鳥倉から赤石岳・悪沢岳


- GPS
- 28:34
- 距離
- 54.9km
- 登り
- 5,287m
- 下り
- 5,272m
コースタイム
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 11:03
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 9:48
天候 | 12日 晴れのち曇り 13日 曇り 14日 曇りのち晴れ(深夜から早朝にかけて雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日20時ごろ到着で10台ほどの空きあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大崩壊地が点々とあるので注意が必要。 尚、何でもないところでも油断していると大怪我します。 |
その他周辺情報 | 登山ポストは登山口に有り。(自分は毎度の『コンパス』で提出) 【荒川小屋】50張り程度、水場近くて豊富 テント600円+トイレ使用料100円、ビール500mL800円 【高山裏避難小屋】20張り程度(場所は小屋番さん指定)、水場はちょっと不便 テント600円、ビール500mL800円 登山口から離れていますが飯田市の「ほっ湯アップル」 大人400円と懐に優しい金額で、ぬるぬるの気持ち良い温泉です。 |
写真
当初はここで幕営の予定であったが、小屋番さんに荒川小屋までの時間を尋ねたところ標準で4時間、足の長い人で3時間、足の短い人で5時間と言われ、間違いなく足の短い自分であったが、意地でも3時間を目標に進むことにした
4時過ぎに到着なら文句も言われないだろう
荷を軽くしたいために明日ここでテント張ることにして食料をデポさせていただいた
感謝です
小屋番さんも同じように鼻を打って1日血が止まらなかったことがあったそうで、結局鼻が曲がったと見せられました(笑)
見た目と違って優しくておもしろい人です
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | 毎回山行には持参していますが、ティッシュペーパー、バンドエイド、ビニールテープ等あって良かった。 偶然にも痛み止めまであったのは助かった。 怪我をした時に鏡が無かったので傷口の確認等ができなかったが、そこまでは誰も持ち合わせないですよね。 |
感想
この夏是非とも南アルプスを歩きたいと思い、ルートを検討していたが、赤石岳、悪沢岳をターゲットにした。
ルートに悩んだが、静岡県側からのルートは自宅から遠すぎて候補にならない。
長野県側からだと北沢峠、鳥倉、小渋川、易老渡ぐらいだ。
易老渡は道路の崩壊が激しく、特定タクシーでしか入れない。
北沢峠からだと赤石までちょっと遠すぎるし、車を取りに戻るのが難しい。
小渋川は渡渉が多く、単独及び沢登り初心者では危険。
なので、鳥倉からのピストンを選択。
鳥倉は駐車スペースが少ないため前泊し、登山口までの林道も長いので、帰りのことも考えてチャリの出動。
初日は、高山裏避難小屋で泊まる予定で、そこまでの水を山伏峠までの途中にある「ほとけの清水」で汲んで行った。
山伏峠まで来ると塩見岳がドーンと。素晴らしい。
のんびりできない計画なので、どんどん進む。
烏帽子岳まで来ると富士山が見える。小河内岳まで来ると荒川三山も見えた。
アップダウンを繰り返し、高山裏まで順調に13時に来た。
ここの小屋番さんは登山者の中でも有名で名物な方だ。
標準CTでは荒川小屋まで4時間だが、その小屋番さんに恐る恐る尋ねてみると、足の長さで到着時間が分かるらしく、短い人5時間、標準4時間、長い人3時間だからお前さんだと4時間かなと言われました。(笑)
よ〜し、意地でも3時間で行ってやると思い、翌日ここにテントを張るので、食料を預かってもらえますかとダメもとでお願いしたら、快く受け取っていただいた。(結構いい方ではないか)
で、約3時間で荒川小屋に着いた。
荒川小屋はTJAR(トランスジャパンアルペンレース)開催中で、ちょうどこの辺りに選手がいたようだ。参加選手は皆超人です。(凄)
(大聖寺平で選手を追いかけるカメラマンと遭遇し、自分もカメラに撮られたようだ)
選手はNo.18、No.19、No.26の方は覚えており、頑張ってとエールを送った。
テント場は満員で、隙間を見つけてテントを張った。
翌日は、まず身軽で赤石岳を目指した。天候はガスが広がり悪沢岳はよく見えましたが、富士山は見えない。
しかし、赤石岳稜線では、ブロッケンが見れました。
小屋へ戻り、テントを片付けて荒川中岳を目指します。
中岳に再び荷物をデポし、再び身軽になって悪沢岳を目指します。
結構下って登り返す。
本日標高第6位と7位の山を踏んだ。
これで高山裏避難小屋まで戻るのみで順調に歩みを進めていた。
ところが、小屋まであと1時間ほどの何でもない道で谷側の浮石を踏んでしまい、転倒、滑落し、鼻と左膝を打った。
やばいと思い顔を下に向けると大流血。
これはマジでやばいと焦り、急いでティッシュペーパーで止血を図るが止まらない。
数人が通り過ぎていったが、何とか一人で凌いだ。しかし、手で押さえつけなければ血は止まらないので、片手で荷物をまとめたり対処することが大変であったが、何とか少し先の水場に向かった。
ちょうど高山裏避難小屋にテント泊している方がいて傷口をみてもらったが、かなり深いとのこと。まずい。
頑張って水も汲んで小屋まで行ったが、この時点では、膝の痛みは気にならなかったので、鼻からの血が止まれば何とかなると思っていた。
小屋番さんにも心配していただき、俺も同じように転倒して鼻を打ち、1日血が止まらなかったと自慢げに言って結局鼻も曲がったぞって鼻を見せられて、見事に曲がっていました。(笑)
翌日、春の山スキーの流血時に買った痛み止めを持ち合わせていたので、それを飲み、最悪山伏峠小屋にもう1泊するかと覚悟を決めて進むと、慣れてきたのか何とか無事鳥倉までたどり着きました。
今年2回目の流血で、油断と慢心はいけませんね。
あらためて山に教わりました。
しかし、帰宅後はさらに痛みが酷く、次の山までに早く直さねば。
高山裏避難小屋の小屋番さん心配掛けましたが、本当にありがとうございました。
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