大杉谷(大杉谷登山口→大台ヶ原山登山口)〜秘境へ…
- GPS
- 10:54
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 2,892m
- 下り
- 1,710m
コースタイム
天候 | 5月5日 晴れ 5月6日 晴れ 大台ヶ原山はガスっ 【大杉谷の天気】http://www.mapion.co.jp/weather/spot/L0566887/ 【大台ヶ原山(日出ヶ岳)の天気】http://www.mapion.co.jp/smp/weather/spot/L0582181/ 【日本気象協会】http://tenki.jp |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【行き】桜山(7:40)=名古屋(7:56)(8:05)=JR特急ワイドビュー南紀1号=三瀬谷(9:47) 【帰り】 大台ヶ原(14:30)=奈良交通=大和上市(16:21)(16:41)=近鉄吉野線急行・阿倍野橋行=樫原神宮前(17:29)(17:33)=近鉄樫原線普通・京都行=大和八木(17:38)(17:53)=近鉄名阪甲特急=名古屋(19:35) ▼交通機関 ┣JR 名古屋→三瀬谷 ¥2170+¥1490 ¥3660 ┣エスパール交通 道の駅おおだい→登山口 ¥2500 ツアー形式のため要予約 ┣奈良交通 大台ヶ原→上市 ¥2000+¥200(荷物料金) ┗近鉄 大和上市→名古屋 ¥2280+¥1610 ■参考サイト ▼鉄道🚃 【JR東海】http://jr-central.co.jp/ 【JR CYBER STATION】http://www.jr.cyberstation.ne.jp/ ※4両編成で前より2両が指定、グリーン車、後ろ1両が自由席の車両です。車両はキハ85系(いわゆる気動車の普通車)です。車内販売はありません。JR車両は全車禁煙🚭。 【近畿日本鉄道】http://www.kintetsu.co.jp/ 【近鉄インターネット予約・発売サービス】http://www.ticket.kintetsu.co.jp/KWSSubIndex/ 【近鉄時刻表】http://eki.kintetsu.co.jp/norikae/N1?uid=56123&dir=0&path=201404299290230&USR=PC&sf=&st=&pn=3&date=&time=&sr=0&ep=1&rp=0&tp=0 ※大和上市はpitapaエリア。manacaにチャージしておいて特急券だけお買い上げ。 ▼バス🚌 【三重交通】http://www.sanco.co.jp/ 【大杉峡谷登山バス/エスパール交通】http://xn--ick8a4dyesd709tv09f.com/oosugikyoukoku/ 【予約メール】oodaigahara@gmail.com ※メールで予約すると予約確認メールが届きます。臨時便であれば案内が来ます(臨時便希望の時は最初に申告)。日程変更やキャンセルの時は2〜3日前にメールで送られた連絡先に電話をします。 【奈良交通】http://www.narakotsu.co.jp/yamatoji/guide/kawakami.html 【奈良交通時刻表】http://www.narakotsu.co.jp/rosen/rinji/2015spring_oodaigahara.html ※乗車前に整理券が配られるとの情報でしたが、ならべばよかったようでした。1時間くらい待っていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況👣 ・高度感があるへつり(岩場のトラバース)がたっぷり。鎖🔗はいっぱい。岩萌え♥にはおすすめです♪ →宮川第三発電所〜七つ釜滝:登山口からいきなりヘツリの岩場と吊り橋の連続。なんやらおっきなニョロニョロとちっちゃいニョロニョロ=マムシ🐍とヤマビルが名物何だそうで…マムシ🐍とヤマビルに注意⚠。鎖あり。滑りやすい場所あり。シシ淵周辺の通過時は注意。 →平等吊橋〜桃の木小屋:ガレ場の浮石注意。 →桃の木山の家:500名収容。休憩は協力金¥500円。トイレ🚻あり。 →桃の木小屋〜堂倉滝:鎖場の連続。 →粟谷小屋:水場💧あり。トイレ🚻あり。しまっていたらアウト。 →堂倉避難小屋:トイレ・水場なし。20名収容。明るい雰囲気の避難小屋。 →シャクナゲ坂〜日出ヶ岳:登山道はしっかりしている ■登山ポスト📮 【登山情報/三重県警察本部】 http://www.police.pref.mie.jp/climbing/ 【登山届+下山届/大杉谷登山センター】o-tozan@ma.mctv.ne.jp 【登山届書式】http://www.oosugidani.jp/pdf/tozan_todoke.xls ■携帯の状況📱 宮川第三発電所から日出ヶ岳まで一切繋がりません。 ■トイレ🚻 登山口(協力金¥100)と桃の木小屋と栗谷小屋(¥100)にあります。大台ヶ原は協力金¥100。 ■駐車場🅿 【大杉谷登山口】10台程度可 【大台ヶ原】http://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/shisetsu/carinfo.html 200台駐車可能の無料駐車場があります トイレあり |
その他周辺情報 | ■関係ウェブサイト💻 ▼大杉谷 【大杉谷/Wikipedia】http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%89%E8%B0%B7 【大杉谷登山センター】http://www.oosugidani.jp/ 【大杉谷自然学校】http://osugidani.jp/ ▼大台ヶ原 【大台ヶ原山/Wikipedia】http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%8F%B0%E3%83%B6%E5%8E%9F%E5%B1%B1 【吉野熊野国立公園大台ケ原/環境省】http://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/odai_top.htm 【大台ヶ原/奈良県観光情報】http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/topics/ohdai/index.htm 【上北山村】http://vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/tanoshimu/odaigahara/ 【大台ケ原ビジターセンター】http://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/access/access_index.html 【大台ヶ原自然再生ホームページ/環境省】http://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/odai_top.htm 【日本自然保護協会】 https://www.nacsj.or.jp/ 【日本のレッドデータ検索システム/環境省】 http://www.jpnrdb.com/ ■観光案内📷 ▼大杉谷 【大台町観光協会】http://web-odai.info/ 【大紀町観光協会】http://www.kankotaiki.jp/ ▼大台ヶ原 【上北山村商工会】http://www.yoshino.or.jp/kamikita/ 【川上村観光協会】http://www.vill.kawakami.nara.jp/kankyokai/kyoukai.htm ■小屋などの営業状況🏠 ▼大杉谷 【桃の木小屋♨】http://www.momonokigoya.jp/ 【予約フォーム】http://www.momonokigoya.jp/%E5%AE%BF%E6%B3%8A%E4%BA%88%E7%B4%84/ 500人収容の関西では最大の小屋。予約はメールだと2日後に確認メールが届きます。キャンセルや日程変更は2〜3日前までに。1泊2食¥9000、お弁当¥1000(要予約)。予約なしでも泊まれますが、お弁当などを頼む時は要予約。 【粟谷小屋】http://blog.goo.ne.jp/miku_baby3365 “くり”ではなく、“あわ”なんだそうです♪ 【堂倉避難小屋】栗谷小屋から近く。きれいな小屋ですが水場とトイレはなし ▼大台ヶ原 【心・湯治館(旧大台荘・大台山の家)♨】http://cocoro-toujikan.com/ ※(通)通年営業、(年末年始)年末年始営業。 ※(テ)テント指定地。自然公園内の特別保護区は罰則規定があります。闇テンをすると別の意味怖い。 ※♨温泉もしくは鉱泉、入浴設備があり。冬季は提供なしのとこもあり。 桃の木小屋は予約なしでも泊まれますが、メールで連絡をしておいたほうが○。 ■前泊の宿泊情報など🏨 ※今回は天候の都合により利用せず。 ▼松阪市 【東横INN伊勢松阪駅前】http://www.toyoko-inn.com 【ビジネスホテル松阪】http://businesshotelmatsusaka.jp 【ホテルルートイン松阪駅東】http://www.route-inn.co.jp 【スーパーホテル松阪】http://www.superhotel.co.jp 【エースイン・松阪】http://www.kuretake-inn.com 【ビジネスホテル ニューサカモト】http://new-sakamoto.com 【ホテルAU松阪】http://www.hotel-au.jp ▼大台町 【奥伊勢フォレストピア】http://okuiseforestpia.com/ 【萬栄旅館】http://www.manei-1107.com/ 【大黒屋】http://www.ma.mctv.ne.jp/~ken/honten%20index.htm 【大杉谷林間キャンプ村/大台町観光協会】http://web-odai.info/camp/camp.html ■温泉♨ ※ゆっくり温泉という日程ではなかった。フォレストピアは最寄り駅まで迎えに来てくれて登山口まで送ってくれるプランもあるようです。 ▼三重 【奥伊勢フォレストピア宮川温泉】http://okuiseforestpia.com/spa/index.html ▼奈良 【ホテル杉の湯】http://www.suginoyu.com/ 【上北山村温泉】http://vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/tomaru/onsen/ 【吉野路温泉】http://www.onsen.yoshino.jp/ ■食事🍴 ※調べたけど、松阪に前泊しなかったんで、次回に期待。 ▼三重 【松阪駅周辺ホルモンマップ】https://www.kanko-pro.co.jp/horumon/ 【横綱】http://yokoduna.jp/ 松阪ホルモン 営業は気まぐれ 松阪市京町219ー28 松阪駅徒歩1分 【肉道楽西むら】http://www.nikudouraku-nishimura.com/ 松阪ホルモン 11:00〜22:00 月曜定休 三重県松阪市宮町261 松阪駅徒歩5分 ホルモンランチ¥1300 【焼き肉たこやん】http://tabelog.com/mie/A2401/A240102/24002848/ 松阪ホルモン 11:00〜21:30 火曜定休 松阪市京町1区16ー2 松阪駅徒歩2分 【宮本屋】http://www.miyamotoya.net/ 松阪ホルモン 11:30〜21:00 日曜定休 三重県松阪市京町1区26−1 松阪駅徒歩2分 【前島食堂】鶏焼き肉 10:30〜18:00 松阪市大河内町612-1 【とり市】http://www.toriichi-toriyose.com/ 鶏焼き肉 11:00〜20:00 松阪市伊勢寺町2640−1 【一富士】http://tabelog.com/mie/A2401/A240103/24001017/ 三瀬谷駅すぐ 11:00〜20:00 水曜定休 カレーラーメン¥800 【万々亭】http://tabelog.com/mie/A2401/A240103/24005428/ 滝原駅 徒歩12分 【道の駅 奥伊勢おおだい】http://www.okuise-odai.jp/ まごころ食堂(8:00ー18:00)。名物めはり寿司とか昼食も準備できます。 【大内山酪農農業協同組合】http://www.ouchiyamarakunou.com/Html/rakunouweb11.htm 大内山ふれあい牧場は平成25年5月15日で閉鎖になったようです 【めはりずし/Wikipedia】http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%81%E3%81%AF%E3%82%8A%E3%81%9A%E3%81%97 浅漬けの高菜の葉っぱでくるんだおにぎり🍙です。 ▼奈良 【針T.R.S.】http://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/eki/n09_hariteatimeresortstation/index.html 【宇陀路大宇陀】http://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/eki/n06_udajioouda/index.html 【杉の湯川上】http://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/eki/n03_suginoyukawakami/ |
写真
感想
■大杉谷へ✌
昨年のちょうど連休前に、大杉谷が10年ぶりに開通する話題を知って、山行を計画したものの計画倒れ💦 しばらくして昨年のいつだったか?石井スポーツで“大杉谷のチラシ”をみた(実は可愛い山ガールの写真📷にコロッといってしまい、チラシをお持ち帰りしただけだけ…)。私は、いわゆるヘタレなんで、絶叫系は好きではない(釣竿🎣を持たずに川筋を歩く🚶などもってのほか)ので、たまに、チラシに写っている可愛い山ガールを見ながらニヤニヤしていただけだが…(→決して変質者ではない)。2004年の台風21号で壊滅的な被害がでて、昨年春に10年ぶりに開通したニュースを聞いて。またまた、とあるテレビのひとこまで桃の木小屋が取り上げられていて、気になって日出ヶ岳までの山行スケジュールをたててしまった💦 BUT💦思い立って行けるものではない。交通機関や山小屋(素泊まりなら話は別)に予約が必要だとどこかで予約がとれないだけで予定がたてられなくなる(→九州の九重などはいい例で)。ここ大杉谷も行くまでのバスが要予約(いわゆるツアー式)で、これがくせ者。そんなこんなで、遠ざかっていたルートだが、石井スポーツでもらってきた大杉谷のチラシを毎日眺めるうちに、“大杉谷→桃の木山の家→大台ヶ原山”と山行が頭の中でくみたっていったのでした。山は山行を計画しているときがいちばん楽しくて、帰ってきてからレコをアップしているときが至福の時。辛いのは起きるときで、実際の山行は試練の時。
■秘境、魔境、絶叫の大杉谷へ
黒部峡谷を隅から隅まで歩き回った冠松次郎が、「関西に日本屈指の谷あり!」「黒部峡谷に匹敵する」第二の黒部と絶賛した名渓。連続する滝と淵、原生林に覆われた大岩壁は深山幽谷。
日本百名山の著者、深田久弥も2回目の大台ケ原山登山は、大台ヶ原から大杉谷の方へ下り 「これは見事な谷である。次々とすばらしい滝が現れる。水は清く豊かで,渓谷の美しさは日本中で屈指といっていい」と記している。
つまり、正統派は大台ヶ原山から大杉谷?と思わせるのだけど、まあいい。“日本百名山”、日本三大渓谷”、“日本の秘境100選”、“ユネスコエコパーク認定地”、“吉野熊野国立公園”…と肩書がいっぱいの大台ヶ原山と大杉谷。
とりあえず、5月3日に松阪に前泊して5月4日と5日に大杉谷へ行くコースを計画。深田曰く「1ヶ月に1年の雨が降る」…“弁当忘れても雨具忘れるな” …ここは白山、宮ノ浦岳と同じように雨が多いとこ。いわば、多雨地帯💦 晴れれば秘境🙌、雨が降れば魔境🙏、歩けば絶叫🙍…毎回のことながら、2周間くらいまえから天気図とにらめっこ。1週間前からは週間予報をチェック。で、5月1日に雨が4日になって、5月5日と6日はあがる予報になったのをみて、バスと小屋の予約を5月5日に変更。前日に松阪に泊まる予定だったけど、雨予報で、朝から出ることにした。
観光つきの山行を計画してみたが…今回は行き当たりばったりではない北アルプスでは、とりあえずテント⛺を持っていって、可愛い山ガールにすいよせられて小屋泊になるか、バテてテントではなく、あたたかい小屋に泊まるかのパターン。とりあえず、5月2日は職場の当番なので、5月3日に松阪に泊まろうと計画。実際にはあいにく天候が悪く、会えなく予定変更。
■大杉谷〜日出ヶ岳
▼大杉谷へ…
バス🚌は2台で、おおよそ50人くらい。うち、バス1台くらいの人数は大台ヶ原へ向かっていたようでした。どうも、連休のお天気がすっきりせず、5月5日に登山者が流れたようす。前日のレコにはそんなに大きく崩れる様子はなかったのですが…。快晴のお天気に胸も高まりながら、バスで1時間半ほどかけて登山口へ。登山口に着くまで、11時半ほどに大杉谷登山センターでトイレ休憩+登山届を出す時間がありました。ここでは制服の警察官👮が「昨日、滑落事故がありました。登山口から最初のとこでは必ず山側を歩くように。谷側をあるくと必ず谷に落ちます。」→あとで大日瑤燃衢遒靴峠貼とのこと…登山届を出していないので大台ヶ原からの下りと思う…と注意喚起をしていた。登山道が全面開通して、だいぶ事故も多い様子。バスの車内でお弁当🍙を食べて、登山口ではGPSの衛星📡をキャッチするのを確認(最近なかなか出だしで衛星をキャッチしてくれないです)してから出発。登山口から2〜3分は林道ですが、発電所横のゲートをくぐった瞬間、いきなり、黒部の“下の廊下”が出現💦 ここは北アルプス?(関西でこんな雰囲気を味わえるとこがあったとは!)と感激しながら進む。高度感はたっぷりでおおよそ50m〜100mくらいの高度を、アップダウンはかなりあるけどほぼトラバースで進む。登山口の標高が300m。桃の木小屋の標高が500mくらいなので、おおよそ1日目の標高差は200m。パンフレット(パンフレットを目安にするところは初心者どころか遭難予備軍ではないかという突っ込みあり)では、バスで着くと、小屋到着が16時半頃と書いてあったので、4時間半ほどの水平歩道歩き(但、パノラマ新道なみに起伏は激しい!)。実際は、だらだら登っても3時間弱で小屋に到着。それも、お花がほとんど咲いておらず、写真📷は記録のみだったから…。小屋に着いたら「バスですか?早いですね。」といわれました。
▼桃の木小屋へ…
小屋では、本日の宿泊100人くらい?(予約で87人だったようです)との情報がありましたが、布団は1人1枚、一人おきという余裕のある状態でした。ただし、食事は2回戦でした(そもそも食堂は狭い)。到着すると、寝床に案内され、ちょうど15時半からお風呂♨が入れ替えだったようで、時間に1人1人よびにまわられておられました。お風呂場は狭かったですが、汗を流して、筋肉の疲れをといて明日の大杉谷核心部に備えるのには十分。ただ、2人が精一杯なのでお風呂利用であれば少なくとも15時に到着するとゆっくりできます。食事までは、入口前のベンチで、ぺちゃくちゃ山談義。同じ目的の人ばっかなんで、情報収集(大台ヶ原から降りてきて大台ヶ原へ登り返すという物好きルートもある)。大杉谷は中級者コースという触れ書きなので、皆さん行っている山は北アルプスは当然、近畿の山も知り尽くしています。ビールを飲まれているご夫婦をみて、ビール🍺を買ってきたものの、つまみを忘れてどうしようか迷っていたら、「食べます?」と魚肉ソーセージを渡されました。めっちゃ素敵なご夫婦👫でした。もっと若い時はイケメン👨激カワ👧だっただろうなあという余計な感想はありつつ、このご夫婦と交代に座られた高齢パーティー2人、口数の少ない金髪の旦那さんに明るい奥さんの2人、5〜6人パーティーできたもののタバコを吸いたくて出てきた方、大台ヶ原山から大杉谷へ下って大垣に帰られる方などいっぱいお話をさせていただきましたが…山ガールは…ZERO。中級者コースで山ガールは期待してはならず、キャピキャピの山ガールは初心者コースに限ると実感しました。いわゆるガチな登山ではなく、とりあえず体験しました〜的な場所に山ガールは生息するという分布を実感。当然のことながら、大台ヶ原には山ガールがいっぱい(ほとんど余計な付属がついている山カップルでしたが…)。夕食は、カレー👳にチキンカツ🐔というシンプルなものでしたが、カレーもチキンカツもおいしかったです。聞けば、カレーはおかわり自由(量も指示できる)とのことで、小盛にしてもらっておかわりしちゃいました。夕食後は、アイリッシュコーヒーを作るついでに、明日のコーヒー☕を生産(インスタントだけど…)してたら、アイリッシュコーヒーをみて「結構本格的ですね」といわれました→アイリッシュコーヒーは知らないんですねえ(ごめんなさい!あなたが山ガールなら喜んで教えますが…)。ですが、ビールとアイリッシュコーヒーの組み合わせは私的に睡眠導入財にはならなかったようで、寝つきは悪く、さらに仕事の悪夢(笑)までみるという(快挙…)事態にも関わらず、朝方予定時刻通りにトイレ🚻の臭気で起きるという(目覚まし⏰…よりも強烈)ことになりました。朝はいつも頼まず、お弁当にかえてもらっていますので(¥8800なり)、お弁当を受け取って予定時刻通りに出発(この時、早すぎで、朝ご飯を頼めば良かったと後悔)。
▼大杉谷の核心部から大台ヶ原山へ…
朝靄の峡谷は、前日の「堂倉滝まではずーっと鎖場、堂倉坂からはずーっと急登ダヨー」という要らない情報通り。ですが、鎖を手すり(よく階段を登るときと一緒ですね〜)がわりに登っていたら、そりゃ楽でした。が〜、堂倉坂からは全然前が見えない登り。いわゆるピークなどの目標が見えないまま登ると、ひたすら登らなきゃいけない最悪の登り。堂倉避難小屋に到着したときには披露のピークに。7時間〜8時間の登りで標高差1200mはあるので、堂倉坂からはかなり体力勝負で、ペース配分や休憩などのマネジメントは必要ですね。堂倉避難小屋をみて、粟谷小屋に行くも休業(トイレは使用不可)。ここでジュースなどをグイッと飲みたかったのですが、山と高原地図にも掲載されている水場で妥協。水場の水でもかなりおいしかったです♪シャクナゲ坂からは、シャクナゲが裏年だったらしく、硬い蕾。ですが、大台ヶ原山(日出ヶ岳)のピークにはほぼCTどおりに到着🚶。到着して三角点タッチをすると、大台ヶ原にいた方々が「この人はどこからきたんだ?」という視線が…。お声かけをされたグループの方々が「写真を撮りますよ♪」のご厚意に甘えて大杉谷からの標高差1400m制覇の記念写真を撮っていただきました。山頂で着替え🎽↔👕とお弁当🍙タイム。汗臭い👕🙊💦服から着替えて、山ボーイに変身。山頂でコーヒー☕を飲んでいたら、続々と大杉谷へのバスで一緒だった方々が到着!お互いに無事生きて日出ヶ岳に到達できたことと、14:30のバスに間に合ったこと(笑)を称えあいました(悦)。ゴール大台ヶ原山は、深田久弥の『日本百名山』でも「“大台ヶ原山”と紹介され、日本百景、日本の秘境100選にも選ばれて、大杉谷と同様に肩書はある(笑)。ちなみに百名山に相当する大台ヶ原山は、日出ヶ岳(1694.9m)である。日出ヶ岳は、深田久弥の日本百名山には“秀ヶ岳”とある。深田久弥は「大台ケ原に登って雨に逢わなければ、よほど精進の良い人と言われる」というように、国内でも有数の多雨地帯。年間雨量は約5000mmで日本一。屋久島より多く、東京や大阪の約10倍の雨量である〜と桃の木小屋のウェブザイトにはあり…。2年前にも1度大台ヶ原山には来ているけど、確かに午前中は快晴で、午後から崩れる予報に、ダブルヘッダーの2座目の大峰山は八経ヶ岳の手前で引き返した記憶がある。
■大杉谷のまとめ(とりあえずの山行復活が感動を生んだ)
昨年来から突如として復活した大杉谷からの大台ヶ原山。大台ヶ原山もいちど訪れ、熊野灘に差し込む朝の光の美しさに心を奪われたたが、世俗的な半ば遊歩道を歩くのに訪れた達成感はそんなに響くものではなかった。大杉谷は、 御在所岳までではないものの世俗化してしまった大台ケ原山の過去の姿を今に残し、人を容易に近づけない。大杉谷のその完璧なまでの渓谷美は訪れる登山者を魅了していくにちがいない。大杉谷をとおり、1400mの標高差をたどり日出ヶ岳の山頂に到達したとき、登山者は自分が“岳人”であると自負することだろう。
深田は2回目に大台ヶ原山へ訪れた時、上市からバスに乗り大台ヶ原山から大杉谷へ下ったという。しかるに、私も次回(2回目ではなく3回目だけど…)は深田ルートをたどろうと思った。
■オマケ
大杉谷の山ガール❌ではありません。大杉谷の超人⭕
大杉谷で超人(o|o)をみた。山行で同行状態の方は何人かいた。大杉谷は一本道で脇道などない。当然、自分を追い抜くなら、自分が気がつかないことなどない。だが…。超人o(%)○はいた。超人におい抜かれたことなどないのに(自分が追い抜いた記憶は2回ほどある)、なぜかいつのまにか超人が先行している。一本道で…。しかも汗もかかずに…。ショートパンツ👖もはかずタイツだけをはき(山ガール👧がこの格好なら当然ウレシイo(^o^)o💕)。自分が超人を追い抜いても追い抜いてもなぜか超人O=(%)oいつのまにか私を先行している。当然、最後に超人を日出ヶ岳で見たときは、挨拶どころか、質問したいことばっかし。「なぜショートパンツをはかずにタイツだけなんですか?」「なぜ、この急登を汗もかかずにさわやかな顔でいられるんですか?」「どこからきたのですか?」「あなたはここがどこか知っていますか?」「今日は何月何日📆ですか?」「あなたは人ですか?」(後半の質問は異次元への扉を開けてしまいそうです)…。で、大台ヶ原から出るバスを待っているときに超人のザックだけバス停の順番まちの荷物がならべられているいちばん前においておきながら、なぜか乗る時に超人はバスに現れず(で、私が2番手ながら実際には私が一番にバスに乗った。超人のザックを見たのが最後)。この超人o(o|oo)/、私だけに見えていたのか?→この質問も異次元へトリップ🚀してしまうかもしれないので、他の方に質問をするのをやめました。いるもんですね〜超人\(o|o)/。
■松阪市の建築
【松阪工業高校資料館〔三重県立工業学校製図室〕】http://www.hyakugo.co.jp/mie/07/02/p06.html 1908(明治41)年, 設計:不詳, 施工:不詳, 木造1階, 三重県松阪市殿町1417
【御城番屋敷】http://www.kankomie.or.jp/sp/spot/detail_3145.html 1863(文久3年)~, 設計:不詳, 施工:不詳, 木造1階, 国・重要文化財, 三重県松阪市殿町1385外
【神服織機殿神社・神麻續機殿神社】室町時代以降殆ど廃絶, 現在の形になったのは明治から 近鉄山田線漕代駅徒歩約1時間 三重県松阪市大垣内町字西山
【松阪市立歴史民俗資料館〔飯南郡図書館〕】明治45年, 設計:清水義一, 施工:下村六次郎・野呂廣吉, 木造2階, 松阪城公園内
【松阪地区医師会本館〔松阪水力電気本社〕】大正2年, 設計:不詳, 施工:不詳, RC2階, 松阪市白粉町
【牛銀本店】昭和初期, 設計:不詳, 施工:不詳, 木造2階, 松阪市魚町
【松阪市文化財センター〔鐘紡松阪支店原綿倉庫〕】1923(大正12)年, 設計:不詳, 施工:不詳, レンガ造1階, 国・登録有形文化財, 松阪市外五曲町1
■雑記
▼美しき日本 上北山村 大台ヶ原
▼NHK総合 金とく アラフィフ女子旅 エメラルドグリーンの渓谷を行く〜(2015年7月3日初回放送)
【金とく/NHKオンライン】http://www.nhk.or.jp/nagoya/kintoku/
▼NHK総合 金とく 清流日本一!宮川〜水の恵み 四季を旅する〜(2013年4月12日初回放送)
【金とく/NHKオンライン】http://www.nhk.or.jp/nagoya/kintoku/
▼NHK 雨の物語〜日本最多雨 大台ケ原の四季〜(2008年11月10日初回放送)
【BSプレミアム アーカイブス/NHK】http://www.nhk.or.jp/archives/premium/next/next.html
▼その他
【NHK ECO CHANNEL】http://www.nhk.or.jp/eco-channel/
■前回までのレコ
2013年8月23日【大台ヶ原山〜快晴の早朝森林浴】http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-337133.html
2013年8月23日【大峰山・弥山(行者還トンネル西口 ピストン)〜北アがどこも週末雨予報で、百名山の大峰山へ】http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-337135.html
edusさん、こんにちは!
おひさしぶりです。自称ランドネの山ガールです
昨年初めて大杉谷に行った時は、雨でヒルの襲撃にも負けず
楽しく歩いたのを思い出しました
緑のまぶしい晴れの日に、もう一度行ってみたいものです。
三瀬谷から道の駅への道、もうちょっと親切に案内していただけたら
いいですよね。とは言っても、路地を迷いながら歩くのが好きなので
全然問題はありませんんが(その時点でガール失格 )。
おおだい道の駅にある大内山牛乳もオススメです!
あの高度感、たまりませんね〜
高所恐怖症の方は無理かもしれませんが、もしかしてその部類ですか ?
eechanさん、おはようございます(*^▽^*)
自称ランドネ風山ボーイです(笑) ランドネ風山ガールとの出会いを求めましたが、ガチの山女子系でした。ソロの山ガールはゼロ。
昨年、予約が入らずに結局鈴鹿になったのですが、今年はだいぶ余裕のある大杉谷だったようです。ニョロニョロ系はヘビもヒルもあらわれず。
そういえばeechanさんの庭デシタネ。断りもなく入ってしまいました。すんません(_ _ )/ハンセイ
eechanさんのレコにあったササユリなどは見かけず(>_<)ヽ
eechanさんのレコがおおいに参考になりました(._.)φ では、次回、大内山牛乳で山カフェオレにします(笑)
大杉谷は他の山と違って登山者同士の一体感がとっても強かったです。
高所は藪とかで遮られたのでそんなに恐怖ではなかったですが、雨が降ったら最悪スポットですね。もちろん高所は嫌いです(笑) 高所よか堂倉坂からの登りがしんどかったですよ~(笑)
桃の木ではビール友していただき、ありがとうございました(笑)
すごい情報量のある山行記録ですごいですね!
私の薄っぺらい知識と技術では到底できないです。
またどこかの山でお会いできたら嬉しいですね
桃の木ではビール🍺友していただいたsausageです。
山行記録📝は、公開目的ではなくて、自分のためですよ(笑) 山に行く前に山行計画ではなくて山行記録の下書きを作って(下書きにするのがポイント)、電車やバスの時間、お食事、温泉をチェックしといて、スマホを見ながら移動して、写真はデータがとんだ時のもしもの時のためです(実際に3回HDDがとんでいるので)。すごい情報になってしまいますが自分のためと割りきれば結構ヤマレコも使いやすいですよ
記録を見逃さないようにフォローしときます(笑)
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