20050806-08黒部五郎→槍→大滝山
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 66.1km
- 登り
- 5,841m
- 下り
- 5,778m
コースタイム
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 10:50
- 山行
- 8:18
- 休憩
- 2:54
- 合計
- 11:12
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 2:48
- 合計
- 8:49
折立725→812三角点815→918太郎平947→1042北ノ俣岳1052→1106「赤木岳」→1126中俣乗越→1143 2578mPの肩1146→1152鞍部→1227黒部五郎岳の肩→1236黒部五郎岳1258→1302黒部五郎岳の肩→1305下降点→1313カール底1322→1354黒部五郎小舎1411→1505三俣山荘への分岐→1530三俣蓮華岳1541→1554丸山→1609中道分岐→1613引き返し点1620→1623中道分岐→1639丸山→1651三俣蓮華岳1654→1707丸山→1722中道分岐→1726引き返し点1734→1745双六岳1751→1807中道分岐→1808巻道分岐→1815双六小屋(泊)
050807(日)所要時間11h12m(実働時間8h08m)
双六小屋320→345樅沢岳348→416P→439休憩447→531千丈沢乗越538→620槍ヶ岳山荘624→643槍ヶ岳701
→717槍ヶ岳山荘752→801殺生ヒュッテへの分岐→807ヒュッテ大槍813→851水俣乗越905→941ヒュッテ西岳1007→1014西岳1018→1026縦走路→1111ビックリ平1115→1139大天井ヒュッテ1150→1154巻道分岐→1226町営大天荘→1233大天井岳1241→1246町営大天荘1311→1337東天井岳南尾根→1350約2650m鞍部1351→1432常念小屋(泊)
050808(月)所要時間08h49m(実働時間7h01m)
常念小屋323→409前常念分岐→415常念岳426→500最低鞍部→506????mP527→534鞍部→549????mP558→609鞍部611→633蝶槍645→651蝶ヶ岳三角点654→657横尾分岐→711瞑想の丘→712蝶ヶ岳ヒュッテ720→725蝶ヶ岳最高点745→750三股分岐→800鞍部→810池塘→812木橋の鞍部→834分岐→838大滝山最高点→842大滝山荘845→849大滝山三角点857→900大滝山荘→903大滝山最高点928→930分岐→1009八丁ダルミ(?)→1027ニセ鍋冠山1042→1045鍋冠山1053→1127冷沢・林道1148→1204ゲート1206→1212車道・ドイレ・展望台
天候 | 三日とも晴後曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新大阪2332−きたぐに−432富山510=バス=710折立 20050808(月) 車道・トイレ・展望台1358=ヒッチハイク=1429一日市場1445−1458松本1542−ワイドビューしなの18−1748名古屋1757−のぞみ27−1849新大阪 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
感想
20050806-808折立→黒部五郎→槍→大滝山縦走
連日猛暑の続く8月最初の週末、北アルプスを縦走してきました!曇りがちで午後はにわか雨、って感じでしたが、早朝は展望にも恵まれ、一応予定通りの行程を歩くことができました(^_^)。
見た目は半袖Tシャツにランニングタイツ(CW-X)、トレールランニング用シューズ、ランナーズのLSDザック、ダブルストックとランニング登山スタイルでしたが、実際は荷物をできる限り軽量化しての速歩き山行です(^_^;)大体、正味でコースタイムの半分、休憩込みでコースタイムの3分の2を目標に計画を立てた次第です!!!
8月5日(金)、6日(土)
まぁまぁ混んでいる急行きたぐにに新大阪から乗り込む。何とか座席は確保(^_^)富山で下車し、駅前から予約していた折立直通バスに乗り込んだ。バスが出る頃にはすっかり明るくなっていた。途中、トイレ休憩あり。
た〜くさんの車が駐車してある折立で下車、登山口で身繕いの後出発!走りは無しで順調に速歩きで高度を稼ぐ。稜線にはガスがかかっている。さすがに登山者が多い!
昨年より8分余計にかかって、太郎平到着。ここで1回目の水補給&真新しいチップ制トイレを利用。
木道の太郎山を越え、北ノ俣岳への登り、ハクサンイチゲ等の花が綺麗だが早くも足が重くなる(^_^ゞポツポツと反対方向からの縦走登山者とすれ違った。
いつのまにか神岡新道分岐を過ぎ、なだらかな北ノ俣岳到着!晴れてはいるが雲が多くて展望はイマイチ・・・
一気に下り、赤木岳はピークのすぐ東側を巻き、中俣乗越から登った2578mPの型で小休止。
黒部五郎への登りは手前の鞍部から約330m、ここで早くもバテバテヘロヘロとなった(;_;)黒部五郎への肩の手前は斜めに斜面を登るようになる。肩の手前で女性単独行者が駆け下ってきた!聞くと同じバスに乗っていたとのこと、あまりのヘロヘロ具合に「あなたランナーでしょ!」と発破をかけられる始末(^_^;)太郎平に荷物を置いて空荷で黒部五郎を往復して明日折立に下山するとのこと!やはりいる所にはスゴイ人がいるものだ!!!
そこからすぐに結構な数の登山者が休憩している黒部五郎の肩に到着。更に約10分の登りで、1986年の10月以来約19年振りの黒部五郎岳頂上\(^o^)/ガスで展望はダメだが、感慨深い!20分余り大休止(^_^)
下りはやはりカール経由、カール壁からカールの底に下る途中はコバイケイソウのお花畑が素晴らしかった!カールの底は雪解け水が流れる別天地!ここも多くの登山者が休んでいる!長居したいところだが、とりあえず黒部五郎小舎を目指した。
黒部五郎小舎の前にも多くの登山者!天気は下り坂だが、まだ2時過ぎだし、このまま行けば5時頃には双六小屋に着けそうなので、先に進んだ!が・・・
どうにかこうにか三俣蓮華岳に這い登り、次のピークを越え、双六岳の巻き道(中道)の分岐を過ぎると雨が強くなってきた。遠くに雷鳴も!ということで雨具を着ることにしたが、なんとカメラが無い!!!三俣蓮華岳頂上に忘れたみたい・・・ここまで頂上から約30分、往復1時間余のタイムロスとなるが、カメラを捨てていく気にはならず、ザックを置いて回収しに行くこととした(;_;)
登り返しが精神的にも肉体的にもきつかったが、どうにか三俣蓮華頂上でカメラを回収できた(^o^)/
ザックデポ地に戻るが1時間以上のタイムロス、小屋に着くのは6時を過ぎてしまう・・・双六岳へはほんの一登り、今日最後のピークだが、ゆっくりとはできず、下山開始。
双六岳頂上直下は平坦なトレール、ここはジョギングモード、下りになると駆け下り、6時15分にどうにか小屋に到着!
双六小屋に到着して夕食までの間、談話室(結構すし詰め!)にいて、隣に座ってた人が枚方マスターズの方で、FRUNのTシャツに気付いて声をかけてこられた!やはり山でもこのTシャツ、目立つもんだ!!!
小屋は大混雑ですし詰めかと思いきや、八畳間に6人と快適に過ごすことができた(^_^)ちなみに私に割り振られたのは先程の談話室でした!だからスペースに余裕があったのかも・・・
8月7日(日)
暗い内に起き出し、小屋の入口から外を見ると満天の星空!カシオペア座付近から天の川も見ることが出来た(^_^)前夜に頼んでおいた弁当をたいらげ、真っ暗な中出発!
が、すぐにガスの中(>_<)しかし、樅沢岳を過ぎるとまた晴れてきて、前方に槍穂高のシルエットが素晴らしい!しかし、二日目となると足が重く、ペース上がらず・・・
千丈沢乗越近くになると槍ヶ岳方面からの登山者とすれ違うようになる!この西鎌尾根は歩いていくとグイグイ槍が近く高くなり、登行意欲が湧いてくる!千丈沢乗越には大学生らしきパーティ、写真を撮ってもらう!ここから槍の肩まで約320mの登り!
重い足を騙し騙しして、どうにか登山者でごった返す槍の肩、槍ヶ岳山荘に到着!ここまでジャスト3時間!ストックをデポして、槍の穂先を目指すが、頂上近くなると行列で順番待ちである・・・そうこうする内に早くもガスが湧いてきて展望が遮られた(>_<)ただ、御来光タイムから1時間以上も経っているので、頂上は比較的空いていたヨカッタ(^_^)
丁度、大槍の基部付近でビバークしていたと言うパーティが北鎌尾根から登ってきて、みんな拍手で出迎え!彼らは上高地から入山して水俣乗越を越えて北鎌沢出合まで行ったとのこと!北鎌には数パーティは入山していたとのことである。私が北鎌を辿ったのは1995年の8月、もう10年も前!でも、また踏破してみたいものである!そろそろ下ろうとするとブロッケン現象!槍の頂上で見られるとはまさに新田次郎の「槍ヶ岳開山」状態(~o~)
肩の小屋に戻り、1L\200で水を補給し、行動食をほおばり、大休止して、東鎌尾根に入った。
殺生小屋への分岐、ヒュッテ大槍を過ぎてどんどん下る。途中、半袖Tシャツ、短パン、ウェストバッグ、ジョギングシューズといういかにもランニング登山といういでたちの男性単独行者とすれ違うが、話をするまもなく過ぎ去っていった!彼はどこから入山してどこまで行ったのだろう???
水俣乗越から西岳ヒュッテまで200m余の登り返し、疲れた身にはきつい・・・ここで猿の群れを見かけた!西岳ヒュッテの前には結構な数の登山者、さすが表銀座というだけあり、人気の縦走コース!縦走路は西岳頂上を通らないが、ここはしっかり頂上を踏んでいった(^_^)
細かいアップダウンの続く縦走路、赤岩岳はいつの間にか通り過ぎ、大天井ヒュッテの一つ南の2549m鞍部、ビックリ平到着。ここが貧乏沢への下降点、夫婦連れが休憩していた。2766mPを巻いて登っていくと鞍部に建つ大天井ヒュッテ。ここにも何人かの登山者が休憩していた。
登り始めてすぐに燕方面への巻き道が分岐、大天荘への斜上していくが、このあたりポツポツとコマクサを見かけた!この約220mの登り、疲れた体には非常にきつかった(>_<)結局、槍の肩から大天荘まで4時間半以上もかかってしまった・・・
大天井岳頂上にまず行き、戻って大天荘で大休止(^_^)なぜかこの小屋にはディレクターズチェアのレンタルがあったが、そんなん借りる人っているんやろか???当初の計画では、この日の内に蝶ヶ岳ヒュッテまで行くつもりだったが、行けば18時は過ぎるだろうし、そろそろ雷雨も気になる空模様であり、今日はどうやら常念小屋までかいな、とモチベーションは低下↓(^_^;)
とりあえず常念小屋までと思い、出発!大きな登りはないのだが、小さい登りでもしんどい(;_;)コマクサの稜線をとりあえず歩いていき、常念小屋への最後の下りになる頃から、雷鳴が聞こえ出してきた!これで踏ん切りがつき、14時半過ぎに常念小屋に着いて、今日の行程を終えた。
着いて30分と経たない内ににわか雨!\800の生ビールを飲んで夕食まで爆睡(-_-)zzz夕食後もすぐに爆睡(^_^ゞこの小屋はシュラフを寝具にしているので混んでも気にならないので良い!この日は6畳間に6人という状況だった!
8月8日(月)
最終日も行程は短くない!暗い内に起き出し、弁当代わりのパンセットを食べようとするが、私にはあまり口に合わず、大分残してしまい、荷物が増えてしまった(T_T)小屋の方も忙しいとは思うが、弁当はやはり弁当の方がありがたいと思った・・・
今日も素晴らしい星空の下、出発。他にも頂上で御来光を見ようというパーティがいた。常念岳頂上まで50分余、3日目となればますます足が重く、結構時間がかかってしまう(^_^;)
頂上には先着の男性二人組がいた。まだ御来光までには時間があったので、ここは先に進むことにした。
最低鞍部まで約400m下り少し登り返した2512mPで雲からの御来光、そして朝日を浴びて眩しい槍穂高連峰を眺め、今日最初の大休止(^_^)今日も午前中は天気が持ちそうに思えた。
2512mPの下りから樹林帯となり、次のピークは巻いて下りきった鞍部から2592mPの登りはお花畑となっている!2592mPでもしばし、休憩、前方に蝶ヶ岳が近い!
下りきった鞍部からは蝶からのパーティとすれ違うようになった。鞍部から少し登ると再び森林限界で、槍穂高が素晴らしい!!!
蝶槍では早朝に横尾を出てきた登山者と出会う、かなりの速足!三角点ピーク、横尾への分岐を過ぎ、順調に快適に稜線漫歩(^_^)
瞑想の丘まで来ると目の前に蝶ヶ岳ヒュッテ、ますます足取りは重くここまで4時間弱と結構時間がかかってしまっていた(>_<)ヒュッテのすぐ裏手にあるピークが蝶ヶ岳の最高点2677mP!ここでも槍穂高が素晴らしい!!!ここでも大休止して今回最後のピーク、大滝山を目指す!
三股への分岐を過ぎると樹林帯に入り、急に人気がなくなり、道もか細くなる。途中、大滝山荘の小屋番さんが枝打ち、草刈りをされていた。
2605mP付近で再び森林限界を超え、鍋冠山への分岐を過ぎると大滝山最高点、テントが一張り張ってあった。少し下ると大滝山荘、小屋番さんが出払っているので鍵がかかっていた!小屋から池塘の横を通り、5分ほど登ると大滝山三角点峰!残念ながらガスが湧いてきていて展望は×(;_;)ノンビリしたいところだが虫がうるさい!最高点のピークまで戻って大休止。夫婦連れがやってきたが、やはり蝶ヶ岳以南はハイシーズンの北アルプスとは思えない静けさ!
名残はつきねど、まだ先は長く、下山開始!鍋冠山への分岐からの道は薮っぽく見えるが、しっかりしている。八丁ダルミに向け急な下りを駆け下るが、登山者が少ないコースなので土のクッションが良く膝に優しい(^_^)傾斜が緩くなり、その内緩い登りになり、道標のあるピークに着き、そこが鍋冠山と思い休憩。すると女性二人組が登ってきた!お互いこのコースで人に出会うとは思ってなかったので少しビックリ!休憩地点から少し行くとなんと本物の鍋冠山!樹林の中の静かなピークで展望は皆無。しかし今回の山行最後のピークなのでここでも少し休憩&記念写真(^_^)
鍋冠山からは一気に駆け下り冷沢で林道に飛び出た!ここで水を補給し大休止していると大粒のにわか雨!!!林道をずぶ濡れになってジョギングモードで下っていく。ずぶ濡れだがその方が涼しくて良かったかも!林道のゲートに着く頃にはほぼ雨は止み、日差しがさしてきた(^o^)
舗装された車道に飛び出ると、そのすぐ先に水場、トイレ、展望台あり!ここから人里まではまだまだ遠く、舗装道をノンビリジョギングモードで行くつもりだったが、丁度地元の人達がピクニックに来ていて、その人達も登山やランニングをする人達で、ピクニックに混ぜてもらい、おまけにJRの駅(一日市場)まで送ってもらうことができ、超ラッキーだった\(^o^)/
折立から大滝山まで、通常なら太郎平、黒部五郎か双六、槍か西岳、常念か蝶、大滝山と5泊6日あるいは4泊5日かけるところを荷物を軽量化して2泊3日で歩いてきましたが、既に1日目の黒部五郎への登りからしてヘロヘロ状態、とても走るなどと言うことは山中ではできず、ひたすら速歩き山行でした(^_^ゞ
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