折立〜雲ノ平〜水晶岳〜黒部源流〜新穂高温泉

2015年08月01日(土) ~ 2015年08月05日(水)

• GPS: 97:50
• 距離: 47.1km
• 登り: 3,238m
• 下り: 3,470m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:35
• 休憩: 0:22
• 合計: 3:57

8:20 折立
9:10 9:17 太郎坂(アラレちゃん)
9:50 10:05 1870三角点
11:30 11:30 五光岩ベンチ
12:17 太郎平小屋

2日目

• 山行: 6:24
• 休憩: 2:17
• 合計: 8:41

5:40 太郎平小屋
7:43 8:18 薬師沢小屋
10:29 10:32 アラスカ庭園
10:58 11:07 奥日本庭園
11:27 12:20 雲ノ平山荘
13:20 13:31 雲ノ平テント場
13:55 14:21 スイス庭園
14:21 雲ノ平山荘

3日目

• 山行: 8:00
• 休憩: 1:11
• 合計: 9:11

4:00 雲ノ平山荘
4:50 4:50 祖父岳分岐
5:19 5:51 祖父岳
6:38 6:38 岩苔乗越
7:53 8:00 水晶小屋
8:49 9:01 水晶岳
9:50 10:10 水晶小屋
11:02 11:02 岩苔乗越
12:23 12:23 黒部川水源地標
13:11 三俣山荘

4日目

• 山行: 5:59
• 休憩: 1:13
• 合計: 7:12

5:51 三俣山荘
7:03 7:33 三俣蓮華岳
7:52 7:52 丸山
9:02 9:29 双六岳
10:24 10:40 双六小屋
12:24 12:24 弓折乗越
13:03 鏡平山荘

5日目

• 山行: 4:01
• 休憩: 0:15
• 合計: 4:16

5:54 鏡平山荘
6:33 6:33 シシウドヶ原
7:44 7:44 秩父沢出合
8:35 8:35 小池新道入口
9:00 9:15 わさび平小屋
10:10 ゴール地点

天候

8/1〜8/5まで、午前晴れ・15時ごろから夕立

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

今回初めて往復とも千葉から公共交通機関を利用したので、後学のため詳細を記録します。なお折立の交通機関の少なさ、新穂高温泉からのアプローチの長さを考えると、折立in・新穂高温泉outのが便利かと思います。
しかし自分で運転しないというだけで、こんなに楽だとは・・・

【往路】
千葉〜竹橋　JR・東京メトロ東西線

竹橋〜有峰口　毎日あるぺん号　有峰口行き
　→22:25発　5:30着　\11,300　まいたび.jp（www.maitabi.jp）で予約
　※竹橋駅B1出口を出て右回りに20m行くと毎日新聞ビルの入り口があり、その中で受付が行われています。

有峰口〜折立　富山地鉄夏山バス　折立行き
　→7:09発　8:00着　\2,450　発車オ〜ライネット（secure.j-bus.co.jp）で予約
　※有峰口〜折立のバスは予約ですぐ埋まるがキャンセルも多く出るので、あきらめなくてよい。当日も前日まで満席でしたが、乗り込んでみるとまだ空席がありました。
　※有峰口〜折立のバス停は、第一便のみ「有峰口」停留所になっています。（県道182号線沿い白樺ハイツの看板下。毎日あるぺん号の下車位置と同じ）。第二便以降は「有峰口の駅前」です。
　※有峰口駅は駅舎内で雨宿りでき、トイレもあります。

【復路】
新穂高温泉〜松本　濃尾バス特急新穂高〜松本線
　→13:30発　15:30着　\2,880　予約不要（www.nouhibus.co.jp）
　※バス乗車券は新穂高ロープウェイ駅構内の自販機で購入します。
　※万一バスに乗り切れない場合は2号車が出ますので、順番待ちは不要です。
　（ただし平湯温泉から2号車を呼び出すため、到着が20分ほど遅れます。）
　※松本までの直通特急便は1日2本ですが、平湯温泉まで出てしまえば、乗継便が複数あります。
　※松本のバスターミナル（Alpico）ビルがArioになっていてイトーヨーカドー等がテナントとして入っています。食べ物・お土産等調達するのにちょうどよいです。

松本〜千葉　JR特急あずさ30号千葉行き
　→17:18発　20:50着　\7,850　えきねっと（www.eki-net.com）で予約

コース状況／危険箇所等

富山県警・岐阜県庁・長野県警に登山届が必要です。
【薬師沢〜雲ノ平】上部は岩が苔むしておりやや滑りやすいです。
【祖父岳頂上東側】地図にない梯子があります。
【水晶岳直下】高度感のある岩場があります・慣れた方は全然平気なようですが、私はかなり恐怖を感じました。
【三俣蓮華岳と双六尾根東斜面】斜度がきついため下りに通過する際は注意。
【弓折尾根】一部崩落している部分有。
　

その他周辺情報

※新穂高温泉の登山口から少し歩くと、左手にロープウェイまでの近道という看板とともに小道があります。本当に近道なのでお勧めします。
【温泉】
中崎山荘 奥飛騨の湯
（少し下ったところにある奥飛騨温泉郷総合案内所に割引券があります）
（ここのお湯がツムラ日本の名湯 新穂高の湯のモデルになったらしい）
（カギはかかりませんが、建屋内にザック置場があります。）
（カギが必要な場合は新穂高ロープウェイ駅構内１Fにコインロッカーがあります。ザックが入るサイズは500円）

写真

8/1 6:43

有峰口駅。駅舎内に入って休憩できます。

8/1 6:49

有峰口駅から有峰口バス停までは、案内標識が立っています。

8/1 8:20

折立登山口

8/1 8:20

登山口の目の前が折立バス停

8/1 8:21

登山口にはトイレと自販機・休憩所完備

8/1 8:33

登り始めてしばらくは樹林帯

8/1 9:17

お約束のアラレちゃん

8/1 9:54

1870三角点まで来ると視界が開けて薬師岳が見える

8/1 10:05

岩のすべり台？？

8/1 10:49

有峰湖が見下ろせる。照り返しが強くてツライ・・・

8/1 11:13

このあたりまで来ると周囲は草原で、山に来た感が出てくる

8/1 11:34

太郎平小屋まで、木道や石畳が続く

8/1 12:07

のぼるつもりだった薬師岳、あまりの暑さでバテてしまいキャンセル

8/1 12:12

小屋までもうすぐ

8/1 12:17

太郎平小屋到着

8/1 12:18

水晶岳がかっこいい、登りたい。こうやって見ると雲ノ平が平らなのが分かる

8/1 12:34

てっきりレトルトかと思いきや、スパイスから作っているとのこと。うまい！

8/1 13:14

もう少し体力があれば薬師まで行けるのに・・・

8/1 13:29

チングルマ

8/1 13:39

タテヤマリンドウ

8/1 18:34

この時間の空気が好きなんです

8/1 18:40

8/1 19:00

長野方向に巨大な積乱雲。槍ヶ岳あたりでは素晴らしい夕焼けだったらしい。

8/2 5:40

それでは薬師沢へ←

8/2 5:43

ハクサンイチゲ

8/2 5:46

チングルマ

8/2 5:52

しばらく太郎山をトラバース

8/2 6:20

トラバースが終わると突然梯子が現れて、急降下します

8/2 6:25

薬師沢への流れに合流

8/2 6:34

こんな感じで3回渡渉

8/2 7:03

カベッケヶ原ではニッコウキスゲがちらほら

8/2 7:30

雲ノ平への斜面。壁にしか見えない・・・

8/2 7:36

木道の補修工事中でした。ありがとうございます。

8/2 7:46

薬師沢のつり橋。隙間大きいよ！！

8/2 8:04

恐ろしく水が透き通っていました

8/2 8:09

魚は撮れず・・・

8/2 8:22

つり橋を渡ったあと、梯子で河原に降りて、再度登山道に戻ります。

8/2 8:23

雲ノ平は右の直登

8/2 8:23

崖じゃないか・・・

8/2 8:26

梯子で登ったり

8/2 9:16

50分後、相変わらず崖

8/2 9:33

70分後、さらにヌルヌル苔オプション追加

8/2 10:12

2時間弱でようやく台地上に出る

8/2 10:55

太郎平小屋が遠くに見える

8/2 11:07

ついにやってきました。雲ノ平！

8/2 11:13

雲ノ平っていっても真っ平じゃないのね・・・直登で足にきてるので、地味にツライ

8/2 11:27

雲ノ平小屋到着

8/2 11:49

来たね〜

8/2 11:49

素晴らしい〜

8/2 12:49

雲ノ平を見下ろす岩の上で、ご褒美缶詰

8/2 12:53

8/2 13:08

端のほうまで行ってみます

8/2 13:09

天気が良すぎるようで、天水不足とのこと。雲ノ平でも一部池塘が涸れていました。

8/2 13:12

今年はコバイケイソウの当たり年のようで、どこにいってもコバイケイソウが・・・

8/2 13:19

テン場に水汲みに行きます。これが意外に遠い・・・

8/2 13:47

水晶岳、カッコイイネー

8/2 13:57

岩苔小谷を見下ろす。高天原山荘が見えます。今度来るときには温泉も寄ってみたい。

8/2 13:59

スイス庭園から水晶岳。明日あそこに立ててるかな？

8/2 17:52

夕立の雲

8/2 18:25

このあと20分だけ、大雨

8/3 3:28

早起きしすぎ

8/3 4:46

8/3 4:50

祖父岳方面へ

8/3 5:19

ここまで来て初めて槍が全貌を表しました

8/3 5:20

祖父岳山頂

8/3 5:54

イワギキョウ

8/3 6:06

祖父岳東側山頂直下には梯子があります

8/3 6:26

雪渓のある鞍部が岩苔乗越

8/3 6:38

8/3 6:54

稜線伝いに水晶岳へ

8/3 6:55

一昨日の太郎平小屋と、昨日の雲ノ平小屋が両方見える。なんか嬉しい。

8/3 7:16

水晶に近づくにつれ、土が赤くなってくる

8/3 7:25

水晶小屋まであと10分

8/3 7:33

ミヤマオダマキ、初めて見た

8/3 7:40

稜線の反対側に抜けるとすぐ水晶小屋に出る

8/3 8:01

このあたりまでは余裕ぶっこいてました

8/3 8:23

こんな梯子があるとは聞いてないよ・・・

8/3 8:29

落ちたら終わり感が半端なく、スピードがた落ち。忘れてた高所恐怖症を思い出す・・・

8/3 8:40

山頂まであと少し。しかし慣れてる方はこんなところでも本当に早いですね。

8/3 8:53

水晶岳山頂、恐かった・・・

8/3 8:53

南方向、槍・穂高に笠、乗鞍・御嶽、左の雲海の向こうに富士山と南アルプスまで見えます

8/3 8:54

北方向、立山・剱のむこうに、白馬三山から鹿島槍まで後立の面々が顔をそろえます。

8/3 11:02

何とか岩苔乗越まで下りてきました。水晶で時間を使いすぎたのと、高いところが怖くなってきたので、黒部源流に向かいます

8/3 11:02

こうやって見ると黒岳と言われるだけあって、確かに黒い

8/3 11:07

源流に向かって一直線

8/3 11:07

30mほど下りたあたりから、沢が集まりだす

8/3 11:18

源流点はもう少し先だけど、すでにもう源流と言っていいんではなかろうか？

8/3 11:20

小川の周りのお花畑が美しい

8/3 11:21

8/3 11:41

川が道のなのか、道が川なのか

8/3 12:19

三俣山荘への分岐

8/3 12:23

黒部源流点！！

8/3 12:30

きれいなのはいいんですが、また川を登り返しですね。

8/3 13:11

三俣山荘到着

8/3 17:58

夕方の鷲羽岳

8/3 18:57

8/4 3:23

8/4 5:00

大変勉強になりました

8/4 5:51

三俣蓮華岳

8/4 6:05

本当に今年はコバイケイソウがすごい

8/4 6:35

8/4 6:43

三俣蓮華岳の山頂へ分岐

8/4 6:52

三俣蓮華岳の東側斜面はお花畑になってます

8/4 6:57

ミヤマキンバイ

8/4 7:03

三俣蓮華岳山頂

8/4 7:10

三角点＝長野・岐阜・富山の三国境。当然触りましたとも。

8/4 7:11

この角度から見ると、確かに鷲羽岳は、鷲の形っぽい

8/4 7:11

黒部五郎のカールも行ってみたいなー

8/4 7:15

双六の向こうに槍ヶ岳が近づいてきた

8/4 8:21

双六岳へ最後の登り

8/4 9:28

双六岳山頂

8/4 9:22

双六岳から双六小屋へのだだっぴろい尾根

8/4 9:49

登るつもりだった西鎌尾根

8/4 9:58

だだっ広い尾根の末端は急斜面になっている

8/4 10:10

双六小屋へ

8/4 10:18

鏡平への小池新道、結構登らされるのね・・・

8/4 10:44

双六小屋到着

8/4 10:45

鷲羽の鞍部に三俣山荘がちょろっと見えます

8/4 10:50

クロユリ

8/4 11:02

だれがいったか双六共和国、テン泊で連泊してみたいなあ

8/4 11:19

ゆるーく登ります

8/4 11:29

弓折尾根に出ました。このあたりでようやくiphoneが電波をつかむ。急いで帰りの切符の予約変更をする。

8/4 11:31

こんな崩れてるところが苦手

8/4 11:35

西鎌尾根かっこいいけど、恐いんだろうなぁ、なぞ考えながらおります。

8/4 11:36

弓折尾根は意外にアップダウンがあります

8/4 12:18

鏡平が見えました

8/4 12:18

弓折乗越、まっすぐ行くと笠ヶ岳へ

8/4 12:44

雲行きが怪しくなってきたので急ぎます

8/4 13:03

何とか雨に合わずに到着

8/5 5:51

お約束

8/5 6:11

熊！？

8/5 6:20

焼岳と乗鞍

8/5 6:34

シシウドヶ原からわさび平を望む

8/5 7:46

秩父沢を渡渉

8/5 8:25

シャクナゲっぽいけど、葉が違う、なんでしょうこれ？

8/5 8:29

8/5 8:36

林道入り口

8/5 8:45

舗装路！！　なぜか感動する

8/5 9:04

そうめん食べーの

8/5 9:15

トマトかじりーの

8/5 9:27

荷揚げヘリ見ーの

8/5 10:10

で新穂高温泉登山口ゴ〜ル！

8/5 10:16

登山口から、この近道と言われる小道を通り

8/5 10:16

橋を渡ると、ロープウェイ駅（バス停・チケット購入・コインロッカー）が目の前

8/5 10:37

最後は中崎山荘で入湯

撮影機器：

EOS Kiss X4 CANON

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

装備

個人装備

Tシャツ

３

ソフトシェル

１

ズボン

2

靴下

3

グローブ

1

防寒着

1

雨具

1

ゲイター

1

日よけ帽子

1

靴

1

ザック

1

ザックカバー

1

サブザック

1

行動食

1

非常食

1

ハイドレーション

1

地図（地形図）

2

笛

1

計画書

1

ヘッドランプ

1

予備電池

1

GPS

1

筆記用具

1

ファーストエイドキット

1

常備薬

1

日焼け止め

1

保険証

1

携帯

1

時計

1

サングラス

1

タオル

1

ツェルト

1

ストック

1

カメラ

1

モバイルバッテリー

1

感想

gateside

　2007年に雲ノ平の存在を知ってから温めてきたコースだったので、天気が良かったこともあり最高でした。
　そもそも去年鹿島槍に登頂できず、それから1年まったく運動していない分際で、当初（薬師・水晶・鷲羽・黒部五郎・槍）の5座を制覇する予定を立てていました。身の程知らずこの上ないですね。
　それでも、3大目標�￣瀬諒燭帽圓��⊃緇蹴戮謀个覘Ａ筌�岳に上る、のうち�´△話�成できたわけで、十分満足しています。残りの山はまた次回以降に！
　さて運動不足でまったく体力がなくなっていましたので、本格復帰に向けてちょいと運動しようと思います。（同じコースを歩く方々を見てると、やはり基礎体力がちがうんだろ〜な、と痛感しました）

　追伸
　三俣診療所で私の股ずれを診て下さいました香川大学の先生・学生のみなさん、本当にありがとうございました。大変助かりました。

コメント

kanosuke

その節はどうもでした
gatesideさん、こんばんは、はじめまして。

薬師沢小屋でちょっとお話させていただいたり同じカメラで水中写真を撮ったものです。雲ノ平でもご一緒できるかと思ってましたがその後は会わずじまいでしたね。
またどこかでお会いしましょう！

写真135はタニウツギだと思いますよ

gateside

Re: その節はどうもでした
kanosukeさん、どうもお世話になりました。
薬師沢ではあまりに水が綺麗だったもので、ついはしゃいでしまい
お見苦しいこと、この上なかったかと思います。すいません・・・

雲ノ平では見晴らしのいいところを見つけては、ウダウダグダグダしておりました。

お花の名前ありがとうございます。タニウツギ、日本固有種なんですね。
てっきりシャクナゲの枝変わりかなにかかと。初めて見ました。

それでは、またどこかで、よろしくお願いいたします。