大雪・十勝/姿見駅〜旭岳〜トムラウシ山〜富良野岳〜十勝岳温泉
- GPS
- 52:51
- 距離
- 73.2km
- 登り
- 4,897m
- 下り
- 5,167m
コースタイム
- 山行
- 3:03
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 3:28
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:54
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 9:14
- 山行
- 7:22
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:06
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:04
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 8:30
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 6:30
天候 | 7/23 曇ときどきガスたまに晴 7/24 ガスのち薄曇たまに晴 7/25 ガスときどき曇たまに晴 7/26 ガスのち雨 7/27 ガスのち曇 7/28 晴のち曇ときどきガス 7/29 ガスのち曇 …つまり、1日中すっきり晴れた日はまったくなかったということです、ハイ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・旭川駅前バス乗り場10番より旭川電気軌道バス「いで湯号」(終点・旭岳バス停まで1430円) http://www.asahikawa-denkikidou.jp/kyouei/ideyugo.pdf 乗り場のすぐ前にあるローソン店内に「いで湯号」乗車券の券売機があります。車内では1000円札以外は両替できないため、高額紙幣しかない場合は券売機を利用するよう指示されますが、それ以外の場合でもあらかじめ乗車券を買っておくと到着の際に支払いでもたつくことなく、すぐに降車してロープウェイに乗り継ぎができます。 ・旭岳温泉・旭岳駅より旭岳ロープウェイ(姿見駅まで1650円) http://www.wakasaresort.com/asahidakeropeway/ 【下山後】 ・十勝岳温泉凌雲閣より上富良野町営バス(JR上富良野駅前まで500円) http://www.town.kamifurano.hokkaido.jp/index.php?id=1522 このバスは上富良野駅前からさらに10分弱ほど先の「町立病院」が終点なので、乗り過ごさないよう注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【入山前】 山域は国有林のため、登山届の提出とあわせて入林届への記入が必要です。台帳と記載台はロープウェイ姿見駅の降り場にあり。登山届もここで提出可。 【姿見駅〜旭岳〜裏旭キャンプ場】 特に危険箇所はありません。 旭岳までは迷いやすい箇所にロープが張ってあるので、よほどガスが濃い場合でなければコースを外れることはないと思います。 旭岳から裏旭への途中で雪渓の下りがありますが、アイゼンは不要。トレースもしっかり付いていました。 【裏旭キャンプ場〜白雲岳避難小屋〜忠別岳〜忠別岳避難小屋】 特に危険箇所はありません。 雪渓を通過する箇所が、白雲分岐の手前で2〜3箇所ほど、さらに忠別岳避難小屋の前にもありますが、いずれもツボ足で問題なく、踏み跡も明瞭でした。 【忠別岳避難小屋〜化雲岳〜天沼〜北沼〜トムラウシ山〜南沼キャンプ場】 小屋を出てから五色岳の先まで、ハイマツが左右から道にかぶさっている区間が断続的に続きます。朝方は夜露でズボンが濡れてしまうので、雨具の下だけ着用していくとよいです。 天沼の先の「日本庭園」とその先の「ロックガーデン」、さらに北沼から山頂までの区間は、岩に付けられている目印をたどっていけば問題ありませんが、ガスで目印が見えないと通行困難です。そのような場合はガスが切れるまでその場で待機するべきかと。 【南沼キャンプ場〜双子池〜オプタテシケ山〜美瑛富士避難小屋】 南沼から三川台の区間、それと双子池の前後はとにかく笹ヤブの連続です。腰まで、時には肩までの高さのヤブを漕いで進むことになります。朝のうちは雨具上下とも着用推奨です。 また、このヤブのために下が見えないので、足元に隠れている石や木の根、深い水たまりなどに注意が必要です(私は木の根があるのに気づかずに踏んでしまい、しかもその根が濡れていたためにツルッと滑って、笹ヤブの中に綺麗に横倒しになりました)。 なお、南沼から双子池まではピークをいくつも越えていくことになりますが、その多くが結構な急登です。特にツリガネ山への登りは足場も悪く登りづらいです。鎖場が1箇所ありますので、つかんで登るとだいぶ楽です。 双子池からオプタテシケ山へは、標高差にして600mほど上げることになるので、なかなかハードな登りです。特に南沼から美瑛富士避難小屋まで1日で歩こうという人は、相応の覚悟をしていったほうがよいと思われます。さらに、山頂手前の稜線はかなりの痩せ尾根なので若干気を使いました。 【美瑛富士避難小屋〜美瑛富士〜美瑛岳〜鋸岳〜十勝岳〜上ホロ避難小屋】 美瑛岳から最低鞍部へ下った後の鋸岳への登り返しが、急登の上に細かい砂利の道で踏ん張りがほとんど効かず、踏んだ先からズルズルと崩れてしまい非常に登りにくいです。まっさらな地面でなく、他の人の足跡を踏んでいくと若干ましですが、それでもこの区間でかなり疲れました。 なお最低鞍部から十勝岳までは開けているところを通りますが、目印がいくつもあるので、よほど視界が悪くないかぎり道迷いの心配はないと思います。 【上ホロ避難小屋〜三峰山〜富良野岳〜十勝岳温泉】 特に危険箇所はありません。 【その他】 あまりネット上には見かけない情報なので書いておきますが、このルートの後半で、時折「ドーン」とか「ゴォーン」といった低い音が響くのが聞こえることがあります。 実はこれ、上富良野にある自衛隊演習場の音なのだそうです。 言われてみると確かに砲撃の音のように聞こえるのですが、何も知らないと「雷か!?」と思ってしまうかもしれません。特に天気のあまりよくない時は勘違いしやすいのではないかと。 風向きなどの条件によっては、富良野岳や十勝岳周辺だけでなく、もっと北方でも聞こえる場合があるようです(私は南沼で聞きました)。 ですので、雷のような音が聞こえても心配は無用です。もちろん、本当に雷だったら話は別ですが…。 |
その他周辺情報 | 【水場の状況】 いずれも私が宿泊した日の状況です。 ・裏旭キャンプ場:テン場横の雪渓雪解け水、水量十分 ・白雲岳避難小屋:小屋から白雲岳方面へ数分ほどの場所に流れている沢水、水量十分 ・忠別岳避難小屋:小屋前の雪渓の雪解け水、水量十分 ・南沼キャンプ場:テン場横を流れている沢水、水量十分 ・三川台:確認せず ・双子池:テン場横を流れている沢水、水量十分 ・美瑛富士避難小屋:小屋から白金温泉方面へ10分ほど下っていったところの雪渓雪解け水、水量十分 ・美瑛富士南東斜面:すでに雪渓は完全に消えており、流れも全くなし ・上ホロ避難小屋:小屋から100mほど下(案内看板あり)の雪渓、水量十分 【トイレ】 ルート上のトイレは以下の箇所にあり。 ・姿見駅 ・旭岳石室(携帯トイレブース) ・白雲岳避難小屋 ・忠別岳避難小屋 ・南沼キャンプ場(携帯トイレブース) ・美瑛富士避難小屋(携帯トイレブース) ・上ホロ避難小屋 ・十勝岳温泉登山口駐車場 裏旭キャンプ場および双子池にはトイレ・携帯トイレブースともにありません。 携帯トイレの回収ボックスが十勝岳温泉登山口の国立公園案内板のところに設置されています(写真参照)。ゴミの投棄を防ぐため鍵がかかっているので、鍵の番号はあらかじめ「山のトイレを考える会」サイト内のページ http://www.yamatoilet.jp/mtclean/toilet10.htm で確認するか、凌雲閣で問い合わせのこと。 【携帯電話エリア】 今回のルート上では、旭岳・五色岳・トムラウシ山・オプタテシケ山・十勝岳の各山頂、および上ホロ避難小屋上の稜線でソフトバンク(iPhone 6)のデータ通信が利用可能であることを確認しています。 富良野岳山頂でもつながりかけたのですが、すぐ圏外になってしまいました。 また、いずれの場所でも電話の発信はできず、データ通信も数分使っているうちに切れてしまうことがありました。 ドコモ(Android)は上ホロ避難小屋上の稜線で電話の発信ができましたが、通話の音はあまりよくないようでした。 【温泉】 今回は「十勝岳温泉 湯元凌雲閣」を利用しました。大人800円。 http://ryounkakuonsen.wix.com/ryounkaku もう少し下まで歩いていける時間と元気があれば、カミホロ荘の風呂もいいかもしれません。 http://tokachidake.com/kamihoro/ 【リンク集】 今回の山行で参考にした(あっ!ダジャレになっちゃった!)サイトはこちら。 ・大雪山国立公園連絡協議会 http://www.daisetsuzan.or.jp/ ・旭岳ビジターセンターblog http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=27 |
写真
装備
個人装備 |
ザック 1 75l
ザックカバー 1
サブザック 1
ポーチ 1 行動食用
ストック 2
帽子(ハット) 1
手袋 1
雨具 1
ゲイター 1
地形図 1 ルート周辺のエリアをA3で5〜6枚ほどに分けてプリントアウト
コンパス 1
タオル 2 汗ふき用とテント用
救急セット 1
日焼け止め 1
筆記具 2 ボールペン/マジック
健康保険証 1
時計 1 心拍計兼用
カメラ 1
カメラ用予備電池 2
スマートフォン 2 ソフトバンクiPhone/ドコモAndroid
スマートフォン用モバイルバッテリー 1
ヘッドランプ 1
ヘッドランプ用予備電池 1
GPSロガー 1
GPSロガー用予備電池 6 日数分
無線機 1 ラジオ兼用
熊鈴 1
ホイッスル 1
ゴミ袋 5 プラごみ用と燃えるごみ用。その他濡れたものを入れておく用途などに
テント 1
シュラフ 1
マット 1
ランタン 1
ストーブ 1
燃料 1 500gガス缶
ライター 3 予備含む
クッカー 1
マグカップ 1
カトラリー 1
水筒(プラティパス2.5l) 3 ハイドレ用、真水用、水汲み用
水筒(ペットボトル650ml) 1
水筒(ナルゲン1l) 1 水ではなく行動食のトレイルミックスを入れる
携帯型浄水器 1 スーパーデリオス
携帯トイレ 9 日数分+予備
着替え 2 山中用と下山後用
防寒着 2 フリース/ダウン
サンダル 1 クロックス
ウェットティッシュ 1
ロールペーパー 1
食料 8 予備日用含む
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感想
まず最初に書いておきます。
6泊7日と聞いて「すげーな」と思ったあなた、ちっともすごくなんかありません。健脚の人なら4泊5日でいけるところをチンタラ時間をかけて歩いているだけですので…。
まあ、実を言うと本来は、4日目に南沼から美瑛富士避難小屋まで1日で歩く5泊6日の予定だったのですけれども、実際にはこの区間で2日かかってしまったために、全体の行程も1日延びる結果となりました。
まあ、山行のスタイルは人それぞれですし、亀の歩みでのんびり行くのもいいじゃないか、と思っています(自己弁護?)
何はともあれ、以下長文ですがよろしくお付き合いください。
【第1日:7/23】姿見駅〜旭岳〜裏旭キャンプ場
前泊していた旭川市内を朝9時半に出発し、バスとロープウェイを乗り継いでお昼前に姿見駅に到着。
身支度を整えて、いよいよ6日間(と、この時点では思っていた)の長旅がスタートです。
登山道に入ってすぐ、上から大きなザックを背負った初老のご夫婦がやってきました。
ご主人の方に「縦走?どこまで行くの?」と聞かれ、富良野岳までと答えたところ、「おお!」と満面の笑みが返ってきました。
このご夫婦は層雲峡から入山して、やはりトムラウシ方面へ縦走する予定が、前日までの悪天候のため黒岳石室で2日ほど停滞していて、結局こっちへ下りてきたのだそうです。
「富良野岳までといってもあくまで予定で、実際どうなるか分かりませんけどね」という私に、「いやいや、行こうという心意気が大事だよ」とご主人。
激励をもらって、少し気分も上昇しました。
とは言っても、20kgオーバーのザックを背負っての旭岳への登りはなかなか大変です。
観光地なので、周囲は小さなザックで軽快に登っている人がほとんど。私のような大荷物を担いでいる人はまったく見かけず、なんだか自分のほうが場違いな印象すら感じます。
じっくりじわじわと標高を上げていき、なんとか山頂に到着。
時間が遅かったせいか山頂には誰もおらず、ちょうどガスが若干切れて少し晴れ間が出てきた展望を数分ほど独占しました。
再びガスになってきたので腰を上げて、今夜の宿泊地、裏旭キャンプ場へ。
先客のテントは1張だけで、後からも誰もやって来ず、この夜は私のテントと合わせて2張だけの静かなテン場となりました。
【第2日:7/24】裏旭キャンプ場〜白雲岳避難小屋〜忠別岳〜忠別岳避難小屋
朝、旭岳方面は晴れていましたが、御鉢平のほうにはガスがかかっており、出発する頃にはそのガスが流れてきて、すっかり包まれてしまいました。
同じくテントを張っていた方が先発する中、私もテントを撤収して、6時過ぎに出発。
間宮岳までの登り返しでは雨がパラついており、その先もしばらくガスの中でしたが、松田岳を過ぎるとだんだん晴れてきて、北海岳山頂に着く頃にはすっかりガスも取れていました。
山頂で休んでいた方がいたので少しお話をすると、トムラウシ温泉から上がってきたが、悪天候のためヒサゴ沼で2泊していたとのことです。やはり雨がひどかったんだなあ。
北海岳から下りて、白雲分岐へ。
途中に何箇所かあった雪渓も難なく通過し、コマクサが咲く中を進んでいきます。
しかし分岐に着いたところで再びガスが湧いてきて、白雲岳を隠してしまいました。
これでは展望は望めなさそうだ…と、今回は白雲岳山頂はカットして、そのまま真っすぐ白雲岳避難小屋へ向かうことにしました。
ところが、小屋へ緩やかに下っている間にまたまた晴れてきて、えーっ!と内心で絶叫。
コロコロとよく変わる天気だな!
小屋に至り、ちょうど外にいた管理人さんとしばし立ち話。
「明日明後日は何とか天気は持ちそうだけど、明後日はダメだね」と聞いて、その明後日に美瑛富士避難小屋までのロングコースを歩く予定の私としては気が滅入ります。
ま、トムラウシを通る明日がダメじゃないだけいいか。
小屋の周辺はいろんな種類の花があちこちに咲いており、水も流れていて、とても長閑な場所でした。
ここまではそんなに難しいコースではないので誰でも比較的来やすいし、この小屋に多くの人が集まるのも分かる気がします。
小屋を出発し、高根ヶ原の平坦な道を延々と歩いていきます。
道自体はあまり変化がなく、単調と言ってもいいくらいですが、左側の鋭く切れ落ちた崖下に広がっている高原沼を眺めているとまったく飽きません。
高原沼の一帯はヒグマの生息地だそうで、もしかして出てきていたりしないかな…と時々下のほうに目を凝らして動くものを探していたのですが、結局見ることはありませんでした。
平ヶ岳のピークを通過し、忠別沼から忠別岳を見上げ、そしてその忠別岳まで緩やかに登る間、空は曇ったり晴れたりしていたものの、ガスは出ず、眺望もそこそこ楽しむことができてまずまず満足。
今にして思えば、今回の山行でこの日が一番天気に恵まれていたかもしれません。
忠別岳に着くと、前夜裏旭のテン場で一緒だった方が休んでいました。
あれ、同じ方向に来てたんだ。
再び先発したこの方(以降、服装にちなんで「バンダナさん」と呼ばせていただきます)を追う形で、忠別岳避難小屋に到着。
この日の宿泊者は私とバンダナさんを含めて7名でした。
バンダナさんに話を聞いてみると、何とこの方も本来十勝岳方面へ向かう予定だったのだそうです。
しかし悪天候のため(やっぱり!)裏旭で2泊停滞していたので日程が厳しくなり、トムラウシから下山するとのこと。
道民の方だそうで、旭岳から十勝岳方面への道は何度も歩いているらしく、有用な情報がいろいろ聞けました。
明日も南沼まで同じルートなので心強い!
そうそう、小屋の周辺にはシマリスとテンが住みついているようで、小屋前に出てきているところを何回か目撃しました。小さくて可愛かったなあ。写真が撮れなかったのが非常に惜しまれるところです。
【第3日:7/25】忠別岳避難小屋〜化雲岳〜トムラウシ山〜南沼キャンプ場
朝、5時頃に小屋を出ていったバンダナさんに続き、数分ほど後から出発。
まずは五色岳までひと登りしてバンダナさんに追いつくと、空はよく晴れていて、旭岳ロープウェイの支柱や、反対側は遠く雌阿寒岳まで見通せました(まあ、全部バンダナさんが教えてくれたんですけど)。
五色岳からはお花畑の中のほとんど平坦な道を進み、最後に緩やかに登って化雲岳に到着。
ここでも旭岳やトムラウシの勇姿など展望バッチリで満足です。
化雲岳からは再びバンダナさんが先行し、南沼まで追いつくことはありませんでした。
いったんヒサゴのコルへ下りてから、再び登り返し。
登り返しが終わって木道に入ったあたりからガスが出てきて、見通しが悪くなってきました。
天沼の付近でちょっと晴れ間が戻ったものの、その先の日本庭園を通過する頃にはまたガスが立ちこめ、ロックガーデンに入ってもなかなか晴れません。
岩に付けられた目印がすぐに目に入ってこないので、慎重に行く手を確認しながら登っていきます。
斜面の中腹あたりでようやく少しガスが切れ、ロックガーデンの(ほぼ)全体が見えるようになりました。うわっ!こんなとこ登ってたのか!めんどくせー道だな!
なんとかロックガーデンを登り終え、北沼で少し休んでから、いよいよトムラウシ山頂へ。
北沼の道標に「山頂まで0.6km」とあったのですが、それよりもだいぶ長く感じました。
山頂から眺める空は雲が多かったものの、その合間に旭岳も見え、下界の十勝平野もチラッと覗いていたので、まあそんなに悪くない眺望ではありました。
南沼のテン場へ下りていくと、すぐ目の前のテントでバンダナさんがくつろいでいるところでした。
山頂にガスがかかっていたので展望ないだろうと判断し、山頂は通らずに巻道で直接南沼へ来たとのこと。さすが何度も登ってるだけあって余裕の行動です。
バンダナさんの隣に私もテントを張って、とりあえず無事前半戦の折り返しとなりました。
天気は若干心配ながらも、明日はいよいよ美瑛富士避難小屋だ!(と、この時はまだ考えていたのでした)
【第4日:7/26】南沼キャンプ場〜三川台〜コスマヌプリ〜双子池
朝、南沼は霧雨に近いガスが立ちこめていました。
ここから美瑛富士避難小屋までは17kmオーバーの超ロングコース、標準コースタイムでは10時間10分となっていて、おそらく自分の足では12時間はかかるだろうと考え、4時には出発…のつもりでいたのですが、何とこんな時に限って寝坊してしまい、結局バンダナさんに見送られて出発したのは4時45分を回ってからのこと。
出発前にバンダナさんから小屋までのコース情報をあれこれ教えてもらった後で、無理はするなよ、と声をかけられたのを頭の中で反芻しつつ、まずは三川台へ向かいます。
天気も芳しくないし、最悪双子池止まりにするのもありかもしれません。
ところが、三川台までは2時間15分程度を見込んでいたところ、それより30分以上も早着。標準コースタイムでも2時間10分なのに!
あれっ?もしかして今日はイケるかな?と思いつつ三川台から下って、ツリガネ山の肩への登り返しに挑みます。
ところがところが、ツリガネ山までの登りは存外に厳しく、予想以上のアップダウンと急登と足場の悪さにひーひー言いながら進行。
ツリガネ山の先のコスマヌプリに着いた時には、すでに三川台までの区間で稼いだ30分の貯金をすべて放出し、逆に目標よりも遅れはじめていました。
その後も、朝からの霧雨がついに本格的な雨になってきたり、カブト岩のところでは濡れた岩で滑って後ろにひっくり返ったり(ザックがクッション代わりになってくれて何事もなく済みました)、さらにそこから双子池までの長い長い薮漕ぎの下りで転倒したり(上記「コース状況」欄参照)といろいろひどい目にあって、もうすっかり心が折れてしまい、こりゃ本当に双子池止まりにしてしまおうかな…という考えがだんだん頭の中を支配するように。
そしてようやく双子池に到着した時には、目標コースタイムから1時間遅れになっていました。
南沼を予定より45分遅れで出発したことも計算に入れると、30分の貯金が消えたどころか大赤字だ!
もはやこの日のうちに美瑛富士避難小屋までたどり着くのは現実的でないと判断し、やはり双子池で沈没することに決定。
テント場はオプタテシケ山への登り口のところにあるとは聞いていたのですが、すでに心がポッキリと折れていた身としては、そこまで歩いていくことすら面倒で、それでも最初は行こうとはしたのですが、雨でぬかるんでいた道の深い水たまりに豪快に足を突っ込んでしまうという(またしても)ひどい目にあい、もう心が完全に真っ二つに折れてしまって、コスマヌプリから下りてきてすぐの場所で見つけていたスペースに取って返し、ここに張ってしまうことにしました。
雨の中、心がズタズタに折れている状態でテント設営するのはなかなかしんどかったなあ。
テントの中で一息ついているうち、夕方になって少し風が出てきました。雨も相変わらず降り続いています。
こりゃ、美瑛富士避難小屋まで進まなくて正解だったな。
ちなみに、バンダナさんから聞いていた話では、8月下旬にオプタテシケ山の稜線で若い女性の登山者が強風とあられに見舞われ、這々の体で美瑛富士避難小屋に何とかたどり着いた、ということがあったそうです。小屋に泊まっていたみんなでその女性を介抱したとか。
まあ、さすがに7月下旬ではそこまでのことはないだろうとは思いつつも、やっぱり無理はしないのが一番、バンダナさんも無理するなと言ってたしな、と自分を納得させて、早々に休みました。
いやーしかし、まったくこの日はひどい目にあった!(まだ言う)
何度も何度も心が折れて、いくつ心があっても足りないぜ!
【第5日:7/27】双子池〜オプタテシケ山〜美瑛富士避難小屋
双子池の朝は、雨は上がって前日よりはましな天気になったものの、ガスはまだまだ濃く残っていました。
この日は、前日から持ち越した美瑛富士避難小屋までの区間を歩くだけなので(早出して上ホロ避難小屋まで進んでしまおうかとも思いましたが、コースタイムを計算すると10時間を超え、前日の二の舞になってしまいそうなので止めました)、ガスが少しでも晴れるのを待ちながらゆっくり支度をします。
しかし、8時を過ぎても天気は大して良くもならず、またしても心が折れ(るまではいかないまでも若干ヒビが入り)そうになりながら、テントを畳んで出発。
まずはオプタテシケ山まで一気に登ります。
南沼から美瑛富士避難小屋まで1日で歩いた人たちの記録を読むと、ほとんどの人がこの登りで精魂尽き果てたといった状態になるようです。
きっとみんな双子池まで来る間にいろいろひどい目にあって心が折れてるはずで(まだまだ言う)、その上にこの登りなんだから、そりゃ大変だろうなあ。
もっとも、トムラウシのロックガーデンのようなめんどくさい登りではないのは救いではあります。
ガスがかかったりまたちょっと切れたりの繰り返しながらも昨日のように雨になることはなく、稜線に入って痩せ尾根を慎重に通過して、ようやくオプタテシケ山頂に到着。
一息ついていると、向こうから登山者がやってきました。
朝に上ホロ避難小屋を出てきたが、だいぶ疲れてしまったのでこの日はとりあえず双子池までにするとのこと。最終的には黒岳方面へ抜けるそうです。
お互いにいろいろ情報交換をして、この方が先に山頂を出発していきました。
そろそろ自分も出るかな…と思っていると、向こうからトレラン風の方、後ろからは縦走の若い方が、ほぼ同じタイミングで山頂に到着。
トレラン風の方(富良野岳からここオプタテシケ山まで日帰りで縦走とのことです。すごい!)に写真を撮ってもらい、美瑛富士の水場の状況を教えてもらいました。
この方はここ数日の天気について「北海道では今月20日くらいからもうずっと天気がいまいちなんですよ」とも言っていました。そうか、そんな時にやってきてしまったのか…。
ちなみに後で分かったことですが、このトレラン風の方はヤマレコユーザのpeterpanさんだったようです。peterpanさんの記録はこちら↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-686209.html
そして後から追いついてきた縦走の方は、私と同じく旭岳から入り、この日の朝6時(!)に南沼を出てきたとか。やはりここまでの登りが本当に疲れたと言っていましたが、それにしてもめちゃくちゃ快足だ!
この後、私のほうが先に山頂を出たのですが、下りの途中でまたしても追いつかれてしまいました。
「写真撮りながらゆっくり行くのでお先にどうぞ」と声をかけて道を譲ったところ「いやあ、僕はもう写真なんか撮る元気もなくって…」との返事でしたが、その割にはあっさりと私をブッちぎって行ってしまい、おまけにその先のベベツ岳を出る時にはしっかりカメラを構えていたのを、後ろからちゃんと目撃したことは書いておきたいと思います。
この方、これまた後で分かったのですが、同じくヤマレコユーザのforzaさんでした。
forzaさんの記録はこちら↓
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-690817.html
石垣山の特徴的な稜線を右手に見ながら美瑛富士避難小屋へ下りようとしたところ、「ピーッ」という鳴き声が耳に飛び込んできました。
ハッとして横に目をやると、岩の間にナキウサギが1匹見えます。
慌ててカメラを出すも、すぐに隠れてしまいましたが、静かにして待っていればもしかしてまた出てくるかもしれない、と考え、カメラを手にしたままその場で数分ほど待機。
すると、本当に再びナキウサギが出てきて、今度はゆっくりシャッターを切ることができました。
望遠側の弱いカメラなのであまり大きく写せなかったのですが、自分の目にはバッチリ焼き付けて、意気揚々と小屋へ。
ちょうど下から登ってきていた団体さんとほぼ同時に小屋に到着。
forzaさんはテン場で設営を始めていて、小屋に入らないのかと聞いたら「テントを乾かしたいので」とのこと。
団体さんのうち2名もテントで寝ることにしたようで、結局この日の小屋には団体さんの残り4名と若いカップル、それに私の3パーティー7名が宿泊ということになりました。
水は、美瑛富士斜面の雪渓はすでに消えているという情報に従い、小屋から登山口方面へ10分ほど下りていった雪渓で確保。こちらは問題なく流れていました。
夜になり、寝袋の中でうとうとし始めたころ、外は雨が降ってきたようで、小屋の屋根に雨粒が激しく当たる音が鳴り響いていました。
1時間ほどで止んだようですが、せっかくテントを乾かしていたforzaさん、まことにお気の毒様です。
【第6日:7/28】美瑛富士避難小屋〜美瑛富士〜美瑛岳〜十勝岳〜上ホロ避難小屋
朝はよく晴れていて、美瑛富士もはっきりくっきり見えていました。
この日は上ホロ避難小屋までのそんなに長くない行程なので、ゆっくり準備をします。
先に出ていった他の宿泊者はみんなオプタテシケ方面へ行くようでした。forzaさんのテントもなかったので、すでに出発していた様子。
さあ自分も朝の陽射しを浴びながら出発…と思ったら、歩き出して数十分もしないうちにうっすら曇ってきました。早えーよ!
薄曇りの中、美瑛富士分岐に到着してザックをデポ。サブザックに水と雨具だけ入れて美瑛富士の山頂までピストンします。
ほぼ空身の状態というのは実に楽なもので、カゴから解き放たれた小鳥のごとく軽やかにのびのびと体が動き、分岐から山頂まで30分くらいかな…と思っていたのが20分そこそこで到着しました。
ただ、山頂からの展望を期待して登ってきたものの、美瑛岳にはガスがかかっていてろくに見えず。
十数分ほど天気待ちをしてみたものの、あまり良くなる様子もなく、あきらめて山頂を後にします。
分岐まで戻ってくると、ちょうど美瑛岳の方向から軽装の単独男性が来ていました。
ゆうべは上ホロ避難小屋に泊まっていて、この日はこれからオプタテシケまで往復するそうです。
さらに、もし上ホロまで戻ってきた後もまだ元気だったら、そのまま下山するつもりとのこと。すげーな!
前日オプタテシケ山頂でお会いしたpeterpanさんといい、北海道の山にはこういう健脚な人が多いんでしょうか…。
この男性を見送り、私も美瑛岳へ向けて再スタート。
分岐からさっそくなかなかの登りが始まり、再び重いザックを背負った体には堪えますが、前日のオプタテシケへの登りに比べたらまだ楽な方です。
ほぼ目標通りの時間で美瑛岳分岐に着き、またもザックをデポして空身で山頂へ。
山頂にははじめガスがかかっていましたが、しばらく待っていると晴れてきて、スパッと切れ落ちていてなかなか高度感のある足元の先に、これから目指す十勝岳の稜線がよく見えていました。
再び分岐に戻り、ザックを回収して十勝岳へ。
一旦最低鞍部まで下り、そこから登り返しますが、このあたりからだんだん足元がザレてきました。
鋸岳への稜線までの登りにかかってからは、もうほとんど砂場のようになっていて、おまけに結構な急登なものですから、足を前に出しても、踏み込んだ先から下にズルズルとずり落ちてしまいます。
♪3歩進んで2歩下がる〜じゃありませんが、1歩進んでも0.8歩分くらい下がるような感覚です。
0.8歩進むんじゃありませんよ、0.8歩下がるんです。つまり0.2歩しか進めないんです! 分かってもらえるかなあ。
歩けど歩けどほとんど進まない状態に足腰も精神もすり減らし、それでも何とか稜線まで登り終えると、後はだいぶ楽な道になって、ホッと一息。
このあたりから十勝岳の火山ガスが立ちこめてくるという話でしたが、風向きのためか、この時はほとんど臭いを感じることはありませんでした。
十勝岳山頂に到着すると、時間もまだそんなに遅くないにもかかわらず、他の登山者はなし。
展望もガスにさえぎられてまったくありません。
30分くらい粘ってみたものの、風で体が冷えてきたので、大人しく下りることにします。
山頂から1時間弱で、今夜の(そして今回の山行で最後の)宿泊地である上ホロ避難小屋に到着。
団体さんが先に入っていて1階は一杯だったので、誰もいない2階で休むことにしました。
小屋下の水場で給水していると、「お疲れ様です」と、後ろから声をかけられました。
振り向くと、forzaさんがニコニコして立っているではないですか。
聞いたら、美瑛富士避難小屋を出て小屋に着いた後、ザックを置いて富良野岳までピストンしてきたのだそうです。昨日あれだけ疲れたと言っていたのは何だったんですか!
健脚で若くて、しかも織田裕二似のイケメンなんだからずるい!どれか一つだけでも分けてほしい!(無茶)
小屋に戻ったところで、団体さんから夕食のひじきごはんを分けていただいたのをきっかけに、forzaさんも交えて皆さんと話が盛り上がりました。
これまでに登ってきた山の話、山道具の話、山行でのお役立ちライフハック(?)などなど、話題は尽きません。
今回の山行最後の夜は、とても楽しいひとときになりました。
【第7日:7/29】上ホロ避難小屋〜三峰山〜富良野岳〜十勝岳温泉
とうとう最終日です。
団体さんたちはこの日美瑛富士避難小屋まで、forzaさんはまた十勝岳に登って白金温泉へ下りるというルートだそう。
先に出発する皆さんを見送ってから、私もいよいよ最後の1日をスタートしました。
まずは上ホロカメットク山への登り。
巻道もありますが、朝イチでもあるし、時間に余裕もあるし、何より最終日だしで、もちろん山頂を踏んでいきます。
そこそこの急登、ガスも割に濃くて、あまりいい条件ではありませんが、難なく上ホロを通過。
さらに上富良野・三峰のピークを越えて、いよいよ富良野岳への分岐に至りました。
ザックをデポし、サブザックに雨具と水と行動食だけ入れて、いざ山頂へゴー!
山頂までの間、まだ8時にもなっていないというのに、すでに登頂を済ませたらしき人たちが次々と下りてきていました。早いな!何時から登りはじめたんだ!
ガスが濃くて下はまったく見えませんが、道の傍では花がたくさん咲いていて、さすが花の百名山といった趣です。
残念なのは、前日までの6日間でさんざん高山植物を目にしてきたおかげで、綺麗な花があっても目新しさを感じなくなってしまっていることですかね…(苦笑)。
そしてついに今回の山行最後のピーク、富良野岳山頂に到着。
しかしガスは全く晴れる気配がなく、風も多少ある割にはちっとも流れていってくれず。ここでも天気待ちを試みたものの、30分待っても状況は変わりません。
最後のピークだというのに気分があまり盛り上がらないまま、山頂を離れました。
花を眺めたりシマリスを見つけたりしながら分岐に戻ると、下から登ってきていた初老の女性が「上はどうでした?」と聞いてきました。
ガスで全然だめだった、と伝えると、この方、やっぱりというようにうなずいて「富良野岳にはもう10回くらい来てるけど、いつもこんな天気。今まで一度も綺麗に晴れた試しがない」と。
うーん、10回も来て10回ともこうなんじゃ、初めて来た私が青空に当たるわけはありませんね。
再びザックを背負って下山開始。
あまり急な下りではありませんが、その代わり長い長いトラバース気味の道を延々と進みます。
登ってくる人とも多くすれ違うようになりました。初日に旭岳を過ぎてからは、他の登山者とはポツポツとしか出会わなかったのに、一気に賑やかになった気がします。
新Zを過ぎてからは、高校生の課外活動らしきグループや外国人観光客の家族とも行き違ったりして、だんだん下界に戻ってきた感が出てきました。
ほどなく十勝岳温泉の登山口に出て、今回の山行も無事に終了。
登山口隣の凌雲閣で温泉に入り、7日間の汗を流しました。
6泊7日という期間、しかも70km以上の長距離を歩ききって、下山後はきっとホッチャレと化しているだろうと思っていたのですが、意外にも体はそんなに疲れを感じていません。
比較的余裕のある日程を組んだためでしょうか。あるいは鈍足でゆっくり進んだ(というより、ゆっくりしか進めない)のが功を奏したのかもしれません。
この先、また6泊7日の山行をやるかどうか分かりませんが、いや多分やらないと思いますが、やろうと思えばできるということが分かったのは収穫でした。
今回のコースについて言えば、トムラウシは天気のいい時にでもまた登りたいですね。次は黒岳から縦走して、トムラウシ温泉に下りるというコースなんてどうだろう。
南沼〜オプタテシケの区間はもういいかな(苦笑)。
そして今回は、今年から設置されたという美瑛富士避難小屋の携帯トイレブースと十勝岳温泉の携帯トイレ回収ボックス、あるいは刈り払いや補修された登山道など、山域の登山道や小屋・トイレの管理を行う関係者の方々の努力がよく分かる機会でもありました。
我々が安全・快適に大雪登山をできるのもこれらの努力あってこそのことです。この場を借りて関係者の方々に感謝したいと思います。
そして、バンダナさん・peterpanさん・forzaさんほか山でお会いした登山者の皆さんも、楽しい時間をありがとうございました。またご縁がありましたらどこかでお会いしましょう。
さて今回の反省点。
・3日目の夕方にテントの前室で夕食の後片付け中、手を伸ばした拍子にストーブの五徳部分にうっかり手首が触れて火傷、水ぶくれになってしまいました。
すぐに処置して絆創膏を貼っておき、その後の山行には特に影響しなかったのですが、場所的にリストカットぽく見えてしまってたかもしれません(汗)。狭いテントって嫌だなあ!(と、責任転嫁する)
・上のコースタイムのところでも書きましたが、今回もまたGPSロガーの不調で一部のログが取れない結果となりました。スマホアプリで予備のログを取っておくほうがいいのだろうか。でもバッテリーが早く減るしな。うーむ…。
・やっぱりもう少し、ほんの少しでも荷物を軽くしたい!
まだまだ勉強になることが多いです。
最後になりましたが、大きな写真は
http://photozou.jp/photo/list/74507/8677813
で公開していますので、「写真小せーよ!」という方はそちらへどうぞ。
記録拝見しました。
すごい出来栄えですね!
詳細が詳細に書きあげられています!
これを見れば記憶が鮮明に思い起こされます。
いやー素晴らしいです。
写真249の花はムカゴトラノオではないかなぁ?と。
返信遅くなりました。
今回の記録は結構がんばって書いてみました。楽しんでもらえたならこちらとしてもうれしいです。
写真249の花、ムカゴトラノオでしたか。なるほど言われてみると確かにそんな感じですね。ありがとうございます。
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