ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 942341
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

【もう1つのオプタテ物語】白銀荘→オプタテシケ山[美瑛富士避難小屋テン泊]

2016年08月13日(土) ~ 2016年08月14日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
15:54
距離
23.7km
登り
1,775m
下り
1,763m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:24
休憩
0:01
合計
5:25
距離 8.5km 登り 844m 下り 233m
2日目
山行
8:26
休憩
2:04
合計
10:30
距離 15.3km 登り 931m 下り 1,551m
4:41
30
5:11
5:12
52
6:20
6:45
10
7:37
7:38
22
8:00
15
8:15
9:50
29
10:19
10:20
259
14:40
ゴール地点
天候 1日目:晴れ 2日目:オプタテアタック時暴風&霧雨(下山時は晴れ)
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道38号線から(ラベンダーの看板のところで)道道759号線へ入り、千望峠に向かう道道581号線の景色が好きだということが分かりました。ここからまっすぐ十勝岳温泉登山口に繋がります。思惟林(旧バーデンかみふらの)から左折し、白銀荘まで2.4kmです。

白銀荘宿泊(2,600円)自炊のみ
キャンプ場はテント1張or車中泊1台500円
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はどこにでもあります。最後まで気を抜かずに一歩ずつ確実に。下山の体力をたっぷり残しておくと安心です。

同行した220さんがレコをアップしてくれています。こちらの方が簡潔で分かりやすいです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-941901.html

ソロで同じエリアを歩いた過去レコもあります。

2014年8月9日(望岳台→オプタテシケピストン)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-492323.html

2014年8月2日(白銀荘→美瑛岳→十勝岳縦走)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-489369.html

2013年9月8日(望岳台→美瑛富士ピストン)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-338965.html
その他周辺情報 おすすめの温泉はもちろん「白銀荘」です。入館料600円、貴重品ロッカー100円(返却タイプ)源泉掛け流し、内湯の種類も多く、温度の違う露天風呂あり、サウナ、水風呂、打たせ湯あり。しかも、プールまであります。
リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤーあり。
高速道路が事故で渋滞している模様なので、到着を待つ間、望岳台の様子を覗きにきました。駐車場から溢れた車は車道まで溢れていて、Uターンするスペースも残してくれてなかったです。
2016年08月13日 10:33撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 10:33
高速道路が事故で渋滞している模様なので、到着を待つ間、望岳台の様子を覗きにきました。駐車場から溢れた車は車道まで溢れていて、Uターンするスペースも残してくれてなかったです。
レストハウスの立て替え工事をしてるんですね。観光客も多いので、ちょっと休めるところがあるのはいいと思います。
2016年08月13日 10:34撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 10:34
レストハウスの立て替え工事をしてるんですね。観光客も多いので、ちょっと休めるところがあるのはいいと思います。
望岳台ケルンのとこまで、ちょびっとだけ歩いてきます。富良野岳方面。
2016年08月13日 10:28撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 10:28
望岳台ケルンのとこまで、ちょびっとだけ歩いてきます。富良野岳方面。
噴煙が上がっている十勝岳方面。
2016年08月13日 10:28撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 10:28
噴煙が上がっている十勝岳方面。
真ん中の尖がりが美瑛岳、その奥が美瑛冨士、さらに奥がオプタテシケかな。
2016年08月13日 10:29撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 10:29
真ん中の尖がりが美瑛岳、その奥が美瑛冨士、さらに奥がオプタテシケかな。
そして、遠くには旭岳まで見える。雲ひとつない晴天。
2016年08月13日 10:29撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 10:29
そして、遠くには旭岳まで見える。雲ひとつない晴天。
望岳台は山を眺めるにはいいけど、歩くのは好きじゃないんです。優しい樹林帯から始まって、下山してすぐに温泉に入れる白銀荘からのルートがお気に入り。
2016年08月13日 10:30撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 10:30
望岳台は山を眺めるにはいいけど、歩くのは好きじゃないんです。優しい樹林帯から始まって、下山してすぐに温泉に入れる白銀荘からのルートがお気に入り。
白銀荘に戻り、みんなの到着を待つことに。
春の秀岳荘セールで、55リットルのザックをゲットしておいたので、今回初めて使ってみます。ソロの時は軽量化重視ですが、今回は何か作ろうと思って食料を多めに持参しました。首から提げた一眼レフを合わせて、初めての20kg超え。外付けはせず、エアーマットも全部中に入れてます。
2016年08月13日 11:01撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
4
8/13 11:01
白銀荘に戻り、みんなの到着を待つことに。
春の秀岳荘セールで、55リットルのザックをゲットしておいたので、今回初めて使ってみます。ソロの時は軽量化重視ですが、今回は何か作ろうと思って食料を多めに持参しました。首から提げた一眼レフを合わせて、初めての20kg超え。外付けはせず、エアーマットも全部中に入れてます。
ベンチに座ってのんびり待っていると、てんとう虫が膝に乗ってずっと離れなかった。動物と虫に好かれるタイプなんだなー。何度も羽を出すけど飛べずに歩いていった。何も助けてあげられないからね、たくましく生きるんだよ。
2016年08月13日 11:47撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/13 11:47
ベンチに座ってのんびり待っていると、てんとう虫が膝に乗ってずっと離れなかった。動物と虫に好かれるタイプなんだなー。何度も羽を出すけど飛べずに歩いていった。何も助けてあげられないからね、たくましく生きるんだよ。
十勝岳温泉の登山口から入って、富良野岳からオプタテシケまで歩いて、下山はここに下りてバスを使えば、十勝連峰全山縦走することも夢じゃないんだなーと思える。私の足なら2泊必要かな。
2016年08月13日 12:03撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 12:03
十勝岳温泉の登山口から入って、富良野岳からオプタテシケまで歩いて、下山はここに下りてバスを使えば、十勝連峰全山縦走することも夢じゃないんだなーと思える。私の足なら2泊必要かな。
地図をプリントしてくるのを忘れたので、夏山ガイドでルートをおさらい。日帰り装備でも美瑛冨士避難小屋までは4時間かかる。縦走装備で休憩を合わせると5時間はかかるかも。
2016年08月13日 12:21撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 12:21
地図をプリントしてくるのを忘れたので、夏山ガイドでルートをおさらい。日帰り装備でも美瑛冨士避難小屋までは4時間かかる。縦走装備で休憩を合わせると5時間はかかるかも。
(12:35)白銀荘より入山
山友たちは渋滞を乗り越えて無事到着しました。予定より1時間遅れでスタートします。日差しはジリジリ。序盤は緩やかな樹林帯を進みます。
2016年08月13日 12:34撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 12:34
(12:35)白銀荘より入山
山友たちは渋滞を乗り越えて無事到着しました。予定より1時間遅れでスタートします。日差しはジリジリ。序盤は緩やかな樹林帯を進みます。
望岳台の分岐までは私が先頭を歩きました。私の歩くスピードはゆっくりで淡々としているので、序盤30分間のウォーミングアップにはいいかも。
望岳台の分岐までは私が先頭を歩きました。私の歩くスピードはゆっくりで淡々としているので、序盤30分間のウォーミングアップにはいいかも。
渡渉があります。初めてここを歩いた時はどこを渡ればいいか分からなくてモタモタしたけど、今ではそれほど迷わなくなった。
3
渡渉があります。初めてここを歩いた時はどこを渡ればいいか分からなくてモタモタしたけど、今ではそれほど迷わなくなった。
渡渉は一人ずつ。沢や雪渓の上を歩くと少し涼しくなって気持ちいいね。
2016年08月13日 12:55撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 12:55
渡渉は一人ずつ。沢や雪渓の上を歩くと少し涼しくなって気持ちいいね。
「エゾノオヤマノリンドウ」
荷物が重いし、いつものペースで写真を撮っていると遅れるので写真は少なめ。
2016年08月13日 12:58撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 12:58
「エゾノオヤマノリンドウ」
荷物が重いし、いつものペースで写真を撮っていると遅れるので写真は少なめ。
ここでちょうど30分。立ち休憩をして水を飲み、これからの長丁場に備えて。よほどのことがない限り、ザックは下ろさない。
2016年08月13日 13:12撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 13:12
ここでちょうど30分。立ち休憩をして水を飲み、これからの長丁場に備えて。よほどのことがない限り、ザックは下ろさない。
私はここから最後尾を歩く。縦走装備の時は腕を前で組んで歩く人が多いような気がするね。私は首から提げた一眼レフが邪魔になるので、腰に手を当てて歩くことが多いかな。肩を上げると荷物が軽くなる気がするからね。
1
私はここから最後尾を歩く。縦走装備の時は腕を前で組んで歩く人が多いような気がするね。私は首から提げた一眼レフが邪魔になるので、腰に手を当てて歩くことが多いかな。肩を上げると荷物が軽くなる気がするからね。
望岳台から続くザレ場は、地味に長くてなかなかシンドイ。重いザックを背負ってバランスを崩せば足をひねることもある。危険はどこにでもあることを忘れてはいけないね。
2016年08月13日 13:13撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/13 13:13
望岳台から続くザレ場は、地味に長くてなかなかシンドイ。重いザックを背負ってバランスを崩せば足をひねることもある。危険はどこにでもあることを忘れてはいけないね。
220さんと夏山を歩くのは初めてだけど、ベテランにしっかり付いて歩いてる。私は淡々とマイペースを貫くだけ。
2016年08月13日 13:18撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 13:18
220さんと夏山を歩くのは初めてだけど、ベテランにしっかり付いて歩いてる。私は淡々とマイペースを貫くだけ。
220さんは、初めての山泊。30リットルのザックに小屋泊装備を詰め込んできたって。しかも水分は5リットルも担いでるみたい。やるなー。
2016年08月13日 13:27撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 13:27
220さんは、初めての山泊。30リットルのザックに小屋泊装備を詰め込んできたって。しかも水分は5リットルも担いでるみたい。やるなー。
歩き始めて1時間経った。気温は高い。
2016年08月13日 13:34撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 13:34
歩き始めて1時間経った。気温は高い。
山を歩いてると岩や木が色んなものに見えてくる。あれはナキウサギだね。耳まであるよ。(^O^)
2016年08月13日 13:44撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/13 13:44
山を歩いてると岩や木が色んなものに見えてくる。あれはナキウサギだね。耳まであるよ。(^O^)
70分で分岐まで来た。ここまでは、なかなかいいペース。
2016年08月13日 13:48撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 13:48
70分で分岐まで来た。ここまでは、なかなかいいペース。
沢の水は温かった。
2016年08月13日 13:51撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 13:51
沢の水は温かった。
避難小屋が見える。今日の十勝連峰は絶景だったろうなー。
2016年08月13日 13:53撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 13:53
避難小屋が見える。今日の十勝連峰は絶景だったろうなー。
望岳台方面。ちょっと霞んでるけど、下界もすこぶる良い天気。
2016年08月13日 14:26撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 14:26
望岳台方面。ちょっと霞んでるけど、下界もすこぶる良い天気。
美瑛岳の尖がりと美瑛富士。雲が増えてきた。
2016年08月13日 14:37撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 14:37
美瑛岳の尖がりと美瑛富士。雲が増えてきた。
「イワギキョウ」
今日のレンズは、28mm単焦点一本勝負。食料を優先して、他のレンズや三脚は持たなかった。
2016年08月13日 14:40撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
6
8/13 14:40
「イワギキョウ」
今日のレンズは、28mm単焦点一本勝負。食料を優先して、他のレンズや三脚は持たなかった。
今日の核心部はポンピ沢を過ぎてからのあの急登。明日もだけどね。これまでは日帰り装備でしか登ったことがない。
2016年08月13日 14:46撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 14:46
今日の核心部はポンピ沢を過ぎてからのあの急登。明日もだけどね。これまでは日帰り装備でしか登ったことがない。
「イワヒゲ」
2016年08月13日 14:47撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 14:47
「イワヒゲ」
「エゾノマルバシモツケソウ」
2016年08月13日 14:49撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 14:49
「エゾノマルバシモツケソウ」
「イワブクロ」
2016年08月13日 14:58撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 14:58
「イワブクロ」
雪渓がなくなった函状の沢はロープや梯子がなければ越えられないと思う。
2016年08月13日 15:02撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 15:02
雪渓がなくなった函状の沢はロープや梯子がなければ越えられないと思う。
足場が悪いので、一人ずつね。
2016年08月13日 15:03撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 15:03
足場が悪いので、一人ずつね。
そして、私。ロープはあんまり信用しちゃいけないね。
2
そして、私。ロープはあんまり信用しちゃいけないね。
雪渓の上は涼しくて気持ちいい。
2016年08月13日 15:04撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 15:04
雪渓の上は涼しくて気持ちいい。
「ミヤマアキノキリンソウ」が満開だった。
2016年08月13日 15:08撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/13 15:08
「ミヤマアキノキリンソウ」が満開だった。
「ミヤマリンドウ」
2016年08月13日 15:13撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 15:13
「ミヤマリンドウ」
(15:20)
2時間45分でポンピ沢に着いた。日帰りの参考タイムはここまで2時間なのでちょっと遅いけど、暑いし、デカザックなので、こんなもんかな。
2016年08月13日 15:19撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 15:19
(15:20)
2時間45分でポンピ沢に着いた。日帰りの参考タイムはここまで2時間なのでちょっと遅いけど、暑いし、デカザックなので、こんなもんかな。
ポンピ沢の水量はそれほど多くなくて、渡りやすかった。ここからエグイ急登の始まり始まり〜。
2016年08月13日 15:19撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 15:19
ポンピ沢の水量はそれほど多くなくて、渡りやすかった。ここからエグイ急登の始まり始まり〜。
写真はこれだけしか撮らなかったけど、ここが正念場。一番暑い時間帯の急登で体力が削ぎ落とされた。いつもペースが乱れないY君がバテるほどだった。壊れた梯子があったと思うけど、階段に修復されたのかな?前より良くなったかも。
2016年08月13日 15:43撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 15:43
写真はこれだけしか撮らなかったけど、ここが正念場。一番暑い時間帯の急登で体力が削ぎ落とされた。いつもペースが乱れないY君がバテるほどだった。壊れた梯子があったと思うけど、階段に修復されたのかな?前より良くなったかも。
急登が終われば、あとは横移動。
2016年08月13日 16:23撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 16:23
急登が終われば、あとは横移動。
移動中。
2016年08月13日 16:23撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 16:23
移動中。
日高と違って、ここのハイマツはそんなに痛くないね。
2016年08月13日 16:35撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 16:35
日高と違って、ここのハイマツはそんなに痛くないね。
「チングルマ」綿毛バージョン。
2016年08月13日 16:40撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 16:40
「チングルマ」綿毛バージョン。
見事な縦列歩行。私は30秒遅れぐらいかな。ペースを合わせるとリズムが狂うから常にマイペースで。
2016年08月13日 16:43撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 16:43
見事な縦列歩行。私は30秒遅れぐらいかな。ペースを合わせるとリズムが狂うから常にマイペースで。
これは「エゾウサギギク」かな?
筒部に毛がないのが特徴らしいけど、よく分からないな。
2016年08月13日 16:57撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 16:57
これは「エゾウサギギク」かな?
筒部に毛がないのが特徴らしいけど、よく分からないな。
正面に見えるのは美瑛冨士。3年前に望岳台からピストンしたことがあったけど、あの時よりも体力的にも精神的にも余裕がある感じがした。
2016年08月13日 16:57撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 16:57
正面に見えるのは美瑛冨士。3年前に望岳台からピストンしたことがあったけど、あの時よりも体力的にも精神的にも余裕がある感じがした。
綿毛まつり。いつもこの時期になってしまうけど、もっと早い時期に来たら、ここはすごいだろうな。
2016年08月13日 17:09撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 17:09
綿毛まつり。いつもこの時期になってしまうけど、もっと早い時期に来たら、ここはすごいだろうな。
雪渓でビールを冷やすための雪を調達。美瑛富士避難小屋には水場がないので、水が心配ならここで取るといいかも。ここの水量は豊富だった。この先にも雪渓があったらしいけど、私は気がつかなかった。
2016年08月13日 17:20撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 17:20
雪渓でビールを冷やすための雪を調達。美瑛富士避難小屋には水場がないので、水が心配ならここで取るといいかも。ここの水量は豊富だった。この先にも雪渓があったらしいけど、私は気がつかなかった。
残念なことに先には雲が・・・。
2016年08月13日 17:30撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 17:30
残念なことに先には雲が・・・。
スタートから5時間で美瑛富士分岐に。ちょっとペースは落ちてるけど、明るいうちに避難小屋に着ける。早く歩くことが目的じゃないからね。
2016年08月13日 17:32撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 17:32
スタートから5時間で美瑛富士分岐に。ちょっとペースは落ちてるけど、明るいうちに避難小屋に着ける。早く歩くことが目的じゃないからね。
ガッスガスだけど、花はいっぱい。
2016年08月13日 17:40撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 17:40
ガッスガスだけど、花はいっぱい。
「チングルマ」
2016年08月13日 17:41撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/13 17:41
「チングルマ」
ちょっと微妙な色だけど「アオノツガザクラ」でいいのかな?
2016年08月13日 17:42撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 17:42
ちょっと微妙な色だけど「アオノツガザクラ」でいいのかな?
「エゾコザクラ」
2016年08月13日 17:42撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 17:42
「エゾコザクラ」
「エゾノツガザクラ」と「アオノツガザクラ」と「チングルマ」
2016年08月13日 17:42撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 17:42
「エゾノツガザクラ」と「アオノツガザクラ」と「チングルマ」
すごいキレイだけど、ガッスガス。
2016年08月13日 17:44撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 17:44
すごいキレイだけど、ガッスガス。
化雲岳分岐。22.9km(笑)
そのセンスが好き。
2016年08月13日 17:57撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/13 17:57
化雲岳分岐。22.9km(笑)
そのセンスが好き。
おっ、避難小屋が見えてきた。
2016年08月13日 18:02撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/13 18:02
おっ、避難小屋が見えてきた。
(18:00)美瑛富士避難小屋
白銀荘から5時間半ほどかかりましたが、無事に着きました。220さんは小屋泊です。
2016年08月13日 18:03撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
4
8/13 18:03
(18:00)美瑛富士避難小屋
白銀荘から5時間半ほどかかりましたが、無事に着きました。220さんは小屋泊です。
避難小屋に東川自然保護官事務所のボランティアらしき人がいて、携帯トイレに関するアンケートをやってました。カロリーメイトくれるんです。
2016年08月13日 18:05撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
5
8/13 18:05
避難小屋に東川自然保護官事務所のボランティアらしき人がいて、携帯トイレに関するアンケートをやってました。カロリーメイトくれるんです。
テント組は、急いでホテルを建築します。Y君が手伝ってくれたので、いつも忘れる前室もキレイに張れた。(⌒-⌒)
2016年08月13日 18:22撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/13 18:22
テント組は、急いでホテルを建築します。Y君が手伝ってくれたので、いつも忘れる前室もキレイに張れた。(⌒-⌒)
荷解きをしている間にとっぷり日が暮れた。日の入りの写真はこれだけ。ビールで乾杯を済ませてから、急いで晩御飯の準備に取り掛かる。
2016年08月13日 19:04撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/13 19:04
荷解きをしている間にとっぷり日が暮れた。日の入りの写真はこれだけ。ビールで乾杯を済ませてから、急いで晩御飯の準備に取り掛かる。
あらかじめカットしてきた野菜を使って焼きビーフンを作ってみた。味付いてるからこのまま使えるのがいい。野菜を炒めるときは、サラダ油の変わりにちっちゃいマヨネーズを使った。この後、ソーセージ、ハンバーグなど少しずつシェアして、なかなか豪華なディナーになった。一人では絶対にやらないけど。
2016年08月13日 19:04撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
4
8/13 19:04
あらかじめカットしてきた野菜を使って焼きビーフンを作ってみた。味付いてるからこのまま使えるのがいい。野菜を炒めるときは、サラダ油の変わりにちっちゃいマヨネーズを使った。この後、ソーセージ、ハンバーグなど少しずつシェアして、なかなか豪華なディナーになった。一人では絶対にやらないけど。
20時を過ぎると他のホテルの人も寝静まったようで、一気に静まった。満天の星空だったけど、な〜んにも撮らなかった。Akiちゃんが撮ってくれた私のホテルアライ。明日に備えてたっぷり睡眠を取らないと。
3
20時を過ぎると他のホテルの人も寝静まったようで、一気に静まった。満天の星空だったけど、な〜んにも撮らなかった。Akiちゃんが撮ってくれた私のホテルアライ。明日に備えてたっぷり睡眠を取らないと。
お肌が再生しない年頃なので、こんな時こそお手入れを。1回分のサンプルが使いやすい。青いケースはcherryfarmさんからもらった耳栓。泊まる場所によっては周りがうるさいことあるので、持っているといいかも。
2016年08月13日 20:28撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/13 20:28
お肌が再生しない年頃なので、こんな時こそお手入れを。1回分のサンプルが使いやすい。青いケースはcherryfarmさんからもらった耳栓。泊まる場所によっては周りがうるさいことあるので、持っているといいかも。
寒くはなかったけど、猛烈な風の音で何度か目が覚めた。アタックできないんじゃないかと思うほどだった。3時のアラームでサクッと起きてすぐに朝食の準備をする。野菜とコンビニおにぎりとインスタントの卵スープを煮て、雑炊を作ってみんなにシェア。テントは全部合わせて11張だったかな。
2016年08月14日 04:07撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/14 4:07
寒くはなかったけど、猛烈な風の音で何度か目が覚めた。アタックできないんじゃないかと思うほどだった。3時のアラームでサクッと起きてすぐに朝食の準備をする。野菜とコンビニおにぎりとインスタントの卵スープを煮て、雑炊を作ってみんなにシェア。テントは全部合わせて11張だったかな。
(4:10)オプタテシケアタック
4時を過ぎればかなり明るくなるので、アタックは4時出発がいいかなと提案しておいた。出発が1時間遅かったパーティは撤退していたので、この判断がとても良かった。御来光狙いならば、あと30分早くても良かったかも。
2016年08月14日 04:07撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/14 4:07
(4:10)オプタテシケアタック
4時を過ぎればかなり明るくなるので、アタックは4時出発がいいかなと提案しておいた。出発が1時間遅かったパーティは撤退していたので、この判断がとても良かった。御来光狙いならば、あと30分早くても良かったかも。
カメラは感度を上げないとうまく撮れないけど、ヘッデンがなくても歩ける明るさだった。
2016年08月14日 04:14撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/14 4:14
カメラは感度を上げないとうまく撮れないけど、ヘッデンがなくても歩ける明るさだった。
日の出は4時40分頃。少し高い所まで行ければ見れるかもしれない。
2016年08月14日 04:17撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/14 4:17
日の出は4時40分頃。少し高い所まで行ければ見れるかもしれない。
美瑛岳と美瑛富士。両方ともキレイに見えたのはこの時だけだったかもしれない。
2016年08月14日 04:20撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/14 4:20
美瑛岳と美瑛富士。両方ともキレイに見えたのはこの時だけだったかもしれない。
美瑛岳。風はそれなりに強かったけど、歩けば体が温かくなってくる。ベースレイヤー、風除けベストの上に薄いダウンを着ていた。
2016年08月14日 04:37撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/14 4:37
美瑛岳。風はそれなりに強かったけど、歩けば体が温かくなってくる。ベースレイヤー、風除けベストの上に薄いダウンを着ていた。
歩き始めて30分。御来光は完全に雲の中たった。
風はだんだん強くなって、雲の流れも早い。
2016年08月14日 04:42撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/14 4:42
歩き始めて30分。御来光は完全に雲の中たった。
風はだんだん強くなって、雲の流れも早い。
昨日はたくさん聞こえてたナッキーの声は全く聞こえなかった。朝早い時間は居ないのかな?それとも風が強いからかな?
2016年08月14日 04:46撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/14 4:46
昨日はたくさん聞こえてたナッキーの声は全く聞こえなかった。朝早い時間は居ないのかな?それとも風が強いからかな?
反省点
ガスの中に突入した。220さんの細い体が風で飛ばされそう。
この段階で、ダウンを脱いでレインを着た方が良かったかもしれない。右からの強風&霧雨で右半身がゆっくり濡れ始めた。濡れた体で風に当たれば一気に体力が奪われる。
2016年08月14日 05:01撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
4
8/14 5:01
反省点
ガスの中に突入した。220さんの細い体が風で飛ばされそう。
この段階で、ダウンを脱いでレインを着た方が良かったかもしれない。右からの強風&霧雨で右半身がゆっくり濡れ始めた。濡れた体で風に当たれば一気に体力が奪われる。
女王「コマクサ」も強風に耐えてる。
2016年08月14日 05:08撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/14 5:08
女王「コマクサ」も強風に耐えてる。
(5:10)ベベツ岳
すごい風。ちょうど1時間でベベツ岳に。
山頂標識はなくなってた。
2016年08月14日 05:13撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/14 5:13
(5:10)ベベツ岳
すごい風。ちょうど1時間でベベツ岳に。
山頂標識はなくなってた。
反省点
大きなケルンは風除けになって助かった。帰りは益々風が強くなり、霧雨は雨に変わった。時々バランスが崩れるほど強い風が吹いた。帰りはここでレインを着たけど、パンツも履けばよかった。避難小屋に戻った時、みんな靴の中はグチャグチャになっていた。
2016年08月14日 05:17撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/14 5:17
反省点
大きなケルンは風除けになって助かった。帰りは益々風が強くなり、霧雨は雨に変わった。時々バランスが崩れるほど強い風が吹いた。帰りはここでレインを着たけど、パンツも履けばよかった。避難小屋に戻った時、みんな靴の中はグチャグチャになっていた。
空がうっすらと明るくなった時、やっと雲を抜けられると思った。前の写真から35分も経ってる。普段なら10分に1枚ぐらいは撮るのに、この時は写真を撮る余裕がなかったんだと思う。
2016年08月14日 05:52撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/14 5:52
空がうっすらと明るくなった時、やっと雲を抜けられると思った。前の写真から35分も経ってる。普段なら10分に1枚ぐらいは撮るのに、この時は写真を撮る余裕がなかったんだと思う。
前を行く皆の歓声が聞こえる。雲がゆっくりと動き出し、美瑛岳の山頂が現れた。
2016年08月14日 05:55撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/14 5:55
前を行く皆の歓声が聞こえる。雲がゆっくりと動き出し、美瑛岳の山頂が現れた。
強風でまともに立っていられない状態にも関わらず、雲の上に浮かんだ世界を写真に収める。
2016年08月14日 05:55撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/14 5:55
強風でまともに立っていられない状態にも関わらず、雲の上に浮かんだ世界を写真に収める。
完全に雲の上に出た。この雲海は苦労無くして見られない。
2016年08月14日 05:57撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
9
8/14 5:57
完全に雲の上に出た。この雲海は苦労無くして見られない。
そして、目指すオプタテシケと山頂を照らす見たこともない大きさの太陽が現れた。これが「神々しい」ってことなんだろう。
2016年08月14日 05:59撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
7
8/14 5:59
そして、目指すオプタテシケと山頂を照らす見たこともない大きさの太陽が現れた。これが「神々しい」ってことなんだろう。
風は一向に緩むことはなかったけど、その光に向かって歩みは軽くなっていく。
2016年08月14日 05:59撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/14 5:59
風は一向に緩むことはなかったけど、その光に向かって歩みは軽くなっていく。
強い風は雲の形を変えて、あちこちの頂きをチラチラと見せてくれる。たまらないチラリズム。
2016年08月14日 06:00撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/14 6:00
強い風は雲の形を変えて、あちこちの頂きをチラチラと見せてくれる。たまらないチラリズム。
深いガスの中を歩いてきたからこそ見れるこの天空の世界。歩けそうなほど厚い雲。そこはまるで天国のようだった。
2016年08月14日 06:00撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
4
8/14 6:00
深いガスの中を歩いてきたからこそ見れるこの天空の世界。歩けそうなほど厚い雲。そこはまるで天国のようだった。
オプタテシケに架かる不思議な雲。早くおいでと手招きをされているようで。
2016年08月14日 06:02撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
5
8/14 6:02
オプタテシケに架かる不思議な雲。早くおいでと手招きをされているようで。
早く、早く。
2016年08月14日 06:03撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/14 6:03
早く、早く。
強い陽射しで体は一気に暑くなり、見える景色に胸は熱くなった。
2016年08月14日 06:04撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
4
8/14 6:04
強い陽射しで体は一気に暑くなり、見える景色に胸は熱くなった。
それでも風は強くなるばかりで、オプタテシケは決して優しくなかった。
2016年08月14日 06:08撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/14 6:08
それでも風は強くなるばかりで、オプタテシケは決して優しくなかった。
(6:20)オプタテシケ山
避難小屋から2時間10分で到着した。
みんなの歓声が聞こえた。
2016年08月14日 06:23撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
9
8/14 6:23
(6:20)オプタテシケ山
避難小屋から2時間10分で到着した。
みんなの歓声が聞こえた。
4人分の三角点タッチ。
2016年08月14日 06:24撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/14 6:24
4人分の三角点タッチ。
縦走路が続く先に見えるのはトムラウシ。
2016年08月14日 06:24撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/14 6:24
縦走路が続く先に見えるのはトムラウシ。
大きな太陽の先に見えるのは、ニペソツとウペペサンケ。石狩岳は見えるかな?
2016年08月14日 06:25撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
5
8/14 6:25
大きな太陽の先に見えるのは、ニペソツとウペペサンケ。石狩岳は見えるかな?
そして、またしてもブロッケン現象。山の日に引き続き、ここでも現れた。
2016年08月14日 06:25撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
7
8/14 6:25
そして、またしてもブロッケン現象。山の日に引き続き、ここでも現れた。
しかも今回は虹が三重になった巨大なスーパーブロッケン。太陽を背にして、雲が消えかかった時に出やすいらしい。
2016年08月14日 06:26撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/14 6:26
しかも今回は虹が三重になった巨大なスーパーブロッケン。太陽を背にして、雲が消えかかった時に出やすいらしい。
美瑛岳。遠くに見えるのは芦別岳かもしれない。
2016年08月14日 06:27撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/14 6:27
美瑛岳。遠くに見えるのは芦別岳かもしれない。
初めて羊蹄山に登った時もトムラウシに登った時も厚い雲の間を歩いた。その先にどんな世界があるのかを見たい一心で、がむしゃらに歩いた。
2016年08月14日 06:27撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/14 6:27
初めて羊蹄山に登った時もトムラウシに登った時も厚い雲の間を歩いた。その先にどんな世界があるのかを見たい一心で、がむしゃらに歩いた。
時々、雲の隙間から町が見えた。こんなに奥深い山なのに、町が見えるのは不思議な感じだった。
2016年08月14日 06:27撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
5
8/14 6:27
時々、雲の隙間から町が見えた。こんなに奥深い山なのに、町が見えるのは不思議な感じだった。
痛みや辛さは都合よく忘れるように出来ているし、絶景を見られるとそれまでの苦労は帳消しになってしまう。でも山はいつも優しいわけじゃない。
2016年08月14日 06:27撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/14 6:27
痛みや辛さは都合よく忘れるように出来ているし、絶景を見られるとそれまでの苦労は帳消しになってしまう。でも山はいつも優しいわけじゃない。
歩きながら色んなことを考えた。自慢話よりも失敗談の方が人は共感するし、耳を傾ける。成功よりも失敗から得られるものは遥かに大きい。
2016年08月14日 06:28撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/14 6:28
歩きながら色んなことを考えた。自慢話よりも失敗談の方が人は共感するし、耳を傾ける。成功よりも失敗から得られるものは遥かに大きい。
山は誰にも平等で、条件が良ければ絶景を見せてくれるけれど、一歩間違えば簡単に命を奪われることもある。持てるものは限られる。最悪の事態に備えられるよう、最低限の準備をしなければならない。
2016年08月14日 06:29撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
8/14 6:29
山は誰にも平等で、条件が良ければ絶景を見せてくれるけれど、一歩間違えば簡単に命を奪われることもある。持てるものは限られる。最悪の事態に備えられるよう、最低限の準備をしなければならない。
今はやっと折り返し点に着いただけ。これからは展望のない突風の中を歩かなければならない。山友とカロリーを分け合い、エネルギーを蓄える。それにしても、手袋は脱いだ方がいい。
2016年08月14日 06:32撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/14 6:32
今はやっと折り返し点に着いただけ。これからは展望のない突風の中を歩かなければならない。山友とカロリーを分け合い、エネルギーを蓄える。それにしても、手袋は脱いだ方がいい。
アンパンも分け合う。パーティを組むときは4人までがベストだと思う。カロリーメイトもセブンのアンパンも4個入りだからね。
2016年08月14日 06:34撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
8/14 6:34
アンパンも分け合う。パーティを組むときは4人までがベストだと思う。カロリーメイトもセブンのアンパンも4個入りだからね。
(6:45)避難小屋へ下山
山頂休憩は25分だった。離れがたいけど、帰らなければならない。
2016年08月14日 06:45撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/14 6:45
(6:45)避難小屋へ下山
山頂休憩は25分だった。離れがたいけど、帰らなければならない。
この時、入れ違いで登ってきたのがEnemiさんだった。とても速くて、下山はあっという間に抜かされた。山頂標識にイタズラ書きがあった。こんなことをする意味が分からない。
2016年08月14日 06:45撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
1
8/14 6:45
この時、入れ違いで登ってきたのがEnemiさんだった。とても速くて、下山はあっという間に抜かされた。山頂標識にイタズラ書きがあった。こんなことをする意味が分からない。
ここでカメラをしまったので、これからの写真はなし。下山で風は強くなる一方で、霧雨は雨に変わっていた。今度は左半身がびしょ濡れになった。1時間45分で避難小屋へ下山。
すぐにテントでお湯を沸かし、温かい春雨スープを作った。テント以外のパッキングを済ませて、小屋にザックを入れてから、Y君に手伝ってもらいながら一気にテントを撤収した。小屋には撤退してきたパーティが続々と集まって来た。
2016年08月14日 06:45撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
8/14 6:45
ここでカメラをしまったので、これからの写真はなし。下山で風は強くなる一方で、霧雨は雨に変わっていた。今度は左半身がびしょ濡れになった。1時間45分で避難小屋へ下山。
すぐにテントでお湯を沸かし、温かい春雨スープを作った。テント以外のパッキングを済ませて、小屋にザックを入れてから、Y君に手伝ってもらいながら一気にテントを撤収した。小屋には撤退してきたパーティが続々と集まって来た。
(9:50)下山開始
避難小屋を出発するときには、上下のレインを着た。靴の中はすでにグチャグチャだったけど、歩き始めるとすぐに体は温かくなってきた。このままずっと天気が悪いのかと思いきや、美瑛富士分岐あたりで風も弱くなってきた。標高を下げると、昨日と同じような猛暑に変わった。ポンピ沢で濡れた衣類を乾かし、エネルギーを補給。
2016年08月14日 12:11撮影 by  Z00AD, ASUS
1
8/14 12:11
(9:50)下山開始
避難小屋を出発するときには、上下のレインを着た。靴の中はすでにグチャグチャだったけど、歩き始めるとすぐに体は温かくなってきた。このままずっと天気が悪いのかと思いきや、美瑛富士分岐あたりで風も弱くなってきた。標高を下げると、昨日と同じような猛暑に変わった。ポンピ沢で濡れた衣類を乾かし、エネルギーを補給。
(14:40)下山完了
下山では220さんの足にかなり疲労が見られた。一歩一歩が大変そうな場面もあったけれど、これだけの長距離をよく歩ききった。広々とした露天風呂にゆったり浸かり、2日間の疲れを流した。記憶に残るいい山行だったと思う。
2016年08月14日 16:01撮影 by  Z00AD, ASUS
2
8/14 16:01
(14:40)下山完了
下山では220さんの足にかなり疲労が見られた。一歩一歩が大変そうな場面もあったけれど、これだけの長距離をよく歩ききった。広々とした露天風呂にゆったり浸かり、2日間の疲れを流した。記憶に残るいい山行だったと思う。
今回、色々と反省点があったので、装備の見直しと紹介。
アタック用の荷物をサブザックに入れ替る時に、ファーストエイドキットやツェルトを入れるのを忘れてしまった。どんなに天気がよくても、水と行動食、ヘッデン、レイン、ファーストエイドキットは必須アイテム。
2016年08月17日 07:49撮影 by  Z00AD, ASUS
2
8/17 7:49
今回、色々と反省点があったので、装備の見直しと紹介。
アタック用の荷物をサブザックに入れ替る時に、ファーストエイドキットやツェルトを入れるのを忘れてしまった。どんなに天気がよくても、水と行動食、ヘッデン、レイン、ファーストエイドキットは必須アイテム。
ダウンとレインウェア。アタック時にはダウンを着て出発したけれど、強風のガス(霧雨の中)を歩いたことでダウンがジワジワと濡れてしまった。ガスの中に入る前にレインに着替えればよかった。絶対に濡らさないものを1枚用意しておくのが基本。
2016年08月17日 07:57撮影 by  Z00AD, ASUS
1
8/17 7:57
ダウンとレインウェア。アタック時にはダウンを着て出発したけれど、強風のガス(霧雨の中)を歩いたことでダウンがジワジワと濡れてしまった。ガスの中に入る前にレインに着替えればよかった。絶対に濡らさないものを1枚用意しておくのが基本。
ヘッデンは常にザックに。今回は百均のランタンも持ったけど、テントの中で吊り下げておくのに便利だった。どちらも単4電池3本使用。予備の電池も必須。
2016年08月17日 07:58撮影 by  Z00AD, ASUS
8/17 7:58
ヘッデンは常にザックに。今回は百均のランタンも持ったけど、テントの中で吊り下げておくのに便利だった。どちらも単4電池3本使用。予備の電池も必須。
手袋はピチピチが好き。テムレスの下に履ける薄手の手袋はいつも予備の靴下と一緒にしている。穴が空いても使いやすいし、これがあるだけで全然違う。
頭、足先、指先を冷やさないようにして、寒いときは脇の下、足の付け根(鼠径部)を優しくマッサージしながらリンパを流すといい。体が芯から温まる。
2016年08月17日 07:51撮影 by  Z00AD, ASUS
8/17 7:51
手袋はピチピチが好き。テムレスの下に履ける薄手の手袋はいつも予備の靴下と一緒にしている。穴が空いても使いやすいし、これがあるだけで全然違う。
頭、足先、指先を冷やさないようにして、寒いときは脇の下、足の付け根(鼠径部)を優しくマッサージしながらリンパを流すといい。体が芯から温まる。
いつも首にしてるのはBUFF。形を変えれば、ネックカバー、ネックウォーマー、ネッカチーフ、ヘッドバンド、ヘアバンド、フェイスガード、フェイスマスク、バンダナ、帽子、キャップ、シュシュ、リストバンドなどにアレンジできる。
ミニタオルはcherryfarmさんからもらったもの。泊まりの時には何かと重宝してる。もらいものが多いな。(笑)
2016年08月17日 07:51撮影 by  Z00AD, ASUS
1
8/17 7:51
いつも首にしてるのはBUFF。形を変えれば、ネックカバー、ネックウォーマー、ネッカチーフ、ヘッドバンド、ヘアバンド、フェイスガード、フェイスマスク、バンダナ、帽子、キャップ、シュシュ、リストバンドなどにアレンジできる。
ミニタオルはcherryfarmさんからもらったもの。泊まりの時には何かと重宝してる。もらいものが多いな。(笑)
泊まりの時は帽子は2種類。
軽くてコンパクトになるフリースの帽子がとても役に立った。
2016年08月17日 07:52撮影 by  Z00AD, ASUS
1
8/17 7:52
泊まりの時は帽子は2種類。
軽くてコンパクトになるフリースの帽子がとても役に立った。
靴下は夏も冬も山も下界もANDSOXがお気に入り。
日帰り装備でも予備を持っているけど、今回は履き替えなかった。足が冷たいなら履き変えた方がいいと思う。
2016年08月17日 07:53撮影 by  Z00AD, ASUS
8/17 7:53
靴下は夏も冬も山も下界もANDSOXがお気に入り。
日帰り装備でも予備を持っているけど、今回は履き替えなかった。足が冷たいなら履き変えた方がいいと思う。
ターボライター、マルチツール、コンパス、笛、バードコール。ザックの肩ベルトに付けてすぐに手に取れるようにしてる。
マルチツールについてるナイフはソーセージを切るのに使ったけど、料理をするならもう少し大きいナイフが欲しいところ。
2016年08月17日 07:59撮影 by  Z00AD, ASUS
8/17 7:59
ターボライター、マルチツール、コンパス、笛、バードコール。ザックの肩ベルトに付けてすぐに手に取れるようにしてる。
マルチツールについてるナイフはソーセージを切るのに使ったけど、料理をするならもう少し大きいナイフが欲しいところ。
ガラケー、モバイルバッテリー、GPS。
ガラケーはトレッキングパンツのポケットに入れて肌身離さず携帯。スマホはバッテリーがすぐに無くなるのでまるで信頼せず、電源オフが基本。220さんのGPSログと4kmも差があった。
2016年08月17日 08:01撮影 by  Z00AD, ASUS
2
8/17 8:01
ガラケー、モバイルバッテリー、GPS。
ガラケーはトレッキングパンツのポケットに入れて肌身離さず携帯。スマホはバッテリーがすぐに無くなるのでまるで信頼せず、電源オフが基本。220さんのGPSログと4kmも差があった。
アタック用のサブザックはLafumaがお気に入り。
パッカブルで広げるとザックとトートバックの2WAYになる。
2016年08月17日 08:21撮影 by  Z00AD, ASUS
1
8/17 8:21
アタック用のサブザックはLafumaがお気に入り。
パッカブルで広げるとザックとトートバックの2WAYになる。
夏の日帰りではほとんど持たなくなったジェットボイルは、泊まりでは必須アイテム。2年ぐらい前に買ったフライパンは今回やっと使う機会に恵まれた。コッヘルも泊まりでしか使わないけど、予備のガスや食料などが入れられる。
2016年08月17日 08:04撮影 by  Z00AD, ASUS
1
8/17 8:04
夏の日帰りではほとんど持たなくなったジェットボイルは、泊まりでは必須アイテム。2年ぐらい前に買ったフライパンは今回やっと使う機会に恵まれた。コッヘルも泊まりでしか使わないけど、予備のガスや食料などが入れられる。
飲料水としてハイドレーション2リットル、調理用としてウォーターキャリーに1リットル。クエン酸330mlと予備の330mlを1本。約3.7リットル持参して、1.3リットル残った。
殺菌のため使わない時は冷凍庫で保管。
2016年08月17日 08:22撮影 by  Z00AD, ASUS
8/17 8:22
飲料水としてハイドレーション2リットル、調理用としてウォーターキャリーに1リットル。クエン酸330mlと予備の330mlを1本。約3.7リットル持参して、1.3リットル残った。
殺菌のため使わない時は冷凍庫で保管。
手や顔を拭く時、調理後のフライパンやコッヘルの拭き取りなど、ウェットティッシュは何かと役に立つ。ロールタイプのペーパーも。
2016年08月17日 08:19撮影 by  Z00AD, ASUS
1
8/17 8:19
手や顔を拭く時、調理後のフライパンやコッヘルの拭き取りなど、ウェットティッシュは何かと役に立つ。ロールタイプのペーパーも。
いつも持ち歩いているクエン酸は30倍に希釈する濃縮タイプ。泊まりの時は濃度を濃くしておき、2日目に水を追加して調整する。これ1本で27リットル分も作れて超経済的。2〜3年は持つよ。
ナイトアイズのペットボトルクリップは、ブラブラしなくてとても使いやすい。
2016年08月17日 08:07撮影 by  Z00AD, ASUS
2
8/17 8:07
いつも持ち歩いているクエン酸は30倍に希釈する濃縮タイプ。泊まりの時は濃度を濃くしておき、2日目に水を追加して調整する。これ1本で27リットル分も作れて超経済的。2〜3年は持つよ。
ナイトアイズのペットボトルクリップは、ブラブラしなくてとても使いやすい。
栄養補助飲料は他にも色々あるけど、レンジャー部隊を耐え抜いた義兄から教えてもらってからはずっとコレだけ。
【クエン酸】疲労時筋内に造られる乳酸や余分な脂肪を燃焼させてエネルギーにする、体に活力を与え疲労回復効果をアップ。
【アミノ酸】人間のカラダの細胞、ホルモン、酵素などを形成する他、カラダにとって様々な重要な機能を担う。
2016年08月17日 08:07撮影 by  Z00AD, ASUS
8/17 8:07
栄養補助飲料は他にも色々あるけど、レンジャー部隊を耐え抜いた義兄から教えてもらってからはずっとコレだけ。
【クエン酸】疲労時筋内に造られる乳酸や余分な脂肪を燃焼させてエネルギーにする、体に活力を与え疲労回復効果をアップ。
【アミノ酸】人間のカラダの細胞、ホルモン、酵素などを形成する他、カラダにとって様々な重要な機能を担う。
山に入るときは、前日の夕食から控えめにして、登山口までの移動中に大きめのおにぎりを1個食べるだけ。
5時間歩く時の行動食はこのぐらい。
だいたい1時間毎に飴を1個舐めて、シャリバテを感じる4時間ぐらいで小さい羊羹を食べる。天気が悪くて体が冷えるような時はより体力を消耗するので、倍のペースで食べる。座って休むと足が疲れるし、リズムが崩れるので、写真を撮るとき以外は止まらない。
2016年08月17日 07:55撮影 by  Z00AD, ASUS
8/17 7:55
山に入るときは、前日の夕食から控えめにして、登山口までの移動中に大きめのおにぎりを1個食べるだけ。
5時間歩く時の行動食はこのぐらい。
だいたい1時間毎に飴を1個舐めて、シャリバテを感じる4時間ぐらいで小さい羊羹を食べる。天気が悪くて体が冷えるような時はより体力を消耗するので、倍のペースで食べる。座って休むと足が疲れるし、リズムが崩れるので、写真を撮るとき以外は止まらない。
登山を始めた時、トイレはどうするんだろう?と思ったけど、飲んだ水分は汗でほとんど流れてしまう。私の場合、1泊2日では、小さなお花を3回摘む程度。携帯トイレは常に持ち歩いてるけど、大きなお花を摘んだ経験はないので、まだまだ半人前。
美瑛富士避難小屋付近では、白いティッシュの花や排泄物があちこちに散乱していて環境問題になっている模様。去年から携帯トイレブースが設置されたので、絶対に使ってもらいたい。誰だって他人の排泄物やその残骸を見たくない。
2016年08月17日 08:20撮影 by  Z00AD, ASUS
3
8/17 8:20
登山を始めた時、トイレはどうするんだろう?と思ったけど、飲んだ水分は汗でほとんど流れてしまう。私の場合、1泊2日では、小さなお花を3回摘む程度。携帯トイレは常に持ち歩いてるけど、大きなお花を摘んだ経験はないので、まだまだ半人前。
美瑛富士避難小屋付近では、白いティッシュの花や排泄物があちこちに散乱していて環境問題になっている模様。去年から携帯トイレブースが設置されたので、絶対に使ってもらいたい。誰だって他人の排泄物やその残骸を見たくない。
サングラス。日差しが強い時はサングラスを。目から日焼けするし、疲れは目からくると思う。ゴミは水分が漏れないようにジップロックに入れてから、ノースの巾着に。
2016年08月17日 08:03撮影 by  Z00AD, ASUS
8/17 8:03
サングラス。日差しが強い時はサングラスを。目から日焼けするし、疲れは目からくると思う。ゴミは水分が漏れないようにジップロックに入れてから、ノースの巾着に。
モンベルの手のひらサイズのサラサラパンツは野営地でリラックスする時にとても重宝する。寝るときはトレッキングパンツを脱いで、履き替えたけど十分暖かかった。
2016年08月17日 08:21撮影 by  Z00AD, ASUS
8/17 8:21
モンベルの手のひらサイズのサラサラパンツは野営地でリラックスする時にとても重宝する。寝るときはトレッキングパンツを脱いで、履き替えたけど十分暖かかった。
担ぎ上げた以上の水を使ったことがないので、浄水器は一度も使ったことがないけど、泊まりの時は一応携帯してる。
2016年08月17日 07:49撮影 by  Z00AD, ASUS
8/17 7:49
担ぎ上げた以上の水を使ったことがないので、浄水器は一度も使ったことがないけど、泊まりの時は一応携帯してる。
普段は手をつけない非常食はこのぐらい。
賞味期限を見て時々消費。
2016年08月17日 07:56撮影 by  Z00AD, ASUS
8/17 7:56
普段は手をつけない非常食はこのぐらい。
賞味期限を見て時々消費。
これまでの10年、これからの10年。
次の海外遠征へ向けて、ぼちぼち準備。
2016年08月15日 11:29撮影 by  Z00AD, ASUS
2
8/15 11:29
これまでの10年、これからの10年。
次の海外遠征へ向けて、ぼちぼち準備。

感想

【プロローグ】
羊蹄山ナイトハイク&アンヌプリで御来光を見た後で「1泊2日でオプタテシケに行かない?」という誘いが舞い込んだ。私が参加してもしなくても、この山行はキャンセルすることはないから、返事はギリギリまで保留にしてもらった。自分の体の調子が良くても、身辺が落ちつかなければ、気軽に外出はできない。夫は仕事で足を骨折し不自由な生活をしているし、母は軽い脳梗塞で前日に退院したばかりだった。前の週も泊まりで出かけている状況で「お山に泊まりに行きたい」と言い出すのにはとても勇気がいる。それでも「いいよ」と言ってくれる広い心を持った夫には感謝しなければならない。

【自宅に残す登山計画書】
近くの低山に入る時でも、必ず登山計画書は用意して、リビングのテーブルに置いておく。メモ帳に殴り書きの時もあるし、しっかりした地図を用意して、歩くルートと時間を詳細に書くこともある。それに夫が目を通しているかどうかは分からないけれど、登る山・入山予定時間・各ポイント到着予定時間・宿泊先・下山予定時間。同行者がいる場合は、名前と連絡先も書いておく。
電波が通じるエリアならば、入山前、ポイント到着時、下山後にLINEでメッセージや写真を送る。いつも既読スルーなんだけど。

【一人で行けないところにパーティでは行かない】
パーティ登山に参加するかどうかは、そこにソロで行ったことがあるかで決めることが多い。オプタテシケは2年前に日帰りピストンしたことがあったので、どれぐらい大変だったかは身を持って経験済みだった。あのロングコースを日帰りするのはとても大変だけど、泊まりならば体もずいぶん楽だろう。T夫妻は登山歴20年はあろうかというベテランだし、夏も冬も一緒に歩いたことがあるから、どのぐらいのペースで歩くかは分かっている。220さんと夏山を歩くのは初めてだけど、私のできる範囲で山泊デビューをサポートしてあげたいと思った。

【自分の身を守ることは他人の身を守ること】
山を歩く時に常に考えるのは自分の身は自分で守るしかないということ。それはソロでもパーティでも同じことで、お喋りで気が緩むパーティの方が危ないんじゃないかと思うこともある。ほんのちょっと足を滑らせても打ちどころが悪ければ一瞬で行動不能になる。片足がダメになったら歩くことはできない。膝と腰と関節を大切にし、自分の体と心の状態を確認すること。自分の身を守ることは一緒に歩くパーティの身を守ることにもなる。寝不足は一番の敵。休息は力なり。

【山の天気は変わりやすい】
天気を正確に読めるようになることが、山に入る上で最も安全な対策かもしれない。山の天気がスマホアプリで気軽にチェックできるようになったけれど、いつのころからか、最初にチェックするのは「天気図」になった。天気図が自分で書けるようラジオの気象通報を聞くこともある。いくら便利な時代になったといっても、山の天気は変わりやすいことを忘れてはいけない。厚い雲の中に入れば、そこは深いガスになるし、風が強ければ、一気に体力が奪われる。レインウェアは雨と風から身を守る鎧。体調の変化を敏感に感じて、脱いだり着たりを面倒くさがらないように。

【寒いのは我慢できるけど冷たいのは我慢できない】
どんなに気温が低くても、土砂降りでも、止まらずに同じペースで歩いていれば、多少寒いと感じてもそのまま歩き続けられる。しかし、濡れた体のままで停滞すると、体温が一気に奪われて、ものの数分で全身が震え始めると思う。トムラウシで起こった大量遭難のように夏の北海道では低体温症で命を落とす人が沢山いる。天気が悪化してきた時点で撤退する決断も大事だし、止まらずに歩ける十分な体力を残しておくことも大切。そして、絶対に濡らさない乾いた服を持っておかないといけない。

【事故のほとんどは4分の3行程で起こる】
怪我や滑落事故などが起こるのは、4分の3行程以降がほとんどだという。今回でいうと登りで体力を削ぎ落とされたポンピ沢までの急斜面の下りだろう。避難小屋を出発するときは、暴風雨だったからレインの上下を着て出発したけど、美瑛富士分岐辺りで風が弱まってきて、ガスはだんだん薄くなっていった。さっきまであんなにヒドイ天気だったのに下界はピーカンだった。この日は十勝岳も富良野岳も山頂付近は暴風だったようで撤退した人も多く、これは十勝連峰ではよくある事らしい。要注意ポイントを過ぎ、無事にポンピ沢に着いた時はちょうど昼を回った頃で、すっかり気温が高くなっていた。ここで大休止となり、濡れた衣類は一気に乾いていった。太陽の力は偉大なり。

【二兎を追う者は一兎をも得ず】
私の山泊デビューは黒岳石室だった。同行してくれた友達は、細い体で重い荷物を担いでくれ、食事を作ってくれて、泊まらなければ見れない世界を見せてくれ、全力でサポートしてくれた。
せっかく山に泊まるんだから、満天の星を撮って、御来光を見て、日帰りでは歩けない距離を歩いてみたい・・・色んな欲求はあるけれど、目的は1つにした方がいい。一人の時は食料を減らして、三脚やレンズを持つけれど、今回はそれらを持たずに、普段は絶対に背負わない量の食料を優先した。荷が重ければ、その分足に負荷はかかる。体力を付けながら、やりたいことを1つずつクリアしていけばいい。

【慣れた時に必ず失敗する】
山に限らず、慣れた時に必ず失敗するもので、それが山では命に関わることもある。右足と左足を交互に動かすという単純な反復行為なのに、山頂までのプロセスの中で多くのことを学ぶことができる。目の前に絶景が広がり、浮かれている時は脇が甘くなり、隙が多くなり、足元をすくわれやすい。自然の脅威に対して、人間は無力で太刀打ちできるものではない。どんなに絶景でもどんなに雨が降っても、無事に下山して家に帰らなければならない。焦らず、奢らず、謙虚であることを忘れてはならない。

【山泊デビューが簡単でなくて良かった】
山泊デビューは黒岳か白雲岳あたりが多いと思うけど、このプランを決めたT夫妻はなかなかマニアックな選択をするなと思った。デカザックを背負って歩くだけでも大変なのに、前を行く2人にぴったり付いて、この距離を歩ききった220さんのガッツは見事だったと思う。私がアドバイスしたことと言えば「着た方がいいんじゃない?」と「脱いだ方がいいんじゃない?」と、そのぐらいだったと思う。
でも、220さんの山泊デビューが簡単なものでなくて良かったと思った。山はいつも優しいわけじゃない。苦労して歩いたからこそ見れた世界がそこにあったし、感動も一入だったと思う。

反省点が多かったけど、久々に山の厳しさと美しさを同時に味わった記憶に残るしびれる山行になったと思う。
温泉効果なのか、翌日の疲労や筋肉痛は全くなく、もう一回オプタテシケまでピストン出来るぐらいの体力は残っていたと思う。このペースで歩けるなら、いつかトムラウシまでのルートを繋げるかもしれない。いつかねー。(^_-)-☆

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1711人

コメント

十勝山系と大雪山系の天気の違い
dominonさん、こんばんは。
同じ日の1時から4時30分に旭岳頂上にいた時に、最初は、オプタテシケの十勝平野側に大雲海が見えて、羨ましく思いました。しかし、日の出前後の時間になるとオプタテシケが滝雲のような雲に覆われていくのが見えました。

その後、裏旭岳キャンプ地におりて、再び、旭岳に頂上に登った時、雲海が台風の影響と思われる東風により、雲海が押し寄せて十勝山系の尾根を覆ったのを間近に見てました。dominonさんのレコでその大変な状況や山の厳しさが人ごとならず感じた次第です。無事下山できなによりです。お疲れ様でした
2016/8/18 23:56
Re: 十勝山系と大雪山系の天気の違い
regacykenさん、コメントありがとうございます。
いつも素敵な写真を見せてもらって、毎度毎度ウットリしてます。
夜中、風の音で何度か目が覚めましたが、これほどの強風に見舞われたのは久々だったので、身が締まる思いでした。
4時の段階ではそれほどでもなかったのですが、時間が経つにつれて風は強まり、深いガスに包まれましたが、抜けたときの感動も大きかったです。撤退したパーティがほとんどだったので、タイミングはギリギリだったと思います。これからも気を抜かずに歩いて行きたいですね。

私もいつか星空の写真を撮ってみたいです。まずは下界で写真の腕を磨いてからですね。
2016/8/19 9:12
こんばんは
いつも為になるヤマレコに感謝してます。
望岳台からオプタテシケ山に挑戦するつもりでしたがdominonさんの望岳台からのピストンをした時のヤマレコをみていたら自分の未熟さを痛感しました。
一泊出来る位の余裕を持って挑戦したいと思います。
ところでその時の虹爆釣りをした写真が凄く気になっておりますが美瑛川??
2016/8/23 21:27
Re: こんばんは
whippetさん、コメントありがとうございます。
望岳台からピストンした時は、ラスト1時間が本当にきつかったですね。足が棒になるってこういうことなんだと実感しました。過去レコを読み返すとあの日を思い出して、吐きそうになります。(笑)
今回は2日目の暴風雨で山の厳しさに触れましたが、一泊できたので体力面でも気持ちの面でも余裕がありました。
whippetさんは若くて体力ありそうだし、ハードな山にも沢山登っているようですから、日帰りでも全く問題ないと思いますが、その日の天気や体のコンディションによってもずいぶん違いますよね。最近では下山の体力を十分に残しておくことを意識しています。登山よりも下山ばかり考えています。(^^ゞ

ちなみにニジマスいっぱい釣ったのは新十津川の砂金沢です。ピンネシリの登山口に向かう途中にありますが、70cm以上のニジマスが釣れることもあるそうです。今は増水して危険だと思いますが、落ち着いたらぜひ♪
2016/8/24 9:39
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら