この朝は火星・木星最接近のタイミングです。ほとんどくっつきそうなくらい近いふたつ星,たまたま空に薄いガスが流れてそこだけ光芒に写りました。
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8/15 3:05
この朝は火星・木星最接近のタイミングです。ほとんどくっつきそうなくらい近いふたつ星,たまたま空に薄いガスが流れてそこだけ光芒に写りました。
夜明け近くなると下からオリオンも昇ってきます。いいもの見ました😀
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8/15 3:49
夜明け近くなると下からオリオンも昇ってきます。いいもの見ました😀
登り始めるとすぐに朝日が射してきました。雲海の上は快晴でした。
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8/15 5:41
登り始めるとすぐに朝日が射してきました。雲海の上は快晴でした。
ふりかえると,ちょっと形は崩れていますが影鳥海が雲海に投影。
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8/15 5:36
ふりかえると,ちょっと形は崩れていますが影鳥海が雲海に投影。
途中休憩しつつてくてく歩いて,御浜とうちゃくです。鳥ノ海と月山様がガスに隠れる前に間に合いました\(^^)/
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8/15 7:50
途中休憩しつつてくてく歩いて,御浜とうちゃくです。鳥ノ海と月山様がガスに隠れる前に間に合いました\(^^)/
スーパーかっこいい形の月山様の向こうに朝日連峰がくっきり。
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8/15 7:51
スーパーかっこいい形の月山様の向こうに朝日連峰がくっきり。
アップで,小朝日,大朝日,中岳,ガスをまとった西朝日。手前左端は湯殿山です。
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8/15 7:51
アップで,小朝日,大朝日,中岳,ガスをまとった西朝日。手前左端は湯殿山です。
神秘なブルー。ながれるガスを湖面に映しています。
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8/15 7:54
神秘なブルー。ながれるガスを湖面に映しています。
御田が原に来たらガスに隠れていた山頂が見え隠れ。
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8/15 8:55
御田が原に来たらガスに隠れていた山頂が見え隠れ。
ここの構造土はたいへん見事です。「周氷河ソリフラクションによる階状土」といって,数万年前の氷河期に土壌の凍結融解が繰り返されてできたものだそうです。この微地形ができるまで何万年も長い時間がかかってると考えると,われわれ登山者が踏み荒らしとかせずに残したいなと思うところです。
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8/15 8:59
ここの構造土はたいへん見事です。「周氷河ソリフラクションによる階状土」といって,数万年前の氷河期に土壌の凍結融解が繰り返されてできたものだそうです。この微地形ができるまで何万年も長い時間がかかってると考えると,われわれ登山者が踏み荒らしとかせずに残したいなと思うところです。
そのあたり,もっと一般向けに周知してもいいのになぁと。横から見たところ。
※これを「風蝕パッチ」とする見解もあるようです。
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8/15 8:59
そのあたり,もっと一般向けに周知してもいいのになぁと。横から見たところ。
※これを「風蝕パッチ」とする見解もあるようです。
鳥ノ海分岐を過ぎて八丁坂にかかると,このコース一番のお花畑感のゾーンに入ります。いま時期はトウゲブキと,
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鳥ノ海分岐を過ぎて八丁坂にかかると,このコース一番のお花畑感のゾーンに入ります。いま時期はトウゲブキと,
ウゴアザミが主役です。
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ウゴアザミが主役です。
ガスってくると浄土感がマシマシに。ありがたやです。
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ガスってくると浄土感がマシマシに。ありがたやです。
ここは浄土か天国かと… それぞれに群れて咲いてることが多いです。
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ここは浄土か天国かと… それぞれに群れて咲いてることが多いです。
ときどきコバノギボウシが固まって咲いてます。鳥海山のは色が薄め。
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ときどきコバノギボウシが固まって咲いてます。鳥海山のは色が薄め。
八丁坂を過ぎて七五三掛に至る直前に現れる小湿地は「御苗代」というそうです。いま時期は無数のシラネニンジンで埋めつくされて,別の浄土になってました。ありがたやです。
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8/15 9:35
八丁坂を過ぎて七五三掛に至る直前に現れる小湿地は「御苗代」というそうです。いま時期は無数のシラネニンジンで埋めつくされて,別の浄土になってました。ありがたやです。
千蛇谷への旧分岐のベンチでゆっくりします。眼下の,土が見えてる場所が七五三掛です。ガスがいい雰囲気+涼しくて助かる〜。今日はここを終点にして,
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8/15 9:53
千蛇谷への旧分岐のベンチでゆっくりします。眼下の,土が見えてる場所が七五三掛です。ガスがいい雰囲気+涼しくて助かる〜。今日はここを終点にして,
外輪山への急坂を最初のお花畑が出てくるまで登ってみます。たまに姿をあらわす新山と裏ボス?の七高山。かっこいー。
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8/15 10:29
外輪山への急坂を最初のお花畑が出てくるまで登ってみます。たまに姿をあらわす新山と裏ボス?の七高山。かっこいー。
見下ろす千蛇谷の雪渓はほんの少しになりました。
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8/15 10:28
見下ろす千蛇谷の雪渓はほんの少しになりました。
戻って御浜を過ぎ,笙ヶ岳のほうに進みます。ガスの切れ目が絶妙で火山ぽさ320%の景色をタンノウです。神秘。
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8/15 12:24
戻って御浜を過ぎ,笙ヶ岳のほうに進みます。ガスの切れ目が絶妙で火山ぽさ320%の景色をタンノウです。神秘。
ここだけ集まってるキンコウカが光ったり,
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8/15 12:23
ここだけ集まってるキンコウカが光ったり,
沈んだり。
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8/15 12:24
沈んだり。
鉾立コースをはずれると人がぐっと減り,ほとんどどなたにもお会いしません。静かな鳥海山に無数のお花が咲き無数の高山蝶が舞っています。カッコいい笙ヶ岳の三ピークス。
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8/15 12:53
鉾立コースをはずれると人がぐっと減り,ほとんどどなたにもお会いしません。静かな鳥海山に無数のお花が咲き無数の高山蝶が舞っています。カッコいい笙ヶ岳の三ピークス。
河原宿への分岐を過ぎてのどかな登りをてくてく。そして,
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8/15 13:11
河原宿への分岐を過ぎてのどかな登りをてくてく。そして,
この斜面は無数のイワショウブにおおわれてました。すごーい。
18
8/15 13:16
この斜面は無数のイワショウブにおおわれてました。すごーい。
ここから河原宿に至るルートは積雪期限定で夏は通行禁止です。踏み跡の拡大による草原の毀損が問題化していて,遊佐町公式は通らないよう強く求めています。(この表示も昨年より強化されてます)
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8/15 13:16
ここから河原宿に至るルートは積雪期限定で夏は通行禁止です。踏み跡の拡大による草原の毀損が問題化していて,遊佐町公式は通らないよう強く求めています。(この表示も昨年より強化されてます)
三峰への登りの左手側は,ここもきれいな構造土です。下からは地面のシワシワに見えます。
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8/15 13:16
三峰への登りの左手側は,ここもきれいな構造土です。下からは地面のシワシワに見えます。
上から見ると段々の形がきれいに。
11
8/15 13:18
上から見ると段々の形がきれいに。
笙ヶ岳三峰に着きました。海岸線は見えません。誰もいない静かな空間です。この感じが東北の良さかも。今日はここで戻ります。
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8/15 13:27
笙ヶ岳三峰に着きました。海岸線は見えません。誰もいない静かな空間です。この感じが東北の良さかも。今日はここで戻ります。
長坂道T字路を左折してあそこの河原宿に向かって降りていきます。この道は道標も木道も完備の正規コースです。
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8/15 13:50
長坂道T字路を左折してあそこの河原宿に向かって降りていきます。この道は道標も木道も完備の正規コースです。
河原宿の徒渉点(水は枯れてます)から右折して賽の河原への道は,山と高原地図では破線で道標もありません。赤テープ(丸)とケルン(矢印)と踏み跡はここでは明瞭です。夏期も進入禁止にはなってません。今日は曲がらず直進して大平口におりてみます。
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8/15 14:00
河原宿の徒渉点(水は枯れてます)から右折して賽の河原への道は,山と高原地図では破線で道標もありません。赤テープ(丸)とケルン(矢印)と踏み跡はここでは明瞭です。夏期も進入禁止にはなってません。今日は曲がらず直進して大平口におりてみます。
「とよ」から振り返る河原宿方面。ここの水も枯れてました。この時間はもう誰も通る人はいません。
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8/15 14:18
「とよ」から振り返る河原宿方面。ここの水も枯れてました。この時間はもう誰も通る人はいません。
やや単調な笹藪っぽい道の途中にここだけ開けた小湿原は「清水大神(しみずおおかみ)」という場所で,夏でも枯れない流れがありました。何かの残骸はかつての祠なのかも。
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8/15 14:28
やや単調な笹藪っぽい道の途中にここだけ開けた小湿原は「清水大神(しみずおおかみ)」という場所で,夏でも枯れない流れがありました。何かの残骸はかつての祠なのかも。
道脇の表示も朽ちてます。左の標柱はかろうじて「→ 至 御浜」と書いてあるのがわかりますが右の小さいのは全く消えています。その後はまたササがせり出す単調な道がしばらく続き,
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8/15 14:29
道脇の表示も朽ちてます。左の標柱はかろうじて「→ 至 御浜」と書いてあるのがわかりますが右の小さいのは全く消えています。その後はまたササがせり出す単調な道がしばらく続き,
「みはらし台」の小岩場に着きました。この溶岩流の突端が最後の休憩地で名残を惜しみます。庄内平野は晴れてますが,
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8/15 14:57
「みはらし台」の小岩場に着きました。この溶岩流の突端が最後の休憩地で名残を惜しみます。庄内平野は晴れてますが,
山裾は朝と同じ雲海です。すぐ下に大平山荘(大物忌神社中ノ宮さん)が見えます。クルマの音が聞こえるようになってからが歩くと案外遠く感じる,のは山あるある。
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8/15 14:57
山裾は朝と同じ雲海です。すぐ下に大平山荘(大物忌神社中ノ宮さん)が見えます。クルマの音が聞こえるようになってからが歩くと案外遠く感じる,のは山あるある。
今日はオニヤンマくん多かったです。あの枯れたネバリノギランが好みらしく飛び回っては何度もとまってました。
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8/15 14:54
今日はオニヤンマくん多かったです。あの枯れたネバリノギランが好みらしく飛び回っては何度もとまってました。
みはらし台からは「伝石坂(つたいしざか)」というそうです。このような簡易舗装がされており,傾斜が緩くなったら,
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8/15 15:30
みはらし台からは「伝石坂(つたいしざか)」というそうです。このような簡易舗装がされており,傾斜が緩くなったら,
じきにブルーラインに出ます。ここからの車道歩きは,まぁそんなに楽しくはないかな…(^_^;自分は苦じゃないです。
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8/15 15:43
じきにブルーラインに出ます。ここからの車道歩きは,まぁそんなに楽しくはないかな…(^_^;自分は苦じゃないです。
帰り道,遊佐の町はずれから,夕焼け雲の衣をまとったかっこいいお山。丸一日あそばせてくれてありがとうございます。写真を撮ろうとクルマを出ると,お米の香りがすごくしました。稲刈りは一ヶ月後ですね〜🌾🌾
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8/15 18:24
帰り道,遊佐の町はずれから,夕焼け雲の衣をまとったかっこいいお山。丸一日あそばせてくれてありがとうございます。写真を撮ろうとクルマを出ると,お米の香りがすごくしました。稲刈りは一ヶ月後ですね〜🌾🌾
樹林帯でかすかに咲き始めてたクロバナヒキオコシ。
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樹林帯でかすかに咲き始めてたクロバナヒキオコシ。
鳥海山の樹林帯の楽しみのひとつはマルバキンレイカです。日本海側の高山に多いハクサンオミナエシは,新潟県以北ではマルバキンレイカにとってかわるそうです。北に来ないと見れないお花です。
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鳥海山の樹林帯の楽しみのひとつはマルバキンレイカです。日本海側の高山に多いハクサンオミナエシは,新潟県以北ではマルバキンレイカにとってかわるそうです。北に来ないと見れないお花です。
ノリウツギがまだ元気でした。
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ノリウツギがまだ元気でした。
偽高山帯以上になると,今日見た多い花の「その一」はハクサンシャジン,
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偽高山帯以上になると,今日見た多い花の「その一」はハクサンシャジン,
その二はトウゲブキ,
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その二はトウゲブキ,
その三はウゴアザミです。この三種が入り乱れてずーっと豪華にお迎えしてくれます。
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その三はウゴアザミです。この三種が入り乱れてずーっと豪華にお迎えしてくれます。
シロバナトウウチソウや
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シロバナトウウチソウや
イワイチョウも数が多いです。初秋の組み合わせですね〜。
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イワイチョウも数が多いです。初秋の組み合わせですね〜。
固有種チョウカイアザミも
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固有種チョウカイアザミも
元気です。
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元気です。
そしてお目当て花はコレ。鳥海山のほかには焼石岳・羽後朝日岳にしか咲いてないオクキタアザミです。間に合いました。
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そしてお目当て花はコレ。鳥海山のほかには焼石岳・羽後朝日岳にしか咲いてないオクキタアザミです。間に合いました。
お花を横から見ても
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お花を横から見ても
上から見てもクールなんですが,葉っぱのとんがってシュッとした形状・色合い・質感もさいこうにクールなんです。
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上から見てもクールなんですが,葉っぱのとんがってシュッとした形状・色合い・質感もさいこうにクールなんです。
ここから白っぽいお花を並べます。ヤマハハコは最盛期で勢いあります。
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ここから白っぽいお花を並べます。ヤマハハコは最盛期で勢いあります。
すがすがしい感じのイワショウブ,風にゆらゆら。
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すがすがしい感じのイワショウブ,風にゆらゆら。
とっくに盛りを過ぎたハクサンイチゲは,ところどころでちらほら。
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とっくに盛りを過ぎたハクサンイチゲは,ところどころでちらほら。
オンタデは花盛り,
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オンタデは花盛り,
アップで。お菓子みたいです。
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アップで。お菓子みたいです。
地味ですが高山に行かないと見れないヒトツバヨモギ。
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地味ですが高山に行かないと見れないヒトツバヨモギ。
もしゃもしゃ咲いてるミヤマホツツジ。
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もしゃもしゃ咲いてるミヤマホツツジ。
黄色みがかってエゾシオガマ。
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黄色みがかってエゾシオガマ。
青みが入ったタカネアオヤギソウ。
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青みが入ったタカネアオヤギソウ。
ここからは黄色い花です。鳥海山のミヤマアキノキリンソウは花付きがよいです。
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ここからは黄色い花です。鳥海山のミヤマアキノキリンソウは花付きがよいです。
元気をくれるオトギリソウ。
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元気をくれるオトギリソウ。
かすかに咲き残っていたニッコウキスゲ。
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かすかに咲き残っていたニッコウキスゲ。
今ごろ咲いててくれるミヤマキンバイ。
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今ごろ咲いててくれるミヤマキンバイ。
ぎりぎりくたびれて残ったウサギギク。
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ぎりぎりくたびれて残ったウサギギク。
ハクサンフウロはあちこちにパラパラと。
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ハクサンフウロはあちこちにパラパラと。
お天気がよいのでミヤマリンドウは全開で迎えてくれます。
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お天気がよいのでミヤマリンドウは全開で迎えてくれます。
この時期,無数に飛んでいる高山蝶のベニヒカゲ。環境省準絶滅危惧(NT),山形県絶滅危惧II類(VU)です。
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この時期,無数に飛んでいる高山蝶のベニヒカゲ。環境省準絶滅危惧(NT),山形県絶滅危惧II類(VU)です。
キアゲハもいそいそ蜜を吸い吸いしてます。
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キアゲハもいそいそ蜜を吸い吸いしてます。
実もいくつか目立ちました。ホソバイワベンケイの真っ赤な実。
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実もいくつか目立ちました。ホソバイワベンケイの真っ赤な実。
赤くなってきたマイヅルソウの実。
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赤くなってきたマイヅルソウの実。
そしてたわわなミヤマハンノキの未熟な実。
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そしてたわわなミヤマハンノキの未熟な実。
最後は秋を告げるお花です。午後になって朝よりもずっと多く開いていたウメバチソウ。激カワは相変わらず。
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最後は秋を告げるお花です。午後になって朝よりもずっと多く開いていたウメバチソウ。激カワは相変わらず。
東北のお山で最後に咲き出すエゾオヤマリンドウ。このお花は月山が南限とされています。
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東北のお山で最後に咲き出すエゾオヤマリンドウ。このお花は月山が南限とされています。
またニアミスですゥ〜
鳥海山行きたかったけど、遅番だったので月山にいましたァ〜😆
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