八ヶ岳【美濃戸口-阿弥陀岳(御小屋尾根)-赤岳-横岳-硫黄岳-美濃戸口】
- GPS
- 11:33
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,004m
- 下り
- 1,987m
コースタイム
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 11:33
天候 | 晴れ(薄曇り) |
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過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
装備
個人装備 |
AKUクレスタ
|
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感想
梅雨に入る前に、がっちり歩きたいと思い、先月行けなかった八ヶ岳に日帰り計画をしました。
以前から歩いてみたいと思っていた御小屋尾根を登ってみることにしました。
美濃戸口の八ヶ岳山荘に車を停めて別荘地の車道を登山口まで歩いて登っていきます。山道と違ってまっすぐ急こう配を登っていくので、息が上がってきたころに登山口に到着し、そこから小さな尾根沿いに御小屋山に向かいます。
歩きはじめはアカマツが多かったのですが、御小屋山を越えるとシラビソが多くなり、足元はスギゴケやら、八ヶ岳らしい雰囲気のコケが多く、とても気持ちの良い山道歩きです。登り一辺倒なのでどんどん高度を上げていきます。
不動清水で休憩をとり、冷たい水を堪能してまた歩き出しました。
高度を上げていくと、木々の背が少しずつ低くなって、森林限界を出るころに阿弥陀岳の姿が見えるようになりました。
阿弥陀岳への最後の登りは岩場を両手も使いながら登っていきます。雨で塗れていたら、下りに使ったら、と恐くなりながらも、登山靴のグリップを感じながら登っていきました。
登りきると、阿弥陀岳南陵ルートと合流し、目の前に見える頂上にほぼ平行移動(一部岩場、梯子もありますが)して、頂上標柱に到着です。
阿弥陀岳の頂上からは、権現岳、赤岳、横岳、硫黄岳、北八ヶ岳の山々がパノラマで広がっていました。主稜線から外れている阿弥陀岳特有の景観です。
阿弥陀岳からは一度下って、赤岳に登り返すために、中岳を越えて、赤岳に取り付いても、すれ違う登山者はとても少なく、しずかな登山でした。
赤岳の岩場でも、1パーティとすれ違っただけで、渋滞することなく赤岳の頂上に登ることができました。
赤岳南峰からの眺望を楽しんだのち、赤岳頂上山荘のある北峰に移動し、昼食をとりました。赤岳頂上山荘はコロナのため閉鎖していました。
赤岳の頂上を後にして横岳に向かいました。地蔵ノ頭にある赤岳展望荘も避難小屋機能以外は閉鎖していました。
地蔵ノ頭か横岳を構成する峰々を一つ一つ越えていく中で、何度も振り返り、赤岳、阿弥陀岳の素晴らしい山容を確認し、このルートのすばらしさを味わいました。
奥ノ院からは硫黄岳山荘に向けて下り、営業中の硫黄岳山荘では、温かいココアをいただきながら休憩しました。
硫黄岳では、爆裂火口沿いに歩いて三角点を見に行きました。
硫黄岳は何度も登っていますが、実は三角点には行ったことがなく、はじめてでした。
爆裂火口の縁の地面には亀裂があり、崩落が徐々に進んでいることを実感しました。
下山は赤岩の頭から赤岳鉱泉委向かって下りました。
赤岳鉱泉も残念ながら閉鎖していて、少し休憩をさせてもらって、北沢を美濃戸まで、そして、美濃戸口まで林道を歩いて下山しました。
ルート上の山小屋では硫黄岳山荘しか開いていなく、登山者も少なく、とても静かな山行でした。
閉鎖している山小屋を見ると、山小屋の方々の大変さ、無念さを感じざるを得ませんでした。今年の夏シーズンに向けて、私たち登山者を迎えるためにいろいろと準備をしてくれていたと思います。
また登山を普通に楽しめる日々が来ることを祈っています。
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