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Yamareco

記録ID: 227872
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

試練と試練の剱岳合宿−早月尾根・北方稜線・池平山・八峰上半

2012年09月19日(水) ~ 2012年09月23日(日)
 - 拍手
tanoo chomokinta その他2人
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
98:04
距離
31.4km
登り
5,578m
下り
3,896m
歩くペース
とても速い
0.20.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9/19
(tanooとchomokintaのみ)
7:30頃 馬場島発
9:30  標高1400m
9:51  標高1600m
10:23 標高1800m
11:15 標高2000m
12:00 早月小屋(小屋泊)

9/20
5:37  早月小屋
8:55  剱岳山頂(ハーネス・ヘルメット装備)/9:00発
9:35  長次郎のコル
10:40 池の谷乗越
11:25 三ノ窓分岐
11:53 小窓ノ王取付
13:30 小窓
17:00 池平山南峰/17:20発
19:07 池の平小屋(小屋泊)

9/21
11:30 池の平小屋
12:18 仙人峠
12:27 仙人池ヒュッテ
12:40 仙人峠
14:14 二股吊橋
15:25 真砂沢ロッジ(小屋泊)

9/22
5:18  真砂沢ロッジ
6:00  長次郎谷出合(他の2名と合流、荷物をデポ)/6:21発 
8:02  5・6のコル取付/8:22発
8:41  5・6のコル
(Aフェースに取り付く)
9:30  Aフェースの頭付近
(ルートの間違いに気付き引き返す)
10:15 5・6のコル
11:40?6峰Dフェースの頭
12:20?7峰の頭
13:40?8峰の頭
14:25 池の谷乗越
16:00 長次郎谷出合(デポ回収)/16:15発
18:15 剱沢キャンプ場(テント泊)

9/23
6:45  剱沢キャンプ場発
7:30  剱御前小舎/7:36発
8:32 雷鳥沢キャンプ場/8:36発
9:24 室堂ターミナル
天候 9/19:曇り・雨
9/20:午前中曇り時々晴れ、午後は霧のち小雨
9/21:午前中雨、午後曇り
9/22:晴れ
9/23:雨 時々風強い
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行き
・新宿23:00発→富山駅5:30着(MKツアーバス/\3500)
・電鉄富山5:55発→上市駅6:25着(富山地方鉄道/\580)
・上市駅6:30頃発→馬場島7:00頃着(旭タクシー/\7500)

帰り
・室堂→扇沢:片道\5700(重量10kg以上の手荷物持参の場合は、室堂で\400、黒部ダムで\200の手回り品きっぷの購入が必要)
時刻表参照ページ→http://www.alpen-route.com/access/timetable/index.html
コース状況/
危険箇所等
【早月尾根(馬場島〜本峰頂上)】
・よく整備されていて歩きやすい。標高2600m以上になると鎖場の岩場が多くなるが、注意すれば特別な危険箇所はなかった。

【北方稜線】
・本峰頂上から先はガレ場の多い岩稜帯を歩く。長次郎のコルから池ノ谷乗越にかけては長次郎谷側を通過。浮石の多いルンゼを下降した後の巻き道はひどくガレていて、一歩踏み出すだけで岩雪崩を起こす恐れが多い。また池ノ谷乗越までの下りは傾斜のある岩壁のクライムダウン。
  
・池ノ谷乗越からは池ノ谷側を通過。池ノ谷ガリーの下りもザレているので落石に注意。小窓ノ王は、池ノ谷側を斜めに登って巻くバンドが唯一のルートなので確実に見つける必要がある。ロープが目印。
  
・バンドを登った後は、ペンキやケルンを目印に小窓へ続くトラバース。途中3m位の小さい雪渓をトラバース。スプーンカット状になっていたので今回はアイゼンがなくても通過できた。

・小窓のコルには木のプレートがあったが、今回行った時にはプレートの文字が全部消えていた(後から別の人の記録を見ると、「ここは小窓のコルです」と書かれてあったらしい)。特にガスが濃い状況だと、下るべき小窓雪渓も全く見えずにそのまま稜線上を通過して池平山へと向かってしまう可能性が高い。そして私たちもその例に漏れず、そのまま池平山へと向かってしまったのでした・・・。

・池平山への登りは小窓側からだと進行方向左側にホールド・スタンスのしっかりした巻き道があるらしい(池ノ平小屋の小屋番さん情報)が、これもガスがかかっていると全くわからない。目に付いた薄い踏み後を追っていくと、草つきの急登や這松の藪こぎトラバースが延々と続く。所々に残置ロープはあるが、大分古びて使用には不適。持参のロープを使った方が無難。

※北方稜線はバリエーションルートなので、一般向けではありません。必要な装備と経験がないと、遭難の可能性があるのでご注意ください。因みに逆ルートの方が比較的ルートファインディングやクライミング技術的に簡単になるようです。

【池ノ平山から真砂沢】
・特に危険箇所なし。

【剱沢雪渓・長次郎雪渓】
・大きなクレバスが多く、明るい時間帯での通過がのぞましい。アイゼン・ピッケル必要。

【八峰(5・6のコル〜八峰の頭)】
・5・6のコルからの取り付き点に注意。左側にしっかりしたピトンとスリングがあるが、そちらに惑わされて登ってしまうとAフェースの頭に出てしまい、来た道を戻るしかなくなる。正規のルートをたどれば、楽しいクライミングができる。

【剱沢〜室堂】
・危険箇所はなし。

【泊まった小屋】
・早月尾根:1泊2食付\9000。テント場あり(\500)。水はペットボトルで販売(2Lで\800)
・池の平小屋:1泊2食付\9000。テント場(\500)、水場あり(無料)。18:30までならお風呂も入れるようです。
・真砂沢ロッジ:1泊2食付\8500。テント場あり(\500)。掛け湯のお風呂は先着順で利用可能。
予約できる山小屋
剱澤小屋
馬場島で雨の中のスタート。
2012年09月19日 07:20撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/19 7:20
馬場島で雨の中のスタート。
「試練と憧れ」の岩。どんな試練が待っているのかな・・・
2012年09月19日 07:29撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/19 7:29
「試練と憧れ」の岩。どんな試練が待っているのかな・・・
早月尾根は標高約750m地点から始まるので、初めは樹林帯の中を登ります。
立派な杉の木が所々立っていました。
2012年09月23日 23:36撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:36
早月尾根は標高約750m地点から始まるので、初めは樹林帯の中を登ります。
立派な杉の木が所々立っていました。
町の方には青空が見えていても、山の中は雨雲の中。
2012年09月19日 09:30撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/19 9:30
町の方には青空が見えていても、山の中は雨雲の中。
標高200mおきにこんな標識が置かれてありました。
2012年09月19日 10:23撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/19 10:23
標高200mおきにこんな標識が置かれてありました。
2000m近くにあった池。
2012年09月23日 23:36撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:36
2000m近くにあった池。
早月小屋に到着。
1番初めに目に付いたのは、入り口の上にある「伝蔵小屋」と書かれた板でした。
2012年09月19日 11:58撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/19 11:58
早月小屋に到着。
1番初めに目に付いたのは、入り口の上にある「伝蔵小屋」と書かれた板でした。
小屋で休みながら、翌日の好天を案じます。
2012年09月23日 23:37撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:37
小屋で休みながら、翌日の好天を案じます。
2日目。
明け方に星が出ていましたが、出発時はまたこんなガスがかかっていました。
2012年09月20日 05:38撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/20 5:38
2日目。
明け方に星が出ていましたが、出発時はまたこんなガスがかかっていました。
雨に濡れてしょげた感じのアザミ。
2012年09月20日 06:56撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/20 6:56
雨に濡れてしょげた感じのアザミ。
2600m地点を通過。これからが本番です。
2012年09月20日 07:03撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/20 7:03
2600m地点を通過。これからが本番です。
チングルマの穂に付いた雨は霜のようでした。
2012年09月20日 07:07撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/20 7:07
チングルマの穂に付いた雨は霜のようでした。
ガスの中から本峰登場!
2012年09月23日 23:40撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:40
ガスの中から本峰登場!
快晴の中の登りは清々しいけど、こんなガスの中の神々しい雰囲気も魅力的です。
2012年09月23日 23:41撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:41
快晴の中の登りは清々しいけど、こんなガスの中の神々しい雰囲気も魅力的です。
鎖場の鎖はしっかりしていました。
ガスで下が見えないのもあり、恐怖も感じず淡々と登っていきました。
2012年09月23日 23:41撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:41
鎖場の鎖はしっかりしていました。
ガスで下が見えないのもあり、恐怖も感じず淡々と登っていきました。
呆気なく別山尾根との分岐に到着。
カニのハサミは一体どこだったんだろう。。。
2012年09月23日 23:41撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:41
呆気なく別山尾根との分岐に到着。
カニのハサミは一体どこだったんだろう。。。
山頂にはたくさんのプレートが置かれてありました。
2012年09月20日 08:49撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/20 8:49
山頂にはたくさんのプレートが置かれてありました。
山頂から先はバリエーションルート。
ヘルメットとハーネスを付けて、気合を入れて出発です。
2012年09月23日 23:42撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
9/23 23:42
山頂から先はバリエーションルート。
ヘルメットとハーネスを付けて、気合を入れて出発です。
一直線に並ぶ八峰のピーク。
2012年09月20日 09:25撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/20 9:25
一直線に並ぶ八峰のピーク。
さて、ここからどう進むのか?
2012年09月23日 23:42撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:42
さて、ここからどう進むのか?
大きな溝を横目に下へと進みます。
2012年09月23日 23:43撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:43
大きな溝を横目に下へと進みます。
長次郎谷の左俣の上をトラバース。
一歩踏み出すごとに、足元の岩がガラガラと雪崩のように崩れていきました。
下に人がいなくてよかった・・・。
2012年09月23日 23:43撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:43
長次郎谷の左俣の上をトラバース。
一歩踏み出すごとに、足元の岩がガラガラと雪崩のように崩れていきました。
下に人がいなくてよかった・・・。
空を見上げるモアイのような岩。
名前、あるのかな?
2012年09月20日 09:55撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/20 9:55
空を見上げるモアイのような岩。
名前、あるのかな?
さっきのガレガレトラバースを振り返って見てみる。
2012年09月23日 23:43撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:43
さっきのガレガレトラバースを振り返って見てみる。
踏み跡は大体こんな感じでしっかりついていました。
2012年09月23日 23:44撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:44
踏み跡は大体こんな感じでしっかりついていました。
ハイマツまじりの岩を登ったり。
2012年09月23日 23:44撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:44
ハイマツまじりの岩を登ったり。
池ノ谷乗越に到着しました。
2012年09月23日 23:44撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:44
池ノ谷乗越に到着しました。
池ノ谷ガリーの下りもザレていましたが、さっきの長次郎谷左俣上のガレガレトラバースに比べればそれほど怖くはありませんでした。
2012年09月23日 23:44撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
9/23 23:44
池ノ谷ガリーの下りもザレていましたが、さっきの長次郎谷左俣上のガレガレトラバースに比べればそれほど怖くはありませんでした。
ピンクの布を発見するとほっとします。
2012年09月23日 23:45撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:45
ピンクの布を発見するとほっとします。
小窓ノ王の基部から斜めに上がったバンドを登って行きます。ガイドには発射台と書かれてありました。
2012年09月23日 23:45撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:45
小窓ノ王の基部から斜めに上がったバンドを登って行きます。ガイドには発射台と書かれてありました。
バンドを登りつめてからは、踏み跡にしたがって平行移動。
2012年09月23日 23:45撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:45
バンドを登りつめてからは、踏み跡にしたがって平行移動。
どんどん進みます。
2012年09月23日 23:45撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:45
どんどん進みます。
ペンキのマークも所々ありました。
2012年09月20日 12:02撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/20 12:02
ペンキのマークも所々ありました。
見た目怖そうな雪渓のトラバースでしたが、案外通過しやすかったです。
因みにこの2日後、この雪渓は壊されたようです。
2012年09月23日 23:46撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
9/23 23:46
見た目怖そうな雪渓のトラバースでしたが、案外通過しやすかったです。
因みにこの2日後、この雪渓は壊されたようです。
トラバースと急坂の下りが長い間続きます。
恐らくこの辺りからだと小窓の雪渓や池の平小屋も見えたのだと思いますが、ガスがかかっているので何も見えませんでした。
2012年09月23日 23:46撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:46
トラバースと急坂の下りが長い間続きます。
恐らくこの辺りからだと小窓の雪渓や池の平小屋も見えたのだと思いますが、ガスがかかっているので何も見えませんでした。
そのまま小窓を通過して、気づけば池平山へと続く登りに突入。
ここから池平山の山頂までは、写真を撮る余裕などまったくありませんでした。。。
2012年09月23日 23:46撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:46
そのまま小窓を通過して、気づけば池平山へと続く登りに突入。
ここから池平山の山頂までは、写真を撮る余裕などまったくありませんでした。。。
およそ4時間にわたる草付急登と藪トラバースとの格闘の末、遂に池平山(南峰)に到着!
この標識を見て、今までの激闘も報われた気がしました。
2012年09月20日 17:29撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/20 17:29
およそ4時間にわたる草付急登と藪トラバースとの格闘の末、遂に池平山(南峰)に到着!
この標識を見て、今までの激闘も報われた気がしました。
池の平小屋へ下る時には既に日が落ちていました。
ヘッデンを付けて真っ暗な坂を下ります。
2012年09月20日 17:46撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/20 17:46
池の平小屋へ下る時には既に日が落ちていました。
ヘッデンを付けて真っ暗な坂を下ります。
池の平小屋特製、アザミの味噌焼き。
香ばしくてとってもおいしかった!
2012年09月20日 19:30撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/20 19:30
池の平小屋特製、アザミの味噌焼き。
香ばしくてとってもおいしかった!
剱沢キャンプ場の受付の方達と、富山のガイドの方が同泊されていました。翌日に北方稜線を歩く予定だったけど、朝から大雨でやむなく断念。剱沢へ戻っていかれました。
2012年09月21日 07:46撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/21 7:46
剱沢キャンプ場の受付の方達と、富山のガイドの方が同泊されていました。翌日に北方稜線を歩く予定だったけど、朝から大雨でやむなく断念。剱沢へ戻っていかれました。
小屋から見えた平の池。癒されます。
2012年09月21日 07:51撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/21 7:51
小屋から見えた平の池。癒されます。
この部屋でお着替えしていたら、ドアを開けたリーダーに2回も目撃されてしまいました(笑)
鍵かけておけばよかった。
2012年09月23日 23:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:47
この部屋でお着替えしていたら、ドアを開けたリーダーに2回も目撃されてしまいました(笑)
鍵かけておけばよかった。
11時過ぎ、雨が落ち着いてきました。
池の平小屋をあとにします。
皆さん、色々とお世話になりました。
2012年09月21日 11:38撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/21 11:38
11時過ぎ、雨が落ち着いてきました。
池の平小屋をあとにします。
皆さん、色々とお世話になりました。
少し歩くと仙人池ヒュッテが見えてきました。
2012年09月21日 12:20撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/21 12:20
少し歩くと仙人池ヒュッテが見えてきました。
仙人峠に荷物を置いて、仙人池までピストン。
2012年09月23日 23:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:47
仙人峠に荷物を置いて、仙人池までピストン。
仙人峠から10分もすれば、仙人池ヒュッテに到着です。
2012年09月21日 12:28撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/21 12:28
仙人峠から10分もすれば、仙人池ヒュッテに到着です。
仙人池は今まで写真で見ていた通り、鏡のようでした。
もっと紅葉が鮮やかな時に訪れてみたいです。
2012年09月21日 12:30撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/21 12:30
仙人池は今まで写真で見ていた通り、鏡のようでした。
もっと紅葉が鮮やかな時に訪れてみたいです。
三ノ窓雪渓。
2012年09月21日 13:35撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
9/21 13:35
三ノ窓雪渓。
二俣の吊橋を渡ります。
2012年09月23日 23:48撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:48
二俣の吊橋を渡ります。
はしごを登ったり、
2012年09月23日 23:48撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:48
はしごを登ったり、
へつったり。
2012年09月21日 14:33撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/21 14:33
へつったり。
4時間ほど歩いて真砂沢ロッジに着きました。
2012年09月21日 15:25撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/21 15:25
4時間ほど歩いて真砂沢ロッジに着きました。
到着順に入れた掛け湯のお風呂。
お湯は結構温度が高めだったので、掛け湯でも十分暖まりました。
2012年09月23日 23:49撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:49
到着順に入れた掛け湯のお風呂。
お湯は結構温度が高めだったので、掛け湯でも十分暖まりました。
4日目の朝は久々の晴天!
2012年09月23日 23:49撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:49
4日目の朝は久々の晴天!
長次郎谷の出合でKさん、Nさんと合流。
2012年09月22日 06:08撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/22 6:08
長次郎谷の出合でKさん、Nさんと合流。
不要な荷物を出合にデポして、八峰へ向かいます。
2012年09月22日 06:54撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/22 6:54
不要な荷物を出合にデポして、八峰へ向かいます。
この青空、待ってました〜!
2012年09月22日 07:37撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/22 7:37
この青空、待ってました〜!
もうすぐ5・6のコル。
2012年09月23日 23:50撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:50
もうすぐ5・6のコル。
ど迫力の岩壁。
2012年09月22日 08:01撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/22 8:01
ど迫力の岩壁。
5・6のコル下の草の上で一休み。
2012年09月22日 08:33撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/22 8:33
5・6のコル下の草の上で一休み。
これから取り付き開始。
どこから取り付けばいいのかな?
2012年09月23日 23:50撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:50
これから取り付き開始。
どこから取り付けばいいのかな?
とりあえずルートっぽい所を見つけて登ってみます。
2012年09月23日 23:51撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:51
とりあえずルートっぽい所を見つけて登ってみます。
話に聞いていたグレードよりも少し高い気がする・・・。
2012年09月23日 23:51撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:51
話に聞いていたグレードよりも少し高い気がする・・・。
後ろに見える5峰のピーク。
2012年09月23日 23:51撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:51
後ろに見える5峰のピーク。
この先はもう前に進めませんでした。
どうやら違う場所から取り付いてしまったようです。
2012年09月23日 23:51撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:51
この先はもう前に進めませんでした。
どうやら違う場所から取り付いてしまったようです。
スタート地点に戻り、気を取り直して再トライ。
2012年09月23日 23:51撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:51
スタート地点に戻り、気を取り直して再トライ。
左には源次郎尾根が、山頂に向かって綺麗にのびていました。
2012年09月22日 11:25撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
9/22 11:25
左には源次郎尾根が、山頂に向かって綺麗にのびていました。
豊かな緑が足元で広がっていました。
2012年09月22日 11:28撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/22 11:28
豊かな緑が足元で広がっていました。
頭上に見えるのは迫りくるような岩ばかり。
2012年09月22日 11:43撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
9/22 11:43
頭上に見えるのは迫りくるような岩ばかり。
2012年09月22日 11:44撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/22 11:44
さっき登ってきた長次郎谷が見えます。
2012年09月22日 11:45撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/22 11:45
さっき登ってきた長次郎谷が見えます。
チンネ登攀中の3人。
2012年09月23日 23:53撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:53
チンネ登攀中の3人。
下降は懸垂で。
2012年09月23日 23:53撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:53
下降は懸垂で。
傾斜がないと、懸垂下降ってやりにくいですよね。
2012年09月23日 23:53撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:53
傾斜がないと、懸垂下降ってやりにくいですよね。
2012年09月23日 23:53撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:53
ブロッケン現象が見れました。ラッキー!
2012年09月22日 12:28撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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ブロッケン現象が見れました。ラッキー!
もう少しで終了点です。
2012年09月23日 23:53撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:53
もう少しで終了点です。
最後の懸垂が終わり、池ノ谷乗越に着きました。
2012年09月23日 23:54撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:54
最後の懸垂が終わり、池ノ谷乗越に着きました。
長次郎谷の左俣から出合まで下ります。
2012年09月22日 15:04撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/22 15:04
長次郎谷の左俣から出合まで下ります。
初めはガレの下り。やっぱりガレは苦手です。。。
2012年09月23日 23:54撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:54
初めはガレの下り。やっぱりガレは苦手です。。。
クレバスに落ちないように、雪の薄い所を歩かないように、注意しながら下ります。
2012年09月23日 23:54撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9/23 23:54
クレバスに落ちないように、雪の薄い所を歩かないように、注意しながら下ります。
この日も長丁場の1日でした。
デポを回収して剱沢のテント場に向かいます。
2012年09月22日 16:42撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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この日も長丁場の1日でした。
デポを回収して剱沢のテント場に向かいます。
剱沢でみんな無事に合流。
お疲れ様でした!
2012年09月23日 06:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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剱沢でみんな無事に合流。
お疲れ様でした!
雷鳥坂を下って室堂へ。
長い5日間が終わりました。
2012年09月23日 07:58撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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雷鳥坂を下って室堂へ。
長い5日間が終わりました。
撮影機器:

感想

山岳会の秋山合宿ということで、波状的に行動日程をずらしたパーティー数組が剱岳でそれぞれ目的の山行を果たしてきました。

日程の合ったリーダーのchomokintaさんの提案で、5日間を有効活用したスケジュール。
早月尾根での登頂に北方稜線の縦走、さらに八峰上半。
こんなに内容の濃い行程が本当にできるのか!?という思いも半分あったものの、なかなかこんなチャンスはやってこないので、喜んで行くことにしました。

天気は出発時から雨。
核心部の時だけでも晴れてくれればという期待をこめて馬場島を出発。

初日に宿泊した早月小屋のご主人は「この時期の北方稜線を歩いたことがないなら、行かない方がいい」ときっぱり。
翌日の天気もあまり良くなさそうだし、北方稜線は諦めて山頂から長次郎の雪渓を下って八峰上半だけにしようか・・・とも考えましたが、山頂で天気が良くなったのでそのまま北方稜線を進みました。

小窓までは何とか良いペースで進んでいたものの、次第に視界がガスでシャットアウト。目に見えるものは全てとにかく頼りにして進むべき道を探したものの、全く展望がきかなくなりました。小窓雪渓への道がみつからず、気がつけばそのまま池平山へ登る道に。

沢の高巻きのような草付きの急登に手足の力を搾り取られ、次第に足の踏ん張りもきかなくなりました。重い荷物を背負った体を足でリフトアップしきれず、仕舞いには膝を使って簸いつくばるような登りに。
小雨の降る中、藪こぎで草についた水が靴に入り、頭からつま先まで全身びしょ濡れ。
「このままではビバークかも・・・」言葉にはしなくともリーダーも私も頭の中によぎっていました。

「早月小屋の主人の言うことを聞いておけばよかった」と散々思いながらも、何とか暗くなる前に池平山に到着。池ノ平小屋に着いた時には真っ暗でした。
それにも関わらず、小屋では皆さんが美味しい夕飯を作ってあたたかくお出迎え。
お陰で体も気持ちもほっこり暖かくなりました。
皆さんありがとうございました。ご心配をお掛けしてごめんなさい。

今回は3日間小屋泊だったのもあり、色々な人に出会えました。
小屋番さんはもちろん、逆コースで北方稜線を歩こうとしていた剱沢のキャンプ場の受付の方や、ガイドをされている方、79歳でハシゴ谷乗越を越えて真砂まで来た方。
道中でも以前お世話になったガイドの方にも再会できました。
剱岳はたくさんの人に親しまれている山なんだなあ、としみじみ感じました。


4日目は長次郎谷の出合で仲間2人と合流して、八峰を登攀。
少し時間がかかりましたが、待ちわびていた青空の中、気持ちよく登攀することができました。

別の仲間パーティーが正面に見えるチンネを登っていたので、ピーク越しに声を掛けると、この日北方稜線を歩いていた別の仲間パーティまで応えてくれていました(笑)。

最後の夜は剱沢のキャンプで全員集合。
元気に皆さんと合流できて嬉しさと安堵感に満たされました。


砦のような岩稜に、たおやかにのびる緑の尾根。秋への変わり目に日々増えていく紅葉の広がり。稜線近くまで残る雪渓に、轟々と流れる黒部の水流・・・。
1回の山行でこれほど多くの景色が見れる山は今までありませんでした。

試練尽くしの5日間でしたが、剱岳はやっぱり憧れを抱いてしまう山ですね。

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