南アルプス南部縦走(光岳・聖岳・赤石岳・悪沢岳)
- GPS
- 38:51
- 距離
- 61.2km
- 登り
- 6,239m
- 下り
- 5,613m
コースタイム
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 9:49
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:38
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:06
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:26
天候 | 8月6日:曇り時々雨,のち晴れ 8月7日:晴れのち曇り,一時雨 8月8日:晴れのち曇り,一時雨 8月9日:曇り一時雨,風強し 8月10日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・毎日あるぺん号 木曽駒・戸台口・鳥倉・芝沢方面 https://maitabi.jp/parts/detail.php?t_type=&course_no=21189 帰り:椹島 12:45 =(東海フォレスト送迎バス)= 14:00 畑薙第一ダム 14:25 =(静鉄ジャストライン南アルプス登山線)= 17:50 静岡駅 ・東海フォレスト送迎バス https://www.t-forest.com/alpsinfo/bus/ ・静鉄ジャストライン南アルプス登山線 https://www.justline.co.jp/news/20220607/11270/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
8月6日:京王八王子=芝沢ゲート〜易老渡〜易老岳〜光岳〜光岳小屋 京王八王子駅に0時ごろ集合し,時間通り木曽駒・戸台口・鳥倉・芝沢方面のバスに乗り込む.時々休憩を挟みながら3時半ごろに伊那大島駅に到着.ここで,戸台口,鳥倉,芝沢の各方面に向かう人はバスから降ろされ,それぞれ別のタクシーに乗り換える.この日,芝沢ゲート行きに乗っていたのは自分達含め3人だけだったので,小型タクシーでさらに2時間ほどかけて芝沢ゲートに向かった. 芝沢ゲートには数十台分の駐車場,登山案内所,そして仮設トイレが設置されている.ここに至るまで,かなりの悪路を走ることになるので車酔いしやすい人は要警戒.登山案内所には男性が2人常駐しており,ここで登山計画書を提出してからゲートをくぐる.芝沢ゲートから易老渡までの区間は,一般車両通行禁止だが,自転車は通行できるため,易老渡の登山口には複数台の自転車が停められていた.4kmほど林道を歩いて橋を渡ると本格的な登山道が始まる. 易老渡から主稜線に向けて標高差にして1500mほどを一気に登る.途中ゆっくり休憩できる箇所は面平や2254.5mピークなど限られているため,無理せずじっくり攻めたい.この日は曇りで湿度が高かったため,大粒の汗を垂らしながら5時間ほどかけて易老岳の頂に立った.樹林帯の登りで眺望もほとんどないため,心理的にもとてもしんどかった.易老岳の山頂は山頂部は広く,山頂標が登山道脇の広場の片隅に置かれているので分かりづらい.易老岳から三吉平までは比較的平坦な稜線歩きとなる.この区間も特に眺望はないが,三吉ガレと呼ばれる西に開けた場所が1箇所だけある.三吉平を過ぎると登山道は沢へと入って行き,再び傾斜が急になる.この沢を登り切った源頭部が静高平で,お花畑が広がり,水場が設置されている.光岳小屋にも水場はあるが,往復20分ほど急な坂を上り下りすることになるので,ここで水を汲むことが推奨されている.ここで水汲みを済ませてさらに進むと,イザルガ岳への分岐に出る.この先はセンジヶ原と呼ばれる平原で,木道が敷設されており,非常に歩きやすい.木道の先に光岳小屋が建っている. 光岳小屋で受付を済ませてテントを張る.小屋前のテント場は埋まっていたので,小屋の少し下にあるテント場に移動した.お手洗いは小屋脇にバイオトイレと汲み取り式トイレの2棟あり,バイオトイレは小屋で発電機が稼働している時にしか利用できない.この頃になると,雲が切れて晴れ間も覗くようになった.荷物を置いて空身で光岳山頂に向かう.小屋から山頂へはなだらかな登山道で,10分ほどで山頂に到着する.山頂は木で覆われており眺望はない.ただ,10mほど西に展望台が設けられており,そこからは,加加森山や池口岳,大無間山などを望む.さらに奥に行けば,光石もあるのだが,登りの疲労もあって光石はパスして光岳小屋に戻った.16時前に小屋に戻ったので,すぐに夕食を作って,翌日は3時起床として就寝した. 8月7日:光岳小屋〜イザルガ岳〜易老岳〜仁田岳〜茶臼岳〜上河内岳〜聖平小屋 光岳小屋を4時半ごろに出発してイザルガ岳へ向かう.イザルガ岳の分岐に荷物をデポして,カメラだけ持ってイザルガ岳の山頂へ.イザルガ岳はのっぺりとした開けた山頂部をもち,富士山や聖岳,南ア深南部の眺望が素晴らしい.この日は天気が良かったので,最高のご来光を楽しめた.その後,前日と同じ道を引き返して,易老岳まで戻る.道中,木々の間から顔を出す聖岳や,三吉ガレから見る西方の景色が素晴らしい.易老岳から先はしばらくアップダウンの少ない登山道が続く.鞍部を過ぎると急な登りが始まり,ここを登り切ると希望峰に至る.このピークは大した眺望もないイモピークだが,そこから南に進んだ仁田岳は富士山はじめ,聖岳や上河内岳の眺望が素晴らしい.ややハイマツがうるさい道だが,このピークは是非行っておきたい.希望峰からは茶臼岳,上河内岳と稜線伝いにピークを討っていく. 茶臼岳に差し掛かる頃には雲が湧き上がり,眺望は無くなってしまった.その後,茶臼小屋方面への分岐と別れて少し進むと,窪地に広大な草原が広がっている.雲が少し切れて日が差してとても気持ち良い.その後も天気は曇ったり晴れたりを繰り返した.森林限界を超えしばらく登ると上河内岳の肩に出る.ここに荷物をデポして上河内岳の山頂にピストンする.山頂に立つと,これから歩く稜線が所々顔を覗かせるが,結局最後まで聖岳は顔を出さなかった.この後は,南岳を経て森林限界下に下り,聖平小屋を目指す.聖平小屋は,主稜線から聖沢方面に5分ほど木道を歩いたとコルに建っている.小屋前に水場と広々としたテント場を持ち,お手洗いが清潔な水洗トイレで非の打ち所がない.携帯電話は通じないが,主稜線に戻れば,微弱ながら各社の電波が入る. 小屋についてしばらくするとパラパラと雨が降り始めた.小屋前のベンチには屋根があるので,そこで晩御飯を作って食べた.百名山99座目だというおじさんとのおしゃべりに花が咲く.夕飯を食べ終わってからも時間があったので,小屋でお酒を買って小宴会を催した.翌日も3時起床として19時前に就寝した. 8月8日:聖平小屋〜聖岳〜兎岳〜大沢岳〜百間洞山の家 前日と同時刻に起床して朝食を摂り、4時半前にテント場を出発。空は明らんでいるように見えるものの、ベールのような薄雲に覆われていた。標高2600mほどまではガスの中の山歩きとなった。そのあと雲から抜け、薊畑に着く頃には後方に上河内岳、そして東の稜線越しに富士山が見えるようになった。やがて森林限界を超えると、雲海に浮かぶ聖岳や富士山、兎岳の眺望を楽しめる。ここまで来ると小聖岳の山頂は近い。小聖岳から見上げる聖岳は壮大で、圧倒的な威容を誇っている。 小聖岳から細い岩尾根を辿って聖岳の山頂に向かう最後の登りに取り付く。最後の登りと言っても、壁のような急坂が標高差で250mほど続く。ここを登り切れば絶景の聖岳山頂だ。聖岳山頂からは、先述した山々に加えて赤石岳や仙丈ヶ岳、北アルプスなどを一望のもとに見渡せる。さらに片道10〜15分ほどの奥聖岳まで足を伸ばせば、赤石岳の影から悪沢岳も顔を出す。体力と時間が許せば、静謐な奥聖岳も討っておきたい。しかし、この絶景は長くは続かず、7時半頃から雲が湧き上がってきてしまった。 山頂を後にして兎岳に向かう。一旦350mほど下り、その後200m弱登り返す。聖平小屋から聖岳の700mの登りに比べれば大したことはないが、所々足元が悪く歩きづらい。崩落地の縁を歩く箇所もあり、踏み抜きや落石に注意。聖岳から兎岳の稜線は赤チャートが露出しており、登山道の土が赤っぽいのが特徴である。結局、この日は聖岳の山頂を出発して以降、雲が完全にとれることはなく、兎岳の後に続く中盛丸山、大沢岳と眺望はゼロ。大沢だけの下りは大岩のゴーロが広がり、少々下りるのに苦労した。また、やはり所々崩壊地の縁を通る箇所があるため、足元には十分注意したい。 百間洞山の家は大沢岳から下り後、百間洞の沢に沿って5分ほど歩いた場所にある。水場やお手洗いは小屋に併設で、近くを流れる沢の水は利用不可。テント場が最も近くて小屋から3分ほど離れており、さらに高低差も大きいため、水汲みやお手洗いがやや不便である。百間洞山の家の名物といえば、揚げたての豚カツだが、今は宿泊予約者のみの提供のようだ。この日はテント設営後、夕食を作ろうと外に出ると雨が降り始めた。14時ごろから16時過ぎまで強くなったり弱くなったりを繰り返しながら雨は降り続き、その間にテント内で夕食を済ませた。その後もテントから出る気が起きなかったので、3時間くらいひたすらだべって19時前に就寝した。 8月9日:百間洞山の家〜赤石岳〜荒川小屋〜悪沢岳〜千枚岳〜千枚小屋 前日よりも早めの2時半に起床し、4時前にはテント場を出発。この日は朝から濃いガスに覆われていた.前日同様,高度を上げればガスが晴れることを期待して登り始めたが、高度を上げれば上げるほど、ガスは濃くなり風は強くなる。この日まで登りは半袖短パンで通してきたが、寒さに耐えられず、百間平で上着を着込んだ。百間平は開けていて天気さえ良ければ絶景スポットなのだろうが、この日は寒いだけなので、足早に先に進む。なだらかな稜線歩きから、トラバース気味の斜面へと変わり、徐々に標高が上がっていく。危険箇所はないため、難なく歩けるのだが、状況はますます悪化。雨も降り始めて立ち止まるとたちまち体が冷えてしまう。赤石岳山頂は写真だけ撮って早々に立ち去った。 赤石岳から小赤石岳の肩にかけての稜線は、本山行屈指の絶景空中散歩になるはずだったのだが、、、その夢は儚くも潰え、暴風雨の中、先を急ぐことにした。小赤石岳の肩から下って大聖寺平を過ぎると、道は主稜線を外れてトラバース道となる。荒川小屋まで足を進めて、少し長めに休憩を取った。そこからは再び荒川岳に向けての登り返しとなる。傾斜が徐々に増していき、それに従って息も上がるが、登山道脇の高山植物のお花畑に癒される。と言っても、雨が止んで風が弱まったとはいえ、ガスが晴れたわけではなく、相変わらず眺望はゼロ。荒川前岳や荒川中岳でも手短に写真を撮影してすぐに撤収。 しかし、悪沢岳に近づくと時々雲がやや薄くなり始めた。最後の悪沢岳に向かう登りに取り付くと、一瞬、山頂方面と青空が顔を見せた。これに元気をもらって登りに取り掛かる。荒川中岳とのコルから悪沢岳へは200m近く登り返すことになる。最初の100mはガレ場や急な岩場があるため、やや注意が必要。残りの100mは危険箇所もなく、ひたすら山頂に向かって登るのみ。悪沢岳の山頂は風こそ強いが、時々日も射しできたので、風が避けられるところで荷物を下ろして小休止した。 悪沢岳が本山行最高地点であり、ここを過ぎればあとは基本的に下るだけになる。まだ丸山と千枚岳の2座が残っているが、登り返しはほぼ誤差程度だ。丸山はおそらく、数ある丸山の中でも日本最高峰の3032m。のっぺりとした山頂部を持ち、西側以外に向かって開けていて眺望が素晴らしい。丸山に着く頃には、かなり天候が回復してきたので、ここでも休憩を取った。千枚岳は丸山の雰囲気とは打って変わって、岩っぽい山である。山頂近くはやせた岩稜で、1箇所だけだがハシゴもある。と言っても、多少注意が必要な程度で、それほど神経質になる必要はない。 千枚岳を過ぎれば、よく整備された歩きやすい登山道を下り、千枚小屋をそれほど遠くない。この日は千枚小屋に小屋泊。翌日の東海フォレスト送迎バスを利用するためには、小屋素泊まり以上が必須なので仕方ない。17時の夕食まではかなり時間があったので、コーヒーを淹れたり小宴会をしながら時間を潰した。小屋の夕食はハンバーグをメインに、ご飯と味噌汁がおかわり自由なのが嬉しい。翌日に向けて準備するものもないので、食後も適当に時間を潰して就寝。 8月10日:千枚小屋〜椹島=畑薙第一ダム=静岡駅 朝食が5時なのでそれに合わせてゆっくり寝ようと思ったのだが、夜中はおじさんのいびき、朝方は他の人がゴソゴソと準備を始めるので、あまり寝られず3時半過ぎに起床。天気は晴れて富士山の眺望が素晴らしい。カメラを手に星空と富士山を眺めながら朝食を待つ。小屋の朝食は魚メインで、前夜同様、ご飯と味噌汁はおかわり自由。サクッと済ませて5時半ごろに出発した。 この日は椹島まで下りるだけ。登山道も眺望に乏しいため、キノコにやたら詳しい同行者の後輩と、珍しいキノコを探しながら歩く。私は全くの素人でそれほど興奮しなかったが、アカジコウやショウゲンジなどの希少キノコを発見した後輩は大興奮だった。道中、見晴台と岩頭見晴の2箇所ほどビューポイントがあり、そこからは赤石岳や悪沢岳が綺麗に見える。危険というほどではないが、岩頭見晴の手前の岩場や、椹島に近くの急な斜面はやや足元注意。最後は千枚大吊橋を渡って林道を15分ほど歩くと、ゴールの椹島ロッヂにたどり着く。 椹島ロッヂ周辺にはいくつか建物がある.写真館やレストハウス,屋外トイレは木造だが,ロッヂ自体は工事現場のプレハブのような建物である.レストハウスで帰りの送迎バスとシャワー利用の手続きを済ませる.シャワーは1回500円でシャンプー,ボディーソープ付きだが,浴槽は利用できない.シャワーを浴びてからレストハウスで昼食を食べ,テントを乾かしたり荷物を整理したりしていると,送迎バス出発の時間になった.バス車内ではヘルメットを着用し,所々穴ボコの空いた道を1時間ほど走ると畑薙第一ダムに到着する.ここで静鉄ジャストラインに乗り換える.その後は,2回の休憩を挟みつつ3時間半かけて静岡駅に至る.最後に,駅近くの焼肉屋で打ち上げをして,各新幹線で帰途についた. |
その他周辺情報 | ・駐車場 芝沢ゲートに数十台程度の駐車スペースあり. 畑薙第一ダムの下流側に大規模な臨時駐車スペースがある. ・トイレ 芝沢ゲートに仮設トイレあり.登山道上には山小屋以外にお手洗いはない.芝沢ゲートで大便を入れて持ち帰るための袋を無料で配布していた. ・水場・売店 コース上に水場は点在しているが,基本的には各小屋で補充.ただし,避難小屋には水場がない場合もあるので,事前に要確認. ・温泉 椹島ロッヂで1人500円でシャワーのみ利用可能.(シャンプー・ボディーソープあり) あるいは,畑薙第一ダムから徒歩30分ほどの赤石温泉を利用することもできる. |
写真
装備
個人装備 |
ザック
ザックカバー
シュラフ
シュラフカバー
登山靴
ゴアマ
山シャツ
ジャージ
フリース
セーター
靴下
地図
コンパス
マップケース
笛
銀マット
ヘッドランプ
軍手
ライター
替え電池
テーピング
ガムテープ
新聞紙
キジペ
ブキ
コウゲキ
ナイフ
行動食(4 日分)
非常食(1 日分)
米 3 合
タオル
お金
保険証
ポリタン 3
時計
日焼け止め
帽子
|
---|---|
共同装備 |
3人用テント
鍋 2
おたま 1
しゃもじ 1
EPI ヘッド 2
EPI 大 缶 2
ラジオ 1
ファーストエイドキット 1
|
感想
会社の夏休みを利用して4泊5日で南アルプスの南部を縦走してきました.もとを辿れば,6年前の大学2年生の頃に,学生のうちに南アルプスの百名山に全部行っておきたいと思って,9泊10日で南アルプスの百名山全山制覇を狙って作った計画がありました.諸般の事情で,それ自体は計画倒れになってしまいましたが,去年の3泊4日南アルプス北部縦走と合わせて,南アルプスの百名山を全山制覇できました.(ただ,山バッジが全部揃っていませんが・・・)
山行計画については,一応計画通りに山を回れたので,概ね満足はしているのですが,やはり4日目に天気が崩れたのは悔しいです.晴れ予報で期待していただけあって,すごく残念でした.赤石岳,悪沢岳の2座は必ず晴れた日にリベンジしたいと思います.他の2座に関しては,特に聖岳においてはこの上ない眺望が得られたと思っています.
山域に対する感想としては,改めて南アルプスの良さを認識できたかなと思います.北アルプスよりも山容が雄大で,個人的には南アルプスの山々の方が好きです.(単純に標高が高いというのもありますが笑) 唯一気に入らないのは,山が深くて特に南部は交通の便が非常に悪いこと,そして登山口の標高が低いくせに森林限界が高くて,樹林帯を長距離歩く必要があるということです.特に初日は毎回辛いです.ただ,どこの山小屋も綺麗で,お手洗いやテント場,水場に至るまで非常に良く手入れされているなと感じました.
これで南アルプスの百名山は全部制覇しましたが,深南部のバリエーションルートや藪漕ぎに入ったことがありません.しかし,同行した後輩と話す中で,深南部へ行くモチベーションが俄然高くなりました.現状,きてくれるメンバがいるか不透明なので,人集めから始めなければなりませんが,いつか合地山などにも登って,百名山ではなく全山制覇してみたいですね笑.
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