ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6748271
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

紀伊山地世界遺産満喫ルート

2024年05月01日(水) ~ 2024年05月04日(土)
 - 拍手
GPS
76:43
距離
137km
登り
9,600m
下り
9,851m

コースタイム

1日目
山行
8:49
休憩
1:08
合計
9:57
8:31
12
8:42
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7
8:50
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16
9:06
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0
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2
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9:32
8
9:40
9:40
7
9:47
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18
10:05
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9
10:14
10:14
17
10:30
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18
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9
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3
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18:29
18:37
3
2日目
山行
11:26
休憩
1:13
合計
12:39
18:40
2
4:21
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25
4:46
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12
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5
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9:38
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15:17
7
15:24
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15:43
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16:49
16:50
8
16:58
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7
17:05
17:05
5
3日目
山行
10:23
休憩
1:29
合計
11:52
17:10
1
5:04
5:04
56
6:00
6:13
16
6:28
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7:07
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宿泊地
4日目
山行
8:12
休憩
1:00
合計
9:12
3:58
7
宿泊地
4:05
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4:12
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8:30
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10:47
10:47
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11:30
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0
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12:08
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12:50
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16
13:06
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5
13:11
13:12
2
13:14
ゴール地点
天候 1日雨風強い 2日晴れのち曇り 3日快晴 4日朝のうちくもりのち快晴
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き 前日移動 奈良交通 やまと号 新宿ー大和八木駅 近鉄吉野線吉野駅 0809
帰り 那智駅BT1405 熊野南海御坊バス (新宮市街で乗り換えあり) 本宮大社前BT
コース状況/
危険箇所等
奥駆道…良好。詳細は感想で。

中辺路雲取越え…本宮〜那智を結ぶ参詣道。登山道というよりは古街道の峠道。熊野寺社観光のトレッキングコースとしてもよく整備されていて歩きやすい道。

小雲取越え…請川下地橋の食事処の横が登山口。尾根沿いをゆるやかに登っていく道。途中に沢を渡るところで水あり。下りも急なところなく快適な道。小和瀬集落に降りる。

小和瀬から約1キロ小さな峠を越えて小口集落に登山口。越前峠までは長い登り。石畳の道が長く続く。越前峠からは細かく登り下りを繰り返して地蔵茶屋跡へ。茶屋からは色川辻までしばらく林道を進んで那智高原公園までは緩やかな尾根を通る道。
そこからは大きく下って那智大社・青岸渡寺。大門坂経て那智海岸へ。
その他周辺情報 奥駆道
1日目
金峰神社までは自販機、水道等あり。
二蔵宿〜五番関の巻き道では沢を渡るところで水が得られる。
洞辻から先に複数ある茶屋はこの日は営業していなかった。
小笹の宿に沢。(水量豊富)避難小屋あり。
行者還岳避難小屋…大きな避難小屋。二部屋あって10人以上余裕で入る。マット・毛布が置いてある。トイレあり。雨水を使用した水道は使えないみたいだった。
行者零水の水場…ホースからは水は出ていない。後で他の人から聞いた話だと上部に少し登ると水が溜まっているところがあるらしい。この時はガレを20屬らい下ったところで水を汲んだけれども足場が悪く危険。非推奨。

2日目
弥山小屋…トイレきれい。水有料1リットル¥100。
孔雀岳手前の鳥の水…前日の雨のおかげか結構水が出ていた。2分でペットボトルが溜まるくらい。
持経の宿…この日は小屋番さんがいた(ハイシーズンのみ)。飲食物の販売。置き水あり。水場も比較的近い。
行仙の宿…宿泊地。予約推奨。¥2000。小屋番さんあり。飲食物の販売あり。薪ストーブがあってこの日は火を入れてくれたので暖かかった。水場は少し遠いのだけれど汲み置きの水があって(到着が遅めだったこともあって)分けて頂けた。感謝。トイレもきれいで快適。毛布・枕などもあり。

3日目
地蔵岳の前後…注意箇所。特に地蔵岳の先の鎖場は三点支持で慎重に。
玉置神社…境内で水が汲める。トイレあり。(ちなみにかつえ坂手前にあるトイレは使用不可だった)観光客多い。

本宮大社周辺
ヤマザキデイリーストア…お弁当・お惣菜など出来合いのものも買えるので何としても行きたいところ。営業時間が18時までなので注意。
コーナン本宮店…ホームセンター。19時30分まで営業。パンやお菓子・レトルト食品などがあるので便利。

蘇生の湯…大社から徒歩3分くらいにある公衆浴場。15〜20時まで営業。料金は驚異の¥210。タオルや石鹸などはないが充分すぎる。

4日目
熊野観光のトレッキングコースのメインということもあって休憩施設。トイレはとても充実しているので困ることはないと思う。
小口集落に商店と自販機。
大雲取越え 地蔵茶屋跡に休憩施設と自販機あり。
那智大社・青岸渡寺周辺にはいろいろあるけれど観光客も多い。
道の駅なちの温泉は15時からで入らなかった。

新宮市内はいろいろあるので買い物はこのへんで済ましておくと良い。バスの乗り継ぎまちの時間でコインランドリーとコンビニに行った。

後泊地…「くまのバックパッカーズ」本宮大社徒歩1分の民家を改修したゲストハウス。ドミトリーを利用(男女の区別なし) チェックインは道路向こうのカフェで行う。¥4000。食事の提供はないけれどバナナとヨーグルトと食パンをもらった。Wi-Fi可(電波は共用スペースでは〇 ドミトリールームでは△)キッチンはコンロ・レンジ・トースター・炊飯器など一通りそろっているので便利だった。
5年ぶり2回目の大峰奥駆道。初日は試練の一日。ただ今日をしのげば絶対楽しい。とぼとぼスタート。
5年ぶり2回目の大峰奥駆道。初日は試練の一日。ただ今日をしのげば絶対楽しい。とぼとぼスタート。
巨大な木造建築。蔵王堂。
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巨大な木造建築。蔵王堂。
二蔵の宿。ここあたりから肌寒くなってくる。この時間で小屋の中でまったりしている人がいた。うらやましいけれど通過。
二蔵の宿。ここあたりから肌寒くなってくる。この時間で小屋の中でまったりしている人がいた。うらやましいけれど通過。
ここから聖域。
洞辻茶屋。営業していなかった。
洞辻茶屋。営業していなかった。
なんも見えね。
山上ヶ岳。まだ山開き前。
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山上ヶ岳。まだ山開き前。
小笹の宿。小屋にはおひとり。最後の妥協ポイントだけれど、明日がキツイ。続行で。
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小笹の宿。小屋にはおひとり。最後の妥協ポイントだけれど、明日がキツイ。続行で。
別に巻いても良いのだけれど登っちゃう。ここからの4キロが辛かった。
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別に巻いても良いのだけれど登っちゃう。ここからの4キロが辛かった。
水を汲むのに20分くらいかかって日没になってしまった。この日は5人くらい滞在。僕が最後だった。小屋内は暖かく快適だった。
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水を汲むのに20分くらいかかって日没になってしまった。この日は5人くらい滞在。僕が最後だった。小屋内は暖かく快適だった。
2日目。朝のうちは強風・濃霧。からの好天の予感。
2日目。朝のうちは強風・濃霧。からの好天の予感。
ここからがっつり登る。
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ここからがっつり登る。
昨日あるいた道と雲海。
昨日あるいた道と雲海。
弥山小屋到着。お水補給してお参り。
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弥山小屋到着。お水補給してお参り。
いざ百名山。
どこを見渡しても人工物が一切見えない大峰山脈。
どこを見渡しても人工物が一切見えない大峰山脈。
極上の稜線。
このあたり深夜から走ってきたランナーさんと一緒に歩く。霧で何も見えず苦労したとのこと。おしゃべりしながら歩いたので辛さを忘れられた。2DAYで本宮まで行くとのこと。断崖絶壁の七面山。
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このあたり深夜から走ってきたランナーさんと一緒に歩く。霧で何も見えず苦労したとのこと。おしゃべりしながら歩いたので辛さを忘れられた。2DAYで本宮まで行くとのこと。断崖絶壁の七面山。
今日は鳥の水もしっかり出ていた。かくし水はパス。
今日は鳥の水もしっかり出ていた。かくし水はパス。
釈迦ヶ岳への稜線も気持ちの良い道。
釈迦ヶ岳への稜線も気持ちの良い道。
ここから辛いよ。
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ここから辛いよ。
本日の折り返し地点釈迦ヶ岳。
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本日の折り返し地点釈迦ヶ岳。
さあ南へ。
さきほどのランナーの方はここで泊り。検討はしてみたけれど1日でここまで歩くのはちょっと無理かなー。コーラ補給でラストスパート。
さきほどのランナーの方はここで泊り。検討はしてみたけれど1日でここまで歩くのはちょっと無理かなー。コーラ補給でラストスパート。
ちょっと小雨が降る中ラストの登り終了。
ちょっと小雨が降る中ラストの登り終了。
行仙の宿で本日は終了。前回よりは少し速くなった。あたたかい部屋と豚汁。ご馳走様でした。
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行仙の宿で本日は終了。前回よりは少し速くなった。あたたかい部屋と豚汁。ご馳走様でした。
3日目。今日もいい天気。笠捨山から振り返って。
3日目。今日もいい天気。笠捨山から振り返って。
問題の箇所の始まり。
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問題の箇所の始まり。
ストックはしまって慎重に下りましょう。
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ストックはしまって慎重に下りましょう。
玉置山周辺はシャクナゲの群生地。
玉置山周辺はシャクナゲの群生地。
玉置神社で最後の給水。残り15キロ。まだまだ厳しい道が続く。
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玉置神社で最後の給水。残り15キロ。まだまだ厳しい道が続く。
同意してくれる人がいるかわからないけれど、苦しさでいったらこの山がナンバー1だと確信している。
同意してくれる人がいるかわからないけれど、苦しさでいったらこの山がナンバー1だと確信している。
標高は下がっても登り返しは強烈。
標高は下がっても登り返しは強烈。
大齋原ロックオン。
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大齋原ロックオン。
七峰越到着。あとは熊野川に降りるだけ。
七峰越到着。あとは熊野川に降りるだけ。
熊野本宮大社到着。開門時間には間に合わず。買い物して風呂入って、この日は宿は取れなかったのでバス停で爆睡。
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熊野本宮大社到着。開門時間には間に合わず。買い物して風呂入って、この日は宿は取れなかったのでバス停で爆睡。
4日目。峠道って素晴らしい。ガンガン行ける。荷物も軽くなったし。快適。
4日目。峠道って素晴らしい。ガンガン行ける。荷物も軽くなったし。快適。
天気が良ければいい景色なのだけれどしょうがない。
天気が良ければいい景色なのだけれどしょうがない。
山中に茶屋・旅籠が点在。
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山中に茶屋・旅籠が点在。
まだ涼しい時間に後半戦突入。登山口まえには商店・自販機・ゲストハウスあり。外国人ハイカーもいっぱい。見た感じ6割以上は海外の人。
まだ涼しい時間に後半戦突入。登山口まえには商店・自販機・ゲストハウスあり。外国人ハイカーもいっぱい。見た感じ6割以上は海外の人。
石畳ラッシュ。
見事な猪垣。
長い登りもここまで。あとは楽しい道。
長い登りもここまで。あとは楽しい道。
地蔵茶屋跡には自販機・休憩施設・きれいなトイレの3点セット。セクション・スルーいろんなスタイルで歩いている人がいてにぎやか。
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地蔵茶屋跡には自販機・休憩施設・きれいなトイレの3点セット。セクション・スルーいろんなスタイルで歩いている人がいてにぎやか。
那智高原から。あとは降りるだけ。
那智高原から。あとは降りるだけ。
那智の大滝。10年ぶりくらいかな。
那智の大滝。10年ぶりくらいかな。
西国1番。こっから2番が遠いんだ。
西国1番。こっから2番が遠いんだ。
人多すぎ問題。
大門坂も人がいっぱい。平安衣装に身を包んでいるのは基本海外の人。
大門坂も人がいっぱい。平安衣装に身を包んでいるのは基本海外の人。
平成23の十津川村を中心とした紀伊半島集中豪雨の慰霊碑。この時僕も紀伊半島を歩いたたんだけれど、通行止めだらけで大変だった。
平成23の十津川村を中心とした紀伊半島集中豪雨の慰霊碑。この時僕も紀伊半島を歩いたたんだけれど、通行止めだらけで大変だった。
補陀落渡海。
紀伊半島縦断完了。
紀伊半島縦断完了。
洗濯・買い物済まして本宮のゲストハウスへ。止まっているのは全員外国人。ちょっと飲んで爆睡。最終日は別投稿で。
洗濯・買い物済まして本宮のゲストハウスへ。止まっているのは全員外国人。ちょっと飲んで爆睡。最終日は別投稿で。

装備

個人装備
テント無し。シュラフ・マットあり。メインでアルファ米・マルタイラーメン・フリーズドライ味噌汁3点セットで5食分。行動食にお気に入りのセブンのフィナンシェ10 わらび餅10 カロリーメイト12本 残ったのは予備の一食分のみ。

感想

 ゴールデンウイークは天候的にも取れる休みの日数的にも一番冒険ができる季節。奥駆道をメインに、昔西国33箇所巡礼で歩いた中辺路を組み合わせて5日間世界遺産で食って寝て歩き尽くす旅を計画。天気的には初日は雨だけれどほかは全部好天だった。
奥駆道のコースと感想
1日目 終日雨。降りは強くはならなかったけれど後半から風あり。
吉野駅〜青根ヶ峰…駅から下千本まではつづら折れの地道。尾根からはほぼ舗装路。
青根ヶ峰〜五番関…時折林道を交差しながら進む道。比較的ゆるやかな道。二蔵ノ宿からは巻き道(在来道)極端に崩れているところもなく良好。
五番関〜阿弥陀森分岐…女人結界の中。境内内ということもあってよく整備されている。山上ヶ岳からは風が出てきて寒かった。岩場は滑りやすく注意が必要。
阿弥陀森分岐〜行者還避難小屋…大普賢岳へは大きく登る。問題はそこからで微妙なトラバースや鎖場、ハシゴが点在してペースが上がりにくい。天気のせいもあって笹道は滑りやすい。特に行者還岳との分岐あたりはコケる。行者零水あたりのガレ注意。
2日目 夜明け前濃霧・風 日の出後は晴れ 夕方からは曇り
行者還避難小屋〜八経ヶ岳…ゆるやかな尾根道が続く。聖宝の宿から大きく登る。道はよし。このあたりから原生林が始まり。立ち枯れの木々とあいまって景色が良い。弥山・八経ヶ岳からは人工物がほぼ見えない紀伊山地の展望。
八経ヶ岳〜太古ノ辻…楊子ヶ宿までは気持ちのいい稜線あるき。そこからは釈迦が岳へ向けての登りが始まる。途中に大きな岩場のトラバースがあって最後は辛い登り。
太古ノ辻〜行仙の宿小屋…奥駆道の中間地点太古ノ辻まではガンガン下り。その先の道も草原状になっているところが多くて気持ちよく歩ける。持経の宿からは広葉樹・針葉樹の混ざった森の中。奥多摩っぽさもあって普通の山道。
3日目 終日快晴
行仙の宿小屋〜玉置神社…笠捨山までは1時間ほどの長い登り。大きな登りはこれで最後。地蔵岳周辺は注意が必要な岩場。その後塔ノ谷峠へは強烈な下り。21世紀の森の先からは林道と交差しながら高度を上げていく。玉置山周辺はシャクナゲが多く咲いていてきれいだった。
玉置神社〜熊野本宮大社…最終パート。玉置辻からの登り返しが強烈。2回座り込んだ。その後も標高は下がるがなかなか楽はさせてくれない道。登り下りとも鋭い道が多い。七峰越のあとも一度登り返しがあるのキッツイ。熊野川渡渉はサンダルないと厳しい。備崎橋を渡ってロード1.5キロ。
4日目 朝のうちは霧。のち晴れ
楽勝。

大峰に関して
大峰山脈(特に核心部)は奥秩父に似ている気がする。苔と原生林、あと草原が交互に出てくるところなんかが特にそう。道の整備もよくて北奥駆なんかは巻き道も多くて歩きやすいところも似ている。特に難しいところはないけれどひたすら歩き続ける力が必要だったりするのも普段歩いている感じて行けるのでとても楽しくできる。山深いこともあって混雑とはほぼ無縁で集中して歩けるのも良い。交通アクセスは圧倒的に大峰が分が悪いけれど全部あるければ問題なしということで。

行仙宿にて
 南奥駆にはNPO法人新宮やまびこぐるーぷの運営する山小屋が3つある。行仙宿山小屋もその一つで大峰を3分割するとちょうど残り3分の1の地点にあるので便利なので今回もお世話になった。基本は無人らしいけれどハイシーズンには会員の方が上がってくれるので火が入れられていたり、発電もされているのでとても快適に過ごせる。それで料金は¥2000と格安。とくにこの日は豚汁(うどん入り)を振舞っていただいたり、みかんもらったりと色々してもらった。あと山小屋の設立に関わる話、塩爺こと塩川正十郎が小屋に関わっていたりと興味深い話も多かった。ただ小屋の運営と登山道の整備に関しては大変なことも多いようで会員の高齢化もあいまって先行きの暗い話もあったり。
 南奥駆は玉置山を除けば宿泊できるようなところがないので続いてくれればいいなと思う。

雲取越えに関して
 超快走路。昨日までの道が基本苦しみたい人用の修行道なのに対してこっちは山道とは言っても巡礼道兼交易路なので落差が多きい。出会う人も楽しそうな顔をしているし、実際楽しい。歩いている人の半分以上が外国人旅行者なのも気になったけれどそれは中辺路の記録にまとめて。

二日で歩ける?
 吉野駅〜本宮大社が大体100キロ。その中間地点が持経宿。コースタイム0.5で約16時間。終電でスタートして夕方到着。2日目が約45キロ。小屋があるもののもてる荷物はかなり制限されそう…やっぱりちょっと無理かな。


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無雪期ピークハント/縦走 大峰山脈 [日帰り]
吉野 本宮
利用交通機関:
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3/5
体力レベル
5/5

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