黒部源流の山々(黒部五郎岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 71:35
- 距離
- 41.2km
- 登り
- 3,249m
- 下り
- 3,497m
コースタイム
- 山行
- 3:26
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 3:40
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:04
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 8:43
天候 | 19、20日:晴、21日:晴のち曇、22日:晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)新穂高ロープウェイ駅→平湯温泉→松本バスターミナル(濃飛バス)⇢松本駅⇒〈JR中央線〉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体にわたり登山道は安定していて、特に危険な所はない。 黒部五郎岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳はいずれもザレ場、ガレ場のきつい登りがある。 登山届は折立にはなく太郎平小屋に提出する。 |
写真
感想
7月に入ってからずっとお天気がはっきりしなかったが、急に天気予報が好転したことを受け、北アルプスの最深部、黒部源流の山々にでかけた。
朝一番の北陸新幹線で富山へ、電車とバスを乗り継ぎ、11時頃には折立に着く。その日のうちに太郎兵衛平まで行けるようになった新幹線の力は大きい。
歩き始めは樹林帯の中の急登、少し暑苦しく感じるが、1870m三角点を過ぎるとゆったりとした尾根道になり、薬師岳方面や有峰湖の景観が楽しめるようになる。
やがて太郎兵衛平に到着、ここからは薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳など黒部川を挟む有名どころの山々が見渡せるのが嬉しい。
2日目、早朝、太郎山に登る。朝焼けは今ひとつだったが、昨夕も見えた満月が白山の上に浮かんでいるのが印象的だった。
太郎山からは池塘が点在する草原となり、まさに気持ちの良い高原慢歩を楽しめる。
北ノ俣岳は雲一つない大快晴、槍ヶ岳、笠ヶ岳、乗鞍、御嶽山までバッチリで、条件的に今回一番の大展望を見せてくれた。
黒部五郎岳へは急なザレ場の登りが少々しんどい。五郎岳肩に荷を置いて頂上にむかう。頂上からは下方に広がるカールのスケールに圧倒される。雲が少々でてきたが、360°の大展望も素晴らしく、アルプスど真ん中を実感できる飽きない眺めだ。
五郎岳肩に戻って食事をとり、カールに下りていく。
カールの底は見上げると黒い岩壁、周りは巨石、そして点在するお花畑など変化に富んでいる。
しかし、カールを過ぎると単調になり、五郎小舎までが随分長く感じる。
3日目、まずは鷲羽岳に向かう。前日の経験から午前の早い時間から雲に覆われてくると予測できたので、早い朝食で5時に出発できたのはラッキーだったと思う。
小屋裏の急登を登り、三俣蓮華岳分岐から巻道へ向かう。この道は花が豊富でチングルマ、ハクサンイチゲ、キンポウゲなどのお花畑が連続する。
三俣山荘で荷を軽くして鷲羽岳に向かう。見上げると大きな山容、ザレ場の急な登りを行く。五郎岳の時よりも荷が軽いだけ体が動く感じだ。
頂上では少々雲が湧き上がってきているが、まだ展望は大丈夫、間に合った。黒部五郎岳、水晶岳、そして槍ヶ岳、十分に大展望を堪能して三俣山荘に戻った。
昼食後、三俣蓮華岳に向かう。ここからは3年前に裏銀座縦走時に通ったと同じコースを行くことになる。
前回見えなかった三俣蓮華岳の山腹一面に広がるハクサンイチゲなどのお花畑は素晴らしい。
ガレ場の登りは昼食休憩後で鷲羽のときより少々きつい気がする。頂上ではだいぶ雲が上がってきて展望は限定的になってきた。
そしてこの先、双六岳への稜線は、またもガスの中を歩くことになった。
期待していた双六岳の台地から見る槍ヶ岳は残念ながら今回も見れず、双六小屋に下りていった。
4日目、下山の日、弓折岳稜線から鏡平、小池新道を通り、新穂高温泉に向かう。
早朝、小屋前で望外に綺麗な朝焼けを見る。
雲は出ているが天気はまずまず、弓折稜線や鏡池で槍、穂高の景観を楽しむことができた。
小池新道をどんどん下ってワサビ平小屋で一服、ここで冷たいスイカを味わう。
このあと平湯温泉で汗をながして4日間の旅の終りとした。
天気にも恵まれ、素晴らしい展望とお花畑に接し、十分満足のいく山行となった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fmodules%2Fyamainfo%2Fupimg%2Fpt%2fe8a5572bd06c3e545df4526bd21619d8.jpg)
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fmodules%2Fyamainfo%2Fupimg%2Fpt%2f3bda0dda49badad67f2d6fddcb037f25.jpg)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する