15周年の記念に槍穂高稜線縦走!! 槍のリベンジ、大キレット越え、そしてジャンへの挑戦・・・ライチョウファミリーもお出迎え!?



- GPS
- 32:30
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 3,554m
- 下り
- 2,585m
コースタイム
- 山行
- 10:58
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 13:19
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 10:08
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:59
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-685468.html
天候 | 3日間とも晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大キレット、奥穂高西穂間は落石に注意、ヘルメットはかぶりましょう(落石に対する頭への保護、三点支持で直登するときに突き出た岩に頭が当たるため) |
その他周辺情報 | 温泉は「ひらゆの森」に寄りました |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
2000年7月より山登りを始めて丸15年が経ちました。
節目の年に選んだ行先は未踏の奥穂高岳。そして前回天候に泣かされた槍ヶ岳も再度登りたく、去年の暮れには縦走することに決めました。
メンバーも当初一緒に行く方と予定が合わず、新たに声を掛けさせてもらい2名の方に同行していただくことになりました。
1日目 鍋平〜槍ヶ岳
4時過ぎに鍋平の駐車場を出発、新穂高まで下り登山計画書を提出し右俣沿いを歩いて行きます。空も青空が広がり期待が膨らみます。時折左上に笠ヶ岳の稜線が見えたり、奥穂〜西穂の稜線の岩峰が眺めれたりと退屈しませんでした。
槍平に着き休憩します。そこでヤマレコユーザーさんのryo8641さんと出会いました。ryo8641さんとは1年前の北岳の北ノ肩小屋で私の撮った写真にryo8641さんが写っており(その前に八ヶ岳でもすれ違った可能性あり)、それがきっかけでフォローさせていただいております。今回の縦走計画にもお誘いしたのですが予定が合わずただ槍だけは1日早く計画していただいたので、事前にすれ違いでお会いできるのをすり合わせていました。槍平にお互い予定より少し早く着いたのが功を奏しいい場所でお会いすることが出来ました。とても明るく元気なryo8641さんでした(^^)
休憩を終えいよいよ槍ヶ岳への本格的な登りに入ります。最終水場で昼ごはんにし、そこからひたすら登り(-_-;)
日差しも差し込み始めて暑さとアブと疲労と寝不足との軽い頭痛との長い戦いが始まりました。森林限界を超え槍の稜線も見えてきますがなかなか長い道のりで、足も重くなり止まる回数も増え、それでも粘り強く飛騨乗越まで詰めました。
一旦槍ヶ岳山荘で泊まりの手続きを済ませ、大槍へアタック!しかし大渋滞で、山頂に立つまで1時間以上要しました。ガスで隠れて見えない場所はあったものの13年前に見えなかった景色がここで眺められることが出来ました。(13年前?・・・28歳、若っ)
2日目 槍ヶ岳山荘〜穂高岳山荘
前日に続き4時出発で山荘を後にし大喰岳を越え御来光は中岳手前で見れました。今日も天気が良く涼しい。体調も昨日に比べて良くなり高所に体が順応したので絶好調。南岳小屋まで順調にたどり着きました。南岳小屋で少し休憩し、いよいよ大キレット越え。長谷川ピークまでは順調に進みそこから先は険しさが増します。落石も飛騨泣きを越えたあたりで頻繁に起きてて緊張感も高まりますが、落ち着いて三点支持、浮石の落石さえ気を付けていれば確実に通過できる場所でした。北穂高小屋までの登り返しはちとキツかったですが、3人とも大満足の大キレット越えとなりました。
北穂高小屋で昼食を採り、本日の宿泊地の穂高岳山荘を目指します。この先も岩場が連続して技術的にはなんてことないですが、足の方に疲れが出てるメンバーもいまして、小まめに休みながら進みました。
そして涸沢岳への登りに入るところで雷鳥ファミリーに遭遇、6羽ほどいたでしょうか、今までに雷鳥も2回くらいしか見たことなかったので、本当に感動もので写真を撮り続けました。
涸沢岳を越え穂高岳山荘に無事到着。夕方は雨が降りました。2日目の行程は3000m稜線歩きのスリリングさと雷鳥ファミリーに癒された1日でした。
3日目 穂高岳山荘〜鍋平
いよいよ最終日となり朝4時出発奥穂高山頂へ向けて歩きはじめます。
山を15年も続けてきて、実はここ(奥穂高)はまだ登ったことがなく、他に行きたい山があったり、まとまった日程が頻繁に作れないことから、後回しになっていました。というよりは私は自分の息子に「穂高」と名付けているので簡単に登りたくはないなという思いがありました。ただ去年霞沢岳を登って穂高の山々を眺めた時徐々に登りたい気持ちが湧き上がり、15年の節目に登ることに決めました。
そして絶景が待ち受ける奥穂高の山頂へ立つことが出来ました。
また必ずこの頂には来ることになると思います。
ここでメンバーと別れ、Iさんは白出沢へ下り、Mさんは前穂経由で岳沢へ私は主稜線をそのまま南下します。
この先はソロで難所続きのバリエーションルートでもあるので、前夜は不安で良く眠れなかったのですが、山頂からジャンに向けてどんどん歩き出す人がいて先行者について行くようにしました。ジャンにも難なく立てエンジェルにもタッチし西穂山頂を過ぎたあたりで疲れはしましたが昼過ぎにロープウェイ駅に降りました。
大キレットに比べて技術的には変わりはないなと感じました。ただ距離は長くアップダウンも長く続くので、体力、精神力は備えた状態で臨むところだなと感じました。
16年目に入り今後も過去に登った山を再度訪れてみたり、新しい山(残りの百名山・岐阜百山)にも挑戦しながら生涯現役で続けて行きたいと改めて感じました。
穂高縦走おめでとうございます
いやぁ、本当に行きましたね、すごいです!
そして無事で何よりでした。
また3人でコースを分かれるなんてのも格好いいですね
大キレットでもビビッてる私にはまだ先の目標です。
当日は短い間でしたがお会いできて良かったです。
また機会があればご一緒しましょう!
ありがとうございます!!
連泊自体も数年ぶりで、いろんな意味で本当に充実した山旅となりました
アルプス方面だけではなく、私自身も関東方面の百名山など行きたいところありますので、その折にはお声を掛けさせてもらうかもです。逆に東海方面にお越しの際は是非声をかけてください
比較的天候が安定したこのチャンスをモノに出来たことは大きいですね。
コースからして少しでも天候が崩れると計画にずれが生じそうです。
しかしながら自分だけでなく周りにも気を使って行かないといけない
真剣勝負の世界ですね。常に緊張感は必要そうだと思いました。
この節目にこういった難しいコースを走破されたことは
達成感が大きいのではないかと思っています。
写真でこそ怖そうだな〜と思いますが私が実際見たら腰を抜かして
しまうのだろうな〜と感じました。
実は高所が苦手だったりします
しかし大キレットに来たころには高所に対する恐怖感もなくなってました。
岩場を登り降りするときもどこに手足を掛けたら安全か?で頭がいっぱいで、高いところである感覚を忘れさせてくれます。意外と危険と隣り合わせとはいえ、楽しかったです
こんにちは。
北穂小屋の写真に自分が写っていました。
(青い帽子に白いシャツ)
前日、新穂高〜南岳新道〜南岳小屋、その日は、大キレットを経て北穂小屋に到着。
その後、穂高岳山荘に泊まって、奥穂〜前穂〜岳沢〜上高地で帰りました。
ジャンダルム〜西穂へ行かれ、危険ではなかったですか?
私も行きたかったですが、午後、ガスが出そうなのと、風が強かったので諦めました。
浮石や落石の心配もあって、大丈夫でしたか?
奥穂西穂縦走され、うらやましいです。
charipapaさん初めまして、コメントありがとうございます。
なるほどここにいらしてたのですね!
大キレットと奥〜西穂稜線は難易度(技術)的には変わらないと感じました。
ただ距離は長いしアップダウンもあるので体力的には大キレットを上回ります。ガイドなんかでは西穂から奥穂に向って歩くのが良いと紹介されてたりしますが、実際歩いてみて逆から歩くのが体力面で楽ではないかと感じました。あと、浮石などのガレているところもあり、私も落石させてしまいました(幸い登山道の無い沢筋に転がってゆきました
ただ雨の日は極力避けた方がいいですね。
あくまで私的な感想ですが。
大キレットを越えられれば行けると思います。
是非チャレンジしてみてください!!
すばらしい稜線と山々の迫力があって、歩いていても飽きる事が無さそうですね
雷鳥ファミリー可愛いですねぇ♪
大キレットの降りは険しそうですが、いつかはチャレンジしてみたいです。
まだまだ未熟な、なんちゃってハイカーですがご一緒できればと思いますのでよろしくお願いします。
tu-sanありがとうございます
本当に雷鳥との出会いはびっくりでした(去年立山では全然見かけなかったので)
たまたまよそ見してたら雷鳥っぽいのがいて、後ろのIさんに声を掛けたら雷鳥と確認できて、しばらく撮影会になりました
また険しいところもチャレンジしてゆきましょう!!私の経験も少し役に立てばと思います。
こんにちは!
この週末の乗鞍・雨飾の準備などでバタバタしていて、亀コメントすみません^^;
先週は大キレット・槍穂高縦走にお誘い頂き、本当にありがとうございました。
自分は岩場のリスクに腰が引けてしまいましたが、ジャンダルム・天狗の頭・西穂高岳と続く難関の主稜線を達成され、本当におめでとうございます☆☆☆ミ
それにしても、本当に天候の安定した素晴らしい週末でしたね
syousanにお誘い頂き、お盆遠征を前後半に分割して行ったことで、真ん中の悪天候を避け、両方とも好天を掴むことができました。
15周年で記念となるルートを達成されましたが、これからもどんどん進まれることを楽しみにしています
こちらこそありがとうございました
今回稜線歩きをしてみてまだまだ、北アルプスのまだ歩いていない稜線をもっと歩いてみたいなと、少し淡い夢を見てしまいました。長い年月はかかるでしょうが、何回でもチャレンジしたいと思います
本当に天候に恵まれたのはラッキーだったですね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する