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Yamareco

記録ID: 216178
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

【ハイマツ漕ぎと雨のバリルート】奥聖岳・聖岳(椹島⇒聖岳東尾根⇒聖岳⇒聖沢登山口)

2012年08月12日(日) ~ 2012年08月14日(火)
 - 拍手
ちろる その他1人
GPS
78:30
距離
43.7km
登り
3,464m
下り
3,704m

コースタイム

■計画案■
<1日目>
移動
<2日目>
椹島⇒聖岳東尾根⇒奥聖岳⇒聖岳⇒聖平小屋 ※テント泊
<3日目>
6:00聖平小屋⇒(3:00)⇒9:00茶臼小屋 ※テント泊
<4日目>
5:00茶臼小屋⇒(1:00)⇒6:00希望峰⇒(0:30)⇒6:30仁田岳ピストン
6:30希望峰⇒(1:10)⇒7:40易老岳⇒(2:15)⇒9:55光岳
10:30光岳⇒(2:05)⇒12:35易老岳⇒(2:35)⇒15:10茶臼小屋 
※テント連泊のため空身でピストン
<5日目>
5:00茶臼小屋⇒(3:40)⇒8:40畑薙大吊橋
8:40畑薙大吊橋⇒(2:00)⇒10:40白樺荘
※白樺荘で入浴

12:34白樺荘⇒井川地区自主運行バス⇒13:31井川駅
13:46井川駅⇒大井川鉄道⇒東海道新幹線⇒自宅
※予備日が1日あるので、臨機応変に行程を割り振るつもり。
※2日目(13日)の天候が悪いようなら、1日行程をスライドさせるか、一般ルートの聖岳登山口からの入山へ変更。

■実際のコースタイム■
<1日目>移動日
自宅⇒椹島 ※素泊 
<2日目>
4:05椹島⇒4:40聖岳東尾根取付4:50⇒5:05中電鉄塔5:15⇒8:30ジャンクションピーク8:40⇒10:05白蓬の頭10:30⇒13:08奥聖岳⇒13:30聖岳⇒15:10聖平小屋 ※素泊
 行動時間:11時間05分 ※休憩含む
<3日目>
8:45聖平小屋⇒9:35岩頭展望台⇒11:00架線小屋跡11:10⇒11:30聖沢吊橋11:40⇒12:57聖沢登山口
 行動時間:4時間12分 ※休憩含む

※計画では4泊5日で聖岳東尾根から光岳まで縦走する予定でしたが、13日夜から14日朝方にかけて土砂降りだった為2泊3日で途中下山しました。

 
天候 1日目:8月12日 晴れ⇒曇り
2日目:8月13日 晴れ⇒雨⇒土砂降り
3日目:8月14日 土砂降り⇒下界は晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
<往路>
東京9:03⇒ひかり⇒10:06静岡……5670円
静岡11:00⇒森番ツアーバス⇒13:45畑薙第一ダム……6000円
14:00畑薙第一ダム⇒東海フォレスト送迎バス⇒15:00椹島……3000円
※東海フォレスト送迎バスの3000円は、グループ山小屋での宿泊代に充てることが出来ます。

<復路>
13:10聖沢登山口⇒井川観光バス⇒14:10白樺荘
14:38白樺荘⇒井川地区自主運行バス⇒15:39井川駅……700円
15:57井川駅⇒南アルプスあぷとライン⇒17:30千頭
18:01千頭⇒大井川鐵道⇒19:12金谷……3090円
19:19金谷⇒東海道線⇒20:00静岡……570円
20:37静岡⇒東海道新幹線ひかり⇒21:40東京……5670円
※今回は聖平小屋に泊まったので、井川観光バスに乗れました。
 
交通費合計:24700円/人

※南アルプスあぷとラインは8月13日の大雨による土砂崩れの恐れがあるため、奥泉駅〜千頭間は代行バスによる振替輸送でした。

森番ツアーバス
http://plaza.across.or.jp/~nobitaki/index.html
椹島ロッジ送迎バス
http://www.t-forest.com/alps/bus_sawara.html
井川観光協会バス 
http://ikawa.ooi-alps.jp/aspsrv/asp_news/news.asp?DATE=20120707&ID=227
井川地区自主運行バス
http://www.city.shizuoka.jp/deps/kotu/ikawa.htm
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト■
・聖沢登山口にあります。
・今回は椹島ロッジへの送迎バスに乗る際に、係員さんがいる登山届提出所が設営されていて、そこで記入を求められました。

■コース状況■
<コースに関する個人的感想>
・今回登りに使った聖岳東尾根は冬季ルートとして使われているようです。
 バリルートとしては踏み跡がしっかりしている方ですが、それでも迷いやすい箇所があります。
 ロッジの方の話だと下りは迷いやすいそうなので、この尾根は登りに使った方が良さそうです。
・このルートは水場は一切ありません!!夏場は要注意です!
・普段歩く人が少ないせいか登山道はクモの巣だらけ。先行する人は棒などで蜘蛛の巣を払いながら歩かなければ顔面蜘蛛の巣まみれになります。
 
<椹島〜聖岳東尾根取り付き>
・東尾根の取り付きは、椹島から聖沢登山口方面へ約30分歩いたところ(赤石沢橋を渡った先)にあります。
椹島ロッジの方の話によると「電柱の脇に大きな石があり、道の反対側にコンクリートの基礎があるところ」
今回自分的に調べた目印は『電柱番号225』『中部電力鉄塔巡視路No.28』の標識のある所を探していけば間違いないと思います。
そこを入っていけば踏み跡があるので、ルートはすぐに分かると思います。

<聖岳東尾根 取り付き〜ジャンクションピーク>
・取り付きから中部電力の鉄塔までは樹林の中の急登をジグザグに登ります。
 踏み跡はしっかりしているので迷うことは無いと思います。
・鉄塔から先はしばらく直登したのち、再び樹林の中のジグザグ登りになります。
 ここのつづら折りは踏み跡多数でとても迷いやすいです。
 木の幹にペンキマークが付いているので、それを目印にルートを見つけることができますが濃霧の時はロストしやすいので注意!(赤ペンキは基本つづら折りの折り返し地点に付いてます)
 基本的にはジグザグにルートを取った方が良いです。無理に直登したりトラバースすると足下が腐葉土質でズルズル滑りやすいので、無駄に体力を消耗します。
・つづら折りを過ぎて1550m付近の尾根道へ一旦出ると、それ以降はしばらく踏み跡もしっかりしてくるので道迷いの心配も無くなります。
・それまで登りっぱなしだった道を下り、再び登り返すとジャンクションピークです。ここまで結構時間がかかるので、気付かずに通り過ぎたかと思った。

<ジャンクションピーク〜白蓬の頭>
・ラジオラリアの赤石や倒木が散らばる苔むした道を登ります。
 道は悪いですが、踏み跡はしっかりあります。
・高山植物のお花畑の斜面ををトラバースする箇所が何カ所かありますが、こういった場所は足下が滑りやすい(崩れやすい)ので注意。

<白蓬の頭〜奥聖岳>
・白蓬の頭は踏み跡から右手を少し逸れた場所にあります。
・白蓬の頭を過ぎてもしばらくの間は樹林帯歩き。樹林帯を少し下っていくと赤ペンキマークが途切れて道がわかりにくい場所があります。薄い踏み跡を辿りつつもなんとか本線に戻れましたが注意です。
・森林限界を超えるとひたすら藪漕ぎならぬハイマツ漕ぎが始まります。
 足下が見えない程びっしりと生い茂ったハイマツを漕いでいくのはかなり疲れます。また枝が太いのでその抵抗力はハンパないです!(ガス・朝露・雨の時は非常に濡れるので万全の体勢を!)
・ハイマツ帯を過ぎると痩せ尾根を歩きます。ハイマツの根に足を引っかけないよう注意。
・ザレ場のトラバースを過ぎれば、奥聖岳はもうすぐ!
・草付きの小ルンゼを登って奥聖岳山頂へ到着ですが、ここは急斜面へ足場もズルズル滑りがちなので、三点支持で慎重に登ります。
※要するに、個人的に一番辛かった場所がハイマツ漕ぎで、一番緊張した場所が最後の草付きルンゼの登りです。
 ザレ場のトラバースがヤバイという話を聞いていたが、そこは全然たいしたこと無かった。(多分人それぞれの主観で変わると思う)
 
<奥聖岳〜聖岳>
・ちょっとだけ岩場がありますが、途中にお花畑があったりと気持ちの良い稜線歩きです。危険な場所はありません。 

<聖岳〜聖平小屋>
・山頂からしばらくは、滑りやすいザレ場をジグザグに下ります。地図上には危険マークがありますが、気をつければそれほど危なくないと思います。
・小聖岳付近は崩壊地脇の痩せ尾根をくだりますが、ここも気をつければ大丈夫でしょう。
・森林限界を過ぎれば危険な箇所はありません。

<聖平小屋〜聖沢登山口>
・意外とアップダウンのある道です。
・雨の後は登山道が水たまりになって歩きにくいのであまりCTが稼げません。時間に余裕を持った方が良いでしょう。
・ルート上に吊橋や木の橋などがあるので、濡れているときはスリップ注意。


■水場・トイレ■
・椹島
 水…ロッジの受付前・ロッジ内水道・自炊棟に飲料用水道あります
 トイレは水洗で下界と変わりません
 ※登山小屋に素泊・テント泊の場合は、自炊棟にある水場とトイレを使用
・小聖岳の水場
 前回も今回も濃霧のため確認できませんでした(一体どこにあるの?)
・聖平小屋
 水…小屋の前に水場があります。テント場にもあります。
 トイレはテント場から1分ほど離れた場所に水洗のキレイなトイレがあります
 ※小屋内にトイレが無いので、小屋泊もテン場先のトイレを使用します。
  (小屋で傘は貸してくれますが雨の日は大変です) 
※聖岳東尾根には一切水場がありません!
 行動時間が長いので水はしっかり補給した方が良いです。特に夏場は注意!
※今回ビバークも考えて水4.5リットル(2人分)担ぎ上げましたが、天気が悪かったせいか、2リットルしか使用しませんでした。(2.5リットル歩荷してしまった)

<今回の宿泊地>
■椹島登山小屋■…1泊2食8000円・素泊4000円・テント1000円(入浴料込み)
         夕食1700円・朝食800円・寝具500円
・食事付きは椹島ロッジ・素泊まりは登山小屋への宿泊になります。
 今回は送迎バス代として3000円支払っているので、それを差し引くとテント泊の料金と変わらない為、登山小屋へ素泊することにしました。(雨が降りそう&翌朝早発ちでテント撤収が大変そうだったため)
・登山小屋は30名程のキャパですが、この日は2組4人のみだったので広々と使えて良かったです
・炊事場・トイレは少し離れていますが、とてもキレイで使いやすい。
 早発ちの際には炊事場までザックを運んでそこでパッキングが出来たので、とても便利だった。※24時間電気使用可。虫除けの扉まで付いている。

■聖平小屋■…1泊2食付き8000円・素泊4000円・寝具1000円
・受付時にウェルカムドリンク(?)としてフルーツポンチのサービスがありました。
 疲れた体にうれしいサービスでした(3年前に来た時は静岡茶とクッキーのサービスだった)
・素泊まりは冬季小屋を利用 
 素泊部屋にはストーブが無くて寒かった
・因みに乾燥室は無し。食事付きの部屋にストーブがあるのでその上に吊しておくだけ
・外に炊事場があるが、小屋内でも炊事可能(その際にはコンロ台を使用する)
・小屋泊でも外トイレを使用するので雨の日は面倒。

※この山行後、足がダニ刺されで酷いことになった。多分どちらかの小屋にいますね。きっと…

---------------------------------------------------------------
<参考HP>
井川情報ステーション
http://ikawa.ooi-alps.jp/main.asp
東海フォレスト登山情報
http://www.t-forest.com/alps/index.html
白樺荘
http://www.ja-shizuoka.or.jp/shizuoka/topics/onsen/onsen9.htm
聖平小屋
http://plaza.dws.ne.jp/~harakenhijiri224/index.html
県営光小屋HP
http://homepage3.nifty.com/alps2591/
静岡市HP(南アルプスの山小屋情報)
http://www.city.shizuoka.jp/deps/kanko/kankou_alpus_yamagoya.html
南アルプスライブカメラ(牛首峠からの赤石岳)
http://m-alps-live.jp/
ハイランドしらびそライブカメラ
http://www.iidacable.tv/net/livecam-shirabiso.htm
【9:03 東京出発】
「夜行バスにはもう飽きた。眠れないしイヤだ」という相方のリクエストで、今回は新幹線で移動。
←新幹線から見えた富士山
(煙突がぁ〜…高速移動中なのでシャッターチャンスが難しいんです!!)
【9:03 東京出発】
「夜行バスにはもう飽きた。眠れないしイヤだ」という相方のリクエストで、今回は新幹線で移動。
←新幹線から見えた富士山
(煙突がぁ〜…高速移動中なのでシャッターチャンスが難しいんです!!)
【10:06 静岡到着】
静岡に到着すると予想外に良いお天気になっていた!(天気予報では雨マークだった)
←静岡駅のロータリー
 今回利用した森番ツアーバスの集合場所は、写真右側の屋根がある辺り
【10:06 静岡到着】
静岡に到着すると予想外に良いお天気になっていた!(天気予報では雨マークだった)
←静岡駅のロータリー
 今回利用した森番ツアーバスの集合場所は、写真右側の屋根がある辺り
【11:00 静岡出発】
静岡駅でお昼ご飯を食べてからツアーバスに乗り込み、11:00に出発!
ツアーバスといっても9人乗りのワゴン車。今回は7名搭乗で畑薙第一ダムへと向かった。
←車窓からみえた茶畑
【11:00 静岡出発】
静岡駅でお昼ご飯を食べてからツアーバスに乗り込み、11:00に出発!
ツアーバスといっても9人乗りのワゴン車。今回は7名搭乗で畑薙第一ダムへと向かった。
←車窓からみえた茶畑
途中、玉川キャンプ場と井川ダムでトイレ休憩あり
←井川ダム
 ここではツアー添乗員の方から冷たい静岡茶のサービスがあった。
途中、玉川キャンプ場と井川ダムでトイレ休憩あり
←井川ダム
 ここではツアー添乗員の方から冷たい静岡茶のサービスがあった。
【15:00 椹島到着】
途中、東海フォレストの送迎バスに乗り換えて椹島に到着。
本当はテント泊する予定だったが、雨も降りそうだし送迎バス代3000円を引くとテント泊と料金も変わらないので、素泊まりにすることにした。
←素泊まり用の登山小屋
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【15:00 椹島到着】
途中、東海フォレストの送迎バスに乗り換えて椹島に到着。
本当はテント泊する予定だったが、雨も降りそうだし送迎バス代3000円を引くとテント泊と料金も変わらないので、素泊まりにすることにした。
←素泊まり用の登山小屋
←登山小屋の内部
この日は2組4名だけなので広く使えて快適♪
ちょっと古いけど全然OK!
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←登山小屋の内部
この日は2組4名だけなので広く使えて快適♪
ちょっと古いけど全然OK!
←登山小屋の近くにはコインロッカー
 夜も電気が付いているので明るい
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←登山小屋の近くにはコインロッカー
 夜も電気が付いているので明るい
←椹島の外トイレ
 ここも24時間電気が付きます。水洗でとてもキレイ
 女性にはとても助かるサービスです
←椹島の外トイレ
 ここも24時間電気が付きます。水洗でとてもキレイ
 女性にはとても助かるサービスです
←トイレと同じ棟には自炊場もあります。
 奥の洗面所には鏡もついていて、朝の身支度には便利。
 凄くキレイでホテルの洗面所みたいでした。
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←トイレと同じ棟には自炊場もあります。
 奥の洗面所には鏡もついていて、朝の身支度には便利。
 凄くキレイでホテルの洗面所みたいでした。
←自炊場の隣には食事用のテーブル。ここも24時間電気が付くので便利。
 今回3:00起床の4:00出発だったので、ここでパッキングしたり朝食を食べたりできたので大変助かりました。
 現在自販機故障中ですが、ビールも売っているので便利だろうな〜
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←自炊場の隣には食事用のテーブル。ここも24時間電気が付くので便利。
 今回3:00起床の4:00出発だったので、ここでパッキングしたり朝食を食べたりできたので大変助かりました。
 現在自販機故障中ですが、ビールも売っているので便利だろうな〜
←いつか泊まりたいと思っていた椹島のテン場
 本当にいい雰囲気なので、ここのベンチで日が暮れるまでビールを飲んでいた。(途中パラパラと雨が降ってきたが…)
←いつか泊まりたいと思っていた椹島のテン場
 本当にいい雰囲気なので、ここのベンチで日が暮れるまでビールを飲んでいた。(途中パラパラと雨が降ってきたが…)
←椹島ロッヂ(左側に浴室がある)
 入浴は16:00〜19:00の間
 今回は天気予報が最悪だったせいか、お盆の割に空いていてお風呂もほぼ貸し切りだった。
←椹島ロッヂ(左側に浴室がある)
 入浴は16:00〜19:00の間
 今回は天気予報が最悪だったせいか、お盆の割に空いていてお風呂もほぼ貸し切りだった。
←ロッヂの玄関にはジュースやビール、たばこの自販機まである
←ロッヂの玄関にはジュースやビール、たばこの自販機まである
【2日目4:05 椹島出発〜4:40取り付き到着】
あまりよく眠れないまま3:00起床。自炊場で身支度を調えて4:05椹島を出発。
牛首峠までのショートカットもあるが、真っ暗で怖かったので遠回りながら車道を歩いて移動。それでも山から野生動物が出てきやしないかとヒヤヒヤ…今回のルートで一番怖かった。
←聖岳東尾根取り付き全体図
トラカバーの付いた架線と、奥に見える黄色い旗のような標識が目印
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【2日目4:05 椹島出発〜4:40取り付き到着】
あまりよく眠れないまま3:00起床。自炊場で身支度を調えて4:05椹島を出発。
牛首峠までのショートカットもあるが、真っ暗で怖かったので遠回りながら車道を歩いて移動。それでも山から野生動物が出てきやしないかとヒヤヒヤ…今回のルートで一番怖かった。
←聖岳東尾根取り付き全体図
トラカバーの付いた架線と、奥に見える黄色い旗のような標識が目印
取り付き入り口には、脇に石が置いてある電柱が立っている。
この道路沿いの電柱には番号が振ってあり、225番の電柱のところが取り付き。
取り付き入り口には、脇に石が置いてある電柱が立っている。
この道路沿いの電柱には番号が振ってあり、225番の電柱のところが取り付き。
←上の写真にある黄色い旗のような標識のアップ
中部電力の巡視路を示す標識でN0.28と書いてある
この2つの番号さえ覚えておけば取り付きはすぐ分かると思う。
そして取り付きが分かれば踏み跡もしっかりあるので、鉄塔までは迷わないと思う。
←上の写真にある黄色い旗のような標識のアップ
中部電力の巡視路を示す標識でN0.28と書いてある
この2つの番号さえ覚えておけば取り付きはすぐ分かると思う。
そして取り付きが分かれば踏み跡もしっかりあるので、鉄塔までは迷わないと思う。
【4:50 取り付き出発】
少し明るくなるのを待ってから取り付きを出発。
先ずは鬱蒼とした樹林帯の急登をつづら折りに登っていく。
この辺りは踏み跡もしっかりとして所々整備もされているようなので、急登ながらも登りやすかった。
←登っているうちに空が明るくなってきた。
【4:50 取り付き出発】
少し明るくなるのを待ってから取り付きを出発。
先ずは鬱蒼とした樹林帯の急登をつづら折りに登っていく。
この辺りは踏み跡もしっかりとして所々整備もされているようなので、急登ながらも登りやすかった。
←登っているうちに空が明るくなってきた。
【5:05 鉄塔到着】
15分ほど登って鉄塔到着。かなりの急登で一気に標高を稼いだので、短時間ながらも汗をかいてしまった。
【5:05 鉄塔到着】
15分ほど登って鉄塔到着。かなりの急登で一気に標高を稼いだので、短時間ながらも汗をかいてしまった。
【5:15 鉄塔出発】
10分休憩して出発。
ここからしばらく直登した後、踏み跡は再びジグザグのつづら折りに…
←樹林帯の中には所々赤いペンキマークがあるのでそれを辿っていく。
【5:15 鉄塔出発】
10分休憩して出発。
ここからしばらく直登した後、踏み跡は再びジグザグのつづら折りに…
←樹林帯の中には所々赤いペンキマークがあるのでそれを辿っていく。
しかしここのつづら折りが曲者だった!
広い斜面にはあちこち踏み跡が錯綜…しっかりとした踏み跡を辿っていたと思ったら、いつのまにか本ルートを外れてズルズルの獣道!?
慌てて赤ペンキを探して本ルートへ復帰しようとすると滑りやすい腐葉土の斜面を直登しなければならず、それが意外と体力を消耗させた。
赤ペンキも凄く遠くにつけられていたりするので、ガスで視界が悪いときには一度踏み跡をロストすると軌道修正も不可能かもしれない…そう思うとここは危険だなと思った。
しかしここのつづら折りが曲者だった!
広い斜面にはあちこち踏み跡が錯綜…しっかりとした踏み跡を辿っていたと思ったら、いつのまにか本ルートを外れてズルズルの獣道!?
慌てて赤ペンキを探して本ルートへ復帰しようとすると滑りやすい腐葉土の斜面を直登しなければならず、それが意外と体力を消耗させた。
赤ペンキも凄く遠くにつけられていたりするので、ガスで視界が悪いときには一度踏み跡をロストすると軌道修正も不可能かもしれない…そう思うとここは危険だなと思った。
【6:15頃】
1時間ほど踏み跡探しに苦労して、やっと尾根道らしい場所に到着(多分標高1550m付近)
ここからは踏み跡もしっかりとしてきてちょっと一安心!
【6:15頃】
1時間ほど踏み跡探しに苦労して、やっと尾根道らしい場所に到着(多分標高1550m付近)
ここからは踏み跡もしっかりとしてきてちょっと一安心!
←漸くマーキングも踏み跡もしっかりしてきた
←漸くマーキングも踏み跡もしっかりしてきた
樹林帯を黙々とジグザグに登っていくと、頭上から見下ろす何者かの気配に気がついた!
←ニホンカモシカだ!!
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樹林帯を黙々とジグザグに登っていくと、頭上から見下ろす何者かの気配に気がついた!
←ニホンカモシカだ!!
←しかも逃げない!!
これから通行する踏み跡上にいらっしゃるので非常に困ったが、しばらく見ていると静かにそこを去って行った。
←しかも逃げない!!
これから通行する踏み跡上にいらっしゃるので非常に困ったが、しばらく見ていると静かにそこを去って行った。
その後も代わり映えのしない樹林帯の中を登っていきます。
その後も代わり映えのしない樹林帯の中を登っていきます。
【7:45頃】
1550mの尾根に出てから1時間半も登っていくと、ちょっと荒れた雰囲気に…
【7:45頃】
1550mの尾根に出てから1時間半も登っていくと、ちょっと荒れた雰囲気に…
【8:10頃】
そして今まで登り一辺倒だった道が下り気味になるとジャンクションピークは近い。
←鞍部にはビバーク可能地あり。
【8:10頃】
そして今まで登り一辺倒だった道が下り気味になるとジャンクションピークは近い。
←鞍部にはビバーク可能地あり。
←鞍部からはジャンクションピークへ向けての登り返しが始まり…
←鞍部からはジャンクションピークへ向けての登り返しが始まり…
【8:30 ジャンクションピーク到着】
鉄塔から3時間15分でジャンクションピークに到着!
思ったよりも距離&時間があったなぁ〜という印象。気付かずに通過してしまったかと思ってたよ。
←こちらへ進むと、聖沢登山道の出会所小屋跡へ行くようです。
【8:30 ジャンクションピーク到着】
鉄塔から3時間15分でジャンクションピークに到着!
思ったよりも距離&時間があったなぁ〜という印象。気付かずに通過してしまったかと思ってたよ。
←こちらへ進むと、聖沢登山道の出会所小屋跡へ行くようです。
←そしてそのまま直進すると白蓬の頭 
 今回はこちらへ進みます。
←そしてそのまま直進すると白蓬の頭 
 今回はこちらへ進みます。
【8:40 ジャンクションピーク出発】
10分程休憩してジャンクションピークを出発。
早朝には眩しい朝日を放射していた太陽も、この頃にはすっかり姿を消して不安定な空模様に変わっていた。
【8:40 ジャンクションピーク出発】
10分程休憩してジャンクションピークを出発。
早朝には眩しい朝日を放射していた太陽も、この頃にはすっかり姿を消して不安定な空模様に変わっていた。
←ジャンクションピークを過ぎると、だんだんと樹木の幹も細くなり、倒木が多くなって荒廃した雰囲気になってきた。
←ジャンクションピークを過ぎると、だんだんと樹木の幹も細くなり、倒木が多くなって荒廃した雰囲気になってきた。
←足下には赤い石(ラジオラリア)が散乱し、その上を苔が覆い尽くすという南アルプス南部特有のムード満々!
←足下には赤い石(ラジオラリア)が散乱し、その上を苔が覆い尽くすという南アルプス南部特有のムード満々!
←遠くに見えたラジオラリアの巨岩
←遠くに見えたラジオラリアの巨岩
標高が上がったのか、この辺りから高山植物のお花畑もあちこちに点在するようになってきた。
標高が上がったのか、この辺りから高山植物のお花畑もあちこちに点在するようになってきた。
【10:05 白蓬の頭到着】
ジャンクションピークから約1時間30分で、ラジオラリアの赤石が点在する白蓬の頭に到着!
ここからは赤石岳が目の前にドーン!と見えるはずだが、既に真っ白いガスに包まれていて何も見えなかった。
【10:05 白蓬の頭到着】
ジャンクションピークから約1時間30分で、ラジオラリアの赤石が点在する白蓬の頭に到着!
ここからは赤石岳が目の前にドーン!と見えるはずだが、既に真っ白いガスに包まれていて何も見えなかった。
しかし折角ここまで来たので、この展望地でザックを下ろし、行動食を食べたりして大休憩。
赤石岳方面から吹き付けてくる強風が冷たくて寒い…山頂の岩の陰に身を隠しながら寂しい休憩時間を過ごした。
←白蓬の頭の三角点
しかし折角ここまで来たので、この展望地でザックを下ろし、行動食を食べたりして大休憩。
赤石岳方面から吹き付けてくる強風が冷たくて寒い…山頂の岩の陰に身を隠しながら寂しい休憩時間を過ごした。
←白蓬の頭の三角点
【10:30 白蓬の頭出発】
30分近く休憩して出発。
←白蓬の頭を下った樹林帯の中にビバーク適地有り
白蓬の頭からしばらくは樹林帯歩き…途中突然赤ペンキマークが途切れて道をロストする場面があったが、慎重に辺りを探り何とか本ルートに復帰することが出来た。
【10:30 白蓬の頭出発】
30分近く休憩して出発。
←白蓬の頭を下った樹林帯の中にビバーク適地有り
白蓬の頭からしばらくは樹林帯歩き…途中突然赤ペンキマークが途切れて道をロストする場面があったが、慎重に辺りを探り何とか本ルートに復帰することが出来た。
【11:00頃】
そんな樹林帯を30分も歩くと、道は次第に拓けてきて、いよいよハイマツ帯に突入した。
そしてこの頃からとうとう雨が降り始めた…もう最悪…
←初めはこんな足下が見える状態
【11:00頃】
そんな樹林帯を30分も歩くと、道は次第に拓けてきて、いよいよハイマツ帯に突入した。
そしてこの頃からとうとう雨が降り始めた…もう最悪…
←初めはこんな足下が見える状態
しかしすぐに辺りはハイマツがビッシリと生い茂る状態になり、足下は見えないわ、かき分けるのに非常に力を要するようになるわ、何よりも雨が降り出してきて全身びしょ濡れになるわでかなり体力を消耗した。
←永遠に続くかと思われたハイマツの海
※道が全く見えませんが、このハイマツを漕ぎながら山頂を目指します。
しかしすぐに辺りはハイマツがビッシリと生い茂る状態になり、足下は見えないわ、かき分けるのに非常に力を要するようになるわ、何よりも雨が降り出してきて全身びしょ濡れになるわでかなり体力を消耗した。
←永遠に続くかと思われたハイマツの海
※道が全く見えませんが、このハイマツを漕ぎながら山頂を目指します。
←ハイマツ帯の途中で唯一見つけた休憩場所
 ここでレインウエアを装着したりしていったん体勢を整えた。
 今は雨だけなので何とかなるが、これから午後になり雷が鳴り出したらどうしよう…ずっと不安だったが、万一の時にはここに引き返してビバークしようと心に決めた。
←ハイマツ帯の途中で唯一見つけた休憩場所
 ここでレインウエアを装着したりしていったん体勢を整えた。
 今は雨だけなので何とかなるが、これから午後になり雷が鳴り出したらどうしよう…ずっと不安だったが、万一の時にはここに引き返してビバークしようと心に決めた。
【12:30頃】
永遠に続くかに思えたハイマツ帯を約1時間30分かけて漕ぎ分けて登っていくと、ついに痩せ尾根の上へ出た!これでハイマツ漕ぎも終了!
【12:30頃】
永遠に続くかに思えたハイマツ帯を約1時間30分かけて漕ぎ分けて登っていくと、ついに痩せ尾根の上へ出た!これでハイマツ漕ぎも終了!
しかし森林限界を過ぎたことで、先ほどから降り出してきた雨と強風に晒されることになり、急速に体温が奪われていった。
しかし森林限界を過ぎたことで、先ほどから降り出してきた雨と強風に晒されることになり、急速に体温が奪われていった。
【12:45頃】
そして奥聖岳山頂直下のザレ場をトラバース
事前にここのトラバースが怖いという話を聞いていたが、距離も短いし思ったほどでは無かった。
【12:45頃】
そして奥聖岳山頂直下のザレ場をトラバース
事前にここのトラバースが怖いという話を聞いていたが、距離も短いし思ったほどでは無かった。
ザレ場を通過すると、すぐにルンゼ状の地形になり草付きの直登が始まる。
斜度のキツい登りで足下もズルズルと滑りやすいので、気を抜けば一気に滑り落ちてしまいそうで一瞬たりとも気が抜けない。
意外と一番緊張した場面かもしれない。
ザレ場を通過すると、すぐにルンゼ状の地形になり草付きの直登が始まる。
斜度のキツい登りで足下もズルズルと滑りやすいので、気を抜けば一気に滑り落ちてしまいそうで一瞬たりとも気が抜けない。
意外と一番緊張した場面かもしれない。
【13:08 奥聖岳通過】
そんな急登を登り切ると、頭上にケルンが見えて奥聖岳に到着!
ここまで雷の恐怖と戦ってきたのでやっと一安心。ここから先の道は一度歩いたことがあるので勝手も知っている。
今まで先の見えない不安と戦ってきたので、ここで一気に気が楽になった気がした。
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【13:08 奥聖岳通過】
そんな急登を登り切ると、頭上にケルンが見えて奥聖岳に到着!
ここまで雷の恐怖と戦ってきたのでやっと一安心。ここから先の道は一度歩いたことがあるので勝手も知っている。
今まで先の見えない不安と戦ってきたので、ここで一気に気が楽になった気がした。
←奥聖岳から聖岳は多少アップダウンはあるものの、散歩気分で歩ける尾根歩き。
チングルマのお花畑もあったりして、晴れていたら最高の気分なんだろうな…
←奥聖岳から聖岳は多少アップダウンはあるものの、散歩気分で歩ける尾根歩き。
チングルマのお花畑もあったりして、晴れていたら最高の気分なんだろうな…
【13:30 聖岳通過】
奥聖岳から20分位で誰もいない聖岳に到着!
←カメラのレンズにも雨粒が叩き付けてくる
そして登頂の喜びに浸る余裕も無く一目散に下山。
ここからはしばらくザレ地をジグザグに下っていくが、下から吹き上がってくる風が物凄く強くて、濡れた体から体温と体力をどんどんと奪っていった。
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【13:30 聖岳通過】
奥聖岳から20分位で誰もいない聖岳に到着!
←カメラのレンズにも雨粒が叩き付けてくる
そして登頂の喜びに浸る余裕も無く一目散に下山。
ここからはしばらくザレ地をジグザグに下っていくが、下から吹き上がってくる風が物凄く強くて、濡れた体から体温と体力をどんどんと奪っていった。
【14:09 小聖岳通過】
そんなわけで、ザレ地のジグザグ道も、その後の痩せ尾根地帯も黙々と足早に下ってきて、小聖岳を通過。
【14:09 小聖岳通過】
そんなわけで、ザレ地のジグザグ道も、その後の痩せ尾根地帯も黙々と足早に下ってきて、小聖岳を通過。
そして小聖岳を通過してしばらくすると、ようやく森林限界へと突入!
吹き付けてくる強風からやっと逃れることが出来て一息つくことが出来た。
そうして辺りを見回してみると、マルバダケブキのお花畑…本当に天国かと思ったw
そして小聖岳を通過してしばらくすると、ようやく森林限界へと突入!
吹き付けてくる強風からやっと逃れることが出来て一息つくことが出来た。
そうして辺りを見回してみると、マルバダケブキのお花畑…本当に天国かと思ったw
←マルバダケブキのアップ
←マルバダケブキのアップ
【14:48 薊畑通過】
そして薊畑を通過
【14:48 薊畑通過】
そして薊畑を通過
【15:05 聖平小屋と上河内岳方面との分岐通過】
聖岳から1時間30分で聖平小屋への分岐へようやく到着した。
ここを直進すれば上河内岳。
明日登る予定の道筋を見ながら「この天気で果たして登ることができるのか」と不安に思った。
【15:05 聖平小屋と上河内岳方面との分岐通過】
聖岳から1時間30分で聖平小屋への分岐へようやく到着した。
ここを直進すれば上河内岳。
明日登る予定の道筋を見ながら「この天気で果たして登ることができるのか」と不安に思った。
さて、分岐からは左手方向に90度方向転換して、今夜の宿泊地聖平小屋へと向かう。
←小屋までは木道が敷かれている
さて、分岐からは左手方向に90度方向転換して、今夜の宿泊地聖平小屋へと向かう。
←小屋までは木道が敷かれている
【15:10 聖平小屋 到着】
聖平小屋に着く頃には雨も小降りになっていたが、もう半分くらい魂が抜けていたので、この日はテント泊はやめて小屋に素泊まりで泊まることにした。
(真の目的は乾燥室で服や装備を乾かしたかった事と、井川観光バスの乗車資格をGETする事!これで縦走最終日畑薙大吊橋から白樺荘まで歩かなくて済む!※注)この時翌日撤退するとは思ってもいなかった)
【15:10 聖平小屋 到着】
聖平小屋に着く頃には雨も小降りになっていたが、もう半分くらい魂が抜けていたので、この日はテント泊はやめて小屋に素泊まりで泊まることにした。
(真の目的は乾燥室で服や装備を乾かしたかった事と、井川観光バスの乗車資格をGETする事!これで縦走最終日畑薙大吊橋から白樺荘まで歩かなくて済む!※注)この時翌日撤退するとは思ってもいなかった)
しかしこの夜、小屋のテレビで見た天気予報を見て気が変わった。
最後の希望だった15日の天気まで曇り/雨に変わってる。「多少雨に降られても茶臼から光岳のピストンをする15日の天気さえ良ければいいや」と思っていたのに…どうしよう…
←小屋前の温度は15℃…気温は高いが、雨で濡れているためもっと寒く感じた。
しかしこの夜、小屋のテレビで見た天気予報を見て気が変わった。
最後の希望だった15日の天気まで曇り/雨に変わってる。「多少雨に降られても茶臼から光岳のピストンをする15日の天気さえ良ければいいや」と思っていたのに…どうしよう…
←小屋前の温度は15℃…気温は高いが、雨で濡れているためもっと寒く感じた。
←素泊まり組の寝床、冬季小屋の様子
この日の宿泊は10名程で割と空いていた…2階部分は誰もいなかったので着替えとかするときに使えた。
(奥の土間部分に置いてあるのがコンロ台。調理するときにはこの上でコンロを使用する)
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←素泊まり組の寝床、冬季小屋の様子
この日の宿泊は10名程で割と空いていた…2階部分は誰もいなかったので着替えとかするときに使えた。
(奥の土間部分に置いてあるのがコンロ台。調理するときにはこの上でコンロを使用する)
小屋内に濡れたものを乾かす場所があったが、ここではあまり乾かなかったので、隣の食事付き部屋のストーブの上に吊して乾かした。
そしてこの夜から雨はとうとう土砂降りに…
翌朝3:00には屋根を叩く雨音で目が覚め、その後8:30まで様子見をしていたが、一向にやむ気配は無いので撤退することに決めた。
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小屋内に濡れたものを乾かす場所があったが、ここではあまり乾かなかったので、隣の食事付き部屋のストーブの上に吊して乾かした。
そしてこの夜から雨はとうとう土砂降りに…
翌朝3:00には屋根を叩く雨音で目が覚め、その後8:30まで様子見をしていたが、一向にやむ気配は無いので撤退することに決めた。
【2日目:8:45聖平小屋出発】
雨が少し小ぶりになった頃合いを見計らって出発!
聖沢登山口までの道はテン場の脇から出ているのでそこまで下っていく。
←殆どの人が出発した後のテン場。停滞を決めたのか何張かのテントが残っていた。
【2日目:8:45聖平小屋出発】
雨が少し小ぶりになった頃合いを見計らって出発!
聖沢登山口までの道はテン場の脇から出ているのでそこまで下っていく。
←殆どの人が出発した後のテン場。停滞を決めたのか何張かのテントが残っていた。
←テン場の中程から左手に折れると、聖沢登山口までの道が始まる。
←テン場の中程から左手に折れると、聖沢登山口までの道が始まる。
←登山道脇にはトリカブトの群生
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←登山道脇にはトリカブトの群生
←トカゲ?サンショウウオ?
この日は雨のせいか大きいミミズ&ヒルなどが登山道に這い出していた。
 ここのヒルは吸血するタイプではないらしい。
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←トカゲ?サンショウウオ?
この日は雨のせいか大きいミミズ&ヒルなどが登山道に這い出していた。
 ここのヒルは吸血するタイプではないらしい。
それにしてもこの辺りはずっと登山道が水浸し!
川というか、池のように水たまりが出来ているので、思ったように歩けないし時間もかかる!
←樹林帯の中へ突入…あれ?3年前にこんな道通ったかな?
それにしてもこの辺りはずっと登山道が水浸し!
川というか、池のように水たまりが出来ているので、思ったように歩けないし時間もかかる!
←樹林帯の中へ突入…あれ?3年前にこんな道通ったかな?
←樹林の隙間から見えた東尾根方面
 ガスの中だけど、あそこをずっと登ってきたんだな〜と感慨深く思った。
←樹林の隙間から見えた東尾根方面
 ガスの中だけど、あそこをずっと登ってきたんだな〜と感慨深く思った。
そしてしばらく行くと対岸からの橋が崩落している現場を通過。
あ、そういえば以前は対岸からこの橋を渡って来た記憶がある。
近くには土砂崩れで道が埋まっている跡もあるし、きっと登山道が付け替えられたんだろう…
そしてしばらく行くと対岸からの橋が崩落している現場を通過。
あ、そういえば以前は対岸からこの橋を渡って来た記憶がある。
近くには土砂崩れで道が埋まっている跡もあるし、きっと登山道が付け替えられたんだろう…
【9:35 岩頭展望台通過】
←ここからは東尾根から流れ落ちる滝が見える
【9:35 岩頭展望台通過】
←ここからは東尾根から流れ落ちる滝が見える
←滝アップ
そして崩壊地のような沢を2カ所連続トラバース
3年前に通過した際、ここで兎岳で痛めた膝が再炎症を起こして激痛に耐えながら下山したよなぁ〜と当時を懐かしく思い出した。
そして崩壊地のような沢を2カ所連続トラバース
3年前に通過した際、ここで兎岳で痛めた膝が再炎症を起こして激痛に耐えながら下山したよなぁ〜と当時を懐かしく思い出した。
←こんな吊橋もあります
←こんな吊橋もあります
【11:00 造林小屋跡通過】
そして聖平から2時間15分で造林小屋跡に到着。ここで少し休憩し再び出発!
この造林小屋跡前後は急斜面を一気に下るので、意外と疲れる所…足下が腐葉土質でフカフカしているのが唯一の救い。
←クマ出没注意!
【11:00 造林小屋跡通過】
そして聖平から2時間15分で造林小屋跡に到着。ここで少し休憩し再び出発!
この造林小屋跡前後は急斜面を一気に下るので、意外と疲れる所…足下が腐葉土質でフカフカしているのが唯一の救い。
←クマ出没注意!
【11:30 聖沢吊橋到着】
急斜面を下って30分ほどで吊橋に到着。
対岸に渡ってしまうと休憩場所が無いので、ここでザックをおろして大休憩を取った。
【11:30 聖沢吊橋到着】
急斜面を下って30分ほどで吊橋に到着。
対岸に渡ってしまうと休憩場所が無いので、ここでザックをおろして大休憩を取った。
【11:40 聖沢吊橋出発】
10分休んで吊橋を渡ると、ここからはアスレチック的な道が始まった。
山腹をトラバースするように進むのだが、要所要所に鉄パイプ等で橋が組まれている。
そして意外と登る登る…道はかなり高巻きしているようだった。
【11:40 聖沢吊橋出発】
10分休んで吊橋を渡ると、ここからはアスレチック的な道が始まった。
山腹をトラバースするように進むのだが、要所要所に鉄パイプ等で橋が組まれている。
そして意外と登る登る…道はかなり高巻きしているようだった。
そしてこの頃になると木々の間から陽光が差し込んできた!!
しかもなんか凄く良く晴れてきたんだけど?どういうこと?
そしてこの頃になると木々の間から陽光が差し込んできた!!
しかもなんか凄く良く晴れてきたんだけど?どういうこと?
樹林帯の先に見える山のガスも取れて、夏の日差しが眩しい!
下山してきたのが間違いだったのかと不貞腐れ、歩くスピードもめちゃくちゃ遅くなっていった。しかし今更もう遅い!気持ちを切り替えて新しいプランを組み立てる。
「今日は椹島でテント泊しお風呂に入ってリフレッシュ、明日はテント連泊したまま空身で笊が岳ピストン、明後日椹島から下山。これでいこう!」
しかし相方はもう帰りたくて仕方ないようで代替プランは却下されてしまった。
樹林帯の先に見える山のガスも取れて、夏の日差しが眩しい!
下山してきたのが間違いだったのかと不貞腐れ、歩くスピードもめちゃくちゃ遅くなっていった。しかし今更もう遅い!気持ちを切り替えて新しいプランを組み立てる。
「今日は椹島でテント泊しお風呂に入ってリフレッシュ、明日はテント連泊したまま空身で笊が岳ピストン、明後日椹島から下山。これでいこう!」
しかし相方はもう帰りたくて仕方ないようで代替プランは却下されてしまった。
【12:57 聖沢登山口到着】
13:10のバスぎりぎりの時間になって聖沢登山口に到着。30分前には到着する予定だったのに、意外と時間がかかってしまった。
登山口にはバスを待つ何人かの登山者と、井川観光バスの係員の方がいて、係の方に聖平小屋の領収書を見せてバスが到着するのを待った。
←聖沢登山口から下ってきた登山道を見てみた。クマとマムシ注意らしいです。
【12:57 聖沢登山口到着】
13:10のバスぎりぎりの時間になって聖沢登山口に到着。30分前には到着する予定だったのに、意外と時間がかかってしまった。
登山口にはバスを待つ何人かの登山者と、井川観光バスの係員の方がいて、係の方に聖平小屋の領収書を見せてバスが到着するのを待った。
←聖沢登山口から下ってきた登山道を見てみた。クマとマムシ注意らしいです。
←バスの車窓から名残惜しそうに去りゆく山を振り返る。 
 背後に見えるのは東尾根?ピークがなんとなく白蓬の頭に見えるんだけど?
 真実は分からないが、今頃山の上も晴れているんだろうか…
←バスの車窓から名残惜しそうに去りゆく山を振り返る。 
 背後に見えるのは東尾根?ピークがなんとなく白蓬の頭に見えるんだけど?
 真実は分からないが、今頃山の上も晴れているんだろうか…
←畑薙大吊橋を通過
 今回の縦走ではここから下山してくる予定だった。
 いつかこの吊橋を渡ってみたい!
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←畑薙大吊橋を通過
 今回の縦走ではここから下山してくる予定だった。
 いつかこの吊橋を渡ってみたい!
【14:10 白樺荘到着】
そして1時間ほどで白樺荘に到着。
聖平小屋で確認した情報だと、乗ってきたバスはここで1時間停車して井川駅へと向かうはずだったが、すぐに出発してしまい乗り遅れてしまった。あれ?何故?1時間あればお風呂に入れるかと思ったのに…
仕方なく自主運行バスの時刻表を見ると14:38の発車。これを逃すともう帰れなくなる。どっちにしろここでお風呂に入ることは出来なさそうだ。
【14:10 白樺荘到着】
そして1時間ほどで白樺荘に到着。
聖平小屋で確認した情報だと、乗ってきたバスはここで1時間停車して井川駅へと向かうはずだったが、すぐに出発してしまい乗り遅れてしまった。あれ?何故?1時間あればお風呂に入れるかと思ったのに…
仕方なく自主運行バスの時刻表を見ると14:38の発車。これを逃すともう帰れなくなる。どっちにしろここでお風呂に入ることは出来なさそうだ。
ここからは自主運行バスなので700円払って乗車。
このバス(というかワゴン車)は地元の人の為のバスという側面があるので、そのルートは地域に密着したもので路地から路地をくねくね…時には民家のすぐ前を通り、開けっ放しの玄関や縁側からは盆飾りが見えたりしてとても懐かしい光景を見ることが出来た。これはこれで興味深いものだった。
そして1時間後、バスは1回のトイレ休憩を挟んで井川駅に到着した。
←井川駅に何故か萌えキャラ?
ここからは自主運行バスなので700円払って乗車。
このバス(というかワゴン車)は地元の人の為のバスという側面があるので、そのルートは地域に密着したもので路地から路地をくねくね…時には民家のすぐ前を通り、開けっ放しの玄関や縁側からは盆飾りが見えたりしてとても懐かしい光景を見ることが出来た。これはこれで興味深いものだった。
そして1時間後、バスは1回のトイレ休憩を挟んで井川駅に到着した。
←井川駅に何故か萌えキャラ?
井川駅に着くと、駅前のお土産物屋?食堂?みたいなところで、おでんとビールを購入。
3年前と同じく名物おばあさんがおでんを盛ってくれた。いつまでもお元気でいて欲しいなと思いつつ、柔らかく煮込んだモツ串を頬張った。
←井川駅で購入した切符 昔ながらの切符で入場の際には入鉄鋏を入れてくれます。
井川駅に着くと、駅前のお土産物屋?食堂?みたいなところで、おでんとビールを購入。
3年前と同じく名物おばあさんがおでんを盛ってくれた。いつまでもお元気でいて欲しいなと思いつつ、柔らかく煮込んだモツ串を頬張った。
←井川駅で購入した切符 昔ながらの切符で入場の際には入鉄鋏を入れてくれます。
【15:57 井川駅出発】
そして南アルプスあぷとラインに乗り込み出発!
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【15:57 井川駅出発】
そして南アルプスあぷとラインに乗り込み出発!
車掌さんが車内放送で道中の見所などを案内をしてくれます。
←車窓から見えた井川ダム
車掌さんが車内放送で道中の見所などを案内をしてくれます。
←車窓から見えた井川ダム
←奥大井湖上駅を過ぎ、レインボーブリッジを通過
 
←奥大井湖上駅を過ぎ、レインボーブリッジを通過
 
昔はこのダム湖の周りをこの路線が通っていたらしい。
昔はこのダム湖の周りをこの路線が通っていたらしい。
←水量が多い時には湖の下に隠れてしまうと言うトンネル跡
←水量が多い時には湖の下に隠れてしまうと言うトンネル跡
←途中の駅でアプト式機関車と連結
←途中の駅でアプト式機関車と連結
←行く手には日本最大の急勾配を誇る線路が見える。
 この勾配を通行するためにアプト式機関車を連結させるらしい。 
←行く手には日本最大の急勾配を誇る線路が見える。
 この勾配を通行するためにアプト式機関車を連結させるらしい。 
←最大勾配を下りながら下を見下ろしてみた。
 眼下に見えるのは今の線路に付け替える前の軌道跡
 今はハイキングコースになっているというので、いつか機会があったら歩いてみたい。
←最大勾配を下りながら下を見下ろしてみた。
 眼下に見えるのは今の線路に付け替える前の軌道跡
 今はハイキングコースになっているというので、いつか機会があったら歩いてみたい。
←車窓から見たアプト式機関車
←車窓から見たアプト式機関車
途中の駅でアプト式機関車を切り離し、ここで5分ほど停車してトイレ休憩
←吊橋の先を機関車あぷとくんが走り去っていく
途中の駅でアプト式機関車を切り離し、ここで5分ほど停車してトイレ休憩
←吊橋の先を機関車あぷとくんが走り去っていく
←歯車が付いたアプト式レール
←歯車が付いたアプト式レール
←橋の下を潜ったりして、電車は奥泉駅を目指す。
←橋の下を潜ったりして、電車は奥泉駅を目指す。
そして奥泉駅で代行バスに乗り換え
今回は13日の大雨で奥泉〜千頭間で土砂崩れの危険があるため振替え輸送だった。
←代行バスの車窓からみた奥泉駅のバス乗り場
 この町は古墳とか縄文時代の出土品とかがあるのだろうか?
そして奥泉駅で代行バスに乗り換え
今回は13日の大雨で奥泉〜千頭間で土砂崩れの危険があるため振替え輸送だった。
←代行バスの車窓からみた奥泉駅のバス乗り場
 この町は古墳とか縄文時代の出土品とかがあるのだろうか?
【18:01】
その後、千頭駅から大井川鐵道に乗り換えて帰途についた。
大井川沿いを走る電車からずっと南アルプス方面の山並みを眺めていたが、下界は晴れているものの稜線上はみな雲の中で、山の上の天気はあまり回復していないようだった。
【18:01】
その後、千頭駅から大井川鐵道に乗り換えて帰途についた。
大井川沿いを走る電車からずっと南アルプス方面の山並みを眺めていたが、下界は晴れているものの稜線上はみな雲の中で、山の上の天気はあまり回復していないようだった。

感想

8月12日から14日の2泊3日で、南アルプス聖岳へ行ってきました。
計画では16日まで4泊5日の行程で光岳まで縦走する予定だったのですが、13日の大雨(静岡では落雷・停電・洪水で大変だったらしい)を受け、最終日まで天気が好転しないと判断して1泊しただけで下山。
まぁ登山口へ下りてみたら快晴だったのでちょっと悔しい思いはしましたが、南アの稜線は相変わらず雲の中だったので、結果的に良い判断だったと思います。

そんな今回の山行ですが、第一の目標はバリエーションルートの聖岳東尾根を登ること。
今年のお盆は天気が不安定だったので直前まで入山ルートが決まらなかったのですが、入山日13日の朝には満天の星空だったので、迷わずに聖岳東尾根から登ることにしました。(雨だったら聖沢登山口から一般ルートを使うつもりだった)
しかしこの好天も早朝のみ。8:00を過ぎた頃から急に曇りだし後はひたすらガスの中…午後雷雨になるようだったらビバークも考えて行動したが、幸いにも風雨のみで雷の兆候は無かったので無事聖平まで辿り着くことが出来た、
それにしても聖岳東尾根……標高差約1800mを一気に登るドSルート。
バリルートとしては踏み跡がしっかりしているものの、急登続きでそれなりに道迷いしやすい箇所もあったり、幾度も倒木を跨いだり潜ったり…
時には生い茂るハイマツの海を泳ぐように潜るように、雨露で全身びしょ濡れになりながら道無き道を進まなくてはならないので、完全に体力勝負!
しかもガスが濃くて視界は悪いし、森林限界突破後は風雨が叩き付けて低体温症の危険を感じたりと、いつ遭難してもおかしくない最悪なパターン…
宿泊予定地の聖平小屋へ着いたときには、もうテントを張る気力も残っていませんでした。

そんなわけで、わざわざテントを背負って登ってきたのに素泊まり決定!
実はこの時、ハイマツ漕ぎで袖口や襟元から入った水滴で、レインウエア内全身びしょ濡れ&靴の中まで水が入ってカポカポという状態だったので、小屋の乾燥室を期待していたのですが、この小屋には乾燥室が無くてちょっとガッカリ。
それでも残り3日の行程を考え、ここで一旦体勢を整え直す為にも小屋泊でちょっと楽をさせて貰うことにしました。
しかしこの日の夜からバケツをひっくり返したような土砂降り!!
今後の縦走行程を考慮して体力温存に努めたつもりだったのに…すっかり縦走する気力を失ってしまった。

翌朝は雨音を聞きながら5:00頃起床。
昨夜は帰る気満々だったのだが、一晩寝て体力が回復したらまた縦走する気力が湧いてきた!「予備日はあるし今日は茶臼小屋まで行ければいいや…たった3時間雨の中を歩くくらい大丈夫だろう!」
しかし相方はもう縦走する気ゼロ…仕方なく下山決定…
そして聖沢登山口13:10のバスに間に合うように8:45頃小屋を出発。
この聖平小屋から聖沢登山口までの道は、ちょうど3年前に荒川三山・赤石岳を縦走した時に下山路として使った道。
当時縦走中に膝を痛め、その激痛に耐えながら6時間以上もかけてこの道を下ったという苦い思い出が蘇った。
そして今回の敗退…3年前も今回も雨&ガスだったし、どうやら私は聖岳〜光岳には縁が無いようだ…。

そんなわけで、今回の縦走で南アルプス全山縦走を達成させる予定だったのですが、途中下山した為に次回へ持ち越しになってしまいました。
残念だけどまた次回楽しみが出来たと言うことで……南アルプス(赤石山脈+白峰山脈+甲斐駒山脈)ラスト約10km区間の踏破、いつか再挑戦したいと思います!


それにしても予備も含め5日分の食料とテント(約15kg/水含む)を担いで登っておきながら山中1泊で撤退…
ガスで景色も全然見られなかったし、ただ歩荷訓練したみたいで凄く虚しい気分のお盆山行でした。


---------------------------------------------------------------
<関連山行記録>
荒川三山・赤石岳・聖岳(鳥倉登山口→聖岳登山口/椹島)その 1日目〜2日目
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-44501.html
荒川三山・赤石岳・聖岳(鳥倉登山口→聖岳登山口/椹島)その◆3日目〜最終日
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-44551.html

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コメント

ゲスト
懐かしき聖岳東尾根
 2004年10月初旬に逆ルートで東尾根を下りました。これは当時はネット上では無雪期の東尾根の記録が1件しかなく、その記録も詳細が無くて夏道の入口が不明だったからです。たぶん椹島近くに下ろされるかと思ったら予想より聖沢登山口に近くて助かりました。

 どうやら当時よりハイマツが伸びているようですね。でも2010年8月に聖岳から白蓬ノ頭を往復した際は、砂礫上に真新しい足跡があって、意外に訪問者がいることがわかりました。でもやっぱりまだまだバリバリのバリルートらしく安心しました。
2012/8/19 5:40
RE:懐かしき聖岳東尾根
gekiyabuさん、コメントありがとうございます。

2004年当時よりはだいぶ増えたと思いますが、無雪期の東尾根の記録はあまりありませんよね。
私も取り付きの場所が特定出来るかという事と、記録を見てもコースタイムが人によってバラバラだったので、果たして聖平小屋に到着できるのか?という事が不安でした。
コースタイムについては、地形図を見てだいたい自分で想像した通りのタイムでした。

ハイマツはもうかなり伸びていると思いますよ。
ネット上の過去の記録を見ても、ハイマツ漕ぎの大変さに触れている記録は無かったので完全に盲点でした!
足下が見えないのは当たり前ですが、枝が太くてしかも絡み合っているので手でかき分けるのも大変!力に任せて体ごと突っ込んでいっても大変でした
(藪に慣れていないので漕ぎ方のコツを知らないだけかもしれませんが…)
gekiyabuさんは藪漕ぎに慣れていらっしゃるようなので、漕ぎ方を伝授して欲しいところです。

そういえばgekiyabuさんも鹿島槍の赤岩尾根を登られたんですね。
私も先月通ったばかりなので懐かしくなりました。
2012/8/19 8:34
お疲れ様でした
雨の中、お疲れ様でした。

東尾根のことは、TIROLさんの記録で知りました。
バリバリのバリルートのようですね!
それと、地図を調べてみたら、標高差が2000mほどもある
テン泊装備で登りきるとは、恐れいりました!

ところで、森番ツアーの解説はいかがでしたか?
2012/8/20 21:22
素晴らしい!!!
-TIROL-さん、こんにちは。
ロング&ハード&シビアな山行き、お疲れ様でした。

聖岳東尾根、是非とも積雪期(といってもたぶん春山で )歩きたいルートです。
-TIROL-さんの仰る通り、水が一番の問題ですね

もう少し涼しくなったら、チャレンジしてみたいなあ
だから暑さに負けず、お山を歩きたいと思います。

お気に入りに登録させて頂きました。
本当にありがとうございます 
2012/8/21 17:23
>masai さん
ありがとうございます。お互いお疲れ様でした。

東尾根は通常冬季ルートとして登られているようです。
私の場合、3年前に聖岳から奥聖岳をピストンしたときに、その先へと続く道を見つけて「いつかこの道から登ってみたいなぁ〜」と思ったのが今回のキッカケです

調べてみたところ、椹島の標高は1123mで聖岳は3013mなので標高差1890mで約2000mですね!
masaiさんのコメントで今気付きました
以前クリヤ谷から笠ヶ岳に登ったときも標高差約2000mでしたが、今回もあの時と同じくそんなに登ったという疲労感はありませんでした。
アップダウンが殆ど無くて登り一辺倒だったのが、私には合っていたようです。

森番ツアーの解説は…
野鳥のさえずりのテープを車内で流しただけでお茶を濁されました。
まぁ、ヒーリング効果があったのか気持ちよく車内で眠れましたけどw
2012/8/22 18:22
>ricalonさん
ricalonさんこんにちは。
コメント、そして労いのお言葉ありがとうございます。

春山シーズンの東尾根ですか!いいですね!
東尾根はもともと冬季ルートらしいですし、水場が一切無いので、夏場よりは積雪期向きだと思いますよ。
それと例のハイマツ地帯も積雪期なら何とかなるかも!?

ricalonさんのレコも拝見しましたが、蝙蝠尾根に行かれたんですね!羨ましいhappy02shine
蝙蝠尾根も水場は殆ど無い(徳右衛門岳のところだけ?)みたいだし大変だったんじゃないですか?それとハイマツ漕ぎも聖岳東尾根同様凄そうですね
私は北俣岳から蝙蝠岳までのピストンしかしてないので、いつかあの尾根に行ってみたいです。

お互い暑さに負けずに頑張りましょう!
2012/8/22 18:43
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