チャレンジ!【広河内岳〜農鳥岳〜間ノ岳〜北岳+南アルプス林道】静岡百山の華を日帰り周回!


- GPS
- 13:04
- 距離
- 45.4km
- 登り
- 4,159m
- 下り
- 4,154m
コースタイム
- 山行
- 11:55
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 13:04
・歩行時間 10時間49分 (短縮率 47.2%)
・休憩込み 11時間58分 (短縮率 52.2%)
・林道区間12.?km 1時間6分 5:05秒/kmくらいかな?
天候 | 奈良田第一駐車場。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は「トレイルランニング」でしたので、自分が注意した点を解説します。 ・大門沢ルートで稜線である「大門沢下降点」まではウォーミングアップのつもりで登らないと稜線に出てから3000mの稜線を気持ちの良く楽しめないと思います。 ・大門沢下降点〜北岳山荘までは比較的空いていましたが、人気ルートですので人が近ずいたら歩く・止まるを徹底しました。 ・大門沢〜北岳までは一般道です。 ガイドブックや丁寧に解説されているレコをご覧ください。 ・池山吊尾根 冬期ルートとして使われていますが、無雪期でも大丈夫です。 森林限界はハイマツが伸びてルートを覆っていますので分かり難い箇所があります。しかし、漕ぐというレベルではないので余裕です。 樹林帯に入ると踏み跡は比較的明確だと感じました。 同じ冬期ルートの聖岳東尾根に比べれば格段に良い道です。 |
写真
感想
夏山が始まったなぁ〜!と思っていたら既に8月も半ば...。 季節が移りゆくのは早いものです。 すぐに秋山になってしまうのでしょう。
世間は「お盆休み」の間只中でも僕は暦通りの仕事で皆さんの充実した山行記録を眺めて拍手を送る日々...。
そんな中で週末ハイカーは継続中で、今週も日曜日は日帰りで山に入れる事になりましたので、計画を練った結果、静岡百山の白根三山方面に行く事にしました。
当初の計画では更に大井川源流のバリエーションルートを組み込んでいたのですが、天気予報は午後から崩れるという事でそれを許してはくれませんでした。
という事で、天気が崩れる前に、さっさと行って早く下りてくる。という計画に切り替えたのですが、ただ歩くだけでは勿体ないし、自分の満足できる計画にしたいので三つの楽しみを加えました。
3000mの稜線を少しの区間でも走ってみたい!
∈雑中にトレランスタイルで広河原への主要2ルートは迷惑になると判断し、冬期の下見を兼ねて下山路は池山吊尾根にした。
F逎▲襯廛肯啼擦鬟丱垢鮖箸錣困帽河原まで走って帰る。
自分でも良く出来た課題だと思います。
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前日は長男の陸上の大会で600mという中途半端なレースで3位に入ったので僕も感動すると共に、自分も頑張らねば!と思い出発。
二時前に第一駐車場からスタートしてゲートのある開運隧道へ。 冬季はある方法で空くという話しだが、夏はガッチリ南京錠が掛かっているので開かないのだろうか?
まぁ、今回は大門沢を登って農鳥岳方向を目指すので、特に影響はないのだが...。
最近はどのようなスタイルでも一日の累積標高がかなり多いので体力的には充実していると思う。
大門沢のルートは「キツイ!」と評判だが、僕が歩いてみた感想としてはとても良い道で沢で水は取れて水は持たなくて良いし、ルートに不明瞭な箇所も無い。
最後の急登も効率よく高度を稼げるので僕としては好きなルートでした。
しかし、830mから2800mくらいまで登るのである程度の体力は使うが、ここで頑張り過ぎてしまうと、アップダウンの大きいルートで後が厳しくなるし、何より稜線で楽しめない。
ここはウォーミングアップという感じで登った。
稜線に出る前に日の出を迎えてしまったが、後ろを振り返ると富士山が赤く染まりとても良い朝になった。
初めての大門沢下降点だったが、やはり二重稜線で濃いガスに巻かれたらこの下降点を見過ごして広河内岳方向に行ってしまうのは頷ける。
まずは静岡百山の山である広河内岳を大門沢下降点に荷物をデポしてピストンしてくる事にしたが、空身なのでスイスイ走れるが先は長いという事で無理は禁物。
これで88座目です。
大門沢下降点に戻り農鳥岳へ。
本日初めての3000m峰から見える景色は抜群で、塩見岳〜仙丈ケ岳までの素晴らしい展望。 やっぱり南アルプスはいいねぇ! これで89座目です。
西農鳥岳のアップダウンを挟んで、少しだけ楽しみにしていた農鳥小屋へ。
オヤジさんが小屋近くの浮石を整理している。 やはりこの方は、気難しいだけの人ではなく、昔ながらの山のオヤジなんだとおもう。
もちろん今年の1月に奈良田で会った事は忘れていると思うが...。
農鳥小屋から見る間ノ岳は大きく、登りはなかなか厳しかったが、一気にガスが東から湧いてきたのでペースを上げて登り切るが、山頂は写真撮影の登山者が多くいて僕も親切な方に一枚撮ってもらいました。
ここから中白根山までの稜線が3000mを越えた比較的フラットな稜線で、登山者が少なかった事も有り、今回のお楽しみの一つでもある天空のランニングを数百m出来たが、3000mを越えているからといって特に何か変わるというものでもないし、高度計を見ながら走らないと実感出来ないという現実を知った。
そして思い出の「北岳山荘」へ...。
僕が初めて日本アルプスへ来たのが父との北岳でした。
当時はクライミングに夢中で、筋力も今より遥かに強かったという事もあり北岳なんか余裕!と舐めていたのですが、結果的には始発のバスで広河原から八本歯経由で北岳山荘という計画が、八本歯で親子で高山病で嘔吐。 今思えばタバコの影響が大きかったと思うのですが、八本歯からまともに歩く事が出来ずに二人でノロノロ歩き、小屋に着いたのは暗くなり始めの19時くらい。 小屋に宿泊予約をしてあり、途中で電話も貰っていたので「もう少しで救助要請するところだった!山を舐めないで貰いたい!!!」と強く叱られました。
その晩は気持ち悪くて何一つ食べる事が出来ずにトイレに行ったり、布団に行ったり...。
翌日は親子で山が怖くなり、「北岳には行かずにそのまま帰ろう」と言っていたのですが、昨日の山荘の方が「天気も良いし、せっかく来たんだし、帰り道だから是非行ってみてください!」と笑顔で言ってくれた。
その山頂から見た景色が今の僕に繋がっているんだと思います。 父と感動して泣きそうになった事を今でも良く覚えています。
ちなみに父は元気ですので勘違いしないでください。
山荘でコーラを買い思い出の北岳へ。最後に来たのは二年前に雪化粧した時だった。
無雪期の北岳は父と来た時以来だ。
今日も多くの方で賑わう北岳は花・岩・景色と目的は違っても本当に多くの方に愛される名峰だと思う。
北岳を後にして向かうのは「池山吊尾根」。
この尾根は積雪期ルートとして有名だが、無雪期は静かな山を楽しめるので、今日の僕のようなトレイルランナーには良いのかもしれない。
しかし、あまり歩かれていないという事はルートが明瞭でないという事に関係してくるのでその点だけはご注意ください。
この尾根は気に入ったので、再び歩いてみたいと思います。
林道に下りると「歩き沢」バス停で、一人の方がバスを待っていましたので少し談笑して、
あと30分でバスが来る」という事でしたが、体力的に余裕があり、いいペースで走れそうなので当初の計画通り走る事にしました。
やはりバスに乗って見る景色と自分の足で走って見る景色では違うので、今回は走ってみて良かったと思う。 特に見事な滝が数本会ったのは印象的でした。
今回はこんな感じの山行でしたが、周回ルートに少しだけアクセントを加えた事でとても印象に残る山行になったと思います。
長文になってしましましたが、読んで頂きありがとうございました!
と思ったら池吊尾根とはサスガのひねりを加えてますね。しかもバス無し
yamayoさんの茶臼〜聖の時も感じたのですが、最近の二人は体力的にもそうですが、山のリスクに対するマージン?余裕?のようなものが感じられます。
よい師との出合いと最近の濃密な体験
それにしても白根三山の稜線はイイね
また行ってみたくなったや
inaminさん、こんばんは
今回は一般登山道でしたので、気にするのは天候とコースタイムくらいでしたが、最近のバリエーションの経験からかトレランと割り切っていても荷物が増えてしまっています
今回は計画段階で天気が微妙〜と思い、稜線で行動できる時間を制限しましたので余裕がある行程でした。
yamayoさんは体力は抜群で羨ましいのですが、僕が求めるルート・スタイルは決して一般的とは言えないですので、それ相応のトレーニングもしなくてはなりません。
リスクは避けますが、体力?でカバーできる事は多くありますので、そこが僕の強みですね
inaminさんも自分のスタイルを確立していますし、先日の山行の三日目は本当に素晴らしいかったと今でも思い出してしまいます
体力底なしですね〜
南嶺、kaikaireiさんの足なら3泊なんて言わずに1泊くらいで大門沢から笊+青薙、稲又までオプションで行けそうな。まさか老平〜奈良田間は走らないですよね・・・・
toradangoさん、こんばんは
短縮率やプラスαは結構大変だと思いますが、もっと凄まじい方は多くいますので僕はとても天狗になれません
こんな書き方すると顰蹙買ってしまうかな...
僕から見ればtoradangoさんのやっている事の方が遥かに凄まじいですし、ブログを含めて多くの事を学ばせて頂きたいと思います
今週末は久しぶりに泊りで山に入れそうですので、バリエーションルートを歩いて来ようと思っています
kaiさん、おはよう。
友達の記録一覧ではタイトルの北岳+南アまでの表示だったので、
、バスで戻ったのかな、それはkaiさんには似合わないなと思ってました。
やはり、走りましたね。きっちり自力周回、流石です。
スタートからの長い登り、ここで頑張りすぎると、ほんと後が苦しくなるよね。
私も最近は抑えて登るようにしています。
同じ下り基調のラン、私はキロ7分オーバーのベースでした。
millionさん、こんばんは
駅から早月尾根へのロードに比べれば遥かに短い区間ですし、帰路の下り基調だけですので楽だったんですが、荷物を背負って下りというのが曲者で膝が怖くてスピードを抑えなくてはなりませんでした
millionさんも感じているはずですが、日頃のトレーニングは嘘をつきません!
少し苦しいと感じても「気のせいだ!」で通ってしまうのですから不思議です
millionさんは常に一定ペースという印象があるので、後半落ちるというイメージがありませんね
普通は白峰三山日帰り縦走はヒーコラ言って歩くもんですが、池山吊尾根とバス無しランを入れても余裕すら感じますね
しかもランはキロ5:05
ランに力を入れだしてからkaikaireiさんの凄まじさを改めて感じています
mattsooさん、走ってますか!!! 素晴らしいですよ
本来なら謙遜して「いや、本当にキツかったです!!!」というのがお決まりだと思いますが、本音を言うなら本来計画した、熊ノ平小屋から乗越沢を下降して大井川東沢を遡行して三国沢から間ノ岳という部分も歩きたかったですし、その体力と時間は十分残っていたと思います。
mattsooさんなら白峰三山日帰り縦走は余裕ですが、mattsooさん場合超大型ザックにご馳走をタンマリ持って行くので僕的にはmattsooさんの方が脅威です
いえいえ、僕は普通のレベルですので大した事はありません。
遥かに超人的な方は多くいますし、今後もそのような方のようにはなれませんが、自分なりに満足出来る山行を楽しんでいきたいと思います
写真を何回も見直したけど、ツッコミどころを見つけられなかった
あっ?!そういうレコじゃないですね
いい景色も中の稜線散策ですね〜
ただアノガスった稜線に突っ込めるのはスゴイですね。
自分は躊躇しちゃうかな。
山伏位に通ってる所ならいいけど、南嶺じゃね
タイトルの【+南アルプス林道】ってのがミソですね
最後の林道ランはマネしません
湯島の湯。良かったですよね〜
yamayoさん、こんばんは
やっぱり白根三山は人気ルートだけあってとてもよく整備されていましたので、気持ち良く駆け抜ける事ができました
【+南アルプス林道】が今回のキーポイントなのですが、この計画にするきっかけになったのはyamayoさんの聖沢登山区口から沼平です
ガスですが、写真で数十メートル先まで見えているので視界を失う程の濃さではありませんでしたが、初めての北岳もガスに巻かれたのを思い出しました。
ちなみにですが、白峰南嶺は白根の南側にある山脈という意味で農鳥岳以南で一般的には広河内岳から山伏までを指しているようです。
といっても、池山吊尾根は南嶺と同じくらい静かで誰とも合わない僕好みの尾根でした
しかも!樹林帯に下ってからは最高に走りやすく、久しぶりに腰高で走れるトレイルでしたぜ
kaiさん、こんばんは!
こりゃ〜 そろそろ別れの潮時ですわ
もう手に負えないレベルへと進化してますね
この様な分かりやすいルートを走られると、その凄さがよく分かります。
まあ、取り巻きの方々もそれなりのお方ばかり
ヘタレが調子こくんじゃねー!そう言われるのも仕方ないですわ!
老兵は去りゆくのみ。。。
進化と言えば、写真の質がグッと上がりましたね
花名もバッチリです
最近は疎遠になりましたが、ヤマレコ界で尊敬するkankotoさん!
速いだけでなく、カメラワークの凄さ
そのアングルと感性は素晴らしいですからね。
kaiさん、このまま行けば2代目を襲名できますよ!
体力は既に越えている気がしますので。
tailwindさん、こんばんは
何なんですか?「ヘタレが調子こくんじゃねー!」って(笑) 誰も言ってないし、tailwindさんの凄さを知っている方が見たら失笑ですね
花の名前間違いはありませんでしたか? tailwindさんに花や写真の事で褒めて頂けるのは本当に嬉しいです!!!
ところでkankotoさんは知り合いでしたか
実は僕も一度だけ一緒に歩いた事があるのですが、僕とkurosukeさんが、ほぼノーダメージの状態でkankotoさんだけ長い距離を歩いてきた状態で合流して10kmくらい猛スピードでトレランしたのですが、kankotoさんは見事に同じペースで走ってきました!!!
いやぁ〜あの時はホントにビックリしましたね
アノ方はイケメン・健脚に加えて花や写真も素晴らしいという山の世界の万能選手ですね
tailwindさんにそこまで言わせるのですから、kankotoさんはやはり凄い方ですね
しかし、kankotoさんも陸上部出身で体力は少しおかしいので、まだ僕が勝つにはkankotoさんの老化が必要だと思います。
kankotoさんはファンが多くブーイングされそうなので、この辺で終わらせて頂きます
kaikaireiさん、こんばんは。
今更kaikaireiさんのパフォーマンスについては驚きませんが、お父さんとの北岳のエピソードはやっぱり素晴らしいですね。
自分としても北岳に対する思いは他の山と比べて強い方だし、農鳥岳にかけての稜線歩きも忘れられません。
また近々歩けたらいいなぁと思いながら拝見することができました。
素晴らしいレコをありがとうございました。
Sanchan33さん、こんばんは
北岳に強い思い入れがる方が多いという事に驚いておりますが、やはり富士山を除けばNO1の山ですし、コースも素晴らしく、固有の花も咲く山ですのでオンリー1の山ですね
Sanchan33さんは正月に登られた方ですので、思い入れも相当強いでしょうね!
僕も来年こそは登ってみたいと思っていますが、天候や条件で簡単には登れないと思いますので準備をしながら備えたいと思います。
また分からない事があったら教えてください!
kaikaireiさん、こんばんは
(って、こんな時間ですが…
それにしても凄いというか何というか…
でも冷静にみるとkaiさんならこのくらいは…って感じなのでしょうネ
思い出の北岳
お父様との思い出もそうでしょうけど、
ワタクシとの想い出も?まさかお忘れではないでしょうネ〜!?
(…こちらとしても、ある意味”苦い思い出?”ですが!?…
ま、その辺はさておきまして…
無雪期の池吊はホントに静かでイイですよね
大人気で賑やかな北岳がまるでウソのようですよね
自分は毎年6月頃に夜叉神から3日行程でこの尾根をノタノタと
独りで誰もいない中で登るのですが(そういうのが好きなんです
でもその3日間でいつも5人くらいの人に会います
そのうちのだいたい、2人くらいが今回のkaiさんのような
トレランの人だったりします
その人達もやっぱり日帰りでしたネ。
格好も今回のkaiさんとほぼ同じような姿・装備でしたよ
ワタクシの大好きな北岳&池吊ルート
楽しませていただき、ありがとうございました
また行ってみたくなっちゃいましたヨ
lifter175さん、こんばんは
お仕事忙しそうですが身体を壊さないように気を付けてくださいね
やだなぁ〜、lifter175さんとの出会いを忘れてなんかいませんよ
冗談ですよ
あの時からlifter175さんの北岳に対する強い思いは知っていましたし、今年もバスが運行される前に北岳に吊尾根から行っていましたので、今回僕が下っていた時もlifter175さんもここを歩いたんだなぁ〜。って考えていたんですよ
この先もlifter175さんの北岳に対する思いも変わらないと思いますので、毎年、毎年lifter175さんの「北岳」のレコを自分が出会った頂上を思い出しながら拝見させて頂きたいと思います。
恐れ入りますww そのうち俺は縦走装備でチャレンジしてみます★
liew2fowさん、こんばんは
いえいえ、アグレッシブなアルパインを繰り返しているliew2fowさんの方が僕から見たら「はんぱねぇ」ッスよ
liew2fowさんは、何と言いますか向上心というか山に対する気持ちが本当に強いですよね!!!
お会いした時だって、北沢峠からバスを使おうと思えば全然使えたのにあれだけの重荷で戸台まで歩くのですから、お見事!と言う他ありません
一月の北岳!!! liew2fowさんとなら安心して歩けそうです
僕はそれ程強くないので、「別ルートで!」みたいな事はしないでくださいよ
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