名物「白馬大雪渓かき氷」でひんやり！白馬岳・旭岳

2021年08月07日(土) ~ 2021年08月08日(日)

• GPS: 30:25
• 距離: 17.2km
• 登り: 1,980m
• 下り: 1,976m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:54
• 休憩: 0:51
• 合計: 6:45

距離 7.6km 登り 1,714m 下り 107m

4:38 猿倉荘
5:37 5:38 白馬尻荘
5:40 5:51 白馬尻小屋
8:07 8:14 岩室跡
8:36 8:49 避難小屋
9:55 10:00 白馬岳頂上宿舎
10:34 白馬山荘
10:54 11:08 白馬岳
11:23 白馬山荘

2日目

• 山行: 5:13
• 休憩: 0:33
• 合計: 5:46

距離 9.7km 登り 275m 下り 1,863m

5:09 白馬山荘
6:07 6:16 旭岳
7:15 7:30 白馬岳頂上宿舎
8:09 8:13 避難小屋
8:24 8:27 岩室跡
10:01 10:02 白馬尻小屋
10:04 10:05 白馬尻荘
10:55 猿倉荘

天候

8月7日:ガス時々晴れ
8月8日:曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●猿倉駐車場
金曜夜23時過ぎに到着時には空きは3割程度
日曜11：30頃戻って来た時はほぼ満車に近い状態でした。

コース状況／危険箇所等

●登山ポスト＆トイレ：猿倉荘前にあり（記入用紙もあり）
　平成28年7月1日から「長野県登山安全条例」に基づき、指定登山道を通行する際には、登山計画書を「長野県知事に届出する」こととなりました。
http://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html

●白馬山荘：1泊2食\12,000+個室1部屋￥9,000
https://www.hakuba-sanso.co.jp/

●危険箇所
各人の体力や経験などによって大きく違うので詳しくは書きませんが・・・
・大雪渓の落石（雪渓上に大小様々な岩が転がっています）
　時々大きな岩が転がってきます。実際に歩いていた時にも転がり落ちていきました。ガスで視界不良の時は特に注意が必要になります。

●旭岳
正式な登山道はありません。取付きを示す岩から安全なルートを確かめながら登ります（しばらく登ると踏み跡が分かりますが・・・）。マーキング類はありません。基本的にガレていて浮石が多いので要注意。遭対協の方からも慎重な行動を求められました。

その他周辺情報

●下山後の温泉：おびなたの湯　\650
http://hakuba-happo-onsen.jp/obinatanoyu/
洗い場やシャワーの数は少ないですが、解放感のある気持のよい温泉です。
＊感染症対策として受付に消毒スプレーが置いてあり手指消毒を求められます。
＊脱衣所で密にならない、大声で話をしないなどに気を付ければ、登山後に汗を流した方が身体も気分もスッキリするのではないでしょうか？あくまでも判断は個人にゆだねられます。

写真

8/7 4:29

今年も登ります白馬岳！最短ルートの大雪渓登りで猿倉荘からのスタートです！

8/7 4:35

登山ポストは、猿倉荘の玄関横にあります。この時期は、遭対協のスタッフの方が、受け取り内容を確認してアドバイスをくれます。ありがとうざいます。

8/7 4:36

猿倉登山口看板。いっきまーす！

8/7 4:48

白馬鑓温泉への分岐に着きました。2年連続通行止めです。人が歩かなくなる期間が長いほど廃道なってしまわないか心配になります。

8/7 4:26

シシウド

8/7 4:50

ハナチダケサシ

8/7 4:55

林道からは白馬岳-小蓮華山稜線がよくみえます。

8/7 4:55

小蓮華山

8/7 5:10

ヤマアジサイ

8/7 4:59

ピンクのヤマアジサイ

8/7 5:01

タマガワホトトギス

8/7 5:02

いつもの渡渉ポイント。今回は水流が少ないので橋でなくそのまま直進します。

8/7 5:03

ヤマホタルブクロ

8/7 5:05

オミナエシ

8/7 5:11

オオバギボウシ

8/7 5:27

マルバダケブキ

8/7 5:28

白馬稜線の背後に青空が見えます。

8/7 5:31

ミソガワソウ

8/7 5:33

白馬岳方面に虹がみえます！

8/7 5:36

オタカラコウ

8/7 5:37

まだ虹があんなにはっきりと！

8/7 5:40

白馬尻小屋の「おつかれさん岩」に着きました！

8/7 5:40

まだ虹がでてます。雪渓の真上に。

8/7 5:51

ヤマハハコ

8/7 5:52

オオレイジンソウ

8/7 5:52

エンレイソウの実

8/7 5:53

キヌガソウ（まだ残っていました）

8/7 6:03

ミヤマカラマツ

8/7 6:12

オオバミゾホオズキ

8/7 6:12

ヤマガラシ

8/7 6:14

オニシモツケ

8/7 6:18

白馬大雪渓とミヤマキンポウゲ

8/7 6:19

大雪渓の取り付きに着きました。ここからアイゼンを装着して1時間ほどの雪上歩きになります。

8/7 6:24

ほどよい雪質で一歩一歩しっかりと確認しながら進みます。

8/7 6:53

1m級の落石も転がっています。雪上では音もなく落ちてくるのでいかに先に気づき避けるかが生死を分けます。

8/7 6:40

ガスに飲まれました。落石回避において視界がないのは危険な状況です。急ぎます。

8/7 7:03

いつもの砂島がみえました。ここで雪上歩きから秋道歩きに切り替えます。

8/7 7:12

振り返って大雪渓。無事渡り切りました。

8/7 7:24

あ、あれは！枯草と同化してますが、、イワヒバリ発見！

8/7 7:24

キリっ。りりしいイワヒバリ。

8/7 7:24

あ、こっち向きました。おはようございます！

8/7 7:29

大雪渓の青空とキンポウゲ畑

8/7 7:29

ミヤマキンポウゲがいっぱい！

8/7 7:29

大雪渓最上部。杓子尾根から常にガラガラと音を立てて落石があります。止まらずに大きなものが滑ったときに大事故になっています。

8/7 7:31

ミヤマキンポウゲ

8/7 7:37

ヒメクワガタ

8/7 7:38

シナノオトギリ

8/7 7:39

タカネニガナ

8/7 7:48

クルマユリ

8/7 7:49

ミヤマクワガタ

8/7 7:49

イワオウギ

8/7 7:50

岩室の橋に着きました。

8/7 7:59

テガタチドリ

8/7 7:59

クロトウヒレン

8/7 8:02

シロウマアサツキ

8/7 8:04

ミヤマコウゾリナ

8/7 8:07

タカネナデシコ

8/7 8:33

ヨツバシオガマ

8/7 8:34

ミヤマクワガタ

8/7 8:38

トリカブト

8/7 8:38

ミソガワソウ

8/7 8:38

ミヤマアキノキリンソウ

8/7 8:39

オオハナウド

8/7 8:39

避難小屋に着きました！

8/7 8:42

ここで栄養補給。

8/7 8:54

オオハナウド

8/7 8:55

ハクサンフウロ

8/7 8:56

ムカゴトラノオ

8/7 8:59

シロウマタンポポ

8/7 8:59

アオノツガザクラ

8/7 9:01

ミヤマキンポウゲ

8/7 9:03

シナノキンバイ

8/7 9:03

シナノキンバイ

8/7 9:07

クルマユリがいっぱい

8/7 9:07

オタカラコウ

8/7 9:13

イワギキョウ

8/7 9:18

ハクサンフウロがいっぱい！

8/7 9:22

ミヤマアキノキリンソウの群生

8/7 9:31

ウメバチソウ

8/7 9:31

ウサギギク

8/7 9:35

またもやイワヒバリ発見！

8/7 9:39

ガンバレ岩に着きました！背後には頂上宿舎が見えました！

8/7 9:41

ミヤマオダマキ

8/7 9:43

ウルップソウ発見！

8/7 9:46

イブキジャコウソウ

8/7 9:48

キンポウゲ畑

8/7 9:48

頂上宿舎の水場に到着！ここで給水します。

8/7 9:51

ふと、横をみると、、、イワヒバリが水浴びしてます！気持ちよさそう。

8/7 9:51

こっち見ました。気づかれました！

8/7 9:52

水浴びからあがり、水を切りはじめました。羽がもふもふです！

8/7 9:52

水はらいにぷるぷるしてます。

8/7 9:54

白馬頂上宿舎に着きました！

8/7 10:04

頂上宿舎まわりはイワギキョウでいっぱいです！

8/7 10:06

イワギキョウ

8/7 10:07

ヨツバシオガマ

8/7 10:08

ウルップソウ

8/7 10:08

ウルップソウのアップ

8/7 10:09

またまたイワヒバリ発見！

8/7 10:11

ミヤマキンポウゲの群生

8/7 10:14

イワベンケイ

8/7 10:15

ミヤマダイモンジソウ

8/7 10:15

ミヤマクワガタ

8/7 10:18

タカネシオガマ

8/7 10:19

ミヤマツメクサ

8/7 10:20

ミヤマツメクサ

8/7 10:23

ミヤマウイキョウ

8/7 10:26

高山植物の女王コマクサもまだ間に合いました

8/7 10:24

ミヤマアケボノソウ発見！

8/7 10:28

ミヤマアケボノソウ

8/7 10:31

白馬山荘が見えました！いつ見てもまるで要塞です。

8/7 10:32

イブキジャコウソウ

8/7 10:34

白馬山荘に到着！受付よりも先に白馬岳頂上行ってきます！

8/7 10:37

チシマギキョウ

8/7 10:41

イワツメクサ

8/7 10:56

シコタンハコベ

8/7 10:57

白馬岳頂上に到着！

8/7 11:08

頂上モニュメントの上

8/7 10:57

クモマミミナグサ

8/7 11:02

シコタンソウが頂上にありました！

8/7 11:02

シコタンソウ

8/7 11:11

クモマミミナグサ

8/7 11:25

白馬山荘受付

8/7 11:26

今回の目的、大雪渓かき氷。13時から販売です。

8/7 11:30

目の前には旭岳。明日登りたいけど、天気が微妙かも。。

8/7 11:30

歩いてきた稜線。

8/7 11:35

宿泊棟の廊下

8/7 11:36

今夜、泊まる部屋。荷物を整理して、お昼ごはんにいきます！

8/7 11:48

楽しみにしてたスカイプラザにきました！

8/7 12:15

中は、標高3000m級とは思えない、ゲレ食のような装飾と広さ。

8/7 11:55

ラーメンをいただきました。

8/7 11:57

箸には手書きで「白馬岳」と書いてあります。昨年まではなかったような。。

8/7 11:30

昼食後に、山荘の外のベンチで青空の下、まったりゆっくり。

8/7 12:35

ぼぉ〜っとベンチで景色を見ていたら、突然目の前に！ライチョウがにょきっと現れました！

8/7 12:35

あ、こっちみました。今回イワヒバリには何度も会ったんですが、ライチョウはもう会えないかなと思っていました。。

8/7 12:35

ライチョウさん、寄ってきました。

8/7 12:42

背後の屋根には風見鶏のようなイワヒバリ

8/7 13:02

足元をみると、すぐ近くにイワヒバリ。。

8/7 13:11

13時なったので、念願の「白馬大雪渓かき氷」をそのまま外のベンチでいただきました！練乳かき氷の下にはフルーツが入っていて、しろくまアイスのようでした。すごくおいしいです！

8/7 13:36

スカイプラザの玄関のすぐ下にもシコタンソウがありました。

8/7 17:02

白馬山荘の夕食（メインはハンバーグとマイタケの天ぷら）

8/7 17:38

午後はずっとガスだったんですが、ガスが切れ、旭岳が見えました！

8/7 17:38

旭岳の右横には、日本海が見えました！

8/7 17:41

チングルマの穂

8/7 17:42

ミネウスユキソウ

8/7 17:46

イブキジャコウソウ

8/7 17:47

ミヤマツメクサ

8/7 17:51

ミヤマオトコヨモギ

8/7 18:40

白馬山荘からみる夕日。この時期、旭岳に沈みます。

8/7 18:40

雲間から剱岳が瞬間見えました！

8/7 18:41

旭岳に夕日が沈みます。

8/7 18:43

今日もありがとうございました。

8/7 18:44

また明日ね。

8/8 4:07

白馬山荘のお弁当。唐揚げと大きなシュウマイ。美味しいお弁当で朝から元気に！

8/8 4:22

午前4時半。みなさんご来光のためにごそごそ準備してます。

8/8 4:36

今回は頂上まで行かずに、白馬山荘のご来光スペースに行きました。白馬岳がよく見えます！

8/8 4:37

東の空が赤く染まってきました。

8/8 4:47

剱岳

8/8 4:47

白馬岳と小蓮華岳。小蓮華岳に滝雲が取り付きました。このあと曇ってしまい、ご来光は見えませんでした。。

8/8 4:48

白馬山荘と旭岳

8/8 4:51

白馬鑓ヶ岳と杓子岳。鑓ヶ岳は傘雲が取り付いてしまいました。

8/8 4:56

立山から剱岳稜線

8/8 5:08

それでは、白馬山荘出発します！また来ますね、近いうちに！

8/8 5:09

めざすは、目の前、旭岳！

8/8 5:09

旭岳の右にある入道雲に朝日があたりはじめました。

8/8 5:09

白馬鑓ヶ岳、杓子岳の雲は大きくなってきているので、天気が良いのも時間との競争になるかも。

8/8 5:16

ミヤマツメクサ

8/8 5:17

稜線からの旭岳への登山道入り口。まだ雪渓あります。

8/8 5:22

エゾシオガマ

8/8 5:23

コバイケイソウ

8/8 5:27

チングルマの群生（白馬岳メイン稜線にはなかったけど、こちら方面には新鮮な花がまだいっぱい）

8/8 5:28

ハクサンイチゲの群生

8/8 5:29

ミヤマダイコンソウ

8/8 5:30

剱岳

8/8 5:31

雪渓をベンガラに沿って横断します。

8/8 5:43

タカネヤハズハハコ

8/8 5:46

旭岳取り付きに着きました。西尾根伝いにピストンします。

8/8 5:54

ハイマツ帯の岩の急斜面を登ります。ハイマツの急斜面を越えると踏み跡が濃くなりルートが分かりやすくなります。

8/8 6:03

ミヤマアズマギク

8/8 6:07

細い稜線の先に頂上があります。

8/8 6:10

旭岳頂上に到着！白馬山荘から1時間くらいで着くことができました。

8/8 6:10

細い稜線を戻ります。

8/8 6:11

剱岳に笠雲が取り付き始めました。

8/8 6:23

ミヤマアズマギクの群生

8/8 6:23

エゾシオガマ

8/8 6:24

コケモモ

8/8 6:32

この鉄杭が登りも下りも目立つので目印になります。

8/8 6:34

大好きな清水尾根。祖母谷まで歩いた日々が懐かしいです。いつかまた歩きたいです。

8/8 6:32

清水尾根の先の入道雲から繰り返し遠雷が聞こえます。急ぎましょう。

8/8 6:34

ハイマツの岩の急斜面を下ります。

8/8 6:42

白馬鑓ヶ岳、杓子岳が雲に飲まれました。

8/8 6:42

ミヤマホツツジ

8/8 6:46

ハクサンフウロ

8/8 6:47

ウサギギク

8/8 6:54

雪渓の上を歩きます。今度は頂上宿舎に向けて進みます。

8/8 6:56

雪渓の氷の表面が解け滑りやすいです。

8/8 7:00

ハクサンコザクラ

8/8 7:01

ハクサンコザクラ

8/8 7:01

ツガザクラ

8/8 7:01

チングルマ

8/8 7:01

ミヤマキンバイ

8/8 7:02

ハクサンイチゲと旭岳

8/8 7:02

チングルマ

8/8 7:03

雪渓の先の旭岳

8/8 7:04

ウサギギクの群生

8/8 7:06

ミヤマリンドウありました！

8/8 7:07

ミヤマリンドウ

8/8 7:13

頂上宿舎分岐から見る旭岳

8/8 7:16

イワギキョウ

8/8 7:17

頂上宿舎に到着！

8/8 7:20

ここで栄養補給。

8/8 7:28

イワベンケイ

8/8 7:30

ミヤマアキノキリンソウ

8/8 7:32

ハクサンフウロ

8/8 7:32

オンタデ

8/8 7:32

タンポポの綿毛がふさふさ！輝いてます。

8/8 7:32

ミヤマキンポウゲの群生

8/8 7:35

タカネシオガマ

8/8 7:48

タカネバラ

8/8 7:54

タカネナデシコ

8/8 7:54

キオン

8/8 7:57

クルマユリ

8/8 7:58

シナノキンバイ

8/8 7:58

キンポウゲの群生

8/8 8:04

クロトウヒレン

8/8 8:08

避難小屋に到着！

8/8 8:12

ミヤマオダマキ

8/8 8:26

タカネナデシコ

8/8 8:26

白馬大雪渓が見えました！

8/8 8:26

アザミ

8/8 8:34

タンポポわっさわさ

8/8 8:34

大雪渓を登って来る方々がみえます。

8/8 8:37

岩室の橋まで来ました。

8/8 9:02

砂島の先まで秋道を歩き、ここからアイゼン装着して雪上を下ります。

8/8 9:10

白馬大雪渓は、落石事故も多く、下りは背後から音もなく遭遇するので回避不可です。すばやく下ります。

8/8 10:01

雪渓を下り切りました。はじめて下りで使いましたが、無事通過できました。

8/8 10:05

オタカラコウ

8/8 10:37

ソバナ

8/8 10:58

猿倉荘まで無事に戻ってきました。

8/8 11:01

猿倉荘で冷たいものを食べようと思ったら、白熊アイスがありました！昨日たべたかき氷みたいです。

8/8 11:17

猿倉駐車場から稜線方面

8/8 11:53

おびなたの湯で汗を流しました。

8/8 14:42

安曇野インター近くの「かつ時」で、筋肉疲労を回復のため、たんぱく質を！

8/8 14:56

キャベツ、豚汁お替り自由。かつでたんぱく質を補給しました。

撮影機器：

Canon PowerShot SX60 HS Canon

PENTAX Optio W90 PENTAX

感想

Jinbei

♪名物「白馬大雪渓かき氷」でひんやり！白馬岳・旭岳♪

　毎年恒例の白馬岳登山を計画したこの3連休、台風が二つも発生し、直前まで様子を伺っていたが、天気図から10号の影響は少なそうだし、9号は連休最初の二日間には直接影響しないだろう、ということで、予定通り土日を利用して白馬岳へ登ることを決定。ついでに、日本百高山でもある白馬岳のお隣にある旭岳にも登ってみよう。

白馬山荘などの予約状況を見ると、少し前まで満室状態だったが、この台風を懸念してか？だいぶ空室ありになってきていた。それでも、猿倉駐車場に何とか車を停めたいので早めに自宅を出発して、23時頃猿倉に到着すると駐車場にはまだ空きがあり一安心。明け方まで仮眠をとる。

★1日目（猿倉〜白馬岳）
　朝起きると雨は降っていない。これなら昨年登った時よりいいぞ。身支度を済ませ猿倉荘で登山届を提出し出発。今朝は遭対協の方が登山届を直接受け取りしてくれ、大雪渓等のアドバイスをいただいた。その際、旭岳へ登ることに関して慎重に行うよう念押しされた。今シーズンになってからも事故が起きているそうだ。
　それはそうだろう、正式な登山道がなく、足場の悪い岩場をルートファインディングしながら登るのだから。アドバイスを無駄にせぬよう慎重に状況を見て判断しよう。
　
　林道を歩き、白馬尻で休憩したのち20分ほど歩いた地点でアイゼンをつけ、いよいよ雪渓に取り付く。雪渓にはしっかりとベンガラでマーキングがあり、これを目安に1時間ほど歩いて雪渓を終了し、次は岩室跡を目指す。
　ホントいつもながら、雪渓終わりから避難小屋を過ぎたあたりまでが一番キツイと感じる。ここはお花も多くなってくるので、お花に癒されながらゆっくり行くしかない。
　避難小屋を過ぎガンバレ岩を目指し歩いていくと、あっ、今日は早い段階から頂上宿舎を確認できた。ここが見えるとホッとする。
　
　頂上宿舎前で再度休憩し白馬岳を目指す。登山道脇にはまだ咲き残っているウルップソウが見られラッキー。そして今回初めてミヤマアケボノソウにも出会えた。
白馬岳山頂付近はガスっていたが、それほど密にもなっておらず、写真を撮ったりしてしばしくつろいだ後、本日の宿泊地白馬山荘へ向け下山。
受付を済ませた後、まだ混んでいないスカイプラザで昼食をいただき、「大雪渓かき氷」の開始時間まで外ベンチで景色を見ながらくつろぐ。そう今回の目的のひとつはこのかき氷でもある。昨年は暴風雨に見舞われ寒さでガタガタしてたからかき氷どころではなかったから。
13時にかき氷が販売開始され、ようやく念願かなって美味しいかき氷をいただくことができた。予想を上回る美味しさで、またリピートしたくなったのはいうまでもない。
この後もベンチでくつろいでいたら、何と、今回はもう会いないかな〜と思っていたライチョウさんが突然ニョキっと草むらから登場。いつも楽しませてくれてありがとう。
　夕食後、山荘の裏庭を散策し、ここでもご来光が見えそうなことを確認。その後、雲は多いが旭岳の裏に落ちていく夕日を眺めた後、明日の準備をして一日を終えた。

★2日目（白馬山荘〜旭岳往復〜猿倉）
　早朝雨は降っていない模様。なので、ご来光を見る為白馬山荘の裏庭へ出て日の出を待ったが、あいにく雲が多く残念ながら今回ご来光は拝めず。
　さて、ここは気を取り直して旭岳へ向かうことにする。幸い今のところ天気は大丈夫そうだ。
　途中までは祖母谷温泉方面への道に沿って進む。この道懐かしいな〜と思いながら行くと「旭岳」とペンキされた岩がある。どうやらここが取付き地点、方向と足元を確かめながらルートのない岩場をしばらく登ると、踏み跡がはっきりした山頂への道が出てきた。ここからも足元に注意しながら登って行くと小さな標識のある山頂に到着。誰もこない静かな山頂は景色も素晴らしく、来て良かったな〜と思わせてくれる。
　旭岳からの下山も登り以上に注意をして取付き地点まで戻り、そこから頂上宿舎へ向かいしばらく休憩。ここから来た道を戻ることになるが、実は白馬岳には何回も来ているが大雪渓を下りで使うのは今回が初めて。緊張感をもって望まないと。
　大雪渓に近づくと多くの人々が登ってくるのが見える。確実に昨日より多いようだ。秋道を利用して雪渓取付き地点まで行きアイゼンを装着。天気は非常に良く、これは安心して下れそうだ。
　ベンガラがまかれた雪の上をサクサクと下り陸に上がると、ここでも多くの人々が雪渓を登る準備をしていた。
　さあここからは白馬尻から林道を経て猿倉へ戻るのだが、その道の暑いこと！直射日光が照り付けるので日陰へ身を寄せながら歩く。
　たどりついた猿倉荘では何と「しろくま」アイスがあったので迷わず購入。はあ、疲れが吹き飛ぶ冷たさと甘味。夏はかき氷最高だね〜！
　
　今回は事前の天気予報からは良い方向に変わり、2日間とも雨に降られず快適な山行となった。白馬岳は大好きな山なので、まだまだ登るよ！