槍穂縦走-西穂まで:少年期の稜線をつなげるおセンチな旅
- GPS
- 56:00
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 3,251m
- 下り
- 2,151m
コースタイム
-9:27槍平小屋9:55-11:27千丈乗越分岐11:54-12:27千丈乗越-13:23槍ヶ岳山荘
9/2(2日目)5:17槍ヶ岳山荘-5:33槍ヶ岳山頂5:42-5:53槍ヶ岳山荘7:03-7:25大喰岳
-7:50中岳-8:47南岳-8:55南岳小屋(停滞)10:37-11:36長谷川ピーク11:48
-11:59A沢のコル-12:46北穂高小屋13:26-13:28北穂北峰-14:19最低コル
-15:09涸沢岳山頂15:31-15:40穂高岳山荘
9/3(3日目) 4:51穂高岳山荘-5:25奥穂高岳山頂5:49-6:37ジャンダルム6:54-7:42天狗のコル
-8:02天狗の頭8:24-8:56間ノ岳-9:40P1-9:53西穂高岳-10:10チャンピオンピーク(P4)
-10:23ピラミッドピーク(P8)10:39-10:52独標(P11)11:12-11:36西穂山荘12:45
-13:18ロープウェイ乗場-ロープウェイ乗車-14:29新穂高無料駐車場
天候 | 9/1 晴れときどき曇りのち雨 9/2 雨のち曇りのち晴れ 9/3 曇りのち晴れのち曇りのち雨 3日間とも晴れ、曇り、雨、すべての天候がミックス、不安定な天気でした |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高の無料駐車場はハイシーズン中は駐車困難。前夜車中泊でも停められないことがあるらしい。 ここがだめだと鍋平の無料駐車場かロープウェイの有料駐車場。 鍋平は余計に歩かなければならないが下山にロープウェイを使うならロープウェイを乗り継がずにすみ、 鍋平駅から徒歩数分なので便利かも。 ロープウェイの有料駐車場は登山口に近いメリットはあるが7時にならないと停められないのと 6時間500円で3日間だと6000円もかかってしまうのがネック。 鍋平に停めるつもりだったが、だめもとで無料駐車場に行ってみたら案の定満車。 それでもどこかに停めさせてもらえないかと係のおっちゃんに泣きついたら 「4駆なら停めるところがあるよ」と案内されたのが写真の場所。 スタックしながら苦労しましたがなんとか停められてラッキーでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはロープェイ駅手前の登山指導所に。用紙もあります。 【登山道の状況】 ●新穂高ー槍ヶ岳 特に危険箇所はないですが、こんなところでブッシュに転落してしまいました。 初の転落でしたが幸いケガもなくすんでラッキーでした。 どんなところでも気を抜いてはならないという教訓をいただきました。 これがあったから後の行程を慎重に行けた気がします。 ●槍ヶ岳ー南岳 特に危険箇所はなかったと思います。 迷うこともないです。 ●南岳ー北穂(大キレット) かなり身構えていたが思ってたほど大変ではなかった。 注意が必要なのは飛騨泣きぐらいでしょうか。 長谷川ピークも慎重に行けばなんてことはなく馬の背に比べると大したことはないです。 ただ気象条件が悪いときは危険だと思います。 A沢のコルから北穂への登りがけっこうしんどいです。 浮き石もほとんどなかったです。 岩が濡れていて滑りやすかったのでそこは神経をつかいました。 この日は天気のためか人は少なかったです。 大キレットから西穂までの岩稜帯は難ルートではありますが◯、X、→などのマークが沢山あり これを見失わなければ迷うことはありません。 このマークが半分だったらものすごい難コースだと思います。 しかし何かに気を取られマークから目を離して流れで歩いているとロストしてしまいます。 まわりを見てマーク類が見当たらなかったら道を間違えてると思って戻りましょう。 ●北穂ー穂高岳山荘 険しい岩場です。 大キレットよりも神経を使いました。 ただこの辺りでは岩はもう乾いていたので助かりました。 浮き石多し。慎重に行ったつもりでしたが私はここで唐沢岳沢あたりで飛騨側に落石をおこしてしまいました(汗)。 飛騨泣きクラスの登りも何カ所かありました。 個人的には今回のルートでは3番目のきつさでしたね。 やはり人は少なかったです。 涸沢岳山頂は山荘から登ってきた人で賑わってましたが。 ●穂高岳山荘ー独標 やはり馬の背、ロバの耳が1番のきつさだったでしょうか。 2番目は天狗のコルからの登り。 ジャンダルムは西穂側から登れば比較的簡単に登れます。 逆層スラブは大したことないです。 全体的に三点支持がしっかりできないと厳しいと思いますが逆にちゃんとできれば問題ないと思います。 個人的にはとても楽しかったですね。 ただちょっとのミスが命取りになりかねないので体力、天候のコンディションが整っていることが重要です。 天狗のコルを過ぎるとエスケープルートがありませんから、夏場は午後の雷雨を避けるためには午前中に通過 したいところです。 私の出身高校はその昔学校行事の西穂登山の帰りに独標で落雷事故に会い生徒11名が亡くなるという大惨事を 起こしています。ここで雷に遭うと逃げ場がありません。 浮き石にも注意が必要です。けっこうありました。落石させてしまった場面も何回か目撃しました。 ヘルメット装着率は半分もなかったと思いますが、よりリスクを回避したいならあったほうが無難でしょう。 人は少なし。 アンザイレンしてたパーティはガイド登山のペアとカップルの2組だけ。 ●独標ーロープウェイ駅 特に危険箇所はありません。 ここからロープウェイから登ってくる登山者で人が多くなります。 服装や装備もがらりと変わります。 【下山後の温泉】 いつもの平湯の森へ。マンネリ気味。 時間が早ければ槍見館に行きたかったのですが。外来入浴は14時まで。 晴れてれば槍を見ながら広い露天風呂に浸かれます。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
ますは思い出話から。
小4で燕岳へ北アデビュー。
翌日は絶好の晴天で眼前に晒された槍までの鮮やかな稜線を見た山岳部出身の父親は気持ちを抑えきれず子供たちの1学期終業式をさぼらせて(!)槍へ連れて行ったのでした。
初めてみた御来光に圧倒され、槍までは絶景を楽しみながらそれまで見たことのない素晴らしい世界に興奮したのを覚えています。
ただ槍に着いた時はガスに捲かれていっさい展望はありませんでしたが。
このときの山体験は大きな感動とインパクトを幼い私に与えてくれました。
この時から家族で北アに行くことが多くなりました。
翌年小5のお盆はパノラマコース(いきなり!)から涸沢に入り奥穂前穂と縦走し岳沢に降りました。
この時は台風が接近していて3日間ずっと雨に降られたばかりか、強い風も伴って最悪の天候でした。
一緒に行った一つ下の従兄弟はあまりのつらさにパノラマコースの途中で泣いてしまいました。
彼は初めての登山だったのです。
小4の子供がはじめての登山で雨の中パノラマコースを登らされたらそりゃ普通泣きますよ。
1泊目の涸沢小屋はほとんどのテント組が山小屋に避難したため布団一つに3人という激混み状態。
2日目は天候がさらに悪化し風雨の中警告を無視してあろうことか子供4人を連れて奥穂へ向かう父親。
穂高岳山荘に荷物と母親、弟、従兄弟をデポ。姉と私だけを連れ横殴りというより下殴りの雨に煽られながら馬ノ背、ロバの耳を文字通り這うようにしてジャンダルムの基部まで行きます。
さすがにジャンダルムは登らずそのまま来た道を文字通り死ぬ思いで奥穂まで戻りますが、ここで父親は道を間違えて西穂方面に行こうとするのを幼い私が標識と違うと指摘して正しい道に戻したのでした。
なんとか無事に山荘に戻ってこれたのは奇跡としかいいようがありません。
こんな酷い体験をさせらたのに、確かに怖かったしつらっかりもしましたが、同時に楽しくも感じていて、これで山を嫌いになることはありませんでした。
今こんな山行をヤマレコに載せたら子供をそんな時にそんな所に連れて行くなんて言語道断と非難の嵐でしょう。
父親がしたことはむちゃくちゃで、非常識極まりないことだと私も思います。
しかしこの時の体験は私にとってはとても貴重な財産になったことは確かですし、今では父親に感謝しています。
家族の中では今でも語りぐさになっているいい思い出です。
お子さんを連れて山に行かれるヤマレコユーザーの方はたくさんお見受けしますが、私の父と違ってみなさんちゃんと安全面に配慮されていて素晴らしいなと思います(当然のことですが)。
子供にとっては大変で危険もありますが、山体験は小さい子供に大きな財産を残すことを私は経験者としてよく知っています。
安全面に充分に配慮して是非続けていただきたいものだとレコを拝見するたびに思うのです。
私時自身も子供たちに山の世界を知ってもらいたくて「もう行かない」というまで連れ回しました。
残念ながら泊まり山行に連れて行ってあげられませんでしたが。
奥穂に登った同じ月の常念燕縦走のときに大キレットを見ていつかはあそこを通って槍穂を縦走したいね、なんて話していましたが、同年晩秋に父親が病死し以後山とは縁遠くなってしまいました。
山の雄大な美しさよりも都会のカオスに、野山の音よりも人工的なノイズに魅かれていったのです。
30後半で山を再開してから、大キレットとジャンダルムの先に行きたいと思い続けていました。今回はついにその思いが実現しました。
少年期のとりわけ思い出深い北ア初山行の槍と命がけで歩いた穂高を大キレットでつなげてジャンダルムの先までつなげる旅。
えっ?テント?ばかをいっちゃいけません。当然小屋泊です。
テント泊の重装備でこの危険なコースを歩くのは私の力量では危険と思ったからです。
重荷にふらついたりしたらアウトですし、状況によってはスピードが要求されるかもしれませんからね。
この冷静な自己分析が自らを助けるのですよ。
決して日和ったわけじゃ、な・い・ん・で・すっ!!!
(結果的に正解だったと思いますが、なぜか心残りが...)
【1日目】
槍まで導入部ということで気が緩んでたのかもしれません。
槍平小屋手前右俣左岸のなんでもない登山道で下山するカップルとすれちがう際、谷側によけたとき、あると思ったはずの岩がなく足を踏み外しそのまま頭からブッシュの中へ転落してしまいました。
幸い草木がブロックしてくれて3mほどで止まり、腕時計のベルトがちぎれただけで擦り傷程度で無事でした。
彼らの責任ではないのにカップルがすみませんと謝ってくれて本当に申し訳ない気持ちと情けない気持ちになってテンションがだだ下がりのまま槍平小屋に着きます。
休憩していると、抜きつ抜かれつしていた私よりやや年配とみられるNさんと会話をします。
聞けば私と同じ行程で西穂まで、しかもテン泊とのこと。
この日はこの時だけの邂逅でしたが、次の日行動をともにすることになります。
はじめは稜線はガスの中でしたが飛騨沢あたりから徐々にガスが取れはじめ千丈乗越で西鎌尾根に出ると
正面に槍、背後に昨年歩いた裏銀座の山々の展望が開け絶景を眺めながら槍を目指します。
槍の肩手前から雲行きが怪しくなり、槍ヶ岳山荘に着いてすぐに雨が降り出しました。
山頂はあきらめ早々に山荘に逃げ込みます。
山荘前の雰囲気は見覚えがあり記憶が甦ります。
ああそうだ、ここで姉弟3人で遅い両親の到着を2時間待ってたよな〜。
この時まで知りませんでしたが、この日9月の第1土曜日は槍ヶ岳を開山した播隆上人を偲ぶお祭り、播隆祭が開かれる日で、夕食の後食堂で盛大に播隆祭が開かれました。
そしてなんと参加者には無料で缶ビール1本、テーブルごとに日本酒1本、枝豆、フルーツ、乾き物などが無料サービスという大盤振る舞い。
私は眠くなったので途中で退席させていただき早々に布団に潜り込み、食堂から聞こえてくる賑やかな声を聞きながら眠りにつきました。
明日の予報はくもり。雨やむのかな〜。
【2日目】
起床すると外はしっかり雨。
しかたなくカッパ着て槍に登りますが山荘に戻っても止む気配がありません。
この日の予定の大キレットは雨天中止のつもりでいましたから槍ヶ岳山荘での停滞も考えましたがとりあえず南岳小屋までは行くことにします。
山荘を出発しテン場を通過中に昨日槍平でお会いしたNさんと再会します。
なんとなく南岳までご一緒します。
途中いったん雨がやみ晴れそうな気配になりかけましたが南岳に着く頃には再び雨、おまけに強風も。
南岳小屋に泊まることを決め小屋に着くなり宿泊申し込みをしようとしましたが受付開始は10:30からとのこと。
小屋には槍からきた同じような人が停滞しておりお互いに空模様をみながらどうしようかと話していました。
風雨の中大キレットに出発する人、そのまま槍平に下って行く人、待つ人、ひとそれぞれ。
Nさんは11時リミットで待ってみるとのことで、私もそれに乗っかりました。
今日大キレットを越えられないと奥穂ー西穂縦走はあきらめなければなりません。
小屋で聞いた予報では午後から晴れるとのこと。ま、予報はあてになりませんが。
待つうちに雨がやみ、風が弱まったので10:30ごろ意を決して大キレットに行くことにします。
この時は北穂小屋に泊まるつもりでいました。
雨で濡れた急な岩場を最低コルまで降りていきます。
途中先に小屋を出た年配のご夫婦がルンゼ状の下りで立ち往生していました。
2人ともストックを手に持ったままです。
先に行かせてもらいましたが、さすがに「ストックをしまって手を使った方がいいですよ」と言わずにはいられませんでした。あのあと大丈夫だったのでしょうか?
思たよりもあっさり長谷川ピークに着き多少拍子抜けの感あり。
しかしキレットの核心はこのあとの飛騨泣きを含む北穂への登り返し。
ここでNさんよりも先に行かせてもらいます。
気を引き締めますがここもてこずることなくクリア。
ガスで展望がないまま通過し大キレットを歩いた実感がありませんでした。
予定よりずいぶん早く北穂小屋に到着。
これなら穂高岳山荘まで行ける。
ただNさんをここで待つことになっていたので、勝手に先に行っていないと心配されるかもと、北穂カレーを食べながらNさんを待ちます。
待つこと30分、テン泊重装備のNさん到着。
この荷物でこのタイムは驚愕です。1時間ぐらい待つことも覚悟してましたから。
Nさんも穂高岳山荘に行くというのでまたご一緒することに。
涸沢岳までは展望も楽しめましたが、ルートの難易度は明らかに大キレットよりも高い。
岩が乾いてて本当によかったです。
最低コルからの登りが特に気を遣いました。
ザレた急傾斜で足がすべると落石を簡単におこしてしまいます。
ほぼ垂直の岩場の登りで確認したつもりでてをかけたホールドが崩れてしまい滝谷側に落石をおこしてしまいました。ちょうど下にはNさんと西穂から縦走してきた方がいたので一瞬凍りつきましたが、幸い落石の方向がずれたので大事にはなりませんでしたが、かなりヘコみました。注意が甘かったと思います。
とりあえず無事に穂高岳山荘に到着。
小屋の前の雰囲気はなんとなく見覚えが。
外のテラスでビールをとNさんを誘いましたが、テント設営もあるし今日は早く休んで明日に備えたいと辞退され、明日の約束はせず、縁があればまた明日お会いしましょうとお別れしました。
結局翌日はお会いすることがありませんでしたが、山経験豊富なNさんと同行(半分はばらばらに行動してましたが)させていただいて大変心強かったです。
この場をお借りして感謝させて頂きます。いろいろとありがとうございました。
さて明日の予報は曇り。どうなることやら。
【3日目】
4時に起き、外に出ると天気良さげ。
今日は予定通り西穂まで行きますか!
日が昇る前の薄明かりの中をまずは奥穂高岳山頂を目指します。
登る途中で御来光が見れるかもと期待してましたが、みるみるガスが湧いてきて寸前で太陽を覆ってしまいました。山頂に着いた時は完全にガスまみれ。
35年前と同じく、槍も奥穂も展望なしです。
また来る理由ができてしまいました。
山頂で朝食をとりいよいよ今回の山行のクライマックス、奥穂-西穂の縦走へ足を出します。
35年前と同じくガスの中馬の背を進みますがあの時とちがって這ってではなく立って進みます。
記憶が鮮明に甦ります。
馬の背のとりつきあたりからまた天候が回復してきてジャンダルム山頂に着いた時は360度の大展望を見ることができました。今回の山行で一番の絶景。
右俣林道、飛騨沢、西鎌尾根、槍、大キレット、北穂、涸沢岳、奥穂と歩いてきルートが一望に見渡せました。
天狗のコルあたりからまたガスが湧き出してついには西穂手前のP1で雨が降ってきてしまいました。
カッパを着てカメラはザックにしまいます。
独標まではまだ油断できないので歩くことに集中します。
なので休憩するはずだった西穂のピークは写真も撮らずにスルー。
ただ雷鳥だけはカメラを出しました。だって、しょうがないじゃないか〜(by えなり)
この辺からローウェイから登ってくる人が増えてきました。
目の前にピークが現れては通過しまたピークが現れて通過、の繰り返し。
ピラミッドピークはまだか?
だんだんじれてきたところで、あるピークの岩に「....ピ...ピーク」と書いてある。
やった!ピラミッドピークか?!
濡れたメガネをふいてよくみると「チャンピオンピーク」だと。がっかり。
ピラミッドピークに着く頃には雨はやみ、大きく2本入れる。
そして数年前ハイキングで来たことがある独標に着き稜線連結完了!!
数年前と同じく真っ白ですが、過去と現在が見事に大きな線でつながりました。
しばし感慨にふけります。
そしてヘルメットをはずし緊張感から開放されます。
開放感と達成感と安堵感その他もろもろ、この感じは今までの山行ではなかった感覚ですね。
独標を過ぎるとふつうの登山道に。下から多くの登山者が登ってきます。
高齢のご夫婦、子供連れ、若い女性、普段着の外人さん、などなど。
世界が一気に現実に戻った気がしました。
丸山ぐらいから再び雨足が強まり西穂山荘に避難。
雨が止まないかなと待ってみましたがやみそうにないので出発します。
途中西穂山荘に仕事できていた高山市の消防隊の方と一緒になりお話しながら下山。
20代かと思いましたが37才ですと、若い!!
錫杖岳へフリークライミングで今度登りたいと言っていました。すげえ。
ロープウェイ駅にあっさり到着し念願の槍穂縦走は幕を閉じたのでした。
今回天気が微妙で判断に迷ったりしましたが、無事目標を達成できて非常に満足です。
落石おこしたり、転落したり反省点も多いですが...
思い出をたどりながら歩く山はまた格別。
今は、まだ行ったことがない山を優先させて登ってますがだいたい行き尽くしたら
父と登った山を再訪してみたいと思ったのでした。
突然レコが消えたので、私が何かやらかしたのかと焦りましたよ。
それはさておき、天気予報がよろしくなかったので、kanoさん、きっと泣きながら涸沢におりたんだろうな〜と思っていました。
ところがドッコイ、踏破したという知らせを聞いてビックリ。
展望もないだろうに、やはりヘンタイだったのか?と思っていましたが、レコを読んで納得しました。ウンウン。
どうしても歩き通したい縦走路だったのですね。
不安定な天気の中、よく頑張った!お見事です。
一般登山道最難関ルートを踏破したからには、あとはもうバリエーションしかないですね。
ところで雉打ちのエピソードが見当たりませんけど?
kanosukeさん、お疲れ様でした〜!!
しばらくお見かけしなかったので心配してましたら、なんと、こんなコースを
私も行きたい!!
なんか、つっこみできない真面目レコで全く困りますなあ〜
長ったらしいレコにおつきあい頂きありがとうございます(ぺこり)。
雉撃ちは北アは山小屋が多いのでちゃんと槍平と南岳でスマートに済ませたのですよ
大キレットで雉撃ちができそうなのは最低コル、北穂、涸沢間だとやはり最低コル、
奥穂以降では天狗のコルあたりでしょうか
ただ遮るものがないので公衆の目に晒されるリスクがあります
天候の判断は非常に難しかったです
2日目に穂高岳山荘に着けなかったら奥穂以降は今回はあきらめようと思っていました。南岳小屋に着いた時はほとんどあきらめていたんですけどね
同行してもらったNさんの存在が大きかったですね
大キレットは風さえなければ多少の雨でも注意していけばそんなに危険じゃないと思いましたが、奥穂ー西穂間は悪天時には撤退したほうがいいと思いました。
この区間の岩場は濡れてるとかなり危険です。
雨の降り出しがもっと早ければ天狗沢を降りていたと思います。
今回geraさんが行かれなくて残念でしたが、
岩が好きな人は堪らないコースですよ。
来年は是非行ってみてくださいね〜
いつもコメントありがとうございます(ぺこり)。
ツッコミどころがなくて大変申し訳ないです
でも、転落のとことかいかがでしょう?
FRESCHEZZAさんなら余裕で行けると思いますよ〜
行ける人は絶対行った方がいいです!
ただ天候だけには注意してくださいね
父との思い出を思い起こしながら登る山というのも素敵ですね。私の父は仕事ばかりで一緒に旅行に行った回数がきわめてすくないのでうらやましいです。
父と子-キャット・スティーヴンス
Cat Stevens - Father and Son
http://youtu.be/Q29YR5-t3gg
私的な長ったらしい思い出レコにお付き合いくださいましてありがとうございます(ぺこり)。
Cat Steavensは初めて聞きましたがいい曲ですね
しみじみ聞かせていただきました。ありがとうございます。
私も最近mickyさんの真似をしてその山行にちなんだ曲を貼り付けたりしてますが、今回Talking HeadsのOnce in a Life Timeを選んだんですが操作ミスでupされてないことに今日気付きました
ろくでもない親父でしたが山へ連れて行ってくれたことだけはとても感謝しています。
mickyさんも1号2号くんたちとたくさん思い出を作ってあげてくださいね
テント泊は災害時にも役にたちますし
kanosukeさん、こんにちは。
槍穂縦走お疲れさまでした!遅いコメントですみません。
槍穂縦走の計画は見ていたのですが、天気がとても不安定そうだったので、
延期されたのかと思っていましたが、行かれてたんですね。
しかも、天候がイマイチの中、一般道最難関ルートをサクっと!凄いっす
思い入れのあるルート、無事に戻って来られて何よりです
私も、いつかこのルートを歩いてみたいです
次は、北鎌とか北方稜線ですかね
私も、小学生の頃、良く家族で山に登っていました。
kanosukeさんのようなハードなヤツではなく、木曽駒、乗鞍、富士山など、どちらかというとお手軽な山登りでしたが、その時の体験は、とても印象深く、今山に登っているのも、その頃の影響がとても大きいと思います。
今回のレコを見て、自分の子供にも、同じような体験をさせてあげたいと、改めて思いました。
大作というより無駄にだらだら長い文章と大量の写真
律儀なcirrusさんのことですから、きっと全部読んでくださったのだと思いますが、貴重なお時間を浪費させてしまい申し訳ない限りです
天候の判断は厳しくしようと行く前に心に決め、実際2日目の朝は今回の予定ルートはあきらめてて3日目に大キレットだけでも行けたらいいななんて思いながら南岳小屋に向かいました
このときすぐに宿泊手続きができていたら停滞してたと思いますが、
受付まで待つ間天候が回復してきたのと途中一緒になったNさんの後押しが大きかったですね
一度でも行ったことがあればもっと早く行く決断をしたと思いますが。
奥穂ー西穂間は朝の天気で午前中は持つんじゃないかと思って、昼までに西穂山荘に着けばいいだろうと決行しました。
天候の悪化がもっと早かったらやばかったかもしれません。
天気の判断に関しては結果オーライだったのであまりほめられたもんじゃありません
cirrusさんなら日帰りで槍平から南岳→大キレット→奥穂→白出沢から下山も可能なのでは?
また別の日に天狗沢からジャンダルム→奥穂→前穂→岳沢とか天狗沢から西穂縦走とか分割払い縦走とか。
2番目のルートを歩いてた人がいましたよ。
cirrusさんも小学生デビューだったんですね。
さすが信州人
お子さんをたくさん山に連れて行ってあげてくださいね〜
cirrusさんはじめ拍手をしてくれたみなさま、長いレコを読んでくださってありがとうございます。
本当に、忘れがたい山行でしたね。
あの時、父と中1の私と、小5のあなたと、風雨の中、ジャンダルムを目指し、穂高岳山荘へ戻るはずが、あなただけ方向が違うと言い続け、なのに父も私もこっちだよ、と意に介さず。
そして「西ホ」のサインを見た私が、「お父さん、西木(にしき)って何?」と聞いたところ、父が「西穂(にしほ)だ!」と叫んで道が違うことが判明、戻ったのでした。
この経験は、その後の人生にも影響しました。
一番年下のあなたが、信大山岳部百戦錬磨の父より全く経験のない小5のあなたが、唯一正しいことを言っていた。私も父同様、方向を見失っていたのに。
年が上だからと言って、数が多いからとい言って、正しいとは限らない。
表銀座縦走と穂高縦走の間に、白馬縦走もしてますよ。
この時は従兄のじゅんちゃんが一緒でした。
あの頃は全く気が付きませんでしたが、白馬縦走、穂高縦走、常念山系縦走と、小さい子ども3人+いとこを連れていった父の豪胆さに、驚かされます。
ホントに、父に連れていってもらった山は、一生の財産でしたね。
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