飯豊連峰縦走(弥平四郎から飯豊温泉へ)
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- GPS
- 24:00
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 2,576m
- 下り
- 2,849m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 9:40
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:43
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 7:38
天候 | 30日:晴のち曇、31日:霧、1日:霧・強風のち晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)飯豊山荘→小国駅(小国町営バス)、⇒〈JR米坂線〉⇒米沢駅⇒〈山形新幹線〉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
初日の疣岩山までの長い登りのあと三国岳を越え、本山小屋までアップダウンが続く。さらに今回は登りで暑さが加わり体力消耗を強いられた。途中にハシゴや岩場はあるが、それほどの危険箇所ではない。 中間部の稜線は全体に穏やかで余裕を持って歩ける道だが、今回はガスの中、新潟側は風速10m程度の強風が吹き、そうはいかなかった。 下山ルートの梶川尾根は湯沢峰からは最後の急な下りが鬼門と云える。 コース全体では適度に道標が整備され、各所に有人避難小屋が配置されており安心できる。 |
その他周辺情報 | 飯豊山荘に日帰温泉(\500) |
写真
感想
7月も終わりになってから長かった梅雨が開けるとあって昨年の朝日連峰に続き、もう一つの東北の縦走路、飯豊連峰にでかけることにした。
ルートは南(弥平四郎)から北上コースを選択、下山口に温泉(飯豊温泉)があるというのが理由だ。
【弥平四郎〜本山小屋】
前日に弥平四郎の宿(大阪屋)に入り、早朝、宿の送迎で登山口に向かう。登山口からは一ノ越直登コースと沢沿いコースがあるが、宿のご主人から沢沿いコースが通行可能との情報を得てそれを選択する。直登コースの急登を嫌っての判断だ。しかし沢沿いコースもダラダラとした長い登りに湿気が多くて暑さが半端でなく、ゲンナリ状態で水場に到達してようやく一息ついた。
稜線にでると暑さも和らぎ、次々とアップダウンが連続するが安定して歩けるが、高度を上げるにつれ、天気は曇り空一色で展望は冴えない。
しかし、それを補って余りあるのはお花たち、次々と現れる花々に疲れを忘れさせる。
今宵の宿は飯豊山の双耳峰の一つにある本山小屋。着くとツアー客があって満員で予約が必要とか。でも管理人さんが乾燥室を個室にしていただき、むしろ一般室よりも快適に過ごせた。
【本山小屋〜梅花皮小屋】
翌朝になっても天候は良くならず、ガスの中で強風が吹きすさぶ状態だ。この日はほぼ1日この状態で展望はゼロ。御西小屋では一層ひどくなり、展望が望めないことから大日岳へのピストンは断念することにした。
この日のハイライトはやはり花々、霧の中に浮かび上がる宝石を散りばめたような幻想的な風景は素晴らしい。
次々と花の種類が変化して現れるお花畑は飽きることはない。質量とも日本でも一二を争う充実ぶりだ。そしてぜひ見たかった飯豊固有種のイイデリンドウ、複数の箇所でそれを見れたのも大きい。
山中2日目は梅花皮小屋、大日岳をパスしたので昼過ぎに着きその日はゆったりと過ごす。この小屋は何と水洗トイレ、小屋の造りもしっかりしていて快適に過ごせる。
【梅花皮小屋〜飯豊温泉】
3日目の朝は今までと違い、風は相変わらず強いが日の出が見える。雲海や周辺山々の展望がきく。期待して北ノ俣岳に向かった。しかし頂上付近ではガスの中、風も強い。しばらく様子見で飯豊山の展望をと思ったが、状況は変わらず次に向かう。
稜線上は風は強いが新潟側はときよりガスが晴れてかすかに日本海が見える。
飯豊主稜線から梶川尾根に入ると風はやみ、高度が下がるにつれガスが消え、展望がきくようになる。
見たいのはまず世界百名瀑の梅花皮滝、2箇所の展望所があるが、肝心の「滝見台」からは松が視界を遮っている。何ということだ。ただ石転び雪渓はきっちり見える。
もう一つは飯豊山の稜線、ようやく最後になって確認できて何とか帳尻合せができた感じだ。
最後に飯豊山荘で温泉に浸かり、飯豊の花の山旅を終えた。
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