悪沢・赤石・聖 登山の醍醐味を味わう南南の大展望の縦走

2024年08月07日(水) ~ 2024年08月10日(土)

• GPS: 30:19
• 距離: 41.6km
• 登り: 4,352m
• 下り: 4,377m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:17
• 休憩: 0:38
• 合計: 6:55

3:46 スタート地点
3:47 3:47 椹島ロッジ
3:52 3:53 赤石岳東尾根コース登山口
3:57 3:57 滝見橋
5:22 5:22 岩頭見晴らし
6:18 6:19 小石下
7:28 7:46 清水平
8:25 8:32 蕨段
8:41 8:42 見晴岩
9:47 10:00 駒鳥池
10:10 10:11 駒鳥池駐車場
10:42 千枚小屋

2日目

• 山行: 9:08
• 休憩: 0:46
• 合計: 9:54

10:42 千枚小屋
2:50 3:00 千枚岳
3:55 3:56 丸山
4:41 4:44 悪沢岳
6:01 6:01 荒川中岳避難小屋
6:06 6:07 中岳
6:28 6:29 お花畑（荒川前岳南東斜面）
7:10 7:31 荒川小屋
8:02 8:02 大聖寺平
8:57 8:58 小赤石岳の肩
9:14 9:14 小赤石岳
9:26 9:27 赤石岳・小赤石岳間分岐
9:51 10:02 赤石岳
10:04 10:04 赤石岳避難小屋
11:19 11:19 百間平
12:06 百間洞山の家

3日目

• 山行: 7:04
• 休憩: 1:39
• 合計: 8:43

12:06 百間洞山の家
4:15 4:15 中盛丸山・大沢岳間分岐
4:41 4:42 中盛丸山
5:35 5:35 小兎岳
6:20 6:47 兎岳
6:53 6:53 兎岳避難小屋
7:30 7:42 聖兎のコル
9:14 9:41 聖岳
10:30 11:04 小聖岳
11:34 11:35 薊畑分岐
11:51 11:52 聖平小屋分岐
11:53 聖平小屋

4日目

• 山行: 4:58
• 休憩: 0:03
• 合計: 5:01

11:53 聖平小屋
5:33 5:34 滝見台
6:19 6:20 乗越
6:56 6:59 造林小屋跡
7:38 7:38 聖沢吊橋
8:56 8:56 聖沢登山口
9:15 9:15 聖岳東尾根入山口
9:30 9:30 牛首峠
9:34 9:35 赤石岳東尾根コース登山口
9:40 ゴール地点

天候

予報では毎日午後から雨だったため、早出を繰り返したが、予報に反して雨は午後にはほとんど降らなかった。
毎夜星空が眺められて、朝の早い時間帯は快晴で大展望が得られた。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新東名の新静岡で降りて、下道を畑薙ダム夏季臨時駐車場まで。下道で2時間近くかかる。
東海フォレストのバスに乗り換えて、1410発で50分で椹島ロッジに到着して宿泊。次は15時発。

コース状況／危険箇所等

椹島～千枚小屋
最初は急な岩場、小屋に近づくにしたがってなだらかな道に。

千枚小屋～百間洞山の家
千枚岳を越えると急な岩場の下りで、暗い時間帯は注意を要する。
荒川小屋から赤石岳への登り返しは標高差500メートルで苦しいが危険箇所は無い。

百間洞山の家～聖平小屋
聖岳への登りは急坂で痩せ尾根の場所もあり、注意を要する。逆方向から来て下る時は、なおさら慎重に足を運ぶ必要がある。

聖平小屋～椹島
登山道が所々崩壊していて、注意を要する箇所がある。特に、小会所跡を過ぎた急坂は慎重に通過する必要がある。

その他周辺情報

椹島ロッジ
南アルプス南部に入るには、畑薙臨時駐車場から椹島ロッジに入り、宿泊して各登山口に向かうのが典型かと思います。
東海フォレストの連絡バスに乗るには、経営する山小屋に一泊以上することが条件ですから、ほとんどの方は椹島ロッジに宿泊されるのではないでしょうか。浴槽のある浴場と各部屋には個別のクーラーが有り、快適に過ごせます。
また、帰りはロッジ別棟前からバスに乗ることになりますが、登山後のシャワーやソフトクリームを楽しみにしている方も多いですし、周辺の雰囲気も避暑地みたいで大変良いです。

写真

8/6 13:52

火曜日昼の畑薙臨時駐車場。停め易い。
土日でも、バスの乗車人数が制限されているので、満車になることはないのではないか。

8/6 14:31

椹島ロッジに向かう途中から見た大崩壊地。

8/6 14:55

畑薙ダム湖は、エメラルドグリーン。

8/7 3:48

椹島ロッジを早立ちして、千枚岳方向に向かう。

8/7 3:52

椹島ロッジ周辺を出ます。

8/7 4:00

舗装された林道を歩き、左側から千枚岳の登山口に入ります。

8/7 4:01

いきなり吊り橋。これがまた揺れる揺れる。

8/7 4:49

鉄塔下まで暗くて写真が撮れませんでしたが、岩場の急坂で結構大変でした。千枚小屋までの間で一番の難所。

8/7 5:15

鉄塔を過ぎてからは、下ります

8/7 5:22

痩せ尾根

8/7 5:44

林道に出て、また林道から外れて行きます。

8/7 5:46

林道から左の階段へ。

8/7 6:34

おだやかな道

8/7 6:38

林道から下降します。

8/7 7:00

清水平への道

8/7 7:29

清水平の下段の水場です。冷たくて美味しい。

8/7 7:45

清水平の上段の水場

8/7 8:25

蕨段

8/7 8:25

ちょうど中間地点

8/7 8:40

狭いトラバースルート

8/7 9:49

駒鳥池。千枚小屋まで1時間の地点。

8/7 9:50

駒鳥池。苔に囲まれた静かな池。

8/7 10:07

黄色いお花

8/7 10:09

木馬道。明治40年代に木材を切り出して馬で運んだ道だそうです。

8/7 10:09

馬でも通れそうな緩やかな道。

8/7 10:27

千枚小屋まで15分

8/7 10:30

黄色いお花

8/7 10:30

紫のトリカブト

8/7 10:40

左右ともに植生が保護されている場所

8/7 10:42

千枚小屋が見えてきました。

8/7 10:44

千枚小屋。火災の後に建て替えられた建物で、真新しい。80人収容可能で、夕食の提供、朝はお弁当をもらえます。別途、昼弁当も発注可能。ただし、ネット申し込み時点で確定になります。

8/8 2:40

白いお花。千枚岳周辺に咲く固有種とか。

8/8 2:51

千枚岳山頂標識、2880メートル。

8/8 3:12

千枚岳の先は、険しい岩場を下ります。ルートが分かりにくく、GPSで確認しないとルートを見失うかも。

8/8 3:55

千枚岳と悪沢岳の間にある丸山、3032メートル。

8/8 4:28

悪沢岳山頂付近の岩場

8/8 4:35

英字の荒川東岳山頂標識、3141メートル。

8/8 4:40

こちらは、荒川東岳と悪沢岳の両方併記。

8/8 4:42

日の出直前

8/8 4:49

悪沢岳山頂から見る右は荒川中岳、左は赤石岳。

8/8 4:53

リンドウの仲間？

8/8 4:53

朝焼けの荒川中岳

8/8 4:53

ピンクのお花

8/8 4:57

白と黄色のお花

8/8 5:00

朝焼けの中央アルプス

8/8 5:00

朝焼けの右が間ノ岳、左が塩見岳。

8/8 5:01

悪沢岳からの険しい下り

8/8 5:12

朝焼けの荒川中岳

8/8 5:15

白いお花

8/8 5:15

白と黄色のお花

8/8 5:16

ヒナゲシ系

8/8 5:16

紫のお花

8/8 5:20

白いお花

8/8 5:20

振り返って見上げる悪沢岳

8/8 5:31

赤石岳のモルゲンロート

8/8 5:32

モルゲンロートの荒川中岳山頂に近づく。避難小屋が見えています。

8/8 5:32

日の出直後の南アルプス北部

8/8 5:33

朝焼けの悪沢岳。この角度からは、見事な円錐形で大変格好良い！

8/8 5:35

赤石岳の勇姿

8/8 5:38

富士山と発達しつつある積乱雲

8/8 5:39

光のカーテンが斜めに入る南アルプス北部
右から右奥に八ヶ岳、農鳥岳、間ノ岳、甲斐駒ヶ岳、塩見岳、仙丈ヶ岳。

8/8 5:56

黄色いお花

8/8 6:01

中岳避難小屋

8/8 6:06

荒川中岳山頂標識、3083メートル。

8/8 6:07

ブロッケン現象

8/8 6:07

浮かび上がる富士山

8/8 6:14

荒川小屋・赤石岳への分岐。真っ直ぐに進むと荒川前岳でした。きちんと書くべきだと思います。

8/8 6:26

紫のお花

8/8 6:27

植物の保護柵。鍵を開け閉めします。鹿対策ですね。高山植物を食べ尽くしますからね。

8/8 6:36

赤石岳と右下に荒川小屋の赤い屋根。

8/8 7:04

荒川小屋。千枚小屋から歩きここで宿泊すると少し短く、百間洞まで行くと長くなり、悩み所です。

8/8 7:20

荒川小屋から見上げる赤石岳。ここから500メートルの登り返し。

8/8 7:38

振り返って見上げる荒川中岳と荒川小屋

8/8 7:45

雲湧く赤石岳

8/8 8:03

大聖寺平。ここから赤石岳山頂までが遠い。皆さん、途中でため息をつかれます。

8/8 8:09

赤石岳への登り

8/8 8:19

振り返って見上げる右が悪沢岳、左が荒川中岳。

8/8 8:22

赤石岳への登り

8/8 8:24

悪沢岳アップ

8/8 8:56

赤石岳への稜線。手前の小赤石岳を越えて行きます。

8/8 8:57

奥は聖岳

8/8 9:15

雲湧く赤石岳

8/8 9:16

赤石岳山頂方向アップ
山頂標識などが見えています。

8/8 9:16

赤石岳縦位置

8/8 9:18

どっしりとした姿の赤石岳

8/8 9:23

赤石岳への登り

8/8 9:26

チングルマの綿毛

8/8 9:27

赤石岳と手前は赤石小屋への分岐。赤石小屋は左へ下りて行きます。ここにザックをデポして、赤石岳へピストンをする方が多い。

8/8 9:31

赤石岳への最後の登り

8/8 9:49

赤石岳山頂標識、3120メートル。

8/8 9:50

英字の赤石岳山頂標識、3120メートル。

8/8 9:49

一等三角点、赤石岳。

8/8 9:51

山頂方向から赤石避難小屋を望む。

8/8 10:03

赤石避難小屋

8/8 9:51

百間洞への長い下りが始まります。

8/8 9:52

長い長い下り

8/8 10:09

険しい下り道

8/8 10:16

ザレ場が続きます。

8/8 10:27

聖岳がわずかですが、見えてきました。

8/8 10:57

百間平への稜線歩き

8/8 11:07

百間平を望む。

8/8 11:09

紫のお花

8/8 11:10

白とピンクのお花

8/8 11:18

百間平

8/8 11:29

百間洞への下り。ひゃっけんぼらと読みます。洞は小川の意味。

8/8 11:49

奥は大沢岳ですが、百間洞は左に下りて行きます。

8/8 11:59

百間洞山の家が見えてきました。

8/8 12:06

百間洞山の家は3階建てです。3階が寝室、2階が食堂と管理人室、1階はトイレと水場。

8/9 3:25

百間洞からは、狭いトラバースルートを登ります。

8/9 4:16

大沢岳と兎岳の分岐。大沢岳は百高山なので、ピストンされた方がいました。

8/9 4:39

中盛丸山、2807メートル。百高山です。

8/9 4:40

朝焼けの聖岳

8/9 4:40

日の出前の富士山

8/9 4:43

縦走路の奥は兎岳。兎岳を経て、左側の聖岳に登ります。

8/9 4:52

兎岳への稜線

8/9 5:00

リンドウの仲間？

8/9 5:34

小兎岳、2738メートル。

8/9 6:37

兎岳山頂標識、2818メートル。百高山です。
ここからの北アルプス、中央アルプス、南アルプス北部・南部などの大展望に感激しました。

8/9 6:23

英字の兎岳山頂標識、2818メートル。

8/9 6:21

兎岳山頂から眺める赤石岳と荒川三山

8/9 6:23

兎岳山頂標識と聖岳

8/9 6:23

パノラマ写真。左から中央アルプス、奥に御嶽山、北アルプス、塩見岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、荒川三山、赤石岳、聖岳、上河内岳。すごい展望で、感激しました。

8/9 6:32

兎岳山頂から眺める中央アルプス。左奥は御嶽山。

8/9 6:32

北アルプス。左側の槍や穂高もよく分かります。右は、鹿島槍ヶ岳や白馬岳。

8/9 6:43

右から南アルプスオールスターズの赤石岳、悪沢岳、中岳、間ノ岳、塩見岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、大沢岳。

8/9 6:45

右から赤石岳、小赤石岳、悪沢岳、荒川中岳、荒川前岳。

8/9 6:34

兎岳山頂から眺める聖岳

8/9 6:43

兎岳山頂から眺める南アルプス最南部の左は上河内岳、右は光岳。

8/9 6:46

聖岳の勇姿

8/9 6:56

聖岳への稜線。鋭く切り立っています。ここを登って行きます。下りに使うと難しい箇所だと思う。

8/9 7:02

赤石岳。大きな山です。だから一等三角点。

8/9 7:07

兎岳からの険しい下り

8/9 7:27

振り返って見上げる左は兎岳と歩いてきた稜線

8/9 7:32

白い綺麗なお花

8/9 7:38

間違って入ったザレ場。上に行くと切羽詰まりました。正規のルートはこの左でした。踏み跡も多くて、非常に分かりにくい。

8/9 7:57

左は兎岳山頂と歩いてきた稜線

8/9 8:00

赤石岳の勇姿

8/9 8:08

聖岳への登り。稜線が荒れています。下りで使うときつい。

8/9 8:09

赤石岳のアップ

8/9 8:32

聖岳への稜線歩き

8/9 8:57

聖岳への登り

8/9 9:06

聖岳への最後の登り

8/9 9:13

聖岳山頂標識、3013メートル。

8/9 9:13

英字の山頂標識

8/9 9:14

おでん？お団子？の山頂標識

8/9 9:22

聖岳山頂の様子。広いです。

8/9 9:14

案内板

8/9 9:14

奥は奥聖岳、2979メートル。

8/9 9:19

雲に隠れた赤石岳

8/9 9:19

聖岳まで歩いてきた北からの稜線

8/9 9:20

最南部の左から上河内岳、真ん中の平ぺったい山が光岳。

8/9 9:35

光岳アップ

8/9 9:38

聖岳山頂を過ぎて、右に下りて聖平小屋へ向かいます。

8/9 9:41

聖平小屋や最南部縦走への稜線

8/9 10:01

稜線と上河内岳、光岳方向

8/9 10:07

振り返って見上げる聖岳山頂方向

8/9 10:16

10時10分を過ぎると、山頂は直ぐにガスに覆われてしまいました。

8/9 10:31

小聖岳山頂標識。少しくたびれていますね。

8/9 11:01

左下の木道付近が聖平小屋。そこまでは稜線を左に下って行きます。

8/9 11:15

赤い屋根の聖平小屋が見えました。

8/9 11:33

紫のリンドウ系？

8/9 11:33

紫の可愛いお花

8/9 11:34

ナデシコ系？

8/9 11:34

紫の綺麗なお花

8/9 11:34

白と黄色のお花

8/9 11:35

易老渡、西沢渡への下りの分岐

8/9 11:38

黄色いお花

8/9 11:38

白い綺麗なお花

8/9 11:40

白いお花

8/9 11:42

黄色いお花

8/9 11:46

聖平小屋への木道。左に行きます。

8/9 11:49

紫のお花

8/9 11:49

白いお花

8/9 11:51

左の木道を下って聖平小屋へ向かいます。真っ直ぐ行くと、最南部の上河内岳や光岳への縦走路になります。

8/9 11:51

立派な木道

8/9 12:17

聖平小屋のサイト場。多くのテントが張られていました。

8/9 12:18

聖平小屋。
トイレは離れていますが、水洗トイレです。
ただし、使ったペーパーは持ち帰るシステム。

8/10 4:37

下山日。サイト場を下って行きます。

8/10 4:49

橋を渡ります。

8/10 5:08

渡渉します。

8/10 5:33

滝見台から見る滝

8/10 5:33

もう一つの滝

8/10 5:44

下向きに咲く白いお花

8/10 5:45

岩場の沢を渡ります。

8/10 5:47

水場になりそうな沢

8/10 5:59

狭い下り道

8/10 6:01

吊り橋。結構揺れます。

8/10 6:17

乗越から見上げる奥聖岳、聖岳山頂方向

8/10 6:17

アップ

8/10 6:39

険しい下り

8/10 6:41

造林小屋跡地から先は、険しい下りが続きます。

8/10 6:57

つづらおりの急坂の下り。危険箇所です。

8/10 7:37

吊り橋。結構揺れます。

8/10 7:38

板が所々穴空きです。

8/10 7:40

斜度のきつい下り

8/10 7:43

傷んだアルミ板

8/10 7:48

斜めのトラバース

8/10 8:35

崩壊が進む登山道

8/10 8:37

笊ヶ岳方向？

8/10 8:53

登山口が見えました。

8/10 8:55

聖岳登山口。椹島ロッジから朝のバス10分による送りはありますが、帰りは林道を50分歩いて下りる必要があります。

8/10 8:55

レスキューポイントが登山道にしっかり有りました。遭難が多い？

8/10 8:55

自転車が3台

8/10 8:56

林道と登山口の関係

8/10 8:58

7月・8月限定の簡易トイレ

8/10 8:58

もう一つ

8/10 9:20

川が轟音を立てて流れています。その理由は？

8/10 9:25

放流ですね。

8/10 9:34

林道の途中に赤石岳登山口がありました。こちらは、椹島ロッジから歩いて登り下りする必要があります。

8/10 9:35

左は椹島ロッジへの下り口

8/10 10:17

椹島ロッジのレストハウス。バスの受付をします。予定よりも早いバスに乗れました。ソフトクリームが人気です。
シャワー券が500円で、大変人気です。9〜13時まで。

8/10 10:24

椹島ロッジの宿泊棟。3棟で80人収容。

8/10 10:42

赤石ダムの湖。綺麗なブルー。

8/10 11:10

畑薙の大吊り橋。ここを歩いて渡り、畑薙まで歩かれる方もいます。

8/10 11:14

畑薙ダムの湖。こちらはエメラルドグリーン。

8/10 11:20

畑薙ダム

8/10 11:21

畑薙ダムから南アルプス方向を望む。

8/10 11:26

畑薙臨時駐車場。土曜日の午前中ですから、まだまだ停まります。

8/10 11:29

バス停近くから埋まっていきます。

撮影機器：

iPhone 13 Pro Max 256GB SIMフリー Apple

感想

hirocroc

南アルプス南部は、私にとってこれまでなかなか近づけなかった山域です。山小屋泊の場合、東海フォレストの事前決済を含む予約システムに拘束されるのが億劫でした。天気予報により柔軟に登山計画を変更することも難しいシステムです。
今回は、事前の天気予報では、午前中は曇り午後から雨で戦々恐々だったですが、稜線歩きの2日目と3日目の朝は快晴で大展望が得られ、午後からの雨も予報に反してほとんど降られませんでした。

南アルプス南部の縦走は、次の理由などから年々厳しくなっていると思います。
①今年から百間洞山の家などで食事の提供がなくなりました。聖平小屋は以前から無くなっていましたので、今回の縦走では初日の千枚小屋だけ食事の提供がありました。
②温暖化の影響からか気温の上昇で夏の登山が過酷になってきている。山岳救助隊の方ともお話しましたが、体調不良による救助要請が増加している。
③登山道の崩壊が進んでいる。2019年の台風の被害などで、登山道が崩壊している箇所が増えてきている。今回は特に、聖平小屋～椹島までの間の登山道が一部で崩壊が進み、アルミの橋などで補強されている箇所が目立ちました。

南アルプス南部の周回は、反時計回りが多く利用されているようです。時計回りをされていた方は、聖平小屋からの急坂の下りが危ないと考えて選ばれたようです。私は、聖岳から兎岳へ向かっての急坂がザレていたり、片側が切れているので危険だと思いますので反時計回り推しですが、暗い時間帯に千枚岳から悪沢岳に向かう急坂の下りは要注意箇所ですので、どちらも一長一短があります。

北アルプスと比べて、よく南アルプス南部は山が深いと言われます。赤石岳への登り返しが典型的で、一山超えたら次の山は一旦下ってからまた大きく登る必要があり山が大きいということで、南アルプス南部の特徴だと思います。実際に体験してみて、また展望してみて、非常に魅力的な山域であることを実感しました。