御嶽山(濁河温泉よりピストン),乗鞍岳,恵那山+彗星観測
- GPS
- 27:48
- 距離
- 43.7km
- 登り
- 3,575m
- 下り
- 3,583m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 10:33
- 山行
- 2:34
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 3:09
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 6:15
- 合計
- 14:17
天候 | 11,12,13,14:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
往路: 10/10 (移動日) 神戸19:00-(5時間10分,384km)-24:30濁河温泉 ・高山→濁河温泉おすすめルート: チャオ→国道361号線→美女街道経由(約70分) ※駐車場 濁河温泉登山口の手前、温泉街の終点にある駐車 スペースに約40台駐車可。また、温泉街の手前に ある3カ所の市営駐車場にも約70台駐車可。 登山口周辺には登山届ポスト、バイオトイレが 設置されている。 移動: 10/11 御嶽山 6:00-17:00 濁河温泉登山口よりピストン 濁河温泉-(2h,82.3km)-ほおのき平駐車場 10/12 乗鞍岳 8:00-11:00 畳平より周回 ほおのき平6:55-(濃飛バス,往復3400円)-7:40畳平 ※ほおのき平バス https://www.nouhibus.co.jp/route_bus/norikura-line/ ・朝一の臨時便6:55発に乗車 ほおのき平14:00-(3h28min,228km)-17:30神坂峠登山口(萬岳荘) 10/13 恵那山 5:00-15:00 萬岳荘よりピストン 復路: 10/14 朝、富士見台高原往復後移動 萬岳荘10:00-(3h55min,286km)-14:30神戸 |
コース状況/ 危険箇所等 |
御嶽山: 立ち入り規制区域情報 https://www.ontake-volcano.jp/wp/wp-content/themes/responsive_261/pdf/kisei/kisei20240701.pdf ・規制緩和期間:2024/7/1 8:00~10/16 12:00まで ・ヘルメット着用のこと 乗鞍岳、恵那山: よく整備された登山道です。 |
その他周辺情報 | 宿: ◯萬岳荘 ・テント泊・車中泊 800円、萬岳荘 4000円 ・宿泊は予約制 「中津川ICよりGoogleMapにて案内を推奨 崖から落ちないように明るい内に到着のこと」 と管理人さんから忠告を受けた ・チェックイン12時から ・〒395-0304 長野県下伊那郡阿智村智里4257 TEL:070-2667-6618(管理人直通) 下山後の温泉: ◯ほおのき平 宿儺(すくな)の湯 ・600円 ・日帰り温泉入浴時間 平日 12:00~20:00 土日祝 11:00~20:00(19:30最終受付) ・定休日:水曜日 ・1Fレストラン営業時間 平日 11:00~14:00 土日祝 11:00~14:30 昼食: ◯麺屋しらかわ 別邸 ・JR高山駅から徒歩10分(鍛治橋2軒手前) ・営業:11:00-14:00、17:00-22:00(水曜定休) |
写真
感想
今回は、岐阜のお山へ。以下、道中記録です。
◆前日 神戸⇒高山⇒濁河温泉(車中泊)
縦走が好きだ。それ故、単独峰は後回しになってきた。そろそろ永年の宿題を片付けに行く。まずは、孤高のお山、御嶽山へ向かいます。
◆1日目 濁河温泉~御嶽山(ピストン)⇒ほおのき平(車中泊)
御嶽山の地図は、一番最初に買ったお山の地図(1998年度版エアリアマップ)である。地図のフォントも古めかしい。まだ社会人になって間もない頃、当時ハマっていた、オフロードバイクで御嶽山の林道ツーリングを思い立ち、山の麓、開田高原を走り回った。その頃は、まだ山登りには興味がなく山頂は踏んでいない。今となっては、どこを走ったかももう覚えていない。でも雄大な御嶽山の勇姿は印象に残っている。
御嶽山の噴火はまだ記憶に新しい。現在の技術ではまだ地震や噴火を事前に正確に予測することは難しい。秋の紅葉シーズン真っ盛りの中での噴火は想像するだけでも恐ろしい。山頂の稜線ではヘルメットを被り、気を引き締めて歩いた。
今回は濁河温泉から取り付く。樹林帯を抜け、展望が開ける。どっしりとでかい山容を見せる御嶽はかっこよい。標高を上げて稜線に乗る。五ノ池小屋で一休み。なかなかオシャレな小屋でした。三ノ池が陽の光を浴びて眼に眩しい。飛騨山頂を抜け、まずは摩利支天をピストン。その後、二ノ池の縁を抜けて剣ヶ峰へ。鎮魂の半鐘を打ち鳴らす。
朝早くから歩き始めたのでお腹もペコペコ。二ノ池ヒュッテに下りて、1日限定30食の噂の担々麺を頂く。なんとか滑り込みセーフでぎりぎり間に合って良かった。最後に継子岳にも立ち寄って、山を下りました。
下山後、濁河温泉でお風呂にドボン。そして高山に立ち寄りまたまた坦々麺を食べた後、ほおのき平へ移動し、車中泊。おやすみなさい。ZZZzzz...。
◆2日目 ほおのき平⇒畳平~乗鞍岳(ピストン)⇒ほおのき平⇒萬岳荘(テン泊)
翌朝、目覚めてトイレに行くとバスターミナルにもう人の列ができている。聞けば6:55発の臨時便が出ると言う。急いで支度をして列に並び、補助席で朝一の臨時便に滑り込む。ラッキー!予定より1時間ほど早く出発。
お陰で剣ヶ峰山頂もスムーズに到着。ホッと一息。これにて、日本の3000m峰21座を達成です。(前日、高山ラーメンを一緒に食べた仕事で高山に来ていた若いお兄さんから「乗鞍山頂で写真を撮るのに50分も並んだ」と聞いて、ちょっとビビっていた)。
恵那への移動時間を考慮すると、山頂の滞在時間は3時間がタイムリミット。ぐずぐずしては居られないので足早に回る。次は、いざ、摩利支天のコロナ観測所、と思ったら、通行止めで入れませんでした。(;_;)
気を取り直して、富士見岳、大黒岳を繋ぎ、畳平に急いで戻ってバスに飛び乗った。フーッ。
ほおのき平でお風呂に入って、昼食を頂く。なんか、毎日オフロに入って快適やなぁ。お山にこもりっぱなしの縦走とはぜんぜん違う快適さに、ふと違和感を覚えた。
ここからはロングドライブ。長い下道を繋いで中津川へ抜け、恵那山の麓にある萬岳荘へ移動。今日は、ここでテント泊、慣れない車中泊と違って、やっぱりテントは快適やなぁ。
夜、小屋でコンサートがあることを知って飛び入り参加させて頂く。アコースティックギターと女性ボーカルのユニット、地元中津川出身の「Tiger Lily」さんで、めっちゃ感激しました。萬岳荘の避難部屋は、天井の高い木造ホールとなっていて、ストリングスの効いたエレアコと伸びやかな歌声がなんとも心地良かった。
ライブ後、ギタリストの加藤さんと懇親会で話込み、自宅スタジオでレコーディングしたCDまで送って頂けることになった。あのギターがまた聞けるなんて幸せものです。届くのが楽しみです。(加藤さんは、以前は田村直美さんと一緒に活動されていたとのこと)
宴の後、テントに戻って、就寝。
◆3日目 萬岳荘~恵那山(ピストン)(テン泊)
さぁ、いよいよ今日は恵那山を目指す。暗い内からヘッデンで歩き始めた。小高い山を登ると、いきなり南アルプスの稜線が全部見え。スッゲー!気持ち良すぎやん。
一旦、鳥越峠までおりて、そこからいくつかの小ピークを越えて山頂に至る。標高差は高々600mなのだけれど、アップダウンがあって結構体力を削られた。長い距離を歩いて、ようやくなだらかな山頂稜線に乗り、最高峰を踏んで小屋で一休み。湯を沸かしてカップラーメンを頂きました。小屋裏の岩場を登れば、南アルプスのオールスターが全部見え。こんなのを見てしまうとまた歩きたくなるんだなぁ。
早めに下りて、テントでお昼寝。夕方、富士見台高原に行って、日没の彗星を狙う。(前日に「彗星が見えた」と聞き、私もチャレンジ)。地元の中津川の山からの風景専門カメラマンさんといっしょに西の空を凝視する。日没後、1時間くらい粘ったけれど、この日は雲が厚く彗星は見れず。残念!
◆4日目 萬岳荘~富士見台高原(ピストン)⇒神戸
翌朝、朝食を手早く済ませて、再度、富士見台高原へと向かう。狙うは話題のアトラス彗星だ!少し登って高台に出ると、すごい景色が待っていた。南アも中アも北アも乗鞍も御嶽も白山も全部見え!スッゲー!彗星が見えなくても、こりゃ幸せだ。
山頂で、東の空を眺めていると、南アルプスの稜線の上に微かに浮かぶ彗星を発見!興奮気味にシャッターを切る。肉眼でもよく見えた。日が昇る直前の僅かな時間、儚い天体ショーを楽しんだ。
彗星も無事見れて小屋に戻りテントを撤収。最後に、小屋のご主人に色々お世話になったお礼をいって小屋を後にした。(この日は、小屋のご主人のご出身の早稲田大の歩こう会の同窓会イベントがあって、ここで知り合った元ヤマケイ編集者の方からお名詞も頂いた)。
快晴のお山はもちろん最高でした。それに加えて、彗星、山小屋でのライブなどを通じていろいろな出会いがあって盛りだくさんな山旅となりました。一期一会の出会いに感謝ですね。萬岳荘は、私にとって忘れ得ぬ小屋となりました。
今日も良い山でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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3000m峰達成おめでとうございます。
はじめ「アレ、御嶽山と乗鞍岳、恵那山まだ登られてなかったの〜?」と意外に思っていたのですが、感想をよんで納得しました。
でも、萬岳荘を拠点に恵那山だけでなく富士見台高原で夕陽や夜景、朝日に滝雲。アトラス彗星まて!めっちゃ満喫しているのが、kickeyさんらしいと思いました。
二ノ池ヒュッテの担々麺!ファーストチャレンジでゲットできるとは、羨ましい〜🤣わたしは、御嶽山に4回も行ってるのに、いまだに食べられてません。来年こそは、五ノ池小屋に泊まって夜空や朝日も見たいです。
今回初めて訪れた恵那山。山小屋の萬岳荘のご主人 原さんには大変お世話になりました。ホスピタリティが素晴らしい。夜は天体観測。ライブ後、すっかり月も沈んで、夏の大三角形(デネブ・ベガ・アルタイル)や、秋の大四角形(ペガサス座)、すばるや木星等、レーザーポインタを駆使して、初めての人にもとっても判り易く教えてくれました。
小屋で出会った方から彗星が来ていることを教えて頂き、富士見台高原で地元のカメラマンと一生懸命探しました。厚い雲に阻まれ無理かとおもいきや、翌朝、明け方の薄明の中、南アルプスの稜線に浮かぶ彗星を見つけた時は心踊りましたよ。
私の大好きな中島健郎さんの素顔を知る『山と渓谷』元編集長 久保田さん(原さんの大学時代からのお知り合い)から、お話を伺って、ますますファンとなりました。本当に惜しい人を亡くしたものです。ずっと楽しみにしていた「グレートヒマラヤトレイル」で活躍する姿が、もう見れなくなるのかと思うと寂しいですね。
二ノ池ヒュッテの担々麺は最高でした。もうね、時間との勝負だからね。今度は山頂より先に二ノ池ヒュッテを目指してみると良いと思います。人参をぶら下げて歩けば、めっちゃ早く到着できるはず。五ノ池小屋はおしゃれでいいね。時間を気にせず、小屋でのんびり過ごしてみたい所ですね。
今回はいろいろな出会いの機会に恵まれた山旅となりました。感謝ですね。
山行経験豊富なshirou58さん、今回登った3つのお山は既に登頂済みだとは思いますが、良い山は何度登っても良いものです。また訪問ください。
萬岳荘はとっても居心地の良い小屋でした。特に管理人さんの原さんには大変お世話になりました。山でのいろいろな出会いに感謝です。
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