北岳~間ノ岳〜仙丈ヶ岳〜甲斐駒ヶ岳〜鳳凰三山&オベリスクも登頂
- GPS
- 44:05
- 距離
- 54.6km
- 登り
- 6,137m
- 下り
- 6,261m
コースタイム
11:30 広河原 03:50 肩の小屋 03:30 両俣小屋
13:30 二俣 05:04 北岳山頂 05:16 04:30 野呂川越
16:18 肩の小屋 06:10 北岳山荘 06:20 05:19 横川岳
06:53 中白根山 06:56 伊那荒倉岳
07:52 間ノ岳 08:05 09:31 大仙丈ヶ岳
08:42 三峰岳 10:00 仙丈ヶ岳 10:15
11:19 野呂川越 11:26 10:36 仙丈小屋 10:49
12:12 両俣小屋 11:26 小仙丈ヶ岳 11:35
12:11 大滝頭
13:19 北沢峠 13:35
13:52 北沢駒仙小屋
【4日目】 【5日目】
03:15 北沢駒仙小屋 03:27 早川尾根小屋
05:16 双児山 03:50 広河原峠
06:08 駒津峰 04:34 赤薙沢ノ頭
06:33 六方石 04:51 白鳳峠
07:34 甲斐駒ヶ岳 07:47 05:44 高嶺 05:51
08:21 摩利支天 06:28 賽ノ河原 06:40
08:45 六方石 06:50 オベリスク 06:58
09:16 駒津峰 07:12 賽ノ河原
10:02 仙水峠 10:12 08:11 観音岳
11:33 栗沢山 08:37 薬師岳
12:34 アサヨ峰 12:55 09:29 南御室小屋
14:36 早川尾根ノ頭 10:02 苺平
14:41 早川尾根小屋 11:55 夜叉神峠小屋 12:00
12:29 夜叉神峠登山口
天候 | 9/4 → 9/5 9/6 9/7 時々 9/8 時々稀に |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾(7:04) - 甲府(8:38) 甲府駅(9:00) - 広河原(10:51) 2000円 【帰り】 夜叉神峠登山口(13:26)- 芦安温泉(13:43) 芦安温泉(14:40) - 甲府駅(15:35) 560円 甲府(16:01)- 高尾(17:42) 1060円 往復で使用したバスの時刻表 http://yamanashikotsu.co.jp/noriai/2012hirogawara.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所等 基本的に一般登山道なので危険箇所はない 六方石から甲斐駒ヶ岳へ直登するルートは序盤に大きな岩が続くが、体力さえあれば行ける 地蔵岳のオベリスクは縦走路から見て、表側から登るのが正しいと思う。 裏側のクラックからはクライミング技術がなくても登れた。 表側にはザイルと鎖が上まで付いています。 しかし、ザイルと鎖はクラックに挟まっているので、下から見上げると見づらいようです。 慎重な人はギアなどを使って登る人もいるようだ。(自分はよくわからない) 個人的には裏側から登るほうが難易度が低いように思える。 芦安駐車場近くにあった白峰会館にて550円で入浴 http://yamanashikotsu.co.jp/onsen-lodge/pg134.html 時間があれば入浴料が同額の金山沢温泉に入りたかった。 http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/onsen-kanayamasawa |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
前回は自分の所属する部活の山行記録でしたが、今回は同じ大学のほかのサークルに所属する友人に誘われ、南アルプス縦走に連れて行ってもらいました。
[b]【1日目】[/b]
中央本線に乗り甲府まで向かい、そこから広河原までバスで向かいました。
バスには20名ほどの登山者が乗車していました。
2時間近い乗車時間でしたが、ウトウトしていたので乗車時間が長いとはそれほど思いませんでした。
広河原につくと雨が降りだしてきたので、バスの待合所のようなところへ入り、給水、計画書の提出、団装分担などを済ませ、レインコートを羽織ってから出発することにしました。
大樺沢を上がっていくと、さすが人気の山だけあって登山者に何人も会いました。
二俣についた頃には天気が回復し、振り返ると鳳凰三山が望めました。
そこから右俣へ足を進め、稜線にあがると仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳が雲の中から時折、顔を覗かせていました。
稜線をちょこちょことすすむと標高3000mにあるという肩の小屋に到着しました。
テン場からは富士山や、鳳凰三山が望めました。
また、ブロッケン現象が発生していました。
[b]【2日目】[/b]
翌朝は天気が安定していたので、北岳山頂で御来光を見ることにしました。
登頂するとどうやら自分たちが一番乗りのようでした。
日の出を見てから北岳山荘方面へくだり、中白根山を越え、間ノ岳へ登頂しました。
山頂では4人組の学生が休憩していました。
話を聞くと彼らは南アルプスにある百名山を光岳から全山縦走をしている学生たちでした。
自分には到底できないことだなぁ…なんて思ってしまいました。。
そこから三峰岳まで静岡県境を歩き、ピークで少し休憩したのち、稜線上に北上することとしました。
野呂川越までの道のりは奥秩父の似た雰囲気をもった樹林帯でした。
奥秩父で出会った人には南アルプスが大好きな方に何人か出会いましたが、ようやくその理由を知ることができました。
野呂川越からは一旦稜線から外れ、急坂をくだった所にある両俣小屋でテントを張りました。
[b]【3日目】[/b]
前日にくだった急坂を登り返し、稜線に戻りました。
しばらく進むと横川岳がありました。頂上はあまり展望が効きませんでしたが朝日に染まった空を見ることができました。
伊那荒倉岳までも予想以上に長く感じました。
さらに進んでいくと、徐々に植物の種類が減り、ハイマツ帯となりました。
ハイマツ帯にはホシガラスの家族が住んでいるらしく、登山道にはついばまれた松ぼっくりがたくさん落ちていました。
大仙丈カールが見えてくると徐々にガスが巻きだし、大仙丈ヶ岳はガスの中でした、、その後も晴れることはなく、仙丈ヶ岳もガスの中でした。
小仙丈ヶ岳へ向かう途中にある、仙丈小屋でバッチを購入し、小仙丈ヶ岳へ向かいました。
小仙丈ヶ岳までくるとガスより下に来たので晴れていました。
また、眼下には北沢駒仙小屋のテン場に張られたカラフルなテントが見えました。
よく踏まれた登山道をくだり、長衛荘に立ち寄ってから北沢駒仙小屋のテン場に幕営しました。
ここのテン場は俗化したためなのかわかりませんが、消灯時間後にヘッドランプでテントを照らしてくる人や、奇声を上げている人が老若男女問わず見受けられました。
近くまでバスが運行されている為にこのような惨状になってしまったのだとしたら悲しい限りです。
[b]【4日目】[/b]
この日が今回の山行で1日の歩行時間が一番長かったのですが、睡眠不足という理由を付けて歩かないのは嫌だったので予定通り出発することにしました。
まずは北沢峠まで歩き、双児山経由で甲斐駒ヶ岳を目指すことにしました。
双児山までくると夜が明け始め、正面には甲斐駒ヶ岳、振り返ると仙丈ヶ岳や北岳が望めました。
鞍部をひとつ過ぎると駒津峰でした。
間ノ岳から一緒の行程の4人組が仙水峠からピストンであがってきました。
六方石から自分たちは直登ルートであがることにしました。
尾根上には巨石がゴロゴロと転がっており、テントの入った重いザックを背負いながら斜面を這い上がっていったので、より難易度をあげて攻略することで登ることが逆に快感になりました。
ただ、自分一人で楽しみすぎたのでリーダーをドンドン引き離してしまったのはちょっと悪いことをしたなぁ…と思いました。
山頂に着くと巻き道を使ってきた4人組が休憩していたので写真を撮ってもらいました。
くだりは巻き道を使い、摩利支天に立ち寄ってから駒津峰まで戻りました。
駒津峰からは仙水峠方面へくだりました。
仙水峠までは500m下がり、今度は栗沢山まで500m近く上がるというなかなかハードな道のりでした。
アサヨ峰までは岩稜で岩にちょこっとよじ登ったりしながら進むのが楽しかったです。
アサヨ峰から先はガスが濃くなり、ミヨシノ頭には気づきませんでした。
早川尾根ノ頭は三角点があったので、さすがに気づきました。
三角点から小屋まではすぐでした。
小屋には可愛い番犬がいたので、テントの手続きのあとじゃれあいました。
テン場はこじんまりとしており、いかにも山小屋らしい雰囲気でその日の夜はとっても気持ちよく眠れました。
[b]【5日目】[/b]
この日は頑張れば下山できるということで早朝に出発しました。
広河原峠を過ぎ、赤薙沢ノ頭と思われる場所で休憩しました。
その後、白鳳峠を過ぎ、高嶺の中腹あたりで日の出を迎えました。
残念ながら高嶺にあがるとガスが出てしまいました。
ガスの中を進んでいくと足元のハイマツが白砂へと移り変わり、ガスが晴れ始めました。
そして地蔵岳のオベリスクが間近に見えました。
賽ノ河原へ出るとガスがすっかりなくなりました。
オベリスクは裏側にロープがぶら下がっていて、それに�拙まれば登れるという話を聞いていたので、裏側からよじ登りました。
(オベリスクの裏側には看板が埋め込まれてたこともあり、それが登り口の目印だと思い込んでしまった。)
ただ、実際に登ってみるとロープは表側についており、どうやら自分は話を聞き間違えたようでした。
(上方をよく確認して登るべきだった)
自分はクライミング技術はほぼ皆無ですが、案外簡単に登れました。
オベリスクの上は2つの岩でできていて、上にはステップが彫り込まれていました。
ただ、岩の上には標識や看板などは特にありませんでした。(『オベリスク登頂!』みたいな看板ほしいなぁ)
くだりは表側にザイルが付いているのでにぶら下がりながらおりました。
リーダーは残念ながらハーネスなどがないと登れないということだったので、断念しました。
金峰山の五丈岩と違い、一回下りてもう一回登る程の体力がなかったので上に立っている写真はありません…
次回来るときは誰かにカメラを渡して登ることにしたいと思います。
ちなみに、オベリスクの上はドコモの電波がよく入ります。
すっかり体力を消耗したので行動食を多めに食べ、薬師岳小屋まで行き、オベリスクの付いたバッチを購入しました。
南御室小屋で水補給し、辻山には寄らずにそのまま夜叉神峠へ向かいました。
夜叉神峠小屋には夜叉神峠、鳳凰三山の他に甲斐駒ヶ岳や北岳のバッチも販売していました。
ここで自分がバスの時刻表を見間違えてしまい、夜叉神峠登山口に着いたのはバス到着1時間前になってしまいました。
最後の最後にリーダーを焦らせてしまって申し訳ないことをしてしまったな…と思いました。
東屋があったので通り雨に濡れることもなくバス到着時間まで休むことができました。
バスは甲府駅までの直通運転がありましたが、さっぱりしたかったので芦安駐車場の近くにある温泉施設に立ち寄りました。
入浴料は格安で他に入浴客がいなかったので、のんびりと浸かれました。
ただ、次のバスまでは1時間しかなかったので食事などはできませんでした。
甲府駅までのバスは自分達以外に乗客がいなかったので、車窓から望める茅ヶ岳や奥秩父の山が見えることを車掌さんから教えていただけました。
甲府駅で駅弁とビールを購入し、電車のなかで今回の山行の思い出話をしながら帰りました。
鳳凰、仙丈、北岳とそれぞれ別に行ったことがあるので、懐かしく拝見しました(甲斐駒や間ノ岳は行ってません)。若いころでも一度には歩けなかったでしょうが。
早川尾根も歩いたことはないのですが、麓から見るアサヨ峰はけっこう好きです。こんな感じ
http://yamatabi.que.ne.jp/photo/050409sakura/IMG_0773.jpg
甲斐駒もいいところでしたよ〜!
特に六方石から山頂までの直登ルート!
いつから黒戸尾根も登りたいです!でも、映像を見た限りかなり大変そう?
早川尾根は人通りが少なくて楽しく歩けました!
栗沢山〜アサヨ峰は草がほとんど無く、岩がゴロゴロとしていて踏み跡が薄いので、ガスの時は迷う人がいるかもしれないですね〜
それから鳳凰山という名の三角点がある場所が意外なところでした。
遠くに見えた赤石岳、塩見岳などの南アルプス南部のエリアも歩いてみたいと思いました。
南アは落ち着いていていいですね。もっともぼくは北部の混んだところしか行っていないけど。
一時期、深南部(光岳のさらに南の池口岳とか大無間とか)にあこがれて、あのあたりの本を漁りましたが、どう考えても実力以上でした。
途中で会われた南ア全山縦走パーティは凄いですね。荷物だけでどれだけの重さになるやら・・・。
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