Trans Japan Alps Journey Part9 南アルプス(仙丈ヶ岳、塩見岳、赤石岳、聖岳)
- GPS
- 48:51
- 距離
- 78.6km
- 登り
- 7,585m
- 下り
- 8,647m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 7:48
- 山行
- 10:23
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 10:51
- 山行
- 9:49
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 10:28
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 10:14
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 9:05
平面距離 12.8km
沿面距離 13.7km
記録時間 07:48:03
最低高度 2,036m
最高高度 3,043m
累計高度(+) 1,894m
累計高度(-) 1,949m
平均速度 1.8km/h
最高速度 20km/h
消費カロリー 2679kcal
2日目-8/12 両俣小屋〜塩見小屋 (塩見岳)
平面距離 15.9km
沿面距離 17.0km
記録時間 11:14:21
最低高度 2,037m
最高高度 3,066m
累計高度(+) 2,655m
累計高度(-) 1,965m
平均速度 1.5km/h
最高速度 13km/h
消費カロリー 3714kcal
3日目-8/13 塩見小屋〜荒川小屋 (烏帽子岳・小河内岳・荒川前岳)
平面距離 18.4km
沿面距離 19.7km
記録時間 10:28:01
最低高度 2,372m
最高高度 3,072m
累計高度(+) 2,486m
累計高度(-) 2,615m
平均速度 1.9km/h
最高速度 15km/h
消費カロリー 3582kcal
4日目-8/14 荒川小屋〜聖平小屋 (赤石岳・聖岳)
平面距離 15.6km
沿面距離 16.9km
記録時間 10:15:36
最低高度 2,283m
最高高度 3,108m
累計高度(+) 2,300m
累計高度(-) 2,631m
平均速度 1.6km/h
最高速度 12km/h
消費カロリー 3369kcal
5日目-8/15 聖平小屋〜畑薙第一ダム (南岳)平面距離 15.8km
沿面距離 16.7km
記録時間 09:05:10
最低高度 926m
最高高度 2,752m
累計高度(+) 1,198m
累計高度(-) 2,545m
平均速度 1.8km/h
最高速度 12km/h
消費カロリー 2440kcal
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
out 沼平 →バスで静岡へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
伊那荒倉岳あたり倒木が多い。ルートを見失わないように。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
1日目-8/11 北沢峠〜両俣小屋(仙丈岳)
家族に送ってもらい奈良田に入り、バスを乗り継いで北沢峠へ着。
いよいよ、アルプス縦断もクライマックスともいえる南アルプスへ入る。
再スタートをよろこんで歩き始める。ゆっくりのペースで登るも、寝不足なのか荷物も重く感じ、登りが大変。お盆の百名山で登山道は混んでいる。六合目で振り返ると甲斐駒・鋸岳が正面に見える。
仙丈岳山頂に着き、いよいよ、ずっと歩きたかった仙塩尾根に突入。仙塩尾根に入ると、一気に登山者は減り、静かな山歩きとなる。大仙丈までの間はお花畑となっていて、ライチョウ親子にも会うことができた。おとな2羽、こども2羽がわりと近くで見られた。疲れを忘れて一生懸命目で追いかけたひととき。かすかに聞こえる鳴き声、歩く姿がかわいらしい。花はトウヤクリンドウ、イブキジャコウソウ、ウサギギク、コウゾリナ、チシマギキョウなど。高度を下げつつ、幾度となくアップダウンを繰り返し、ハイマツ帯からそのうち樹林帯となった。2676のピークでお昼休憩。
伊那荒倉岳は地味なピークで通り過ぎそうになる。その先の高望池は水がなかった。
ここから先は倒木が多く、登山道を外れて、倒木を乗り越えつつ、道を探しながら進むこととなる。歩くというより、倒木の乗り越えが連続する。
午後はガスってしまったが、陽が出ると一気に暑くなりバテてしまうので涼しく歩けてちょうど良かった。
静かな仙塩尾根。ハイマツの稜線プラス原生林。チングルマの群生が綿毛になったのが幾度も出現した。やっぱり南アルプス、好きだと思い直して歩けた。白峰三山の稜線は南アルプスの表銀座といえるが、こちらの稜線は裏銀座といえるのかもしれない。来てみたかった仙塩。とにかくここに来られてうれしい。
ペースは計画より少し早目なものの休憩が加わり、予定通り15時に両俣小屋へ到着。小屋は釣りの人でにぎわっていた。
2日目-8/12 両俣小屋〜塩見小屋 (塩見岳)
3時半に起床し、4時に両俣小屋を出発。暗い森の中を道を探しながらの登り返し。
わりと調子よく野呂川越まで登り返すことができ、稜線に着くころ明るくなった。
お腹いっぱいでないほうが気持ちよく歩けるのかなと、そのまま樹林帯の稜線を進む。
ひんやりした空気の樹林帯歩きは気持ち良い。
森林限界を越えたら、朝食の休憩をとろうと話したが、なかなか樹林帯を抜けないので広くなったところで朝食。両俣小屋ではお弁当が朝食の後の渡しとなるため、お弁当を注文できず、持ってきたパンなどでしのぐ。食料を気にしながらの1日。
三峰岳まで約1000mの登りだったが、急なところは少なく、ペースを落とさず登ることができた。
下って再び樹林帯。熊の平小屋手前で雨がぱらつき、合羽を羽織る。
小屋でパンを購入。小屋の手作りしたチマキもいただく。
この日は三伏小屋泊の予定だったが、行程が長すぎるので、急遽塩見小屋へ連絡して予約する。
塩見小屋は予約がないと宿泊は厳しいという話だったので、予約を受けてもらい安堵する。
雨はそれほどひどくならなかったけれど、昼食も雨の中。塩見岳手前まで合羽で行動だった。
塩見岳へはガスの中、ゆっくり一定のペースでに登りつめた。仙塩尾根を踏破。
塩見岳は岩峰で、南アルプスではめずらしい荒々しさを感じた。
3時前に塩見小屋へ到着。やはり当初の予定の三伏小屋までは厳し過ぎる計画だった。
塩見小屋は数年前に建て替えられたばかりできれい。到着した登山者の合羽やウエアなどが所狭しと干されてにぎやかだった。
トイレは携帯トイレを使用するスタイルだった。
夕食はカレー。1日ぶりの温かい食事。スープもカレーもおかわりして温まることができた。
3日目-8/13 塩見小屋〜荒川小屋 (烏帽子岳・小河内岳・荒川前岳)
夜中に目が覚めると全身倦怠感に襲われ、まだあと残っている3日の長い行程が歩けるか不安になる。
3:45頃に塩見小屋を出発。歩き始めると思ったよりも体は軽く、歩けるものなんだと、ありがたく足を前に出す。本谷山で朝食。ここでテントを張ったのを思い出す。塩見小屋のお弁当はお稲荷さん。中のごはんは五目ちらしでおいしかった。
明るくなると昨日登った塩見岳が見え、飯田の街の方向に虹も見ることができた。
三伏山まで来ると烏帽子姿を現し、南アルプスの真中に来たことを実感する。
三伏の防鹿柵の中はマツムシソウでいっぱいだった。白っぽい花もある。
烏帽子岳まで登ると、そこからは心おどるような稜線漫歩となる。先には小河内、左には荒川、右には来た三伏。なだらかな道を歩きながら、南アルプスの絶景を味わう。南アルプスのど真ん中にいるのを心から楽しめる区間。小河内避難小屋では、茶臼小屋スタッフだったコモトさんにごあいさつ。あんみつをいただく。
小河内岳を下ると樹林帯に入って何度かアップダウン。高山裏避難小屋近くにはキオンのお花畑が見事だった。
高山裏避難小屋からは1時間ほどトラバースで前岳への登りとなる。しばらく登ってダケカンバ林の少し広くなったところでお昼休憩するも、またしても雨が降り出し、あわてて切り上げ合羽を羽織る。前回もこの登りは天気が悪かった。ミストシャワーのような中、岩がごろごろした斜面を一定のペースで登りきり、前岳へ到達。安心も束の間で、雨が強くなり、荒川小屋へ着くころにはびしょびしょ。小屋で着替えてほっとする。
最後に雨に降られたものの、絶景を見ながら機嫌よく歩けた。花もビランジ、イワインチン群落他、たくさん見られた。そしてあらためて、北沢峠から通しで歩くこのプランは人生の宝物に値する旅であること、最高の山旅に来ていることを感じた。
南アルプスの真中でこのすばらしい空間を堪能した1日となった。
4日目-8/14 荒川小屋〜聖平小屋 (赤石岳・聖岳)
3:45荒川小屋を出発。大聖寺平へトラバース。明るければ駆けたくなるような気持ちの良い道だろう。
暗い中、小赤石への登りにかかると次第に空が明るくなる。空に雲が広がっていたが、雲が切れた一部が赤く焼けてきれいだった。稜線に上がる頃には雲がとれて富士山と雲海の絶景となる。美しい景色の中、小赤石の山頂まで進み、風が冷たかったので上着を羽織って、赤石へそのまま進む。朝の空気は何度でも気持ち良い。
ここに来るまでの苦労、苦難をすっかり吹き飛ばしてくれる。
赤石岳の気持ち良い稜線で再び南アルプスのすばらしさを味わう。調子よく赤石山頂まで来ることができた。
赤石避難小屋の榎田さんにごあいさつ。小屋で朝食をとらせていただく。
赤石避難は昨日の雷で50人のお客さん。嵐の後と言っていた。
赤石から一気に百諒燭慍爾襦あっという間に大きな赤石岳が遠ざかる。
百瞭兇膿紊鯤箋襦C羸拘飮海悗療个蠅歪垢厳しかった。しかし山頂でライチョウ親子を見ることができて再び大喜び。近くで見ることができた。小兎、ピーク、兎と決して小さくないアップダウン。この厳しさがこの縦走の醍醐味と言えるのかもしれない。振り返るとスタートした仙丈、塩見が見え、全てこの足で1歩1歩積み重ねてここにつながっていることが夢のように思う。1歩1歩進んでくればたどり着けるんだ。
兎の山頂に着くころ、ガスが上がり、兎を下ることに、またしても雨が降ってきてしまう。
聖の山頂でゆっくり休みたいが、雨、どうかやんでくれますようにと祈りながら登る。音をたてて降った時間もあったが、山頂に着くころに、ほとんど止んでくれた。赤石を下りながらみた聖はとてつもなく大きくみえたが、次第に山頂が近づいてくるのがうれしかった。山頂にたどり着いたときにはやはり感極まった。本当に日本海からここまでつなげることができた。達成感を味わい、喜び合うことができた。
5日目-8/15 聖平小屋〜畑薙第一ダム (南岳)
今回のTJAJも出合と感動の山行でした。
ukkyさんの家族に奈良田まで送っていただきスタート出来ありがとうございます。
前回の終点北沢峠からスタート、仙丈岳の登りでは天気が良くて甲斐駒・アサヨ峰・北岳・富士山・北アルプスまでの展望、仙丈岳を越えると様々な高山植物が楽しませてくれ。初めての仙塩尾根を調子よく歩けました。
両俣小屋までの原生林少し倒木がありましたが、楽しめました。
二日目の塩見小屋までの仙塩尾根も朝4時からの三峰岳の登り、熊の平までの下り、熊の平小屋、北荒川岳、塩見岳の岩峰と熊の平から雨に降られましたがいいところでした。
三日目は3:45出発で荒川小屋までです。本谷山あたりになると明るく去り展望が良くなり三伏峠、烏帽子岳、荒川岳、飯田の町も見えてくる、三伏峠のお花畑のマツムシソウ、がんばって烏帽子岳まで歩くと360度の大展望これが絶景かという景色。小河内岳小屋のKさんにも合うことが出来。板屋岳を越えるとzenjinさんにも出会えました。荒川岳の登りでは岸田さんに出会い、荒川小屋ではNさんに会うことが出来、荒川岳の登りから雨に降られましたが、花と絶景と出会いの日でした。
四日目は聖平小屋までです。4時出発ですので大聖寺平まではまだ暗かったが小赤石の登りでは東の空が明るくなり大聖寺平も見えてくる、小赤石に登るとちょうど日の出の時でした。今日も絶景を見ることができました。
振り返ってあそこから歩いてきたんだと感心したり、先を見てまだあんなにある頑張らなければとと思ったり。
赤石頂上のEさん百間のFさんよらせていただきました。
中盛丸山を越えて兎を下る頃にまた雨が降り始める、天気予報はいいはずなのに、聖の山頂でランチのつもりでいるから雨がやんでほしいと思っていたらやんでくれましたのでランチをして聖平小屋に下る。
小屋は大勢の登山者がいた、小屋ではinaminさん親子に出会いました。
小屋の皆さん頑張ってください。
5日目は畑薙ダムまで、靴はぬれているがこれをはいて頑張る、上河内岳の肩で雨が降ってきたのでカッパを着る、これで雨が4日目。
竹内門でTさんに出会う。茶臼小屋にはMさんもきていた。SさんYさんとも会い、寄らせていただく。
横窪こやでKさんとあう。
ヤレヤレ峠によらずに横窪沢を下り川を渡って林道に出る。後はダムまで歩き、バス待ち。
朝早く起きて歩くのが気持ちいいし、夕方は雨が降るから山は早出・早着きにかぎります。
南アルプス縦走こんなにいいところだと改めて感じた山行でした。
one-hunterさん、ukkyさん
こんばんは。
天気が不安定な中、縦走は大変だったようですね。私はもう少し短い縦走でしたが疲労でだんだん歩けなくなるのを感じました。
高山裏避難小屋と小河内岳の間でお会いできて嬉しかったです。とても疲れていましたが元気をもらってその後は快調に歩けました。
私も仙塩尾根は南アルプスらしくて良い場所だと思いました。
またお会いできるのを楽しみにしてます。
アルプス縦断、お疲れさまでした。。
zenjinさんこんばんは
先週はニアミスでしたが今週はお会い出来ました。
板屋岳を下ると元気な人が登ってくると思っていたらzenjinさんでした。
まさかこんなところでとは思いましたがあえてよかったです。うれしくなりました。
またお会いしたいですね。
one-hunterさん、ukkyさん、南アルプス大縦走お疲れ様でした!
時期が時期だけについにTJARに参戦?と勘違いしてしまいましたが、これだけの縦走を出来る体力が戻ってきてくれた事が僕にとって何より嬉しい記録でした
僕も南アルプスを歩くと必ず誰かに出会うようになりました。
これは自分が南アルプス・深南部という山域に特別な思い入れがあり、同じように南アルプスを愛し頻繁に通う方との出会いのおかげだと思います。
そしてこの南アルプスの奥深いスタイルを教えてくださったone-hunterさんには感謝しかありません。
今後も相変わらずの健脚で山々を歩き回る記録を楽しみにしています!!!
kaikaireiさんこんばんは。
赤石岳北沢右岸尾根行けなくてすいませんでした。
TJARはkaiさん出てくださいよ、こちらはゆっくりと楽しんでいます。
今回南アルプスの良さを十分堪能でき良かったです。
kaiさん最近ますますハードになってがんばっていますね。大丈夫と思いますが充分気を付けてくださいね。そして記録楽しみにしています。
こちらも行ける限りは行きたいと思っています。
こんばんは!
ものすごく長い距離ですね!
こんな縦走をしてしまうとは流石です!天気が悪いときもあったようですが、きれいな朝焼けや景色が見れて良かったですね!!
またone-hunterさんとお話ししたいです!
お疲れ様でした!
こんばんはseiraくん
山小屋の件ごめんなさい。
今回の南アルプス縦走でますます山が好きになりました。山はいいですね。
景色も、花も、出会いも、あと自己満足も最高ですね。
聖平小屋ではinaminさん親子とお会い出来ました。
seira君会えるといいですね。
今年は色々なところでお会いしますね
今回も思いがけず聖平小屋でお会いできてとても嬉しく思います
倒木と樹林帯、雄大な山容、心が折れるほどのアップダウンw、どれも南アの魅力ですね
北沢峠からの大縦走、お疲れさまでした
inaminさんこんばんは
ご近所さんでしたね。
いい息子さんたちでいいですね。
これからもよろしくお願いします。
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