折立-薬師岳-雲ノ平-祖父岳-水晶岳-鷲羽岳-黒部五郎岳-三俣蓮華岳-新穂高

2015年08月08日(土) ~ 2015年08月11日(火)

• GPS: 39:40
• 距離: 64.5km
• 登り: 5,120m
• 下り: 5,393m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:29
• 休憩: 0:44
• 合計: 7:13

距離 11.8km 登り 1,663m 下り 332m

10:43 折立
11:23 太郎坂(アラレちゃん)
11:53 青淵三角点(青淵山)
13:10 13:11 五光岩ベンチ
13:50 14:09 太郎平小屋
14:28 薬師峠
15:11 15:12 薬師平
15:52 15:59 薬師岳山荘
16:36 16:37 薬師岳避難小屋跡
16:54 17:08 薬師岳
17:26 17:27 薬師岳避難小屋跡
17:55 薬師岳山荘
17:56 宿泊地

2日目

• 山行: 7:26
• 休憩: 3:02
• 合計: 10:28

距離 13.3km 登り 962m 下り 1,128m

3:58 宿泊地
4:22 4:45 薬師岳避難小屋跡
4:55 5:06 薬師岳
5:22 薬師岳避難小屋跡
5:43 6:37 薬師岳山荘
7:06 薬師平
7:42 7:44 薬師峠
8:04 8:21 太郎平小屋
10:08 10:24 薬師沢小屋
12:21 アラスカ庭園
12:58 奥日本庭園
13:24 14:23 雲ノ平山荘
14:26 宿泊地

3日目

• 山行: 8:23
• 休憩: 1:00
• 合計: 9:23

距離 14.0km 登り 1,072m 下り 1,273m

5:35 宿泊地
6:55 6:56 祖父岳
7:32 岩苔乗越
7:53 ワリモ北分岐
8:21 8:22 水晶小屋
8:50 8:56 水晶岳
9:32 水晶小屋
9:57 10:10 ワリモ北分岐
10:27 10:29 ワリモ岳
10:59 11:06 鷲羽岳
12:27 12:56 三俣山荘
14:05 14:06 三俣蓮華岳巻道分岐
14:58 黒部五郎小舎

4日目

• 山行: 10:48
• 休憩: 1:01
• 合計: 11:49

距離 25.5km 登り 1,436m 下り 2,686m

3:58 黒部五郎小舎
5:38 5:39 黒部五郎の肩
5:53 6:04 黒部五郎岳
7:12 7:13 西又山
7:33 8:08 黒部五郎小舎
9:21 9:22 三俣蓮華岳巻道分岐
10:03 10:05 三俣蓮華岳
10:26 丸山
10:43 10:48 中道分岐
11:30 11:31 双六岳巻道分岐
11:43 双六小屋
12:14 12:15 くろゆりベンチ
12:25 花見平
12:35 12:36 弓折乗越
13:02 13:04 鏡平山荘
13:47 シシウドヶ原
14:08 チボ岩
14:17 秩父沢出合
14:43 小池新道入口
14:59 わさび平小屋
15:08 笠新道登山口
15:17 中崎橋
15:47 新穂高温泉駅

天候

8日晴れ、9日晴れ（夕立あり）、10日晴れ後曇り（夕立あり）、11日曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

＜往路＞8/9（土）
北陸新幹線で富山駅へ
富山地方鉄道 電車 電鉄富山駅（8:54）→有峰口駅（9:31）
富山地方鉄道 バス 有峰口駅前（9:40）→ 折立（10:35）
＜復路＞8/11（火）
濃尾バス 新穂高温泉ロープウェイ駅（15:53）→平湯温泉（16:20）
京王バス 平湯温泉（18:00）→新宿高速バスターミナル（22:30）

コース状況／危険箇所等

<折立〜太郎平>特に危険箇所無し。P1870までは樹林帯の中の急登、それを越えると樹木がなくなり視界が開けます。雄大な薬師が目前に。
<太郎平〜薬師岳>特に危険箇所無し。薬師峠キャンプ場からケルンまでは雪解け水が登山道脇を流れており、天然水飲み放題。薬師岳山荘から薬師岳山頂までは蛇腹の登山道。
<太郎平〜薬師沢出合>特に危険箇所無し。木道が多いく、濡れていると滑り易い。
<薬師沢出合〜雲ノ平>最初は急登、樹林帯の中を一気に400mほど登る。今行程の中で一番きつかった。登りきると視界が開け広大な庭園の中の木道歩き。
<雲ノ平〜岩苔乗越>前半は快適な木道が中心。祖父岳からの下りに一箇所だけクサリ場有り。
<岩苔乗越〜水晶岳>前半危険箇所無し。水晶小屋から水晶岳へは高度感のある岩場多数有り。
<岩苔乗越〜鷲羽岳>ガレ場や岩場が多いルート。ワリモ岳は高度感ある岩場あり。
<鷲羽岳〜三俣山荘>急こう配のガレ場。落石、転倒注意。
<三俣山荘〜黒部五郎小舎>前半はカールを横切るルート。雪渓の横断有り。アイゼン不要。後半はややガレ場のルート。最後に五郎平黒部乗越への下りは転倒注意。
<黒部五郎小舎〜黒部五郎岳>最初は樹林帯、その後はカール地形の中を歩く。稜線へは蛇腹道を登る。
<黒部五郎岳〜黒部五郎小舎>稜線ルートは岩場が多く要注意。後半は平原のお花畑を歩く。
<黒部五郎小舎〜三俣蓮華岳>特に危険箇所無し。後半はガレ場有り。
＜三俣蓮華岳〜双六小屋＞中道ルート。特に危険箇所無し。草原の中の散歩道。
＜双六小屋〜新穂岳温泉＞特に危険箇所無し。小池新道の石畳は本当に歩きやすい。

・携帯（ドコモ）の電波状況は、薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳山頂でいずれも利用可。雲ノ平は雲ノ平山荘から高天原温泉への丘陵上部のみ利用可（山荘スタッフによる）。

・水場は、太郎平小屋、薬師峠キャンプ場、薬師沢、雲ノ平キャンプ場、三俣山荘、黒部五郎小舎周辺にあり。（薬師岳山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋は日照り続きで水不足のため節水要）

その他周辺情報

平湯温泉バスターミナルの展望露天風呂600円

写真

8/8 8:41

電鉄富山駅
近くにコンビニあり

8/8 9:29

有峰口駅ホーム
特急立山一号

8/8 9:31

有峰口駅から折立へのバス

8/8 10:40

折立登山口
トイレ、自販機あり

8/8 10:41

太郎坂の登り
しばらくは樹林帯の中

8/8 11:05

木の実をほおばる鳥

8/8 11:22

アラレちゃんの道標

8/8 11:50

1860m地点の展望所
ここから視界が開ける

8/8 12:12

眼下に有峰湖

8/8 13:19

木道の登山道

8/8 13:41

薬師岳

8/8 13:45

太郎平小屋
4方からの登山者が行きかいます。

8/8 13:59

太郎兵衛平からの薬師岳

8/8 14:00

太郎兵衛平分岐の道標と湧き立つ雲

8/8 14:12

薬師峠に通じる木道

8/8 14:15

池塘にうつる雲

8/8 15:47

薬師岳山荘

8/8 16:26

薬師岳へのつづら折りの登り

8/8 16:34

手前のピークのケルン

8/8 16:36

ようやく山頂が見える

8/8 16:47

薬師岳山頂の祠。薬師如来が祀られています。

8/8 18:29

夕暮れ時の薬師岳山荘

8/8 18:36

やくしと書いたオムレツが温かい

8/8 18:48

山荘からの夕日

8/8 23:44

夜12時前、南方に積乱雲からひっきりなしに稲光が。その上部には平然と天ノ川が見える。

8/9 0:01

低い雲の下に富山の街灯り。遠方は能登半島かと。

8/9 1:34

天の川もはっきり見える

薬師岳と北方の夜空
（約90分間の多重合成）

8/9 4:29

夜明け前、後立山連峰のシルエット

8/9 4:37

紺碧の夜空に差し込む朝日の光線

8/9 4:55

後立山連峰、蓮華岳（たぶん）あたりからの日の出

8/9 4:58

薬師岳山頂にて

8/9 5:13

南東方面、中央カールと南稜カールの上部と遠方に槍

8/9 6:41

黒部五郎岳へ続く稜線　素晴らしい景観

8/9 8:32

太郎平より薬師沢方面を見下ろす

8/9 8:53

沢を幾つか越える

8/9 8:58

沢を幾つか越える

8/9 9:12

カベッケヶ原

8/9 10:30

薬師沢の黒部源流

8/9 12:23

雲ノ平に到着。前方に黒部五郎岳

8/9 12:48

薬師岳の3つのカール（国指定の特別天然記念物・薬師岳の圏谷群）

8/9 13:17

ギリシャ庭園からの雲ノ平山荘

8/9 17:53

二羽のホシガラス

8/9 18:36

雲ノ平山荘からの夕日

8/10 5:33

早朝の静かな雲ノ平

8/10 5:43

水滴を纏うチングルマの花柱

8/10 5:57

水晶岳に通じるかのような木道

8/10 6:12

可憐なハクサンイチゲ

8/10 6:13

チングルマに無数の水玉

8/10 6:15

イワギキョウにも

8/10 6:30

祖父岳への分岐

8/10 6:40

雲ノ平とでっかい薬師岳

8/10 6:51

祖父岳山頂

8/10 6:52

祖父岳山頂からの三俣蓮華岳と遠方に槍

8/10 7:56

急峻な水晶岳

8/10 8:00

お花畑

8/10 8:13

イワベンケイとタカネシオガマ
白い花は？

8/10 8:14

鷲羽岳へと続く稜線
いつまでも歩いていたい♪

8/10 8:20

水晶小屋から延びる裏銀座ルート

8/10 8:41

水晶岳の岩稜部
慎重に行動を！

8/10 8:56

水晶岳山頂

8/10 9:02

赤牛岳方面へ通ずる稜線　とても威圧的な山

8/10 9:29

水晶小屋に帰還

8/10 10:29

ワリモ岳から鷲羽岳への稜線

8/10 10:57

鷲羽岳山頂
だいぶ雲がわいてきた

8/10 11:09

鷲羽岳から三俣山荘への下り
高度感があります。

8/10 11:14

鷲羽池と槍

8/10 12:06

三俣山荘でのジビエもみじ丼
美味！

8/10 13:18

三俣山荘から黒部五郎への巻き道
雪渓をわたります。アイゼン不要。

8/10 16:34

黒部五郎小舎での天ぷら定食
これも美味しい。

8/11 4:25

水晶岳方面が白みがかる

8/11 4:45

五郎のカール
まだ暗い。

8/11 4:52

五郎のカール　夜明け前

8/11 4:58

五郎のカールからの朝焼けの雲
水晶岳と鷲羽岳の合間から

8/11 5:06

印象的なうろこ雲

8/11 5:10

黒部五郎岳のモルゲンロート

8/11 5:10

水晶岳からの夜明け

8/11 5:17

コバイケイイソウの群生が朝日に照らされ（ムーミン谷のニョロニョロみたいな）

8/11 5:21

黄金に輝くコバイケイソウ

8/11 5:47

黒部五郎岳山頂

8/11 5:52

剱・立山と後立山連峰

8/11 6:45

黒部五郎岳から稜線ルートで下山

8/11 7:23

シナノオトギリ

8/11 7:30

ムーミン谷の黒部五郎小舎

8/11 9:25

三俣蓮華岳途中の大きなカール

8/11 9:50

三俣蓮華岳山頂

8/11 9:51

三俣蓮華岳からの双六岳と遥か槍ヶ岳を望む

8/11 10:09

イワギキョウの群生

8/11 11:01

ハクサンフウロ

8/11 11:14

雷鳥の親

8/11 11:16

雷鳥の子

8/11 11:44

双六小屋

8/11 12:12

クルマユリ？

8/11 13:21

鏡平の池越しの槍ヶ岳
雲が出て見えん。

撮影機器：

Canon EOS 5D Mark III Canon

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 ハイドレーション 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール

感想

simatama

2015/8/8〜11、北アルプスの最深部をソロ縦走（3泊4日）してきました。
折立（入山口）→薬師岳→薬師岳山荘（泊）→薬師岳→薬師沢→雲ノ平山荘（泊）→祖父岳→水晶岳→鷲羽岳→黒部五郎小舎（泊）→黒部五郎岳→三俣蓮華岳→新穂高温泉（下山口）
相棒のカメラとともに、自分のペースで気ままに歩き、翌日の行程をその場その場で考えながら（登山計画書はちゃんと出してます）、4日間もの贅沢な山旅を過ごしてきました。
はっきり言います。日本にこんな秘境があったのかと！目に入る景色がハンパないです！
2500mもの高地に広がる溶岩大地の雲ノ平。それを取り囲む谷深い黒部川源流。四方にそそり立つ3000m級の山々。
もっと長くこの秘境に潜入していたかったとつくづく思いました。仕事の都合と風呂のない環境さえ何とかなれば（笑）