悪沢岳・赤石岳・聖岳 「テント泊装備で全て山小屋泊の絶景大縦走」
- GPS
- 27:33
- 距離
- 40.2km
- 登り
- 4,363m
- 下り
- 4,352m
コースタイム
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 6:26
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 4:56
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:22
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 11:37
天候 | 11日 午前中 晴れ(雲量7-8) 午後 曇り 千枚小屋まで1時間の所でポツポツ雨 が降り出してきたので 合羽着てレインカバー装着して 少し歩いたところでいきなりの雷雨 16時過ぎに雨が止み 17時頃には富士山が顔を覗かせる 12日 午前中雲一つない快晴(雲量0) 午後 晴れ(雲量2-3) 最高の視界 13日 終日曇り時々晴れ(雲量8-10) 視界良好 14日 未明 満天の星 早朝 ガス 百間洞下降点まで登った所で徐々に ガスが取れて雲一つない快晴になる 後は終日快晴 視界良好 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
11日06:40 畑薙第一ダム臨時駐車場着 11日07:30 バス出発 11日08:40 バス椹島着 15日06:15 バス椹島出発 15日07:15 バス畑薙第一ダム臨時駐車場着 15日07:20 畑薙第一ダム臨時駐車場出発 15日13:40 金沢の自宅着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
椹島ー千枚小屋 : だらだら坂 千枚小屋ー千枚岳 : 急登 千枚岳ー丸山ー悪沢岳 : 一部崖 悪沢岳ー中岳 : 一部断崖絶壁 中岳ー荒川小屋 : 特に記憶になし 荒川小屋ー大聖寺平 : 急登 大聖寺平ー小赤石岳ー赤石岳 : 稜線 赤石岳ー百間平 : 稜線 百間平ー百間洞 : ざれた急坂 百間洞ー百間洞下降点 : 急登 百間洞下降点ー中盛丸山 :急登 中盛丸山ー小兎岳 : 谷底まで急坂を下り登り返し 小兎岳ー兎岳 : 稜線 兎岳ー聖岳 : 谷底まで下り登り返し 聖岳ー小聖岳ー聖平小屋 : 下り 聖平ー聖沢登山口 : 標高1200-1400mの激しいアップダウンの繰り返し |
その他周辺情報 | 椹島ロッジ 最終日の14日は聖平小屋に泊まる予定だったが、収容人数最大120人に対し当日の予約が100人超えとの情報を入手し人混みが苦手な自分は急遽、椹島ロッジまで歩くことにした。 17:10頃に東俣林道椹島近くでようやく電話が通じ予約するも夕食は準備出来ないとのことで17:20チェックイン。個室素泊まり 8000円。 レストハウスが18時までやっており、ラストオーダーが17:30なので風呂は後回しにしてレストハウスに駆け込み、生ビールセットを注文。 生ビールを一気飲みして追加の生ビールを注文。ご主人が目の前で揚げてくれた熱々の巨大鶏唐揚げが6個と山盛りのキャベツの千切りに生ビールが付いて1000円は超お得だった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
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感想
日本百名山単独登頂79座目〜81座目は南アルプス南部に遠征し、悪沢岳〜赤石岳〜聖岳を縦走してきました。
自分としては残り21座の中では、4泊5日で歩く最難関のコース。
他の山より一つ一つの山塊がでっかいと評判の南アルプス南部はいずれ登らなければならないけど、今回のコースで泊まる百間洞山の家が9月16日で営業を終了しちゃうため、この機会を逃すと年内だと悪沢岳と赤石岳の2座しか登れなくなるので、天候と調整して9月11日から15日までの日程で悪沢岳〜赤石岳〜聖岳を縦走することにしました。
椹島→千枚→悪沢岳→聖岳→椹島の反時計回りか、聖沢→聖平→聖岳→悪沢岳→椹島の時計回りかについても検討したが、時計回りの方が50分も東俣林道を歩かなくていいメリットがあるが、アップダウンを繰り返しながら低い山から高い山へ登っていくので精神的に毎日辛そうなのに対し、反時計回りだと初日に一気に2700mまで登り、2日目に最高峰の悪沢岳、3日目に次に高い赤石岳、4日目に一番低い聖岳とアップダウンを繰り返しながらではあるが徐々に高度を下げていくので精神的に楽というメリットがある。
あとは宿泊日数についてだが、出来るだけ山に籠っていたいとの思いから千枚小屋、荒川小屋、百間洞山の家、聖平小屋の4泊で計画した。
これについてはあくまでもシーズン終了間近で人が少なくゆったり山小屋で過ごせるだろうという想定に基づいており、3連休で人が殺到して一枚の布団に2人とか3人なんてのは絶対無理なので、その場合に備えテント泊装備(夕食と朝食は小屋)17kgを背負っていくこととした。
実際、初日の千枚小屋は6人用の区画を3人、2日目の荒川小屋も6人用の区画を3人、3日目の百間洞山の家は3人用の区画を2人で使ったので毎日ゆったり快適に寝ることが出来た。
最終日の聖平小屋もこんな感じでいけるかと期待したが、逆回りしてるおばさん達から「明日の聖平小屋は予約だけで100人超えてるそうよ」と教えてもらい、急遽悩むことになった。
聖平小屋のキャパは120人なので予約だけで100人超えてるなら多分定員オーバー的な状態になるだろう。それならテント泊にしようと考えたが、そこで椹島発畑薙駐車場行きのバスが06:15、10:30、14:00の3本しかないことがネックになった。
日曜日の最終バスは下山客が殺到し増便が出るとしても混雑が予想されるので、10:30発に乗りたいがそれだと聖平小屋を04:00には出発しなくてはならず、テント泊だと撤収の時間を考慮すると02:30には起きなければならない。
しかも真っ暗な樹林帯を最低1時間以上はヘッデンだけで歩かなければならない。
そんな苦労をするくらいなら聖平小屋でわざわざ泊まらなくても、ちょっと無理してあと6時間かけて椹島まで歩き、ロッジに泊まれば風呂にも入れ、朝一番のバスに乗れて良いことづくめじゃないか。
万一ロッジに泊まれなくてもテントを張って寝ればよい。それで万一寝坊して06:15発に乗れなくとも10:30発のバスには1番で乗れるとの算段。いきなり里心がついたわけじゃなくホントに人混みが嫌いなだけ。
実際飛ばして12:03聖平小屋を通過し、16:29聖沢登山口通過。17:20 椹島に到着出来てレストハウスのラストオーダーに間に合って超絶美味い生ビールと熱々ジューシーな唐揚げにありつけたのだから、大満足の山行となった。
今回の縦走を振り返るに、ホントにアップダウンが激しかった。途中の山々も北アルプスだったらトラバースルートがあって端折れるのに全て山頂通過だから半端なかった。
今回のテント泊装備は、最悪の事態に対する用心、今回は2日目が雨予報だったのでレインスーツ上下とゲイターだけでなく、下着までびしょ濡れになったことを想定し行動中のウエア上下予備を追加。あとはテント場(小屋)でのウエア、シュラフは♯1、ダウン上下、ダウンブーツ、シュラフカバー、ホッカイロ、ネオエアXサーモ等快適性と寒さに対する準備も怠らなかった。結局、全部小屋泊で使うことはなかったが、4日日に百間洞から椹島まで強行出来たのも万全の装備があり、いざとなればどこでもテント張って寝れるという安心感があったからで決して無駄ではなかった。
天気は晴れ予報の初日にまさかの雷雨に遭遇した以外は、雨予報の2日目が快晴、3日目4日目が予報通り曇りと快晴で、連日人も少なく南アルプス、富士山、北アルプスの山々の絶景に癒され、ホント神様に感謝。
コメント
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千枚小屋の夕飯時にご一緒させていただいたhitといいます。
あのときは色々愉しいお話を、ありがとうございました。
私は翌日、早朝から一人黙々と準備をし3時前に出発…
みなさんぐっすり寝ていらっしゃいました。
最高のご来光を荒川山頂で寒さに震えながらみて、
赤石経由で椹島まで一挙に下山してしまいました。
kuroyuriさんは南アの天空を堪能していらっしゃいましたね〜
羨ましい限りです。
岩場・雪山で遭難しないよう楽しんでください。
また偶然出会えるのを楽しみにしております。
hitさん、お疲れ様でした!
コメントありがとうございます!
2日目の12日が一番悪い予報だったのに最高の天気になってお互いよかったですね。
あれだけ天気がよかったのは神様からhitさんへのプレゼントだったのでは?
まあ、自分も持ってる男ですが(笑)。
お互い気をつけて山を楽しみましょう!
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