木曽駒ヶ岳 初めての単独小屋泊
- GPS
- 32:00
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 484m
- 下り
- 485m
コースタイム
11:40千畳敷駅(昼食)12:10→12:37剣ヶ池分岐→13:27乗越浄土13:30→13:35宝剣山荘
チェックイン後は天候を見ながら宝剣岳の手前や中岳の巻道近くまで歩く
20日
宝剣山荘6:11→6:23中岳6:29→6:41頂上山荘→6:57木曽駒ヶ岳山頂7:23→馬の背方面に進む→7:42巻道分岐→7:56山頂山荘→
8:13中岳→8:25宝剣山荘8:43→8:46乗越浄土→9:22剣ヶ池分岐→9:32剣ヶ池9:56→10:03千畳敷駅
天候 | 19日 晴れたり曇ったり 夕方は雷雨 20日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
高速バスの新宿〜駒ヶ根IC、路線バスの女体入口〜しらび平、ロープウェイのしらび平駅〜千畳敷駅間の往復 通常料金は11,500円ですが、カール切符はこれに、こまくさの湯50円割引券、こまくさの湯でのお土産1割引券がついて10,000円とおトク。 但し、帰りのバスも予約するため、乗り遅れないように余裕を持ったスケジュールが必要です。 伊那バスHP http://www.ibgr.jp/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポストはロープウェイ千畳敷駅の出口手前にあります。 ■ぬかるみなどはありませんが、ゴーロ帯は雨後滑りやすいので注意。 ■ロープウェイは土日祝は大変混むそうです。2時間待ちになることも・・・ また雷雨になると運行を1〜2時間見合わせます。その間またバスから人が降りてきて大混雑になることも。 整理券を配るそうですが出来れば早めに入山、帰りは混雑するようであれば、登山道(標高差950m)で 下山することも有りかと思います。 ■宝剣岳、中岳の巻道は険しい岩場で初級者は避けた方が無難。 ■木曽駒ヶ岳山頂は360度のパノラマ展望。南、北アルプス、御嶽、乗鞍、富士山を望めます。 ■宝剣山荘 1泊2食付き8,500円 バイオトイレ1回200円(宿泊者は無料) 夕食17:30 朝食5:30 (実際は15分程予定より早かった) 天狗荘、頂上山荘は経営者が同じなので、宝剣山荘に入りきらない時はどちらかに入るようです。 ■こまくさの湯 菅の台駐車場から徒歩5分位 大浴場、薬湯、ジェットバス、サウナ、山を見ながらの露天風呂 料金は600円 http://www.komakusanoyu.com/index.htm ■喫茶ガロ ボリューム満点なソースカツ丼1,260円 ソースが少し甘めでヒレ肉が4枚ドーンと乗ってます。 有名なお店なようで順番待ちました。12時半に店について呼ばれたのが13時。土日祝はもっと待つかも。 |
写真
感想
今回の山行には、いろいろな思いや出来事がありました。話が長くなるので簡単に書くと・・・
^貎佑濃海帽圓辰討澆燭い噺世Δ斑尭瓩気鵑「危ないから」と困った顔をする。でも情熱??(^^;)が通じてお許しが出る。
以前、高山病で苦しんだので克服したくて高山行きを計画。7月頃から100名山の本を引っ張り出して
日帰りが何とか出来そうな乗鞍岳に決める。決行日は旦那さんが出張する期間。
あとは天気次第という時にsakusakuさんの日記で乗鞍岳に熊が出て登山道の規制をしている事を知り予定変更することに。
ず討100名山の本で3000mの山を探したり、ヤマケイの付録に付いていた「山の便利帳」でバス路線を探したり、
ネットで情報を集めて、やっと木曽駒ヶ岳に決定 と、なったわけです。
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8/19(木)
朝、登山計画書と山岳保険の証券をテーブルの上に置いて家を出る。電車の遅延が心配なので、始発電車に乗ったら何事もなく
6時前には着いてしまった。新宿西口バスターミナルでは6時半に窓口が開いたので、予約していた切符を発券してもらう。
新宿を出て暫く走っていると、すごい霧があちこちに発生していて天気が崩れそう。
「どうか雨が降りませんようにッ」もぅ何度祈ったことか(笑)
寝不足でウトウトする中、笹子トンネルを抜けると急に好天の景色が飛び込んで来た! ヨカッタ〜
双葉SAで休憩後は完全に目が覚める。隣のご婦人も起きていたので世間話をしていたらアッという間に駒ヶ根ICに着いてしまった。
女体入口のバス停では、登山の経験が豊富そうなご夫婦と一緒になった。話をしているとヤッパリ!!山の大先輩。
奥さんがいろいろな山の事を楽しそうに話すのが印象的でした。お二人は宝剣岳を登って空木岳に向かうとのことでした。
レベルが上がるとコースの選択も広がるからいいなぁ。
路線バスに乗り、しらび平に着くとそれほど待たずにロープウェイに乗ることが出来た。
実は高所恐怖症。まぁ高い所でもビルみたいに地面や床に足がしっかり着いていれば大丈夫なんだけど
飛行機、ロープウェイは全くダメで一人で乗ったことがない。どうなることか少しドキドキしたけど今回は大丈夫だった。
成長しました♪(自我自賛)
千畳敷駅からの景色は、もぅそれはそれは素晴らしく、写真の中に自分が飛び込んでしまったかのよう。
時計を見ると10時過ぎ。少し早いような気もするけど朝が早かったので、この景色を見ながらお昼をすることにした。
食事も終わり、さて行きますかとカールに向かって歩き出す。
もぅ彼方此方に花が咲いていて、そのたびに足を止めて写真を撮る。初めて出会う花に感動しっぱなし。
と、ここまでは余裕。
そのうち登りになって行くと、息が切れてくる。やっぱり酸素薄い?高山病にならないようにゆっくり登る。
今回は高山に慣れる為にゆとりのあるスケジュールを組んでいる。無理はしない。楽しみながら登る。
そのうち下の方からゴロゴロと音が・・・時計を見ると13時過ぎ。予定では乗越浄土に着いている時間。
呑気に写真撮ってたし、休憩しすぎたな・・・と反省。またゴロゴロ鳴り出して、息を切らしながら(半泣きで)乗越に到着。
休憩もそこそこに宝剣山荘に向かう。
山荘についたらすぐに雨。危ない危ない。荷物の整理をして暫し寛いだ後、雨がやんだので宝剣岳の手前まで行く。
その後、中岳の巻道近くまで行って引き返す。
夕食のテーブルは3人組と2人組と私。私は一人だったけど、今日の出来事で話が弾んだ。
部屋の人数は3人。ここでも1人で来たのは私だけだったけど、とても親切にして頂きました。
ここでまた山の話を色々聞いていると、マチュピチュに行ったことがあるとのこと。
いつかは行きたいマチュピチュ。まさかその話が聞けるなんて思わなかった。
今日ここに来て良かった・・・暖かい布団の中でぐっすり眠ることが出来ました。
8/20(金)
5時前に起きて、窓から外を見るとガス!!
ちょっとガックリして洗面所に行き、コンタクトを付けて外を見てみると晴れてる。
急いで部屋に戻ってカメラを持って宝剣岳の手前まで行く。
伊那前岳の方から陽が昇る。雲海が溢れている。空気が美味しい。
朝食後、部屋の2人は伊那前岳を通って帰るとのことで、ここでお別れをする。
私はザックをデポして、木曽駒ヶ岳に向かった。
中岳は意外と短時間で通過出来た。駒ヶ岳では、また息が上がってきたのでゆっくり上る。
山頂に着くと殆ど人がいない。それをいいことに写真を取り捲る。
どっしりと存在感のある御嶽山、最初に計画していた乗鞍岳、北アルプスの中で一際目立つ槍ヶ岳
日本で2番目に高い北岳、富士山も見えた!! すごい すごい!!
この見える山の中にヤマレコユーザーさんがいるかもしれないと思い、体操をするフリをして両手をバタバタと振ってみた。
さて写真も動画も撮ったので、馬の背方面に向かう。
木曽駒ヶ岳をwikiで調べたら新田次郎の「聖職の碑」の舞台になった山だった。その遭難記念碑が濃ヶ池に
行く途中にあるらしい。行きたかったけど、そのコースは時間がかかるため今回は諦めて馬の背分岐で
中岳に戻ることにした。
ガイドブックでは、その途中に特産種のコマウスユキソウが咲いているらしかったけど出合えず・・・ (-"- )ザンネン
帰りは割りとテンポが良かった。
臨時のロープウェイに乗って、発車前のバスに上手く乗ることが出来たので、早めにこまくさの湯に着いて汗を流せた。
サッパリした後、ネットで調べて気になっていたガロへ向かう。
案の定、店の外の椅子には10人以上座って待っていた。平日にこれだけ並ぶのだから、土日祝はどうなるのかな?
1時間位覚悟したけど、30分待つだけで席を案内された。注文する時、あの量が頭に浮かんで恥ずかしかったけど、
思い切って注文してみた。
注文後、店内を見渡すと女性客も頼んでいる人が多い。そしてお持ち帰りにしている。ホッとした。
食事が運ばれて来ると「・・・・・・!!!!!」の後、思わず笑ってしまう。
フタにカツ4枚を移動させる。ご飯だけは持ち帰れないので頑張って食べた。
ソースは少し甘め。お肉は柔らかいのでとても食べやすかった。残りのカツ3枚はお持ち帰りにすることにした。
カール切符で、またバスに乗れたんだけど、食後の運動ということで女体入口まで歩くことにした。
だいぶ早い時間に高速バス停に着く。時間を潰してからでも良かったんだろうけど、もし乗り場を間違えたら
悲しいことになるので、事前に確認してのんびり待つことにした。
少し風が出てきて、日陰はいくらか涼しかったけど、陰がないところは暑かったな〜。
蝉が大合唱しているこの場所で、なんで駒ヶ岳が静かだったのか・・・今さらになって分かった。蝉いないもんね。
やがてバスが来て、私とザックを乗せて木曽を離れた。
旦那さんには、山の変更、泊まりになってしまったことを知らせると「わかったよ〜、楽しんでおいで」との返事。
本当に感謝しています。手ぶらで帰るのは気が引けるのでお酒の肴をお土産に。
買ったはいいけど、自分が食べたかったのか蒲鉾率高かった(笑)
初アルプス良かったなぁ〜
また高い山に行きたいなぁ〜
旦那さんの出張中にまた行くぞーーーー♪
最後に・・
天気ばかりを気にしていて、その山の最新情報を仕入れていなかったのは反省。
sakusakuさんの情報で助かりました。
今度からは
最新情報を常に仕入れる。そして適切な手段がとれるようにしよう。
最新情報を常に仕入れる。そして適切な手段がとれるようにしよう!!
大事なことなので、2回言いました。
pippiさん こんにちは まだコーフン中ですか 笑
天気予報を見ていたらあまり良さそうではなかったので
どうかなぁ・・・と思っていましたが
良かったですね!!
富士山も見られたなんて、良いなぁ
何だかんだアルプスに今年は6回も登っているのに
アルプスからの富士山はまだ1回しか僕は見てません・・・笑
こんばんは to4さん。
やっとコーフンから醒めてきました
木曽駒ヶ岳、とても良かったです。
ロープウェイで高さを稼ぐので、私でも山頂に行くことが出来ました。
他の方は、宝剣岳〜空木岳(日本100名山)、伊那前岳と組み合わせて行かれたようです。
to4さんのレコをずっと拝見していて、いつも楽しそうなので
私も高い山に登ってみたいなぁ〜と思ってました。
乗鞍岳もまだ予定に入っているので、ハッハッ登りをやってみたいと思います
そして調子がよければ秋には阿弥陀岳??
富士山は本当にラッキーでした。
見えたのはほんの一瞬。すぐに霞んじゃったんですけどね
今度のto4さんの山行、富士山が見えるように例の儀式をこちらでもやっておきますッ
pippiさん、おひさしぶりです。
単独小屋泊おめでとうございます。
レコ楽しく読ませていただきました
一人登山しかも小屋泊、
とっても羨ましいです!!
いいですねぇ〜
私も一人で登ってみたいのですが、
いかんせん小心者&心配性の為、
何かあったら…と思うと怖くて
当分無理ですね。
もっと山に慣れないとです。
しばらくはto4さんの後ろを金魚のふんのように
ひっついて歩いていようと思ってます
それにしても、
だんなさんの出張のときにまた行くぞ-!って
旦那さんの出張が待ち遠しいようですね
次回の一人登山も頑張ってください
あと、何気にpippiさんと私、職場が近いようです。
私も都庁の迎え側で働いてます
たまに都庁の32階でまったりランチしてます
erikkoさん こんばんは。
遂にやってしまいました
私の中では、いずれテント泊を・・・と考えているので、まだまだ第一歩です
erikkoさんは雪山ハイクや八ヶ岳縦走、剱岳をクリアしているから凄いですよー
私は岩稜の方が怖いッ
to4さんに付いていける体力、技術を持っているのが素晴らしいです。
出張中の山行は旦那さんに認めてもらいました
彼の仕事が多忙で今は週1日しか休みが取れず、高山に付き合うのは難しいみたいです。
でも出張中は大好きな美味しいお酒を飲んでいるようなので、
お互いに好きなことをしているのでヨシとしてもらいました
あ、そういえばerikkoさん職場近いのですね。
同じビルだったりして・・・
都庁の32階は話には聞いていたけど、まだ入ったことがないんですよー。
マッタリ出来るのはいいですね
pippiさん木曽駒ヶ岳行かれましたね♪
私は行ったことがないので貴重な山行記録として大変参考になります。(お気に入り登録です)
3000m近い 駒ヶ岳辺りの高山植物の沢山のショットはよい思い出ですね。
夏は涼しくて気持ちよさそう♪ 酸素濃度が薄いのは、やはり高山。私もゆっくり歩くと思います。
しかし何度見てもアルプスクラスは見入ってしまう魅了がありますね 私、鳥など含む動物全般が大好きですが鳥の名は多少しか解りません でもイワヒバリは三ツ峠山で休憩していたときに
遠くからわざわざこちらに飛んできて私の足元やザック、食料を見て廻ってはこちらの顔を伺っていたのを思い出して 思わずニコッ!! となりました。
初めての単独小屋泊の山行記録はよい記念ですね!おめでとうございます ☆☆☆☆☆慣れると私の場合、ハマります(汗)
最近私は西側?にハマリました
お互いに自然を愛し 共に頑張りたいですね
Gohan
こんばんはGohanさん。
行ってきましたよー お気に入り登録ありがとうございます。
上は涼しくて、静かで景色も良しですっかり魅了されました。
皆さんがアルプスにはまる気持ちが分かりました。
でも低山も大好きです。四季を感じさせてくれますからねっ
Gohanさんのイワヒバリのお話・・・微笑ましいですね。
野鳥の本には人を怖れないと書いてありましたが、まさか近づいて来てくれるなんて いいなぁ〜。
私の写真は山荘の2階から撮ったものなので、石にしか見えません
でも親しげに近づいてくれるのなら、そのチャンスを待ちたいと思います。
Gohanさんもぜひ奥様と。混むのが玉に瑕ですがオススメですっ。
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