ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7090299
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

初めての霞沢岳は遠かった。徳本峠から蝶ヶ岳へ縦走し、大絶景を堪能

2024年08月01日(木) ~ 2024年08月03日(土)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
26:15
距離
47.9km
登り
2,835m
下り
2,834m
MarkerMarker
1 km
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:22
休憩
1:33
合計
11:55
距離 18.6km 登り 1,726m 下り 1,090m
5:27
5:40
4
5:44
5
5:49
5:56
3
5:59
6:00
4
6:51
6:52
6
6:58
7:06
4
7:10
115
9:05
9:23
62
10:25
10:40
155
13:15
13:45
146
17:18
2日目
山行
7:06
休憩
2:16
合計
9:22
距離 13.3km 登り 1,004m 下り 486m
6:07
34
6:41
6:47
30
7:17
76
8:33
8:43
177
11:40
8
11:48
11:56
1
11:57
7
12:38
12:46
43
13:29
13:35
1
13:36
13:43
6
13:49
1
13:50
14:49
6
14:55
15:27
2
3日目
山行
5:21
休憩
0:30
合計
5:51
距離 16.0km 登り 105m 下り 1,258m
6:18
6:19
4
6:23
6:24
13
6:37
17
6:54
5
6:59
7:01
85
9:16
9:29
2
10:12
5
10:17
10:24
5
10:29
42
11:26
11:27
4
11:41
11:43
4
11:47
11:49
3
11:52
12
天候 三日間とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
大阪から夜行さわやか信州号で上高地(8/1 5:20着)
帰りもさわやか信州号(13:30発)
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
夜行バスで上高地入り。初日の徳本峠経由霞沢岳への挑戦が始まります
2024年08月01日 05:20撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/1 5:20
夜行バスで上高地入り。初日の徳本峠経由霞沢岳への挑戦が始まります
天気も良く河童橋から穂高の吊尾根もすっきりと見えています。
2024年08月01日 05:55撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/1 5:55
天気も良く河童橋から穂高の吊尾根もすっきりと見えています。
吊橋の上から朝日に輝く焼岳
2024年08月01日 05:57撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
5
8/1 5:57
吊橋の上から朝日に輝く焼岳
左岸側が土砂崩れの影響で通行できず右岸を進みました。明神池の手前から目標の霞沢岳(右奥)を望みます。
2024年08月01日 06:52撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/1 6:52
左岸側が土砂崩れの影響で通行できず右岸を進みました。明神池の手前から目標の霞沢岳(右奥)を望みます。
明神の吊橋から明神岳
2024年08月01日 06:53撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/1 6:53
明神の吊橋から明神岳
徳本峠への分岐。初めて入ります。
2024年08月01日 07:08撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 7:08
徳本峠への分岐。初めて入ります。
樹林の中、黒沢に沿って徐々に高度を上げます
2024年08月01日 07:35撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 7:35
樹林の中、黒沢に沿って徐々に高度を上げます
センジュガンピ
2024年08月01日 07:47撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 7:47
センジュガンピ
タマガワホトトギス
2024年08月01日 07:56撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/1 7:56
タマガワホトトギス
ヨツバヒヨドリ
2024年08月01日 08:05撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 8:05
ヨツバヒヨドリ
標高1,900mを越えた辺りで北側に明神岳と西穂から奥穂への稜線がくっきりと姿を見せてくれました。
2024年08月01日 08:24撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
6
8/1 8:24
標高1,900mを越えた辺りで北側に明神岳と西穂から奥穂への稜線がくっきりと姿を見せてくれました。
樹林の中の登りですので展望は殆どありませんが、高山植物が楽しませてくれます
2024年08月01日 08:30撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/1 8:30
樹林の中の登りですので展望は殆どありませんが、高山植物が楽しませてくれます
シモツケソウ
2024年08月01日 08:34撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 8:34
シモツケソウ
沢を詰めて最後の取付きへ
2024年08月01日 08:35撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/1 8:35
沢を詰めて最後の取付きへ
霞沢岳への分岐。この日は、徳本峠小屋に荷物をデポするため小屋へ一旦向かいます
2024年08月01日 08:58撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 8:58
霞沢岳への分岐。この日は、徳本峠小屋に荷物をデポするため小屋へ一旦向かいます
何とか9時に徳本峠小屋に着きました。サブザックだけで霞沢岳(4.3km)へ向かいます。
2024年08月01日 09:04撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
5
8/1 9:04
何とか9時に徳本峠小屋に着きました。サブザックだけで霞沢岳(4.3km)へ向かいます。
小屋の前から前穂、明神、奥穂、西穂の面々
2024年08月01日 09:20撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/1 9:20
小屋の前から前穂、明神、奥穂、西穂の面々
霞沢岳への登山道も殆ど樹林の中。所々で、視界が開けます。
2024年08月01日 09:41撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/1 9:41
霞沢岳への登山道も殆ど樹林の中。所々で、視界が開けます。
ゴゼンタチバナ
2024年08月01日 09:59撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 9:59
ゴゼンタチバナ
カラマツソウ
2024年08月01日 10:09撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/1 10:09
カラマツソウ
ジャンクションピークまで上がってきました
2024年08月01日 10:24撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 10:24
ジャンクションピークまで上がってきました
遠く右手奥に南アルプス(甲斐駒、北岳など)、左手奥に八ヶ岳連峰が見渡せました
2024年08月01日 10:24撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
5
8/1 10:24
遠く右手奥に南アルプス(甲斐駒、北岳など)、左手奥に八ヶ岳連峰が見渡せました
樹林の間から目指す霞沢岳がのぞきます。まだまだ遠いです
2024年08月01日 10:49撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/1 10:49
樹林の間から目指す霞沢岳がのぞきます。まだまだ遠いです
左奥に乗鞍岳を望みます
2024年08月01日 10:51撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/1 10:51
左奥に乗鞍岳を望みます
トリアシショウマ
2024年08月01日 11:11撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 11:11
トリアシショウマ
アキノキリンソウ
2024年08月01日 11:12撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 11:12
アキノキリンソウ
マルバダケブキの群生
2024年08月01日 11:12撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/1 11:12
マルバダケブキの群生
沢渡へ下る霞沢。深い渓谷が続いています。右奥に御嶽山が姿を見せてます
2024年08月01日 11:12撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
4
8/1 11:12
沢渡へ下る霞沢。深い渓谷が続いています。右奥に御嶽山が姿を見せてます
ハクサンフウロ
2024年08月01日 11:13撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/1 11:13
ハクサンフウロ
左奥に霞沢岳が大分近づいてきます。
2024年08月01日 11:50撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 11:50
左奥に霞沢岳が大分近づいてきます。
何度目の登りだろう。ジャンクションピークを過ぎて、ここまでも小さなアップダウンを繰り返すので地味に応えてきます。
2024年08月01日 11:59撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/1 11:59
何度目の登りだろう。ジャンクションピークを過ぎて、ここまでも小さなアップダウンを繰り返すので地味に応えてきます。
ニッコウキスゲ
2024年08月01日 12:10撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/1 12:10
ニッコウキスゲ
右手に前穂、奥穂の吊尾根が見えてきます。
2024年08月01日 12:15撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
5
8/1 12:15
右手に前穂、奥穂の吊尾根が見えてきます。
いよいよK1ピークへの登りが始まります。タイムリミットが近づく中で難関の急登です
2024年08月01日 12:19撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/1 12:19
いよいよK1ピークへの登りが始まります。タイムリミットが近づく中で難関の急登です
六百山の向こうに穂高連峰。この景色に力づけられて登ります
2024年08月01日 12:25撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/1 12:25
六百山の向こうに穂高連峰。この景色に力づけられて登ります
グンナイフウロ
2024年08月01日 12:28撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/1 12:28
グンナイフウロ
ヤマハハコ
2024年08月01日 12:32撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/1 12:32
ヤマハハコ
振り返ると翌日辿る徳本峠から大滝山、蝶ヶ岳への長い稜線が見えました。
2024年08月01日 12:36撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/1 12:36
振り返ると翌日辿る徳本峠から大滝山、蝶ヶ岳への長い稜線が見えました。
13時を過ぎてK1ピーク到着。きつかった。正面にドーム状のK2ピーク、その奥に目指す霞沢岳です。
2024年08月01日 13:14撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/1 13:14
13時を過ぎてK1ピーク到着。きつかった。正面にドーム状のK2ピーク、その奥に目指す霞沢岳です。
午後になって穂高の稜線にも雲がかかってきました。左手奥の笠ヶ岳方面も雲がかかってました。右奥の蝶ヶ岳、常念方面はすっきりと見通せます。
2024年08月01日 13:15撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/1 13:15
午後になって穂高の稜線にも雲がかかってきました。左手奥の笠ヶ岳方面も雲がかかってました。右奥の蝶ヶ岳、常念方面はすっきりと見通せます。
翌日歩く蝶ヶ岳への稜線の長いこと。
2024年08月01日 13:23撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/1 13:23
翌日歩く蝶ヶ岳への稜線の長いこと。
梓川を見下ろすと手前に帝国ホテル、奥に上高地温泉ホテルの赤い屋根が見えました
2024年08月01日 13:24撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/1 13:24
梓川を見下ろすと手前に帝国ホテル、奥に上高地温泉ホテルの赤い屋根が見えました
霞沢岳へは、ここから下がってK2を越えて最後の登り。見るからにしんどそうで時間も13時を越えているので相談の上、残念ながらここで撤退を決断。
2024年08月01日 13:24撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
4
8/1 13:24
霞沢岳へは、ここから下がってK2を越えて最後の登り。見るからにしんどそうで時間も13時を越えているので相談の上、残念ながらここで撤退を決断。
だけど、こんだけの景色を見られたらもう十分、小屋へ戻ります。
2024年08月01日 13:36撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
5
8/1 13:36
だけど、こんだけの景色を見られたらもう十分、小屋へ戻ります。
クルマユリ?
2024年08月01日 14:06撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/1 14:06
クルマユリ?
ジャンクションピークまでの細かいアップダウンはホントにしんどい。小屋近くまで下りて雲の沸き立つ前穂、明神岳は格好良い
2024年08月01日 16:54撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
4
8/1 16:54
ジャンクションピークまでの細かいアップダウンはホントにしんどい。小屋近くまで下りて雲の沸き立つ前穂、明神岳は格好良い
17時なって漸く徳本峠小屋に帰着。夜行着で霞沢岳ピストンなんて絶対に無理だと確信した。
2024年08月01日 17:03撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
4
8/1 17:03
17時なって漸く徳本峠小屋に帰着。夜行着で霞沢岳ピストンなんて絶対に無理だと確信した。
この小屋の手前の部分は大正時代に建てられた当初の小屋をそのまま維持して使っているそうで国の有形登録文化財に指定されています。営業開始からも昨年100周年を迎えたそうです。
2024年08月02日 06:02撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/2 6:02
この小屋の手前の部分は大正時代に建てられた当初の小屋をそのまま維持して使っているそうで国の有形登録文化財に指定されています。営業開始からも昨年100周年を迎えたそうです。
二日目の朝、小屋の前から八ヶ岳連峰がくっきり。一番高いところが赤岳、一番左に蓼科山が分かります
2024年08月02日 06:07撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/2 6:07
二日目の朝、小屋の前から八ヶ岳連峰がくっきり。一番高いところが赤岳、一番左に蓼科山が分かります
一時間ほど歩いた辺りから前方にこれから目指す大滝槍見台(右のピーク)と左奥に意外な近さで蝶ヶ岳が見えました
2024年08月02日 07:15撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 7:15
一時間ほど歩いた辺りから前方にこれから目指す大滝槍見台(右のピーク)と左奥に意外な近さで蝶ヶ岳が見えました
槍見台まで後1km。大体1kmごとに標識が付けられています。
2024年08月02日 07:55撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 7:55
槍見台まで後1km。大体1kmごとに標識が付けられています。
コバノイチヤクソウ
2024年08月02日 08:09撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/2 8:09
コバノイチヤクソウ
ギンリョウソウもひっそりと
2024年08月02日 08:16撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/2 8:16
ギンリョウソウもひっそりと
小屋から2時間余りで大滝槍見台に到着。樹林の中に木製の展望台が作られています。
2024年08月02日 08:30撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/2 8:30
小屋から2時間余りで大滝槍見台に到着。樹林の中に木製の展望台が作られています。
登ってみると針葉樹林の先に槍ヶ岳から穂高への山並みが望めました
2024年08月02日 08:32撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/2 8:32
登ってみると針葉樹林の先に槍ヶ岳から穂高への山並みが望めました
槍ヶ岳を少しアップで。どこから見ても格好良いです
2024年08月02日 08:32撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
5
8/2 8:32
槍ヶ岳を少しアップで。どこから見ても格好良いです
もう赤く色づき始めたナナカマドもありました
2024年08月02日 08:33撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/2 8:33
もう赤く色づき始めたナナカマドもありました
大滝山まで4km。まだまだ遠いです。
2024年08月02日 09:06撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 9:06
大滝山まで4km。まだまだ遠いです。
あと2km。ずっと樹林帯の日陰の中を歩くので涼しく歩くことができます。
2024年08月02日 10:18撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 10:18
あと2km。ずっと樹林帯の日陰の中を歩くので涼しく歩くことができます。
大滝山への登りがは決まり、森林限界を越えると南アルプスの甲斐駒、北岳。その左奥には富士山の姿も見せてくれました。
2024年08月02日 11:10撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/2 11:10
大滝山への登りがは決まり、森林限界を越えると南アルプスの甲斐駒、北岳。その左奥には富士山の姿も見せてくれました。
左の方に八ヶ岳、右の方に富士山と南アルプス
2024年08月02日 11:12撮影 by  SO-53C, Sony
1
8/2 11:12
左の方に八ヶ岳、右の方に富士山と南アルプス
カワラナデシコ
2024年08月02日 11:21撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/2 11:21
カワラナデシコ
ウツボクサ
2024年08月02日 11:22撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 11:22
ウツボクサ
西側に前日目指した霞沢岳、そのずっと奥に乗鞍岳が望めます。
2024年08月02日 11:24撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 11:24
西側に前日目指した霞沢岳、そのずっと奥に乗鞍岳が望めます。
トリカブト
2024年08月02日 11:30撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/2 11:30
トリカブト
大滝山南峰(三角点)に到着
2024年08月02日 11:39撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/2 11:39
大滝山南峰(三角点)に到着
槍、穂高連峰の3000m峰群のパノラマが見渡せました。手前は、翌日徳澤園へ下山する長塀尾根です。
2024年08月02日 11:39撮影 by  SO-53C, Sony
3
8/2 11:39
槍、穂高連峰の3000m峰群のパノラマが見渡せました。手前は、翌日徳澤園へ下山する長塀尾根です。
エゾシオガマ
2024年08月02日 11:40撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 11:40
エゾシオガマ
大滝小屋
2024年08月02日 11:46撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
7
8/2 11:46
大滝小屋
ミヤマオトギリソウ
2024年08月02日 11:46撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/2 11:46
ミヤマオトギリソウ
テガタチドリ
2024年08月02日 11:50撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/2 11:50
テガタチドリ
いよいよ蝶ヶ岳を目指します
2024年08月02日 11:54撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 11:54
いよいよ蝶ヶ岳を目指します
数分で大滝山の北峰(こちらの方が僅かに高い)で槍穂高をバックに。蝶ヶ岳が右手前に。
2024年08月02日 11:57撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
7
8/2 11:57
数分で大滝山の北峰(こちらの方が僅かに高い)で槍穂高をバックに。蝶ヶ岳が右手前に。
ヤマハハコ
2024年08月02日 11:59撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 11:59
ヤマハハコ
鍋冠山への分岐。蝶ヶ岳へ向かうこの辺りが、今回の山行で唯一北アルプスの稜線歩きらしい雰囲気でした。
2024年08月02日 12:01撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/2 12:01
鍋冠山への分岐。蝶ヶ岳へ向かうこの辺りが、今回の山行で唯一北アルプスの稜線歩きらしい雰囲気でした。
トウヤクリンドウ
2024年08月02日 12:02撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 12:02
トウヤクリンドウ
この辺りはずっと穂高連峰の山並みを見ながらの登行で疲れを何とか忘れさせてくれた。
2024年08月02日 12:02撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/2 12:02
この辺りはずっと穂高連峰の山並みを見ながらの登行で疲れを何とか忘れさせてくれた。
イワツメクサ
2024年08月02日 12:04撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 12:04
イワツメクサ
昼を過ぎるとやはりガスが上がってきますね
2024年08月02日 12:11撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 12:11
昼を過ぎるとやはりガスが上がってきますね
イブキトラノオの群落の中を進む
2024年08月02日 12:30撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 12:30
イブキトラノオの群落の中を進む
途中池塘らしい池が何カ所もあり、お花畑になっている
2024年08月02日 12:33撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 12:33
途中池塘らしい池が何カ所もあり、お花畑になっている
蝶ヶ岳ヒュッテまであと1km。樹林の中から最後の登りです。
2024年08月02日 12:58撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 12:58
蝶ヶ岳ヒュッテまであと1km。樹林の中から最後の登りです。
キヌガサソウ
2024年08月02日 13:10撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 13:10
キヌガサソウ
あと500m。チングルマが穂になっていました
2024年08月02日 13:20撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/2 13:20
あと500m。チングルマが穂になっていました
コバイケイソウ
2024年08月02日 13:22撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 13:22
コバイケイソウ
ウサギギクやオンタデなど
2024年08月02日 13:22撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 13:22
ウサギギクやオンタデなど
この白いのはウメバチソウかな
2024年08月02日 13:24撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 13:24
この白いのはウメバチソウかな
三俣からの登山道に合流します。三俣へは過去に2度下山しています。
2024年08月02日 13:27撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 13:27
三俣からの登山道に合流します。三俣へは過去に2度下山しています。
キャンプ場に到着。槍の穂先が見えました。
2024年08月02日 13:37撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/2 13:37
キャンプ場に到着。槍の穂先が見えました。
蝶ヶ岳山頂で撮って頂きました。この日も13kmの長丁場、お疲れ様でした。
2024年08月02日 13:41撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
7
8/2 13:41
蝶ヶ岳山頂で撮って頂きました。この日も13kmの長丁場、お疲れ様でした。
ご褒美の槍、穂高連峰の大パノラマです。
2024年08月02日 13:43撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
4
8/2 13:43
ご褒美の槍、穂高連峰の大パノラマです。
槍ヶ岳の雲が取れた
2024年08月02日 13:44撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/2 13:44
槍ヶ岳の雲が取れた
槍ヶ岳のアップ
2024年08月02日 14:50撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/2 14:50
槍ヶ岳のアップ
小屋で少し休んで蝶槍の方へ行こうかと思ったけど意外と遠くに見えてやめました。常念岳、大天井岳、ずっと先には裏銀座の野口五郎岳も見える。一週間前と大違いの良い天気でホント良かった。
2024年08月02日 15:12撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/2 15:12
小屋で少し休んで蝶槍の方へ行こうかと思ったけど意外と遠くに見えてやめました。常念岳、大天井岳、ずっと先には裏銀座の野口五郎岳も見える。一週間前と大違いの良い天気でホント良かった。
夕食後、大キレットに落ちる日の入りを見ることができました
2024年08月02日 18:46撮影 by  SO-53C, Sony
3
8/2 18:46
夕食後、大キレットに落ちる日の入りを見ることができました
陽が沈んだ後、赤く輝く上空の雲が綺麗でした。
2024年08月02日 18:50撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/2 18:50
陽が沈んだ後、赤く輝く上空の雲が綺麗でした。
安曇野方面の夜景。この日は月も無く、星空も綺麗でした。
2024年08月02日 21:38撮影 by  SO-53C, Sony
8/2 21:38
安曇野方面の夜景。この日は月も無く、星空も綺麗でした。
三日目早朝。ご来光を拝もうと多くの人が出てきました。富士山や南アルプスの山たちが浮かんでいます。
2024年08月03日 04:27撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/3 4:27
三日目早朝。ご来光を拝もうと多くの人が出てきました。富士山や南アルプスの山たちが浮かんでいます。
素晴らしい雲海の上にご来光です。幸せを感じる一瞬でした。
2024年08月03日 04:55撮影 by  SO-53C, Sony
5
8/3 4:55
素晴らしい雲海の上にご来光です。幸せを感じる一瞬でした。
振り返れば槍、穂高の山稜が赤く輝いてました
2024年08月03日 04:55撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
4
8/3 4:55
振り返れば槍、穂高の山稜が赤く輝いてました
登れず撤退した霞沢岳、その奥に乗鞍山、御嶽山も陽を浴び始めていました。
2024年08月03日 04:56撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/3 4:56
登れず撤退した霞沢岳、その奥に乗鞍山、御嶽山も陽を浴び始めていました。
全部まとめてパノラマ。焼岳は雲海の上にチョコンと頭だけ出して浮かんでます
2024年08月03日 04:58撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
6
8/3 4:58
全部まとめてパノラマ。焼岳は雲海の上にチョコンと頭だけ出して浮かんでます
朝食を摂って6時過ぎにヒュッテを出発。徳澤へ下山します。
2024年08月03日 06:18撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/3 6:18
朝食を摂って6時過ぎにヒュッテを出発。徳澤へ下山します。
キャンプ場から八ヶ岳、富士山、南アルプス(甲斐駒、北岳)
2024年08月03日 06:19撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/3 6:19
キャンプ場から八ヶ岳、富士山、南アルプス(甲斐駒、北岳)
この日も快晴の天気。常念岳からぐるりと穂高連峰までの北アルプス南部のオールスターズです
2024年08月03日 06:20撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/3 6:20
この日も快晴の天気。常念岳からぐるりと穂高連峰までの北アルプス南部のオールスターズです
長塀尾根も直ぐに樹林帯へ落ちるのでこの景色も見納めです
2024年08月03日 06:24撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 6:24
長塀尾根も直ぐに樹林帯へ落ちるのでこの景色も見納めです
乗鞍、御嶽山を見ながら下ります。
2024年08月03日 06:26撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/3 6:26
乗鞍、御嶽山を見ながら下ります。
イワキキョウ
2024年08月03日 06:29撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/3 6:29
イワキキョウ
妖精の池
2024年08月03日 06:34撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 6:34
妖精の池
富士山と南アルプス。南の光岳まで全部見えてました。
2024年08月03日 06:39撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/3 6:39
富士山と南アルプス。南の光岳まで全部見えてました。
少し南へ振ると中央アルプスの木曽駒ケ岳などが見晴らせました
2024年08月03日 06:39撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/3 6:39
少し南へ振ると中央アルプスの木曽駒ケ岳などが見晴らせました
長塀山。ここから長い下りです
2024年08月03日 06:57撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 6:57
長塀山。ここから長い下りです
2時間ほど歩いて徳澤まであと1km
2024年08月03日 08:40撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 8:40
2時間ほど歩いて徳澤まであと1km
下の重機の作業音を聞きながら最後の下りです
2024年08月03日 09:09撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 9:09
下の重機の作業音を聞きながら最後の下りです
と、直前で猿の集団と遭遇。なかなか動いてくれず暫し睨めっこしながらそっと横を通過しました。
2024年08月03日 09:10撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 9:10
と、直前で猿の集団と遭遇。なかなか動いてくれず暫し睨めっこしながらそっと横を通過しました。
無事、徳澤登山口へ下山しました。
2024年08月03日 09:14撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 9:14
無事、徳澤登山口へ下山しました。
徳澤園から見上げる前穂高、明神の岩峰
2024年08月03日 09:14撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/3 9:14
徳澤園から見上げる前穂高、明神の岩峰
徳澤園に来ると毎回頂くソフトクリーム。ご褒美です。
2024年08月03日 09:19撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
3
8/3 9:19
徳澤園に来ると毎回頂くソフトクリーム。ご褒美です。
他の人も沢山ソフトクリームを食べてらっしゃいました。
2024年08月03日 09:28撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/3 9:28
他の人も沢山ソフトクリームを食べてらっしゃいました。
明神へ向かう梓川左岸からの前穂高、明神岳の岩峰群。徳本峠小屋で会った人がひょうたん池へ寄っていくって言ってたけどどの辺りにあるんだろう。
2024年08月03日 09:35撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/3 9:35
明神へ向かう梓川左岸からの前穂高、明神岳の岩峰群。徳本峠小屋で会った人がひょうたん池へ寄っていくって言ってたけどどの辺りにあるんだろう。
梓川の奥には大天井岳
2024年08月03日 09:36撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/3 9:36
梓川の奥には大天井岳
上高地への道も殆ど樹林の日陰の中。暑さを避けて快適に歩ける。
2024年08月03日 09:38撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 9:38
上高地への道も殆ど樹林の日陰の中。暑さを避けて快適に歩ける。
明神館の自販機で冷たいコーラをゲット。一気に飲み干す
2024年08月03日 10:18撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/3 10:18
明神館の自販機で冷たいコーラをゲット。一気に飲み干す
行きの時もそうだったが、ここから上高地までの左岸遊歩道は通行止め。なので右岸へ回ります。
2024年08月03日 10:22撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 10:22
行きの時もそうだったが、ここから上高地までの左岸遊歩道は通行止め。なので右岸へ回ります。
明神池の穂高奥宮への参道から望む明神岳。今回もお詣りしませんでした。
2024年08月03日 10:23撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 10:23
明神池の穂高奥宮への参道から望む明神岳。今回もお詣りしませんでした。
参道脇に咲くオタカラコウ
2024年08月03日 10:26撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 10:26
参道脇に咲くオタカラコウ
右岸の道は少し遠回りになるけど木道が整備されていて沢沿いのところもあって涼しく歩ける
2024年08月03日 10:36撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/3 10:36
右岸の道は少し遠回りになるけど木道が整備されていて沢沿いのところもあって涼しく歩ける
焼岳
2024年08月03日 10:53撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/3 10:53
焼岳
河童橋近くから穂高の吊尾根にはこの時間既に雲がかかってました。
2024年08月03日 11:21撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
2
8/3 11:21
河童橋近くから穂高の吊尾根にはこの時間既に雲がかかってました。
日帰り温泉と思って寄った上高地温泉ホテル。清掃中とのことで再会は12時半から。待っていては13時30分のバスに乗れなくなるのであきらめてバスターミナルへ。
2024年08月03日 11:45撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/3 11:45
日帰り温泉と思って寄った上高地温泉ホテル。清掃中とのことで再会は12時半から。待っていては13時30分のバスに乗れなくなるのであきらめてバスターミナルへ。
ホテルの前から撤退した霞沢岳(右側の高いところ)を見上げて、今回の山行はお開きです。三日間で48km。よく歩きました。お疲れ様でした。
2024年08月03日 11:45撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
1
8/3 11:45
ホテルの前から撤退した霞沢岳(右側の高いところ)を見上げて、今回の山行はお開きです。三日間で48km。よく歩きました。お疲れ様でした。

感想

8月に入った。前週の東北山行は大雨で惨敗。その疲れも完全にとれたとは言えないものの梅雨明け10日の好天予想に期待を膨らませての北アルプス初登山域への入山だった。
夜行バスでの上高地入り。早朝から天気は最高。睡眠不足もややありではあったが、何とか元気にスタートを切った。今回も前週に引き続きf1senaさんとのコンビ登山、彼にペースを任せて(少しゆっくり目とお願い)付いて行く。明神までは右岸道で迂回し、徳本峠入口から初めてのルートに入る。徳本峠は、古くからの上高地への入山路として使われてきたものだと聞いている。徐々に傾斜を強くしながら沢沿いに高度を上げて行き、樹林の間から梓川対岸の前穂高や明神岳の姿をのぞく。
何とか予定通り9時過ぎに古い石置き屋根の小屋に新しい赤い屋根の小屋が並んだ徳本峠小屋に到着。サブザックに飲み物と行動食だけを詰めて、ザックは小屋にデポして霞沢岳へ向かう。途中、ジャンクションピークまでの間でf1senaさんが少し遅れるが、それもK1ピークの手前の急登までに追いついてもらえ、K1ピークにはほぼ予定通りの13時過ぎに到着できた。そこからの槍穂高連峰を含む360度の大展望は素晴らしく、それまでの疲れを忘れさせてくれるものだった。
とは言え、この先のK2ピーク、霞沢岳本峰を見上げるとまだまだアップダウンがあり、コースタイムで霞沢岳までの往復1時間というのはとても自分達には難しいように思えた。f1senaさんとも相談して、ここはこの絶景をお土産に素直に撤退することに決定、小屋へ引き返した。とは言っても小屋までは4.5km、ジャンクションピークを含めて途中何カ所かあるアップダウンを繰り返すのは何とも身体と気持ちに応える結果となった。
小屋を早朝に出発して霞沢岳に登頂した人やグループと何組かとすれ違い、また追い越すことになり、徳本峠小屋に戻ったのは既に17時を過ぎるになってしまった。やはりK1ピークで引き返して良かったとつくづく思った。疲れすぎて余り食欲も無かったのを無理して茶づけにして半分ほど流し込み、消灯を待たずに早々と眠りに着いた。
翌朝も好転の気配。6時過ぎには準備を終えて小屋を出発。
この日の蝶ヶ岳までの縦走も13km以上と長い上、前日と同じように登っては下りを繰り返しながら、最終的に2680mまで高度を上げる体力消耗型のコース。ただ、このコースは殆どが森林限界内で樹林の中を辿るために展望が無いことの見返りに日陰で強い日差しを避けられ、比較的涼しく歩けるのが幸いした。
途中、大滝槍見台で樹林の上から槍穂高連峰を見晴し、ゴールの蝶ヶ岳も確認する。そして辿り着いた大滝山南峰、北峰からも槍穂高、常念山脈などに加え、南アルプスや富士山までも眺める幸運に出会った。
そしてほぼ計画通り13時過ぎには蝶ヶ岳ヒュッテに到着。本当は、余裕が有ったら蝶槍辺りまでぶらぶらと槍穂高を眺めながら散歩しようかと思っていたが、それはヒュッテ周辺だけで十分と考え、夕食を挟んで日の入りの美しさまで十分に楽しむことができた。
翌朝は、久しぶりにご来光を眺めようと4時半には起き出し、近くの高台で日の出を待つ。周囲は、梓川の谷を除いて雲海が取り巻き、遠く富士山や南アルプス、八ヶ岳を始め、乗鞍、御嶽山などもその頭だけを出して島のように浮かんでいた。そして5時前に雲海の果てから日が昇り、反対側の槍穂高の屏風の稜線部分が赤く染まった。とても素晴らしいご来光だった。
今回の登山の目的は、未踏の霞沢岳を登ること、古くからの上高地入山路の徳本峠小屋に泊まり、蝶ヶ岳までの初ルートを歩くことだった。
最初の目的は、自分の体力的には夜行での直行はさすがにきつく達成することはできなかった。霞沢岳を登るなら、他の多くの人と同様、徳本峠小屋に前泊して早朝スタートするのが最善と思われる。因みにこの日に夜行で上高地に入り、そのまま霞沢岳に登り、徳本峠小屋に着くことができたのは男性の単独行の方、お一人だけだった。その方も我々より少し後に帰り着いたのでやはりかなりの強行軍だったように思われる。
正直、今回のK1ピーク到達で自分にとっては十分に展望も含めてその醍醐味は味わうことができたので、もうリベンジをするつもりはない。
むしろ蝶ヶ岳の三度目の登頂、滞在で味わえた素晴らしい展望とご来光を大きな宝物にできたような気がする。
同行のf1senaさんも初めての蝶ヶ岳登山だったことも有り、十分に槍穂高の展望台としての蝶ヶ岳を最大限に楽しんでいただけたようでよかった。
今回もペースを合わせて引っ張って貰えて本当に助かった。
こうした天候に恵まれた山行が有るので、どうしてもやめられないんですね。

【2024年の山行 32回目】
 今回の歩行距離:47.9km  2024年の累積距離:395.4km
  1日目 18.6km、2日目 13.3km、3日目 16.0km
 今回の累積標高:3,375m  2024年の累積標高:36,231m
  1日目 1890m、2日目 1141m、3日目 344m

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:274人

コメント

ちゃむさん、こんにちは。相変わらず精力的に山行されていますね。しかも、東北の山から間を置かず霞沢岳にも。ネットで観たら、一般登山者には難攻不落の山との紹介。凄いです。
私は7月21日~23日に、ツアーで木曽駒、宝剣岳、空木岳に行きました。天気はまずまずで、念願の空木岳は好天気でした。歩程が長くハードでしたが、十分楽しめました。でも、残念ながら、宝剣は強風と濃霧でスキップでした。この時の東北は天気が悪かったのですね。残念でしたね。
これからもちゃむさんの山行記録を楽しみにしています。
2024/8/6 11:46
kashiwatanisanさん、こんにちは。
東北の山も霞沢岳も体力及ばず敗退続きです。
天候次第のところもありますが、そろそろ限界に近付いてきたかと身に染みて感じるようになってきました。それでも蝶ヶ岳のあのような絶景にお目にかかるとなかなかやめられないなあという思いもあります。
宝剣岳、空木岳には自分も今月下旬に仲間と行くつもりでいます。kashiwatanisanさんの記録を是非拝見したかったです。
コメントありがとうございました。
2024/8/6 15:46
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
長壁尾根から蝶、大滝山、中村新道で徳本峠
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら
Loading...
プレミアムプランでより速く表示!