赤牛岳 丑年の干支山最高峰を暴風雨突いて縦走
- GPS
- 34:36
- 距離
- 48.2km
- 登り
- 4,712m
- 下り
- 4,540m
コースタイム
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 8:19
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:02
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 10:29
天候 | 9/6 曇ときどき晴 9/7 晴 夕方から曇 9/8 雨 稜線は暴風雨 9/9 雨のち晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
翌朝笹倉ダムの堰堤上までタクシーで2,340円(もう一人同乗のため一人780円)。 最終日下山後、扇沢からタクシーで七倉山荘前まで7,340円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ブナ立尾根:日本三大急登のひとつ。難所には梯子や桟橋がつけられていますが、 木製で朽ちかけたものもあり注意が必要です。 烏帽子岳:山頂や直下に岩の直登やトラバースがありますが、鎖はしっかりしています。 烏帽子小屋〜水晶小屋:裏銀座縦走路の一部で、よく踏まれ整備されていますが、岩稜や 岩礫帯砂礫帯の昇降が繰り返され、高度感のあるトラバースもあります。 水晶岳〜赤牛岳:水晶岳の前後は険しい岩稜。赤牛岳へも岩稜や砂礫帯を繰り返します。 赤牛岳〜奥黒部ヒュッテ:岩礫帯を下って樹林帯に入ると、木の根が絡み苔のついた岩が 滑りやすい急下降となり、却って緊張が増します。 また雨天のため、通過日は登山道のかなりの部分が濁流と化していました。 奥黒部ヒュッテ〜黒四ダム:地図では黒部湖岸の緩やかな道に見えますが、梯子の昇降を 繰り返す体力消耗コースで、下流に行くほど支沢を渡るための遡行も大きく なります。 また、梯子や桟橋は丸太材のため、雨に濡れてよく滑りました。 なお、中間の平ノ渡は一日5便以下なので時刻表のチェックが必要です。 ロッジくろよんから下流は簡易舗装の水平道になります。 |
その他周辺情報 | 登山口の七倉温泉七倉山荘は日帰入浴660円。 (HPでは19時までだが18時までに出るよう言われた) http://www.webmarunaka.com/nanakura/spa.html 下山後は車で数分下流の葛温泉高瀬舘に入湯。700円。 http://www.takasekan.com/hot-spring/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ココヘリ
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
虫除けスプレー
防虫ネット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
プロフィールにもあるとおり、毎年干支に因んだ山を見つけて登っています。
丑年の今年は正月早々に美ケ原の牛伏山に登りましたが、やはり本命は赤牛岳。
数年前、高天原から温泉沢の頭に登り水晶岳に向かいましたが、どっしりと大きな赤牛岳を振り返りながら、いつかは登ってみたいと思ったのをよく覚えています。
丑年の今年こそ登らない手はありませんが、どうせなら、登るだけでなくたっぷりと眺められる、今回のコースを周回することにしました。
なかなか泊まれない水晶小屋も、折からの新コロ禍で登山者が少ないこともあって、すんなり予約できたのですが、当初の予定の9/1からの日程は見事に連日の雨。
一日3,000円×2人のキャンセル料を払って日程変更しました。
日本三大急登に数えられるブナ立尾根の登りから始まり、烏帽子から水晶小屋の長い稜線の昇降、暴風雨の中の水晶岳赤牛岳越えと読売新道下りまで、厳しい行程が続きましたが、森あり岩稜ありで変化に富んだ充実のルートでした。
目的の赤牛岳が雨の中だったのは痛恨の極みでしたが、
烏帽子から野口五郎への稜線から、その美しい山容をしっかり眺められて最高でした。
標高差 :1,716m
累積標高:上り4,637m/下り4,469m
※GWに痛めた右股関節がしばらく前から再び悪化し、さらに気管支喘息の調子もよくなく、
今回のルートを歩くのにはちょっと辛いコンディションでした。
随所で相方の足を引っ張ることになって忸怩たる思いです。
次の山行というより、日常生活のクオリティを下げないために、
よく考えないといけないのかも。。。
※水晶から赤牛の冷たい暴風雨で、相方のスマホが仮死状態になってしまいました。
低温と湿気にやられたようで、自然の厳しさを痛感しますが、
やられたのが人でなくて何よりでした。
読売新道、憧れです。昨年薬師岳から見た読売新道と赤牛岳の稜線が美しくて、いつか歩いてみたいなぁ、でもハードだろうなと思っていました。エスケープルートがないので…。
悪天候の中読売新道を歩かれたとのこと。危険なのは稜線より沢と化した登山道でしたか
裏銀座からの赤牛岳、奥黒部ヒュッテ、平ノ渡…。全部行ってみたいところだらけで
、この行程を4日間ですか。とても魅力的なコース取り。来年以降の候補に考えてみようと思います(^^)
正直なところヘロヘロでした。
体調も確かによくはなかったのですが、体調良くてもやっぱりヘロヘロだったかなと。
核心の黒から赤(水晶から赤牛)が雨だったのは残念ですが、じゃあもう一度リトライとは軽率に言えません
でも、烏帽子岳の頂や裏銀座の稜線からの展望は素晴らしく、黒から赤の稜線も負けず劣らずだったはずで、
素晴らしい周回コースだと思います。
なによりも、赤牛岳に干支山として登れたことが最高でした。
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