大日岳 立山から称名滝へ花と展望の縦走

2022年08月01日(月) ~ 2022年08月03日(水)

• GPS: 22:00
• 距離: 40.7km
• 登り: 2,429m
• 下り: 4,354m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:59
• 休憩: 1:15
• 合計: 6:14

8:35 室堂
9:28 9:44 一の越山荘
10:57 雄山
11:13 11:21 立山
11:24 12:02 大汝休憩所
12:09 12:12 富士ノ折立
12:55 12:57 真砂岳
13:53 13:54 別山南峰
14:03 14:08 別山北峰
14:16 14:18 別山南峰
14:49 剱御前小舎

2日目

• 山行: 6:21
• 休憩: 2:31
• 合計: 8:52

5:56 剱御前小舎
6:02 6:11 剱御前山（最高点）
6:32 6:40 剱御前
6:51 6:55 剱御前山（最高点）
7:19 7:21 剱御前小舎
8:20 新室堂乗越
8:40 室堂乗越
9:18 ２５１１ｍピーク
9:29 9:39 カガミ谷乗越
9:52 9:55 奥大日岳
10:13 10:39 奥大日岳三角点
12:26 12:34 七福園
12:40 12:45 中大日岳
12:56 13:51 大日小屋
14:10 14:31 大日岳
14:48 大日小屋

3日目

• 山行: 5:46
• 休憩: 1:30
• 合計: 7:16

6:12 大日小屋
8:04 8:17 大日平山荘
9:15 9:21 牛ノ首
9:31 9:36 猿ヶ馬場
10:11 10:17 大日岳登山口
10:25 八郎坂登り口
10:30 10:50 称名滝展望台
10:52 10:53 路傍園地
10:59 大日岳登山口
11:09 称名滝駐車場
11:10 11:15 称名滝バス停
11:39 11:45 悪城の壁展望台
12:01 桂台
12:20 12:45 カフェnanahime
13:21 13:24 立山駅
13:28 立山駅前第一駐車場

天候

8/1 晴 日没のあとしっかり雨
8/2 晴 夕刻から曇
8/3 未明からガスガス 曇一時雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

立山駅前の第一駐車場(無料)を利用。夏休中ですが平日だけあって少し余裕がありました。
下山後は、称名滝を観光したのちに立山駅へ路線バスで帰るのが一般的ですが、バスの便数が少ないので注意が必要です。ボーっとしているとこのレコみたいになります。

コース状況／危険箇所等

全ルートよく歩かれて不明瞭な箇所はありませんが、
随所に急登急降の岩場があるので、一定の注意は必要です。
一の越から雄山へは、岩場に登下山者が入り乱れ渋滞するイメージがありましたが、
登り(赤の誘導ペイント)と下り(黄色)が明確に分けられ、ずいぶんスムースになった印象。
大日小屋から登山口、特に牛の首から下は急勾配でかつ浮石が多いので注意が必要です。

その他周辺情報

下山後に、立山国際ホテル(立山山麓温泉750円)で汗を流しました。

写真

7/31 18:46

北陸道の行くてに暗雲。
と思いきや虹🌈

7/31 18:51

レインボーブリッジだ。
素晴らしい山行の兆し。かな

8/1 6:41

5:30から並ぶが一便は売切。
Webで買い損ねたのが残念。

8/1 7:08

7:10発の臨時便ケーブルカーに乗車。

8/1 7:35

高原バス車窓から称名滝。
滝も凄いが源頭の抉れが凄い

8/1 7:56

大日連山。今回の主目的地。
縦走して称名滝へ下る。

8/1 7:57

振り返ると、
弥陀ヶ原の先に富山平野。

8/1 8:06

劔岳を見上げたり、

8/1 8:08

雪の大谷の名残を楽しむうち

8/1 8:08

室堂に到着。
背後に立山を一望。

8/1 8:34

立山玉殿の湧水から立山。

8/1 8:36

ゆるキャラ撮影中。
立山町観光宣伝隊長らいじぃと富山県キャラのきときと君

8/1 8:38

足元にはタテヤマリンドウとチングルマの果穂。

8/1 8:40

チングルマのお花畑も。

8/1 8:40

一面に広がる。

8/1 8:55

コバイケイソウも花盛り。

8/1 9:03

いくつも雪渓を横切り、

8/1 9:24

一ノ越から室堂平。
その向こうに奧大日岳。

8/1 9:40

御山谷の先に北アルプス。

8/1 9:42

烏帽子の先に常念大天井。

8/1 9:41

野口五郎の向こうは槍穂高。

8/1 9:41

南の端に笠岳も。

8/1 9:46

イワツメクサに見惚れながら

8/1 9:46

雄山への登り。

8/1 10:03

振り返ると一ノ越が遥か下に

8/1 10:16

岩の隙間からチシマギキョウ

8/1 10:17

三ノ越から室堂と大日連山。
遥か先に富山平野と能登半島

8/1 10:22

烏帽子野口五郎水晶に赤牛。
読売新道はキツかったなあ…

8/1 10:36

すぐ先にイワヒバリが鳴く。

8/1 10:46

一等三角点立山。2991.6m

8/1 10:47

足元に御前沢が切れ落ちる。
小さいながらも氷河の迫力。

8/1 10:54

雄山神社授与所内で参拝し、

8/1 10:47

山頂の峰本社は遠く拝んで、

8/1 10:57

立山の岩稜を縦走。

8/1 11:10

眼下に地獄谷と雷鳥沢。

8/1 11:19

立山最高峰大汝山。3015m

8/1 11:21

遥か下に黒部湖。
奧に赤沢岳や針ノ木岳。

8/1 11:21

黒四ダムの右上に、
空中を進むロープウェイも。

8/1 11:36

大汝休憩所で昼食。
富山の白とろろ昆布に、

8/1 11:39

熱烈中華食堂日高屋の
野菜たっぷりタンメン。

8/1 12:00

さっき登った大汝と、

8/1 12:00

これから登る富士ノ折立を、眺めながらのんびり。

8/1 12:02

しばらく先にライチョウ。

8/1 12:02

ヒナもちょろちょろ3羽。
三ノ沢岳のをリカバリできた

8/1 12:11

富士ノ折立は、
ガスってきたのでパス💦

8/1 12:11

ガスの下に黒四ダム。

8/1 12:20

ガスの切れ間から
地獄谷とライチョウ沢。

8/1 12:28

右に内蔵助カールの雪渓。
これも氷河。

8/1 12:31

砂礫の稜線を彩る、
オンタデとヨツバシオガマ。

8/1 12:56

真砂岳。2861m

8/1 12:56

ガスが薄れて富士ノ折立。
奧に大汝や雄山も続く。

8/1 13:02

行く手には別山。
遠くてちょっとため息(^^;

8/1 13:15

足元に首のない石像。
硫化ガスでお賽銭真っ黒。

8/1 13:16

遠くに明日登る大日三山。
だいぶアングル変わってきた

8/1 13:21

という間に別山が迫る。

8/1 13:50

時折覗く青空に励まされ、

8/1 13:53

別山(南峰)に到達。スーパータフなお姉さんに追い越される(^^

8/1 13:53

日本第二の高所湖沼硯ヶ池。
その先に別山北峰。

8/1 14:06

別山北峰。2880m
お手てつないではいないよ。
📸byスーパータフお姉さん

8/1 14:12

稜線上に剱御前小舎。

8/1 14:29

そのずっと下の剱沢。
スパタフお姉さんのテン泊地

8/1 14:28

イワヒバリ見っけ。
しばし聴き入る。

8/1 14:44

さらに二峰越えて別山乗越。剱御前小舎に到着(^^/

8/1 15:59

今夜の塒。7人で相室。
昔を思えばゆったり。

8/1 16:04

小舎の前から劔岳。堂々。

8/1 16:06

西の直下に地獄谷。
絶え間なく轟音と硫黄臭。

8/1 16:13

チシマギキョウの群落。

8/1 16:14

トウヤクリンドウも。

8/1 16:22

剱を前に、お疲れ🍺

8/1 17:05

質素だが手作りな夕食。
昨年の山小屋との違いに感動

8/1 18:58

てなこと言ってるうちに雨。

8/1 19:06

それでも雲の隙間に、
大日岳と富山平野の夕暮れ。

8/2 4:55

五竜の向こうから日の出。

8/2 4:56

モルゲンロートに染まる剱岳は拝めず残念。

8/2 4:58

剱御前小舎も夜明け。
後ろに別山と立山が並ぶ。

8/2 5:01

朝日を浴びるヤマハハコ。

8/2 5:02

トウヤクリンドウも輝く。

8/2 5:05

剱御前小舎の朝食。

8/2 6:09

出発前に剱御前へ。
でも初めてなのに既視感…

8/2 6:16

剱御前はあっちだった…
間違えて登らず帰ってしもたらどないしてくれんねん⁉

8/2 6:25

ダイモンジソウ。

8/2 6:29

チングルマの果穂。

8/2 6:31

コバイケイソウ。

8/2 6:36

今度こそ剱御前。2777m

8/2 6:41

痩せた稜線が剱岳に続く。

8/2 6:52

登り返すP2792も凛々しい。
後で”剱御前山”と教わるが…

8/2 7:22

別山乗越から奧大日岳へ出発

8/2 7:22

遥か遠くに白山が優美。

8/2 7:38

室堂乗越へけっこう下る。
その分たっぷり登り返し💦

8/2 7:57

コバイケイソウと奧大日岳。

8/2 8:10

眼下に雷鳥坂と地獄谷。
活火山の噴火口と一目瞭然。
昨夜も轟々とうるさかった。

8/2 8:14

雪渓の向こうに奧大日の稜線

8/2 8:30

タテヤマリンドウ。

8/2 8:32

遥か下に地獄谷からの渓谷。
流れ下った先で称名滝へ。

8/2 8:49

深い谷の向こうに立山道路の
走る天狗平。右下から朝一便のバスが登ってくる。

8/2 8:58

ニッコウキスゲの群落。

8/2 9:07

谷の向こうに剱岳と剱御前。

8/2 9:20

クルマユリが鮮やか。

8/2 9:31

称名川の深い谷。

8/2 9:55

谷の向こうに広い弥陀ヶ原。

8/2 10:00

今が盛りのクルマユリ。

8/2 10:03

シナノキンバイ。

8/2 10:04

ベンガラの残る雪渓を渡る。

8/2 10:19

奧大日岳。2605.9m

8/2 10:23

富山と言えばますの寿し。
今日のヤマ麺はパス。

8/2 10:37

クサリ、ハシゴの急降下も。

8/2 10:34

ヤマハハコ。

8/2 11:00

キヌガサソウ。

8/2 11:10

シモツケソウ。

8/2 11:31

カライトソウ。

8/2 11:33

ハクサンシャジン。

8/2 11:53

登り返しの始まり。

8/2 12:33

チングルマとコイワカガミ。

8/2 12:36

池塘の浮橋を渡る。

8/2 12:45

中大日岳。2500m

8/2 12:50

眼下に大日小屋。
ちょっとヘロヘロ(^^;

8/2 13:06

日は高いがとりあえず🍺
つかれを癒す。

8/2 13:38

早々とチェックイン。
今夜の塒を確保。

8/2 14:17

空身で大日岳。2501m
山名板でエアギター♬

8/2 14:27

正面に剱岳。早月尾根も別山尾根もカッコいい。

8/2 14:35

二日間歩いた立山から別山と奧大日から中大日の稜線。

8/2 14:45

今日もライチョウと邂逅。
まだ若いのかお一人様。

8/2 17:26

大日小屋の夕食。

8/2 18:38

雲行き怪しいが雲海の夕陽。

8/2 18:42

剱岳もちょっとだけ残照。

8/2 19:27

ランプの宿が売り。

8/2 19:25

そのランプの灯りでお湯割り

8/3 5:30

明けて大日小屋の朝食。
朝はランプも点いてない(^^

8/3 6:18

ガスガスの中を下山開始。

8/3 6:24

今日のお花ロードは、
クルマユリのツインから。

8/3 6:41

ヤマブキショウマ。かな

8/3 7:01

激下りの連続。
花を見る余裕のない人も。

8/3 7:06

ニッコウキスゲの群落。
写真以上に見事。

8/3 7:07

別嬪なツイン。

8/3 8:05

大日平小屋。休業中。

8/3 8:18

大日平の池塘にワタスゲ。

8/3 8:23

オオコメツツジ。かな

8/3 8:27

オトギリソウ。

8/3 8:29

ワレモコウ。

8/3 8:39

大日平が終わるころ、
ガスが晴れて富山平野一望。

8/3 9:00

タマガワホトトギス。

8/3 9:11

牛の首のあたりから、
転がるように下る。

8/3 9:17

ようやく谷底が見えるが、
まだまだ延々下る💦

8/3 9:20

花火のようなシシウド。

8/3 10:16

ようやく登山口。

8/3 10:27

アカトンボ。
山にもいっぱいいた。

8/3 10:31

ミストシャワーが快適。

8/3 10:37

ゴールの称名滝。豪快。

8/3 10:43

パンパンのパンで一息。
したのが大間違い💧で、

8/3 11:12

バス停でゲッ❢❢

8/3 11:13

バスに乗り遅れた(゜Д゜;)
12時台ってないの⁉

8/3 11:30

2時間は待てず、
悪城の壁を見上げながら、

8/3 11:32

歩いて立山駅を目指す。
あの壁の上を高原道路が通る

8/3 12:20

nanahimeの前で雷雨⚡
迷わず雨宿り。

8/3 12:31

ジンジャエールで一息。

8/3 12:46

対岸の壁に立山有料道路。
見えるだけで三段。凄っ

8/3 12:51

歩く道路脇にはクルミの木。
秋に通りたい(^^♪

8/3 13:17

橋を渡った上に立山駅。
やっと帰ってきた。

8/3 13:24

駅直前で称名滝からのバス。
抜かれてもた(笑)

8/3 13:59

立山国際ホテルで汗を流す。
ヌルスベの重曹泉でさっぱり

8/3 16:41

帰路の小矢部川SAで軽食。
t)富山ブラックにますの寿し

8/3 16:43

i)氷見うどんに白えび天ぷら

8/3 22:12

渋滞もなく帰宅。
とりあえずお疲れさま🍺

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ココヘリ 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル インナーシーツ ツェルト ナイフ カメラ ストック チェーンスパイク(前回はこれがなくて撤退したが､今回は必要局面なし)

感想

ikomaniyon

三年前、リサーチ不足準備不足で撤退した大日三山👇 へリトライです。
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1927590.html
後で訊いたところでは、この年は特に残雪が多かったそうですが、
完全に夏山気分に浮かれていて、長引く梅雨に天候の心配こそすれ残雪のことなど頭になく、
軽アイゼンを持っていなかったため、雪の張り付く室堂乗越を見上げて大日を断念した、
無念と反省の撤退でした。
今回は、準備したチェンスパの出番は気配すらない、咲き乱れる花々と北アルプスの大展望を満喫する、気持ちのいい縦走でした。
リトライだけではもったいないからと、立山から真砂岳や別山を縦走して、
10年前に登り残して👇 未踏のままだった剱御前からも剱岳の雄姿を眺められ最高でした。
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-213435.html
※三年前の企画でご一緒したモリーさんは、昨年、室堂から直接大日三山に登り大日平小屋
　で一泊するルートを、やはり奈良労山で企画されお誘いいただいたのですが、
　ランプの宿の大日小屋に泊まり夕日に染まる剱岳を見たいからと参加しませんでした。
　正直なところ行けばよかったかなと思う気持ちもありましたが、待って正解でした。
　結果オーライですが、欲張ってみるものですね。
※称名滝まで下りてホッとしたのか、まったり滝を眺めてしまいバスに乗り遅れました💧
　ちゃんとダイヤは調べていたのですが、大日平あたりで昼食も摂って下山して、
　13:10発の便に余裕で乗る予定だったので、意外な健脚(笑)で早く着きすぎてしまい、
　油断してしまいました。
　まさか12時台の便がなく、11:00の次が13:10だなんて(≧▽≦)
　待つのが嫌で、立山駅まで計画になかった6�劼諒淨司發�💦
　おまけに途中で雷雨に降られるおまけつき…。
　幸い、途中に一件しかないカフェnanahineの前にさしかかったときだったので、
　雨宿りがてら冷たいジンジャエールで休憩できてラッキーだったかも。
※健脚といえば、別山で追いつかれ北峰で写真を撮っていただいたお姉さん。
　翌日も奥大日岳への稜線で追いつかれましたが、前夜は剱沢でテン泊し、今朝、空身で別山
　に登り返してご来光を拝み、剱沢に下りてテントを撤収、剱御前にも登ってきたとのこと。
　おまけに今日はそのまま称名滝まで下りると聞いて絶句。最終15:30なんだけど…
　お元気でと言われてため息が出ました(^^;
※オルベスコ(気管支喘息の薬)を忘れて行ったため登りはもれなく呼吸が乱れて💦
　まあそれは次への反省として、問題の右股関節はやはり足が上がらず今回も苦戦。
　そこそこ岩場の急登降もあったので痛みも出てきて、週末の武木川の沢登りは断念。
　未練を残さないよう、大日山荘の前からリーダーのkotetuさんにお断りLINEしました💧
　やはり、この夏の沢はもう難しいようです。