チングルマとイワヒバリに歓迎されて―鹿島槍ヶ岳へ
- GPS
- 18:41
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 2,928m
- 下り
- 2,932m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 4:46
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:55
天候 | 1日目:晴れ 2日目:雨が降ったり、やんだり 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鹿島槍ヶ岳から北峰に行く道が険しかったです。ストックはしまうなど、注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 信濃大町駅から歩いて行ける、「山岳旅館いとう」に前泊しました。一泊夕食つきで5800円です。 1泊目は種池山荘(特異日のため、14200円)、2泊目は冷池山荘(13100円)に宿泊しました。どちらも、一泊二食つきです。 |
写真
感想
何年か前に行くつもりでしたが、断念したので、リベンジで行きました。
前日に信濃大町まで行き、大町山岳博物館を見て、「山岳旅館いとう」さんに宿泊しました。ご主人の対応が丁寧で、翌朝は早いにも関わらず、見送ってくださいました。一泊夕食つきで一人5800円と破格のお値段です。相方と、また扇沢から登山する際は、この宿にしようという話になりました。
3日間とも、あまり体調が優れませんでしたが、ケガなどなく、無事、歩き通すことができました。
1日目は、それほど急登ではありませんでしたが、私よりブランクのある相方の方がスピードが速く、休み休み登りました。夜はくっきりと満月が見えました。
2日目はお天気が悪く、鹿島槍ヶ岳に登った際、白馬方面の展望を楽しめなかったのが、残念でした。
けれど、チングルマ、チシマギキョウ、コマクサ、ハクサンイチゲ等、様々な高山植物と出会うことができました。種池山荘から爺ヶ岳方面に進んですぐのところにある、チングルマの群落は、見事でした。
また、イワヒバリが何度となく近くに来てくれましたし、ライチョウの親子も見ることができました。私たちの暮らす場所へようこそ、と鳥たちが歓迎してくれているように思えて、嬉しかったです。
最後には、虹まで見えて、雨には雨のよさがある、と思いました。
鹿島槍ヶ岳から北峰方面は、いきなり急な下りとなり、ストックをしまい、慎重な登山となりました。それでも花の写真を撮っていたので、「歩くことに集中するように。」と相方から注意を受けました。
3日目は晴れて、朝焼けを目にすることができ、一気に展望が開けました。前日は目にすることができなかった山並みに感動して、相方に山座同定をしてもらいながら、写真を撮りまくってしまいました。そのせいで、なかなか種池山荘までたどり着きませんでした。
今回はピストンでしたので、裏銀座縦走をしたときのように、今まで歩いて来た道が全て見えて感慨深い、ということはありませんでした。けれど、氷河や雪渓を抱いた山々を間近に目にすることができて、心が広々とし、解き放たれてゆくのを感じました。時間と体力を費やして登山することの意味を再認識しました。
大満足の山行となりましたが、余裕を持った行程だったにも関わらず、体のダメージは割と大きかったです。帰ってから2日間は筋肉痛で足がパンパンで、疲労感も強かったです。小屋の食事は塩分多めでしたが、塩分の代謝がうまく行かないのか、2日ぐらいは上まぶたが腫れていました。
疲労対策にアミノ酸を飲むようにしていたのですが、それだけでは追いつかなかったようです。自分の体力のなさを痛感するとともに、普段からもっと山に登るようにしないといけないんだろうな、と思いました。
約2ヶ月ぶりの山登りでしたが、登ってみると感動もひとしおで、来年は北アルプスのどこに行こうか、と早くも来年の計画を立て始めています。花は好きで、多少は名前を覚えましたが、山岳展望は全くです。小学校の頃から山座同定が趣味の相方に聞いたら、まずは地図を買わなければダメだ、と言われました。
花の名前、間違っているものもあるかもしれませんし、わからなかったものもあります。その場合は、教えていただけると助かります。
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