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Yamareco

記録ID: 7141968
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

鹿島槍ヶ岳〜五竜岳 1泊 赤岩尾根

2024年08月14日(水) ~ 2024年08月15日(木)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
16:56
距離
21.0km
登り
2,639m
下り
2,182m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:31
休憩
0:36
合計
9:07
距離 10.3km 登り 1,875m 下り 481m
4:52
64
5:56
6:08
106
7:54
7:55
72
9:07
31
9:38
9:40
42
10:22
11
11:25
46
12:11
12:31
75
13:46
13:47
12
2日目
山行
7:13
休憩
0:31
合計
7:44
距離 10.7km 登り 764m 下り 1,701m
5:54
5:55
33
6:28
104
8:12
8:25
48
9:13
9:19
3
9:22
5
9:27
43
10:10
10:11
29
10:40
10:41
33
11:14
11:15
15
11:30
11:31
41
12:12
12:14
2
12:36
ゴール地点
3泊4日で白馬岳まで縦走予定だったが、台風の影響で16日強風予報が出ていたため予定を変更して15日に遠見尾根から下山した。
天候 1日目 小雨のち曇り
2日目 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
大谷原登山口前の橋の側にある駐車場を利用。トイレあり、ドコモ電波無し。
4時過ぎ到着時5台程度の入り。連休中の北アルプスにしては車が少ない気がするが、雨予報のためか単に不人気なのか理由は不明。

下山後、五竜エスカルプラザからタクシーで車を回収。
30分弱で7800円。
コース状況/
危険箇所等
赤岩尾根
地図通り登り一辺倒でそこそこ長丁場だが痩せ尾根が多少あるくらいで危険箇所はなかった。林道終点にある堰堤トンネルは短距離で光が入る小窓のようなものもあるので日が昇っていればヘッドライトは不要。

八峰キレット
全体的に整備されていて特に危険な箇所には鎖や梯子があるので岩場に慣れていれば特別難しいと感じるところはなかった印象。
ただし距離が長いガレ場で、岩自体も割と滑りやすいので気を抜ける場所が少ない。
難しくはなくとも転んで大きく体勢を崩したら死ねる場所が多すぎるので集中力を切らさないように気を付けた。

五竜岳南陵
壁のようにそびえ立つ姿を見ると躊躇するが意外と楽に登れた気がする。
斜度があるので下りはなかなかしんどそう。

遠見尾根
あまりに長すぎてだるい。赤岩尾根より辛かった。
せめてガスがなければ…
西遠見周辺はサルが多数いたので目を合わせないように注意して通過した。
その他周辺情報 大町市内のジビエ料理店カイザーで鹿カツ定食
登山道入り口の堰堤にあるトンネル
2024年08月14日 06:06撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/14 6:06
登山道入り口の堰堤にあるトンネル
高千穂平から鹿島槍ヶ岳が綺麗に見えていた
2024年08月14日 09:08撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/14 9:08
高千穂平から鹿島槍ヶ岳が綺麗に見えていた
冷乗越にくると大分ガスが上がってきた
2024年08月14日 09:39撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/14 9:39
冷乗越にくると大分ガスが上がってきた
鹿島槍山頂は驚きの白さ
2024年08月14日 12:21撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/14 12:21
鹿島槍山頂は驚きの白さ
キレット小屋手前に八峰キレットが核心部と思うが梯子や鎖がしっかりしている慎重に歩けば問題ない
2024年08月14日 13:45撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/14 13:45
キレット小屋手前に八峰キレットが核心部と思うが梯子や鎖がしっかりしている慎重に歩けば問題ない
足元はしっかりしているがかなり切り立っていて怖い
2024年08月14日 13:49撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/14 13:49
足元はしっかりしているがかなり切り立っていて怖い
キレット小屋到着
2024年08月14日 13:57撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/14 13:57
キレット小屋到着
宵の口になるとやや晴れてきて劔も見えるようになった。明日の天気にも期待できそう。
2024年08月14日 19:00撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/14 19:00
宵の口になるとやや晴れてきて劔も見えるようになった。明日の天気にも期待できそう。
朝方は奇麗に晴れて劔立山連峰が良く見えていた。
2024年08月15日 04:49撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 4:49
朝方は奇麗に晴れて劔立山連峰が良く見えていた。
少し進んだ先からキレット小屋を見返して
2024年08月15日 04:54撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
1
8/15 4:54
少し進んだ先からキレット小屋を見返して
昨日は見えなかった鹿島槍ヶ岳
2024年08月15日 05:15撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 5:15
昨日は見えなかった鹿島槍ヶ岳
劔立山連峰の朝焼け
2024年08月15日 05:19撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 5:19
劔立山連峰の朝焼け
東側は雲海が広がっていた
2024年08月15日 05:37撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 5:37
東側は雲海が広がっていた
五竜岳とそこへ至る険しい稜線
2024年08月15日 06:24撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 6:24
五竜岳とそこへ至る険しい稜線
そびえ立つ五竜岳を見て萎える
2024年08月15日 07:29撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 7:29
そびえ立つ五竜岳を見て萎える
近くまでくると斜度はあるが意外と登りやすかった。ジグザグに上がっていくので目印を見逃して道を間違えることもあったが、さほど問題ない
2024年08月15日 07:44撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 7:44
近くまでくると斜度はあるが意外と登りやすかった。ジグザグに上がっていくので目印を見逃して道を間違えることもあったが、さほど問題ない
五竜岳山頂から鹿島槍方面
2024年08月15日 07:54撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 7:54
五竜岳山頂から鹿島槍方面
山頂から左奥に唐松岳方面
2024年08月15日 08:20撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 8:20
山頂から左奥に唐松岳方面
五竜山荘
2024年08月15日 09:00撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
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8/15 9:00
五竜山荘
遠見尾根を通るころにはガスって景色はなかったが、高山植物が目を楽しませてくれた。
2024年08月15日 09:28撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 9:28
遠見尾根を通るころにはガスって景色はなかったが、高山植物が目を楽しませてくれた。
2024年08月15日 09:39撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 9:39
2024年08月15日 09:40撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 9:40
地蔵の頭のケルン。長すぎる遠見尾根にうんざりする。
2024年08月15日 12:12撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 12:12
地蔵の頭のケルン。長すぎる遠見尾根にうんざりする。
五竜の高山植物園は多数の植物が咲いていて想像以上に良かった。リフトを使わずに歩いてアルプス平まで降りることをおすすめしたい。
2024年08月15日 12:27撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 12:27
五竜の高山植物園は多数の植物が咲いていて想像以上に良かった。リフトを使わずに歩いてアルプス平まで降りることをおすすめしたい。
2024年08月15日 12:28撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 12:28
2024年08月15日 12:30撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 12:30
2024年08月15日 12:30撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 12:30
テレキャビンで下山
2024年08月15日 12:47撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 12:47
テレキャビンで下山
大町市内のカイザーで夕食。ご飯は標準で大盛りだし鹿カツもおいしくてとても良かった。
2024年08月15日 18:08撮影 by  ASUS_AI2202, ASUS
8/15 18:08
大町市内のカイザーで夕食。ご飯は標準で大盛りだし鹿カツもおいしくてとても良かった。
撮影機器:

装備

個人装備
装備重量14kg前後

感想

以前鹿島槍ヶ岳から見た五竜方面への素晴らしい稜線を歩くため3泊4日の縦走予定を立てたが、台風接近のため残念ながら2日目で切り上げとなってしまった。

1日目
初日下界では朝から雨がぱらついておりいつもなら山行中止も検討するところだったが、各種天気予報を総合すると昼頃までは少なくとも大きな崩れはなさそうと判断。とりあえず冷池山荘まで行って天候の変化を見ながら撤退判断することした。

正直に言えば、せっかくの長期連休での縦走チャンスを逃したくないという人間の都合もあった。このような判断で強行した結果天候悪化で遭難事故がおきるパターンは多いようなので良くないのだが、途中に山荘もあるし電波が届くことも確認済みだったので、観天望気とスマホでの情報収集をちゃんとしておけば最悪なことにはならないだろうとも思っていた。

赤岩尾根を4時間ほどで登り切ったところで、ここまでの空の感じだと概ね昨日の予報通りで意外と天気は持ちそうな感触。しかし大分体力と水を消耗したので6割くらいは引き返す方向に傾いていた。冷池山荘で休憩と補給をしつつスマホを見ると予報も特に悪化していないので、とりあえず鹿島槍までは行くことにした。このころにはガスも上がってきていたので山頂に着くころには何も見えないだろうが、行けるところまで行こうという気になっていたので続行。

鹿島槍南峰に登頂したが当然のごとくガスで何も見えない。風はなく予報通りなら子雨が降っても小雨程度。時刻は12時で歩きやすい道だったので意外と体力も残っている。この調子なら14時ごろにはキレット小屋に到着出来そうだったので向かうことにした。未踏のルートを歩いてみたいという思いと、どのみち予約キャンセルしても全額取られるだけなのでもったいないという気持ちもあった(良くない判断)

キレット小屋までの道は若干湿りがあり、岩に乗ると少し滑りやすかった。
特段難しいところはなかったが、湿った岩、延々と続くガレ場、ここまで歩いてきた疲労もあり、足の置き方にとても気を使う。実際転倒しない程度の小スリップは何度かしており、悪条件が重なったり運が悪ければ事故っていたかもしれない。

2時間ほど歩きほぼ予定通りにキレット小屋に到着。しかし恐らく自分が最後の到着客だったようなので14時着目標は少し甘かったかもしれない点は反省したい。

北アルプスの小屋は初めて宿泊したがそこそこ快適に過ごせた。水500ml300円と高いのがきついが場所柄仕方がない。


2日目
予定変更して遠見尾根から下山することにしたが、思ったより天気が良く少し迷う。
鏡もとりあえず五竜山荘まで行った後考えることにする。

キレット後半は前半より上下が多いが体力が回復していたせいかそれほど大変には感じない。景色が良かったので昨日より写真撮影がはかどった。
五竜岳に着くころにはガスがかかってきていたが時折晴れ間も見えたので十分景色は堪能できたのだがあと30分早ければよかった。

五竜山荘では完全にガスってて遠くの眺めは全くない。電波がうまくつかめず天気予報が見られなかったので大人しく遠見尾根から下山することにした。

遠見尾根は長く精神的にきつかった。晴れていればとても眺めが良さそうな尾根だけに少し惜しい。アルプス平にある高山植物園のことは全く知らなかったのだが、かなり花が咲いていてまさに楽園といった雰囲気でとても良かった。普通に観光地としておすすめしたい。

その他
・食料と水
1日目 2400kcal 2.3L
2日目 1200kcal 2.4L
脱水状態のせいか後半少し手のひらにしびれが出た。
重くなるのはしんどいがもう少し水をもっていった方が良いかもしれない。

・テン泊装備でヤマレコ楽ルートで出るコースタイムとほぼ同じ時間だったので、今後の山行にする。
・二日目の疲労は残るが今回は割と寝られたのでいつもよりは楽だった気がする。ストレッチやボディシートで身体的にリラックス出来たのが良かった気がする。
改めて睡眠の重要性が気づいたので、今後はお湯を沸かして体をふく、水分を多くとり脈が速くならないようにすることも試したい。

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