記録ID: 1909484
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
【百名山】奥穂高岳〜槍ヶ岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳
2010年08月17日(火) ~
2010年08月20日(金)
長野県
岐阜県
- GPS
- --:--
- 距離
- 45.5km
- 登り
- 4,753m
- 下り
- 4,745m
コースタイム
●8/17 上高地〜前穂高岳〜奥穂高岳〜穂高岳山荘
5:57 上高地 - 6:05 河童橋 - 8:18-42 岳沢小屋 - 11:03-15 紀美子平 - 11:39-46 前穂高岳山頂 - 12:03-31 紀美子平 - 14:01-23 奥穂高岳山頂 - 14:52 穂高岳山荘
Total 8:55 休憩 1:46 歩行 7:09 標準 8:30 撮影 182枚 動画 2枚
●8/18 北穂高岳〜槍ヶ岳〜槍ヶ岳山荘
4:10 穂高岳山荘 - 4:38 涸沢岳山頂 - 6:43-7:18 北穂高岳 - 8:28 長谷川ピーク - 10:00-37 南岳小屋 - 10:48 南岳 - 11:57-12:07 中岳 - 12:42 大喰岳 - 13:13-37 槍ヶ岳山荘 - 13:50-14:00 槍ヶ岳山頂 - 14:12 槍ヶ岳山荘
Total 10:02 休憩 2:05 歩行 7:57 標準 9:45 撮影 152枚
●8/19 槍ヶ岳山荘〜大天井岳〜常念小屋
5:41 槍ヶ岳山荘 - 6:14 ヒュッテ大槍 - 8:08-33 ヒュッテ西岳 - 9:43 ビックリ平 - 10:18-30 大天井ヒュッテ - 11:11-12:01 大天荘(山頂往復、昼食)- 13:57 常念小屋
Total 8:16 休憩 1:21 歩行 6:55 標準 10:10
●8/20 常念岳〜蝶ヶ岳〜上高地
4:33 常念小屋 - 5:41-6:20 常念岳山頂 - 8:58 横尾分岐 - 9:22-47 蝶ヶ岳ヒュッテ - 9:52 蝶ヶ岳山頂 - 10:40 長塀山 - 12:26-46 徳澤園 - 13:45 明神館 - 14:00-25 明神池 - 15:26-16:03 河童食堂 - 16:08 上高地バスターミナル
Total 11:35 休憩 2:58 歩行 8:37 標準 9:45 撮影 181枚 動画 2枚
5:57 上高地 - 6:05 河童橋 - 8:18-42 岳沢小屋 - 11:03-15 紀美子平 - 11:39-46 前穂高岳山頂 - 12:03-31 紀美子平 - 14:01-23 奥穂高岳山頂 - 14:52 穂高岳山荘
Total 8:55 休憩 1:46 歩行 7:09 標準 8:30 撮影 182枚 動画 2枚
●8/18 北穂高岳〜槍ヶ岳〜槍ヶ岳山荘
4:10 穂高岳山荘 - 4:38 涸沢岳山頂 - 6:43-7:18 北穂高岳 - 8:28 長谷川ピーク - 10:00-37 南岳小屋 - 10:48 南岳 - 11:57-12:07 中岳 - 12:42 大喰岳 - 13:13-37 槍ヶ岳山荘 - 13:50-14:00 槍ヶ岳山頂 - 14:12 槍ヶ岳山荘
Total 10:02 休憩 2:05 歩行 7:57 標準 9:45 撮影 152枚
●8/19 槍ヶ岳山荘〜大天井岳〜常念小屋
5:41 槍ヶ岳山荘 - 6:14 ヒュッテ大槍 - 8:08-33 ヒュッテ西岳 - 9:43 ビックリ平 - 10:18-30 大天井ヒュッテ - 11:11-12:01 大天荘(山頂往復、昼食)- 13:57 常念小屋
Total 8:16 休憩 1:21 歩行 6:55 標準 10:10
●8/20 常念岳〜蝶ヶ岳〜上高地
4:33 常念小屋 - 5:41-6:20 常念岳山頂 - 8:58 横尾分岐 - 9:22-47 蝶ヶ岳ヒュッテ - 9:52 蝶ヶ岳山頂 - 10:40 長塀山 - 12:26-46 徳澤園 - 13:45 明神館 - 14:00-25 明神池 - 15:26-16:03 河童食堂 - 16:08 上高地バスターミナル
Total 11:35 休憩 2:58 歩行 8:37 標準 9:45 撮影 181枚 動画 2枚
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日は天候悪化により、針ノ木岳から撤退。いろいろな条件を考えて、槍、穂高に行くことにした。 上沢渡駐車場に停め、車中泊して、5:05の始発のバスに乗って、上高地へ向かう。 ●8/17 上高地〜前穂高岳〜奥穂高岳〜穂高岳山荘 上高地で、水を詰め、河童橋へ。観光客がちらほらと歩いているが、登山道に入ると人は一人もいない。始発のバスに乗ってきたのだが、始発のバスで奥穂まで登ろうと考える人は少ないらしい。 おかげで、とっても静かな山行だ。岳沢小屋までに3組ほど、すれ違ったが、ひどいのになると前日3日間は、ガスでまったく何も見えない状態だったと聞いた。蓮華岳から、展望が望めただけ、自分はラッキーだったのかも知れない。 岳沢小屋に着く。旧岳沢ヒュッテを取り壊して、新しく岳沢小屋を作ったらしい。トイレもきれいだ。ただ、靴を脱ぐのは、面倒だったが。 あとで、考えると、水は岳沢小屋で詰めた方がいい。無料で、冷たい水が入手できる。 あとから、追い越してきた親子連れが来た。子供は、中学生ぐらいの女の子。まさか、自分と同じで穂高岳山荘まで行く気じゃ・・・。というか、その選択しかあり得ない。 さて、ここから重太郎新道だが、地図で見る通り、かなりの急斜面。そして、ここに入ってから、降りてくる人が結構出てくる。しかも、外国人もいて、特に韓国人の団体が多かった。「アニョハセヨ」「カムサハムニダ」あいさつは、大切だ(笑) 降りてくるのは、もちろん、穂高岳山荘の宿泊客。聞くところによると、登る人はやはり岳沢小屋から、朝早くに出るらしい。9時近くに岳沢小屋を出ると暑くて大変なので、注意が必要だ。 急激な登りを2時間ちょっとで、紀美子平に着く。ここで、前穂に行くかどうか悩んだ。雷雨が来るなら、余裕はない。でも、雰囲気的に大丈夫そうだし、15時ごろには、穂高岳山荘に着くだろうと考え、前穂にトライ。 みんな、紀美子平にザックを投げ、空身で登る。そして、山頂に着くと・・・、1組しか登山者がいない。聞くところによると、山小屋で働いているお兄さんたちだった。記念写真をお願いした。 多少、ガスが出てきてはいたが、なんとかガスが晴れて、涸沢を望むことができた。雪渓もきれいだった。すぐ、紀美子平まで戻って、食事をする。 そして、奥穂に向かう。歩きづらいが、さっきより斜度がゆるい分、楽だ。だが、だんだんガスが出てきて、奥穂高岳山頂に着いた時は、周囲がガスに包まれてしまった。 ところで、西穂方面から登ってくる集団が。なんと、おばちゃんも2名含まれているではないか!すごいねえ。聞くところによると、朝4時に出発したらしい。まあ、良くがんばるわ。 さて、穂高岳山荘に行くことにしよう。快調に飛ばしていくと・・・、最後の鎖場で渋滞発生!って、おい、さっきのおばちゃんたちじゃないか!そこ、セルフところじゃねえよ!ジャンダルム通って来た人がこれでは、ちょっと困らないか(# ゜Д゜) 他のパーティだって、えらい迷惑だろう。そりゃ、ガイドさんがついて、彼らは優秀なのだろうが、基本的な技術がお粗末な人でも、難所に行けると勘違いされたんでは、困るんじゃないか? そりゃ、足が多少遅いのは、仕方ないさ。でも、鎖場はごまかし利かないぜ。体力が多少なくたって、技術があれば、すいすい行くことは可能だから。それに、お粗末な技術は、事故につながるんだから。 ガイドさん付登山というものを考えさせられた。 そして、穂高岳山荘に入る。結構、宿泊客はいたが、お盆の混雑期は過ぎているので、布団1枚に一人は寝られるらしい。あー、良かった。 同室には、明日、西穂に行くという方がいた。ビデオで研究までしたらしい。奥穂〜西穂、西穂〜奥穂は、どちらが難しい?という話があるが、結局、奥穂から行くと、一か所、難しいだけで、あとは、下りで行程が短い分だけ楽だという話をしてくれた。 それから、さっきのおばちゃんたちも同室だった。沢登りとかも結構やっているらしい。いや、元気なのは、いいけどねえ・・・。ガイドさんにしっかり、フォローしてもらってくださいね(;´Д`) ところで、おばちゃん一人は、ちょっと気分が悪いらしい。明日は、自分と同じで槍に行く予定らしいが、予定の変更が必要かも知れないと言っていた。 そして、1時間以上たって、岳沢小屋で会った親子連れが同じ部屋に入ってきた。お母さんとお嬢さんは、良くがんばったねえ、としか言いようがない。 さて、夕食だが、おかずが豊富でおいしかった。ご飯一杯で、十分、満腹になった。 ところで、夕食時にちょっと食欲がなくなるような感覚と頭がフワフワする感覚があった。考えてみれば、前日移動してきた木崎湖の標高が800m、上高地の標高が1500mだから、この日だけでも、1700m、前日からすると2400mも標高が変わったわけだから、高山病になる可能性もあった。 高山病の可能性もあるし、そもそも、今回のコースは、登りだけで、標準時間で7時間ぐらいになるので、大変だ。「標準タイム8:30?行けんじゃね?」そう考えた自分は、ちょっと甘かったかも知れない。 もっとも、あと1時間早く出れば、もう少しは楽になったかも?あるいは、もう少し涼しい季節に登るとか?いずれにせよ、始発のバスに乗って、上高地から奥穂に登るのは、一般的ではないらしいので、注意したい。 ちなみに、この日は、アミノ酸を3本飲み、芍薬甘草湯も1本飲んだ。攣りはしなかったが、予防の意味で。結構、利いたのかも知れない。 ●8/18 北穂高岳〜槍ヶ岳〜槍ヶ岳山荘 今日は、ついに槍ヶ岳を目指す。朝一、ヘッデンをつけて、涸沢岳を目指す。暗いうちだと迷い易い。結構、道を外すが、まあ大体頂上を目指せば、正規ルートには戻れる。 涸沢岳山頂に着くと、北穂側から外人が来る。うっすらと明るくなってきてはいるが、北穂高山荘からは2時間ぐらいかかるはず。ヘッデンをつけて、鎖場、岩場をぬけてくるとは、すごい。 そして、山頂近くの下りの鎖場に差し掛かるが、ここは結構こわい。まあ、ホールドはしっかりしているので、問題はないが。この辺で、朝日が出そうになる。朝日を気にしながら、鎖場、岩場を通過するのは、気が気でない。 そして、とうとう、ご来光を拝むことができた。さらに、モルゲンロートに照らされる山々を望むこともでき、大満足。富士山も見えたよ(^^♪ 岩場、鎖場をぬけ、テン場にさしかかるが、ここで道を間違う。思い切り巻がついているのに、上に登ってしまった。少しロスをして、元に戻り、北穂高岳山頂へ。 山頂では、おじさんたちの集団がいて、写真撮影をお願いする。さらに、ウエストポーチやペットボトル、カメラなど、余分なものをぶら下げておくと危険だと、「指導」を受けてしまった(笑) まあ、素直に従っておこう。よろしくないのは、承知だ。 山頂で弁当を食べる。穂高岳山荘の弁当はなかなか旨い。お勧めだ。 そして、ここからが核心だ。岩場、鎖場が続く。 でも、結局、そんな大げさじゃないんだよね。おじさんたちに指導されるほどじゃないね。危険個所はあるけど、表妙義ほどじゃないと分かっているから、まあ、こんなものだろうという感じ。 ただ、二か所ほど怖いところがあった。まあ、ホールドはしっかり取れたので、そんなに問題なし。それから、メットをかぶっている人も多く見かけた。できれば、メットはかぶるべきだろう。 大キレットは、特に印象になし。広々とした南岳小屋につき、食事タイム。 この先が広々とした尾根歩きで、非常に気持ちがいい。3000mの稜線歩きは、最高の気分だ。この区間だけであれば、初心者にもお勧めできる。まあ、その先、中岳〜大喰岳と結構、岩場で歩きづらくはなるけどね。とにかく晴れて展望がいいので、気持ちがいいにつきるよ。 槍ヶ岳山荘に着いた。努力しなくても、お客が入るところなので、食事やサービスは良くないよ、と聞いていたが、もう、今日は歩く気がしなくなったので、ここでいいかと思って決めてしまった。 宿を予約して、空身で槍に登る。なんだか、とろとろやってるファミリーとか、そんなのが多いなあ。さくさくとスルーしてしまう。 長い梯子がある。それを登ると、「あれ?もう頂上?」(笑)「往復1時間」というのは、一体なに?13分で登っちゃったんだけど・・・。もうちょっと、スリルのあるところがあっても、良かったんじゃないかと・・・。 パンピーとか登るから、1時間もかかちゃうんでしょ。なんか、拍子抜けだなあ。取り合えず、記念撮影をお願いする。それから、北鎌を見て、GWに亡くなったS氏に祈りをささげておく。 ちょっと、ガスがかかっているが、もう展望は楽しんだ。さくさくと降りることにする。誰もいなかったので、12分で降りてしまった。 こんな感じだと、閑散としているようだが、そんなことはない。結構、泊まる人はいる。自分は、カイコ棚の2Fだったが、12人定員のところに3人で寝れた。もちろん、12人定員で、布団は6枚だ。しかも、2Fに上がる梯子は一か所しかない。混雑期に来たら、恐ろしいことになるだろう。 さあ、夕方になった。日没を見ようとみんな、外に出る。もちろん、頂上を目指している人もいる。残念ながら、夕焼けは見られなかった。 そして、夕食だが、やっぱ、これはつらいわ。ただ、ご飯とみそ汁はお代わり自由だからね。まあ、取り合えず、腹いっぱいは食べたよ。 そうそう、前日、穂高岳山荘であった、おばちゃんたちのパーティに遭遇した。朝5時に出発して、15時ごろ着いたとのこと。まあ、なんだかんだ言っても、がんばることは素晴らしいね。 ●8/19 槍ヶ岳山荘〜大天井岳〜常念小屋 初日と二日目が大分、歩いたので、今日はゆっくり歩こうと思って、朝飯を食べることにした。 まずは、ヒュッテ大槍を目指す。ヘリが飛んできて、大槍に物資を渡していく。 大槍から登ってくる人の情報を聞くと、やはり飯はいいらしい。宿泊者は、10人程度で、アットホームな雰囲気がいい感じだそうだ。昨日も、結局、歩く体力は十分あったので、ここまで来れば良かった。まあ、夕日も朝日も楽しめたので、最初は、槍ヶ岳山荘がいいのかもしれない。 あと、混雑期にヒュッテ大槍を利用するのもいいかも知れない。それから、殺生ヒュッテだが、テン場はフォトの通り、さびしい。こちらも、いいらしいが、ヒュッテ大槍ほど、展望が良くない。 さらに、東鎌尾根を進む。槍や穂高の展望がすばらしい。何より、北鎌尾根がきれいに見える。行ってみたいな。行方不明者が出たばかりだけどね・・・。S氏に合掌。 途中、高校のワンゲルらしき集団が登ってきた。朝6時とはいえ、汗だくで登ってくる。あのペースでは、登れないなあと思い、感心しながら見送った。 それにしても、虫はすごいなあ。まとわりついては来ないけど、写真撮影の邪魔になる。水俣乗越を超えると、西岳の登りになる。「こんな急斜面登るの?」ちょっと、大変な感じ。 しかし、歩いてみると、日陰で涼しい。これは快適。今までの下りより、涼しいかも?快適に登ることができた。そして、ヒュッテ西岳に着く。 「冷やしトマト300円」の看板が目につく。これは、いいねえ。もちろん、いただく。いやあ、うまかった(^^♪ ここからの展望もいいので、ここに泊まるのも、結構いいかもね。西岳への登りもあるが、ちょっと長そうだ。巻いてしまった。 そして、気持ちのいい稜線に出る。あまり人とは出くわさないのだが、山小屋に宿泊していた人とすれ違う。時間が決まっているので、5組ほどすれ違うと、あとは、まったく単独行。快適な稜線の一人歩きは、最高の気分。 ビックリ平についた。「ビックリ平」の名前にびっくりした(笑)周囲を見回したが、びっくりするようなものは、何もない・・・。 それで、このビックリ平〜大天井ヒュッテまでの区間が、暑くて、地獄なんだな。ひっそりとした大天井ヒュッテに着くと、一安心。「アイスクリーム300円」に目が行くが、大天荘も近いので、我慢した。 この大天井ヒュッテだが、ひっそりしているなあと思っていたら、上部より、団体さんがぞろぞろと。後からも、パラパラと団体が降りてくる。ヒュッテでは、昼食もやっているので、大賑わいとなった。 団体さんを尻目に大天荘に向かう。コマクサの群落がある。やはり、花期をすぎているので、勢いはないけどね。そして、ほどなく大天荘へ。 大天荘にザックを置いて、大天井岳山頂へ。またまた、ガスで肝心の槍、穂高方面は見えない。まあ、今までの展望で、十分満足しているが。山頂であった人は、みな常念小屋に行くらしい。 昼食を食べて、常念小屋にGO!稜線はガスがかかって、あまり見通しは利かない。それでも、ザレとハイ松の稜線ルートは快適だ。また、ときどき、ガスが晴れてくれるので、これも結構いいね。 ガスってはいたが、結局、適度な温度で快適だったので、これはこれで良かったと思う。あと、やたら巻き道が多い。稜線ルートが廃道になっているところもあった。崩壊が激しいのだろう。 途中、雨がぱらつく。最後の急斜面で、単独らしいお姉さんに会う。これから、大天井方面に向かうのだが、蝶ヶ岳〜常念岳の登り下りで、いやになってしまったとのこと。これから先は、快適な稜線歩きだと伝えた。 雨は、少しは降ったが、すぐ止んだ。そして、常念小屋に来た。常念小屋は、まず、水は豊富。体をふくことはできる。それから、虫が結構いる。蚊が飛び交うことは、なかったが。 あと、弁当がパン。食中毒を理由にしているが、結局は、手抜きだ。もちろん、そんなものは、頼まなかった。アルファ米と最後は、河童食堂。これが楽しみだ(笑) 夕食は、ハムがメインだったが、そこそこ食べられる。まあ、おかずは少なかったけどね。 部屋の定員は12名だが、布団は6枚。結局、3人の相部屋となったが、結構、寝づらい。配置を考えないと、つらいね。 ●8/20 常念岳〜蝶ヶ岳〜上高地 とうとう、今回の山行の最終日がやってきた。初日の登りのダメージは次の日まで響いたが、3日目には、回復。今日も、まったく問題なし。 あと一つ、霞沢岳に登るだけの体力はあったが、標高2500mでも樹林帯の暑さはつらい。まあ、ほどほどにしておこうと思い、下山することにした。 朝暗いうちに出発しようと、ヘッデンを用意したが、結局、4:30ごろになって、明かりはいらなくなった。日の出を期待しながら、山頂を目指す。そして、登りの途中で、ご来光を迎える。3日連続だ。なんてラッキーなのだろう。まあ、その前に2度も敗退していたから、こんなことがあってもいいよね。 先に山頂に上がった、お姉さん2人は、朝食を食べに常念小屋に戻っていった。そして、たった一人、常念岳の頂上に立つ。きれいな三角錐なので、山頂に立つ気分は格別だ(*^▽^*) 槍と穂高のパノラマが素晴らしい!北アルプスの山々、御岳山、乗鞍岳などまで望むことができて、気分は最高(^^♪ あとから、二人組が上がってきたので、記念撮影をお願いする。 そして、雲海には常念岳の影が映る。さらに、なんと常念岳の影にブロッケンがかかってきた!「影常念ブロッケン」これはいいものを見た(≧▽≦) 朝食を食べながら、しばらく山頂からの景色を楽しむ。最後の日に最高の景色を楽しむことができた。これから、歩く尾根も気持ち良さそうだ。 さて、尾根を下り出す。岩がごろごろしているが、楽しく快適に歩くことができる。だが、ガスっていると、迷いやすいという話もあるので、ガスっている時は注意したい。 しばらくして、小さなピークで、蝶ヶ岳ヒュッテから来たお姉さんと会う。その後も、蝶ヶ岳ヒュッテから歩いてきた人、何名かとすれ違う。 岩の尾根を下ると樹林帯の登りに入るが、結構暑い。標高は、2500mぐらいで、朝も8時前後で、暑くなるのではまいるね。 歩いているうちに、ふと気付いた。靴下がにおう!これはまいったね。まあ、4日間はきつづけだから仕方ないだろう(笑)もう一足だが、すでに3日も履いていたので、これは仕方ないね。 ところで、樹林帯に入るころからガスがかかって、展望がなくなる。しかし、樹林帯を抜け、蝶槍あたりでは、下界のガスは晴れた。山頂は、雲に隠れているが、まあ、夏らしくていい雰囲気だということにしておこう。 蝶ヶ岳ヒュッテに着いた。小屋のお兄さんに話を聞いたが、常念岳は結構ガスがかかりやすく、朝早くでないと、展望は期待できないらしい。なるほど、常念小屋が人気があるわけだ。 一方のこの蝶ヶ岳も展望はいいらしい。ただ、今回、ガスってしまったが、やはり朝一は良かったとのこと。 蝶ヶ岳山頂をすぎ、長塀尾根を下る。長くて大変だと言う話だが、まず最初は、お花畑や池があって、結構、雰囲気がいい。だが、その後の樹林帯が急になり、大変になる。 下から上がってくる人が結構いる。始発のバスでも6時上高地出発だから、徳澤園を8時に上がってくることになる。標高が低いので、これは結構つらい登りだろう。 なにしろ、標高を下げてくると、降りてる自分も汗をかいてくる。結構大変だ。まあ、そう思っているうちに徳澤園まで降りたが。 ここまで来ると、孤独な単独行も終わりだと感じる。あとは、観光客に混じって、上高地まで戻る。 途中、明神池まで立ち寄ってみた。神秘的な雰囲気がいいね。岩魚がゆうゆうと泳いでいる。 そして、本日の、というより、今回の山行のメインイベント、河童食堂に到着(;・∀・)前回、家族旅行でここまできたことがあり、結構、うまかったので、帰りは絶対ここで食事をするのだ!と決めていた。 地味にトン汁定食1000円を食べる。まあ、そこそこうまかった(^^♪ そして、上高地バスターミナルにつき、すぐバスにのって、上沢渡の駐車場に戻った。すぐ向かいの温泉に入った。500円で、畳で休めるので、快適だが、混雑期はどうなんだろうね? まあ、いろいろあったが、槍、穂高はもう最高で、言うことなし!また、来てみたいね(*^▽^*) |
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蝶ヶ岳ヒュッテ
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [5日]
中房温泉から上高地まで表銀座ルート縦走 燕岳(合戦尾根) 大天井岳(表銀座) 西岳(喜作新道) 槍ヶ岳(東鎌尾根)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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