【聖岳・赤石・小河内岳】夏到来♪ (朝のうちは)3日続けて夏空の南ア(沼平〜聖平〜聖岳〜赤石岳〜中岳〜小河内岳〜鳥倉登山口)
- GPS
- 75:01
- 距離
- 62.9km
- 登り
- 7,316m
- 下り
- 6,444m
コースタイム
- 山行
- 8:52
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:07
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 11:14
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 10:46
- 山行
- 3:33
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:57
天候 | 1日目:曇り 2日目:曇り、午前中は2,700m以上くらいは晴れ 3日目:晴れのち曇り 4日目:晴れ(ただし午前中のみ行動) |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
◇竹橋〜沼平(9,800円) 毎日アルペン号 22:45 竹橋発 05:15 沼平着 ■帰り ◇鳥倉登山口〜伊那大島(2,490円:手荷物代込み) 南アルプス登山バス鳥倉線 09:10 鳥倉登山口 11:00 大島駅前 http://www.vill.ooshika.nagano.jp/index.php/download_file/view/3137/165/ ◇伊那大島〜自宅(2,370円:青春18きっぷ利用) JR飯田線・岡谷行 11:51 伊那大島発 13:57 岡谷着 JR中央本線・塩山行 14:54 岡谷発 16:22 甲府着 JRホリデー快速ビューやまなし号・新宿行 16:48 甲府発 18:55 高尾着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に、よく整備されていますが、一部、道を間違えたところがありました。 山と高原地図の標準CT設定は、かなり厳しいと思います。 ■沼平〜茶臼小屋 ・畑薙大吊橋は長いです。真ん中よりも奥の方が揺れていた感じでした。 ・地図からは、それほど標高差、傾斜があると思っていませんでしたが、実際に歩くと結構きつい登りでした。茶臼小屋の管理人の方は、「日本三大急登よりきつい」とおっしゃっていました。 ・3か所の水場(最初の階段を登ったところ、横窪沢小屋、茶臼小屋)はいずれもしっかり出ています。 ■茶臼小屋〜聖平小屋 ・稜線では森林限界の上に行ったり、下に行ったりを数回、繰り返します。ただ、それほどきついアップダウンはありません。 ・花が多く咲いており、お花畑がきれいな区間でした。 ・聖平小屋では、携帯電話の電波は通じません。少し、聖岳側の開けた場所は、通じることがあります。雲の出方によって、通じなくなるようです。 ■聖平小屋〜聖岳 ・登り始めてすぐにお花畑が広がっています。 ・ひたすら登ります。小聖岳の手前で森林限界を超え、小聖岳を過ぎるとガレの急登になります。 ■聖岳〜赤石岳 ・森林限界の、気持ちが良い稜線歩きが中心です。また、ガレ・岩場の急登が多くあります。 ・聖岳から兎岳に向かって下る途中、小兎岳山頂の2か所でライチョウに遭遇しました。 ・小兎岳手前の水場への分岐は、気づきませんでした・・・ ここに寄らないと、聖平小屋から百間洞小屋まで水場がありませんので、十分に水を持つ必要があります。 また、百間洞小屋から先は、荒川小屋まで水場がありません。 ・百間洞小屋を過ぎてから百間平まで、大斜面下コルを過ぎてから赤石岳山頂までは、いずれもガレ場の急登です。7〜8時間行動した後の急登の登り返しで、かなりシンドかったです・・・ ■赤石岳〜前岳 ・小赤石岳まではいったん下ったあとの登り返しです。小赤石岳の肩から大聖平までは、一気に下ります。そこから先、荒川小屋までも下りが続き、森林限界の下まで下ります。 ・荒川小屋から中岳・前岳分岐まで登り返し。途中のお花畑が非常にきれいでした。 ・水場は荒川小屋、水量たっぷり ■前岳〜小河内岳 ・前岳を過ぎると、しばらく左(西側)が崩壊しており、登山道は崩壊した斜面の縁についています。道はしっかりしており、気を付けて歩けばなんてことはありませんが、心理的に怖い箇所です。反対側(東側)は普通の斜面ですので、もう少し、こちらに下ったところに道をつけてくれれば、と思いました。 ・地図上の「ガレの縁急登」と記載のある個所で、道を間違えました。本来、左に折れないといけないところを、間違ってまっすぐに進んでしまい、別の涸れ沢に迷い込んでしまいました。少し、降りたところで道迷いに気づいて、トラバースしながら本来の道に戻りました。 ・水場は高山裏小屋手前。山と高原地図では「細い」となっていますが、それなりの量は出ていました。この先は、三伏峠の先まで水場がありませんので、多く汲んでいく必要があります。 高山裏小屋から往復30分の水場もあるようですが、行っていないので状況はわかりません。 ・高山裏小屋から先は登り中心。特に小河内岳手前はガレ・岩場の急登です。1日の最後、登り返しで終わるのはキツイですね。 ■小河内岳〜三伏峠 ・烏帽子岳までは、気持ちのいい稜線歩きです。西側の崩落が進んでいましたが、登山道で危険を感じるようなところは、ありませんでした。 ■三伏峠〜鳥倉登山口 ・個人的には、ここが一番、歩きづらい区間でした。木の橋・ハシゴが多くあり、濡れていた箇所が多かったこともあり、非常にスリッピーです。橋・ハシゴは落ちると危険な場所についているものもあり、要注意でした。 |
その他周辺情報 | ■1日目 聖平小屋泊 http://plaza3.dws.ne.jp/~hara5/ryoukinn.html 1泊2食 8,500円 7名のスペースに6名。まあ、余裕を持って寝ることができました。 食事もおいしかったです。 ■2日目 赤石岳避難小屋泊 http://www.t-forest.com/alps/lodge_akaishi_hinan.html 素泊まり(寝具付き) 5,500円 定員20名のところに37名。常連さん2名は、祠のようなところに宿泊していました。 かなりキツキツでした。が、翌日は60名予想と言っていました。。。 ■3日目 小河内岳避難小屋泊 http://www.t-forest.com/alps/lodge_ogouchi_hinan.html 素泊まり(寝具付き) 6,000円 定員10名のところに5名。人が少ないルートということもあり、土曜なのにゆったり。 周囲の景色もきれいで、非常にロケーションもよいところ。 非常に気に入りました。 ■伊那大島駅 伊那大島の駅前には、コンビニ等々ありません。 中心街も駅から離れており、手前で降りて買い出しするのが正解なのかも(確証なし)。 岡谷まで、腹ペコのままガマンしました。 ■岡谷駅 駅前は意外と何もなし・・・ 観光センターのような建物があり、その中で数件、食事ができる箇所が並んでいました。 その中の1件で、遅めの昼食(カツ・エビ煮定食)を食べました。 後から見たら、上記の施設を抜けたところに、商店街があったようです。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(40L)
ザックカバー
クッカー
ガスボンベ
コッヘル
食料(朝:2食分
昼:3食分
夜:2食分
予備:1食分)
非常食
ハイドレーション
水
レインウェア
ゲイター
防寒着
アンダーウェア(着替え)
帽子
手袋
ストック
ヘッドランプ
ライター
サングラス
地図
スマホ
カメラ
ロールペーパー
救急用品
サバイバルシート
予備靴ひも
携帯簡易トイレ
保険証
タオル
サンダル
Kindle
バッテリー
|
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感想
梅雨明け後のゴールデンタイム。
このタイミングは一番、天気が安定する時期だと見込んで、半年くらい前から、この時期は南アルプスを縦走すると決めていました。
が、いつまで経っても梅雨は明けず、出かける前の天気予報もイマイチ・・・
不安を抱えながらの出発でした。
結果的には、初日こそ終日、曇り空の下を歩きましたが、2〜4日目の朝のうちは晴れて、それぞれに違った素晴らしい景色の中を歩くことができました。
2日目は大雲海に浮かぶ赤石岳。
3日目は3,000mの稜線からのご来光と富士。
4日目は半分夜の三日月と富士。北には南ア北部、東は富士、南は南ア南部、西は中央アルプス(と、遠くに北ア)と360度の絶景。
毎日、明日はどういう景色が待っているのだろう?と楽しみを抱かせてくれるコースでした。
これまで、南ア南部はアクセスの悪さから来ることがなかった山域でしたが、アクセスの悪さを補って余りあるだけのものはありました。
また、今回は、2か所宿泊した避難小屋。いずれも非常にいい小屋でした。
2日目に宿泊した赤石岳避難小屋。
定員が少なかったところにギュウギュウ詰めだったのはご愛嬌。
酒好きの管理人さんには、素晴らしい写真を見せていただき、話を伺いながら、焼酎をいただきました。気圧が低いせいか、次の日には酒が残っていた感じでしたが。
管理人の奥さんからは、楽しい講談と、きれいな音色のハーモニカを聞かせていただきました。
赤石岳の手前区間で、岐阜から来ているという親子で登ってきている方と追い越され、追い越しでした。そういう過程もあり、親の方ともしばらく話をさせていただきました。
お子さんは小学校6年生だということ。聖岳〜赤石岳〜悪沢岳から椹島に下りる予定ということでした。6年生でそのコースを歩くのはすごいですね、うちの息子が6年の時に連れてきていたら、間違いなく、途中リタイアだったと思います・・・
3日目に宿泊した小河内岳避難小屋。
こちらは登山者の少ないルート上にあるため、10人定員のところに5人の宿泊。ノンビリ寝ることができます。まあ、それでもお盆時期は混むとおっしゃっていましたが。
賑やかさはないものの、アトホームでくつろげる雰囲気の小屋でした。
一緒に宿泊した方々と飲みながらの会話も楽しませていただきました。
男女の二人一組の方々は、今度の山の日に入籍だとか。そして、ソロで来ていた女性の方は、(もうすぐ)ご夫婦の方々と、昨年に餓鬼岳、仙塩尾根と2週連続で山の中で会っていて、今回が3回目の遭遇だとか・・・
いずれも人の少ない山域だというのが面白いですね〜
そして、ロケーションも最高。富士山はもちろん、南アの中心近くに位置しているため、南アの名峰がほぼすべて見えます。
人も少なく、静かな中でのご来光は最高でした(^^♪
また行きたい山小屋コレクションに追加しました。
これから短い夏山シーズン。
来週は、今回のコースから北に赤線をつなぎに、塩見岳から間ノ岳・北岳まで行ってきます!
dai tさん、こんばんは!
聖平小屋から赤石岳避難小屋まで同じ行程だった岐阜の親子です!
予定通りの行程で椹島まで下りることができました。
2日目、百間洞泊まりにせず赤石岳避難小屋まで行けたおかげで行程に余裕ができましたし、何といっても赤石岳山頂からのご来光と避難小屋の管理人さんたちのアットホームな雰囲気を味わえたのが良かったです。
子連れということで宴会には参加しませんでしたが、次回行くときはお酒担いでいかないといけなさそうですね(笑)
nao_somaさん、こんばんは。
ちょうど先ほど、レコを拝見したところでした。お子さんのコメントが、なんともほほえましかったです♪
南アの南部、歩いてみてわかるハードさでした。大人でも厳しい日程ですし、小学生が歩くのは感心しきりです。
我が家も小学生までは子供を連れまわしていたのですが、中学生になると部活中心の生活。どうしても連れ出すのが難しくなっており、非常にうらやましく見ておりました。
そして・・・
私は今回の山行で、百名山が51座でした。お子さんと同じくらいということで、いい競争相手ができました。負けないように頑張りたいと思います(笑)。
赤石岳避難小屋は、よかったですね。
ホント、今度、行くときには一升瓶を何本か担いでいかないといけないですね(笑)。
赤石避難小屋でご一緒でした。
私も飲み過ぎだったのか気圧のせいなのか翌日完全な二日酔いで出発最後になってしまいました。
山頂小屋で楽しい夜を過ごすことができて楽しかったです
またどこがでご一緒したときはよろしく(^o^)
uttyさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
やっぱり、気圧のせいか、翌日まで残りますよね。私は荒川小屋あたりまで、明らかに二日酔い状態で歩いていました(笑)。
ものすごく楽しかった記憶だけは残っているのですが、細かい記憶が残っておらず・・・
それもこれも、すべて、山小屋の雰囲気のせいだと思うことにしました。
また、どこかで飲みましょう!
(ちょっと、違う気もしますが、まあ、山登りの一つの楽しみということで・・・)
赤石岳ー聖岳の間で赤い帽子の白いウサギのぬいぐるみをなくしました。
中盛丸山山頂か百聞洞山の家周辺だと思います。
情報があればよろしくお願い致します。
jynqk047@yahoo.co.jp
hoshigarasuさん、こんにちは。
(おそらく・・・)百間平でお会いしたソロのものです。
かなり大事にされている感じでしたので、気になって帰ってからも写真に写り込んでいないか探してみましたが、残念ながら見つけることができませんでした。
お役に立てず、申し訳ないです。
返信ありがとうございました。
ありがとうございました。
dai tさん、こんばんは!
小河内岳避難小屋でご一緒させていただいたカップルの片割れです!
楽しいひとときをありがとうございました。
茶臼からの縦走おつかれさまでした。
あの週末はやっと夏山らしい空気になりましたね!
厚く多かったものの、雲がいい演出をして素晴らしい山行を楽しまれたようで何よりです。
自分は今週末、聖〜赤石〜荒川三山を歩いてきます。
tamagooさんと同様、またどこかでお会いすると思います!
その際はまた楽しく乾杯させてくださいね!
shibainuさん、こんばんは。
ヤマレコで発見いただき、ありがとうございます!
こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。
shibainuさんのレコを拝見し、楽しかった夕方の時間、ものすごくきれいだった星空と日の出を思い出していました。
タイミング的にも、ちょうどよい日だったのですね。
小河内の避難小屋は、すっかり気にいりましたので、来年は逆コースで鳥倉登山口〜三伏〜小河内〜荒川三山〜椹島を歩いてみようかと計画中です(鬼が笑いそうですが。笑)。
ただ、縦走の場合は公共交通機関を使う前提になるので、アクセスの悪さが難点ですね・・・
また、どこかでお会いできることを楽しみにしています。
奥さま(ですよね、もう)にも、よろしくお伝えください!
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