コロ介対策後久しぶりの本格登山、西鎌尾根〜槍〜南岳
- GPS
- 27:43
- 距離
- 44.6km
- 登り
- 4,256m
- 下り
- 4,252m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:50
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 10:33
天候 | 9/1(火)晴れのち時々雨 9/2(水)快晴 9/3(木)晴れ時々雨、稜線では風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
栃尾交差点を右へ、新穂高登山者用無料駐車場へ駐車 週の中日であることから、1,2割程度埋まっている程度、どこでも置き放題でした 尚、この道中には片側通行となっている箇所、奥飛騨温泉近辺には迂回路を通行する箇所あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
○新穂高〜双六小屋 よく整備された登山道であり、危険個所はなし ○双六小屋〜槍肩 よく歩かれた登山道であり、槍に向かって歩くことになる気持ち良い登山道 左俣岳周辺に鎖場あり(難しい場所では無い)、千丈乗越過ぎは直射日光を浴びながら登っていく試練の場w ○槍 クサリ場ありハシゴあり 落石させない歩き方が重要 自分が登った時間帯はガラガラ、渋滞も当然のことは無し ○槍肩〜南岳小屋 3000m峰を繋ぐ尾根歩きが楽しめる登山道 〜大喰岳 この箇所は危険個所なし 〜中岳 最後の登りでハシゴあり、下りはゴロ 〜南岳 岩稜を通過する箇所あり、あとはザレた場所ばかり 最後に岩稜地帯を抜けるのかと思われる場所アリだが、うまく巻けて通過するだけ ○南岳小屋〜槍平小屋(南岳新道) 稜線部には強風、晴れて無風状態なら危険度がない登山道だが、2600m近辺まで強風に注意が必要 救急箱設置場所近辺から樹林帯に入り、風の心配が無くなったが、今度は雨がパラっき始め、浮石だらけで下りに慎重にならざるを得なかった ○槍平小屋〜新穂高 よく整備された登山道だが、滝谷出会近辺に崩落の為に迂回路あり、自分の持っていた登山地図は2015年度版であり穂高平小屋からの登山道近道があることになっていたが、実際に歩くと終盤付近で崩落の為に通行止め 穂高平小屋からの取付きにはその様な表示なしでした |
その他周辺情報 | 下山後にひがくの湯利用@700程度だった 併設の食堂でボリューム抜群の登山者定食@3000、コーラ(多分大ジョッキサイズ)@250、自分はお代わりもしたがw |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
2020年を迎えて1月はそこそこ歩けたのだが、以後は殆ど行けず
自分の体トラブルがあり、一時山行もドクターストップが掛けられ
2月は大人しくしていて、さあこれから山に行けると思っていたら今度はコロ介がまん延してきて、都自粛要請、政府緊急事態宣言が出され、山に行ける雰囲気ではなくなってしまった
8月位まで自粛を続けていたのだが、対策を取れば山に行っても問題無しだろうと高尾山へ、これが5ヵ月ぶりの山行となりました
そして今回の山行、前々から歩いてみたいとも思っていた西鎌尾根
高尾山の次に槍とハードルが違い過ぎw
今回の山行、とにかく疲れました
荷を軽くするため山小屋泊とするつもりでしたが、コロ介対策の為、外せない荷物、
やはり久しぶりの山行となり体力的に辛かったです
初日
スタートする時点では晴れていたのですが、小池新道に入ってから雲行きが怪しくなる、シシウドケ原では雨も降りだす
また事前の天気予報では2日目があまり良くない予報がでていた、また久しぶりの山行であったので体力的にも辛い
もうここから引き返そうかなとも思ったのも、事実
だが、せっかく取った休み、人工透析を行っている自分(本来1日置きの透析が必要なのだが、主治医の許可を頂き、この週は水曜日の透析をパスさせてもらった)
取りあえず行けるところまで行こう と、自分を言い聞かせながら山行を続けます
鏡平小屋に着いた辺りで雨が上がっていましたが、不安定な天気であり、先行き不安
けど、双六小屋が見える辺りまで来ると、時折展望が開け鷲羽の山がキレイに見えてき
やはり計画中止としなくて良かったと思えた瞬間
二日目
小屋前からは見事な雲海が広がっているが、樅沢岳からのご来光を拝みたく
双六小屋を暗いうちからスタート
今日は良い天気になりそうな予感
途中でライチョウの集団と遭遇、皆登山道を懸命に逃げていく
そんなに慌てなくても大丈夫だよ、ただ写真を撮らせてくれればいいのだから
ただ、ライチョウと戯れていて、樅沢岳山頂からのご来光を見逃した。。。
樅沢岳からの下りで女の子に抜かされたが、あれ?確か小屋のスタッフだったよな?
一言二言言葉を交わす、やはり小屋のスタッフとのこと
この後、彼女とは千丈乗越からの登りで再開することになるのですが
もう槍に登って、小屋へ帰る途中とのこと(そんだけ自分の足が遅いことでもある)
山頂は良かったですよ、絶景ですよとのこと
とてもキレイな子でしたが残念ながら、not jpg
もう9月に入っているので、花は終盤かなと思っていたのですが
思いのほか沢山のお花に出逢えたことはハッピーでした
そして、特徴ある槍の山容に向かって歩くのは気持ちよく楽しんで歩けました
西鎌尾根は一部クサリ場があるが、全体を通して歩きやす尾根でした
槍、混雑していたら穂先はパスする予定でしたが、全然空いていました
また双六小屋のスタッフさんの言葉を信じ、穂先へ登ることに
早々と身支度をして穂先へアタック、気持ちいい〜体は疲れ切っていましたが
やはり登ってきたのは正解でした
しかし、自分が登ったタイミングでガスが上がってきて
周りの山容は楽しめることが出来ませんでした
この日はガスの流れが早く、タイミング次第で眺望がどんどんと変わっていました
槍ヶ岳山荘で昼食を食べていると、また綺麗な女性が声を掛けてくる
樅沢岳山頂で話していた女性でした(こちらも残念ながら not jpg)
色々と情報交換をしつつ、まだ行程が残っている自分は
後ろ髪引かれる思いで、槍ヶ岳を後にする
ここから南岳まで3000m級の稜線を楽しませて頂きます
相変わらずガスの具合によって、眺望が変化していきます
大喰岳(おおばみだけ)、山頂が広く、ケルンが沢山、どこが最高地点なのか不明
取りあえず道標があった場所が山頂だったと認識しました
中岳、最後の登りでハシゴが2か所あり、こちらは山頂に地味な道標があっただけでした
が、南岳に向かう縦走路(ゴロでしたが)への展望が良かったです
南岳、縦走路に岩稜地帯あり、ここでは滑落事故もあったとのこと
ここだけは注意して通過しました
南岳山頂へは岩稜地帯が見えていたのですが、実際に歩くと上手く巻いて通過で出来ます
三日目(最終日)
小屋の天気予報では、明日の雨は心配ないだろう、が、稜線部は風が強くなるだろうと
自分はただ新穂高へ下るだけでしたので心配ないだろうけど
大キレット通過は絶対に止めた方がいいだろう、槍に向かうのも止めた方がいい
とのことでした
夜半になると凄い風の音、幕営していた方はテントが顔に張り付いてきたよ、とのこと
今日はただ降りるだけなので、小屋でゆっくりと朝食を頂きます
風の心配が無いと言われていましたが、稜線近くは凄い風
風の通り道になる場所、不安定な場所では、風の動きに注意しつつ
通過していきます
標高2600mを切る辺りから樹林帯に突入して、取りあえず風の心配が無くなってきましたが、今度は雨がぱらっき始める
下はゴロ、浮石だらけ、ハシゴも古すぎて役に立っていないモノ多数
ケガをしたら元も子もない、慎重に降りて行きます
槍平小屋で小休止、滝谷出会付近で崩落個所を迂回、白出沢出会から林道へ
穂高平小屋から林道を外れて近道があることになっていましたが、
その近道をほぼ下り切った場所で崩落個所、通行止めになっており
また穂高平小屋まで戻ることに。。。これにはどっと疲れがきました
せめて入口部分に表示しておくれよ
最後のゲートを通りやっと新穂高へ下山したときは、ホッとしましたよ
終始バテ気味の山行となってしましましたが、
行程メインの2日目は好天に恵まれ楽しい山歩きをすることが出来ました
満足しました 初日に挫折して計画中止としなくて本当に良かったです
凄いですね。というか????。
こんなことできるのですか。
透析予備軍としては希望の星ですね。
私ここの所標高400m未満ばかりです。
しかし帰りの近道はがっかりですね。
最近の記録は皆さん遠回りをしていましたが、この所為だったんですね。
お疲れさまです。
borav64m さん、おはようございます
病気を持っていたら、これを理由に全て諦めてしまってはダメだと思います
確かに北アルプスの山深い領域に入るのは、リスクを伴い
また、何かあった場合に救護者(介助される方全てを含む)に
多大なる負担を掛ける可能性も事実です
この辺は最近のコロナ対策と似ていますが、どこまでが個人の自由なのか制限なのか
難しい問題かと思います
あと体力的な問題ですが、透析ですが「しっかり食べて、運動し(体力維持の意味)
そしてしっかりと透析を受ける(こちらは医療機関のお仕事ですね)」が基本
透析を受けると月2回血液検査をすることになるのですが、結果でこの項目を読み取ることが出来ます
日常的に運動(自分は歩くこと、階段を使うこと)を継続することにより、体力維持に努めていることが大事かと
borav64m さんの記録を見ていますと奥武蔵方面が多い(おそらく居住地が同じエリアかと)
これも山歩きを無理をせず、楽しんでいる と読めてきます
自分が楽しんで山歩きをされているのなら、決して恥ずべきことではないかと
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