険は無い。
ゴール付近の取水口横を通過する箇所はドロドロのグチャグチャ。ある意味核心部。

その他周辺情報

奈良田温泉、女帝の湯は入浴700円、タオルセット280円

写真

9/13 8:24

バス待ちの間に上部に雲が沸いていく

9/13 8:25

やっと来たバスは小さい
8：40始発は遅すぎます

9/13 9:28

広河原到着
まずはトイレ

9/13 9:28

売店も視察

9/13 9:33

ゲートを越えて出発

9/13 9:33

上部は何も見えん

9/13 9:34

いきなり吊り橋渡り

9/13 9:35

9/13 9:35

雲が沸くのが絶望的に早い

9/13 9:36

のっけから急登

9/13 9:40

日差しは強いが樹林帯なので大丈夫

9/13 9:56

尾根に乗っかった

9/13 10:16

しっかりした階段が整備されている

9/13 10:21

木の根階段も足を削る

9/13 10:32

反対側の山ももうだめだ

9/13 10:45

スギゴケが密集

9/13 10:55

でっかいアザミ

9/13 10:56

白根御池小屋までしばしの平行移動

9/13 10:57

9/13 10:59

9/13 11:06

苔まみれ

9/13 11:07

白根御池小屋到着

9/13 11:08

けっこうきれいな小屋

9/13 11:12

ランチ時間前なのでカップラーメンで我慢
カレーが食いたかった

9/13 11:31

白根御池

9/13 11:31

右上の急登を登る

9/13 11:33

まだ結構花が咲いている

9/13 11:38

9/13 11:43

センジュガンピというらしい

9/13 11:43

ヤマハハコ

9/13 11:44

ハクサンフウロもまだ咲いています

9/13 11:48

マルバダケブキというそうな

9/13 12:05

9/13 12:34

防鹿柵
だいぶガスガス

9/13 12:36

二俣分岐
やっと森林限界を超える

9/13 12:46

9/13 12:48

先が見えない

9/13 12:49

小太郎山分岐

9/13 12:49

9/13 12:52

ここにも小太郎山分岐が

9/13 12:53

ずっとガス

9/13 13:12

ハクサンイチゲ？

9/13 13:15

肩の小屋テン場

9/13 13:19

肩の小屋到着

9/13 13:20

さっそくラーメン1200円を食う

9/13 13:25

館内食堂

9/13 13:26

9/13 13:26

大部屋

9/13 13:27

寝床はこんな感じ
インナーシーツまたはシュラフ持参が必要
マットは固く、寝具は簡易寝袋と薄い毛布が3枚
せっかく建物がきれいになったんだから寝具ももう少し頑張ってほしい。

9/13 17:25

夕食後上空が晴れてきた

9/13 17:26

ブロッケン現象初体験
こりゃ面白い

9/13 17:27

北岳ももうすぐガスが抜けそう

9/13 17:29

富士山も出てきた

9/13 17:29

仙丈ヶ岳はもう一息で出そう

9/13 17:31

イワキキョウ

9/13 17:31

富士山くっきり

9/13 17:41

小屋と北岳

9/13 17:43

雲海が溢れ始めている

9/13 17:45

来ただけ看板

9/13 17:52

伊那のあたりに沸いている雲が邪魔で夕日が見えない

9/13 17:55

仙丈ヶ岳も見えてきた

9/13 17:56

溢れた雲海が滝雲に

9/14 5:23

翌朝

9/14 5:27

ご来光のために北岳に向かうが間に合わなかった。

9/14 5:27

しかしこの絶景よ
甲斐駒が岳

9/14 5:27

仙丈ヶ岳

9/14 5:27

夜明けの富士

9/14 5:29

甲斐駒と八ヶ岳

9/14 5:30

中央アルプス

9/14 5:33

もうじき山頂

9/14 5:33

照らされる間ノ岳

9/14 5:33

仙丈ヶ岳にも朝日が当たる

9/14 5:38

北岳山頂に人がワラワラ

9/14 5:43

北岳到着

9/14 5:43

だいぶ日が昇ってきた

9/14 5:44

影北岳

9/14 5:44

こりゃタマラン

9/14 5:44

甲斐駒は良く尖っている

9/14 5:44

雲海に浮かぶ八ヶ岳

9/14 5:46

これから向かう稜線が一望

9/14 5:46

鳳凰(地蔵)のオベリスク

9/14 5:46

9/14 5:48

仙丈ヶ岳の後ろには御嶽

9/14 5:48

そして乗鞍

9/14 5:48

北アルプス(槍穂高)

9/14 5:49

後立山

9/14 5:58

もう一回影北岳

9/14 6:14

さあ縦走開始

9/14 6:37

天気は最高

9/14 6:37

北岳山荘

9/14 6:41

9/14 6:42

山荘の扉は引き戸です。取っ手を手前に引っ張っても開かずに「？、締まってる」と思った

9/14 6:43

きれいな建物

9/14 7:15

中白根山

9/14 7:16

北岳がもうあんなに遠くに

9/14 7:16

すっかり夜が明けた

9/14 7:16

9/14 7:16

間ノ岳はまだ遠い

9/14 7:21

カールが立派です

9/14 7:35

もう一回槍穂高

9/14 7:43

間ノ岳がなかなか近づかない

9/14 8:04

やっと間ノ岳到着

9/14 8:05

三角点の横に謎の人形

9/14 8:05

9/14 8:12

農鳥岳に向かってGO

9/14 8:12

下界は少しづつ雲が増えてきている？

9/14 8:17

農取小屋まで結構下る

9/14 8:31

ザレザレでやや歩きにくい

9/14 8:31

悪沢、荒川、聖他の面々

9/14 8:52

三国平分岐

9/14 8:56

9/14 8:57

富士山

9/14 9:01

農取小屋で昼飯弁当を食う

9/14 9:01

間ノ岳を振り返る
だいぶ下ったな

9/14 9:02

小屋に荷揚げヘリが来ていた

9/14 9:04

例の大自然還元便所

9/14 9:06

こやの室内。小屋番不在でも素泊まり可(料金箱有り)

9/14 9:09

肩の小屋の弁当

9/14 9:57

農鳥岳に移動開始
登り返しがキツイ

9/14 10:00

9/14 10:06

9/14 10:06

9/14 10:09

西農鳥岳

9/14 10:10

甲府市街？

9/14 10:10

農鳥岳は近いように見えてなかなか遠い

9/14 10:17

ガレ場、岩稜有。（そんなに危なくない）

9/14 10:19

岩場はこんな感じでペンキクッキリ

9/14 10:27

そんなこんなでなかなか着かない

9/14 10:38

北岳がめちゃめちゃ遠い

9/14 10:39

荒川達は雲に隠れてしまった

9/14 10:39

聖はもうすぐ隠れそう

9/14 10:39

9/14 10:40

農鳥岳到着
西農鳥岳の方が高いのはいいんですか？どうなんですか？

9/14 10:44

ホシガラス
雷鳥は全然見かけない

9/14 10:59

ずっと続く稜線が気持ち良さそう

9/14 11:06

大門沢下降点から先も歩いてみたい

9/14 11:18

大門沢下降点

9/14 11:19

天上界に別れを告げる

9/14 11:19

小河内岳

9/14 11:29

一気に標高を下げる

9/14 11:45

激下り

9/14 12:11

あっという間に大門沢の流れが見えるところまできた

9/14 12:12

9/14 12:19

トリカブトが良く咲いている

9/14 12:19

ミソガワソウというらしい

9/14 12:20

ゴマナ？

9/14 12:20

センジュガンピ？

9/14 12:20

ヤマハッカ？

9/14 12:28

渡渉1

9/14 12:31

石かと思ったらでっかいサルの腰掛け
どこから落ちてきたのか？

9/14 12:35

渡渉2

9/14 12:54

大門沢小屋

9/14 12:54

コーラを補給
農鳥岳、間ノ岳のバッチは売り切れ

9/14 13:05

手作り橋

9/14 13:10

いい渓谷

9/14 13:10

水平歩道？鉄パイプが良く滑る

9/14 13:12

手作り橋

9/14 13:13

ロープが持ちにくい
手ぶらでも落ちることは無いくらいにはしっかりしています

9/14 13:18

道が沢になっている

9/14 13:20

しばらく沢歩きが続く

9/14 13:28

一旦沢から離れて森の様子が変わる

9/14 13:59

手作り橋

9/14 13:59

手作り橋

9/14 14:15

渡渉
何個目か忘れた

9/14 14:19

文明の景色が見えた

9/14 14:19

吊り橋を渡ると

9/14 14:22

取水口脇の通路はドロドロのグチャグチャ
う回路が欲しい

9/14 14:26

登山道が終わったと思っていたらもう少し続く

9/14 14:28

工事で河原を迂回させられる

9/14 14:33

休憩所テント有り

9/14 14:41

車道は通行禁止

9/14 14:44

また吊り橋を渡る

9/14 14:45

この後は林道歩きと油断していたら最後にもう少しだけ登山道

9/14 14:47

登山道終わり

9/14 14:47

あとは林道歩き

9/14 15:11

ゲートを出て少し歩くとバス停です。

撮影機器：

DC-TZ95 Panasonic

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ダウンジャケット薄手 ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 非常食 飲料 笛 ファーストエイドキット エマージェンシーシート ナイフ 保険証 携帯 モバイルバッテリー タオル カメラ ヘッドライト 予備電池

感想

パイク王

念願だった北岳へ。せっかくなので白峰三山縦走したいが、どうも天気予報が良くない。
1週間延ばして予報が良くなったがまだ微妙、加えて奈良田-広河原のバスが始発8：40であまりにも遅すぎる。
ということで肩の小屋に1泊することに。
結果は大当たり。
初日こそ予報通り、昼前からガスガスになってしまったが、夕方には晴れて初めてのブロッケン現象、盛大な滝雲を堪能。新月間近の夜は最高の星空を楽しんだ。
翌朝は予報通りさわやかに晴れ渡り、雲海から頭を出した名だたる山々を見下ろしながら日本の背骨を縦走を満喫できた。
8月の穂高で今年の山運をすべて使い切ってしまったかと思っていたが、今回も最高の稜線歩きが楽しめ大満足。

ついでに、大門沢の下りは長くつらかったが、運よくバス停でジャストタイミングで一日2便しかないバスが到着。最後の県道歩きは楽をすることが出来た。

この山運と引き換えに今年はやたら足を負傷しているような気がする…？