新穂高→槍ヶ岳→双六岳→三俣蓮華岳→黒部五郎岳→奥穂高岳→西穂高岳縦走
- GPS
- 111:20
- 距離
- 69.2km
- 登り
- 5,862m
- 下り
- 4,830m
コースタイム
2日目 2:20南岳小屋-4:40槍ヶ岳山荘-8:50双六岳-10:10三俣蓮華岳-11:20黒部五郎小舎-13:30黒部五郎岳-17:30太郎平小屋
3日目 5:30太郎平小屋-7:50薬師沢小屋-9:40雲の平山荘-10:50祖父岳-11:40岩苔乗越-12:40三俣山荘
4日目 4:20三俣山荘-6:20双六小屋-9:40槍ヶ岳山荘
5日目 5:40槍ヶ岳山荘-7:10南岳小屋-8:50北穂高小屋-10:00涸沢岳-10:40奥穂高岳-11:20ジャンダルム-13:20西穂高岳-15:10西穂山荘-15:50西穂高口駅-16:50新穂高温泉駐車場
天候 | 1日目:雨のち曇り(8月9日) 2日目:曇りのち雨(8月10日) 3日目:曇りのち雨(8月11日) 4日目:嵐(8月12日) 5日目:曇り(8月13日) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高温泉駐車場から白出沢出会(奥穂高岳登山口)までは林道歩き。ゲート封鎖の為、滅多に車通らないから気にせず歩ける。 白出沢出会から槍平小屋までは、稚拙な石畳の登山道で歩きづらい。鬱蒼した樹林帯で距離が長い。アップダウンはちょっとだけ。ほとんどフラット。 槍平小屋から南岳小屋までは、かなり急登。睡眠、食事、体調を整えないとキツい。汗だくになるとアブかハエの大群が顔周りにたかってきてうっとうしい。 南岳小屋から槍ヶ岳山荘までは、岩塊歩き。マークがしっかりしてある為、夜間登山でも迷うことはないと思う。「大喰岳山頂」の木標がどこにあるか分からなかった。(無いのかも) 槍ヶ岳山荘から双六小屋までの西鎌尾根歩きは、岩塊、鎖場、お花畑、ちょっと雪渓にアップダウンいくつかあるし、距離が長い。 双六小屋から双六岳までは、最初急登で後半なだらか平原。 双六岳から三俣蓮華岳までは、最初ライチョウがいっぱい生息するお花畑を下り、あとは登り。 三俣蓮華岳から黒部五郎岳までは、黒部五郎小舎までは下りで、そこから急登で岩塊のピークをいくつも越えていくハードな道。 黒部五郎岳から太郎平小屋までは、距離10kmくらいのアップダウン道。どちらからでもキツい。 太郎平小屋から薬師沢小屋までは、最初樹林帯、沢まで一気に下る。木道歩きと泥道。 薬師沢小屋から雲の平までは、めちゃくちゃ急登の岩登り。登りきったらひたすらお花畑の木道歩き。 雲の平から三俣山荘までは、ハイマツ地帯の木道歩き、祖父岳への岩塊登り、岩苔乗越への平凡な道が続く。三俣山荘直下の樹林帯登りは、ゆるやかで距離も短い。 南岳小屋から北穂高小屋までは、最初急行直下して、A沢のコルから急登。登りきったら両側切れ落ちた鎖場と北穂高小屋直下のガレ場(浮石多すぎる)は慎重に歩きたい。 北穂高小屋から奥穂高岳までは、岩塊尾根歩きでアップダウンもあるが、大キレットを通ってきたら大したことはない。 奥穂高岳から西穂高岳までは、ウマノセと垂直の鎖場でのホールドしっかりで慎重に。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
8月8日午後10時頃、新穂高温泉駐車場に到着。〜白出沢〜奥穂高岳〜北穂高岳〜南岳小屋を予定していたが、雨がパラパラ降ってきた為、〜槍平小屋〜南岳小屋に変更することにした。
1日目8月9日午前1時30分頃出発。まずは白出沢出会目指して右俣林道ひたすら歩いていく。
白出沢出会を通過し、工事現場も通過。対岸の岩場をずっと登り続けていたら道がなくなってきて、間違ったことに気づき引き返す。樹林帯へ入っていく。
無理矢理敷き詰めた石畳のような登山道で歩きづらい。雨も降ってるから滑るし。
滝谷避難小屋手前で単独トレイルランナーが追いついてきた。暗闇の中ずっと独りで心細かったから気持ちが楽になった。
避難小屋に着いたら、単独ランナーが迷って立ち往生していた。私も裏手のはしごから進んで道を探したが分からない。やっと小屋の下に道があることが分かった。この沢を横断するのか。沢の向こう側では単独ランナーのヘッドランプがこっち向いていた。道しるべになってくれていた。沢を横断し、道が分かると単独ランナーは先を行った。
次第に明るくなってきて雨もやんだ。ヘッドランプは要らなくなった。向こうから老夫婦がやってきた。槍平小屋を出発してきたんだろう。
5時過ぎ、槍平小屋に着いた。準備している人ちらほらいた。休憩もせず、通過した。
3年前、槍ヶ岳登った時に南岳新道を通った為、なんとなく道は覚えている。あの時は〜大喰岳〜北穂高岳を予定していたが、道間違えて槍平まで下ってしまい、南岳新道を登り返した。ハードな道で羽蟲の大群が顔の周りにたかってうっとうしかった。
やっぱり南岳新道は急勾配でキツく、羽蟲大群がたかってきた。でも森林限界突破し、岩塊地帯に突入したら羽蟲はいなくなっていた。
8時過ぎに南岳小屋に着いた。休憩後、南岳まで登り景色眺めた。
夕食後、再度南岳に登り景色眺めていたら、ブロッケン現象が見れた。初めてなので写真何枚も撮ったし、手振りまくった。
2日目8月10日午前2時過ぎ、南岳小屋出発。星屑がキレイで天気良さそう。中岳手前で流れ星見れた。
4時過ぎに槍ヶ岳山荘到着。山荘前、山頂には人が大勢いた。東の空が赤く輝いていた。
山頂には登らず、西鎌尾根縦走路を下る。双六岳方面の雲海がキレイだった。
千丈沢乗越過ぎから、辺り一面真っ白に。縦走路はずっと視界不良だった。
8時前に双六小屋に着いた。双六岳バッジを購入した。横で小屋スタッフと客が明日の天気の話しをしていた。明日も悪いらしい。
双六岳への登りは、最初急登で途中岩塊雪渓地帯、山頂付近のだだっ広い平原。天気が良い日に歩きたい。
双六岳山頂で写真撮ってすぐに三俣蓮華岳に向かった。最初の下りのお花畑ではライチョウがたくさん歩いていた。
ひたすら稜線歩き、登りで三俣蓮華岳山頂に着いた。3人休憩していた。視界不良の為、写真撮ってすぐに黒部五郎小舎に向かった。
黒部五郎小舎までの下り道でのチングルマやハクサンイチゲの百花繚乱に感動した。
黒部五郎岳までの登山道は稜線コースとカールコースがあった。稜線コースで向かった。
岩塊地帯の登りがキツかった。ピークをいくつも越えていく。越える度に次こそ山頂かな、と何度も思った。右下にカールコースが見下ろせた。
13時30分、黒部五郎岳山頂に着いた。誰もいなかった。休憩後、太郎平小屋目指した。
中俣乗越付近から突然大雨が降ってきた。カッパ着るだけでびしょ濡れになった。
登山道は沢、水溜まりになっていた。気にせずひたすら歩き、太郎平小屋に着いた。
部屋は狭い屋根裏で膝つきハイハイの通路だし頭ゴツゴツぶつけた。
3日目8月11日5時30分過ぎ、太郎平小屋出発した。薬師沢小屋、雲の平山荘を通過。祖父岳山頂で休憩とった。ライチョウがいっぱいいて、ケンカもしててグヮグヮ騒がしかった。
天気良かったら岩苔乗越経由で水晶岳、鷲羽岳に行きたかったが、雨も降って視界不良の為、三俣山荘まで下ることにした。
13時前に三俣山荘に到着。三俣蓮華岳バッジ購入と宿泊予約をした。
消灯時間まで談話室でアルプス写真集見たり、外に出て鷲羽岳や槍ヶ岳を眺めた。
4日目8月12日4時30分前に三俣山荘出発した。双六岳まで1人追い越しただけ。双六小屋から雨降ってきたし強烈な風が吹いてきた。
台風4号の影響で右(西側)から横殴りの雨と風で痛いし、体傾く。
千丈沢乗越では、あまりの強風に飛ばされそうになり岩にしがみつき耐えた。向こう側でも同じように耐えている人が4人いた。
9時40分に槍ヶ岳山荘に着いた。受付横のキッチン槍で飯食べたかったが、10時からだったのでカップラーメン食べた。
宿泊予約をして、2Fの談話室で時間潰す。漫画「孤高の人」を読んだ。おもしろい。購入しようかな。
5日目8月13日5時30分過ぎ、槍ヶ岳山荘出発。視界不良。頑張って西穂山荘目指す。早く着けばロープウェイで下り、間に合わなければ西穂山荘で一泊しよう。
北穂高直下のガレ場でちょっと停滞し、「ラーク!」って石パラパラ降ってきた。ヘルメット欲しいと思った。
北穂高岳山頂で写真撮ったが3年前登った時の写真と同じで残念。
涸沢岳、奥穂高岳と通過していく。ジャンダルム付近から視界が開け槍ヶ岳が見えた。
13時20分に西穂高岳に着いた。予定よりもだいぶ早く着いたのでのんびり休憩した。
西穂山荘には寄らずロープウェイで新穂高まで下った。靴擦れで足指が痛くなってきた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する