後立山連峰・裏銀座(北アルプス・白馬〜新穂高温泉/96'夏合宿)
- GPS
- 224:00
- 距離
- 89.7km
- 登り
- 8,964m
- 下り
- 9,118m
コースタイム
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 6:22
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 3:51
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 5:40
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 7:40
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 9:27
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 10:55
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:25
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:13
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 2:27
- 合計
- 9:55
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 2:55
天候 | 7/22 曇時々霧雨 7/23 雨(沈殿) 7/24 晴 7/25 晴 午後に一時霧 7/26 晴のち曇 7/27 晴時々曇のち霧 7/28 晴のち曇 午後雷雨 7/29 曇時々晴一時小雨 7/30 晴時々曇 午後雷雨 7/31 晴のち曇一時小雨 8/01 晴時々曇 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
米原 23:03―(急行リゾート白馬アルプス)―06:05 白馬 ―(バス)―07:12 猿倉 復路 新穂高温泉 ―(バス)― 奥飛騨温泉口 ―(神岡鉄道)― 猪谷 ―(高山線)― 富山 ―(北陸線)― 彦根 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・猿倉〜白馬岳 白馬大雪渓では落石に注意。小雪渓もまだ残っていた(ステップあり)。 軽アイゼンは駅前にて貸出あり。山頂の小屋で返却のルール。 ・白馬岳〜唐松岳 天狗山荘前に長い雪渓が残っていた。 不帰ノ険は岩場の登りで高度感はあるが南下コースであれば問題ない。 反対コースは下りになるので厳しいかも…。ホールドに注意。 ・唐松岳〜五竜岳 牛首の痩せ尾根の地点が危険。慎重にいけば問題ない。 ・五竜〜鹿島槍(八峰キレット) 五竜の下りも慎重にいかねばならない岩場が続く。 八峰キレットは短いが高度感あり。鹿島槍へは厳しい急登となります。 ・鹿島槍〜針ノ木・蓮華岳 特に危険な個所はありません。黒部湖を見ながらの尾根歩きです。 ガレ場は多い。 ・蓮華岳〜烏帽子岳 蓮華岳のコマクサ群落は圧巻。 船窪岳のガレ場(というより崩壊地)は慎重に。 樹林帯でコースに華やかさは皆無です。鈴鹿よりひどい?ブッシュ。 ・烏帽子岳〜水晶岳 特に危険個所はありませんが、滑落注意箇所あり。 この区間で浮き石に足をとられて捻挫したメンバーが出た‼ 水晶岳へは岩場が続く。 ・水晶岳〜双六岳 鷲羽岳の登路は浮石が多い。 黒部源頭部は残雪豊富。雪道歩きに自信がなければ鷲羽越えが無難。 危険個所はありません。双六の巻道も歩きよい道でした。 ・双六岳〜新穂高温泉(小池新道) 危険個所はありませんが、雨後の増水時には注意が必要。 秩父沢の橋が流される可能性があります。 最後の長い林道歩きがしんどい。 |
その他周辺情報 | 白馬村営頂上宿舎 幕営 小屋の西側に約30張/1人500円 水代は幕営費に含む 白馬駅で1000円で借りた軽アイゼンを返却「(300円の戻しあり) 天狗山荘 幕営 小屋の北側に約15張/1人500円 水代は幕営費に含む 五竜山荘 幕営 小屋前に約20張/1人500円 水代 1100円 冷池山荘 幕営 鹿島槍側に10分のサイト地に約20張/1人500円 水代 1200円(小屋で入手) 針ノ木小屋 幕営 小屋前7-8張・針ノ木岳側10張/1人500円 水代 1150円 船窪小屋 幕営 不動沢側へ20分のサイト地に10張/1人500円 水代 無料…テン場より沢へ2分・5分の個所に2ヶ所の流水 トイレは厳しい! ホワイトガス 500ml500円(計算違いで緊急補充) 烏帽子小屋 幕営 野口五郎側へ150辰離汽ぅ斑呂30張/1人500円 水代 1100円(小屋で入手) 三俣山荘 幕営 小屋の西側数か所に分散して約60張/1人500円 水代 無料(小屋の裏手に給水設備) 双六小屋 幕営 小屋南側(双六池畔)に約60張/1人500円 水代 無料(小屋の西側に給水設備) |
写真
感想
ワンゲル部としての集大成―3年時の夏合宿。
我々には最大のチャレンジとなる後立山〜裏銀座の大縦走へ向かった。白馬大雪渓を登り、不帰ノ険や八峰キレットなどの難所を抜けながら五竜・鹿島槍を踏破、さらに裏銀座に入って北アルプス最深の水晶岳・鷲羽岳を経て最後は笠ヶ岳(槍ヶ岳ではなく敢えて笠ヶ岳)へ…という予備日を含めて14日間の大計画でした。
初日…まずは白馬大雪渓を登る。曇天から小雨に変わるあいにくの天気が残念ですが、アイゼンを着けての雪渓歩きに稜線へ。
2日目は朝から風雨。いきなりの沈殿で先行き怪し…。
3日目…ようやく晴天となり、白馬岳でご来光を望んでから天狗山荘へ。白馬の非対称稜線を楽しみながら、翌日からの難所に備えて短い行程をこなす。
4日目…前半の核心部…天狗の大下りを経て不帰ノ嶮を抜ける。岩場続きのルートではあったが問題なく唐松岳へ。そこからさらに牛首の岩稜を越えて五竜山荘へ向かった。
5日目…五竜岳に登頂、相変わらずの岩場だらけのルートを抜けて八峰キレットへ。この稜線に包丁を入れたようなV字の窓を抜けて鹿島槍の急登に挑む。鹿島槍の山頂は雲がかかってしまったが布引のテントサイトまで9時間の行程をこなした。
五竜山荘にマップと天気図を忘れてしまい、チーフリーダー失格!
6日目…疲労が蓄積する中、爺ヶ岳を経て黒部湖を眼下に針ノ木岳まで、2日続けてのロングコースを行く。家族で来ていると思われる白人の奥様のひとこと…「ワンダフル・アイデア!ゴーバック!!」はサイコーの名言?でした!
7日目…いきなりOBのN-Da氏に遭遇。蓮華岳のコマクサ群落には癒されながらも、今回の行程で最も標高が低く、展望もなく華もない山群へ…。ガスの分量計算を間違い、不足が心配されるが、船窪小屋で無事に補充で来た(大会系クラブとしてはちょっと不正行為ですが…)
8日目…引き続きの所謂つなぎ区間で船窪から烏帽子へ。もはや疲労も限界でメンバーも不満たらたら。烏帽子岳にてようやく皆に笑顔が戻り、山頂の岩場に皆で寝そべって昼寝を楽しんだ。
9日目…裏銀座に入り、野口五郎・水晶・鷲羽へと向かう。ロングコースであったが後半の名峰群を一気に抜ける喜びを味わう。残念ながらU-Da君が軽い捻挫を起こしたため笠ヶ岳を断念し、双六から下山することを選択せざるを得なかった。
雷雨後、鷲羽に二重の虹がかかるその瞬間は感動的であった。
10日目…U-Da君の足のこともあり、双六へは稜線を通らずに巻道を行く。短い移動で双六に到着、久しぶりの短時間行程で体を休めた。
11日目…最終日は小池新道を通って新穂高温泉に下山。無料がうれしいアルペン浴場(ヤマ屋ばかりで脱衣所は臭い!)にて11日振りの風呂に浸かって心からリフレッシュ。本当に長い山旅でした。
笠ヶ岳をカットしたものの、約9割はコース完遂ということで、メンバーにはハードに過ぎたかもしれないが個人的には満足の10日間となった。
今回のコースは最初から相当のヤマ好きでパーティーを構成し、全員が高い目標を持っていないとなかなかまとまりを維持してコース完遂をするのは難しいかもしれません。だが、何となく自分にも独りよがりの点もあって、組織論的なものを考えさせられる(というか頭の中はそんなことがぐるぐる巡ってばかり)山行となりました。
※後年になって当時の記憶を元に記録しましたので、思い出補正があると思います。
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