妻と二人で不帰ノ嶮から鑓温泉へのんびりと歩いてみた【山の日恒例】
- GPS
- 19:57
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,137m
- 下り
- 2,723m
コースタイム
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 7:28
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 9:35
天候 | 8月10日 曇り 8月11日 晴れのち曇り 8月12日 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰路は猿倉から相乗りタクシー(4人乗車で1人1,000円)で白馬八方バスターミナルへ戻り駐車場まで歩き。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●八方池山荘〜丸山ケルン 八方池までは木道も整備され、観光客多く危険個所は無い ●丸山ケルン〜唐松岳頂上山荘 唐松岳頂上山荘裏に登り上げる場所が岩場ですれ違い困難で渋滞が発生する。滑落する人を目撃したこともあるので要注意 ●唐松岳頂上山荘〜唐松岳 北アルプスらしい登り。危険個所も無い。 ●唐松岳〜不帰ノ嶮景・不帰ノ嶮二峰南峰 景を巻く西斜面のトラバース。不帰ノ嶮二峰南峰まで眺めがよく危うさは感じない。 ●不帰ノ嶮二峰南峰〜不帰ノ嶮二峰北峰 あまりキレット感は無い稜線。ここも眺めが良くて最高! ●不帰ノ嶮二峰北峰からの下り 不帰ノ嶮の核心部。梯子多数あり。登りとのすれ違いも発生するので慎重に下るとともにすれ違い場所も考えないと双方動けなく可能性あり。セルフビレイしている人たちもいました。 ●不帰一峰への登り 核心部を通過した後の緩い斜面を登るので怖さは全くない。 ●不帰一峰〜天狗の大下り 唐松岳から見るとものすごい登りに見えるが、ザレた登山道の登りはジグザクに登るので思ったよりきつさは無かった。 但し、滑りやすい鎖場があったり、ガレ場を登山道と間違えて進んだ登山者が盛大に落石を発生さていたのを見て油断は禁物と思った。 ●天狗の大下り〜天狗の頭 北アルプスらしい快適な稜線歩きで危険個所は無い。 ●天狗の頭〜天狗山荘 北アルプスらしい快適な稜線歩きで危険個所は無い。 ●天狗山荘〜鑓温泉分岐 天狗山荘近くに雪渓がわずかに残るが登山道に架かる部分は3m程度でそのまま歩ける。 ●鑓温泉分岐〜白馬鑓ヶ岳 白い岩のザレた登山道で白い山肌と青空が見られると気持ち良い。 ●鑓温泉分岐〜白馬鑓温泉小屋 急な下りで特に鑓温泉小屋上部にある鎖場は滑りやすいので要注意。 白馬鑓温泉小屋〜猿倉 アップダウンの有るトラバースが続く。水が豊富で登山道に沢水が流れていたりすると滑りやすい。猿倉まで900m下るので慎重に下りましょう。 |
その他周辺情報 | ぽかぽかランド美麻で入浴 大人650円でした。 https://www.miasa-pokapokaland.com/ |
写真
感想
毎年恒例にしている山の日登山。
妻に行きたい場所を聞いたら「山で温泉へ入りたい」とのこと。
北アルプスで温泉と言えば阿曽原温泉、高天原温泉、湯俣温泉、蓮華温泉、白馬鑓温泉くらいしか思いつかず、さらに妻と一緒に登山という条件を付けくわえると白馬鑓温泉、蓮華温泉、湯俣温泉に絞られる。
そして自分が歩きたいコースを組み合わせて今年は白馬鑓温泉へ不帰ノ嶮を通っていくことにした。
早々から山小屋の予約をして8月10日唐松岳頂上山荘、翌11日白馬鑓温泉の予約が取れたので八方尾根から不帰ノ嶮を通過して白馬鑓温泉へ行く計画を立てた。
自分だけで歩くなら少々天候が悪くても不帰ノ嶮を通過することはできそうだが、妻と一緒となると難易度は一気に上がる。雨や風が吹くだけでなく前日に雨が降っていれば通過は絶望的です。
あまり妻に情報を入れると計画自体が終わってしまいそうなので、山行の前週になってYouTubeの不帰ノ嶮の動画を見せて感触を見ることにした。
妻の表情は引きつっていましたが、「行かない」とは言わなかったので、雨などが降らない限りは行くことになりました。
直前に発生した台風5号の動向が気にはなりましたが、不帰ノ嶮を通過する8月11日の天気予報は晴れなので山行自体は行くことになりました。
8月10日は八方池山荘まで八方アルペンラインで登って登山開始。
いつものようにゆっくりと歩いていましたが、荷物の重さからか八方池から先で少しずつ妻が遅れだします。
そのため2度にわたるライチョウの出現も見ることがかなわず、唐松岳頂上山荘へ。
山荘で少し休んでから不帰ノ嶮の偵察も兼ねて唐松岳山頂へ。
荷物が無いにも関わらず、妻のペースが上がりませんが無事に唐松岳山頂へ。
明日歩く不帰ノ嶮を見ても行かないとの結果にはならず、天気予報も晴れなので予定通り歩くことにしました。
翌8月11日少しでも妻の荷物を軽量化するため、おいらのザックに入れられるもの入れて軽量化。
山荘前でヘルメットを装着し気を引き締めて出発します。
軽量化したので妻に前日のような遅れは無く唐松岳山頂へ。
昨日とは打って変わって360度の大パノラマ。
こんな日に北アルプスを歩けるなんて幸せです。
唐松岳山頂から北は不帰ノ嶮が始まります。
しばらくは普通の登山道ですが、岩場がある場所なので慎重かつ楽しみながら歩きます。
景、曲の南峰までの岩場は、妻も不安なく歩けましたし、ライチョウまで姿を現してくれたのでとてもラッキーでした。。
さすがに曲北峰からの下りはドキドキしながらの山行だったようですが、すれ違いによる休憩も多いし、セルビレイをしてる人たちやうちらよりもっとゆっくり歩く人たちも居たおかげで、鉄の橋やトラバースしながら下り足元が見えにくい場所以外はあまり不安なく歩けたようです。
不帰ノ嶮を無事に通過して、天狗の大下りを登り返すところは急ブレーキがかかったように歩みが遅くなってしまいましたが、ルートを外れることも無く登り切れたので後はそれほど気にせず歩けました。
天狗山荘では昼食を食べゆっくりと休みましたが、白馬鑓ヶ岳へは妻は登れそうにないので、分岐にザックをデポしておいらだけでサクッと登頂。
妻を追いかけながら鑓温泉へ下ります。
ほどなく妻に追い付き、疲労がたまっているようなので慎重に鑓温泉小屋まで歩きました。
予定より少し遅れてしまいましたが、無事不帰ノ嶮を通過し温泉に辿りつけて一安心。
受付をしたら温泉へ一直線!
身も心も休まりました。この温泉に入るためだけにここまで登ってくる人がいるのも頷けます。
翌12日はのんびりと猿倉まで下山のみ。
そうは言ってもアップダウンの有るルートで、足が痛くなってしまった妻のペースに合わせて歩いたので多くの登山者に抜かれましたが、ケガもせず無事に猿倉まで下山できたので良かったです。
参考にさせて頂きます(^^)
拍手10個ありがとうございます!
青空の下での不帰キレット歩きは楽しいです。
ぜひ歩いてみてください。
拍手10個ありがとうございます!!
唐松岳から先は人も少なく静かな山歩きができますので是非どうぞ。
天狗の登りは奥様の気持ち、すっごく分かりますよ〜。危険地帯を超えた後のあのツラい登り(^◇^;) しかもここもまぁまぁ危険じゃん!って感じだったのを思い出しました 笑。
ヤリ温泉は実は一度も入ったことがないんですよ〜。いつか絶対!と思ってますが、なかなかチャンスもありません。ビーフシチューハンバーグと温泉目当てでまったり行こうかなって思いました!お疲れさまでしたー♪
かなり余裕を持った計画にしたのですが、普段歩いていない妻を連れて行くと計画通りには歩けませんでしたね。
でもゆっくりでも歩き通せて良かったです。
白馬鑓温泉は行ったことなかったんですね。
良い温泉ですが、露天風呂は混浴なのでぜひ水着をもっていくことをお勧めします。
山を眺めながら何時間でも入っていられるいい所です。
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