ゴールデン ウィークエンド 槍ヶ岳リベンジ
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- GPS
- 34:14
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,308m
- 下り
- 2,308m
コースタイム
駐車場 04:58 〜 05:10 新穂高温泉BS(トイレ・他) 05:19 〜 06:22 穂高平小屋 06:27 〜 白出沢出合 07:15 〜
08:39 滝谷出合 08:56 〜 10:01 槍平小屋 10:24 〜 12:21 宝の木 12:40 〜 15:06 飛騨乗越 15:18 〜
15:30 槍ヶ岳山荘
2日目
槍ヶ岳山荘 07:18 〜 07:57 大喰岳 08:56 〜 11:23 槍平小屋 11:51 〜 滝谷出合 12:24 〜 13:26 白出沢出合 13:48 〜
14:19 穂高平小屋 14:23 〜 新穂高ロープウエー駅 14:58 〜 15:12 駐車場
天候 | 1日目 : 曇りのち晴れ(夜明け頃まで霧雨) 2日目 : 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト 登山届・下山届、共に新穂高温泉BS前のポストを利用しました。 ・新穂高温泉〜白出沢出合 林道を歩きます、特に危険な個所はありません。 ・白出沢出合〜槍平小屋 ブドウ谷手前まで夏道が大部分。 滝谷出合の沢は一週間前と比べると水量が減っていて、 高巻きをしなくとも真っ直ぐに渡渉可能だった。 藤木レリーフの少し先の狭くなったところ、流れの端の雪がかなり融けていてドボンに注意。 ・槍平小屋〜飛騨沢〜槍ヶ岳山荘 ひたすら頑張って登るのみ。 飛騨沢には槍ヶ岳山荘で立ててくれた赤旗に沿って登る。 宝の木のところでアイゼンを装着し、ストックをピッケルに持ち替えた。 歩き慣れた人は槍ヶ岳山荘までストックにノーアイゼンで登っている。 ・槍の穂先往復 登りルートは概ね良好なるも、下りルートに雪と氷が付いていてアイゼン・ピッケルが必要。 上のハシゴから下、雪田よりクサリ場にかけて雪と所々氷が付いており、大抵の人はフロントポイントとピッケルのピックを使ってクライムダウンしていた。 昨年のGW連休明けと比較すると難易度はかなり高くなっている。 何日か前の雷で破壊されたクサリは針金等で修理されていた。 やはり雷で破壊された山頂の祠はバラバラになって20mほど下の岩場に無残な姿で落ちていた。 今は、穂先の登り口に置いてあった昔の祠を持ち上げて据え付けられている。 ・下山後の立寄り湯 竜島温泉「せせらぎの湯」利用、大人500円。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
突然、どないしはりましたか?
お腹がへっていたのです。。(恥) ちょこちょこ食べてるつもりでしたが、登りオンリーで10時間は、それはスタミナ使いますって(by itti)
下は水が流れていたようで空洞になって、
危うくボッチャン。
今の時期これがあります、気をつけないと。
何を冷静に見守っているのでしょうねえ<汗 ちゃんと手も貸しましたよ(hama-chanが by itti)
感想
GWに荒天の為槍平で撤退した槍ヶ岳に、今度は行ってこれました。
今週末は天気良さそうだし、小屋泊ならば1泊でも行けるはずと思い、
先週行ったばかりなのですが・・とnoborundaさんに甘言を囁いてみました。
(初めに断っておくのですが、私の感想日記風です。
詳細な現地情報やなんかは、noborundaさんの感想やコース状況をどうぞ^-^)
<1日目>
5/12、早朝の新穂高はまさかの雨
あれ〜〜、今日って降らないはずだったのに ちょっとがっかり?
いいえ今日は尻上がりに天気が良くなっていくはず
そして明日も天気が良いはず(天気図から)
それに今雨という事は上は雪か、もしかして新雪の、良い部分だけ楽しめるかも。。
そんな期待もしつつ、1週間前と同じ道を歩き始めました。
そして1週間しか経っていないのに、登山道の変化にびっくり
まずはなんと、白出沢出会いより手前の林道辺りから、両側の木々が霧氷になっている!!
気温が低いのは解っていたのですが、まさかこの時期に
そして白出沢の両岸の木々も、ガスと相まってまるで初冬を思わせるかの様な幻想的な霧氷林になっている!!
うう〜〜ん、これは早くもスペシャルな予感。。
思わず皆で霧氷撮影会になりました^^
そしてそこからは、1週間しか経っていないのに、登山道の変化にびっくり
「ここってもっと雪有りましたよね〜〜」
枝の下ををくぐりながら、「うーーん、俺、先週この枝またいだ記憶がある」
そんな事を言い合いつつ槍平に着くと、あら、なんだか滅法明るくなってきましたよ?
それにほら、雲が切れて太陽が、そして雲がガスが、何やらドラマティックな事になっているではありませんか。
槍平に着いた頃から天気は完全に晴れになりました。
noborundaさん、
「晴れるの早いよ〜〜、晴れるのは稜線に出てからでいいよ〜〜」と嘆いていらっしゃいましたが(笑)
実は滝谷辺りから時々穂高の峰峰が顔を覗かせていたのですが、先週は上がガスっていて、
穂高がこんなに近かったなんて、ちょっとピンと来なかったのです。
それに先週は雨でした。でも今日は青空に新雪の白が輝いて、同じ場所なのですが、なんだか色々違って見えます。
「すごい、槍平もいいじゃん!!」これは本当に期待が持てます。
槍平から飛騨沢へはゆるい登りなのですが、何やら地味〜〜に体力を使いました。
「宝の木」まで来るとやはり風が強く、ここからアイゼンを着けました。
そして飛騨沢から飛騨載越の稜線に上がるまで、これが久し振りにきつかった。
晴れれば暑いし風が吹けば寒いし 動けば暑いし止まれば寒いし
「太陽が出ると暑いですね」「風が吹くと寒いですよね」「動くとすぐ暑くなるんですよね」「でも止まってると寒いんですよね」
この当たり前の会話を一体何回繰り返した事か
直登したのですが、最後の方はほんとに休み休みでした。
でもこの雪の飛騨沢、私は初めて来たのですが、こうやって見るとなんて綺麗でかっこいんだろう。
すっかり晴れて、目の前には真っ青な空が広がっています。
それに雪の白、岩の黒
たった3色だけなのに、私がずっと見たいと思っていた風景がそこに有りました。
それに振り返れば後ろには笠ヶ岳。
流れる雲の陰影が、笠の真っ白な雪面に表情を着けます。
「う〜〜ん飛騨沢、いいじゃないか、涸沢に負けてないぞ!!」
勝手に1人飛騨沢を賞賛しつつ(でもちょっとしんどい^^)
所々で撮影会を開きながら、やっと乗越に着きました。
分岐を乗り越して見えた風景
正面に常念、蝶、大天井、右には大喰岳、そして左には槍
この大喰岳も、なにやらやたらとカッコいいぞ!! 大喰岳ってこんなにかっこよかったっけ???
そして槍。ううーーーーん、やっぱり絶対写真に撮っちゃう、だって特徴的過ぎる。
槍〜〜、どうしてyouはそんなカタチなんだ?? 個性的過ぎるだろう〜〜
他の、これと言って特に個性的ではない形の山達に、悪いとは思わないのかね。。
きっと疲れで頭がおかしくなっているのでしょう、勝手に槍を擬人化しつつ
常念山脈(特に蝶)の雪が滅茶苦茶少なくなっている事に爆笑し(理由はありません)
穂高にまだ雪が沢山残っている事に感謝をしながら、このまたと無い時間を楽しみました。
撮影会や眺望を楽しみ、休息してから槍の穂先へ。
槍の頂上からは、360度見渡せました。
私が今回一番見たかったのは、槍からの大キレットでした。
去年の夏に見て、この風景、ここはもう一度来ようと思ったのでした。
まさか次の残雪期に来る事になろうとは思っても見なかったのですが
やはり特別な風景でした。
雲は中腹までしか上がって来ていませんので、高い山は全部見えます。
本当に。。。何回見ても見飽きない風景でした。
槍穂自体に雪は少ないように写真などでは見えるのですが、歩くルートには、場所によってですが
腐れ雪にザラメ氷、凍結箇所、そして岩と色々な状態が混ざっており、ピックが刺さり難い箇所も有りました。
鎖も出ているのですが、ザラメ&腐れ雪で足元が流れやすい箇所が個人的には嫌でした。
私見ですが、岩で登り下りする方が安心感がありました。(でも浮石には気を着けてね)
槍を堪能した後は、皆が楽しみにしていた食事、メインはnoborundaさんの特性トマトスープ
正確には「蛸とキドニービーンズのトマトスープ ガーリックトースト添え」です^^
槍ヶ岳山荘の自炊場(この日はフロント前のテーブでした♪)で、
その場で新玉ねぎを刻んで、クラッシュドトマトの水分だけでスープを作るnoborundaさん
運転から引率から準備から段取りから、それに料理まで手を抜かないとは。。
本当に、noborundaさんを、一体なんて表現したらいいのでしょう
以前そのパワフルさに、「noborundaさんは実は2人居る」と書きましたが訂正します
「noborundaさんは、中に2人入っている」と言ったほうが良いかもしれません
皆おなかいっぱい栄養を補給して、あっという間に深い眠りに落ちたのでした。
<2日目>
朝、、、本当はもうちょっと寝たかったけど、起きました。
そして再び撮影会
昨日は見事な星の夜で、今日の晴天は「やっぱり」という感じ
今朝は全く雲が無く、昨日よりもよく見えています。
雨上がりのクリアな空 ちょっと出来すぎなくらいでした。
富士山も立山も、妙高や火打、鹿島槍の双耳峰に白馬もはっきり
なだらかな雲の平、双六に三俣蓮華、鷲羽、ワリモ、水晶に赤牛
黒部五郎に薬師岳、そして再びの立派過ぎる笠が岳。。。
いつも思うのですが、笠ヶ岳って本当に立派ですよね
どーーーーんと大きく悠然と羽を広げている様でもあり こうして見てみるとものすごく急峻
「冬に笠ヶ岳」の記録が無い(少ない)のはどうしてだろうと問うてみましたら、
急すぎて登れない(登る人が少ない)からだそうです
上から見ると良く解る ほんとにすごーく急なんです。。でも立派 本当に立派だ。
でもって出発 本日のハイライトまずは大喰岳へ
今回はこの大喰岳も良かった!!
山荘前から見るその姿も良かったのですが、何と言っても山頂からの眺めが最高に良い!!!
去年来た時はガスって何も見えなかった
今日は本当にぐるり360度、それどころか上も下も斜めも、四方八方どこを見ても絶景。
全てが絶景のこの特別な空間
あああー、やっぱり私はこの場所に、相当やられちゃってるなあ
北穂のふたコブ、奥穂に西穂 そしてその間にジャンダルム 前穂のギザギザ三
乗鞍の全貌、白山、こんなにはっきり見えるなんて。。
そういえば、スキーヤーやボーダーの方達も多く、槍沢に向かうシュプールが何本か残っていました。
山荘前から槍沢に向かってドロップし、実に優雅に華麗に滑っていくその姿は、「かっこいい」の一言でした。
気持ちよいだろうな〜〜〜〜
まるで滑る一瞬一瞬を惜しむかのように、大事に滑っているように見えました。
そしてこの日のメインイベント(?)大喰沢へ
個人的には、この山行きの核心部はここでした。
うむ、確かに滑ってはいけない。
その迫力と美しさに、(撮れるところで)写真に納めつつ、noborunda先生の指導に従い慎重に下りました。
途中小さな自然落石が2度あったのですが、2手に分かれて監視しながら下りていましたので、
きちんとおしえてあげることが出来ました。
デブリと、この日は気温が高かったので、雪のぐずぐず具合は中々のものでした。
槍平に下りてからはアイゼンも仕舞ってあとはひたすら帰途に着いたのでした
飛騨沢に残雪の槍にそこからの風景
笠ヶ岳とそれに連なる笠連邦(by 勝手に言う人)
大喰岳とそこからの景色、それに大喰沢
やっと見れた滝谷、それに穂高の峰峰
今シーズンの(自分の)雪山の締めくくり、勉強にもなったし見るものが有り過ぎるくらい。
noborundaさん、今回も大変お世話になりました。
何よりもまず悪魔の囁きに乗って頂いて本当に有難うございました^▽^
また何か、思いついたら囁きますね^^
御一緒させて頂いたhama-chanにo-sanも、色々と有難うございました。
この2日間はちょっと特別な週末ですね。
以上、ゴールデンなウィークエンドを槍で過ごした日記、でした^-^
この週末、前週一緒だった O-sanとテントを担いで五竜を落とす予定を組んでいた。
Hama-chanは同じくテント担いで唐松へソロ山行を計画。
ところが、木曜の朝になって ittiさんから入ったメールを見て、「え〜っ!」と仰天。
[原文]
Quote
---
五竜ですか、かなり心が揺れます。
ここで悪魔の囁きです。
今週末は天気も悪くなさそうだし、
1泊2日で槍へのリベンジと云うのはどうでしょう?
暗い内から歩き出して(勿論)、山荘泊で。
荷物も軽いし? などと思いまして。
---
Unquote
何と云っても前週撤退したばかりのルート、リベンジは考えていたが今季ではなく、
自分的には、多分、来季になるんだろうなぁ〜って漠然と考えていた。
早速、O-san に相談、O-san曰く、「五竜でも槍でもどちらでもいいですよ、どこの山に登っても楽しいから」。
それで槍平で撤退した前週の全メンバーに緊急連絡、「今週末は急遽、槍。 但し、1泊2日でキツイの覚悟で!」って。
皆さん、さすが予定が入ってて無理だったが、唐松から転進すると手を挙げられた Hama-chanが参加、
そんな訳で4人で楽しくキツく行ってきました。
a.m. 2:20頃、いつもの深山荘前登山者用駐車場に到着するもまさかの雨、思わず ittiさんの顔を見てしまった。
あ〜、やっぱり悪魔の囁きだったかな、って。
安房トンネルより岐阜側は雨だなんて・・・、聞いてないよ〜。
ittiさんの suggestion 通り、午前3時よりヘッデンで歩き始める予定がまさかの雨でテンション激ダウン、
「取りあえず仮眠にしょう」ってことになり暫くのあいだ車中で爆睡。
1時間後に目覚ましで起きるも外は相変わらず雨、また寝ました。
しかし、今日の行程が長い為、雨の中を歩く覚悟をしてスタンバイ、小雨の中を出発、4時58分。
前週はしみじみと濡れて槍平まで汗を掻きながら歩いたが、今日は濡れるほどではなく、気温も低いのでシェルの内側に汗が出ないのが救い。
穂高平小屋に着く前には一応雨は上がったものの、上空は雲・ガスに覆われている。
白出沢出合手前付近よりまさかの霧氷で木々は真っ白、つい心がはしゃぐ。
ittiさん、O-sanは夢中でシャッターを切りながら、既にカメラの予備バッテリーのことを気にしている。
槍平小屋到着時までは周辺の山は雲やガスに覆われていて気温も零度位、休んでいると体が冷たくなったが、
日が射した途端に気温は10度も上がり、大喰沢下部を通過する頃には気温が15度にまで上がった。
飛騨沢が近づくにつれて高度も上がり、さすがに風も出てきたので風除けの為にアウターを着たが、
飛騨沢上部方面の空は、青空と云うより濃い紺色、宇宙を思わせるような深い色合いで高所登山の雰囲気大。
槍の穂先では ittiさんの感想にもある通り、360度の絶景、しかし、よく見ると槍を中心に晴れているではないか!
笠や裏銀座方面は見えているがそれより西側はギッシリと深い雲海に覆われている。
北アの北部は針ノ木より先は雲の中、表銀座・常念より東側も雲海、南は乗鞍まで。
槍を中心に半径数十キロの範囲、高い部分だけが晴れていて、まさに我々の為に槍が元気玉を発して雲を追い払ってくれていたように感じた。
それが証拠に我々が穂先より下山し始めると裏銀座、笠や西穂方面にも雲がかかってきたから。
槍の穂先へのルート、登りはそれなり、下りは山頂直下のハシゴ二つ降りたところから下の雪田は雪がベッタリ。
連休中から愚図つき気味の天気が続いて、雨が降ったり、雪になったり、気温が上がったり下がったり。
前々日の夜から、また今朝も降雪があり、気温は我々が取付いた時点でマイナス5〜6度でした。
そんな訳で下りルート、斜度もあるのでピッケルのピックとアイゼンのフロントポイントを使い、後ろ向きでクライムダウン。
雪が腐っているところあり、氷・岩混じりで硬いところあり、
クサリのある付近は氷になっており慎重にクライムダウン、下りはとにかく状況が悪い。
先行して下っていた、来たついでに登ってみた風のボーダーさん2人、お一方はこんな状況に慣れていない様子、
「怖ぇ〜」の連発で固まってしまって中々下りられず、ピッケルの持ち方、アイゼンの蹴り込み方を上からアドバイスしながらの下山、
随分と時間がかかりました。
ちょうど1年前の今頃はアイゼンもピッケルも不要で小屋前に置いて登りましたが、今の状況、難易度がかなり高くなっています。
山頂の祠、「tako-chan情報」の通り、先日の雷で破壊されて無くなって、残骸が約20mほど下の岩場に落ちて散らばってました。
小屋の先、穂先への取付き部に置いてあった古い祠(以前山頂にあったもの)が代わりに設置されていました。
「槍ヶ岳」と書いて撮影用に手で持てた看板(札?)も無くなってました。
雷で千切れたクサリ、小屋の方達が番線等で修理してくれてましたので安心して通過出来ました。
クサリが切れている事が出発前に分かり、ittiさんを確保する為に持参したザイルは使いませんでした。
30mの補助ロープ、ハーネス、スリング等登攀用具少々、計 3kg はお守りにするだけで済みました。
気のおけない仲間達との宴会、楽しかったです。
食材が重すぎて O-san、Hama-chanに分担して担いでいただき、申し訳ありませんでした。
爆睡であっと云う間に向えた朝、O-san、Hama-chanは4時起きで布団をたたんで外に
出て行ったけど、
眠い ittiさんと私は4時半にようやく布団から這い出し、お蔭で日の出前の景色を見逃しました(笑)。
大喰岳からの眺望、ちょうど1年振りでしたが何も変わってない、言葉に云い現わせないくらい素晴らしいものです。
暖かい朝で、山頂をあっちに走りこっちに走り、大撮影会も行い、1時間も遊んでしまった。
最高だぁ〜、やっぱり来て良かった、ittiさんの「悪魔の囁き」が「天使の甘い囁き」に変わった、ittiさん、ありがとう!
さて、今回の山行の核心部の一つ、大喰沢の下りの始まり、標高差約900mの急な斜面を一気に下ります。
雪の状態が落ち着いている残雪期、今だけ使えるルートです。
アイゼンをスパッツに引っ掛けてバランスを崩したり、
腰が引けて山側に体重がかかったりするだけで雪面に喰い込んでいる有効なアイゼンの爪数が少なくなり、即滑落につながり、
そのまま数百メートル、下手すると標高差約900mをそのまま下まで尻セードする羽目になります。
雪面はクラストして、表面は前日融けたところが薄い氷の幕になっていて一本踏み出す度に
表面の氷がサラサラ・カラカラと音を立てて急な斜面を落ちて行く・・・。
この感覚、経験した方でなければきっと分かりません。
大喰沢の前半三分の二は滑落の恐怖と戦いながら自分を叱咤激励し、一歩一歩しっかりとアイゼンを効かせて進み、
集中力を最大限に引き上げて持続させないければいけない場所です。
滑落の恐怖が少なくなってくる後半の三分の一、今度は落石の恐怖をたっぷりと味わえる番です。
2人づつの組に分かれて行動、1組が安全な場所で落石の監視をしている間にもう一方の組が下る。
落石がある度に下っている組に大声で知らせる、これを数度繰り返して大喰沢の下降が終わります。
この落石が多い個所を通過する直前に1回、通過中に2回、小さな落石があり、お互いに取り決めた通りの対処で難を逃れました。
音も立てずに車並みのスピードで雪面を転がり落ちてくる、当たればやっぱかなり痛そう。
って言うか、当り所が悪いとお陀仏・・・。
飛騨沢登り、槍の穂先への登頂、そして360度の絶景、最後に大喰沢下りを満喫出来ました。
中岳沢下部では北穂〜西穂までの全容が見え、滝谷出合では北穂のドームを下から見上げ、
前週は全く見られなかった物の全てを1年振りで脳裏に上書きして焼き付ける事が出来ました。
槍ヶ岳、上高地側ルート、新穂高側ルート、いずれを取っても1泊2日の行程では、やはり体力的にも限られた人達でなければ来られない。
それだけに山荘も空いており居心地が良く、登ってきた人達だけが目にできるご褒美に酔いしれる、最高の場所です。
最新の気象情報を定期的に取り、しんがりから的確なアドバイスを飛ばしてくれた SL の O-san、ありがとうござました。
また、帰りの運転、ありがとうございました、お陰様で助かりました。
終始笑顔を絶やさずパーティーに癒しを与えてくれ、またどんな時も仲間を気使う Hama-chan、ありがとうございました。
悪魔の囁きを天使の囁きに替えてくれた ittiさん、あの囁きがなければ今回のリベンジは叶いませんでした。
洋風野菜焼き、スパークリングワインも美味しかったです、ありがとうございました。
ハセツネカップ完走の体力・持久力をこれでもかと我々に魅せつけてくれた ittiさん、さすがです。
こんな素晴らしい仲間達との山行なら毎週末でも行きたいと思うのは私だけでしょうか?
このところ居心地の良い仲間達との山行が多く、つい仲間達に頼りがち、段々と軟弱になってソロ山行が出来なくなるかも・・・、ちょっと心配です(汗)。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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おめでとうございます!
お久しぶりです、ittiさん。
他のメンバーの皆様、はじめまして。
素晴らしい天気&山行ですね〜。リベンジ大正解でしたね☆
ボクもGWに狙ってたのですが、今季は燕方面に行きました。
来年の参考にさせていただきます!
noborundaさま、ittiさま、O-sanさま、Hama-chanさま
槍の登頂万歳です
そうなんですか。やはり女性は執念持つと怖いということですよね
ittiさんの悪魔の囁き、やはり女性は怖い
でも豪華な宴会、よろしゅうございましたね。
土曜日は天候が不順で心配してましたが、さすがのみなさん <拍手>・・
もうこちらは一気に登ることなどできないので、ただただうらやましい限りです
どんどん、がんがん、やってくださいね
Noborundaさんのまねして毎週登山することにしました
前向きに発想することで、元気をいただきますよ
奥さんのOKでたから、がんばりま〜す
でもほんとに素晴らしい写真で、ため息です
いきなりのリベンジ成功、おめでとうございます。
ただしい判断があってこその、この好天、眺望ですねー。
モルゲンロートの黒部ゴローちゃんが、とくにきれいですね。
脳が融けますね、この景色。
kanemaru
好天に恵まれて素晴らしい眺望ですね!
今週末の槍への山行のテンションが上がって来ました
レコとっても山行になりました
下りは大喰沢ですかぁ〜
自分も下りをどこからにするか悩み中なんですよね〜
南岳新道はまだ厳しそうだし・・・・
お久し振りです^▽^
本当に天気に恵まれました。
ちょっと出来過ぎなくらい。。
hansusyaさんと初めてお会いしたジャンダルム(の先でしたっけ)も、
くっきりはっきり見えました〜〜^▽^
飛騨沢からの登り、ラストは私は結構きつかったですが
hansusyaさんなら楽勝と思います^−^
岩場も積極的に行かれているようですね
今年も北アに通うつもりです。
どこかで遭遇した際には、よろしくお願い致します^▽^
こんにちは、コメント有難うございます^−^
hagureさん、きっと昔(今も?)、女性でよっぽど痛い目に遭ったんですね^^
槍にこだわりは無いのですが、残雪期の穂高を上から見てみたくて。
もしかしたらnoborundaさん、行くかな??と思って囁いてみました^−^
毎週登山ですか、無理しないで下さいね
楽しいレコを楽しみにしていますね^−^
こんにちは、コメントを有難うございます^−^
自然には勝てませんので、行ける時に行くだけですね
2日間、とくに2日目は天気に恵まれました。
あんなにはっきり色々見えて(笑)
おかげで山座同定がはかどりました^▽^
ご無沙汰してます!!^▽^
融けそうでしょう〜〜
実際みんな、ちょっとおかしなテンションになりつつあった様な^^
ちょっとおかしな液体が、脳で出ていたと思います^^
今晩は、コメントを有難うございます^▽^
今週末ですか
(どちらから入られるのですか?
余談ですが、この日は上高地から入った人のが断然多かったようです)
晴れると良いですね、行かれたら、レコに遊びに行かせて頂きますね^−^
リターンな感じですね。
皆さん、こんばんは。お疲れさまでした。
2週連続で槍を目指す、そのパワーが羨ましいです。
最高の天気で何よりですが、日焼けも凄かったのでは?
笠ヶ岳は私もつい見惚れてしまいます。そうですか、冬は大変なんですね・・。
いいこと聞きました。ありがとうございます。
こんばんは。
すごい絶景、言葉には表せないくらい美しい写真ばかりで、楽しませていただきました。
残雪期の北アルプス、最高ですね
私も早く槍行ってみたいなぁ・・・
この時期に槍に登れるなんて!
凄いの一言です!
早く行きたいな〜!
雪が完全にとけたらですが
槍ヶ岳ワイン?
槍ヶ岳山荘で入手ですか?
fall
残雪期の槍、お天気さえ良ければ最高に楽しめる場所です。
来季は是非ご計画されると宜しいかと思います。
きっと素晴らしい眺望が待っていることでしょう。
前週のリベンジが叶いました。
ただ、天使の囁きがあったお蔭です、ホントは五竜の予定だったのですから。
行きたい山に、行きたい時に行けるのが最高ですね。
hagureさんのご指摘の通り、私もあと10年後にどのような状況になっている分かりません。
100名山には全くこだわっていませんが、体が動く内に色んな山に挑戦したいと思っています。
今後、諸事ご指導の程、宜しくお願いします。
お陰様でいきなりのリベンジが叶いました。
昨年も同時期に行ってきましたが、何度行っても感動は変わりません。
槍のテン場にjpさんのブルーの tipi をおっ立てるとさぞや気分がいいでしょうね!
アプローチの長さ、kanemaruさんのお好みではないでしょうが、
この眺望、全ての苦労が報われます。
是非とも一度・・・・!
今週末、楽しんできて下さい!
南岳新道はまだちょっと早すぎます。
今のところお天気もまずまずのようですから
レコ、楽しみにしてます。
笠ヶ岳、カッコいいですよね。
でも残雪期でも笠新道からはかなり難しそうです。
私も、いつか行けるような体力と技術が備わるといいのですが・・・。
日焼け、よくぞ聞いて下さいました!
初日の歩き始めが霧雨だった為、何も対策をしなかった私は見事に火傷状態。
先月の唐松で顔の皮がベロリと剥けたにも関わらず、
今回もまたやってしまいました。
おでこからボロボロとゴミの如く・・・、はぁ〜!
ぐるっと360度、素晴らしい眺望ですから、もし hariさんが行ったなら、
きっと写真撮りまくって前に進めないでしょう。
でも残雪期の槍、機会があれば是非とも訪れてみて欲しいです。
尾瀬テント泊、宜しくお願いします。
すっかりご無沙汰してます。
槍は無積雪期も勿論いいですが、天気さえ良ければ我々でも行ける残雪期が素晴らしいです。
機会があれば是非とも挑戦していただきたいと思います。
ワイン、その通りです、2,000円か、2,200円だった筈ですが、槍ヶ岳山荘で販売してます。
結構フル―ティーで女性には好まれると思います、私にはちょっと軽めでしたが。
noboさん、ittiさん、皆さま、お疲れさまでした。
リベンジ、おめでとうございます。
僕、来季は、槍で、決定です。
なんか、楽しそうで、うらやましいなー。
いつか、皆さんと本当にコラボしたいですよ。
美しい、景色と食事、僕も妄想で頂きました。
コメントありがとうございました。
ホント、機会作ってコラボしたいですね。
我々は仕事の関係で週末登山しか出来ないのですが
makasioさんと休みが合わないのが辛いですね。
もし週末の休みが取れそうな時がありましたらお知らせ下さい。
あ、それから来季の槍、残雪期に是非とも狙って下さいね。
こんばんは。
「リベンジっていうよりリターン」って、ほんとにそんな感じでした!!
前週は荒天だったので帰って来た、今回は好天だったので行って来たっていう
、(あれ、なんか当たり前の事言ってます??
BBCさん、笠を狙われていましたか?
雪の笠ヶ岳、ほんとに立派で、「聳え立っている」という感じでした。
なんだか屏風か衝立みたいでした(笑)
今晩はです〜〜^▽^
今回の写真は全部noborundaさんのなんです。
私のPC、容量が一杯になりつつあるようで。。。
GWからの写真、どんどん溜まっているのに、怖くて画像を取り込めてないのです
noborundaさんの写真、素敵ですよね
朝焼けのなんか本当に綺麗
残雪期の北アルプス、私もほんとに見れて良かったって思います。
hariさんとtamaoさんの奥穂も最高でしたね!!
来年のGWは北穂と奥穂で決まりだなっ!!と既に予定を決めています^^
お2人みたいな最高の山行きになるといいなあ〜〜
こんばんは〜〜
いやいやfall夫妻のファイトには敵いますまい
GW明けとはいえこんなに天気良いのに、あまりにも空いててちょっとびっくりしました。
「槍ヶ岳ワイン」はnoborundaさんにご馳走になりました
確かにフレッシュな印象でした^−^
槍に行かれるときは、いつも以上にスペシャルなお弁当だったりするのでしょうか
こんばんは、コメント有難うございます^▽^
この日は出来すぎなくらいの天気でした^−^
大人4人、ほんとにちょっとおかしなテンションになりつつあったように思います^^
makasioさんは平日がお休みなのですね??
いつか御一緒致しましょう
成せばなる!!です^▽^
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