赤石・荒川三山を3泊4日時計回りで縦走登山

2018年08月04日(土) ~ 2018年08月07日(火)

• GPS: 38:48
• 距離: 34.2km
• 登り: 3,384m
• 下り: 3,297m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:05
• 休憩: 0:13
• 合計: 5:18

距離 7.9km 登り 1,577m 下り 162m

10:14 椹島ロッジ
12:35 12:48 カンバ段
15:32 赤石小屋

2日目

• 山行: 5:46
• 休憩: 2:41
• 合計: 8:27

距離 8.4km 登り 835m 下り 687m

5:38 赤石小屋
6:13 富士見平
7:26 7:49 北沢源頭
8:51 8:54 赤石岳・小赤石岳間分岐
9:13 赤石岳
9:17 11:25 赤石岳避難小屋
11:45 11:52 赤石岳・小赤石岳間分岐
12:05 小赤石岳
12:23 小赤石岳の肩
13:35 大聖寺平
14:05 荒川小屋

3日目

• 山行: 5:25
• 休憩: 2:09
• 合計: 7:34

距離 7.6km 登り 761m 下り 762m

5:59 荒川小屋
6:49 6:56 お花畑（荒川前岳南東斜面）
7:34 7:49 前岳
8:06 8:13 中岳
8:17 9:05 荒川中岳避難小屋
10:26 11:07 悪沢岳
11:37 11:39 丸山
12:51 13:00 千枚岳
13:33 千枚小屋

4日目

• 山行: 4:39
• 休憩: 0:12
• 合計: 4:51

距離 10.2km 登り 238m 下り 1,729m

5:02 千枚小屋
5:19 駒鳥池駐車場
5:29 5:34 駒鳥池
6:13 見晴岩
6:33 蕨段
8:02 8:08 小石下
9:42 9:43 滝見橋
9:53 椹島ロッジ

天候

1日目　曇りのち雨　2日目　晴れ　3日目　晴れのち曇り・夜雨　4日目　曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

　東京方面からだと新東名・新静岡ICから富士見峠を越えて井川ダムに出るルートが最短ですが、ずーっと山道で不安なので、島田金谷ICまで行って大井川沿いの道を行きました。街中を行くので千頭までは途中コンビニも何件かあります。千頭から井川までは一部細い道があるのですれ違いに注意。井川ダムの先で合流し畑薙第一ダム手前の登山者用夏期臨時Pまで行きます。
　ここから東海フォレストの送迎バスに乗り換えて一時間で椹島ですが、乗車時に登山届を提出し3,000円を支払います。東海フォレストが運営する山小屋・避難小屋に宿泊の際、宿泊代金から3,000円を引いてくれる仕組み。
　9時発のバスに間に合うように8時10分過ぎに到着したら、たまたま臨時のバスが来ていて8時半に出発しました。

コース状況／危険箇所等

椹島から時計回りで周回したため、悪沢岳手前の岩場と千枚岳手前の岩場がいずれも登りだったので逆回りするより難易度は下がったと思います。最終日の最後の方に架け替えられた吊り橋に向かうため沢沿いの旧道が廃止され新道になっているが、尾根筋を一気に下るルートで思いのほか急勾配で滑りやすく4日間でここが一番の難所でした。3か所ある大規模なお花畑はチングルマ・ハクサンイチゲ・シナノキンバイなどの初夏の花は既に終わっていて、現在のメインはマツムシソウ・ウサギギク・チシマギキョウ・タカネナデシコ・ミヤマトリカブト・ハクサンフウロといったところです。特に千枚岳手前のお花畑はきれいでした。

その他周辺情報

駐車場から車で5分程度の所に赤石温泉白樺荘があるので下山後の汗を流して、昼ごはんも食べました。帰路の途中、井川にある「アルプスの里」という小さな食事処で食べた「とうもろこしプリン」がうまかった。月曜定休、営業時間11:00～14:00　

写真

8/4 9:36

臨時バスで予定より早く着いたので、軽く食事をする時間を取れました

8/4 10:13

予定通り出発

8/4 10:20

赤石岳登山口

8/4 10:23

休憩の目安になります

8/4 10:31

いきなりの急登

8/4 12:16

林道の廃道？

8/4 12:18

ダケカンバやブナ林に変わりました

8/4 12:39

樺段、ここが中間地点らしい

8/4 13:12

一面のシラビソ

8/4 14:40

本日の山場。歩荷返し

8/4 14:44

岩場の急登

8/4 14:46

巨木が岩にしがみつくように生えている

8/4 15:05

小雨がチラホラ。小屋までもつか！

8/4 15:35

5/5という事は！

8/4 15:35

赤石小屋到着。雨具を着ずに済んだ！

8/4 15:35

かわいい案内図

8/4 17:39

本日の夕食。豚の生姜焼き

8/5 5:37

夜、一雨降って快晴の朝。左奥が赤石岳

8/5 5:43

赤石岳目指して出発

8/5 5:52

樹林帯を登ります

8/5 5:56

ベニテングダケ

8/5 6:18

景色が突然開けて富士山が見えた

8/5 6:24

富士見平・ここだけ展望が良い

8/5 6:54

再び森の中へ。桟道は滑りやすいので注意

8/5 7:18

ミネウスユキソウ

8/5 7:20

尾根の南側をトラバースしている

8/5 7:26

グンナイフウロ

8/5 7:27

イワオトギリ

8/5 7:40

北沢源頭。水場があります

8/5 7:43

水場の上部はお花畑

8/5 7:44

タカネマツムシソウ

8/5 7:44

8/5 7:56

ミヤマシャジンかな？ツリガネニンジンの仲間は見分け方がわかりません

8/5 8:21

8/5 8:27

8/5 8:33

稜線を歩く人が見えました

8/5 8:52

椹島下降点。ここに荷物を置いて赤石岳を往復

8/5 9:12

8/5 9:13

山頂からすぐに避難小屋

8/5 9:15

トンカツ食べたい

8/5 9:29

時間もたっぷりあるので山頂周辺でくつろぐ

8/5 9:34

避難小屋の榎田さんに記念撮影をお願いしたら快く応じていただきました。智恵子さんのハーモニカ演奏も素晴らしかったです。

8/5 10:12

小屋前にいた人達を山頂突端のビュースポットまで直接案内してくれました

8/5 10:15

8/5 10:17

少し離れた場所にもうひとつの山頂！？

8/5 10:44

チョウゲンボウが飛んでいたのでライチョウ探しは諦めよう・・・

8/5 10:56

山頂から百間洞方面へ10分程行くと、百間平から聖までのルートが一望できる

8/5 10:59

小屋へ戻ります

お二人とも気さくでとても楽しかったです

おかげさまで赤石山頂を満喫させていただきました。ありがとうございます

8/5 11:35

荒川小屋方面へ稜線歩き

8/5 12:05

小赤石岳山頂

8/5 12:14

小赤石の肩。この先大きく下ります

8/5 12:55

ダマシ平。荒川三山を一望

8/5 13:25

大聖寺平

8/5 13:53

荒川小屋まで平行移動

8/5 14:00

8/5 14:07

荒川小屋

8/5 17:02

本日の夕食。荒川カレーとグラタン

8/6 5:32

朝食後の静かな時間

8/6 6:04

8/6 6:10

8/6 6:48

網に囲まれたエリアがお花畑

8/6 6:51

ハクサンイチゲやシナノキンバイの時期は終わっていました

8/6 6:53

秋を感じさせる花々が多く咲いていました

8/6 6:59

ダイナミックな景観です

8/6 7:00

扉をしっかり締めます

8/6 7:30

荒川前岳分岐

8/6 7:42

荒川三山一座目・荒川前岳

8/6 7:43

8/6 7:43

前岳の西側斜面は大崩落地

8/6 7:54

前岳と中岳は近い

8/6 7:56

中央アルプス・乗鞍・槍穂が見えました

8/6 8:06

荒川三山二座目・荒川中岳

8/6 8:18

中岳避難小屋。カップめんを食べながら管理人さんと談笑

8/6 9:09

手前が塩見岳・奥は仙丈・甲斐駒・間ノ岳・農鳥で北岳は見えないそうです

8/6 9:11

荒川東岳（悪沢岳）へは一度下って大きく登ります

8/6 9:33

タカネナデシコ

8/6 9:35

花の道

8/6 9:51

岩場の急登

8/6 10:28

荒川三山三座目・荒川東岳（悪沢岳）

8/6 10:33

これまで歩いてきた道

8/6 10:39

荒川小屋のお弁当。赤飯のおにぎりは甘いです

今日は早めに雲が上がってきました。

8/6 11:08

奥に見える丸山の手前まで赤い岩石地帯

8/6 11:13

チャートという石で昔は海底だった(中岳避難小屋で聞いた）

8/6 11:32

丸山、何気に3,000mオーバーの山です

8/6 11:49

曇ってきたので、ライチョウを探しながら歩いております

8/6 12:02

いました！ライチョウ

雛もいました。雛は全部で4羽でした

8/6 12:19

ハイマツ帯を抜けると突然お花畑が現れます

8/6 12:21

斜面の下の方まで花でいっぱい

8/6 12:22

曇っているのでわかり辛いかもしれませんが、彩りがすばらしい

8/6 12:29

タカネマツムシソウの群落

8/6 12:30

ミヤマオダマキ

8/6 12:49

タカネビランジ

8/6 12:52

千枚岳山頂は視界なし

8/6 13:08

ホシガラス

8/6 13:26

マルバダケブキの群落

8/6 13:34

千枚小屋

8/6 17:02

本日の夕食。ハンバーグ

8/7 5:00

下山開始の一瞬だけ富士山見えました

8/7 5:02

椹島までずっと樹林帯歩きです

8/7 5:29

駒鳥池

8/7 5:47

苔ですかね？

8/7 5:51

花がないのでキノコがあるとつい撮ってしまう

8/7 6:05

木馬道跡

8/7 6:17

見晴台。千枚岳より上は雲の中

8/7 6:31

8/7 6:37

果てしなく森が続く感じ

8/7 6:50

8/7 7:02

清水平。水場があります

8/7 8:21

林道を60mだけ歩きます

8/7 8:47

鉄塔下

8/7 9:06

新しい吊り橋に行くための新道。この先もっと急勾配になるのですごく神経を使った

8/7 9:28

吊り橋の先は林道なのでもう安心

8/7 9:34

8/7 9:42

林道から沢沿いの旧道が見えます

8/7 9:43

旧道入口は閉鎖してある

8/7 9:53

椹島到着！

おまけ、井川「アルプスの里」の とうもろこしプリン
うまかったです

撮影機器：

DMC-TX1 Panasonic

iPhone 8 Plus Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 飲料 地図（地形図） 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ ポール

感想

3000m21za

　椹島を起点に2泊3日で反時計回りに荒川・赤石と巡るのが一般的だが、今の自分たちの体力を考えて、朝一番に出発しなくても15時台に小屋に着く時計回りにしました。時計回りは登りがきついといわれているので1泊増やして3泊4日にしました。そのおかげで稜線上でゆっくり時間を過ごす事が出来たのが良かったです。樹林帯を抜ける2日間だけ好天だったのは運が良かったです。ダイナミックな山並みや広大なお花畑、ライチョウにも出会えたので南アルプスの魅力を堪能できました。

コメント

mcmc1973

素晴らしい山々でした！
稜線に出ている２日間が最高の天気に恵まれましたね ！もう最高に夢のように幸せだったので社会（現実）に戻りたくないです

3000m21za

今回の夏休みの期間で見てもあの2日間だけ天気が良かったという感じなので、土曜出発にして大正解でした )^o^(