笠ヶ岳〜鷲羽・水晶〜黒部五郎〜薬師岳縦走(5泊6日)

2015年08月07日(金) ~ 2015年08月12日(水)

• GPS: 119:15
• 距離: 63.5km
• 登り: 5,348m
• 下り: 5,064m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:21
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:21

14:12 スタート地点
14:23 左俣林道ゲート
15:23 14:25 笠新道入口
15:35 ワサビ平小屋

2日目

• 山行: 7:48
• 休憩: 0:45
• 合計: 8:33

5:12 ワサビ平小屋
5:21 5:26 笠新道登山口
9:25 9:39 杓子平
11:27 11:40 抜戸岳分岐
13:04 13:10 笠ヶ岳山荘
13:26 13:33 笠ヶ岳
13:45 笠ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 8:39
• 休憩: 0:51
• 合計: 9:30

5:38 笠ヶ岳山荘
6:56 抜戸岳分岐
8:10 8:15 秩父平
9:00 9:05 大ノマ岳
10:08 弓折岳
11:22 11:53 双六山荘
12:37 12:42 双六岳
14:11 14:16 三俣蓮華岳
15:08 三俣山荘

4日目

• 山行: 9:38
• 休憩: 1:29
• 合計: 11:07

4:30 三俣山荘
5:46 5:54 鷲羽岳
6:32 6:35 ワリモ岳
7:38 7:52 水晶小屋
8:29 8:35 水晶岳
9:20 9:53 水晶小屋
10:37 岩苔乗越
9:53 黒部源流碑
12:18 12:38 三俣山荘
14:09 14:14 黒部五郎小舎分岐
14:53 黒部五郎小舎

5日目

• 山行: 7:39
• 休憩: 0:39
• 合計: 8:18

5:15 黒部五郎小舎
7:38 7:42 黒部五郎の肩
7:50 8:01 黒部五郎岳
8:06 8:15 黒部五郎の肩
10:47 10:52 赤木岳
11:46 11:51 北ノ俣岳
13:23 13:28 太郎山
13:33 太郎平小屋

6日目

• 山行: 7:13
• 休憩: 2:00
• 合計: 9:13

4:20 太郎平小屋
4:44 薬師峠キャンプ場
6:08 6:15 薬師岳山荘
6:57 7:08 薬師岳
7:42 8:02 薬師岳山荘
8:51 8:56 薬師峠キャンプ場
9:15 10:28 太郎平小屋
11:10 11:14 五光岩ベンチ
13:33 ゴール地点(折立ﾋｭｯﾃ)

休憩時間は実際より少なく計上されている。
全行程1ピッチ(40〜60分)、5〜10分程度の休憩を取りながら行動した。

天候

8/7:曇り
8/8：晴れ
8/9：晴れ
8/10：晴れ
8/11：晴れのち曇り
8/12：晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【往】新宿⇒(JR中央本線)松本⇒(バス)⇒新穂高
【復】折立⇒(バス)富山⇒(JR北陸新幹線)⇒大宮

その他周辺情報

亀谷温泉　国民宿舎「白樺ハイツ」を利用した。

写真

8/7 14:12

【8/7一日目】
新穂高温泉を出発

8/7 14:23

林道のゲートを通過して

8/7 15:23

明日登る、笠新道の登山口

8/7 15:36

新穂高温泉から約1時間15分。
今日の宿泊地「ワサビ平小屋」に到着
お風呂もあり、快適な山小屋

8/7 17:11

夕食

8/8 4:35

【8/8二日目】
ワサビ平小屋朝食
灯りの下なので、しっかりと食べれた。

8/8 5:26

さあ！今日の核心部、急坂の笠新道に入る。

8/8 6:45

つづら折りの登山道を黙々と登る。

8/8 6:59

シモチケソウ

8/8 7:27

既に2時間余登り続けているが、まだ左俣林道が真下に見える。キツイなぁ(´；ω；｀)

8/8 7:32

それでも穂高連峰から

8/8 7:43

槍ヶ岳に続く標高3000mの稜線の絶景が疲れを癒してくれる。

8/8 9:15

ハクサンフウロ

8/8 9:15

お花畑が青空に映える。

8/8 9:16

足を止めたら

8/8 9:16

もう動きたくないと思うような登りが続く。

8/8 9:17

ミヤマトリカブトの濃い紫色が映える。

8/8 9:25

登山口から約4時間、いきなり正面の展望が開け杓子平到着

8/8 9:39

笠ヶ岳まではまだ遠い

8/8 9:39

稜線を目指して、もう一登り。

8/8 9:57

チングルマ

8/8 10:09

コバイケイソウ

8/8 10:15

シナノキンバイ

8/8 10:58

アオノツガザクラ

8/8 11:18

槍ヶ岳と小槍の姿が見事

8/8 11:20

チングルマの花穂の成り立ち

8/8 11:30

登山口から約6時間。稜線分岐到着。
分岐付近から北を展望
槍ヶ岳〜西槍尾根、弓折岳、野口五郎岳、鷲羽岳も挑める。

8/8 11:30

東を観れば
槍ヶ岳〜大キレット〜穂高岳

8/8 11:41

南へ
笠ヶ岳に向かって稜線歩き。

8/8 11:49

イワギキョウ

8/8 11:55

辿ってきた道
写真中央の稜線鞍部付近が杓子平かな？

8/8 13:04

登山口出発から約7時間40分。
今日の宿泊地、笠ヶ岳山荘に到着。
ザックをデポして山頂へ向かう。

8/8 13:32

笠ヶ岳山頂。
山頂標のようなものは無い。
三角点の上に笠ヶ岳と記銘された板が置いてあった。
残念ながら、ガスってしまい展望が無くなったが、この時期の午後、雨に当たらないだけラッキー。

8/8 17:02

笠ヶ岳山荘の夕食。

8/9 4:45

【8/9三日目】
笠ヶ岳山頂付近と青空。
良い予感

8/9 4:51

笠ヶ岳山荘の朝食

8/9 5:10

槍ヶ岳北尾根から朝日が昇る。

8/9 5:11

南アルプス
奥には富士山が観える。

8/9 5:11

写真中央奥に富士山
今日も良い天気になりそうだ。

8/9 6:30

右奥から御嶽山、乗鞍岳、焼岳を一望

8/9 7:03

今日辿る尾根筋が一望。
奥に鷲羽岳がドン

8/9 7:07

振り返って、笠ヶ岳から辿ってきた縦走路
右奥に白山が観える

8/9 7:48

秩父平に降るところに雪渓が残っていた。
ロープも設置されていたが、雪渓上部を少し巻いて容易に夏道に出られた。

8/9 7:58

ハクサンイチゲとシナノキンバイ

8/9 8:02

お花畑が青空に映える

8/9 8:04

秩父平

8/9 8:05

秩父平

8/9 8:09

コバイケイソウと槍ヶ岳

8/9 8:50

素晴らしい尾根道が続く
中央の鞍部に双六山荘が見えるが、まだ遠い。

8/9 8:52

黒部五郎岳の南側斜面が間近に

8/9 8:53

御嶽山、乗鞍岳、焼岳のそろい踏みも見納めになりそう

8/9 10:23

弓折乗越付近から槍ヶ岳
3年前に降ってきた西鎌尾根を一望できる。
写真右側に伸びる中崎尾根は厳冬期のルートになっているらしい。

8/9 10:23

3年前に宿泊した鏡平山荘と鏡沼を眼下に望む

8/9 10:59

西鎌尾根、樅沢岳をズーム

8/9 11:01

双六小屋が見えてきた。
奥に鷲羽岳。

8/9 11:14

クロユリ発見

8/9 11:23

笠ヶ岳山荘出発から約5時間45分。
大賑わいの双六小屋到着。

8/9 11:31

明日登る鷲羽岳が美しい

8/9 12:23

双六岳を経由して今日の宿泊地三俣山荘に向かう。
双六山荘から急坂を経ると写真左の山頂までは緩やかな上り

双六岳山頂到着
奥に黒部五郎岳

8/9 12:45

双六岳付近から
笠ヶ岳から辿ってきた尾根筋を再確認

8/9 12:46

双六岳付近から
槍ヶ岳と北鎌尾根、左奥に常念岳

8/9 12:46

双六岳付近から常念岳展望

8/9 12:48

双六岳付近から展望
右奥は野口五郎岳。
中央に鷲羽岳。
左奥に水晶岳

8/9 12:49

双六岳付近から展望

8/9 12:50

双六岳付近から展望
槍ヶ岳から伸びる西鎌尾根と北鎌尾根
常念岳

8/9 12:51

双六岳付近から展望
穂高連峰

8/9 14:13

三俣蓮華岳山頂
鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳が近くなった

8/9 14:55

三俣蓮華岳山頂を少し下ると三俣山荘が見えてきた

8/9 15:08

笠ヶ岳山荘出発から約9時間30分
今日の宿泊地、三俣山荘に到着

8/9 18:21

三俣山荘の夕食
山荘名物ジビエシチュー

8/10 4:59

【8/10四日目】
今朝は朝食を弁当に変更して早弁。三俣山荘にザックをデポし軽装備にヘッデンを装着して4時30分出発した。
明るくなってきて三俣小屋を振返る。
黒部五郎岳が目立つ

8/10 4:59

どこから見ても槍ヶ岳

8/10 5:35

今日も笠ヶ岳が見える。
手前のピークは双六岳かな？

8/10 5:35

鷲羽池と槍ヶ岳

8/10 5:44

もう少しで鷲羽岳山頂

8/10 5:48

出発から約1時間15分で鷲羽岳山頂到着

8/10 5:52

北にこれから向かう水晶岳
左奥に大きな山容の薬師岳

8/10 6:15

西には黒部五郎岳

8/10 6:17

ヨツバシオガマ

8/10 6:32

ワリモ岳山頂

8/10 6:34

ワリモ岳山頂から鷲羽岳(左)
中央にピョコンと笠ヶ岳

8/10 6:35

ワリモ岳山頂から鷲羽岳(右)
奥に槍ヶ岳

8/10 6:35

雲がやや多いが、今日も好天に恵まれそうと確信。
笠ヶ岳からここまで辿ってきた山並みが美しい。

8/10 6:52

薬師岳と水晶岳

8/10 6:52

黒部五郎岳
右のピークは祖父岳

8/10 7:28

イブキジャコウソウ

8/10 7:39

水晶小屋到着
ここにストックをデポして水晶岳に向かう。

8/10 7:43

水晶小屋から水晶岳。
稜線の奥に赤牛岳、その奥に立山連峰。

8/10 7:44

立山連峰、奥は剱岳

8/10 8:16

水晶岳は岩峰
山頂は狭く混み合っている。

8/10 8:29

読売新道
気持ち良さそうな尾根道が伸びている。

8/10 8:31

赤牛岳の奥に立山連峰、剱岳
赤牛岳に向き合って薬師岳

8/10 8:34

水晶岳山頂標がようやく空いた。

8/10 8:35

水晶岳直下は急坂、落石注意で慎重に下山。
すれ違いも多かった。

8/10 9:14

岩稜帯を降ってホッと一息
水晶小屋付近には登山者が沢山いる。
小屋を挟んで右奥に槍ヶ岳、右奥に常念岳、素晴らしい光景。

8/10 9:34

水晶小屋で昼食
力餅汁、生姜が効いてとても美味しかった。

8/10 10:03

鷲羽岳と槍ヶ岳

8/10 10:13

トウヤクリンドウ

8/10 10:33

お花畑

8/10 10:38

岩苔乗越から薬師岳

8/10 10:42

黒部源流源頭部を降る

8/10 10:43

黒部源流源頭部を降る

8/10 11:17

クロユリ

8/10 11:46

黒部源流碑

8/10 12:18

出発から約7時間50分三俣山荘に戻る。
デポしたザックを整えて黒部五郎小舎へ向かう。

8/10 13:11

鷲羽よさらば！

8/10 14:09

三俣蓮華岳からの合流点

8/10 14:30

灌木帯の急坂を降る

8/10 14:52

黒部五郎小舎到着
10時間20分超えの山行を終えた。
途中、雲の動きが早くなり雨を心配したが降らなかった。

8/10 17:45

黒部五郎小舎の夕食

8/11 4:28

【8/11五日目】
黒部五郎小舎の朝食

8/11 4:58

黒部五郎小舎から南を展望
右のピークは笠ヶ岳、左ピークは弓折岳？

8/11 5:00

黒部五郎小舎から北を展望
薬師岳はでかい

8/11 5:03

黒部五郎岳カールコースを登る

8/11 5:27

チングルマ大きな花穂

8/11 6:20

黒部五郎岳のカール

8/11 7:51

今日も笠、乗鞍、御岳そろいぶみ

8/11 7:52

黒部五郎岳山頂にあったお不動様

8/11 7:53

黒部五郎岳から槍ヶ岳

8/11 8:00

薬師岳、鷲羽岳、水晶岳一望

8/11 8:01

太郎平に続く尾根道

8/11 10:02

中俣乗越付近から北を展望
写真中央の赤牛岳、薬師岳と兄弟のような見事な山容

8/11 10:50

赤木岳山頂のケルン

8/11 11:47

北ノ俣岳

8/11 12:11

北ノ俣岳から太郎山までは大きなお花畑が点在する
ハクサンイチゲと薬師岳

8/11 12:12

お花畑と黒部五郎岳

8/11 12:28

なだらかに続く縦走路に身体は喜ぶ

8/11 12:29

薬師岳は大きいなぁ

8/11 12:31

右のピークが太郎山かな？
まだ遠い。

8/11 13:01

ワタスゲが揺れている

8/11 13:03

イワショウブ

8/11 13:23

太郎山

8/11 13:31

太郎平小屋までもう少し

8/11 13:33

出発から約8時間20分。太郎平小屋到着
今日も雨に当たらずに済んだ。

8/11 17:07

太郎平小屋の夕食

8/12 4:44

【8/12六日目】
今朝も朝食は弁当に変更。太郎平小屋にザックをデポし軽装備にヘッデンを装着して4時20分出発した。
およそ20分で薬師峠キャンプ場を通過、樹林帯の急坂を進む。

8/12 5:32

急坂を上りきると薬師平
槍ヶ岳が見える

8/12 5:36

槍ヶ岳ズームイン
左に鷲羽岳、右は？

8/12 5:39

薬師岳山頂付近を見上げる

8/12 6:07

出発から約1時間50分で薬師岳山荘到着。
朝食タイム、酢飯で食べやすい。

8/12 6:44

石室通過

8/12 6:44

山頂まではちょっとした稜線歩き。

8/12 6:58

山頂到着だが、山頂標付近は混雑
北東方向に立山連峰・剱岳を展望
左のピークが北薬師岳(2900m)かな？

8/12 6:58

8/12 6:59

南東方向
水晶・鷲羽、槍ヶ岳

8/12 6:59

槍ヶ岳と穂高連峰も一望

8/12 7:00

薬師岳山頂
薬師如来祀った祠がある

8/12 7:02

今日の下山路の向こうに有峰湖が見える
雲は多いが今日も雨の心配はなさそうだ

8/12 7:02

下山路ズーム

8/12 7:05

剱・立山連峰。
右の霞んでいる山並みは後立山連峰

8/12 7:21

今日も笠ヶ岳、乗鞍、御岳が確認できた(写真右)

8/12 7:37

笠ヶ岳ズーム。
黒部五郎岳の奥に頭が見える。

8/12 8:02

絶景
写真中央の台地が雲ノ平らしい。

8/12 9:38

太郎平小屋に戻って

8/12 9:38

8/12 9:38

太郎平小屋の前庭から薬師岳

8/12 9:56

太郎平小屋で昼食のカレーライス

8/12 10:16

食べたかった太郎兵衛ラーメン
同行者と半分こ

8/12 10:33

ゆるりゆるりと下山

8/12 10:39

霞の中、最奥は白山と思う

8/12 11:10

五光岩ベンチから薬師岳

8/12 11:10

？？？

8/12 13:33

1963年（昭和38）1月に発生した愛知大学山岳部薬師岳遭難死者13名の慰霊碑。

8/12 13:33

今朝の山行開始から約9時間15分、最終ゴール折立ヒュッテに到着。

8/12 19:43

富山駅から北陸新幹線かがやきで帰路に

8/12 19:46

北陸新幹線かがやき

撮影機器：

DMC-FT20 Panasonic

RICOH WG-4 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

waiwai5963

5泊6日という登山ツアーに参加した。
小屋泊まりとはいえ、それなりの装備を背負っての縦走ツアーに体力面、悪天候時のリスクが頭の中を駆け巡ったが、薬師岳、鷲羽岳にいつかは登りたいの思いが勝った。
6日間の好天と足並みの揃った素敵な同行者に恵まれ、北アルプスの絶景を堪能、素晴らしい山行となった。