八ヶ岳阿弥陀岳・(上)中央稜〜(下)御小屋尾根ルート(日帰り)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,224m
- 下り
- 1,213m
コースタイム
- 山行
- 11:17
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 11:32
天候 | 12/27(火)→はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス→中央道・諏訪南IC〜約20分。 ■駐車台数→15台(無雪期) ■トイレ→なし。 ■水場→なし。 ■登山ポスト→あり(用紙とペン有り) ■24時間利用→可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■舟山十字路駐車場(1,592m) 上記のアクセス欄を参照して下さい。 ※舟山十字路登山口と登山口ゲートは舟山十字路駐車場と近いので同じとします。 ■舟山十字路(上)分岐(1,642m) 舟山十字路駐車場から約5分で舟山十字路(上)分岐に到着です。 左折→御小屋尾根へ、直進→中央稜と南陵へ向かいます。 ※別称→御小屋尾根分岐と呼ばれます。 ■広河原橋(1,740m) 舟山十字路(上)分岐から約30分で広河原橋に到着です。 左側に小さな堰堤があります。 ■阿弥陀岳(南稜)分岐(1,756m) 広河原橋から約5分で阿弥陀岳(南稜)分岐に到着です。 直進→中央稜へ、右折→南稜へ向かいます。 ※別称→南稜入口・南稜広河原取付と呼ばれます。 ■■第1渡渉点(1,882m) 阿弥陀岳(南稜)分岐から約20分で第1渡渉点に到着です。 3つ目の堰堤の手前の涸れ沢を左岸から右岸へ渡ります。 2年前は渡渉点からすぐ対岸へ渡り樹林帯から堰堤をこえましたが、今回は涸れ沢を登り堰堤下部から林道に登り上げました。堰堤と林道に段差があるので2年前のルートが通過しやすいです(写真添付) ■■第2渡渉地点(1,904m) 第1渡渉点から約20分で第2渡渉点に到着です。 赤いペンキで左向きの矢印が2つある樹木が渡渉点の目印です(写真を添付) ここでは左折ルートと直進ルートがありますが、直進ルートで二股へ向かいます。 どちらも通った経験がありますが、直進ルートが最短距離で道迷いもありません。 ■二股(1,920m) 第2渡渉点から約5分で二股に到着です。 開けた平坦地になり幕営適地になります。二股殻中央稜には3つ(左折・中央・右折)のルートがありますが、代表的なルートは右折ルートになります(写真添付) 当日は二股から踏み跡がなく、冬期は登山者より広河原沢へ続くアイスクライマーの踏み跡が多くなります。 ■中央稜の取付き(1,959m) 二股から約25分で中央稜の取付きに到着です。 二股から林道沿いに数百m進むと左側の斜面に中央稜の末端がありますが、アイスクライマーの踏み跡(沢沿い)を辿り中央稜の取付きを通り過ぎたので強引に林道に復帰したので道迷いに注意が必要です。 冬期の中央稜の取付きは不明瞭で斜面の左側には緊急時にビバークできる岩の洞窟があり、入口を塞ぐブルーシートや毛布があります。中央は岩壁で行き止まりになり、右側の急斜面を登り目印になる巨岩を登り上げると尾根の末端です。 ■第1岩峰(2,m) 中央稜の取付きから約180分で第1岩峰(基部)に到着です。 中央稜の取付きから標高差500mの急斜面を膝〜腰ラッセルになり、中央稜で1番の急斜面で雪が深い区間です。 第1岩峰の基部では右側から巻いてルンゼを登り上げます。ここは2つのルートがあり樹林帯ルートは安全ですが落雪と藪こぎが大変になり、ルンゼルートは落雪と藪こぎはありませんが急登になり雪崩と滑落に注意が必要で好みの問題です。 ■第2岩峰(2,563m) 第1岩峰から約55分で第2岩峰(基部)に到着です。 第2岩峰の基部の手前で約10mのトラバースがあり、滑落すれば100m以上落ちます(写真添付) 第2岩峰の基部では左側(北東側)から巻いて岩場の急斜面を登り上げますがロープは不要です。 当日は柔らかい新雪で膝〜太股ラッセルで手がかり足がかりが乏しく苦労しました。 今後は踏み跡が固まれば簡単な登りになります。 第2岩峰の上部から森林限界になるので、トラバースを渡る前に防寒・防風対策が必要です。 悪天候などで撤退する場合は、第2岩峰が判断基準になります。 中央稜の核心部が第2岩峰になり、無事に通過できれば阿弥陀岳まで危険な場所はほとんどありません。 ■第3岩峰(2,752m) 第2岩峰から約80分で第3岩峰に到着です。 無雪期には膝〜腰のハイマツ帯の藪こぎエリアですが、当日は柔らかい新雪でハイマツ帯は踏み抜き、登山道は膝〜太股ラッセルが第3岩峰まで続きますが、第3岩峰からラッセルはないので最後の正念場です。 柔らかい新雪のラッセルになり西側(南アルプス側)へ滑落した場合は100m以内に停止しないと第2岩峰を超えて広河原沢まで落ちますが助かる確率は高く、東南側(権現岳側)へ滑落した場合は阿弥陀岳奥壁まで落ちてほぼ助かりません。 第3岩峰を登り上げりと御小屋尾根の合流点になり、阿弥陀岳西ノ肩へ向かいます。 ■阿弥陀岳西ノ肩(2,775m) 第3岩峰から約10分で阿弥陀岳西ノ肩に到着です。 中央稜の下降点から御小屋尾根に合流、新しい青と黒ロープがあり目印になります。 西ノ肩ノ〜摩利支天〜阿弥陀岳まで左右が切れ落ちた細尾根になり、すれ違いが困難で滑落に注意が必要です。 ■摩利支天(2,780m) 阿弥陀岳西ノ肩から約15分で摩利支天に到着です。 左右が切れ落ちた岩場から3mの固定が甘いはしご(鎖あり)を登下降する危険な場所です。 新雪や凍結してる場合は、最大限に注意が必要です。 ■阿弥陀岳(2,805m) 摩利支天から約5分で阿弥陀岳に到着です。 山頂直下の1枚岩にロープがあり、登り上げると山頂です。 当日の阿弥陀岳は中央稜→単独2名、北稜→2パーティー(3名+2名)、中岳沢→1名が登頂しました。 ■摩利支天(2,780m) 阿弥陀岳から約10分で摩利支天に到着です。 当日の阿弥陀岳の登頂者は御小屋尾根で下山です。 ■阿弥陀岳西ノ肩(2,775m) 摩利支天から約5分で阿弥陀岳西ノ肩に到着です。 ここから森林限界(展望台・2,513m)まで急斜面の下降になり青と黒ロープを使って下ります。 ■展望台(2,513m) 阿弥陀岳西ノ肩から約35分で展望台に到着です。 新しく設置された道標になり、御小屋尾根を登ってきて森林限界を迎えて展望が開ける場所です。 展望台〜御小屋山の区間はシラビソとシャクナゲのトンネルが多く、午後の気温で緩んだ落雪や氷が溶けた水滴が落ちてきます。 ■不動清水分岐上(2,284m) 展望台から約25分で不動清水分岐上に到着です。 新しく設置された道標になり、別に旧式の道標が下部にあります。 地図にある水場になり1度も確認した事がないので下降したところ、補給可能な水量が十分にあり年内の八ヶ岳は降雪予報がないので今後も利用可能です。 しかし、当日は太股〜腰ラッセルの登り返しで苦労しました。 ■不動清水(2,268m) 不動清水分岐上から約15分で不動清水に到着です。 旧式の道標になります。 ■御小屋山(2,136m) 不動清水から約45分で御小屋山に到着です。 樹林帯の山頂になり展望はありません。 御小屋山・御小屋山分岐・諏訪大社奥社分岐の3ヶ所から美濃戸口へ続く登山道がありますが、御小屋山のルートは立入禁止になっています(写真添付) ※別称→御柱山と呼ばれます。 ■御小屋山分岐(2,132m) 御小屋山から約10分で御小屋山分岐に到着です。 舟山十字路駐車場と美濃戸口の道迷いに注意が必要です。 ※別称→美濃戸口・御小屋尾根分岐と呼ばれます。 ■諏訪大社奥社分岐(2,087m) 御小屋山分岐から約15分で諏訪大社奥社分岐に到着です。 新しく設置された道標になり、舟山十字路駐車場と美濃戸口の道迷いに注意が必要です。 2年前は美濃戸口に下り、4km以上多く歩く羽目になりました。 ■虎尾神社分岐(1,874m) 諏訪大社奥社分岐から約20分で虎尾神社分岐に到着です。 ■虎尾神社(1,827m) 虎尾神社分岐から約2分で虎尾神社に到着です。 分岐点から50m登り返すと石碑があります。 ■虎尾神社分岐(1,874m) 虎尾神社から約2分で虎尾神社分岐に到着です。 ■奥野分岐(1,666m) 虎尾神社分岐から約20分で奥野分岐に到着です。 新しく設置された道標になり、舟山十字路まで残り600m地点です。 ■舟山十字路(上)分岐(1,642m) 奥野分岐から約5分で舟山十字路(上)に到着です。 ■舟山十字路駐車場(1,592m) 舟山十字路(上)分岐から約5分で舟山十字路駐車場に到着です。これで無事に山行が終了です。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 阿弥陀岳・周回ルートの区間は距離→10.4km・標高差→1,213m・コースタイム→8〜10時間(積雪期)になりますが、日帰りが可能です(積雪期の好天時の場合・山滑走を除く) 日帰りで登頂するには雪質・積雪量・天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ★積雪量について 阿弥陀岳では12/22(木)・24(土)・25(日)に降雪があり、原村でも10cmの積雪量があり常に状況が変わります。 標高1,592m(舟山十字路駐車場)から雪が繋がり、舟山十字路駐車場〜中央稜の取付き→足首〜すねラッセル(15〜20cm)、中央稜の取付き〜第2岩峰→膝〜腰ラッセル(50〜80cm)、第2岩峰〜1阿弥陀岳→膝〜太股ラッセル(50〜65cm)です。 長野県外から来る登山者は冬山フル装備(ピッケル、アイゼン、チェーンスパイク、スコップ、スタッドレスタイヤ等)でお越しください。 また大雪で立ち往生しても48時間を過ごせる食料・毛布・寝袋・着替え・携帯トイレがあると災害時は便利です。 登りでは雪が降らなくても下りで雪が降る場合もあり、少しでも安全に登山できる装備をする事で登頂確率が上がります。 ★登山ポストについて 舟山十字路駐車場に登山ポストがあります(登山計画書とペン有り) ★水場について 地図では阿弥陀岳・周回ルートでは水場が2つあります。 阿弥陀聖水(舟山十字路駐車場の300m手前)と不動清水(御小屋尾根)がありますが、どちらも利用可能です。 年内の八ヶ岳は降雪予報がないので、水場の心配はありません。 今回は距離が短く、水を1.35L担ぎあげて0.3Lを消費しました。 ★駐車場について 阿弥陀岳・周回ルートには舟山十字路駐車場(上段)と(下段)があります。 上段は舟山十字路ゲート前(15台)にあり、下段(2〜3台)は上段から50m手前の阿弥陀聖水へ向かう分岐点にあります。 長野県内は12/18(金)から山に限らず市街地も雪が積もり、一気に本格的な冬に変わりました。 駐車場が除雪されていない場合が多いので、雪かき道具(スコップ・長靴・軍手・ブラシ)があると便利です。 ★山小屋の営業について 阿弥陀岳・周回ルートには山小屋がありません。 日帰りでも、緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★マーキングについて 阿弥陀岳・周回ルートには各所に道標やピンクテープがありますが、積雪期は道迷いする場面があります。 今後は道標やピンクテープが雪で埋まり登山道は消えてルートファインディング能力が必要です。 ★天候や服装について 交通規制・登山口までのルート・登山ルートに注意が必要です。 同時に大雨注意報・雷注意報・土砂災害警報にも注意が必要です。 当日の山行では阿弥陀岳・周回ルートの8割が樹林帯になり、中央稜の取付き〜第3岩峰の区間では雪を被ったシャクナゲとシラビソで衣類が濡れるのでザックカバー・ゲイター・タオル・合羽・着替えがあると快適です。 標高2,000m以上の山は厳しい雪山の環境なので防寒・防風対策が必要です。 当日は気温℃〜℃あり、平均気温は℃です。 悪天候では装備や服装(着替え)に注意しましょう。ピアスや指輪の貴金属による凍傷に注意が必要です。 ★狩猟解禁について 11/15(火)に狩猟が解禁されています。 また、害獣駆除のワナが山中に仕掛けてあるので無闇に登山道以外を歩くと危険です。 ★幕営適地について 阿弥陀岳・周回ルートでは中央稜・御小屋尾根に複数の幕営適地があります。 幕営する場合は携帯トイレを持参して、必ずゴミを持ち帰りましょう。 ★熊の出没について 八ヶ岳エリアは熊の生息地になり、想像以上に身近に熊がいます。 熊が冬眠するにはまだ早く、舟山十字路駐車場〜第3岩峰の区間まで熊笹の長い樹林帯があり熊が隠れる場所には最適です。熊に十分に注意が必要です。 ★雪崩・落石・滑落について 中央稜の取付き〜第3岩峰の区間では落石・雪崩・滑落に注意が必要です。 当日の中央稜ルートの岩場は霜・雪・氷で滑りやすく、初冬の岩場の浮き石は凍って地面に接着しているだけです。手足を掛けて地面から剥がれる可能性があるので注意が必要です。 これから更に積雪量が増えると第1岩峰〜第3岩峰のルンゼでは雪崩に注意が必要です。 ★舟山十字路駐車場まで広河原林道の自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また大雨による林道の崩落・通行止め・雨量規制・土砂災害・台風の交通規制に注意しましょう。 ★阿弥陀岳・周回ルートでは、スマートフォンの電波が6割入りました(時期・天候・機種による) 舟山十字路駐車場〜中央稜の取付きの区間の電波は不安定になり、標高を上げると電波が繋がりやすくなります。 暑さ・寒さ・高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリー(充電ケーブル含む)が必要です。 ★当日の阿弥陀岳・周回ルートでは登り(中央稜)1名、下り(御小屋尾根)7名で登山者のすれ違いました。 日照時間が短くなりましたが日帰りでは装備・服装・天候が重要です。 特に単独登山者の場合はセルフレスキューとルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメット・手袋・ハードシェル(上下)・チェーンスパイク・ストックを全行程で使用しました。 12本爪アイゼンは第1岩峰〜阿弥陀岳の登りと下りの全工程で使用しました。 ピッケル・ゴーグルは携帯しましたが不使用です。 ★積雪期になり多くの山小屋が冬期閉鎖しています。 登頂できても山バッジの購入ができず困りますが、山小屋が開く春まで待ちましょう。 ★緊急時の連絡先 ヽ野警察署→0266-82-0110(代表) ★今回の山行の危険箇所 ‖1岩峰のルンゼ→雪崩・滑落。 第2岩峰のルンゼ→雪崩・滑落。 B3岩峰の直下→雪崩・滑落。 に猴支天のはしご→滑落。 ★舟山十字路駐車場→05時26分に気温-7℃、阿弥陀岳→13時35分に気温-7℃、舟山十字路駐車場で17時22分に気温-3℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→06時45分、日の入り→16時50分と活動時間は短くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドランプが必要です(ルートは樹林帯が長く日陰が多いため) ★中央稜の取付き〜第3岩峰の区間では落石に注意が必要です。 単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・風の音・水の音しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★阿弥陀岳・周回ルートでは、トイレが1つもありません。原則トイレがないので必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★積雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。また登山道や踏み跡が草木で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープ・道標・赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルート・距離・歩行時間は参考程度にして下さい。 ★コロナ禍なので、登山の前後には店舗に原則立ち寄らず、食事もテイクアウトや車内で済ませて限りなく人との接触を避けましょう。 マスク・除菌シート・除菌スプレーを携帯して健康第一に努めましょう。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 しっかり貴重品は管理して、荷物のデポなどで盗難の被害に注意が必要です。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など季節を問わず面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて落石・滑落・雪崩など危険回避に神経を使いましょう。 ★積雪量が多く強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラス・ゴーグル・バラクラバがあると便利です。 ★今回の山行 今年最後の山行は2年ぶりに阿弥陀岳を目指します。 阿弥陀岳は御小屋尾根・中央稜・南稜・北稜・北西稜・西稜・北壁左稜・北壁右稜とバリエーションルートが豊富にあります。 中央稜ルートは2年ぶりでしたがしっかりと記憶があり、危険箇所も無事に通過できました。 御小屋尾根は多くの登山者が歩くので踏み跡もあり、ある程度は踏み固められていますがシャクナゲのトンネルの落雪が多いです。 中央稜はしばらく登られておらず、当日は2名が登りましたが膝〜腰ラッセルでアイゼンもピッケルも効きません。このまま気温が下がり続けて踏み跡が固まれば快適な中央稜が登れます。 無事に2022年の登山を終える事ができました。 ★舟山十字路駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがなく、とても不便なエリアです。 場所によって車中泊の禁止・火気厳禁など禁止事項がありますので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で阿弥陀岳を楽しんでください。 |
その他周辺情報 | ■八ヶ岳温泉・もみの湯 ■営業時間→10:00〜21:30(受付終了21:00) ■休館日→第3水曜日(祝日の場合は翌日) ■料金→(村民)大人500円 小人300円 (村民以外)大人650円 小人300円 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
ツェルト
ヘッドランプ
温度計
風速計
モバイルバッテリー10000mAh3個
ちり紙
携帯トイレ
地図
登山計画書(控)
腕時計
ザック30L
スマートフォン2台
ボールペン
マスク
ゴミ袋
現金
ココヘリGPS
ザックカバー
タオル
三脚
ワイヤー
ストック
サングラス
熊鈴
冬靴
インナーシャツ(半袖)
靴下(冬用)
毛帽子
長ズボン
ハードシェル(上下)
ゲイター
バラクラバ
タイツ(冬用)
インナーソックス
ミドルシェル
手袋
ベースレイヤー(長袖)
グローブ(冬用)
テムレス
シューズカバー
チョコバー3個
わかんじき
チェーンスパイク
ピッケル2本
12本爪アイゼン
ゴーグル
アタックザック22L
ウエストバッグ
着替え(ベースレイヤー)
水筒0.35L
|
---|
感想
■2022年/八ヶ岳阿弥陀岳・周回ルート(日帰り)
■2022年12月27日(火) はれ
※阿弥陀岳・中央稜ルート・登り
実家 05:00 1,000m -3℃
舟山十字路駐車場 05:26 1,592m -7℃
着替え・荷作り 05:26〜05:50
舟山十字路駐車場 05:50 1,592m -7℃
舟山十字路(上)分岐 05:56 1,642m -6℃
広河原橋 06:27 1,740m -8℃
阿弥陀岳(南稜)分岐 06:32 1,756m -8℃
第1渡渉点 06:51 1,882m -10 ℃
第2渡渉点 07:11 1,904m -9℃
二股 07:16 1,920m -9℃
中央稜の取付き 07:42 1,959m -9℃
第1岩峰 10:44 2,473m -5℃
第2岩峰 11:39 2,563m -6℃
第3岩峰 13:01 2,752m -9℃
阿弥陀岳西ノ肩 13:12 2,775m -6℃
摩利支天 13:27 2,780m -8℃
阿弥陀岳 13:35〜13:50 2,805m -7℃
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■2022年12月27日(火) はれ
※阿弥陀岳・御小屋尾根ルート・下り
阿弥陀岳 13:50 2,805m -7℃
摩利支天 13:58 2,780m -7℃
阿弥陀岳西ノ肩 14:01 2,775m -7℃
展望台 14:36 2,513m -2℃
不動清水分岐上 15:01 2,284m -4℃
不動清水 15:15 2,268m -4℃
御小屋山 15:59 2,136m -5℃
御小屋山分岐 16:10 2,132m -4℃
諏訪大社奥社分岐 16:25 2,087m -2℃
虎尾神社分岐 16:44 1,874m -2℃
虎尾神社 16:46 1,827m -3℃
虎尾神社分岐 16:48 1,874m -3℃
奥野分岐 17:09 1,666m -3℃
舟山十字路(上)分岐 17:16 1,642m -3℃
舟山十字路駐車場 17:22 1,592m -3℃
着替え 17:22〜17:27
実家 17:27〜17:47 1,000m -7℃
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■今年最後の山行は大好きな阿弥陀岳を目指す。
2年ぶりに中央稜で登り御小屋尾根で下る。
中央稜は距離が短くて難易度が低いルート。
阿弥陀岳は日本登山大系(白水社)によれば
御小屋尾根・中央稜・南稜・北稜・北西稜
西稜・北壁左稜・北壁右稜とルートが豊富。
登山前からいつも通り甘く考えていたけれど
先週の最強寒波で八ヶ岳も雪山に大変身。
2週連続の腰ラッセルでとにかく疲れた。
疲労とシャリバテで体が重くて寒かった。
珍しく年末年始は天候が良さそうなので
テントを担いで最高の雪山を満喫したい。
やはり同じ雪山ばかりでは飽きるので
来年はなるべく未開拓エリアを登ろう。
無事に2022年の山行を終えられた。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
■体重→61.0kg 荷物→7.7kg
■日の出→06:45 日の入り→16:50
■距離→11.8km(上り5.8km 下り6.0km)
■休憩時間→00時間15分
■時間(合計)→11時間17分
(登り→07時間45分、下り→03時間32分)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する